カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

音楽。

2011-12-03 07:29:16 | Weblog

今朝は地震直前に覚醒。蒲団のなかで、あ、いま揺れ始めたぞと天井を見上げると緊急地震速報のエリアメールが久々に届いて携帯電話が大きな音で鳴った。結構長く、ゆっくり横揺れしていた。



このところずっと思うことは、次元や宇宙を超越して通じるものはやはり「人間の考える観念であるところの『言語』」ではなくて「音楽のようなもの」なのだろうなということ。一昨日の朝、先日NHKFMで放送された、今回の日本音楽コンクール作曲部門入賞作品を特集した番組を録音しておいたものを聴いた。なかでもとりわけ、江原大介氏(第3位)の作品に惹かれた。江原氏の作品は、聴き手の心にすうっと優しく響いてきてこの上なく美しい。次元や宇宙を超越して通じるような音楽とはこういう作品だろうなという気がした。そういえば、かつて若き高橋悠治氏は秋山邦晴氏のインタビューに答えて次のような意味のことを語られていた。「なぜ作曲をするのか、ですが、ぼくはいまの地球文明が滅んだあとここにやってくる宇宙人に聴いてもらうために音楽を書いています」と。そんなことを思い出した。

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