カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

ラジオ。

2019-02-15 23:33:58 | Weblog

ラジオ中継された今宵のパーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団定期演奏会。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(ピアノ独奏はウクライナ出身のアレクサンダー・ガヴリリュク)と、プロコフィエフの交響曲第6番。ラジオゲストの音楽評論家の方、演奏前のガヴリリュクの紹介コメントでホロヴィッツに言及されたところで〈ホロヴィッツはラフマニノフの娘婿〉とぽろりと宣われる。ラジオの前のこちらはそんな不意打ちを想定していなかったから転ける。〈ホロヴィッツはトスカニーニの娘婿ですな〉と、ラジオに向かって思い切り突っ込んでしまった。そういえば大学時代、恩師は〈講義で私は嘘も交えて話しますから、諸君たちはしっかり勉強して私の嘘を見抜いて下さい。それが勉強をする意味です。「偉いひとのことばだから」と盲信することは危険であり、愚かです。〉とよく仰言っていた。演奏はじつに素晴らしかった。よかった。

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夢メモ。

2019-02-15 07:26:50 | Weblog

今朝は、いちど目覚めてまだ早かったので、昨日ラジオから予約録音した、1960年にピエール・モントゥーがロンドン響を指揮して録音したというエルガー作曲〈エニグマ変奏曲〉を聴きながら寝床で微睡んでいると、夢を見た。


私は学生で、ある春の気持ちのよい朝、大学の文芸創作ゼミに遅刻し、急いで教室に行くと、黒板には英文、日本語、ラテン語、数式が所狭しと入り乱れて書かれているも、先生やゼミ友の姿はさっぱりなくて、窓から外を覗くと眩しい新緑が非常に美しくて、ああ、みんな外を散策したくなって行かれたんだな、と思っているという夢。。

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好きな作曲家あれこれ。

2019-02-15 04:39:06 | Weblog
夜半にふと眠りから覚めて、前の日の昼間に予約録音したラジオの音楽番組をひっそり再生していると、しづかな〈雨の樹〉の立つ岸辺から宇宙の深淵をひとりおずおずと覗いている気分がしてくる。それは寂しさのようなものではなくて、ある種の敬虔な気分だ。

好きな作曲家を五人挙げるとしたら、と唐突に思う。ブラームス、エルガー、ディーリアス、ドビュッシー、シベリウスと数えてみる。ほかにも、フォーレや武満さんにもすごく惹かれるから、正直、五人では絞りきれない。
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ちびすけどっこい。

2019-02-15 03:39:51 | Weblog
亡き父は、身内でもそうでなくても小さな子が一所懸命に何かをしようとしているのを見ると、しばしば〈ちびすけどっこいが、えらいねえ、かわいいねえ〉と言っていた。そういう父に周りも〈お父さん、そうですねえ〉と深く同感して相槌を打つのが常だった。先日たまたまふと、あの父の〈ちびすけどっこい〉は父の造語だったのだろうか、と思い立ち、試しにネットで検索してみた。すると、そういうわらべうたがあるということを知った。

ちびすけ どっこい はだかで こい ふんどし かついで はだかで こい

むかし私の通っていた幼稚園は〈わらべうた〉教育を標榜するところだったから、はるかなむかし、私も教えられて歌ったことがあったかもしれない。しかし、この歌のことをすっかり忘れていた。あらためて、そうだったのか、と思った。
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