昨夜は仕事から戻つて夕飯の後、永田和宏先生の新刊『歌に私は泣くだらう』(新潮社)をぱらぱら立ち読まむと久しぶりにジュンク堂書店池袋本店に出掛けた。三階の短歌コーナーに確実にあるだらうと踏んでゐたけれども、先生の本は一階の新刊コーナーにもたくさん平積みされてゐた。一階の一冊を手に取つて空いた椅子席を探しにエスカレーターで上階へあがつた。序でに三階短歌コーナーの片隅に置いて頂いてゐる歌誌『塔』の売れ行きをチェックすべく書棚を覗いたが、一昨日に納品されたばかりのはずの7月号はN尻さんからの報告どおりやはり一冊もなかつた。早々と売れてしまつたのかもしれない。売れ行き好調は嬉しく有り難いことであるのに、書棚にその姿がないことから少々寂しさを覚えてしまつた。にんげんとはつくづく勝手なものだ。
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