半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

小学校の離任式

2016年03月30日 | 素敵な空間・イベント
今日は小学校の離任式。

今年度は放課後子ども教室のおかげで学校に通うことができ、先生達のことを少し知ることが出来ました。

そして3年間、子ども達がお世話になった校長先生や窓口となって色々ご対応をして下さった教務主任の先生が今回をもって退職されるので、最後のご挨拶を、と思って初めて行って見ました


出席してみたら、とても良かったです

何が良かったかといえば、やはり先生達が「1人の素の人間」として、どのような思いで学校に勤めてこられたか、というお話を聞けたこと。
そして、先生達と子ども達の最後のお別れの場面に居合わせることが出来たのが本当に良かったです。


当たり前なのですが、先生にとっても、学校というのは「子ども達との思い出の場所」なのですよね

普通の職場であれば、お世話になった上司や同僚、後輩に対するお別れとなるわけですが、学校と言うのはお別れするメインは「子ども達」なんです。

だから、お1人お1人の「子ども達へのお別れの言葉」は、心から子ども達に最後に伝えたい、というメッセージばかりだったんですね。

そして、それは先生という立場というより「1人の素の大人」の言葉で、例えば、「学校に赴任する時に自分が不安であったけど、みんなの優しさに助けられた。だからみんなも優しい人になってね」とか、「人生には予期しない出来事や不幸が起きるもの。そんな時に支えになってくれる人は近くにいる人だと思うんです。だから、家族やお友達などを大切にしてね。」とか、何かを教え与えるのではなく、自分の体験を通じて持った思いをストレートに伝えているのが印象的でした。

子ども達にはどう伝わったのでしょうか?


そして、最後の「校歌斉唱」は、見ているこちらもウルウルしました

壇上の上で、子ども達が歌う最後の歌を聞いている先生達の思いが伝わってきて、もう、見ているこちらが涙を我慢するのが大変でした

ちなみに離任式は先生方と子ども達との式典であって、保護者はある意味、付け加え的な存在だろうし、平日ということもあって、来ていた保護者はPTA役員の方々が十数人、あとは役職者ではないであろう保護者が十数人でした。

PTA総会にでさえ出席できない人が多い時代ですから、なかなか平日に時間がとれる親御さんはいないと思いますが、こういったのに来ると「先生も1人の人間なんだな~」と親近感や感情移入が出来ますし、先生や学校への共感や理解がとても生まれると思います

私も放課後子ども教室に参加させてもらい、こういった式典に関心をもって足を運ぶことを出来るようになり、学校や先生方への感謝の気持ちがどんどん沸いてきています。

学校という場所には出来るだけ足を運ぶところだな~、しみじみ思う今日この頃です
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どんぐり山農園のニワトリ見学

2016年03月29日 | 農的体験・生活
以前、「超美味いソーセージ」としてブログに書いた遠藤さんのところに、ニワトリを飼っているママ友さんが「ニワトリのエサや飼い方について学びたい」というご要望を頂いたので、一緒に見学に行ってきました

ソーセージのブログは→こちら


遠藤さんは「どんぐり山農園」という名前で、有機農業をやっている若手農家さんです。

といっても40代後半ぐらいのお歳だと思うのですが、農業暦は20年を超えるベテランの域に入ります。

やっている事は「有畜複合農業」、簡単に言えば家畜と畑を同時にやる農業です。

そのため、150羽ぐらいのニワトリちゃんと有機農業をやっているんですね


で、その研究熱心度合いは、本当に凄くて、多分、将来『プロフェッショナル』にでも出るんじゃないかな?と思うほどなんです

野菜は「野菜ボックス」を固定客に配達しているのですが、例えば葉物は出荷1週間前ぐらいにEM培養液を葉面散布してから出荷すると言います。

普通、EM培養液というのは畑に有効な酵母や乳酸菌などの菌を培養したもの。

畑の肥料として土に上げたり、ドブなど汚泥があるところに播いて異臭などを微生物の力でなくしたりするのに使うのが普通なのですが、それを葉っぱに散布することで、葉っぱの硝酸態窒素を下げる効果や葉っぱが元気にシャキっとなるのを期待できるそうなんです。

って言いますが、いちいち出荷前の野菜にそういったものをかける手間をかける人なんて、聞いたことがありません


ニワトリちゃんも、色々なニワトリを試しながら、今は名古屋コーチンを飼っています。

餌は、全て国産

一般的な平飼いの養鶏をやっている人も、国産というのはほぼありません。

しかも、その素材は人間の食べものよりこだわっているんですよ~。

無農薬玄米、大麦、無農薬ニンジンのジュースのカス、無農薬大豆のおから(神崎の月のとうふさんのもの)、無農薬の糠、天然の有機石灰7種類、天然塩、糖蜜や酸化防止剤不使用のかつお節粉などを独自に配合してニワトリに与えているんです。


一緒に行ったママ友さんも熱心にお話を聞いています。



具体的には、例えば、これは糠とおからと種菌を混ぜて発酵させているもの。
発酵してモクモクと湯気が立っていますが、毎日1回、かき混ぜることで発酵を持続させています。
普通は配合された飼料を買ってきて与えるのが普通なのに、毎日エサの材料を作るために発酵させる手間を惜しまないなんて、普通じゃ考えられませんよ~。


これはミネラルのうちのいくつか。
早く消化できるように粉末タイプと、ゆっくりと消化できるように大き目の粒のものを一緒に入れる、など、そのきめ細かさはハンパじゃありません


糠やオカラやニンジンジュースカスなどを乳酸発酵させ、有用な微生物がたっぷりと含まれた配合飼料を作っています
更に凄いのは、ニワトリの成育のステージや気候にあわせて配合比率を変えながら育てていることです。

雛の段階、中雛の段階、卵を産むまでの段階、卵を生み出してピークの段階、などなど、その時々に応じて比率を変えるというのだから、本当に凄いですよね~

実際に鶏舎の1つに入らせてもらいましたが、まあ、広々としたスペースで豊かに育っていましたよ

私達が入ったので隅っこによっていますが、写真に写っている倍のスペースがあると思ってもらえば、いかに広々したスペースで飼育されているかがわかりますよね。


こちらは産卵中のニワトリちゃん
ニワトリちゃんは、自分で卵を産みたくなると、こういった静かなところに入って産むそうです。


ちなみに産むだけでなく、卵を抱えて孵化させたくなる時期もあるそうです。

あと、遠藤さんの話によると、有精卵の有精率、つまり受精された卵の比率は90%を超えるそうですよ。

いずれにしろ、千葉県、あるいは全国探しても、ここまでやっている人は10人もいないんじゃないかな~、と思います


結局、2時間以上に渡って色々お話や見学をさせてもらいました

こんな人もいるもんだな~、凄いな~、とただただ思うばかりです。

そして、ここまで突き詰めてやれていることは、楽しいんだろうな~とも思いました

その道を極めている人のお話を聞くのは、やっぱり楽しいですよね~

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岡倉天心、横山大観などの六角堂&ガラス工房

2016年03月27日 | 素敵な空間・イベント
旅行2日目は、朝風呂を浴び、お腹いっぱいのところ朝ごはんを食べた後、まずは近隣観光へ。

泊まった「五浦観光ホテル」断崖の上にそびえたつホテル。
外から撮るとこんな感じです。


目の前から広がるオーシャンビューは最高のところです。
朝は曇りだったので、日の出は雲に隠れて見えなかったのですが、雲から出てきたところを部屋から撮るとこんな感じ。


遠くにはお船も浮かんでいて、「空と海」が一面に広がり、波音が聞こえてくる最高のシチュエーションを楽しめます


このホテルから目と鼻の先にあるのが、岡倉天心、横山大観などの画家が都落ちして近隣に住み、思索を練ったと言われる「六角堂」という小さな庵。


この六角堂は、崖の先端に建てられているので、3方にはごつごつした岩場や磯が広がっています。



岡倉天心は芸大の前身の東京芸術学校設立の中心人物となった人で、その後、色々あっていわゆる業界からはじきだされ、美術院というのを設立し、その愛弟子であった横山大観などを引きつれ、この五浦海岸に長屋のようなところで修行僧のような生活を送りながら、美術活動に注力したそうです。

その長屋のような住まいの目と鼻の先にあるのが「六角堂」で、ここは思索をしたり、お茶をたてたり、といった場所として使ったことがあるそうです。

しかし、ここは実は2011の大地震の高さ10mを超す津波で流されてしまったそうです。

地元の方々や茨城大学の方々などを中心に「復活プロジェクト」が組まれ、流されたものを海底捜索をしながら建物のパートを探し、またもともと何度も改築されていたので、これを機に当初の姿に戻すべく、様々な分析をして、新たに建立しなおしたそうです。

六角堂の柱は5角形なのですが、その柱1本1本は同じ大木の1本の大木の杉から切り出したのですが、昔ながらの考えに従い、木の北側の部分は北側の柱に、木の南側から切り出した部分は南の柱に、と、昔の宮大工の思想、考え方で作ったそうです。

高柳さんも良く言っていますが、素材も育った環境にあわせて使う場所を考える、ということが昔の日本の大工思想・技術にはあったんですよね。

また、「雪見灯篭」も津波前には無かったのですが、当初の建立されたときの写真に写っていたので、これを機に一緒に復活させたそうです。



そして、この六角堂だけでなく、私が泊まったホテルの温泉も、実は海岸の目の前、つまり段階絶壁の下にあり、目の前に波音を感じるぐらいの場所にあったそうなのですが、津波で流されたため、今は崖の上のフロアーに移築されたそうです。

茨城といっても、ここは茨城と福島の境で、いわき市が隣接しているぐらいですから、それほどの津波の被害があったと知っても納得です。

茨城の海岸線を走っていると、津波が来たら逃げ場がないな、と思うところも多々。
また東海村を途中通り、北茨城は福島に接していて、原発のイメージが色濃くあるそうで、気にする人は来ないみたいです。


さて、近隣探索の後は、ホテルから車で30分ほどのところの山の上にある「ガラス工房sileca」というところへ

ここでは色々なガラス細工体験が出来るそうで、予約をすれば吹きガラスも作れるそう

ただ、今回はもともとあるグラスに「リューター」と言われる道具で表面を削りながら絵を描く作業をやることに。

まずは紙に下書きをし、それを元にグラスにリューターで絵を削ってつけていきます。

お兄ちゃんはジバニャンの漫画を書いて、1時間ぐらい集中して削っていました。


私は家族の顔でも書こうと思ったのですがスペースの都合もあり、子ども達の似顔絵を描きました



ちなみに、ここで働いているスタッフのお姉さん達はとてもフランク。
そして、スタッフの方が作ったと思われる作品も展示してあったので、色々聞いてみると、お姉さんた達はガラスが好きで専門学校や大学に行き、その後、ここに就職したそう。

そしてここに来る観光客にガラス細工指導をしながら、時間がある時は併設の工房で創作活動をしているようです。


「じゃあ、将来は個展を開いて独立するのが目標なんですね?」と聞いたら「いや、まあ出来たらいいですね」とはにかんでいましたが、こういったことを目指している子達が楽しみながら仕事が出来る職場があるのは、とってもいいことだな~と思いました

我が家の工作好きのお兄ちゃんも、自分の才能を発揮できるこういった道へ進めたらいいな~

そんなこんなで、ガラス細工に集中していたら14時頃に。

最後に海の方の漁協直営のレストランに滑り込んで、豪華な海鮮丼を食べましたが「美味しいね~」とみんなで言いながら、食い疲れ感が。。。

まあ、たまたま当たってしまった旅行ギフト券を使って来ましたが、茨城、結構満喫できましたよ

とはいえ、我が家にとっては結構、散財してしまったので、しばらくは節約して生活していきましょう
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大洗水族館&五浦観光ホテル

2016年03月26日 | 素敵な空間・イベント
社会人になり携帯を持つようになり、Docomoに入って20年近く。
長年入っていると「プレミアム会員」になっているのですが、普段は見向きもしないアンケートに、暇な時にたまたま答えたら、なんと豪華旅行クーポンが当たってしまったのです

全国各地の旅館が載っていたので、近場(?)の1つの北茨城の「五浦観光ホテル」というところに行くことになりました。

その行く途中、まずは「大洗(おおあらい)水族館」に行ってきましたが

大洗水族館は海沿いに立つ水族館で、駐車場の目の前が海。
この時期に海なんて行った事がありませんでしたから、海を見ただけで子供達は大はしゃぎ


ということで、この寒い中、サーファーが波乗りをしている目の前で、水遊びや貝拾いでまずは1時間近く盛り上がってしまいました

さて、いよいよ水族館の中へ

ろくに下調べもせずに何となく来たのですが、これまた凄い水族館でした

まずお出迎えしたのがイワシの大群テレビで見たことがあるイワシがぐるぐる回っているのが目の前に広がり、どれもピカピカ光っていて新鮮で(←当たり前ですが)「旨そう~

そして、看板に「黄金ヒラメ」と書いてあるので「どこだどこだ?」と探すと、底面にまっ黄色のヒラメが
突然変種なんでしょうが、凄い色をしているヒラメがいるものですね~。


最初のイワシで「お~」と驚いたのですが、その後、進めば進むほど、大迫力の海の世界が広がってきました
でっかい水槽にゆうゆうと泳ぐ魚達。


海面近くは、イワシの大群がいて、5メートルぐらいの水深でも、見事に棲み分けがされているんですね~


更に進むと、更にでっかい水槽が現れ、そこはかつてマグロの大群を見たことがある「葛西臨海公園」など比ではないスケールで、もう、大人も代興奮でした

よくもまあ、こんなに凄い水族館を作ったものだと感心しました


特に圧巻はサメの大群


こんなに泳いでいたら、怖ぇ~、と思うほど、サメがたっくさん泳いでいました。

どうやらここは、サメとマンボウで日本一を誇る水族館らしいですよ。

こちらはタカアシガニの世界。これ、全部食えたら最高ですよね~


こちらはミズクラゲ。「崖の上のポニョの世界」ですね~。


その他、ダイオウグソクムシやチンアナゴ、ラッコやペンギンなど多種多様の水生動物がど迫力でした

また、イルカ&アシカショーは最前列に座ったらたっぷり水を浴び、子供達はすぐに水がかからない遠い立ち見席に避難。
一方で、奥様はおおはしゃぎで「あのイルカ、やばいでしょ~」とキャッキャしていました

その他、雑学も色々学べたのですが、一番面白かったのはサメの生態。

サメには交尾をするものとしない種があり、卵を産む種もいれば子どもを産む種もいるそうなのですが、例えば子供を産む種のジンベイザメは体内に300匹以上の子どもが既にいて、その子どもは他の子どもを食べながらお腹の中で成長するんだって

凄い生態ですよね~。

企画ものとしては、エサやりだとか夜のお泊りとか色々あるみたいで、こりゃ近くに住んでいたら年間パスポート買って通っていただろうな~。


ちなみに子どもが通う小学校の同級生家族ともばっちりあって、ビックリ
偶然とはいえ、成田から足を運ぶ人が他にもいるほど、人気スポットだったんですね~。


予想以上に楽しめた「大洗水族館」。
ここは茨城の海岸沿いの丁度真ん中ぐらいで、ここから更に茨城の最北端の北茨城へ高速で移動し、「五浦観光ホテル」へ。

このホテルは老舗でこの辺りで有名な高級ホテル。
フロントや部屋の作りからしてご年配のお金持ちが好みそうな落ち着いた雰囲気。

温泉もとっても良かったですよ

料理も予想通り食べきれないぐらい
食前酒に前菜5種から始まり、これでもか、というぐらいお料理が出てきました。

一番美味しかったのはやっぱり刺身。ボタンエビやオオトロは最高


お肉はA1ぐらい?ボチボチってな感じでした。


ふきのとうや山菜の天ぷら、カレイの煮付けあたりでもう満腹近し


イサキのムニエルあたりでは、「もう食えない・・・」というほど。

締めは炊き込みご飯とアサリのお吸い物でフィニッシュお腹は爆発寸前


中年になり、こういったホテルにたまに泊まると思うのは「量を減らしてその分もっと質を上げるか値段を下げるかして欲しい。。。」ということ

まあ、旅館の一番の売りと収入はお食事なのだから、そうはいかないのでしょうけどね~。

そんなこんなで春の贅沢旅行の1日目は終わるのでした。つづく。

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あと少しのたくあん&ニンジン糠漬け

2016年03月25日 | 食べもの
去年の12月に仕込み、毎日食卓に上っていたたくあん。

その後、2月頃に大根とニンジンをたくあんを漬けて上がってきた糠汁の中にドボンとぶっこんでおいたら、見事に糠漬けのようなものが出来上がり、自然の乳酸菌の酸っぱさがたまらなく、日々、発酵食品を食べれる幸せな食卓が続いてきました

しかし、気温も上がってきて、そろそろ雑菌も繁殖してくる頃。

残りも少なくなってきましたが、もう1回漬け込みたいと思っていますが、上手く出来なかったら今あるもので今期は終了で、ちと寂しい気分です

昔の人はヨーグルトなんぞ食べずとも、こうやって自然の恵みを日々頂いていたのだな~と思う今日この頃です
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節目のお誕生日

2016年03月23日 | 素敵な家族・子供との時間
今年は何かと「節目」の年です。

母の傘寿の誕生日。

そして今回は次男の7才の誕生日

私は「7才」というのはとても大切な年という認識でいます

7・5・3というのは中国か何かの伝統で「割れない数字」は縁起が良いということもあり、また戦前までは小さな子どもがすぐに死んでしまう可能性があったので、1才を迎えるまでは戸籍を届けない、という風習もあったそうです。

そんなことで、7才になると「大体人間として丈夫になってもう安心。家の跡取りが立派に育った」というだけでなく「村の跡取りも立派に育った」ということで、各村長が各村の子どもを一同に集めて、盛大にお祭りをした(ひもとき、おびとき、という慣わしですね)そうです。

もっと昔でいえば、縄文時代から「7才までは神の子で、それまであの世とこの世を行ったり来たりしているが、7才になってようやく魂もこの世に落ち着いて、人間の子として落ち着く」と言う考えたあったそうですから凄いですよね~

またシュタイナー教育の考えでも7才は節目の年。

ここまで色々あるということは、やはり人の成長にとって7才というのは肉体的にも精神的にも節目なのでしょう。

そんなことを私が言いながら7才の誕生日を楽しみにしていたので、うちの子供も「7才になったらもう神様のところに行かないんだよ」とか言って過ごしてきたのです

日曜日に姉が帰省して、みんなで誕生パーティーをしたので、今日は普通にパーティー。

今回はまたケーキを買うのも何なので、手作りホットケーキにフルーツやクリームを自分でトッピングしたケーキでお祝い


 
とにもかくにも、大きな病気も無く、無事にここまで元気に育ってくれて本当に良かった

どの親もそうですが、私も自分の子供が生まれた時から「どうか、子どもがすくすく元気に育ってくれたら、これ以上の望みはない」と願ってきたので、私が人生の最大の望みが叶ってきたわけです。

だから、私はとても幸せ者

小さい頃は沢山言っていましたが、最近は1ヶ月に数回しか言わなくなってしまいましたが、「生まれてきてくれて、元気にスクスク育ってくれて有難う~


そしてお兄ちゃんからは折り紙7枚で作ったケーキセットもプレゼント
さすが、折り紙の天才です
ケーキは次男の大好きなスイカとイチゴをわざわざ作ってトッピングしています
スプーンやコップも折り紙で作っています


毎日ケンカばかりだけど、毎日仲良く遊んで、いざと言う時は特別優しい二人。

兄弟がいて本当に良かったね

おめでとう。

そして次はお兄ちゃんが10歳という、これまた節目の誕生日です
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さくらの山公園

2016年03月20日 | 素敵な空間・イベント
日曜日はお彼岸の中日ということで、お墓参り。

その後、高速バスで帰省する姉を迎えに空港へいく途中、せっかく空港方面に行くなら、と「さくらの山公園」に行きました

「さくらの山公園」は成田ではそこそこ知られた公園です。
というのも、空港の近くの公園で、飛行機の離陸がとても近くから見れるのです。

ホームページの写真でみると、こんな感じ。凄いでしょ。
だから、飛行機好きが集まって、一眼レフでパシャパシャ写真を撮っていたり、子供連れの家族がたくさんきている公園なんですね


ここに、成田空港建設で土地をとられた農民の2世が集まった「かんらんしゃ」というグループや、これまた成田空港から土地をとられた農民が「若手の農業研修の場所として一部、自分の土地を使うようにしてくれ」といったことで、成田空港が運営している有機農業の研修組織の「グリーンポートアグリ」さんなどが、格安で野菜を売っているプレハブのような直売所があったのです。

それが数年経ち、「実績が出た」ということで、新たに大規模な改造を行い、「空の駅」として、リニューアルオープンしたのが昨年。

私はリニューアルしてから実は1回も行ったことが無かったのですが、今回行ってみたら、まあ、凄い人の数で駐車場も満車

お店は面白い作りで、商品もオーガニックのものや、千葉県ならではのもの、空港関係グッズなど、目を引くものが沢山置いてあり感心しました。

しかし、気になったのはレジが2台しかなく、レジをしている人も慣れていないようなバイトさんで、しかも並ぶ人も少ない。

来客数に対して、明らかに購買率が異常に低いのが気になりました

まっ、普通の道の駅と違って、買い物目的ではなく飛行機見学に来る人の方が多いからでしょうし、恐らく採算をそこまで考えなくてもいいのでしょうね。

ただ、であれば、食べ歩き出来る出店系を沢山出せばいいのですが、それは焼きそば屋ぐらいで、もったいないな~と思いました

一方で、お見せの中心にあったのが有機・無農薬野菜コーナー
なんと、陳列がピンクの軽トラでされていました
これは可愛らしくて目を引きました。なんて素敵なアイディアなんでしょう


おかげさま農場、かんらんしゃ、グリーンポートアグリなど、無農薬野菜がそこそこありましたが、店全体としては野菜売り場の広さは少なく、あくまで「飛行機を見る公園の直売所」という位置づけなんでしょうね。

ただ、相変らずお野菜の値段は破格で、知る人ぞ知る、無農薬野菜の穴場スポットになっているようでした


成田近辺は、ここ数年で直売所がなんだかんだいって増えていて、それがどれも採算に乗っているのかな?と疑問に思うのですが、この流れはまだまだ続くのでしょうか?

でも、地元に観光スポットが出来て、それが市民や地元の人の何かしらの生活向上に繋がっているのであれば、それはいいことですからね

昔はミニ直売所みたいなものを出店するサポートをする仕事をしていましたが、最近の動きはわかりませんが、地元の特売所には、是非、がんばってもらいたいな~と思います
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食と命の教室 「根の国」

2016年03月19日 | 素敵な空間・イベント
今年第2回目の「食と命の教室」
土曜日はあいにくの雨でしたが、プログラムとしてはハウスが中心でしたので、お話とハウス作業を中心に、とても充実した時間を過ごせました

いつもこの時期は「土の世界を知る」ということで、高柳さんが2~3年野積みしていた馬糞の堆肥が土に変わっている様子を見たりするのですが、雨なのでそれは次回に持ち越し。

今年2回目とはいえ、前回参加したときにすっかりみなさん仲良くなったので、前回の気づきなども含め、教育、歴史など色々なお話をした後、本題の「土の世界」へ。

土の世界といっても、なかなか肉眼では見ることが出来ません。

そこで、ちょっと前の映像なのですが、「根の国」という土の中のミクロの世界を顕微鏡で見るというDVDをみんなで視聴しました。

現代化学農業では、窒素、リン酸、カリといった3大栄養素以外に、マグネシウム、カルシウムといったミネラルを含めて12~16成分が植物の生育には必要とされています。

それは「分子解剖学」から発したもので、ドイツのリービッヒという学者が見つけたことでもあります。

しかし、高柳さんいわく「東大の農学部の先生が、ヨーロッパに言ってみたら、自分が学んで教えていたこととまるで違っていた。あくまで堆肥や有機物などで土壌を作るといった土台があって、その上の栄養成分であって、最初から成分ありきの日本とは違っていた」・・・なんていっていたそうです。

じゃあ、土の中はどうなっているのか?

それを覗いてみると、枯れ葉や根の死骸などを食べる虫が集まり、その虫を食べる捕食するムカデなども集まり、そういった虫の死骸を分解するバクテリアがあり、、、と見事な生態系が出来ているのです。

ムカデやダニなどの捕食動物がいて、その死骸を食べる虫もいて、その虫を食べる虫もいて、最後には全てを分解するバクテリアや菌がいる。
1gの土に1億以上の微生物が住んでいて、その微生物も1種類がはこびることはなく、根を襲うカビが増えたと思ったら、そのカビを襲うバクテリアが増えて、、、といって「自然の生態系は独裁者の支配を許さない」というナレーションが流れている通り、無数の生き物で「バランス」が取られているのです。

例えばミミズの糞を覗いてみると、糞だけでも色々な食物連鎖があり、まるで小宇宙のような生態系があるんですよね。


そして、植物の根は微生物が分泌したタンパク質やアミノ酸を根毛から吸収して育つのです。

ちなみに根毛の近くには、根毛の死骸や根毛に寄生する微生物が沢山います。

植物は根を微生物にエサとして上げ、その根を食べる微生物は分泌物を植物に上げている。

つまり「共生」しているんですね。


毎年、このビデオを見て思うのは、「畑も人間の胃腸も同じなんだな~」ということです


最近、「腸内フローラ」という言葉が広がり始めました。
要するに腸の中にいる100兆個を超える微生物で、免疫力や体調が変わる、というものです。

でも、これは科学的に発見したということですが、有機農業の世界では、当たり前といえば当たり前のことだったんですよね。


食べものは、エネルギーになるカロリーと体を作るタンパク質と骨を作るカルシウムといったもので考えられることが70年代から日本でも広がり始めました。

でも、この腸内フローラの話で言えば、食べた食べ物を吸収するのではなく、腸に住む微生物が食べものをエサとして生活をしていて、その微生物が出す最終分泌物が人間の栄養となっている、ということですよね。

例えば、飲む点滴と言われている甘酒は、様々な微生物が排出した分泌物の集合体で、天然のアミノ酸など全部で何百種類も含まれているといわれますが、これは人工的には作れません。

「微生物の力」、ですよね。

腸の中には1,5kgぐらいの微生物が住んでいて、うんちも微生物の死骸が多い、ということですからね

有機農業の世界、つまり「根の国」も同じ。無数の微生物の排泄物が植物の栄養となっているわけです。


さてさて、そんなdvdで土の世界をお勉強した後は、お母さんのいつもの美味しいお昼ご飯

その後は、先月、種を播いたミニトマトやナスの見学。
今年は温床といって、電熱で苗床を暖めていたので、見事に本葉を出ていました


このミニトマトを鉢上げする予定だったのですが、高柳さんいわく「雨天の日はやらないんだ。」とのこと。
その理由を聞くと「雨天の日は根っこが動かない。植物はお日様がピカっとなっていて、初めて光合成や根を動かすけど、ピカっが無いとその生命活動が起こらないから、移植しても根が動かないんだよ」ということでした。

なるほど~。

また、ナスは発芽がしていないところがいくつかあり、「誰が播いたところだ?」などと冗談混じりで話したり、終始和やかな雰囲気。

そんなことをしているとちょうど雨が止んだので、食べられる菜の花を摘み
みなさん、これでもか、というぐらい摘んでいましたよ


次に、もうちょっと畑仕事を、ということで、サニーレタスの収穫。

サニーレタスが出来ているところを見ることも余りないでしょうが、一般的な人は包丁で収穫をする、なんてことや、袋詰めもしたことが無いので、みんな「へ~、こうやるんです~」と驚きの声をあげていました



お土産のサニーレタスを収穫後、カブの草取りを少しし、カブもお土産に

手洗いなどをした後、1時間ほど、「なぜ有機農業なのか?」など、色々な話をして、今回も非常に充実した教室になりました

特に、昔から「どうして環境や食べもののことを話せない雰囲気があるんだろう?」と、今の日本に疑問を持ち、自分が変わっているのかな、と思っていた参加者は、前回に続き、今回も「海外と違って、教えないということを歴史的に決めたからなんですね」と、長年の疑問が解けたようで、とても納得していましたよ。

大人にとって、真面目に話し合う寺子屋のような場所としても、この「食と命の教室」は、必要性を感じます

さて、来月は4月23日(土)開催です

ご都合がつくかたは、是非お越しくださいね~
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6年生、卒業おめでとう!

2016年03月18日 | 素敵な空間・イベント
今日は小学校の卒業式。

昨年9月から「放課後子ども教室」という放課後の子ども達の居場所作りの1つに携わらせて頂いている関係で、今回、有り難いことに来賓として招いて頂きました。

あまりお役に立っていないので、私なんかが、とはお話したのですが「是非是非」ということでしたので、久々にスーツを着て、革靴を引っ張り出し、久々にこれまた磨いちゃったりしながら、本日、出席させて頂きました

私は今年初めてですが、大体の方が地区の区長さんや、青少年相談員、民生委員、PTA関係で、「あ~、来賓の方々はこういった方々が呼ばれているんだな~」と納得。

今年はお世話になった校長先生も退任の年。

また6年生の晴れの舞台に立ち会えるので、私も有難く出席させて頂きました

ただ、今はちょうどインフルエンザや風邪が流行っている時期ということで、6年生の中でも欠席者が多く、名前を呼ばれても該当の子がいない、ということが良く見受けられました。

また無理をして出席している子も沢山いたそうで、体育館の室温もどんどん高くなっていったせいか、6年生の中から途中退席者が次々と出て、5人ぐらいは退席していました

体調が悪くなるであろう子ども達をヘルプするために、来賓の横で待機する先生もいたり、「別れの言葉」をやっている途中でしゃがみ込みそうになる子もいて、「大丈夫かな?」と保護者の方や来賓の方々も心配になることが何度も

後で来賓の方に聞いたら、こんなことはここ数年では初めてらしいです。

それでも、1人1人、最後の時間をきちんと過ごすべく、りりしい顔、緊張している顔など色々な顔がありましたが、卒業証書をきちんと授与し、「あ~、6年間の思い出がいっぱいつまったこの学校も、これで最後なんだな~」と思うと、私も少しウルウル

保護者の方も感無量、という感じだったんでしょうね~

また、6年間お休み無しの子が6~7人、表彰されていたのですが、びっくりしたのが、全員が女の子だったこと

小学生のうちは、女の子の方が体が丈夫なんですかね~。


そして式が終了後、来賓のみなさんとお食事タイム。

色々な方がいらっしゃいましたが、私と目の前の方は始めてお呼ばれされたのですが、他の方は大体が何度も招かれている様子。

PTAや親父の会など何かしらの役をしていないとなかなか出来ることではありませんが、そういった方々は学校との信頼関係があることがわかりました。

昔のように気楽に校庭開放という時代ではないので、私も何もしていなければ、学校に行くのは授業参観ぐらいでしょう。

それが放課後子ども教室に関わらせていただくことで、学校に定期的に足を運ぶことが出来、学校の様子や子ども達や先生方々の様子を少しですが垣間見ることが出来て、本当に学校の先生って凄いな~、といった理解が深まりました。

と同時に、自分の子以外、また同質の子ばかりが集まるサークルや気が合う家族ぐるみのつきあいがある家の子以外、つまり、社会としては一般的な個性豊かな色々な子ども達と関わることが出来て、本当に勉強になっています。

お声をかけて頂ける有り難い立場を活かして、引き続き地域住民として、学校運営や子ども達の居場所作りの1つに関わらせて頂こうと思います

それにしても、6年生、卒業、おめでとうございます。ほんと、おめでとう~。
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恵みの季節

2016年03月17日 | 農的体験・生活
暖かい日が続いたと思ったら、寒い日が続き。そしてまた暖かい春らしい天気が続きます

春の三寒四温という感じなのでしょうかね?

畑ではきれいな小さな花が3月頭ぐらいから次々と咲いています。

きれいな薄村菜黄色の花をつけるホトケノザ。


これまたきれいな淡い青色の花をつけるオオイヌノフグリフグリ。


これとペンペン草のナズナは、春の3大花とでもいうべき目立つお花さん達です

カラスノエンドウもすくすく育ち、ヨモギも少しずつ大きくなってきました。

そんな中、3月頭から徐々に増えているのがてんとう虫です。

冬眠から開けたてんとう虫達がこれから卵を産んで、春のアブラムシが大発生する時期に大活躍するわけです。

最近ではチョウチョも飛び始めました。

そして、こういった虫たちが増えてくると捕食動物のカマキリやクモなどの卵から赤ちゃん達が孵るのですから、まあ自然は良く出来ていますよね~

また、雑草だけでなく菜花も入れ食い状態です

私が毎年今の時期に重宝しているのが、冬に作った小松菜がとう立ちした菜花などです。
小松菜の菜花は味が濃くて美味しいんですよ~


ちなみに今の時期の小松菜の根っこはこんなに太くなっているんですよ。
こういったのを見ると、小松菜も大根もカブも同じ仲間だということがわかりますよね。


体に溜め込んだ毒素をちょっとした苦味のある春の草花は排出してくれると言いますしね。

季節に合ったものを食するのは昔ながら生活であり、とても合理的でもあるんでしょうね。
 

ちなみに農業的に言うと、今の季節は丁度「端境期」と言って、1年で一番野菜が少なくなる時期の1つです。

冬野菜は大体が1月ぐらいで終わり、今出ている野菜の多くは12月下旬にハウスやトンネルなど人間の手によって守られながら育った野菜ですが、種類は多くはありません。

そして例えば2月頭に播かれたトンネルの中で播かれた大根は、今の時期に間引きし、4月に出荷します。
今の時期に播かれるトンネル大根は5月に出てきます。

冬野菜と春野菜の丁度、境目になる今の時期は、ちょっと頑張らないと野菜は作れないのです。

昨年11月ぐらいに収穫時期が適期だった私の畑の大根は、真冬の寒さで葉っぱが枯れていたのですが、この暖かさで新たに青々とした葉っぱをつけています。

2月ぐらいまでは青首のところがスカスカだったのですが、白いところは食べれました。
しかし最近は白いところまでスが入り始めたのでもう食べれません


そして、今回、秘密の大根を掘り出しました
私はトンネル大根などは面倒で作らないのですが、真冬を迎える前に土の中に大根を埋めておくのです。

どれどれどうなっているかな~、と見てみると・・・


こんな感じで、土の中でも暖かさを感じるのでしょう、もやしのような白い芽(茎?)を出しているんですね。
これ、ぼちぼち食べれるんですよ。


そして収穫が待ち遠しいのが今の時期から一気に育つスナップエンドウ。
毎年、入れ食い状態になるのが恒例になっています


空豆は今年は霜にほとんどやられずいたって順調です
あとはアブラムシがどれぐらいでるか、ですね。


そして、ニンニクも過去最高の出来です今年は大玉が取れそう
小さめのものには、一応追肥もしておきました。



人間が栽培している野菜という観点では品不足の時期ですが、自然の恵みを頂くという観点で見れば、今の時期は冬が明けて、ふきのとう、菜花、つくし、ヨモギ、たらの芽、タケノコと自然の恵みが溢れで来る季節です。

栽培する野菜、という意味では初夏まで待ち遠しい季節ですが、自然の野花に目を向けると沢山食べものがあるわけですから、自然のものをなるべく頂き、私達も冬の体から夏に向けて体の細胞を入れ替えていきたいな~と思います
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