カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

幾つか。

2013-03-22 21:23:28 | Weblog
『新・百人一首』(文春新書)p179に岡井さんの書かれている〈(前略)一転して「古典力学(ガリレオからニュートンに至る物理学理論)」を「はろばろと美し」の九音プラス「古典力学」の七音で歌い切っている。(後略)〉の「九音」の箇所は、もしかしたら岡井さんの原稿では「七音」と書かれていたものを、編集の方が「美(は)し」という訓みをたまたまご存じなくて「九音」に直されてしまったのかもしれないです。そんな気が家に帰ってから頻りにしてきましたがはたして実際はどうなのでしょうか。
病院のあとは、孫崎享氏の『戦後史の正体』(創元社)を携帯して夕方の早稲田松竹での『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ET(2002年版)』の二本立てを鑑賞。心が洗われました。
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はろばろと美し。

2013-03-22 10:15:06 | Weblog
永田和宏先生の〈スバルしずかに梢を渡りつつありと、はろばろと美し古典力学〉の一首について、岡井隆氏が『新・百人一首』(文春新書)のp179で解説の一文を草されていて、今朝病院の待ち合いで読んだ。岡井氏はそのなかで、四句〈はろばろと美し〉の音数について〈はろばろとうつくし〉の「九音」と書かれている。違和感を覚えてしまった。ここは〈はろばろとはし〉というように定型七音で読むのではないだろうか。私は前からそう読んでいた。どうなのだろう。
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