9月最後の日は「食と命の教室」でした。
前回が8月末なので、普通に1ヶ月ぶりなのですが、9月は稲刈りなどで本当にドタバタしているので、何だか久々の教室、という感じです
今回は、写真がお上手な参加者が写真をシェアしてくれたので、その写真を使わせてもらいます
まず、午前は久々の場所でお話。
高柳さんから、「あとから来る者のために」を始め、素敵な詩を紹介してくれました。
「私の7,8月は、毎日汗を流しての草取りが日課でした。もう滝のように汗が出るんだよ。でもこの詩のように、そうだ、あとから来る者の為に頑張っているんだ、って言い聞かせてがんばったよ(笑)」とのこと。
そして、また、農業新聞の農業に対する問題をみんなにシェアし、最近の日本人の生き方の問題など、幅広いお話がありました。
そして実施はまずは大根の間引きと土寄せです。
今年は発芽が悪く、もう間引きしてあるような状態でしたが、その中でも重なって発芽しているものを間引きます。また、大根は少し地上に根が出ているとぐらぐら風で揺れて傷んでしまうこともあるので、土を株元に寄せて固定します。
ちなみに間引き菜はお持ち帰りです
少し雨が降ってきたものの、まあまあ間引きが出来て一仕事終了。
いつも通り美味しいお昼を食べて、休憩して、お買い物をして。そして今回は近くの古民家を買った台湾人のパイロットさんが飛び入りできて、「日本の古民家で同じパイロット仲間達がいやされる空間、地元の人と交流出来る場所を作りたい」といったお話を聞きました。みんな「そういう人がいるんだ」ととても興味深くお話を聞いていましたよ
さあ、次は午後の活動です。
予定では田んぼに生えた木のような外来種の草刈りをする予定だったのですが、午前が雨だったので、「田んぼはしけっているな」ということで、いつもこの年にやっているヒマワリの唐箕掛けをしました。
ヒマワリは油を絞るために作っているのですが、高柳家の唐箕掛けは終わっていたので、私と参加者で40本以上ヒマワリを育てた方の種を唐箕がけしました。
まず、ヒマワリの種は脱穀してあっても、一緒に花柄など色々なゴミがあるので、種より大きなメッシュの網のふるいでゴミを落とし、今度は種より小さなメッシュの網のふるいで砂などを落とします。
これでざっくりゴミを落とした後、ようやく唐箕がけとなります。
簡単に言えば風選別ですね。
プロペラのように風車を回すと風が吹いて、そこに上から種を落とすと、軽いものは吹っ飛んでいき、実がちゃんと詰まったものは重力で下に落ちる、という仕組みです。
唐から伝わったものと言われていますから、もう1000年以上の歴史があるんでしょうね~。
みんなで体験しましたが、ほんと、昔の道具は良く考えられているな~と思います
こんなきれいになりました
また、せっかくなので、ということでゴマの見学も。
ゴマもこんなにカラカラになっています。これを逆さにすると、サーっとゴマが落ちてきて、「こうやって実を落とすんだよ」というデモンストレーションに、みんな「へ~、こうなっているんですか」とびっくりしてました
そしてゴーヤなど夏野菜を収穫した後は、夕方のお話タイム。
高柳家のゆで栗も出てきて、栗をむきながらみんなでモグモグ。
そしてあちこちでざっくばらんに色々なお話に花が咲きました
7,8月は暑すぎてのんびりというよりダラダラとした時間も多く、ほとんどスイカを食べて過ごしていたようなものでしたが、暑さも落ち着いてきて、ようやくみんな元気になってきたかな?
そしてなんと、次回は1週間後。11年目で初の「2週連続」となります。
来週は一番人気の「糀作り」になります