しごとのあと。予約録音した、今夕のじつにじつに魅力たっぷりのロシアンプログラムによる名匠アレクサンドル・ヴェデルニコフ氏指揮NHK交響楽団定期演奏会のラジオ中継を再生して楽しんだ。一曲目、ショスタコーヴィチの弟子スヴィリドフの組曲『吹雪』。そのなかの、とりわけ優美でキュートな嬰ハ短調の有名な〈ワルツ〉は、その昔、よく聴いていたラジオのモスクワ放送日本語放送でしばしば流されて個人的に耳によく馴染んだ懐かしい曲。二曲目、スクリャービンの旋律美に満ちてじつに魅力たっぷりのピアノ協奏曲も、ラジオで昔聴いて好きになった曲。とにかく懐かしかった。三曲目、グラズノフの田園シンフォニーは初めて聴いた。すばらしい演奏で心にしみた。本当によかった。なんとも幸せな夜の気分を噛み締めながら、寝床に横たわった。
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