カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

太宰治。

2015-07-24 20:12:48 | Weblog

仕事のあと。無性に太宰治を開き太宰のことばに己が精神の救済を託したくなり思い返すも、いまの家には一冊とて太宰はなかった。帰り道の風呂屋で一汗流して、そのまま閉店間際の本屋に立ち寄り、懐かしい太宰の文庫本を二、三冊書棚から抜き出してレジへ運んだ。そう言えば、小学生の頃は父の書棚の太宰の本の背表紙の作者名を「だざいじ」と読んでいた。その頃の私にとって「だざいじ」も「だざいふ」も遠さからいえば大して変わりはなかった。太宰の凄さがわかったのは後年である。

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