半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

今年最後の「食と命の教室」

2023年11月26日 | 農的体験・生活

今日は今年最後の「食と命の教室」。いつもの通り、1年の締めは「稲ワラ納豆作り」です。

こんな感じで、縦糸に横糸を挟み込んでいく形で、ワラを編んでいきます。

そうして「つと」という豆を入れる容器が完成

稲ワラには元々、納豆菌がついているので、ここに煮豆を入れて、保温すれば、大体3日間で、自然由来の納豆の完成なのです

さて、午後はいつもの通り、美味しいお昼を食べた後、高柳さんがギター片手に歌い始めました

途中、歌が好き、という参加者も入ってペアーでセッション。すごく透き通ったきれいな唄声を聞かせてくれました

午後は大豆の収穫予定でしたが、雨が降っていたので、屋外活動は無しで、高柳さんも登場しているDVDをみんなで見て、最後に一人一人が1年の感想をシェアしてくれました。

 今年は身内の方が急にガンで無くなった方が多く、またアトピー、農村移住を考えている人など様々な方が参加されましたが、この道に入って間もない方が多く、高柳さんのお話を興味深く新鮮な感じで夢中で聞いてくれていました。

 その中の1人は来年には山梨へ移住するのが決まったそうです。凄い


 それにしても、私もそうですし参加者の参加動機を聞いていて思うのは、若い頃とは違い、年を重ねていくと、天災や病気、近しい人の死など色々な人生を変える出来事が起きますよね。

 私の場合は原発事故でしたが、今年の参加者は身内の不幸が多く、そういったことに出くわす年代が多くなってきたんだろうな~と思います。

 そして、そういった方がこの「大人の寺子屋」に辿り着き、1年通う事で、生活や人生を見直すサポートになっていれば嬉しいです。そして、今年もこの教室を通じて良いご縁繋ぎが出来たかな、と思っています

 今年はこれで終了。来年はどんな出会い、ご縁が出来るか?楽しみです

 そして、私は主催者という立場ですが、続ければ続けるほど深まる学び、ご縁というのは有り難いものですね

 

 最後に、私がシュークリーム好きという事を知って、いつも送迎をしている方がお土産をくれました

 わざわざ、成田駅周辺のパン屋さんを探してシュークリームを買おうとしたそうですが、普通のものぽかった、ということで、ファミマで買ってくれたそうです。

 私はセブンかローソンなので、ファミマは初めて。ちょっとしたご褒美でした

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今年一発目の自然薯掘り

2023年11月23日 | 農的体験・生活

今年1回目の自然薯掘りは、春日部市からお越し頂いたペアー。朝4時半に起きてお弁当を作ったとのことで、ほんと、わざわざ有り難うございますという感じです

 

さて、この時期は自然薯掘りの始めで、まだ太ってきていないのですが、今回は大当たりでした

まず、1本目が20年ものの1m超の大物。ちょっと写真ではわかりにくいのですが、細く見えますが、一般的には素直に育った自然薯で、長さは1m超の大物でした


 自然薯掘りは1m50㎝ぐらいは平気で掘るので、結構な肉体作業です。今日は11月下旬というのに20℃という気温で、参加した2人とも途中から「暑い」と半袖になって地べたに寝っ転がりながら頑張って掘っていました

 2本目は更に大物でおよそ30年もの。ただ、5股に分かれていたので、もし1本だったら化け物クラス級でした。

まとめるとこんな感じです。ペットボトルと比較すると、その大きさがわかります。ほんと、大当たりでした

そして私事では、もう10年以上やっている自然薯掘りですが、自然薯と他のツルの判別はわからな過ぎて諦めていたのですが、久々にチャレンジしたら、5本中4本「お~、やるね。当たりだよ」と名人に褒められました

そして来週はTVのロケハンです。

コロナ禍明けのせいか、自然薯掘りの問い合わせが多くなってきました。実は個人では既に4人から、テレビでは2件、連絡が入ったのですが、ちょっとこちらも手一杯で全てには対応出来ていません。

出来る範囲で対応していきますが、自然薯人気が盛り上がっているのかな

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陸の幸、海の幸

2023年11月22日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。

先週、宮沢賢治の「ほんたうのたべもの(本当の食べ物)」について書きましたが、「きれいにすきとほつた風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむ」といったように、心に染みいる自然そのもの、といったニュアンスでした。ただ、実際に物体としての食べ物を食べる際も、それが自然からの恵みだということを感じ取れるものであれば、実際に美味しいだけでなく、心も満たされるな~と思います

 まず、先日の(土)(日)は米農家の根本さんと「蕎麦打ち教室」をやったのですが、相変わらず美味しかったのです

 私は東京でバリバリ働いているとき、先輩に「ここの蕎麦が美味いんだよ」と連れていってもらった都内の店で食べた時も「そんなに美味くはないな~」と思っていました。

 ところが、根本さんのところで蕎麦を初めて食べた時は「無茶苦茶、美味しい」とびっくりしたのです。それは根本さんがきちんと蕎麦を育てているだけでなく、低速回転の石臼を使った「挽き立て」の蕎麦粉を使っているので、誰がどう打っても、例えば子どもが打とうが大人が打とうが美味しいのですね。

 香り、風味、甘み、食感、どれをとっても元が良いと美味しいという事には変わりが無いのです。細く切ればのどごしが良く、きしめんのように太くなったとしても、噛めば噛むほど甘みと旨味が溢れて、結局は「美味い」となるのです。

 根本さんの話ですと「そばは米の1/10の収量だよ。誰もやりたがらないよね」との事なのですが、食べる側からすると、是非、引き続き栽培して欲しいと思っております。

 

 そして、教室からの帰り道、毎月、船釣りに出かけている知人から「アジが大量に手に入ったから良ければ取りに来ない?」と、豆アジを30匹ぐらい頂きました

 しかも「いや~、穫れすぎて処理に困っていたから助かったよ」と感謝され、さらに内臓処理済みという状態。ありがたや~

 ということで、翌日、早速、唐揚げにして南蛮漬けを作ってみました。その美味しい事。これも素材が新鮮であるという事で、あとはじっくり時間をかけて調味料もちゃんとしたものを使えば、どうやっても美味しいわけです。

 海の幸、山の幸と言いますが、畑の作物は陸の幸とでも言うのでしょうか?。いずれにしろ幸という言葉は「幸せ」だけでなく、「自然から得た美味しい物」と言った意味もあるそうです。正に「美味しい物は人を幸せにする」という言葉通りですよね

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秋の畑のあれこれ

2023年11月16日 | 農的体験・生活

いや~、今年は夏の暑さ以降、畑の写真を撮ったりする余裕がありませんでしたが、一仕事終えたので、久々に大量に畑の写真です

まずは、サツマイモ。霜が降りると芋が傷むので、この時期はどこの農家さん達も急いで掘り上げています。

今年は大干ばつで葉っぱが伸びず大変でしたが、9月からの雨で、ぐぐっと伸びて、葉っぱは例年通りの生育に追いついた感じです。

ただ、掘ってみたら、今年の芋は過去最悪、酷かったです。総量は例年の6割ほど。正品率は無農薬でも例年は6割ほどなのが今年は1割ぐらいしかない状態でした


私は同じ畝を2年間使っているのですが、2年目の畝はつぶれて水分が抜けにくくなっているためか、まあ、ぼちぼちといったところ。ところが1年目の畝は空気が十分に含まれて間隙もあるためか、夏に乾燥し過ぎた影響か、こんな感じ。

「1本だけ巨大な芋がついている」

「それが割れている」

「細い棒のような芋が付いている」

といったものばかり。正品はほぼ無しでした。

 土がパサパサで生育せず葉が広がっていなかったのが、9月に雨が降って急に伸びてきて、ホっとしていたのですが、それが1度固まっていた芋を2次成長させて、無駄な肥大や割れを招いたのでしょうね。

 いすれにしろヒゲ根が凄いし。。。

 来年は植え付けの畝の作り方もちょっと工夫しないとな~。

 

 さて、お次はホウレン草。これは本葉が出始めたばかりの子達で、3月収穫になります。

これはこれから収穫するホウレン草。このぐらいになれば美味しいんです

ちなみに一般流通している西洋種と違い、これは「日本ホウレン草」です。

昔ながらの赤茎で甘くて美味しくなるんです

 

こちらは小松菜。つい、先日播いたばかりのは、双葉がまだ出てるだけです。

それが大きくなるとこんな感じ。今年はこの時期のものに多少、虫食いがあります。9月~10月上旬ぐらいはこうなってもおかしくないのですが、今年は暖か過ぎたから虫も活動していたんでしょうね。

この右側の畝にあるのは春菊。収穫開始です

そしてこちらは黒田五寸人参。昔ながらの人参です。葉っぱがもりもりで、、天ぷらにして食べました

大根は今年は発芽不良で半分ぐらいしか育ちませんでした。草も取らないとね

ニラです。赤さび病が蔓延してそのまま倒れてしまってきています。こちらはもうこのまま冬を迎えれば寒さで枯れていくだけ。

一方、赤さび病が出てきたので一部は刈り取ってきれいにしたところから、新たに新葉が出てきたのはこちら。これは美味しく頂いています

ニラはどんどん増えちゃうから、来年は半分ぐらいにしないと混み合ってしまって仕方ありません。生命力が強いのです。

最後にこれは何かわかりますか?

答えはシソです。赤シソが穂をつけて、そして種を落とし、最後はガラだけが残ったもの。

これは刈り取って土に還します。また来年も雨後の竹の子のようにこぼれ種から無限繁殖してくれるでしょう

色々作ってきましたが、今年は久々に空豆も植えました。

いつもはスナップエンドウだけで、空豆はアブラムシが出るから止めたのですが、何となく「今年は作ってみるか」と思ったのです。少しは食べられるといいな~。

その他、ニンニク、ラッキョウは既に植えてあり、ゴボウはそろそろ収穫時。ホウレン草、小松菜、春菊の間引き菜はこの1ヶ月はずっとベビーリーフとして食べていました

これから冬。葉物が美味しくなってくる季節です。野菜を食べて健康に暮らしていきたいものですね

 

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ほんたうのたべもの

2023年11月15日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックスのお手紙」です。

 先日、録画していた宮沢賢治の番組で、賢治の童話集「注文の多い料理店」の序文にあった「ほんたうのたべもの(本当の食べ物)」という言葉に、深いな~と大変感銘を受けました

 例えば「食は命」とか「医食同源」など、食べ物の大切さを説く言葉は沢山あるのですが、ここで言う「ほんたうのたべもの」は、物質の食べ物ではなく、目に見えない事についてです。序文から抜粋するとこんな文が載っています。

「わたくしたちは、氷砂糖をほしいくらゐもたないでも、きれいにすきとほつた風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます」

「これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまひ、あなたのすきとほつたほんたうのたべものになることを、どんなにねがふかわかりません」

 自分の童話が読み手の「ほんたうのたべもの」になることを願っている。深い言葉ですよね~。でも、確かにそうだな~と思います

 例えば小さい子どもにとって、絵本、お話、わらべ歌などは心の栄養であり、「ほんたうのたべもの」だと思います。これらがどう子どもの成長に関わるかは、統計的にどうだこうだいう人がいたとしても、恐らくきちんとは科学的には証明出来ないでしょう。

 ものがたりそのものだけでなく、そのものがたりの語り手、つまり一般的には親御さん、おじいさん、おばあさん、保育園や幼稚園の先生達から伝わってくる人の温もりや愛情。これも「ほんたうのたべもの」だと思います。一方で、そんなことより受験勉強の方が重要、と思う人もいますよね。

 有機農業も少し近いところがあって、「有機農業は競合が少なく売りやすいから」という思いで作られた野菜、あるいは無農薬だけどLEDや水耕栽培で作られた野菜と、「食べものは命を育む大切なもの。そして子ども達の生きる地球環境を守っていくんだ」といった思いで作られた野菜では、目には見えないけど本質に何か違いがある気がします。

 目に見えないものは生活にも沢山根ざしていると思います。昔の家は神棚と仏壇があって、3世代が普通に暮らし、食べ物も半分自給で地域の人と一緒に暮らしていくことが一般的でした。大人達が神様、仏様に毎日手をあわせ、お天道様に感謝し、野良仕事をしている姿を見て育った子ども達。

 一方で、神棚や仏壇など目に見えないものに感謝する習慣が無く、食べ物が作られる現場を知らず、格家族で両親は外でどんな仕事をしているかわからない家庭で育つ今の子ども達。勉強の点数、住まいの豪華さ、お小遣いの金額、身なりや食事の豪華さなど目に見える事で満たされる部分はあるのでしょう。でも、目に見えない事、例えば自分の居場所があるという安心感、大人になるという事や働く事に対するイメージ、自然に感謝する心など、昔に比べたら現代の生活はなかなか育まれにくい環境になっているな~と思います。

 でも、何が「ほんたう」かは、人それぞれ、タイミングも違うでしょうけど、出会えばわかるのでしょうね。

 賢治は「私の話は周りの自然からもらってきたもので、あなたのためになるところもあれば、そうでないところもあるでしょう。私にはその見分けは付きません」と書いています。

 それでも「幾きれかがあなたのすきとほつたほんたうのたべものになることをねがふ」と書いています。

 万人にとっての本当ではなく、その人にとっての「ほんたう」はそれぞれ。賢治のように自然に畏怖の念を持ち自然の声を聞きながら生きてきた中で育まれた心は、かつて誰もがもっていたはず。「ほんたうのたべもの」は賢治の物語だけで無く、自然に沿った暮らしの中にもあるのだと思います

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英検合格!

2023年11月14日 | 素敵な家族・子供との時間

高2長男、帰宅してしばらくしたら「ウソ、マジ、やったー、英検2級、受かった、マジ落ちていたと思ったのに」と叫んでました。今日が合格発表日だったのね


 1次試験に受かった時と同様、今までに無いほどのでかい声で喜びを爆発させてました。頑張ったからね、おめでとう

 学校から結果が来ると思っていた中3次男も兄に習いサイトでチェック。でも、何も言わず。夜ご飯の時に聞いたら「そういえば、見れた?」と聞いたら「うん、まあ、受かったよ」と淡泊な対応

 でも中3で準2級に受かったので、凄い事です。

 

 話を長男に戻して、「俺、天才じゃない、2日しか勉強していないんだぜ。1週間やって落ちた子もいるんだぜ」と、久々の「俺、天才」発言

 高校では赤点ギリギリが常だったから、自分が天才と言えるぐらい調子に乗ってた方が健康的です


 そして、準1をもっていると大学受験の際に英語はパス出来るそうで、「準1級に向けて頑張るか」と気合いが入ったのもつかの間、「まあ明日やるよ」と言い残し、あっという間にスマホ生活に戻りました

 「あんたも一緒に受けようぜ」と言う話も出ましたが、私が英検やってもね。。。今更、英検やるぐらいならお父ちゃん、君たちの学費稼がないとね。まあ、英検一緒にやってそれで何かメシの種でも作るか?。う~ん、面倒そうだからとりあえずいいや

 それにしても子ども達が英検とって、何だかいつの間にか英語得意な子ども達になっちゃいました。まあ、親が英語が好きだから、というのもやっぱりあるんでしょうね~。

 まあ、とにかく、おめでとう

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なんとびっくり、ポカポカ11月!

2023年11月08日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

朝取り野菜ボックスのお手紙です

 野菜にビックな物が増えてきました

 もう何度も書いていますが、本当に今年は過去最悪の気候で、夏は暑いし、雨は降らないし、と思ったら線状降水帯で畑は水没するし、と散々な年だったのです。それが、ついにレタス、カブなど大物が入ってきて、箱を開けた時のボリュームがたっぷりになってきたのです。嬉しいものですね~

 ここにあと人参と大根が入れば、秋冬野菜としては申し分ありませんよね。今年は10月出しの大根は千葉県ではほぼ壊滅しましたが、11月半ばぐらいからようやく安定して出始める予定です。人参はお盆前の雨で種撒き直後に叩かれ発芽不良、かつ、9月頭の線状降水帯で水没したり散々でしたが、それでも育っはくれているので、もう少しで出荷開始です

 それにしても11月なのにこのポカポカ陽気。あり得ないぐらいの暖かさですが、みなさんはどう感じていますか?

 私はその異常さから10月末にこそっとホウレン草の種を蒔いてみたのです。「だから何?」と思われるかもしれないですが、実は今までの経験からはあり得ない事なのです。

 ホウレン草は9月上旬から中旬ぐらいに種蒔き適期で、10月に入ってからではちょっと遅く、防寒をしないと育たないのが普通なのです。ただ、今年はあまりにも暑いので、10月末蒔きを試してみたのです。


 人間の活動は人間が目標や納期を区切って、それを社会的仕組みにしています。例えば桜が咲こうか咲くまいが3月は卒業式、4月は入学式です。

 一方で、農業は人間が自然に合わす仕事です。「桜が咲く頃が種蒔きの適期」というのがある通り、目安として日付はあるのですが、あくまで自然の流れに合わすから野菜が育ってくれるのです。それを人間の都合に合わせようとすると、無理が出るので農薬やボイラーを焚くといった不自然な事をしなくてはいけなくなります。

 そうやって長い間、「◎◎はこの時期に種を蒔け」と伝承されてきたのですが、自然の方が狂って来てしまいました。

 私がこの道に入った頃から「こんな年は無かった」という声を農家さんから聞いてきました。このお手紙でも「世界的には異常気象が多発し、日本でもここ数年で日本人全体の意識が変わる時が来るでしょう」なんてことを書いてきました。そしてやはりそういった時が来たのだな~と思います。

 来年は更に天気が不安定になり、熱波も到来するかもしれません。そして、これまた何度か書いていますが、日本にとって生命線に水がどうなるか心配です。

 世界的には水をもたらす源として大きな山、そして大河が必要です。世界的には日本の山や川は急峻で雨があっという間に海に流れてしまうため、水資源が貧弱な地形の国なのです。

 しかし、これほど水が豊かなのは必ずといっていいほど梅雨に雨が降るからなのです。今年は千葉県は空梅雨でしたが、もしダム地帯が同様だったら完全に水不足でした。南からの暖気と北からの寒気、この流れが変わり不安定になればなるほど、梅雨前線の発達が乱れます。もし、梅雨が来なくなったら日本はどうなるのでしょう?

 実際、農の現場では、昔は当たり前だった夕立が来なくなり記録的な猛暑が続くため、水が撒けない畑では作物が作れない時代に入っています。また、水を蒸散して身体を冷やす葉の面積が少ない長ネギは、もう千葉県では暑すぎて作れないのではないか、という議論もあります。干ばつにも強いと言われているサツマイモも、水不足で光合成が上手くいかず今年は甘みが載っていないようです。

 気温が高く雨が降らない、そういった未来が近づいてきているかもしれません。この11月のポカポカ陽気はちょっと見方を変えれば恐ろしい顔をしているかも知れませんよね

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英検2次面接デー

2023年11月05日 | 素敵な家族・子供との時間

今日は子ども達の英検の2次面接日。

長男も次男も結局、昨日からの一夜漬けです

ただ、海外赴任中で英語ペラペラのお友達がオンラインで面接練習につきあってくれたり、私も練習につきあい、1日で詰め込みました。あとは、知らない単語がどれだけ出るか次第。受かっているといいね~。


ちなみに、今後、英検で二次面接を受けるのであれば、ニックという人のホームページがお勧め。例題も沢山あるし、面接練習もYou tubeで疑似体験が出来ますよ
https://nicksenglish.com/eiken

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自然に育つのは適期だから

2023年11月01日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です。

 11月に入りました。今の時期、大潮の日は銚子の堤防でサビキという釣りをすると、イワシがバカバカ釣れるです。先週末はまさに大潮だったので釣りに行きたかったのですが、息子が風邪っぽいのと風も強かったので断念しました。次回の大潮を狙おうかと計画中です

 また、畑では11月頭が空豆やスナップエンドウを播く適期です。自然には適期というものがあり、野菜なら気温、日の陰る具合など、季節によって種を蒔く時期、順調に生育する時期などが決まっています。

 例えば夏野菜のナスを冬に播いても発芽しませんし、小松菜を夏に播けば虫だらけになってしまいます。無理な時期に育てようとすればボイラーを焚くなど非効率なエネルギーを使わなくいけなかったり、病気や虫が発生しやすくなります。

 一方で、有機農業は「自然に沿った農業」という思想なので、自然に合わせて、つまり適期に育てる事がとても大切なんですね。そして適期であれば野菜は自然に育ってくれるのです。

 子ども達の勉強も適期があるよな~と思います。中1の子ども達の英語の寺子屋、受験期の中3次男、ここ2週間は高校に入って全く勉強しなかった長男が英検を受けるということで久々にサポートしましたが、ほんと、勉強って「こちらの都合に合わせて教えるもの」じゃないよな~と思います

 中1の子ども達は数ヶ月前は小学生だったわけで、まだまだ勉強は自分事では無いわけです。精神的にも肉体的にもまだ未熟な時期ですが、その子の頑張りではなく点数で判断されてしまいます。どうしたらわかるだろう?という試行錯誤をする時期を中学ではなかなか見守ってもらう余裕がありません。わからない、点が取れない、といった流れで勉強がつまらなくなるスパイラルに入ったら、なかなか抜け出せないので、こちらも常に頭も心も振り絞っています。

 中3次男はコツコツと勉強を出来るのですが、欲が無く、いわゆる受験モードにはまだなりません。思春期でもあり、自分で目標意識が強く無い子どもを親が追い立ててるのは良く無いと思いつつも、ついつい子どもに下手なハッパをかけてしまいそうになるので、反省・自制の毎日です

 長男は全く勉強しないのですが、スイッチが入ると爆発的な力を出すタイプ。

 本当に子どもにはその子なりのタイミングがある、1人1人それぞれの適期があるんだろうな~と思います。

 

 例えば、聞いた話だとフランスやドイツでは小学校の時点で面談をしながら適性を判断し、日本の中学にあたる進学先をその時点で決めてしまうそうです。良い面は勉強が苦手な子は無理に勉強をするのではなく例えば手に職を付ける道に進めるという感じで適正見極めが早い事、悪い面は小学校の時点で勉強が出来なければいわゆる進学の道は閉ざされ人生の可能性を限定される事でしよう。

 子どもの勉強したい、何かを目指したいという目標意識は心の成熟度、自立度に寄ると私は思っています。勉強を自分事に思える時期は18歳かも知れないし13歳かも知れない。適期はその子1人1人によって違うというのは、野菜で例えるなら秋に種を蒔き冬越し半年以上かけて育てるニンニクと20日で育てるラディッシュの違いのようなもので、そもそも品種や育つ季節が違うわけです。

 適期を外すと病害虫に悩まされたり、最悪育ちません。人間にも適期があるのですが、社会が画一化しているとどうしても社会の都合に合わせなくてはいけないのが難しいところ。本当はその子の適期に合わせて育むのが一番なのですが。そしていつ種を蒔くか、どんな環境で育てるか、肥料や水やりはどのぐらいが良いかは子どもそれぞれ。そう考えると、やっぱり教育の王道は無限の愛情と心配りが出来る家庭次第なんだろうな~と思います

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