カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

あひるのうた。

2015-07-29 06:40:54 | Weblog
小学校のときの国語教科書にあって、今でも忘れられない詩の一篇。室生犀星『動物詩集』所収の〈あひるのうた〉。なぜ忘れられないかといえば、実は小学校時代音読練習をしながら自然と〈作曲〉してメロディがついて、いつもフンフン歌っていたからでした。


あひるのうた  室生犀星

あひる
あひる
さむくはないか水の中。
水をくぐつて
さかなをたべる
あひる
あひる
雪ふるなかで
はねをばたばたさうぢする。
さむくはないか水の中。
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