半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

今年の味噌作り♪

2011年02月27日 | 農的体験・生活
味噌作り、それは男のロマン。。。っていうわけじゃありませんが、とにかく自家製味噌は市販品とは全く香りやコク、旨味が違うんです

数年前から自家製味噌を作り始めてからは、味噌つくりは我が家では毎年欠かせない行事になりました

そしてこの2年は神崎の「わくわくの西の城」という公民館みたいなところで、かみやま酒店の店主さんが主催する味噌作りに参加させて頂いて作っていたのですが、大人気で毎年参加者が増え、今年はあっという間に定員オーバーで締め切りになり、参加できなかったのです

泣く泣く、家で作ろうと思いたったものの、わくわく西の城で作っていた味噌の麹は「発芽玄米麹」という何とも贅沢な麹を使っていたので、先日かみやま酒店さんにお伺いしたところ、かみやまさんのところではもう無く、しかし、こうざき自然塾の鈴木さんをご紹介いただいたのでした。
→詳しくはコチラ


そして、本日鈴木さんのところにお伺いし、ついに大豆(無農薬で品種は小糸在来)と発芽玄米麹(こちらも無農薬だそう)を購入しました

大豆7kg、麹7kgで塩が2.8kgぐらいの材料で、大豆は煮ると2倍以上に膨れるので計算すると27kgぐらいの味噌ができます

以下が今回買わせてもらった材料です。写真の左が「発芽玄米麹」、右が「大豆(小糸在来)」です。


とはいっても、家庭で大量の味噌を作るのは大変です。。。
大豆を煮るのも大釜が必要で、煮るのも4~5時間かかります。(圧力鍋を使えば別)
そして、麹と塩と大豆を混ぜるのも大変だし、それをつぶすのもミンチにする機械が無いと大変です。

団地の集会所が使えないか頼んでみたら「だめ」とのこと。。。

結局、家で作ることにしました。

味噌は寒仕込みといって、寒い時に作った方がカビも出にくくじっくり美味しくなります。とはいってももう2月末なので、次の土日ではなく、この日曜日の夜から豆を洗い、水に漬け始めました。


我が家には、この大きなポリ樽が2つあるんですが、1つは大豆を水につけるように使いましたが、麹と塩を混ぜるように使おうと思っていたもう1つはまだ昨年の味噌がわずかに残っていたので、空けてしまうことにしました。

まだ我が家には5kgの瓶の味噌が残っていますが、発芽玄米麹を使った味噌はこれで最後。
かぐわしい発酵した味噌の香りが部屋中に広がって美味しそう~
ほんと、手前味噌ですがこの味噌でにぎったおにぎりは絶品ですよ


そして、底には味噌を作るときに出来た汁が。。。これが醤油の原型になったやつですね
毎回味噌を作る時に思うのですが、世の中の調味料でこの味噌の上澄み液みたいなもの以上に美味いものは無いんじゃないかと思うほど美味いんです


味噌を15kgぐらい作って、わずかお茶碗一杯分ぐらいしかできないこの味噌の上澄み液。1杯数千円の価値はあるんじゃないですか

本日、久々に行った私の畑で、わさわさと生えていた小松菜を茹でて、かつおぶしとこの汁で頂きました。
あ~、美味い、美味い ご馳走って本当にこういうものをいうんだな~


さあ、明日は月曜日ですが、日中、我が妻が大豆を煮てくれて、私は会社から帰ったら夜中に麹&塩と煮た大豆を混ぜ、つぶし、樽に詰める作業です。
がんばるぞ
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旬じゃなくても栽培してくれるプロの野菜

2011年02月25日 | 農的体験・生活
野菜に「旬」があることは皆さんご存知の通り。

例えば、ほうれん草などは本来は寒い時期に作るもので、夏などに無理に作られたのは美味しくありません。きゅうりやトマトは逆に夏のものなので、この時期には本来育つものでもありません。

でも、プロは違うんですよね~。お客様はいつだって美味しい野菜を欲しいわけですから、それにあわせて工夫をして頑張って出来るだけ野菜を出荷しようと努力をしています。

この前、農家さんのグループで出荷時期の事を聞いてきたのですが、1週間単位でいつ、どんな野菜が、どのぐらい出荷できるかを、今年いっぱい既にスケジュール化してしまっているんですよ凄い

大根を例にとってみると、本当は秋冬野菜なので、11月~1月ぐらいが美味しいわけです。
ところが、年間を通して私達は食べています。そういった需要に対して、農家さんは頑張って切らさないで出荷できるように種を蒔いたり、栽培方法を考えて作ります。

家庭菜園であれば、「適期に種を蒔く」ことは素人でも無理なく野菜を作る最も重要なことの1つ。例えば大根であれば8月下旬~9月下旬ぐらいが適期でしょうか。この時期の大根を11月~1月の間に収穫するのが一番簡単で美味しいと言われています。

でも、プロ農家さんは違います。
例えば出始めとして、まず10月には出荷できるよう種を蒔きます。でもこれはなかなか大変なのです。
10月に出荷するためには8月には蒔かなければいけません。でも、夏のまだまだ暑い時期に種を発芽させなくてはいけないので、雨が降らないと水をあげなくてはいけません。

そして、9月は一番虫が出る時期です
昨年は大量発生したシンクイムシという蛾の幼虫にやられて、千葉県産の無農薬大根葉のほとんどは10月出荷はできなかったほどです。

まあ、10月はさておき「寒いからこそ美味しい♪やっぱり冬は大根だよな~♪」と素人ながらに思うわけですが、11月~1月ぐらいまでは良いのですが、1月下旬ぐらいからは、葉っぱの付け根が早朝の寒さや霜で凍り、これがお日様が出てきて解けると腐りやすくなり、これまた安定した出荷が非常に難しい時期なのです

なので2月以降は本当は大根の旬とは言えず、農家さんはビニールトンネルで大根を育てるのです。
そして3月に出される大根はハウスで栽培されたものです。ハウスの中は暖かいので、12月という本来はありえない寒い時期にまかれた種が寒さに耐えながらも育ち、3月頃出荷されます。

大根1つとっても、「冬の大根は美味しいよね~」と我が家での会話に出てきてしまいますが、今の時期の大根は本来は露地栽培であれば本来は旬から大きくずれている時期に頑張って育てた大根なんですよね。。。

だから、今の時期に大根を食べるときは、小さいとか値段が高いとか言わずに、私達の要望にこたえて頑張って作ってくれた農家さんと、頑張った大根に感謝をして頂きましょう
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母の誕生日

2011年02月25日 | 素敵な家族・子供との時間
金曜日は我が母の誕生日

さすがに70を超えると、ケーキはろうそくだらけ。。。


妻が我が母の好みの洋服と共に、八重桜の花びらが入った透明な色のワインを買ってきてくれました


そして
孫から手作りのプレゼント

せっかくだから、子供達に何かお絵かきでもしてもらったのものプレゼントしたら?と奥さんに言ったのですが、お絵かきだけでなく、写真の切抜きや折り紙など、奥さんと子供2人が3人で力をあわせた素敵なアルバムのようなプレゼントができあがったのでした


そして、これまた子供が自分で考えて作成した「クラッカー」
中に折り紙を紙吹雪のように細かくしたものと、丸めた紙が入っています。
そして紐をひっぱる部分は輪ゴムをつけてあります。
子供が考えたので、中身が飛び出る仕掛けは無いのですが、輪ゴムの片方をセロハンテープでテーブルにつけ、びよ~んと引っ張ってパッと手を離すと、一応中身が少し出てくる、というしかけでした。


年老いても孫にこういったお祝いをしてもらえる母は幸せものでしょう

そして、私も自分の誕生日にこのぐらい手がこんだ誕生日をしてもらいたいな~、と妻や子供にお願いしたのでした
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にんじんジュースのお話

2011年02月25日 | 食べもの
にんじんジュースって飲んだことありますか?

健康話に敏感に反応する我が母は、よく、にんじんをミキサーにかけて飲んでいます。たまに「100%のにんじんジュース買ってきて。100%ね」と頼まれます。

そんな我が母のように、かなり前から日本では「にんじんジュース」が健康に心がける年代ではメジャーになってきています。
また一部、ガンに効くといわれる「ゲルソン療法」では果物・野菜ジュースを大量に飲みますので、その為ににんじんジュースを大量に飲む人もいます。

といように、オレンジ100%ジュースのように濃縮還元した糖分の塊のようなジュースとは違って、健康志向の人が飲むジュースの分野では、にんじんジュースの需要は伸び、今ではトマトジュースに追いつく勢いだそうです。

楽天では、にんじんジュース用の「規格外のにんじん専門店」として無茶苦茶伸びている会社があるぐらいです。にんじんジュースのジューサーも色々なタイプが販売されているぐらいなんですね。

さて、前置きが相変わらず長くなりましたがそんなにんじんジュースの「ストレートタイプ」を作っている会社さんに色々マニアックな話を聞いてきました。

世の中のにんじんジュースには
①レモンが入ったタイプ
②色々ミックスされているタイプ
③濃縮還元タイプ
などのタイプがあるそうなのですが、ストレートタイプはほとんど無いそうです。

それには、色々理由があるんですね~。

その理由は、食品衛生法とかの縛りから来るもの、そしてやっぱりコストのようです。


PH(ペーハー)って覚えていますか?
中学生の頃、理科の授業で酸性とアルカリ性を判別するリトマス紙を使った記憶がうっすらあると思いますが、その酸性とアルカリ性の度合いの単位がPH(ペーハー)です。

PHが6~8ぐらいが中性で、これより小さいと酸性、大きいとアルカリ性です。

PH4.5以下(強い酸性)のジュースだと加熱殺菌は法律で65℃10分でよいそうです。
一方でPH4.5以上だと85℃で30分の殺菌が必要だそうです。

酸性だと酸っぱいので当然腐りにくい、だから殺菌温度や殺菌時間が少なくて済みます。熱によって変性しやすいたんぱく質や酵素などへの影響が少ないほど味への影響も少ないですし、コストも少なくて済みます。
ストレートタイプはPHが4.5以上なので85℃で30分の殺菌が必要だそうです。これは時間も手間もかかりますよね~。

だから、良くあるジュースはレモンを入れたり、クエン酸などを入れてPHを酸性に傾けさせて、65℃10分の殺菌でよいようにするそうです。

また濃縮還元は知っている人も多いでしょうが、果汁を煮沸やフリーズドドライなど何かしらの方法でペースト状ぐらいまで濃縮します。
濃縮されるとPHも上がって変質しにくくなりますし、空気に触れる面積が減るので酸化しにくくなります。何より体積が小さくなるので、運送コストが下がりますし、保管コストも下がるわけですね。
これを大体はマイナス20℃以下で保存し、必要なときに水で薄める(還元)するわけです。

ミックスは、当然にんじんのみより原材料費が下がります。

そんなわけで、色々な種類があるわけですが単ににんじんを搾っただけのものだと、
①PHがほぼ中性なので保存が効かない。殺菌温度と時間がかかる=コストもかかる
②オレンジなどと違って果汁成分は少なく(搾っても半分近くが『搾りカス』になってしまう)ミックスタイプと比較してにんじんのみを材料とするストレートタイプだと歩留まりが悪い
③濃縮還元より当然コストがかかる
といった理由でストレートタイプは少ないそうです。

逆に言えば、「希少価値」があるからこそ、このストレートタイプのジュースの売上げは「自分で搾るのは面倒くさいが、にんじん100%の美味しいジュースを飲みたい」というお客さんには支持を得ているそうです。

とはいえ、このストレートタイプのにんじんジュースを作っている生産者いわく「結局、熱を加えると多少なりとも成分が変性するので、一番は自分で搾るのがいいんですけどね」とのことでした。そりゃそうですよね

確かに、美味いっすよ。美味しいにんじんを搾ったにんじんジュースは、ミルクっぽいクリーミーな感じと抜群に甘さ、そして飲みやすさにびっくりします。

でも、わざわざ家でジューサーを買ってまで飲むまでには、、、
かといってストレートタイプジュースを買うほど欲しいというわけでもありません。。。
美味しいし健康に良いのはわかるんだけどな~。
まあ、我が母がジューサーを買ったら、「にんじんジュース生活」を検討したいと思います
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お客さんをもっている小売は強いよね

2011年02月24日 | 仕事の中で
昨日の新聞で農業関係の記事が載っていて、それが共有されました。

1つがオイシックスの話。もう1つがらっでぃしゅの話。

オイシックスは、こだわり野菜のネット通販のトップ企業でかれこれ10年経ったそうです。
昨年は、慣行農法の野菜が高騰したため、年間を通じて価格を最初から決めている有機野菜やこだわり野菜は、割安感がでたため、売上げは更に上がったそうです

そのオイシックスは、野菜専門サイトでは売りにくい商品を売るための別サイト、ごちまるを立ち上げたり、恵比寿の三越の中に惣菜屋を出したり、更なるチャレンジを続けているそうです。(まあ、三越恵比寿の店は、オープンの時は散々だったそうですが。。。

らでぃっしゅは、私が住んでいる近くの香取市にある和郷園というビジネスとして農業をきちんと行っている会社(NHKプロフェッショナルにも登場したことあります)と一緒に組んで、農業生産法人を立ち上げています。更に農地を更に拡大していくようです。



こんな中で、認知度が高いワタミファームは、縮小して、今後はワタミグループの仕入部門として動いていく事が決まっています。
自社生産をしてその野菜をワタミグループだけでなく外部にも売って収益をあげていこうという試みは、外れたわけですね。
結局、ワタミグループの仕入の10%ぐらいしかまかなえなかったわけで、ワタミグループは9割は仕入に頼っているわけです。


比較をしてみると、「小売企業」が農業参入をしている方が上手く行きそうな雰囲気を感じます。

オイシックスも色々チャレンジしているのは、既存のネット小売事業で収益基盤があるから。そして野菜をはけさせる販路があるから。
らでぃっしゅも同様。

農業から、つまり生産側から入って規模拡大や事業を多角化しているところって、少ないんですよね。
もちろん、和郷園さんや、トップリバーさんなどはあります。ただ有機とか無農薬にこだわったところはやっぱり難しい。それだけマーケットがニッチだし、そういったニッチのお客さんを生産者側からつかんでいくのは難しいんでしょうね。

また、いわゆる「卸」の分野は小売や農業生産法人とは別の世界で、これまた大きくやっているところもあります。でも卸の世界と小売の世界は全く違いますからね。


となると、無農薬とか有機といった分野でやっぱり一番強いのは「顧客を直接つかんで、それが収益部門になっている小売業」なんだろうな~、と思います。

こういったところが、どんどん就農の仕組みや、たんに生産以外での農にまつわるビジネスを展開していってくれると、日本の農業も少しは明るい兆しが見えるんじゃないかな、と思います。

単に農業生産法人をつくって、野菜を作って自社生産部門を強化しよう、みたいな発想だけじゃ、農業はそんなに甘いものじゃないし儲からないですからね

あっ、そういえば、アニュー不渡り出ましたよね。本当に信じてよい事をやっているオーナーもいれば、催眠療法でお客さんからお金をたくさんとろうとしているオーナー、色々いたんでしょうね。。。
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佐藤初女さんの本と講演会

2011年02月20日 | 素敵な本
佐藤初女(はつめ)さんって知っていますか?

「森のイスキア」という場所で、悩める人を無条件に受け入れ、ただひたすらその人のお話を聞き、心と命がこもった食事を提供し、心を受け止めるという活動を90歳になる今でも続けている方です。

うちの奥さんが、ちょっと前に図書館で佐藤初女さんの本を借りてきたんですが、私も何となく聞いたことがあるぐらいで、今までほとんど知りませんでした。

それが、たまたま先週の日曜日に行った寿のLiveで、うちの奥さんがそのLiveの会場の風楽(ふら)の主の川端さんに佐藤初女さんが出ているガイアシンフォニー(地球交響曲という映画)の話や佐藤初女さんの話を聞き、たまたま行った寺田さんのところに初女さんの映画&講演会のチラシがおいてあるのに気づき、その流れであれよあれよと今日の講演会に行くことになったのです。

といっても、場所は埼玉県の川越。成田から川越は片道2時間ぐらいはかかる遠さで、子供2名を連れて行くとなかなか大変。。。

かつ、13:30~16:30というプログラムだったので、私は参加せず子供2人と遊ぶ役に徹し、聞きたがっていた奥さんをフリーで出席できるようにしました。

その代わり、これを機会にと、私も奥さんから借りてきた本をこの数日で読みました。


なるほど、凄い方がいるものです。。。

クリスチャンで、素晴らしい恩師にも恵まれ、かつ実直に人の為に徹底して奉仕をしてきた人生。。。

何かしらの悩みを抱えている人を、無条件で受け入れ、お茶を出し、ご飯を出し、家に泊め、ひたすら耳を傾けるということを、自宅で、そして寄付により森の中に新たに建築した建物で数十年にわたって行って来た方です。

そして、その時々の旬の地場で取れた食べ物を「食はいのち」、「そのいのちを活かす」ということを考えながら丁寧に料理を作り、人の心をおむすび1つで和ませてしまう。。。

そして、よくよく本の略暦を見てみると、今は90歳。そして、ガイアシンフォニーの映画に取り上げられたのが75歳です。

知っている方は知っている素晴らしい活動をされてきた方ですが、あえて言わせていただくと、75歳にて映画を通じて広くその存在が知られた方。

その後、映画によりあがった知名度ゆえにたくさんの方が押し寄せているのにも関わらず、「出会い、そして出会いの中の気づきや学びが人生の楽しみ」というお言葉の通り、90歳になっても未だに来るものは受け入れ、また請われて行う毎年週十回の講演やイベントに精力的に出かけ、全国を飛び回っている方なのです。

しかし、90歳ですよ 90歳にて休むことなく全国を歩き話している。。。本を読む限りその力の源は、初女さんの「奉仕の心」であり「出会いを楽しんでいる」気持からなのでしょうが、、、かつては喀血による長い期間の病院生活を強いられた人ととは思えない活動っぷりです。何だか信じられない。。。

本日、ちらりと座られている姿を拝見しましたが、背中は曲がっているものの、お肌もきれいで柔らかな生命力が溢れていて、何となく90歳というと失礼ではありますが「よぼよぼ」のイメージがありますが、そんなことはありませんでしたよ。

初女さんが登場するメディアを通じて人それぞれの感動や学びがあるのでしょうが、私が今回の本を読んで思ったのは「やっぱり人生、最終的に人に役に立つ人生を送りたいし、何かあったら人から支えられる人生を送りたい」というものです。

ここ最近、ますます鶏を飼って、野菜を作り、子供達には好きなように泥んこになって良い環境を整え、一部の人でも良いので「田舎の親戚関係」のような深い関係を築き、まだ生きている間に田舎のじいちゃん、ばあちゃんから昔の生活スタイルを学ぶ、、、といった生き方をしたいという思いが募っています。

そんな生活を送りながら少なくとも家族ぐるみで人生色々交差させながら関係を深めた仲間とは、何かあった時には「うちのところに来れば、宿と飯だけはあるよ」と言える状態を作り、一方で自分がどうしようもない時に手を差し伸べてくれるような信頼を持ってもらえる生き方。そんな生活、生き方をしたいですね~

そんなことを考えるとどうしても「経済的執着」、かんたんに言えば「とはいってもお金がねぇ~」という思いが頭をよぎりますが、「そんなのいいじゃん、死にはしないよ」という境地で、例えば知っている農家さんやじいちゃんばあちゃんのところを手伝いしまくったり、自分の畑で思いっきり野菜を作ったり、鶏を締めて肉も調達する、魚も釣りで調達する、、、といった「生きている実感をもてる生活」を送りたいな~と思います。

そして、そういった生活スタイルの中で心が豊かになるイベントも開いていきたいな~とも思っています。

今思っているのは寿のLiveの定期開催。

先週の寿のLiveでのボーカルのナビィの表情、そして詩や唄の持つ力を感じ「目には見えないけど大切なものを大切にしていく生き方・フィーリング」を大切にしなくちゃという思いが募りました。

そして、早朝、寿のCDを聞きながら考えたのは「自分も仲間もみんなが素敵な時間や空間を楽しめる場として、野外、例えば公園や、あるいは田んぼとかで定期的に寿のコンサートをやろう」と勝手に決めました

これは「ああいった寿が創り出す場に定期的に居合わせることができるのは、幸せなことだ」と素直に思ったからです。
そしてギャラは米1俵で(60㎏)でお願いしようと勝手に考えています
この前Liveの時に冗談でナビィに聞いたら「1曲10kg」と言っていたので。。。

まあそんなこんなで妄想は無限に広がるわけですが、妄想がここまで沸くようになったのは、思いが練りあがった証拠でしょう

人生が動く時は必要な時に流れてくるもの、必要なご縁は必然的につながるもの。その流れ、勢いがそろそろ来るかも?

な~んていう妄想を抱きながら、今日も寝るとします。おやすみなさいませ、みなさま
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本:やさい暮らしの本 畑のある生活

2011年02月17日 | 素敵な本
最近のおススメ本です

農にまつわる本を色々読んできましたが、初心者、あんまり有機農業とか詳しく無い人が「手始め」に読む本としてオススメなのが、今回紹介する「伊藤志保歩さん」の本です。

この伊藤さんは、1973年生まれで千葉の法人で野菜の通販で働いて、、、となんだか私の似ている境遇
素敵なのは、まだまだ今のような農業ブームが起きる前から「小さな若手農家を応援しよう」という想いをもって、その紹介HPを作成したこと。そして、今では半分自給的生活をしている、という聞いただけで素敵な生き方をしている人です。
って書きましたが、私は会ったことは無くたまたま本を読んでHPを見ただけです

そのHPがこちら→やさい暮らし

見てるだけで非常にわかりやすく、女性らしく見やすい

この伊藤さん、本を2冊書いているようです。こちらに乗っています→コチラ


私は「畑のある生活」の方しか読んでいませんが、ものすご~くわかりやすく、そして暖かく、農家が大変なこと、有機農業ってな~に?ってこと、農のある生き方のこと、8人の若手農家さんの紹介、そして農のある生活への進み方などがまとまっています。

農業は実際には「産業」「商売」と捉えると大変なことが多いです。
気楽に出来るものなら、みんなやっています。
だから悲観論は多いです。

しかし伊藤さんの本はそういった「悲観論」はほとんど無しです

恐らく、伊藤さん自身が「農」を愛して、「農家さん」を愛して、そしてご自身の「農的生活」を愛しているからなんでしょうね

有機農業と慣行農業の違いがよくわからない人、若手農家さんと繋がってみたいな~と思う人にはおススメです

もちろん、千葉県に近い方は私に聞いてくれれば、農家さんも紹介しますよ~

やっぱりこれからの時代は「1人の農家さんと田舎の親戚関係を結ぶ」時代だと思うんだよな~

外食したり、どこかの遊戯施設に行くよりも、農家さんの畑に行って農家さんと話し、土に触り、収穫体験をして、自分で収穫した野菜を使って家族で料理をする

これが一番の贅沢だと思います。そんな時代だと思いますよ、今は


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寺田さんの醤油搾りかす

2011年02月14日 | 農的体験・生活
日曜日、実は風楽(ふら)での寿Liveに行く前に、ぶらりと神崎に遊びに行きました。

理由は、前日3時過ぎまで飲んだくれていた時、「しぼったまんま」が友達に凄く好評で、お土産に買って帰りたい、という話が出たからです。

せっかくなので、寺田本家さんの都合があえば蔵の中も、ちょっと見せてもらえないか?みたいな気持ちで、相変わらずノーアポで行って見ました


昨日「醤油絞りをしている」という噂は聞いていたのですが、この日もちょうど醤油絞りが終えたところのようで、たっくさんの人がいました。

休みじゃなくて良かった。。。

中に入ると専務でお婿さんの優さんが居て「遅かったじゃないですか~(笑)」と、ノーアポなのにも関わらずジョークも含めて声をかけてくれました。嬉しいものです

で、なんと搾りたての醤油を「なめてみます?」と言ってくれたのですラッキー


まだ暖かい醤油。搾るときに火入れしたのかな?

とにかく、なめてみると「天つゆ」のようにしょっぱくなく、出汁が聞いているような味でした

そういえば、この醤油作りに我が家も参加していたんだったということを思い出し、ブログを探してみると、あった、あった、去年の4月11日に仕込んだものだったんですね
→詳しくはコチラ

醤油つくりって難しそうなんだけど、立ち話でお話をしていた人から色々聞くと、醤油用の「麹」と絞るときの「船」があれば出来そう

やってみたいな~

そしてお土産として「醤油の絞りかす」を頂きました。
味噌とはちがって、まだまだ小麦の形が残っていて、不思議な感じ。
炒めてふりかけのようにしたり、野菜炒めの中に混ぜて食べたりするといいんだって。


ちなみに炒めずそのままちょびっと食べてみたら、そのお味は。。。コメントしないでおきます

友達はお酒を買ってご機嫌でした

寺田さん、突然お伺いしたのにお相手してくれて、有難うございました
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古民家風楽(ふら)の寿(ことぶき)Live♪

2011年02月13日 | 素敵な空間・イベント
 昨日は3時過ぎまで飲んだくれていましたが、我が妻と友人は4時ごろまで飲んでいたとか。。。

 友人が泊まりにきてくれた目的の1つが、実は本日「寿(ことぶき)」というアーティストが成田にある古民家レストラン風楽(ふら)でLiveをやるから。

 寿(ことぶき)は、沖縄の音楽を中心に歌う2人組み。
 私が乗った世界一周の船「ピースボート」に、水先案内人という「ゲスト」として乗ってきた2人です。
 飾らない垢抜けたキャラクター、沖縄を愛する心、そしてそれを表現する力。。。本当に素敵な2人組なんです寿のHP

 途中、寺田本家さんにぶらりと寄るなど少しぶらぶらした後、久しぶりの仲間も入れると、総勢8人+子供4人で風楽(ふら)に行きました

 夜の静まり返った古民家の中は、和室に座布団が敷いてあってまるで「近所の寄り合い」のような気楽さが漂っています
 間接照明で良い雰囲気の中、まずは風楽(ふら)の主の川端さんお手製の「マクロビ弁当」を頂いて(むっちゃ美味かった)、寿の二人と再会し、久しぶりにお話


 そしてLiveスタート

 寿のLiveの特徴は、沖縄の民謡あり、自分達に唄あり、なのですが、二人が自分達の唄を「愛している」ことが伝わってくること。そして、1つ1つの唄の意味をまずボーカルのナビィが説明してくれるんですね。
 だから、唄の作り手や唄を演じる二人の気持ちが本当に伝わってくるんです


 アーティストとは良く言ったもので、口で歌う、んじゃなくて、ナビィの表情、手振り、身振りの全てがその唄に込められた想いを表しているんです。
 だから歌手、というより「表現者」と言った方があっているんじゃないか?というほどです。
 役者のように演じているわけではないのですが、想いを体全てを使って表現する寿。
 そして心にバリアーのようなものを全くとっぱらって唄うナビィの唄を、古民家の和室に20人弱の少人数で、目と鼻の先で聞ける空間の居心地の良さ・・・。

 本当に心が暖まり、笑や涙ありの素敵な幸せな時間を過ごさせてもらいました

 意識をしないと、自分の感情や人の感情、その場の雰囲気を自然に感じながら生きることが難しい時代ですが、ナビィの表現を目の当たりにしていると、見えないもの、つまり相手の存在そのもの、相手の心、あるいはお天道様、ご先祖様、沖縄という地域、出会った人、といったものを本当に「愛しんでいる」ことが伝わってきます。
 そういった気持ちで生きている人は、その人も幸せでしょうし、周りの人も幸せにします。
 そんな生き方、状態に回帰できた時間になりました。
 そして自分もそういった気持ち、状態で日頃からいれるように心がけよう、とも思えた時間でした。

 寿の二人、有難うございました
 そして、風楽の川端さん、素敵な空間を有難うございました
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素敵なかみやま酒店さん&素敵な「しぼったまんま」!

2011年02月12日 | 素敵な人・友人との時間
 今年は味噌がまだ作れていません
 神崎の「わくわく西の城」という場所で、この2年は味噌作りに参加させて頂いていたのですが、人気で今年の分は昨年の11月時点で申し込みを締め切ってしまったとか

 味噌はやっぱり「寒のうち」に仕込むのが良いようなので、立春も過ぎたのでそろそろ作らなくちゃな~、と思っていました。

 で、今日神崎に行く用事があったので、「わくわく西の城」で味噌作りを開いてくれている「かみやま酒店」さんへ寄って来ました

 かみやま酒店のご主人は、自分で発芽玄米麹を作っている方。発芽玄米麹で作ったお味噌は、普通の麹とは違って麹の形がそのまんま残るのですが、やっぱり美味しいんです

 ということでご主人に「自分の家で味噌を作ろうと思っているんですが、発芽玄米麹って売っていますか?」とお聞きしたところ、「すみんませんね、味噌作りイベント用に作るので手一杯で売っていないんだよね」ということでした

 ところが、「鈴木さんならあるかもよ?」とのことで、その場ですぐに電話をしてくれました

 鈴木さん、とは神崎で「神崎自然塾」をやられている鈴木さんのこと。今日は寺田本家さんで醤油絞りをやっているところだったみたい。

 そして「麹は今は無いので2月末頃なら、、、」とおっしゃってくれたので、2月末ぐらいに大豆と麹の予約をお願いしました

 しかし、こういったのって本当に嬉しいですよね~

 お店に売っていないから「ごめんなさい」ではなくて、知り合いにその場で電話をしてくれて手配をしてくれる。。。今のご時世やチェーン店では出来ない、町に根ざした商店の主だからこそ出来る、心のこもった振る舞いです

 かみやまさんにお礼を言い、今日の夜は友達が泊まりに来るのでその手土産に寺田本家の「しぼったまんま」を買って帰りました。

 その夜は数年ぶりに夜中の3時過ぎまでみんなと飲み明かしました
 その酒のメインは、「しぼったまんま」


 最初の1口目はそんなに「美味しい!」って感じじゃありません。
原酒をしぼったものなので、にごりもありますし、炭酸のように発泡していますし、寝かしていないのでまだまろやかになっていません。
 スパークリングワインのような口当たりっていうのが一番適している表現かな?
 荒々しい、というか、若い、っていう感じのお酒です。

 でも、どんどんいけちゃうんです
 味が美味しい、というより、「体が美味しい」と言っている感じ
 先月買って、美味しいと思い、この前のおかげさま農場研修でも飲み、なんだか「無いと困る」っていう感じになってしまいましたなので今日は飲めて幸せ
 好みもあるんでしょうが、私は大好きです
 かつて学生時代、日本酒に少しはまったこともありますが、今は「はまる」というより「嬉しいお酒」になっています。しぼったまんまがあると幸せになれちゃうんです
 相性が良いんでしょうね

 そして、自然農法で有名な福岡正信さんの元秘書さんが自給自足暮らしをしていて、その方が作っている「菊芋」という芋を使って寺田さんが奈良漬のようにつけた漬物を酒の肴に食べました。

 
 食感は生姜の漬物のようにカリカリしていて、味は奈良漬って感じです。血糖値をさげるはたらきがこの菊芋にはあるとか。。。普通に美味しかったですよ

 美味しいお酒を自然体でつきあえる友人や妻と飲み明かす、、、本当に幸せですね
 ほんっと久しぶりに「楽しい~」幸せな時間を過ごせました。
 親切にしてくれたかみやまさん、そして美味しいお酒を作っている寺田さん、ありがとう~ 

 
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