カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

「君をのせて」と「ガンダーラ」

2008-11-11 19:12:26 | Weblog
 メモです。。。

「君をのせて」(歌唱:井上あずみさん)
作詞・宮崎駿、作曲・久石譲
http://jp.youtube.com/watch?v=Z6jCthWMgG8

「ガンダーラ」(ゴダイゴ)
http://jp.youtube.com/watch?v=STjmAwzHeVE
http://jp.youtube.com/watch?v=hB-7GCqwXHU

 これらのうたが流れてくると、

 彼岸に渡ってしまったものたちに向かってこちら岸から手を伸ばしかけるような、いかんともしがたいもどかしさと悲しみが襲ってきます。。。

 なんともいえない懐かしさと寂しさで胸がいっぱいになります。

 いつ聴いても素晴らしい、名曲だと思います。。。
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コンスタンチン・イヴァノフという指揮者

2008-11-11 14:17:15 | Weblog
 メモ。

 私が、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調」を生まれて初めてしっかり聴いたのはたしか小学校2年になったばかりの頃、父が書斎に持っていたレコード全集からいくつかピックアップして掛けてくれたときでした。演奏は、ピアノがウラディーミル・アシュケナージ、指揮がコンスタンチン・イヴァノフ、オーケストラがソビエト国立交響楽団でした。多分、このレコード演奏は、ピアニスト・アシュケナージにとって、チャイコフスキーコンクール優勝後、最初の記念すべきチャイコフスキーのコンチェルト録音だったのではなかったかと思います。

 それゆえ、コンスタンチン・イヴァノフという指揮者には、非常に思い入れがあります。。。

 興味深いので、以下引用させて頂きます。。。

Hayesさんの音楽ブログ「拍手は指揮者が手を下ろしてから」より
http://hayes.cside2.jp/hakushu/

(August 21, 2005)
[ショスタコーヴィチのインチキ&エラーCD]
http://hayes.cside2.jp/hakushu/archives/2005/08/cd.html

 1980年録音のコンスタンチン・イヴァノフ指揮モスクワ・フィルとシャフラン(vc)による,ショスタコーヴィチの交響曲第15番とチェロ協奏曲第1番というCDがありました(Regis RRC1181) が,これがなんと真っ赤な偽物で,実はポリャンスキーとヘルメルソンのCHANDOS盤と全く同じもの(というか,コピーですね)だったそうです。DSCH Journal No.23, p.95に,Regis社のロビン・ヴォーン氏のコメントが載っているのですが,Regis社も騙された側のようです。なんでも,送られてきたテープにコンドラシン指揮と書いてあったので,Regisがモスクワ・フィル側に問い合わせると(1980年録音ですしね),モスクワ・フィル側は「あれは間違いで,実はイヴァノフ指揮だった」と言って来たそうです。まあこの時点でなんとなくあやしいのですが,ともあれRegis社がそれを信じてリリースしたところ,シャフランの崇拝者であるチェリストのスティーヴン・イッサーリスが電話で「あれはシャフランの演奏ではないのではないか」と指摘しました。そしてイッサーリスはシャフランの未亡人にも電話したところ,彼女はシャフランが第1番を録音した可能性はないということを断言,調査してみたところ,ヘルメルソンの録音であることがわかったわけです。モスクワ・フィル側は当初否定していましたが,「エンジニアがテープのラベルを間違えたようだ。」と言ってきました。しかしまあ最初から存在しないテープとラベルを間違えるというのも変な話です。Regis社はこのCDを回収し,すでに購入した人には返金すると言っています。
 ところが話はこれで終わりませんで,Clarton(Pearls of Classic) というレーベルから出ている,セルゲイ・スクリプカ指揮モスクワ交響楽団,チェロがメデア・メイザニヤンという組み合わせによる同じ曲目のCD(KZZ CLARTON CQ 0069) も,どうもこのシャンドス盤のコピーのようなのです。ちなみに Regis盤もこちらも同じ Aquarius Music という会社のマスターです。同じ元ネタで2度も騙そうとはあつかましいというかタコヲタをなめてるというかヲタの習性をよく知っているというか…。でもまあ、こっちのCDは雑誌に書いてあったのでなく私が気づいたのですが,聞いたらすぐ「これは変だな」と思いました。だって,モスクワ響がショスタコーヴィチの15番をこんなに上手に演奏できるはずありませんから^^;。
 昔からショスタコーヴィチ指揮の10番のLPだとか,PRAGAの偽ライヴ(この会社のは本物もあるのでややこしい)だとかインチキ録音はありますが,こういうのはやめてほしいですね。
 もう一つ,こっちは悪意のない間違いのCDですが、Revelation からロストロポーヴィチの独奏によるショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番,第2番というCDが出ていました(RV10087)。ところが,このCD,ショスタコーヴィチの第2番が入っているべきところに、全然違う別の曲が入っているのです。いったい誰の曲だろうと以前から知りたく思っていたのですが,20世紀ポルトガルの作曲家ロペス=グラーサ(Fernando Lopes-Graca 1906-1994)の『コンチェルト・ダ・カメラ』という曲だったということを最近知りました。なお,このCDはイェダンから再発売されましたが,こちらはちゃんとショスタコーヴィチの2番が入っています。Revelation盤でも初期に出たCD以外だと2番が入っているのもあるかもしれません。ちなみに,ロペス=グラーサの協奏曲もロストロポーヴィチが初演した曲で,EMIのライヴ録音ボックスセットにも入っています。この件のソースは DSCH-ML です。(了)
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