半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

食と命の教室:田んぼにヒマワリ・ゴマ種蒔きなど

2016年05月29日 | 農的体験・生活
5月の最後の日曜日は「食と命の教室」でした。

実は、高柳さんのお父さん(御年90歳)がこの1週間で歩けなくなり、急きょ、お世話をすることになり、ドタバタしながらなので、午前中は、私が中心で開催しました。

そのため、私も作業をして写真を撮れませんでしたが、まずは先月みんなで枝豆やトウモロコシを作ることになった畑の草取り。
1人でやったら半日かかるのも、みんなでやれば1時間ちょっとで済みました
農業は人手だな~

そして、素足で田んぼに入り、草取り

あの泥のニュルニュルした感覚は毎年たまりませんね~

そんな感じで、午前中はひたすら田畑作業をして、お腹ぺっこぺこで、いつもの美味しいお昼ご飯です


さてさて、高柳さんもお父さんのお世話が一段落し、午後から合流です。

この時期は毎年、油を搾るためにヒマワリとゴマを蒔きます。

まずは、恒例のヒマワリの種を蒔きます。

畝間80㎝、株間50㎝で、メジャーをぴ~んと畑の端から端まで延ばし、50㎝間隔で穴をあけます。


そこに種を2粒蒔きます。

去年は1粒だったのが、結構、虫にやられるなどして欠株が多かったので、今年は2粒なのです。


みんなで1列に並ぶと、ほんと早い
ちなみに、ふかふかの畑なので裸足でやる人も


さて、ヒマワリの種を蒔いた後、ここで休憩。

そこで高柳さんが取り出したのは、なんと大玉スイカ

毎年、小玉スイカを100個ぐらいつくって、毎日、水の代わりにスイカを食べるのですが、それにしてもまだ出来ていないはず、、、

お話を聞くと、ヒマワリプロジェクトをやっている八街の仲間が持ってきてくれたそうです

今年の初スイカ、とっても美味しかったえすよ~


食べた後は「ごみは畑にでも捨てちまっていいぞ」ということで、なぜか、スイカの皮飛ばし大会が始まりました


さて、休憩をはさんだ後は、ゴマを蒔きます。

ゴマは小さいので手で蒔いてなんかいられません

ということでシーダーという種まき機を使います。


真ん中のプラスティックの容器に種を入れ、アジャスターや部品を交換すると、種の蒔く間隔などが変わる優れものです


まずは高柳さんがお手本を示します。
近くの足元より遠くを見ながら歩くのがコツです。


参加者も細かく聞いて、チャレンジします。


一方で、親子で参加の方もいるので「あっちにいって帰ってくるまでママと競争したら?」と呼びかけると、素足でヨーイドン



畑作業が終わったら、みんなで休憩後、お話しタイムへ。

今月は高柳家に伝わる「養生法」「伝統療法」のお話です。

高柳家では、昔からおじいさん、おばあさんのやってきた民間療法や養生をいまだにやり続けています。
特におばあさんが、「医者の世話になるぐらいなら死んだ方がまし」という頑固者で、決して医者にはいかなかったそうです。

それでも、高柳家は長寿で、み~んな90歳ぐらいまで生きているんですよ。

おじいさんは、満州から帰国している途中で、脊椎カリエスという白血病の一種になり、病院に寝かされていたそうですが「このままだと死んでしまう」と思い、独学で治療法を学び、1人、生き延びて帰国したそうです。

おばあさんも、指の爪の間に3センチぐらいの木屑が刺さってしまって抜けないことがあり、それでも「医者に行かない」といい、庭にあるゆずの木の葉っぱを空き缶に入れて蒸し焼きにし、葉の炭を作って塗ったら、翌日、きれいにするっと抜けたそうです。

また、いわゆる「赤本」をもとに、昔からの伝統療法を今もやっています。

「赤本」というのは、大正から昭和初期までの伝統療法を看護大尉の築田さんという方がまとめたもので、1000万部だったかを超える大ベストセラー、超ロングセラーの本です。

負傷兵の治療はもちろん、その家族にも軍から配布されています。

例えば、日露戦争の時にチフスなどが流行り、相談された築田さんは、「梅肉エキス」を飲ませることを提案し、全兵士にいきわたるようにしたところ、ぴたりと止まったという話があります。

梅肉エキスというのは、青梅をすりおろして、1カ月ぐらい乾燥させると黒いトロトロしたエキスになるものです。
殺菌力や胃腸を調整する力が強く、また病気にも強くなります。

高柳家は、風邪を引いたら、梅肉エキスを飲ませて寝かせておけば、治る、ということをやってきました。

なので、昔、娘さんが小学生のころ、風邪を引いた同級生がいて「なんで、風邪を引いたら医者に行くの?」と聞いた娘さんが、周りからびっくりされた、というエピソードを話してくれました

高柳家は、医者に行かず、自分で養生して治すもの、というのが娘さんには当たり前になっていたんですね。

高柳家では、この「赤本」をもとにいろいろな療法もやっています。

たとえば、打ち身で腫れてしまった場合などは「マムシの焼酎付け」を塗るそうです。
医者の湿布より、よっぽど腫れが引くそうで、コンクリートブロックが落ちて、手がダルマのように腫れてしまったときも、乾いては塗り、乾いては塗りを繰り返すと、腫れが散っていくのが目に見えるほどの効果だそうで、大概、1日で痛みが治まり腫れが引くそうです。

だから、マムシは貴重だそうです。捕まえ方や作り方も教えてくれました

膿が出るようなものには「ドジョウの開き」を張るそうです。
ドジョウが乾くとまた新しいのを張り、ドジョウが乾かなくなれば、大体治っているそうです。

高柳さんが使っている「赤本」は、東城百合子さんの「自然療法」の本の元にもなっています。

私の手元にも新品が1冊ありますので、必要な方はお声がけ下さい。


それにしても、こういったことを未だにやっている高柳さんはすごいと思います。

ただ、高柳さんに言わせれば「西洋医学はたかだが数百年。漢方なども中国の医療から見れば何千年と続いてきたもの。江戸時代はほとんどが漢方医だった。そしてケガや病気になったら医者に見せればいい、と最近の人は考えがちだが、昔は自分で養生するという考えだったんだ」とのこと。

私も2年前に体調を大きく崩してからは、養生をしています。

昨年、体調を崩したときは、高柳さんがわざわざ我が家まで来てくれて、土瓶とゲンノショウコとケツメイシと梅肉エキスを持ってきてくれました。それから、何か食べすぎたり、胃腸が弱っているときなどは、ゲンノショウコとケツメイシを煎じて飲む習慣が付きました。

梅肉エキスは買っていますが、子供たちもたまにおやつの代わりに舐めていますよ

生活は外から与えられるものではなく、自分で作っていくもの。

健康も医者に頼らず、自分で作っていくもの、ですよね。

そんな「食と命の教室」、次回は6月23日(土)です。

農村の生活に触れたい方は、ぜひお越しくださ~い
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自然栽培・自然農法と有機栽培

2016年05月25日 | 自分の時間
私は「朝採り野菜ボックス」というのをやっているのですが、そこのお客さんにレターを毎回入れています。

今週は「自然栽培」の認知度が急速に高まっていっていることを受け、レターを書いたのですが、それを以下、肉付けして書きますね。


最近、自然栽培に関心を持つ人が増えてきたな~と思います。

自然栽培の本が普通に本に出回るようになったし、身近なお友達家族から「自然栽培をやってみたいと思うのですが、どう思いますか?」と聞かれることもあり、また知り合いの農家さんのところに「自然栽培で作らないか?」とか「卸してもらえませんか?」といった声がかかる、なんて話を良く聞くようになってきたのです。


 自然栽培については、私も自分で畑をやるようになった最初の1~2年は強い関心があり、実践していました。
特に「徳野雅仁さん」という方の本はとてもわかりやすく、愛読していたのを思い出します

また有機農業より自然栽培の方が良いと思っていました。

例えば「動物性たい肥」は良くない、なんていう情報を頭に入れると、最初の頃は「そうなんだ」と頭でっかちになっていたものです

しかし、いろいろこの業界を知り、自分でも畑をやっていると考え方が変わってきました。

結局、「有機」「自然」という区別は人間が勝手にしていることであって、「理屈や言い方の問題に過ぎない」、ということが分かったからです。


その考えを、以下かいつまんでまとめてみます。

自然栽培、あるいは自然農法と言われるものには歴史があります。

古くは「わら一本の革命」の福岡正信さんから始まりました。
この福岡正信さんは世界的には「泥団子」で有名な方です。
日本では自然農法に関心がある人や哲学に関心がある人しか知りませんが、結構有名な方で、砂漠の緑化にあれこれ苦労していたところ「自然に任せればいい」ということで、いろいろな種類の種を混ぜ込んだ泥団子を使うことで、その気候、土地にあった種が発芽して根付く、というので成果を出しました。

もともとは、農とは何か?いきつくところ自然にゆだねればいいのだ、ということで、麦、レンゲ、稲を直播して自然に任せる、という「自然農法」を編み出した方ですが、農家というより哲学者みたいな人です。

また、世界救世教の岡田茂吉さんも「自然農法」を広めました。
その後、川口由一さんが実践し、最近では「奇跡のりんご」の木村さんという流れがあります。


私は「奇跡のりんご」の木村秋則さんにも会ったことがありますし、木村さんのお話も大好きです。
木村さんは「農業はそもそも人の手がかかるから自然ではない。だから自然農法とは言わず自然栽培なんです」と言っています。

木村さんが「自然栽培」という言葉を有名にした立役者ですね。

でも、それが広まった理由の1つには、「有機の野菜は腐るけど、自然の野菜は枯れる」と言った、現状の否定も入っているからです。
実際はそんなことは無いのですけどね。。。

とにかく、自然農法、自然栽培というのは「聞こえが良い」んです。


この20年ぐらいで、「農薬や化学肥料は良くない」といったイメージが広がり、「無農薬栽培」「無農薬野菜」「有機野菜」という言葉が乱立したので収拾をつけようと国が動いた(実際は、外圧なのですが)ので、「有機JAS法」が制定されて、「有機農業」「有機栽培野菜」という言葉が広がりました。

しかし、さらに「有機栽培より自然に任せた方がもっと良い」といったイメージがここ最近、広がってきているのです。


でも、実際はそんな簡単な話じゃないんですね。

まず、「自然農法」「自然栽培」といった言葉があやふやです。

火曜日に「2年前に自然栽培を始めた」という方にあったのですが、その方の発言にびっくりしたのです。
その方は、最初の2年は無肥料、不耕起でやっていたのですが、収量が上がらないというので、肥料もあげ、耕してもいるというのです。

「それって、自然栽培じゃなくて普通の無農薬栽培、有機農業のことじゃない」と思ったので、て私が「有機農業に近い自然栽培ですね」と言うと「えっ、違いますよ。有機農業は農薬を使いますよね?私は使わないのです」と答えたのです。

いわゆる「有機農業」というのは、一般的にはたい肥を入れ、土作りをし、化学農薬や化学肥料を使わない農業です。

ただ、あいまいなので国が有機JAS法で「有機栽培野菜」の定義を作り、その栽培方法の条件の1つに「指定農薬」として、例えば油とか硫黄といったものは使ってよい、という定めをしたのです。

たぶん、この方は「有機農業は指定農薬は使っているから自然じゃない」と思っているのでしょうが、「有機栽培野菜」というのは、厳密に管理がされていて、例えば基本的には種への農薬も不可、苗の化学肥料も不可といったように、化学物質に関していえば、もっとも規制されている農法で作られた野菜です。

例えば、農薬を使った畑に入ったトラクターは使っちゃいけない、なんていう規制もあるんですね。

また、結構業界では有名なナチュラルハーモニーという自然農法・自然栽培の草分け的存在の販社の社員だった方の話も聞きましたが「トップは信じていますが、現場はそんな甘いものじゃないんですよ。家庭菜園に毛が生えたような野菜とかがほとんどなんです」という愚痴を聞いたことがあります。

神崎町で不耕起田んぼの岩澤先生にも少しお世話になったことありますが、実際は手で草を取らないと田んぼの草が抑えれることはできない、ということを知りました。

木村さんが始めた自然栽培のショップが東京にできたのですが、その店舗責任者の方が私の知り合いの農家を訪ねて野菜を卸して欲しいという相談に来たそうです。

というのも、「自然栽培だとなかなか安定して作られず、またできたとしても農家さんは本当の旬のピークだけしか出してくれない、だから店の8割は有機野菜になってしまっていて、地産地消どころではなく、全国から野菜を取り寄せている状況で、慢性的に品が足りない」というのが現状だそうです。


また、私の経験ですが、自然栽培だろうが有機農業だろうが、現場に行くと、私は「あっ、この人の栽培って、、、」と思う人がいるのです。
結局は行きつくところは人柄だというのが私の結論です。
人柄が育て方にそのまま反映されているんですね。


有機農業、自然栽培、自然農法、いろいろな言い方がありますが、農家さんはそれぞれが「信念」を持っているので、決して間違ったものは1つも無いと思います。

結局は、その人の人生の経験、その人が使った畑で実践された結果なんですよね。


そして、買う側、食べる側に立つと、「有機」だろうが「自然」だろうが、結局は実態は現場に行って触れてみないとわからない、というのが私の経験上の考えです。


ただ、大きな話でいえば、本当に良いものであれば広く普及しているはずです。

それが広がらないのは経済合理性に合わないから、つまり農業としては成り立たないからです。

有機農業についても、要するに「昔からやっていた農業」であり「昔から今まで継続していた農業」であるから、あえて「有機」という必要も本来はないのですよね。

本来、土に還る作物を収奪するのだから、その分はたい肥などで土に取った分を還すこと。消費者が「おいしい」と言うような品種や育て方をすること。

病気や虫に食べられないよう健康に育つ環境を整え、安定的に収穫ができるようにすること。

それを実現できている時点で、それは自然ではないかもしれませんが、自然な状態よりも健康に野菜が育っている証拠なのかもしれません。

木村さんも言っていますが、そもそも人間の都合に合わせて食べ物を収穫しようというのが「農業」である以上、それが全くの自然の状態で成り立つことはあり得ないのですから。


ちなみに、私個人の意見としては、自然栽培は「家庭菜園」としては面白いですよ
私の畑は、ほぼ「自然栽培」です。
草もいっぱい生えているし、手が回らないからほとんど耕していませんからね

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3年ぶりの運動会

2016年05月21日 | 素敵な空間・イベント
(土)(日)家業の私の生活の中で、5月は特に忙しく、小学校の運動会は2年間行けていませんでした

ただ、今年はタイミングがあって、3年ぶりの運動会に行けることになりました

まあ、幼稚園の頃は間近で頑張っている子供たちに感動していましたが、小学校ともなると、そこまで思い入れることもなく、また子供たちも大勢いるので、残念というよりは仕方がないか、という感じでした。

それでも上の子の運動会には1年の時にしか行っていなく、いつの間にやら4年生。
下の子は去年、初めての運動会に行ってあげれていなかったので、参加できるのはうれしい限りです

天候も暑すぎず最高の運動会日和

朝にお仕事の電話があって開会式には間に合いませんでしたが、久々に参加できました。

行くと驚いたのはその観覧者の数

子供たちは今年は700人を切っているそうなのですが、観覧者の数は増えたのじゃないかな?と思うほど、上のグラウンドは全部テントだらけ

朝早くから並んで場所取りをした方もいるそうで、幼稚園と違ってそこまでスペースが限られているわけではないのですが、やはり良い場所を取りたいという気持ちは親心ですよね~

さて、奥様は本部仕事をしていて私は1人観戦。

運動会というのは1人で観戦していてもそれほど楽しいものじゃありませんが、知っているママさんとお話ししたり、子供たちの頑張りに一人、「お~、早いな~」「お~、すごいなあの子は」と、おやじの1人として声をあげながら楽しんでいました

また、放課後子供教室で学校に出入りするようになったこともあり、先生達の活躍にも目が自然と行くようになりました。

運営で走り回っている先生を見ると「先生も大変だよね~」と思います。

そんな先生方と5年生が一緒にコンビを組む競技があったのですが、これはとっても面白かった

子供たちの50メートル先ぐらいに先生方が固まっていて、ヨーイドンで子供達は中間地点のカードに走っていてめくるんです。

すると、そのカードには先生の名前と一緒にやる競技が書いてあるらしく、カードを確認したら、目当ての先生を探す子供たち。
その子供たちをみながら、自分の名前を呼ばれるか待ちながら手をあげて自分の居場所を教える先生達。

そしてコンビニなった先生は、おんぶしたり、二人三脚したり、デカパンに一緒に入ってゴールに向かうんです。

その先生と生徒の姿はとても微笑ましかった

こういった関係が築けるって、いいですよね~。


そういえば6年生の親子競技も面白かった

ウォーリーを探せのパクリで、親はボーダーのシャツを着て後ろ向きに100人ぐらいが立っていて、その後ろから子供たちは走ってきて自分の親を探すんです。

で、見つけたら手をつないで競技地点まで走り、ボールを背中でサンドイッチにしながら落とさずにポイントまで走り、最後はおんぶしてゴールへ

中には、親ではなく子が親をおんぶしして走っている姿もあって、「最後の運動会で味な競技をやるな~」と感心しました


そして、6年生の組体操は動きがある新しい組体操で面白かった

私の代は普通にサボテンやらピラミッドをしたわけですが、今の子供たちは「動き」があって、50人グループ×2が横一列に並んで波のうねりを表現したり、真ん中のタワーの周りを音楽にあわせて側転する子供たちがいたり、合図とともに子供たちの手の上で寝転がっていた子が1秒で立ち上げられる演技(?)があったり。

それにしても、自分たちの頃の運動会とは内容は全く違いますが、子供たちが頑張っている姿は変わらないな~と思いました

これは全校で行う大玉ころがし。赤、白、それぞれ350人ぐらいで行うので結構面白かったですよ


そして昨夜から準備をしている奥様のお弁当も相変わらず豪華


5月の新緑の季節の運動会、来年も参加できたらいいな~
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ニンニク豊作♪ 畑仕事も順調♪

2016年05月20日 | 農的体験・生活
今年は色々豊作です

空豆がとても豊作ですが、3月ぐらいから「今年はもうこんなに大きくなっているぞ。もしかしたら豊作かも」と思っていたのがニンニクです。

実際、同じユリ科の玉ねぎ農家さんの玉ねぎも無茶苦茶大きく、豊作でした。

そしていつもより半月ぐらい早く、4月末から芽が出始めたニンニク。
もう頃合だろう、ということで、掘り上げました


大小あわせて40~50玉近くありますが、でかいのはとっても大きく育ち、販売用と種用に多少まわしても、秋ぐらいまでは持ちそう


ちなみに1度収穫した後、放っておいた同じユリ科のニラもぐんぐん大きくなっています


そして、やらなければいけない畑仕事がありまして、まずは枝豆の移植。

今年は茶豆を播いてみましたが、ボチボチそだっております。
ただ農家さんに聞いたら、「本葉が少し出たらまだ子葉が残っている状態で引っこ抜いてしまっていいんだ」、ということを今年になって初めて知ったので、「早く移植しないと」、と思っていたのです。


色々やってきましたが、やっぱりマルチをした方が管理が楽ですものね


あともう1つ、この時期にやらなければいけないのが落花生の種まきです。
昨年は世の中的には大不作で「種が倍になるよ」と言われていたので、自家採取したものを多めに取っておきました。
畑で実を取り出して播いたら、結構あまったので、残りは煎って食べます


その他、空芯菜、ポップコーンの種播きなどもし、残りはオクラと白はぐらウリの移植、そしてサツマイモですね。

大物のサツマイモの畝立てさえ終われば、あとはひたすら草取りと収穫の夏がきます。

来週にはサツマイモをやりたいな~

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豊作な空豆さん♪

2016年05月18日 | 農的体験・生活
火曜日の大雨からカラリと晴れ、多少足下は水分がありますが、お日様と風が気持ちよい日

そして、先週からちょこっと早採りしてしまった空豆ちゃんが、今日は大量収穫です


先週、9割ぐらいがアブラムシにやられてなかったので、「いまのうちに。。。」と早採りして小さな空豆を家族で「美味いね~」とパクパク食べたのですが、1週間経ってどうなっているだろう、、、と見ると。。。

お~、まだ全然やられていないきれい~



空豆は大概アブラムシがべっとりついて、そこから病気みたいになるので、ダメな年は6割以上が大きくなる前にダメになることもあるんです。

なので市販の空豆は農薬をたっぷり使います。
たっぷりといっても、強力なものを使うというより、何度も何度も使うということですね。
アブラムシは生まれた時に既に次世代がお腹にいるといいます。
しかも周囲の環境でオス・メスどちらにもなるともいいます。

ということで環境適応性が高く、1つの農薬に対してすぐに抵抗性が出来るらしいのです。
なので、次々と農薬の種類を変えなくてはならないそうなんですね。

で、1度発生したらもうアウト。ネズミ算式に、、、という言葉がありますが、それ以上に爆発的に増えちゃうんですね。

ところが今年は本当にキレイ~

畑をやり始めてから空豆は作っているのです、もう7年目ですが、ここまでアブラムシがつかず病気にならず、空を仰いでいた鞘がきれ~いな状態で地面に垂れ下がるまで大きくなったのは過去1回だけ。

豊作なのは2/7、つまり約3割ぐらいの確率ですね。

これも今年の天候が私の空豆にあっていたのでしょう
それにしてもキレイだな~。



あちこちで大きく垂れ下がっている空豆ちゃん


入れ食い状態で大量の空豆ですが、採れたて茹で立てはそれは美味しいのです

ビール好きの奥様だけでなく、最近は子供も食べるようになってきているので、家族もご機嫌です
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需要と供給

2016年05月16日 | 仕事の中で
この(土)(日)で、「田んぼと畑の耕育教室」の今月分が終わりました

5月はスタートのシーズンで、一番人気の田植えのため、通常は月2回の開催を月4回にしています

この教室もおかげさまで5年目となり、2年ぐらい前から急激にお申込が増え、毎年5月はキャンセル待ちが出るぐらい

関心を持ってくださる全てのご家族に参加して頂きたいと思いつつも、対応できない心苦しさは毎年、この時期になると湧き上がるのです

先週に続いて、根本さんが「レンゲ」を使った無農薬田んぼや田植えの説明をし、聞き入るみなさん。


田んぼではしゃぐのは親も子も一緒。


都市部ではとても出来ない裸足で道路を闊歩する姿などを見ていると「あ~、今年もやってよかったな~」と思います。


一方で、対応出来ないことに対する葛藤は相変らず


「需要」と「供給」のバランスの問題で、東京から来た人からは「安すぎますよ」とよく言われます。

一方で成田市民としては、これ以上値上げすると、自分だったら参加しにくいな、という思いもあり、少しずつ値上げをしていますが、今年はそれ以上に参加のお申込を頂きました。

嬉しいことではありますが、参加できない方、受入れ出来ないこちら、双方、つらいですよね


「いいものなんだから、一定の対価は必要」と考えるのは企業体が考えること。

あくまで、「自分でも参加できる額」というのが1つの基準ではありますが、さてさて、、、と考えるところです。

いずれにしろ今年ははじまり、既にお申込を頂いたみなさんに、出来るだけ対応出来るよう頑張っていきたいと思います。


せっかく見つけてくれて、お申込や問い合わせをしてくれたんだから、そのご縁を大事にしたいものですよね~。
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今年も始まりました!「田んぼと畑の耕育教室」

2016年05月08日 | 農的体験・生活

今年も始まりました「田んぼと畑の耕育教室」

私が農村コーディネーターとなり最初に始めたこの教室も、今年で5年目。

さすがに5年もやっていると認知度やリピーターも多く、この3年間ぐらいは、常に満席御礼、キャンセル待ちという状態です

毎回、お断りしなくてはいけないのは心苦しいのではありますが、リピーターさんも多く、その中でも新しい方々もご参加頂いて、毎年少しずつ違った雰囲気で開催で来ているのも楽しいところ。

スタッフを入れると70人前のお料理を作り奥様チームも大変ですが、運営責任者で農家の根本さんとの調整やお客さんとの調整を1人でやっている私も、1回目は開催まで本当に気が抜けない1年で最も大変な時期の1つなのです。

そして、無事、開催が出来た事を今年も有難く思います

さて、例年通り、多数の皆様にお越し頂き、ご挨拶をした後、ぞろぞろと60人ぐらいを引き連れて根本さんの田んぼに移動。

ますは根本さんから田んぼや苗の説明です。
教室で使う田んぼは、根本さんが無農薬で作り続けている田んぼで、毎年レンゲを育ててそれを肥料にしている田んぼです。
そのため、有機栽培といえる田んぼなんですね。


みんな集中して聞いています。


さて、田植えのやり方を根本さんが説明。といっても、この教室は乳幼児向けなので、きちんとできる子はほとんどおらず、「自由にやっていいですよ」という根本さんの言葉を聞いて、笑いがこぼれます



さあ、田植え開始


恐る恐る足を踏み入れる方、最初からキャッキャはしゃいでいる子供、子供以上に興奮している大人、田んぼよりもカエル捕まえに興じる子供など、色々な姿がありますが、ものの数分で、みんなで自由に田んぼを楽しみ始めます


2日目はNZからお越しの夫婦もいて、根本さんの英語を始めてききました


田んぼでドロドロチームも
このぐらい遊ぶのが楽しいんですよね~。


田植えの後です。風にそよぐ苗が気持ち良さそう


さて、田植えが終わってランチに戻ると、うちの子はひたすらカエル捕りはしていたようです。
初めてのお母さんがびっくりするぐらい


こんな感じ。白いお腹を沢山見ると「キャー」と声を上げるお母さんもいます


この大量のカエルの中から鳴き声も聞こえてくるので、「どれだろう?」と言っていると、昨年から参加しているなれた女の子が「これだよ」と見せてくれました。
膨らんでいますね~


うちの子をはじめ、田んぼに慣れっこになった子供達は、捕まえたカエルや水で遊ぶ方が田んぼより楽しいようです



さて、美味しいご飯をたらふく食べた後は、畑の時間です。

まずはミニトマトの苗植え。
トマトの特徴、脇芽を摘むことや植え方などを説明し、「そうとは知らなかった」と言うお母さんも。
1家族1本だけですが、4日間で60本近く植えるので、7月頃は入れ食いですよ


次に落花生の種を播いています。
落花生は千葉半立という品種が昔から王様であること、その特徴、鳥に気をつけて播くことなどを説明し、みんなで播いていきました。




一通りのプログラムが終わった後は、恒例の「フリータイム」

実は子供達は、なれてくるとフリーの方が楽しいんですよね~

まだ作物が植わっていない大きな畑の中で素足になって鬼ごっこをしたり、根本さんのお母さんの畑の野菜を観察したり、また田んぼに戻って田植えをしたりと、色々なご家族がそれぞれの過ごし方をされていました

そして、初回で後片付けをしてくれたのが子供達
農業の世界では「子供も戦力」と言われますが、ほんと、よくやってくれました


根本さんの機械に子供達が乗っかってしまって壊してしまう、というトラブルがあったものの、大きな事故などはなく、何はともあれ今年の教室をスタートできてよかったです。

そして来週も同様に(土)(日)連続で教室です。

1年のはじまりは、何かとあるもので、それを修正しながら来週も頑張っていきたいと思います。

おてんとさま、田んぼや畑さん、そして根本さん、今年もどうぞ宜しくお願い致します
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連休でも畑

2016年05月05日 | 農的体験・生活
(土)(日)で小見川のキャンプ&ボート体験をしましたが、今週はいたって普通に仕事をしています

というより、今度の(土)(日)で「田んぼと畑の耕育教室」が始まるので、その準備もあり、一方で畑もやることがある時期なのです。

月曜日は「田んぼと畑の耕育教室」の準備のために、根本さんのところにいって奥様は茶碗などの整理、私はゴミ拾いと駐車場の草刈り。

火曜日は畑でマルチ張りとおかげさまの仕事。

水曜日はいつもの農家さんお手伝いと野菜の配達。

特に水曜日は朝が大風と雨だったのですが、9時過ぎにからりと晴れ、気温もグングンあがり、ハウスの中で3時間仕事したのですが、もうヘトヘトでした

今日は無理せず、お仕事を午前で切り上げました。

とはいっても、今日も含めて毎日畑には行っています。


その理由はマルチ張りもありますが、収穫物のアスパラとスナップエンドウがドンドン育ってしまうからです。

3~4日で、こんなにそだってしまったアスパラ君。


放っておくと1mぐらいにすぐなってしまうんです


こちらは空豆。このぐらいだともうアブラムシの餌食なのですが、まだ絶好調でやられていません
このまま育ってくれると嬉しいのですが。。。


ニンニクはもう葉っぱが枯れ始めています


そしてもう芽が
大体5月下旬ぐらいに芽は出るものですが、もう出ているとは。。。
芽が出始め、葉が黄色く生り始めたら収穫がせまっているサインです。
今年はなんと早いことでしょう


そしてそして、先週からとれはじめたスナップエンドウは、天候が良かったせいか、一気に入れ食い


3月播きもぼちぼち大きくなってきましたが、これから一気に大きくなるので再来週ぐらいには収穫がバンバン始まりますね


アスパラ、ニンニクの芽、そして大量のスナップエンドウで2kgぐらい?は採れました


最後におまけの大根の花。種も出来始めました
これは在来種なので、種取でもしてみようかと思っています



話は変わりますが、水曜日はいつも通り国道や県道がすきすきでした。
今日の午前もすっからかんだったのですが、午後に一気に増えました。

みなさん、明日の平日に向けて帰ってきているんでしょうね。


さて、毎日畑に行っていましたが、(土)(日)の教室に向けて、明日から臨戦態勢です。

体調を整えて、元気に無事に教室を運営できますように

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野草干し

2016年05月02日 | 農的体験・生活
ちょっと前に刈ってきた野草たち。

スギナにヨモギ、ちょこっとドクダミです。


スギナはいつもお手伝いに行っている有機JASの畑で野菜を作っている農家さんのハウスに生えていたスギナ。
だから、有機JAS認定可能なスギナですよ


乾くとこんな感じです。
スギナは「あなたと健康」の東城先生が「スギナは何にでも兎に角良い」というほど、効能抜群の薬草です
でも、あまり煮出しちゃダメだそうですね。強いんでしょうね~。


こちらはヨモギ。ヨモギ団子の余りは干してしまえばいいですね。


まだ半乾きでもうちょっと時間が必要。ヨモギはお風呂に入れても天ぷらにしても食べてもいいし、乾燥させても団子にも出来るし、まあ何かと使える野草ですよね。


こちらはドクダミ。本当にちょこっとだけ採ってきました。


こちらも半乾きですね。
私はドクダミの臭いが好きじゃないのですが、奥様がわざわざ買って来ているので、わざわざお金を出さずとも生えているのでもったいないと思って、今年は試しに1杯分ぐらい干しています。
美味しかったらまた採ってこようと思います


もうちょっと干してからお茶にしようと思います
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ファミリーキャンプ、ボート体験

2016年05月01日 | 農的体験・生活
田んぼのオンシーズン直前に、小見川少年自然の家というところのファミリーキャンプに行ってきました

このファミリーキャンプは、キャンプ初心者でもテントも貸し出してくれるキャンプで、10組限定で奥様がネットか何かで見つけてきたイベントです。

小見川の少年自然の家は成田から車で1時間半ぐらいのところで、プラネタリウムやボート体験が出来ることで、知る人ぞ知るスポットです

さて、ちょっと遅刻気味で到着した初日、何が凄いって、風が凄い

気温は20℃はあったと思うのですが、川沿いとはいえ、主催者も「今日はいつもより大分強い風です」と、夜、外でキャンプが出来ない場合は施設内で宿泊することも検討しなくてはいけないほどの強雨

みんなでテントを建てたものの、まあ、ぐわんぐわん揺れて、中には安全を考えてあえて1度わざとつぶしたテントもあるぐらい、まあ凄い風

テントがみんな建った後は、いよいよ「石焼ピザ作り」

といっても焼くのはスタッフがやってくれるので、生地を作ってトッピングをする、というもの。

まずは小麦粉をこねこねし、練っていったのですが、強風に当たり続けたので、大人は寒いのなんの
そんな中、子供達は頑張ってこねてくれました



その後、玉ねぎ、厚切りハム、アスパラガス、ミニトマトをカットしてトッピングし、最後にチーズとツナとコーンをトッピングしてから石釜へ。
スタッフのチャイさんが石釜で焼いてくれます。

この石釜、ブロックで作られている2段式。
下段は直火、上段は蓋をして高熱で焼くもののよう。


ちょいちょい蓋をあけて、様子をみながら焼いてくれました


出来上がりはこんな感じ、見た目どおり超おいしかった


こちらはダッチオーブンで煮込んだオニオンスープ。
玉ねぎ1個を半分にしたものを煮込んだものですが、これも超美味しかった


そんなこんなで、強風の中、思ったより体も冷え、寒い寒いといいながらピザとスープを食べたのですが、どうやらこれが夕ご飯のよう。
4人家族だとちょっと少ない気もしたのですが、2人で参加していた家族は食べきれなかったみたいで、捨てちゃったところもあるらしいです。もったいないな~。

さて、ピザ終了後は、改めてテントを少し補強し、自由時間の後、キャンプファイヤーへ

強風で開催は出来ないだろうな~、と思っていたキャンプファイヤーでしたが、夕方から風は少しずつ治まり、暖かい火の回りで「猛獣狩りへ行こうよ」といったゲームなど、みんなで楽しめました

そしてお風呂のあとは「チョコフォンデュ」デザートタイムもあり、「寝る前に?」と思いつつ、子供も大人もハッピーな感じで過ごしました。

そして2日目はボート体験
ボートもいきなり川へ出るのではなく、施設内のアリーナの中をこぐというもので、結構面白かった
でも、気合を入れてこいでいると腕がパンパンになってきて、超疲れました
ちなみに、最後まで夢中になっていたのは男の子とうちの奥様の2人でした



ファミリーキャンプ終了後に行ったのが、近くの城山跡公園というところ。

1600年ぐらいにお城は無くなってしまったそうで、その名の通り、城があった跡の公園という感じなのですが、うちの子が期待していた「お城の跡地」という感じでもなく、また「つつじの見頃」といってもそれほど無く、公園自体はボチボチという感じ。

ただ、駐車場近くにあったのが、高さ10m近くあるロープで出来たタワーが凄かった


上の子は小さい時からジャングルジムで遊んでいたため、木登りは得意で、こういったのも昇るのは大得意


てっぺんまでボールを持っていき、てっぱんからボールを落とした瞬間を写真で撮って欲しい、ということで、次男が見事に撮った写真がコレ。
お見事


また、てっぺんからお兄ちゃんが撮った周囲の写真です。
私がこんな高いところに昇ったら、怖くてとても写真なんか撮れません




そんなこんなで2日間、目いっぱい楽しめてよかった

小見川少年自然の家は、またボート体験やプラネタリウム体験がある時に行ってみたいな~と思いました。

そして、これから田んぼと畑の教室が年末まで続くオンシーズンの始まりです。

無理をせず、1年間、元気に過ごせるようペースを保ちながら頑張っていきたいと思います
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