カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

最終行

2011-02-16 06:05:02 | Weblog

 メモです。


全宇宙が親しげにぼくをこづいたような気がした。
(ローレンス・ダレル作・高松雄一訳『アレキサンドリア・カルテット』最終行、最後の一文)


その原文はこうです。

And I felt as if the whole universe had given me a nudge!

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もやもや

2011-02-15 21:14:12 | Weblog
何かの罰のやうに身体が痛む。ただ座つてゐることすらも苦痛で、身体を小刻みにずらしてみるが、痛みの波は吐き気とともに襲つて来る。置き所のない身体を持て余しながら、ローレンス・ダレルが小説『アレキサンドリア・カルテット』の第一頁に書いた一語、escapeを強烈に夢見てゐる。。。。というようなもやもやを短歌に詠んでみたくて、ずっともがいています。
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岡本喜八監督

2011-02-14 17:38:52 | Weblog

今月12日から26日まで、池袋東口の新文芸坐で「鬼才・岡本喜八 七回忌 はじめての人のための岡本喜八」特集が組まれています。これは、喜八監督の30作品を日替わり二本立てで15日間スクリーンにかけてくれるという大変魅力的な企画。おとといの初日が三船敏郎、鶴田浩二という二大スターが共演の「暗黒街の顔役」と「暗黒街の対決」の二本立て、昨日の二日目が仲代達矢氏主演の「斬る」と「殺人狂時代」の二本立てでした。

初日の二本は、物語の流れがなんとも不器用でありきたりで退屈で歯がゆくて、作品の良さがまったくわかりませんでした。見終わってため息をつきながら「暗黒街シリーズは喜八監督作品のなかでは駄作ではなかろうか」と思ってしまったほどでした。それに比べて、昨日二日目の二本は素晴らしかったです。プロットがどちらも巧みにできていて見ている者を終始飽きさせない作り。非常に面白かったです。さすがに喜八監督の傑作だと思いました。

今回の特集上映、さすがに全日程は見られませんが、機会があればあと何回か見てみたいものです。

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桜森

2011-02-12 14:11:40 | Weblog
昨日、お寺からの帰り、ジュンク堂書店池袋本店で、河野裕子先生の第三歌集『桜森』(新装版)を購入。


河野先生にはご生前刊行された14冊の歌集がありますが、私はそのうちでとりわけ第二歌集『ひるがほ』と第三歌集『桜森』に収載されている作品たちが好きです。



今朝は、職場への通勤途中のポストに塔月例詠草10首を投函。今月はあと、月末までに新しい連作30首を詠んでみたいです。
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十首めも。

2011-02-10 23:47:31 | Weblog
短歌メモから、です。


聖堂の水際(みづぎは)セロ弾きタオル濡らす ブルネグロ末尾に音引きなきこと


ブルゾンは星空に吊られてほつれありブルネグロ飛行男爵遺愛の


夜つぴいて酒場のピアノは歌ひたり祖国よ独リツどく立せよと


旧元首ブルネグロ飛行男爵邸跡はヒビヤ公園脇なる空き地


「ブルネグロさま、ブルネグロさまはおやさし」と小声でうたへ 夜闇にうすく月はかかりて


命までもはや失(な)くしたるがにうなだれて首相公邸庭の細柿


鋼鉄の仮面に併合告げられて首相は辞書に「傀儡」文字引く


論説に「指先までのつもりと首相泣くも彼奴の肘先まで入つてゐるぢやないか」


ブルネグロ飛行男爵の名前をいつしか誰も言はなくなりぬ


ヒビヤ公園つぶして宮殿建てよとて人夫八百余人集まる
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復刻版「小花作助日記」

2011-02-10 13:45:24 | Weblog

 復刻版「小花作助日記」、刊行が楽しみです。

鈴木高弘先生のブログ
http://blog.livedoor.jp/actblog/archives/51534406.html

(前略)
 「小花作助日記」は復刻作業中です
 かねて新発見の小笠原の先駆者小花作助の幕末・維新期の日記(全6冊)については、現在、史料の復刻進行中です。刊行の方法等については、現在検討中です。
 なお、本校「紀要」31号は、事務室か広報部にお申し込み下さい。無料です。
(後略)

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ジャパンアカデミーフィルハーモニック

2011-02-10 08:00:48 | Weblog

今晩の楽しみなコンサート情報です。


ジャパンアカデミーフィルハーモニック/ゲルハルト・ボッセ指揮・第4回定期演奏会
ベートーヴェン/バルトーク/シューベルト
http://chikaplogic.typepad.jp/cmtokyo/2011/02/110210japanacademyphil.html

公演日時:2011年2月10日 19:00開演

会場:紀尾井ホール(東京都千代田区紀尾井町6番5号)
http://www.kioi-hall.or.jp/

料金:全自由席 3,000円

主催:ジャパンアカデミーフィルハーモニック
http://academyphil.com/


【曲目】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:「大フーガ」Op.133(弦楽合奏版)

バルトーク・ベーラ:弦楽のためのディヴェルティメント Sz.113

フランツ・ペーター・シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」D810
(グスタフ・マーラー編曲による弦楽合奏版)

【演奏】
ゲルハルト・ボッセ指揮/ジャパンアカデミーフィルハーモニック

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メモ

2011-02-08 08:33:42 | Weblog

メモです。。。

 


政治学者加藤哲郎先生のホームページ
http://www.ff.iij4u.or.jp/~katote/Home.shtml

 

政治経済学者植草一秀先生のブログ
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/

 

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竹に通して鮒を引く

2011-02-07 04:14:47 | Weblog
夢から目覚めてなぜか口に残っていたことば。


竹に通して鮒を引く(タケニトオシテフナヲヒク)


いったい何のことばなのかよくわかりません。謎です。
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横浜歌会

2011-02-06 19:11:47 | Weblog
今日は、私のホームグラウンド歌会である塔横浜歌会の日でした。私は仕事があったので、残念でしたが先月同様詠草だけの参加とさせていただきました。なんでも先月の横浜歌会では、私の詠草のひとつ、

ひつそりと外灯を点けてゆくひとの背中にあかき羽を見てをり

が好評を博し、4票を集めたそうです。私は自分の詠草について不評悪評の横浜歌会しか知りません。私のいないときに限って好評というのがくやしいです。この一首については、「あかき羽」を背中を照らされていると見る実景派とそのままの風景ととるファンタジー派に分かれて意見が出されたらしいです。。


今月の横浜歌会は題詠歌会(お題「立」一首と自由詠一首)。こんかい私が出した詠草は以下の二首。

》お題「立」
》執政官机の上に棒キャンディ甜茶のカップにもたれ立ちをり

》自由詠
》庭奥に日の差す洗濯干し場ありチェロ弾きは束の間うたたねをして


今日はいったいどんな歌会だったのだろうかとちょっと気になります(^^)
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