今朝は起きしなに、胸奥で弦楽オーケストラの愛のうたが流れた。それは、先日のアヴェヴェルムコルプスのような音楽にじつに美しくぴったりと直接繋がっていった。あまりに突然のことだったので、周章ててノートを手でばたばた探して取り出し、メモしてみた。ふと、なんの脈絡もなく、グリンカがお気に入りの寝椅子に身を横たえたままペンと五線紙を持って作曲している姿を描いた絵画作品(イリヤ・レーピン作『ミハイル・グリンカの肖像』トレチャコフ美術館蔵)のことを思い出した。グリンカは作曲の際にピアノを使わなかったらしい。とりとめもなく、とりとめもなく、朝のもやもやした頭は覚醒してゆく。
レーピンの描いたグリンカ。 そして、先日のアヴェヴェルムコルプスのような音楽を、今日は、夕方過ぎ、弦楽オーケストラのためのアヴェヴェルムコルプスとして、メモし直してみた。 三枚目。