半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

今日も味噌作り♪

2021年01月31日 | 農的体験・生活

1月~2月は引き続き、週末はイベントづくし

この前の(土)(日)が味噌作りでしたが、この(土)(日)も味噌作りでした

いや~、毎回、味噌作りを作っていますが、みなさんが喜ぶ顔を見ると、それはそれで頑張れるというものです

味噌作りといっても、教室主催者としては、作り方をレクチャーしている事よりも、一番大変なのは準備と後片付けなのです。

机を拭いて、洗い物をひたすらする。

で、教室中はお話しっぱなし。

冬なのですが、朝は準備で汗が出ますし、基本的に午前と午後のWヘッダーなのでお昼ご飯を食べれる時はまれで、まあ1日が終わるとドッと疲れるのです

まあ、それでも、こうやって初めての方が「へ~」と面白がってくれて、子供達が味噌作りを体験して、それがそのご家族の習慣となって、「まともなものを食べると美味しいね」とか「自分たちで作ったものはやっぱりいいね」といったようになっていけば、それは食の理解や家族の健康に繋がりますし、良い事ですよね

ということで、これで4連発の味噌作りが終わりましたが、この(土)(日)も味噌作りです

頑張ります

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普通の味噌・・・普通の材料を使った味噌

2021年01月26日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜BOX」のレターです。

 農業体験教室を主業としている私の1~2月の週末は、ほぼ味噌作りで埋まります。

 この前の(土)(日)を含め、これからの週末は6日連続で味噌作りをするので、週末は休み無し!頑張っております。

 味噌というのは材料がシンプルで「大豆・糀・塩」の3つで出来てしまいます。

 なので材料が良ければ美味しく、悪ければ美味しくない。

 もう30年以上前の話らしいのですが、大手メーカーはコストダウンのために油を絞った大豆カス(本来は肥料や豚のエサになるもの)、糀はクズ米(これも家畜のエサや安い煎餅の材料となります)、塩は化学合成塩を使うことで、普通に作ったら材料費だけでも400円はいくはずの味噌が、材料費より安い1パック300円前後で味噌が販売されるようになったそうです。


 また、本来、半年以上寝かせることで熟成が進み、微生物がたくさんのアミノ酸を出して旨味や風味が出るのですが、加圧&加温により3ヶ月で仕込んでしまうことで、コストダウンに成功(?)したのです。

 しかし粘りが無いので増粘剤を入れ、味がのらないのでアミノ酸などを入れ、「出汁入り味噌」として売られました。

 そういった味噌が「普通」になったため、教室に来て手作り味噌を食べた方は「ここの味噌は本当に美味しいんです!」とびっくりします。

 教室を卒業した方も、味噌作りだけは毎年単発で参加する方もいるほどです。

 しかし、実際は農家さんからすれば「昔のやり方の通り普通の材料を使っているだけ」なんですね。


 TVCMなどで数年前から「丸大豆使用」と謳う味噌が出てきましたが、大豆が丸いのは当たり前で、逆に謳っていないのは大豆カスを使っているということです。

 塩もNaCl99%の化学合成塩を使っていれば塩辛いだけで高血圧などにもなるでしょうが、普通の海水塩なら熟成期間をきちんと経ることで、微生物がミネラルを食べてくれて旨味に変えて「良い塩梅」にしてくれます。

 また、減塩というのもちょっとおかしいですよね。

 保存性を高めるために必要な塩分があるわけで、減塩する代わりに熟成期間を減らしたり保存料を入れるのは本末転倒です。

 きちんとした海水塩を使っていれば、自然の力が働きますから体に不必要なら排出されるはずです。

 まあ、そんなこんなで日本の伝統食でもあり発酵食でもある味噌汁を毎食食べていれば、コロナなどに対する免疫力もあがるはず。

 味噌汁がある、つまりご飯、納豆、海苔、漬け物などの和食と、パン+マーガリンやジャム+コーンスープや牛乳などの洋食、どっちが健康食か、考えるまでも無いですよね~♪

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今年最初の「田んぼと畑の耕育教室」&「食と命の教室」

2021年01月24日 | 農的体験・生活

1~2月は味噌作りなど細かい教室で(土)(日)が埋まる月。

成人の日に「自然薯掘り」をしましたが、この(土)(日)から6連発で週末は怒濤の教室運営ラッシュです

まず、土曜日はお子様連れのご家族向けの「田んぼと畑の耕育教室」で味噌作り。そして日曜日は大人向けの「食と命の教室」でこちらも味噌作りでした

 

土曜日のは今年1回目の「味噌作り教室」。

コロナ禍で参加を悩む方もいましたが、心配なら無理する必要無いし、あえて外に出たいならこちらはウエルカムですよ、という体制でお迎え。
 
初回は毎回大変で、10時開始ですが、8時から準備開始。
なんと、ガスが切れて大豆が煮え切れていない、というハプニングも起きたり、農家の根本さんの準備が間に合っていない事もあり、10時まで息つく暇もなく汗だくで準備
 
10時前からいつものご家族が登場し始めましたが、みんな「寒いですね~」と体はブルブル。
一方、私は汗だくで、対照的でした
 
今回はお昼頃に単独で来られた方のお迎えもあり、お昼ご飯を食べる時間は全く無い状態でした。
というのも、子供が大きくなった後でも、「体験」ではなく「美味しい味噌が仕込みたい」という需要がありまして、大人だけで味噌を仕込みに来られるんですね。
 
そういった「昔ご参加頂いた方」から色々お話を聞くのも楽しいですね
 
まあ、そんなこんなで、15時過ぎでようやくほっと一息。
今回はマスクをして過ごしたので、ただでさえ息切れする程なので、とっても苦しかったですが
 
翌日は大人向けの「食と命の教室」。
こちらも味噌作りでしたが、2020年度の最終回でした。
 
年末に高野山に行からたというご夫婦がお土産ということ持ってきたお酒が朝一から配られ、髙柳さんは気分上々
緊急事態宣言下ということもあり、3人がお休みしましたが、参加した方はノーマスクで、「さすがだな~」と世間とは違う雰囲気で、まあリラックスしていました
 
高柳さんも「最終回」ということで、昨夜、まとめて来たという資料を配付して、それに基づき、1時間半、熱く語っていました。
 
その資料の最後の方には、髙柳さんの師匠や先達からの言葉が書いてありましたので紹介すると。
 
・藤原正彦氏は、「野に咲くスミレを美しいと思う心が大事」という。
・無着成恭老師は、「誰にでも人には言えない悲しみがある」と式にくれた。
・半藤一利氏は、「人間が非人間的になれることが戦争の恐ろしさ」という。(歴史をたどる中で)
・高田好胤管長は、「感謝の心、こだわらない心、かたよらない心、とらわれない心」と説教し続けた。
・我が師、和田金次先生は「人間は自然がなければ生きてゆけない」と教えてくれた。
 
心に染みいる言葉ですよね~。
 
藤原氏は「国家の品格」の著者でもある数学者です。
数学者というは「自然に対する美意識」が無いと本物にはなれないのですね。
数学というのは「自然現象がシンプルな数式で表わせる」という事に「美」を感じられるもの。
そういった人が「数学者」になります。
 
そういう意味で、「日本ほど自然豊かな国は無い」ということで、「農村が廃れていくことで、本物の数学者はもう出てこないだろう」という方です。
 
無着成恭さんは、多古町でまだご存命の髙柳さんの師匠です。
「山びこ学校」「子供電話相談室」などで有名な教育者で、髙柳さんの「おかげさま農場」という名前も無着先生からの影響です。
 
半藤さんは「ノモンハン事件」や「日本の一番長い日(以前、映画にもなった8月15日の戦争終結の玉音放送を巡るドラマ)」の著者です。
 
高田管長は薬師寺の名物管長だった方で、復建のために大口のスポンサーを断り、1人1写経1000円でお金を集め、そのために全国行脚をした方です。
 
参加者の1人が「私のおばあちゃんが写経をしに行ったと聞いています」とのこと。私は知りませんが、多分、70歳以上の方ならみんな知っている方だと思います。
 
そして、和田先生というのは、髙柳さんが青年自体、「農民である前に1人の大人であれ」という教育を受けた、農村中堅青年養成所の所長だった方です。
 
戦後、満州から引き上げる時に、命をさらりとかけて集団を救った逸話、剣道7段で8段試験で審査員が満場一致で8段昇格としたのに「自分はまだ未熟」と自ら断った、というような方だそうです。
 
髙柳さんが夜飲み過ぎて、朝、押し入れに隠れていると、「髙柳くん、朝だよ、さあ、教室に行こう」と声をかけてくる。
髙柳さんも「叱られるんじゃなくて、ああいう感じで来られると参ったな、となって出ざるを得ないだよな」という感じだったそうです。
 
養成所の隣にあった「ビワの試験場」で、10年20年かけて品種改良しているものを、仲間が食べちゃってクレームが入った翌日の朝、朝食にビワが並んでいたそうです。
 
ビワを盗んだ生徒を探すのではなく、自腹でビワを買ってきて「食べたいだけ食べなさい。ただ人に迷惑をかけちゃいけないよ」といった朝礼をしただけ。
 
後日談で、犯人だった仲間が「あれには参っちゃったよな」としきりに反省していたそうです。
 
教育者としてというより、人格者として「格が違う」ということで、青年達は養成されていった、そういった高柳さんの師匠です。
 
 
こんな師匠の言葉を71歳になった髙柳さんが連ねて、この「食と命の教室」のみんなにも語る。
 
髙柳さんの中には師をはじめとした先達の言葉が心に刻まれているんですね。
尊敬できる先達がいること、それは人生に心路(すじ)をつけ生きる力を与えてくれる。
そんなことを教えて頂いている気がします。
 
私は髙柳さんに出会って初めて「師」が出来ました。
そんな髙柳さんにも「師」がいるわけです。
 
師匠というのは本当に有り難い存在です。
 
教えてというのは、言葉や情報ではなく、「人を通じて感じうるもの」だと思うからです。
 
そんな髙柳さんとご縁を持つことで、何かしら人生が変わる、とおもって、その「出会いの場」として開催してきた「食と命の教室」もこれにて2020年度終了です。
 
(土)(日)連続開催でヘロヘロですが、6連発のまずは2連発、無事に開催出来て良かったです
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初めての干し芋作り♪

2021年01月22日 | 農的体験・生活

私は色々手作りしています。

味噌、梅干し、らっきょう、ニンニクの醤油漬け、たくあんなど。

そんな中、やっていなかったのが干し芋です。

農家さんから「紅はるかは干し芋が美味いな」と良く聞いていたのですが、「作ろうかな~」と思いつつ、ずっとやってきませんでした。

しかし、今回、自分で作った紅はるかの選別をやっていたところ、1本1kg超えのでかすぎてどうにもならないものが沢山出てきたこと、また先日、自然薯掘りの際に農家さんが干し芋作りをしていたので刺激を受けていたことから、ついに思い立って作ってみたのです

100円ショップで干し網を3セット買ってきて早速チャレンジ。

大体の農家さんは「蒸してピアノ線でスライスする」と言っていたのですが、この前の自然薯掘りの際の農家さんは「面倒だから」と言うことで、大釜で煮てしまっていました。

私もそうしようと思い、煮て包丁でスライスしてやったところ、煮加減によっては上手くスライス出来ないほど柔らかくなってしまっていたのですが、それにしてもたっくさん出来ました

結果、2日干したものはボチボチでした。

しかし、3日干した芋は売り物に近い味

もちもちとカピカピ感のバランスが良く、甘みも断然増していて、2日ものとは全く変わるんですね~。びっくり


そしてトースターで焼いたらもう絶品

2日ものは子供達は「普通」という反応でイマイチでしたが、3日干した芋は「美味い」と喜んで食べてくれました

これで干し芋は大体わかりました。毎年作ろうっと

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寒い日が続いています

2021年01月20日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜BOX」のお手紙です。

 今日は「大寒」で、暦の上ではもっとも寒い日です。養鶏場に卵をとりに伺ったら「今日は注文が多くてあたふたしていました」と言っていました。「大寒の日に産んだ卵を食べると風邪をひかない」と言われているからなんですよ。

 まあ、それにしても 寒い日が続いていますね

 豪雪地帯に比べればまだ大した事はないのかもしれませんが、それにしても朝晩は凍てつくような寒さです。

 そして、今冬は雨も少なくとても乾燥しているので畑はパサパサに乾いています。

 なので昨日のように風の強い日は砂漠のように土煙が舞い上がり砂漠のようで、まるで春一番が吹いた時のように視界が土煙で覆われています。

 また、野菜にとってもなかなか大変な冬です

 大霜が降りる時期になると路地野菜は一部になり、ほとんどがビニールトンネルやビニールハウスなど保温したところで栽培した野菜に切り替わります。

 野菜自身も自分が死んでしまわないよう糖度を上げるので、野菜の細胞ぎゅっと引き締め美味しくするわけですが、今年はそうもいっていられない寒さです。

 というのも、ビニールトンネルで保温していてもそれを上回る寒さのため、野菜は凍りつき、皮がしわしわになったり、弱ったりします。

 寒さに強いホウレン草でさえ葉先が凍って白くなってしまうなど、「寒いほど野菜が美味しくなる」なんて言っていられないほど寒いのです

 また、今は収穫出来る時間も限られています。

 朝は畑は凍てついているわけですが、野菜も凍てついています。

 なのでお日様が昇ってきて気温が上がり、地温も上がり始めた10時頃にならないと野菜は収穫出来ません。

 凍てついている状態で野菜を収穫してしまうと、「正気を失っている」という表現をする農家さんもいますが、しわしわだったりよれよれになっているのが戻らないのです。

 なので野菜が正気を戻すまで収穫は待たないといけないのです。しかも、曇りの日だと10時になっても正気は戻らず、お昼の一部の時間でないと収穫が出来ないのです。

 ちなみにこの野菜が育てられている「成田市大栄地区」は、地元の農家さんが「ここは成田のチベットだからな(笑)」と言うほど寒い地域なのです

 この辺りは小さな山の台地なため、気温が成田の街中より1~2℃は低いんですね。

 まあ、そんなこともあり、農家さん達も「寒いな~」というのが挨拶代わりになっていますが、「家でじっとしているより、外で体を動かしていた方が温かいよ」と言いながら、毎日、畑仕事をがんばっています。

 みなさんもコロナで巣ごもりしていると体の代謝が落ち免疫力も下がりますので、適度な運動、大食を控え、健康第一で暮らして参りましょうね

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今年最初の「天然自然薯堀り」

2021年01月10日 | 農的体験・生活
1月10日、成人の日は、今年1発目の「自然薯掘り」
 
通常は1組2名限定の企画なのですが、今回は会社仲間で一緒にということで、初の2組同時開催でした。
 
今までテレビ局の企画などが結構多く、いつも使っている山林の自然薯の数が減ってきたということで、昨年末に、農家さんが耕作放棄していた山林で探索したら、30年ぐらい手つかずの場所だったので、かなり大物が準備できました
 
緊急事態宣言が出ましたが、同じ千葉県内ということと、参加者も開催のご希望があったので、マスク着用、体調が悪ければキャンセルを前提に開催となりました。
 
今日は気温がとても低く、凍えるような気候かと思いきや、雲1つ無い晴天で、朝は寒かったですが、日中の山林は日が差す場所で掘ったため、結構、あたたかく、体を動かすと汗がにじむほど
 
ただ、初の2組同時なので、掘る場所が近いとはいえ、2カ所を同時進行で面倒を見るというのは、自然薯堀り名人で指導も上手い農家さんでも、大忙しでした
 
1本目は初の斜面での自然薯で、いつもは特別な芋ほり棒などを使うのですが、いろいろな条件が重なって、手堀で1m近く掘れたのはびっくり
 
そして優に20年は越している大物の自然薯が出てきました
 
先っちょが少し折れてしまったものの、2股にしては大きな自然薯で、長さも1mは余裕で越えていて、もしこれが1本だったら相当太い自然薯だったろうな~、という大物をゲットしました
 
今回は農家さん耕作放置していた初めて自然薯掘りをした山林だったため、2本目、3本目、そして4本目と、掘り上げた4本、どれもが大物
 
特に最後に掘り上げた自然薯は、先が切れてしまったものの、首のところから「これは太いな~、すごいぞ」と農家さんが言うほどで、下の方は大きな塊になっていて、2.5kg超のビックサイズ
 
農家さんも「これは正直、誰かに掘ってもらうんじゃなくて、自分で掘って売りたいレベルだよ(笑)」とうなるほど。
 
私もここ10年近くこの「幻の天然自然薯堀り」というのをやってきましたが、過去最高クラスと肩を並べるほどの大物でした
 
農家さんは「折れずに完璧な状態で掘れていたら農家出しの価格で2.5万はいったな」というほど。
つまり小売りなら5万はゆうに超えるほどのどデカサイズだったんですよ~。
(写真では自然薯の一番下の太いところが切れてしまったので、まだ掘っている途中です)
 
 
10年ほど前、農家さんが自然薯を掘っていると聞いて、農村コーディネーターとして独立した際に相談にいってから、毎年やってきましたが、最初にやらせてもらった時に「無茶苦茶、楽しい」という血が騒いだのを今も覚えています。
 
特に男性向けの企画で「穫ったるで~」という気持ちになりますし、「切れずに丸ごと掘り出せるか?」という勝負の世界でもありますし、食べ物としてお土産として自慢ができますし、とにかく「一生に一度は天然の自然薯を掘ってみるべき」と思って始めたこの企画。
 
今回の参加者はどはまり頂いたようで、何度も「ありがとうございます」というお言葉をいただきました。
 
自然とは全く関わっていない職場ということで、「土の香りも良いですよね~」とか、農家さんとバイクの話とか、あるいは田舎暮らしにもあこがれているようで、畑が1反300坪で30万とか、「まじですか」と、話に花が咲いていました
 
まあ、とにかく喜んで頂けて、農家さんも喜んでいましたし、私もうれしかったです
 
コロナが広がっている中で、今年はどれだけ申し込みがあるかわかりませんが、こんな時だからこそ、滋養強壮、長寿の食材として昔から食べられてきた「天然の自然薯」を自らの手で掘り上げて食すのは良いかもしれませんね。
 
チャレンジ、お待ちしています

 

 

 

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あけましておめでとうございます(朝採り野菜BOX)

2021年01月06日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今年、1回目の「朝採り野菜BOX」に入れたお手紙です。

ーーーーーーーーーーー

新年、明けましておめでとうございます。

みなさま、元気にお過ごしでしょうか?

一昨年は超大型台風、昨年はコロナウイルスと未曾有の災害が立て続けに生じました。

あえて冷静に考えれば、ウイルスも含め自然災害の兆候は20年以上前から起きていました。

それが日本でも表面化し、さらに世界全体に同時に大きな影響を与えるほどに表面化した、ということなんでしょうね。

 

農家さん達は、街の人達よりもっと前からこの異常を感じていましたし、直接的な被害を受けてきました。

ただ、災害に対する抵抗力は強いと感じます。

元来、天候に左右される仕事をしてきたということ、良い時もあれば悪い時もある、といった自然に対抗するのではなく自然に沿った暮らしをしてきてたせいかもしれません。

ウイルスに対しても除菌とは正反対で泥まみれであらゆる菌にまみれて暮らしてきたのもあるのでしょう。

これはある意味、これからの時代を生きるキーワードと言われているレジリエンス(強靱性、柔軟性、跳ね返す力)が高いということにもなるんじゃないかな、と思います。

今後、ますます災害が多発すると思いますが、これを悲観するのではなく、「それも自然の為す業で、人はそれに沿って生きるしかない」といった思いは強い力になる気がします。

昔の日本人ならみんなが持っていた考えでもあったでしょうしね。

ところで、緊急事態宣言が発令される見込みです。

私の知人の話ですが、最近、子供が未発症感染になり、家族に迷惑をかけたと大変落ち込んでいる、という話を聞きました。

本当にかわいそうです。      

コロナはインフルエンザと同じでかかった人は病人です。

みんなで労りサポートする対象なはずなのですが、今はコロナにかかるとその張本人が罪を犯したような風潮になりますし、当の本人が一番罪悪感にうちひしがれる、という世の中です。

そんなのおかしい、とずっと思っています。

いつ自分がコロナになるかわからないし、誰も好きでなっている人はいないわけで、もしなったらなったで「まあ、仕方ないよね」という気持ちになれる世の中であって欲しいです。

 

色々書いてしまいましたが、元旦の初日の出はきれいでしたね。

今年はとっても寒かった一方で、とても美しいお天道様でした。何があろうとお天道様は照ってくれる。

何があろうと地球は回っていく。それに沿って生きていくのが私達、ということでしょうね。

 

昔の日本人はそういう箏をみんな当たり前に思っていたことだと思いますが、今は廃れてしまっているよう感じます。

私は幸い、おつきあいしている方々の平均年齢が70歳ぐらいの農家さん達なので、ちょっと前の日本人の思想や暮らしを学ばさせてもらえています。

農村の70代は都市部の同年代より1昔前の生活をしているので、昔の日本人の暮らしをギリギリ学ばさせて頂ける方々なんですよ。

まだその世代がご存命な内に、近代社会の暮らし方に疑問を持っている方々とのご縁を繋ぎ、古くもこれからの時代の指針となる自然に沿った生き方を学べる場を提供すべく、日本で唯一(?)の農村コーディネーターとして、今年も務めを果たして参りたいと思います。

そして、みなさまが健やかに暮らせるお手伝いが出来るようお野菜を届けて参りますので、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

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今年の房総のむら「むらのお正月」

2021年01月05日 | 素敵な空間・イベント

私は昨日から正月明けで仕事開始ですが、みなさんはいかがでしょうか?

良く考えたら、最近まめにブログを書いているのですが、まあ、心と時間にまだまだ余裕があるということと、お出かけしているからでしょうね

さて、お正月は毎年近くにある「房総のむら」という江戸時代の町並みや暮らしが体験出来る大好きなスポットに通っています。

もう10年ぐらい通っているんじゃないでしょうか?

私はもともと農村文化、農村の暮らしに惹かれてこの道に入りました。農業をしたい、という訳では無かったので、農家にはならず、あれこれ考えた上で「農村コーディネーター」という仕事を創ったわけです。

で、「房総のむら」では、「むらのお正月」というのを毎年行っており、10年ぐらい前に行ってみたら「ここは過去最高のスポットじゃないか」と感動を覚えたのです

まず、佐倉市で教室を開いているお美しくお若い先生のお箏を、ピリリとした寒くも引き締まったお正月の空気の中で聞き雅な雰囲気を味わい感動

次に、お茶と和菓子を頂くことで、お正月らしい奮起を味わう、ってな感じです

お琴は最初は武家屋敷という、屋外に昔の武家屋敷を移設した和室の中で開催されていたので、とても素敵だったのですが、5年ぐらい前からでしょうか、総合案内がある建物の2階、つまり屋内で演奏されるようになってしまいました

毎年、来場者が増えていったからでしょう。

私が初めて行った時は本当に少なかったのですが、今では当時の2倍ぐらいの人が来ています。

そして、毎年、1月2日から「むらのお正月」は始まるため、「1月2日は房総のむら」というルーチンだったのです。

数年前からは、枕の下に入れて寝ると縁起が良いと言う「七福神と回文の和歌が印刷された紙」も配れたり、印旛漁協の人が卵がぱんぱんに入った鮎の塩焼きの出店を出してくれたり、獅子舞も出てくるので頭をカプリとやって頂いていました。

しかし、今年はびっくりするほど人がいない

獅子舞の時間はほとんどの人が集まるのですが、今年はこんなもんでした。例年の1/10以下じゃないでしょうか。

賑やかさは味わえなかったのですが、ただ、その分、のんびり過ごすことが出来て、良かったこともありました

まず、いつも満席のお琴が、今回は30人限定となったのですが、それでもいつもは20分前にはほぼ満席だったのが、今回は「20分前から受付け開始」で、それでも席が埋まるのは開始ギリギリという感じ。

私は一番前(2mの距離)で味わえ、今までに無かった演目も間近で見れて、指裁き、音律など本当にすてきでした

(演奏中にパシャパシャ写真撮るおじさんがいるのですが、私は演奏中は聴き入っているので演奏前の写真です)

また、今年は大黒様などいなかったのですが、南京玉すだれのおばちゃんが面白く、まあ、いつもいたのかもしれませんが、ごみごみしていないので、近場で楽しく見れました

いつも焼くのにむちゃくちゃ時間がかかる鮎は、例年通り、むちゃくちゃ待たされますが、それでも並んでいる人が少ないので、近場でのんびり見学しながら、おじちゃんと会話しながら過ごせました。

もちろん、鮎、今年も美味しかったですよ

そして今回「行って良かったな~」と思ったのが、『茶道体験』でした。

例年、この茶道体験は、まず和菓子が出てきてそれを食べた後はすぐにお茶が出てきて、それを飲んで終わり、という流れで、5分ぐらいで終わりでした。

今までは空いているスペースがあればどんどこ人を入れて、ぱっぱとお客さんをスピーディーに回転させていたんですね。

ところが今年はコロナのため時間制で、1組入ったら貸し切り状態。

我が家は今年は奥様もお兄ちゃんも来れなかったので、次男と2人で貸し切り

しかもお茶を点てるところから見させてもらったのです

今まではそんなことは無かったので「おや?」と思ったのですが、道具を揃える動作、お湯をちゃぽちゃぽやる音、泡立てる時の流れなど全てにうっとり

お茶を飲み終わった後も、いつもはそれで「はい、有り難うございました」で終わりだったのですが、今回は終わった後も、お湯をわざとちゃぽちゃぽ音を立てながら戻したり、茶具をしまう時の手順、道具入れの戸を閉める音も素晴らしく、全てに心が満たされました

子供は飽きているだろな~と思いながら、大人としてはこれほど豊かな時間は無いな~と思える幸せな時間でした

まあ、素人目で「ああ、この先生はまだ初心者だな」とわかる動作だったので、所作が美しいとは感じませんでしたが、それでも手順が1つ1つ決まっていて、その丁寧さ、周りの静寂と和室の中で目の前で繰り広げられるお茶入れの世界は、大人が魅了されるのもわかるな~と。

外国人が見たら、まあ、しびれるでしょうね~。

ということで、今なら 15分ぐらいですが、貸し切りで茶道の流れを500円以下で体験出来ます。

多分、コロナ禍の今年だけの特別待遇なので、超お勧めですよ

今年の「むらのお正月」は5日、6日の2日間なので、お暇な方は是非お越し下さい

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コロナって

2021年01月04日 | 自分の時間

緊急事態宣言がまた出る見込みだそうです。

おかげさま農場の都内の取引先飲食店から「すみません、緊急事態宣言が出そうなので、注文していた野菜の量を減らすかキャンセル出来ませんか?」という電話がかかってきて知りました。

あとでニュースを見たら、午前中に菅総理が記者会見で発表したらしいです。

昨年の緊急事態宣言を思い返すと、昨年後半から桁違いの感染者数が出て、それでも緊急事態宣言が出なかった事を思えば、「春の緊急事態宣言は何だったのだろ?」と思う人も多いと思います。

医療現場が逼迫するかしないか、というのが宣言が出るかどうかの基準だそうですが、医療現場が半年でそこまで体制が整ったから、ここまで我慢できたのでしょうか?

まあ、それよりも経済的ダメージの事を考えてのことでしょう。

go toキャンペーンの問題あり、医療現場の方々への大変な負担問題もあり、かといって経済を回さなければコロナ以上に生活困窮者や自殺者などが出てしまうことを考えると、原発以来の難しい舵取りをしなくてはならないのが政府です。

ただ、原発は一刻一刻を争うものだったので、あれに比べればまだ考える時間があるのでしょうが。

 

しかし、コロナというのは何なのでしょう?

私の前の会社の人は社長業をやっている人が多いのですが、その立場ということもあるのでしょうが、緊急事態宣言発令に否定的な方が多いです。

経済的な問題もありますが、どちらかというとコロナ自体が騒ぎ過ぎ、コロナ自体の問題より経済問題の方が人の生命を脅かす、という考え方があります。

あと、陰謀説ではありませんが、結局、戦争と同じでコロナによってごく一部の経済的強者が儲かる仕組みを作っている、という事への批判もあります。

一方、私は周りが農家さんばかりで、特に70歳を超した農家さんは人前や店では別ですが、仲間同士ではノーマスクです。

特に、我が師匠の髙柳さんは「コロナコロナと騒ぎ過ぎだと思います。コロナもウイルスの1つです。生物学者から言わせれば、ウイルスは人類が生まれる前から地球上に存在し、そのウイルスが沢山いる中で人類は生まれ、その中で免疫を作って行き残ってきた種が今の私達です。だからコロナといってもウイルスの1つなのだから、私達には免疫があるはず。そういった免疫、あるいは抗体が出るような食生活などをきちんとして暮らしていく事が大事」という立場です。

経済的問題というより、生命力、食生活、生き物としてどうなのか、といった立場で批判的です。

むしろ「除菌、除菌と騒いでいる方が問題。特にファブリースとかああいったものは大きな問題だぞ」と言っています。

これは一理あると思います。

除菌が昔以上に徹底した結果、細菌やウイルスに対する免疫力が落ちている事も実際あるでしょう。

また、食生活でコーヒー、牛乳、肉食、加工食品、といった本来の体の免疫力を下げるものが増えた事も問題でしょう。

ただ、一番は、免疫力も含めた「抵抗力があるか無いかは人次第」という事だと思います。

 

いくらタバコを吸ってもガンにならない人はいます。

いくらお酒を飲んでも悪酔いしない強い人はいます。

インドに行っても下痢にならない胃腸が強い人はいます。

同じようにコロナがいてもかからない・・・正確には「未発症感染」になる人はいます。

実際、農家さんは多くの人と会わないという生活+食生活や農作業労働で体温が高い、ということもあるのでしょう、インフルエンザにかかりにくいと思います。

私は田舎に帰ってきてから、インフルエンザにかかったことがありません。

ただ、子供はどうしても学校からもらってくるわけです。

それでも私はかかっていない、、、というか、今風に言えば「未発症感染」だったわけです。

 

だから、ウイルスが体に入ったか入らないかではなく、「発症か未発症か」というのが本来の問題だったと思います。

インフルエンザであれば、未発症感染者がいたるところにいて、その影響で発症した人に対して、未発症感染者は「お気の毒に」という感じで、自分が保菌者で原因となった、という自覚はなかったわけです。

結局、ウイルスはその辺にいるのが当たり前で、そのウイルスに対する抵抗力があるかないか、発症するかしないかは人次第だったわけです。

しかし、コロナはそこが問題ではなく「自分が未発症でも人に伝染する可能性がある」というのがとってもやっかいです。

実は、知り合いのお子さんに陽性が出たそうです。

お友達と年末会ったら、そのお友達が発症してしまい、自分もPCRを受けたらなんと陽性

ご家族もPCRの結果待ちですが、陽性であろうと陰性であろうと2週間は人との接触をしない生活になるそうです。

そして、ご家族内に受験生もいて、当の本人は家族に迷惑をかけたことに精神的ダメージを相当受けて落ち込んでいるそうです。

私はずっと人に会うと言っていたのが「コロナって、本来かかった人が一番大変なのに、それが悪い事のような風潮がある。それはおかしいよね。本来、みんなでお世話したりして助けるべき相手なのに」と。

インフルエンザや風邪などにかかった場合は、周りから労られ当の本人は周りに甘えてもよいはずなのに、今のテレビなどの風潮は、かかった人が悪いという意識付けをしてしまっていることが問題じゃないか、と思います。

気をつけていない人なんていないですし、いつ誰がかかってもおかしくないのだから。

(もちろん、気をつけていない人は論外ですが)

我が家で言えば、いつ私がかかるかわかりませんし、いつ子供が学校からもらってくるかわかりません。

そのときに、「ああ、なんてことをしてしまったんだ」とならないよう、注意はしつつ、「かかったらかかっただ。こればかりは仕方ない」と思い、自他ともに批判しないようにしようね、と家族でも言っています。

うちの子でいえば卒業式がありますが、これも我が子が理由になって中止になるかもしれませんし、お友達が理由で中止になるかもしれません。

こればかりはわかりません。

コロナは怖い。

ただ、コロナによって体に大変なダメージを受けるのが怖い、というだけで無く、その数百倍も、かかったことによって精神的ダメージを受ける人を大量生産している社会の風潮が問題、だと思っています。

もちろん、医療従事者に対する偏見やサポートの薄さ、経済問題も大きな問題ですよね。

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新年一発目の極寒の釣り

2021年01月03日 | 農的体験・生活

お正月三が日の3日目、昨年30日に続いてそのリベンジということで、またお友達家族からお誘いがあり銚子へ行ってきました

前回は雨もあり、10時集合だったのですが、本来、釣りというのは朝の6時がピークで、その後は一番釣れない時間になります。

今回もお友達家族は小さいお子さんがいるためか「10時集合で」という事だったのですが、我が家は前回がハゼ2匹しか釣れなかったこと、一方で秋の朝のピークタイムで何十匹も釣れた良き思い出があったことをふまえ、5時過ぎ出発で頑張りました

7時前に到着すると、なんと堤防はほぼ満車

3日ってこんなに釣りに来る人がいるんだ~とびっくり

で、我が家も早速釣りを始めるも、寒いし全く釣れないわで、まあ寒中修行のよう

10時前にお友達家族が到着するまで、1匹も釣れず、防寒していたとはいえ、朝の海風は氷のように冷たく、体の芯まで冷え切ってしまいました

しかし、空は美しく、まあ、これでよいかな、と私は「もう帰ろうか」と思い始めました

周りの人も我が家よりも早く来てずっといましたが1匹も釣れていない人が多く、「今日は駄目だな~」と思っていたら、なんと、到着したばかりのお友達家族が早速サッパ(ママカリ)という魚を何匹か釣り上げ始めました

周りがほぼ釣れていない中、到着後すぐに釣り上げ始めるなんて、まあなんて「持っている」家族でしょう

で、我が家もそんな流れのおこぼれで、サッパを1匹つり上げる事が出来ました

結局、午後ももう1匹、今度は息子が小さなサッパを釣り上げる事が出来ましたが、この2匹で我が家は終了。

一方、お友達家族は、15時頃=朝6時に続く第2のピークタイムからルアーに切り替えたところ、セイゴ(小さいスズキ)を連続で6匹も釣り上げて、1人だけ爆釣りしてました

この時間帯、未だ周りはほぼ誰も釣れていないんですよ。

本当に1家族だけ爆釣りしていました。凄い

私はもう14時頃には気持ち悪くなるほど体が冷え切っていて、車の中に避難していたのですが、朝は車に避難していて友達が来てから外に出て活動を始めた息子は元気いっぱいで、最後の最後に大きな当たりがあったようです

話を聞くと、水面まで引き上げたらなんと30㎝ぐらいの大きなカレイ

しかし、アイナメなど小さい魚用の釣り針だったため、なんと水面から上げる時に針が折れてしまって、さようなら~だったそうです

1日居てわかった事をまとめると。

・冬の朝釣りはするものじゃない。するなら、当たりが来るまで車で待機すべし。(周りの人はほぼそうでした)

・大物1匹釣れたら良いという発想で仕掛けの釣り竿を1本垂らしておくべし。下手に動かさず、放置すべし。

・サビキは数狙いで、これまた下手に動かさず放置すべし。

・暖かい時間帯、あるいはピークタイムなど、勝負時は活発にちょい投げやルアーなどをすべし。

ってな感じです。

ということで、またやるなら竿をもう1~2本買った方が良いですね。

 

まあ、とにかく、海さん、今年も宜しくお願い致します

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