半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

不安定で大変な春野菜

2024年03月27日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。

 冬野菜がほぼ終わりに近づき、今は春野菜がボチボチ出てきていますね。寒さの中でギュッと体を引き締めながら育った冬野菜に比べ、春野菜は生命がほとばしる暖かい時期にすくすく育つので、瑞々しくて美味しいですよね

 一方で農家側からすると、春野菜は特に手間がかかる時期の野菜とも言えます。というのも防寒しながら育てるためです。

 例えば大根も露地のままだと真冬の朝晩は凍結し昼に溶け出して、というのを繰り返す事で細胞壁が壊れ、スポンジのようになってしまいます。キャベツも寒さに強い品種を使いますが、あまりに寒さが強いと中が凍って腐ってしまう、という事もあります。

 そのため、この辺りでは防寒のためビニールトンネルやビニールハウス内で防寒しながら育てるのが必須です。それがとても手間なのです。

 秋冬野菜は種を播けば常温で育ちますし、何より草退治をしなくて良いので手間がかかりません。一方、春野菜は地温の確保と草を抑制するためにマルチを張り、種を蒔いた後に防寒のために不織布をかけ、その上にビニールトンネルを張り、更に風で飛ばないようマイカ線で縛りつけます。

 そこに種を蒔くわけですが、やはり気温が低い冬は発芽も生育も本当にゆっくりです。

 ところが節分を過ぎた辺りからトンネル内の気温は急上昇し春草が増え始め、3月に入ると一気に繁茂します。そのため草取りが必要なのですが、普通の草取りと違って、風で飛ばないようにギューギューに張っているトンネルをヨイショと半分開け、膝を地面について上半身をつっこんで草を抜くので非常にやりにくいのです。終わったらまたトンネルを閉める、という工程で、普通の3倍ぐらい時間がかかるのです

 草抜きだけでなく、実は間引きという作業もあります。

 大根など種を播く時は発芽率や生育不良の事も考慮して1箇所に3~5粒ぐらいが播かれます。それが順調に育つと過密になるので、間引いて1本にするのです。それが数千箇所もあるのです(1週間で1,500本出荷するとしたら4週間で6,000本分)。

 先日、みみずの会の菅澤さんの大根の間引きのお手伝いをしましたが、ちょっと大きくなってしまったところは小指ほどの大きさになっていて抜くのも一苦労。それを何百箇所もやっていると握力が無くなってきます

 しかし、気温がどんどん上がる春は人間の都合はお構いなしです。大根だけでなくちょうど人参も間引きと草取りの時期で、更に玉ネギのトンネルの片付けも重なるのです。田んぼをやっている人は種籾を播く時期で、もう、とんでもない忙しさなのです

 こんな手間をかけても春の気温は気まぐれ。1週間に1,500本ずつ出せるよう種まき時期を何回も分けたのに、寒さが続くと生育が進まず野菜不足。逆に気温が高い日が続いて生育が進んでしまうと、来週出すはずだった野菜が今週分と一緒に出せるようになり野菜余り、と同時に来週分が無くなるという事態に。

 といったように、どうしても予定通りにはいかないのが春野菜の特徴なのです。

 ということで、農家さんは多少は廃棄前提で多めに種を蒔きます。

 そのような手間と苦労がある中で、秋冬野菜が無くなり春夏野菜が出そろうまでの端境期(はざかいき)は、どうしても野菜の種類が不足します。

 手間だけの事を考えれば、春野菜はやらない方が楽なのですが、お客さんに健康な野菜を年を通して届けていくために、真冬に種を蒔き手間をかけて春野菜を揃えています。

 同じような野菜が続く事もありますが、どうぞご理解頂き有り難く頂戴しましょうね

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あな健料理教室へ

2024年03月21日 | 素敵な空間・イベント

火曜日、下北沢に夕方から用事があるので、久々に電車で上京しました

う~ん、大都会東京。もう田舎暮らしの身としては、観光する場所になってしまいました

さて、下北沢の近くには「あなたと健康(通称・あな健)」があります。

「食と命の教室」に2006年頃だったからかに、あな健の修了生でお料理教室を主宰している方が来てから、月刊誌をとるようになりました。

そのご縁で、夫婦関係やら体の問題など、色々なんとかやってきたのは、あな健のおかげでした。

そして、昨年もあな健のスタッフの方が参加して顔見知りになっていたので、下北沢の用事の前に顔を出しにいくと伝えたら、なんと、お料理教室に招かれてしまったのです

自然療法を学ぶ人は誰もが通るのが「あな健」ですが、特にガン患者などで西洋医学に限界を感じた人が来るのも多いです。

そして、今の大黒柱はお料理教室の米澤先生。そのお話がむちくちゃ面白かった

米澤先生はステージ4のガンだったそうですが、「検査なんかしなかったわよ。だってあれは統計でしょ。私は気にしなかったわ。くよくよしたって病気は治らないし、私は大丈夫と言い聞かせてたは」と今を生きることに集中することにしたそうです。

雑誌「至知」は知ってますか?

私はいわゆる徳仁がある方が載る雑誌という認識ですが、その「至知」に米澤先生が載ったそうです。しかも、その記事を読んで料理教室に申込んだ方もいました。

ちなみに、中には西伊豆から通っている方も

すごいですね〜。

 

で、米澤先生の話ですが、よく高柳さんにも出てくる栄養学の故・川島四郎先生に4年間師事したそうです。そのエピソードも面白かったです。

「いつもポッケに煮干しと昆布を入れていたわね。何かあると、ほら、食べるか?といって渡されて、ポリポリ食べていたわ。NHKの人が取材に来るという時があって、スタッフに、ご馳走してやるからお腹をすかせてきなさい、と川島先生が言ったの。で、いざ来たら、煮干しと昆布をポッケから渡したのよ。それじゃあお腹はいっぱいにならないわよね(笑)」

「アフリカでマラリアになって帰国したらすぐに青菜と煮干しを食べていたのよ。青菜は血液をきれいにするから大事なのよ。女性は特に青菜をとらないと貧血になりやすいのよ」

「でも、真面目なのはダメよ、てきとーも大事よ。完璧なんてないんだから」などなど、まじめな話も漫才のような口調で笑いが絶えない時間でした

頭でっかちで理屈は知っていても体が動かない、あるいは料理が大変と思っている人は、米澤先生に会うとピッタリだな、と思いました。

お料理も美味しかった

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土や命に触れる経験を

2024年03月20日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。

 3月も半ばを過ぎ三寒四温の春っぽい季節になってきましたね

 私は人参を作っているのですが、今がちょうど芽が動き出してしまうギリギリの掘り上げ時期なので、中学を卒業して暇な息子を連れて、1年ぶり以上に畑に行って来ました

 久々に畑に来た息子とまずはキジ探し。私の畑の周りでは春は人間よりキジに会う事が多く、最近良く見かけるようになったのです。ところが結局見つからず。まだケーンケーンという鳴き声は聞こえて来ていないのでまだ繁殖期前だったからでしょう。

 代わりといっては何ですが、道端に10個ぐらいの穴が集落のように集まったアリの巣を見つけたので、2人でアリの観察。大きくて運びずらそうにしていた虫の死骸を巣穴近くまで持って行ったり、ちょっと穴の周りの土をひっくり返してみたり。「今度生まれ変わったらアリになってアリの巣がどうなっているか見て見たいな」なんて発言もする息子にほっこり。こちらもアリの動きをじっと見つめるのは数年ぶりだったので、久々に童心に返りました

 さて、その後は人参掘り。1時間ぐらい仕事をしたのですが、最初は「何か静かでいいね」と言っていた息子が終わりの頃には「なんか誰もいないから1人でいたら逆に怖いね」と。それに対し「この辺りに住んでいる小中学生はこれが普通だからね。こういうところで育った子供と街中で育った子供は感性も育ちも違うよね」と言ったら「なるほど」と納得していました。

 そんな事があった数日後に開催した「食と命の教室」の参加者の1人がモンテッソーリ教育の先生で、「中高生時代は大地の世代と言われて一番土に触れたり自然に触れたりするべき世代なんです」と言っていました。

 私は詳しくは無いのですが、一般的な教育とは違った流れでシュタイナーと同様にモンテッソーリの名は良く聞きます。今回お会いした方のお子さんは、この秋からアメリカの中学校に行くそうですが、そこでは自分達で畑をやり、家畜も飼い、殺して食べ、経営にも携わるそうです。

 「思春期と言われる大きな変化が起きる時期こそ、大地に触れる必要があると考えられているんです」とのこと。

 確かにホルモンバランスが変わり心や体が大きく変容する時期には、座学ばかりさせられるとより不安定になるかもしれません。逆に体を動かしながら自然の大きさや命に触れる体験を沢山する事が大切な気がします。

 今回の教室でも、テーマはちょうど「土」でした。

 土の中にはミミズだけでなく、さらに小さいトビムシやダニやなどもいます。そこには小さい物が大きな物に食われ、その糞尿や死骸はさらに小さいカビ、酵母、バクテリアなどが分解し、目に見えない分子レベルの最終物が植物の栄養源になるという生態系があります。

 多くの生き物とその死骸が混然した命溢れる土には、たった1CCで1億以上の生き物がいるというのだから驚きです

 そのミクロの世界の詳細を映したDVDを観た後、実際に野ざらしにした草が何年もかけて土になったものを触ったり匂いを嗅いだところ、参加者全員が「土が出来上がるシステムや凄さを体験出来ました」と驚きと感嘆の言葉を発していました。

 と同時に「こういった事を子供達にも学んでもらえたら」という意見も。

 確かに1年を通して畑に携わる学科があっても良いですよね。

 昔は当たり前にあった鶏やウサギを飼う生き物係は今は無くなり、命に関わる体験は小さなプランターで植物を育てるぐらいです。でも、命や自然について沢山触れる経験を積んで置くことが、後に大きな心の支えになったり、地球環境や他者の命を考える土台となる気がします

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土の世界を学ぶ「食と命の教室」

2024年03月16日 | 農的体験・生活

今年2回目の「食と命の教室」。ポカポカ陽気の中で、また今回は欠席も多かったので8人だけでしたが、その分、のんびりゆっくりとコミュニケーションを取りながら過ごしました

また、前回お休みしたので今回初参加の方は、モンテッソーリ教育の方で、お子さんが自分で家畜も飼って自分で殺してご飯に自分で学校の経営に携わるというアメリカの中学校へ、といったように「へ~」と思うようなお話を沢山聞けました。

さて、教室は先月に種を蒔いたミニトマトが本葉を出して根も回ってきたので、鉢替えになります。

まず、先月同様にピートモスを崩して細かくします。

そこに鹿沼土を混ぜて、育苗用の培土を作ります。

この混ぜ方のポイントは、下から上に土を盛り上げて少しずつ端から端へ切り返して行くこと。コンクリートを作る際もこんなやり方で4回やれば大体きっちり混ざるそうです。

混ぜ上げた土をポットに移して、水を撒いて水分を含ませたら移植先のポットは整ったことになります。

そして、こちらが先月種を蒔いたミニトマト。セルトレイは小さいため、もう根が回って本葉も重なってきたので、移し替える必要があります。

引っこ抜くと切れてしまうこともあるので、底をつまんで押し出すようにしてから引き抜くのがコツです。

これをポットに移植すれば、あと1ヶ月で畑に植えられます。

500鉢以上を10人で力を合わせることで1時間ぐらいで出来ました。ハウスは暑かったので少し疲れましたが、美味しいお昼です

みなさん、お待ちかねのお昼

今回もお野菜だけですが、美味しい

特に、大根の醤油漬けは一番人気

また、高柳さんが銚子の知り合いから頂いたという「生醤油」は美味しかった

お昼が終わった後は、今回の目玉の「土の世界を電子顕微鏡で覗いた『根の國』」を視聴。

土の中にはミミズやゾウリムシなどいるわけですが、さらに小さいトビムシやダニ、ヒメミミズなど小さい虫もいます。さらにそれより小さい虫が植物の死骸を食べ、生態系が出来上がっています。それらの食物連鎖の中で、最終分泌物、つまり、虫の死骸や糞・尿などが植物の栄養源になっているわけです。

たった1CCで1億の生き物がいるというのだから驚きです

といったことを、ただ言葉で聞いても良くわからないのですが、それを映像で見れるのがこの「根の國」というDVDの凄いところ。参加者のみなさんが驚きと感嘆の言葉を発していました。

そして、映像が終わった後、ひょいと現われたお兄さんがいました。

実は、明日はお隣の神崎町でコロナ禍空けで4年ぶりの「蔵祭り」があり、高柳さんが所属するバンドも久々に出演するということで、機材をとりにきたそうです。

そのお仲間と高柳さんが、1曲練習も兼ねたセッションを観ることが出来ました

1曲やった後、「こんな時間も良いでしょ(笑)。さあ、音楽の時間は終わりで外に行こう」という事で、野ざらし堆肥の見学へレッツ・ゴー

野ざらし堆肥とは、屋根などが無い地面にそのまま置きっ放しで風雨を浴びながら、雑草が風化され、最終的に土になったものです。積まれた枯れ草が1/10ぐらいの堆積になると土になるのです。

これがさっき見た「根の國」の実物なわけで、みなさん堆肥を掘ったり臭いを嗅いだりしながら土の世界を実感していました。

その後、サニーレタスも取り放題、聖護院大根のお土産でみんな大喜び

夕方はみんなで意見を出し合い、楽しくも深い学び合いの時間を過ごしました。

2回目にしてみんなアットホームに自分の思う疑問を色々発していました。

大人の寺子屋としてやってきて12年目、今年も良い教室だな~

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今日は卒業式です

2024年03月13日 | 素敵な家族・子供との時間

 今日は中3次男の卒業式。中学生までは休みの日などにたまに遊ぶ事は出来ましたが、高校からは(土)(日)も基本は部活ですし、今までのような時間は過ごせなくなるわけで、少し寂しい気持ちもありますが、無事ここまで育ってくれたことに感謝です

 私は個人事業主なので時間の融通が効きます。(土)(日)であろうと仕事はありますし電話もかかってきますが、逆に平日であろうと休もうと思えば結構休めます。自分の裁量で仕事を決められるのは良くも悪くも個人事業主の働き方ですが、そんな暮らしの中で最優先はやはり子育てでした。

 どんなに働いてお金を稼ごうと、お金以上に大切な事は親の在り方、接し方だと思ってやってきました。また、人生で子育て以上の偉業は無いと確信していましたし、たった1人でも一人の人生により良い影響を与えられるのであれば、それは人生を通して一番価値がある事だと思って来ました。

 また、幸い、農業に関わる仕事をしてきたので、採れたての無農薬で美味しい野菜をふんだんに食べさせてこれました。このみみずの会の野菜やおかげさま農場の野菜、はたまた自分の畑の野菜などが当たり前なので、「食卓に野菜が無ければ困る」という味覚で育ってくれました。これは大成功だと思います

 子供の内はもちろん、独り立ちして一番大事なのは健康です。生活をしていく上で、日本では健康が保たれていれば仕事は出来、路頭に迷うことはありません。また何かの大仕事に取りかかる時も健康であれば踏ん張りが利きます。

 食卓は旬の野菜を中心にするべきだと思っていますが、世の中は肉や加工食品中心の情報ばかりで、そういう食ではどうしても体が酸性に偏ったりカルシウムなどのミネラルが欠乏して病気にかかりやすくなります。

 そして、先進国ではガンが減っている中で日本だけは増え続け、今では2人に1人がガンになると言われています。50%の確率でガンになるなんて、本当に恐ろしい事で、そのリスクを出来るだけ減らしてあげる事も親の務めだと思ってきました。

 どんなにスポーツや運動が出来ようと、どんなに頭が良くお金儲けが出来ようと、健康に勝るものはありませんよね。そして、子の健康の礎は親の習慣や食などの生活にあると思うのです。

 まだまだ心配な点も多々ありますが、これから多くの友人や先輩、大人に揉まれながら、お天道様の下をきちんと歩める大人に育ってくれることを願うばかりです。そして、ここまで良い子に育ってくれて本当に良かったです

 話はちょっと変わりまして、息子の中学校出身のバンドグループの1人が先月、「進路講演会」で登場したのです。

 例年は看護士や空港関連など、一般的な職業の方が来るようですが、うちの息子の担任が招いたようで、

「昔、学校に行きたくなくなって学校に行くふりをして公園でiPodを聞いていた。そんな中3の時、ビートルズ好きの先生が『誰か歌ってみないか?』という呼びかけに勇気を出して手を挙げ、中学校で初ライブをした経験が今に繋がっている」

といったような熱い話だったそうです。

 さらに別日に行われた予餞会といういわゆる「3年生を送る会」に、今度はバンドメンバー全員がサプライズ登場。体育館で「3ヶ月かけて卒業生向けに作った歌」をライブ演奏をしたそう。みんな超盛り上がり肩を組んでステージに駆け寄ったとか。

 熱いですね~

 その歌はまだ音源にされていないようなので、今日の卒業式で配布されないかな~と、ちょっと期待しています

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perfect days

2024年03月12日 | 自分の時間

雨の火曜日、映画「pefect days」を観てきました。
いや~、こんな映画もあるんですね。初めて知りました。良かった

まあ、こういうのを良いと感じられる精神年齢になったということですな。

主人公は最初の方はデクノボーと呼ばれ石を投げられても笑顔でいる菩薩さんのように思えました。宮沢賢治の「雨ニモマケズ」「デクノボーと呼ばれ」というフレーズがありますが、あれはみんなに石を投げられ役立たずと言われながらも、そういった人達も愛す、とされるデクノボーの原型になった菩薩がいるそうなのです。

その事を最初に思い浮かべました。涙も何故か出てきました

が、その後、色々な事が起きて、普通とは違った眼で景色や世界を観て生きていると思っていたら、薄皮をはがすように俗世間と同じ人間関係の問題が出てきて現実を生きている人だと感じたり。

単に美しい風景、映像だけではなく、眠る度に出てくる心象を映したような不思議な映像。

そして、映画っぽくちょっとしたイベントが続きますが、いつもの朝が来ていつもの生活を紡いでいく。

pefect days。

そして、役所広司がホント凄い

もう1回観に行こうかな~。
https://www.perfectdays-movie.jp/

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夜釣りの絵

2024年03月12日 | 素敵な家族・子供との時間

 卒業間近の息子が学校から色々持って帰ってきたものの1つで、こんな絵を発見。う~ん、美しい。なんか原風景って感じ


 夜釣りはしたことないので、イメージだけで描いたと思うのですが、なんかいいな~。


 息子は凝り性なので小学校の頃は授業中で絵は終わらず、家に帰ってきてひたすらやって賞を何回かとってましたが、中学に入ってからは適当にやることも覚えたので、ちゃんと描ききった絵は見ませんでした。

 ただ、今回はいかにも息子の性格が出ている感じ。でも家に持ち帰っていなかったから、学校でここまで仕上げたんだな~。

 釣りは昨年の春に行ったっきりで、その時は1匹も釣れず。受験も終わり、この前の(土)(日)に1年ぶりに行く予定が風邪でキャンセル。春休みになったら釣りにいきたいな~。でも春ってあんまり釣れないんだよな~。

 この時期、堤防釣りでどこか高確率で釣れるところ、ないかな~。

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卒業生のお話&生演奏

2024年03月07日 | 素敵な空間・イベント

木曜日の夜、息子のグループLINEが止まりませんでした

というのも、息子の中学生出身のバンドのYou Tube配信があったから。その感想が飛び交っていたのです。

「進路講演会」という、大人が仕事について中3生に向けて語る恒例行事で、なんと中学校出身のバンドのヴォーカルの子が来たのです

そりゃ一般的な話より、よっぽど心に刺さりますよね~

息子の担任の先生が呼んだそうで、講演会の後の給食に息子のクラスにサプライズ登場し、クラスメイトが何人もYou tubeに映っていました

この方、地元のラジオで番組を持っているほどお話が上手で、歌も上手いから、さぞ盛り上がったと思います。

あと、You tubeでは触れられていませんでしたが、息子の話によると、ヴォーカルの人は小学校からサッカーに夢中になっていたけど、中学生になったらクラブチームで次元が違う人に沢山会って挫折し、サッカーを諦め、学校に行くふりをして家を出た後、いつも公園で音楽を聴いて過ごしていたそうです。

そんな彼が中3の時、ビートルズ好きの先生が「誰か歌ってみないか?」という呼びかけに勇気を出して手を挙げ、中学校で歌った経験が今に繋がっている、という無茶苦茶良いお話。その恩師との再会もYou tubeでは流れていました。

学校に行きたく無いという思いをもっている子が、先輩からそんな話を聞いたら、思春期の心には刺さりますよね

さらに、別日に行われた予餞会といういわゆる「3年生を送る会」にも今度はバンドメンバー全員がサプライズ登場して体育館でライブ演奏をしたそう。さらにその歌は「卒業生のために3ヶ月作った歌」だったそう。凄い

よくぞこんな企画が成り立ったものだ。

それにしても、子供達の一生の思い出に残る企画だよな~。ほんと凄い

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みなさん、お疲れ様です

2024年03月06日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。

 3月とはいえ冷たい雨の日が続いていますね。今年の冬はコロナ禍にマスク生活で免疫が落ちていたこともあったのでしょう、インフル、溶連菌が凄く流行っていましたが、最近はコロナが急速に増えていっているようです。受験生がいる家庭では2月下旬の体調管理は一仕事でしたが、今は卒業式に出席出来るようにという感じですね。今日はうちの高2の長男の学校の卒業式で「後片付けめんどくせーなー。別に行かなくていいんだよな」とか言っていたので、「そんなこと言わずに、ほれ、行って来い」とお尻を叩いて登校させました。

 さて、月曜日は次男の高校受験合格発表日でした。ちょうど、自然薯掘りの仕事が入っていたので、出発時間をギリギリまで遅らせて9時ちょうどにサイトを確認。無事合格の番号があったので「お~、あったよ」と言うと、息子は「へ~、合格発表ってこんな感じなんだ」と淡泊な反応。2日前は「なんか緊張する」と言っていたくせに(笑)。まあ、とにかく合格確認が出来て良かったよかった。そして急いで自然薯掘りに出かけました。

 自然薯掘りのお客さんは昨年も参加したオジサンペア。いつも2人で遊びに出かけている社長と年上の従業員というペアーで、昼休憩の時はビールを飲み、「畑で自然薯を作ろうよ」とか、「土屋太鳳ちゃん可愛いよね」とか、少年のようにじゃれ合うように楽しんでいました。年配の方は実家が田舎だったそうで、枯れたカラスウリを見つけて中から種を取り出し、「この種が大黒様の打ち出の小槌に似ていてるんですよね。うちの母は今も財布に入れてるんですよ」とか、「子供の頃は海の近くに住んでいたから素潜りで平貝を捕って食べてたんです。美味かったな」といった昔話を聞かせてくれました。また、あちこち出かけて遊んでいるので、釣りの話や房総の釣りスポット、ハマグリを素人なら少し捕っても地元の漁師さんが公認している場所など、面白い話を沢山教えて頂きました。

 自然薯掘りが終わって帰宅する前に息子に電話をし、「お祝いでどこかご飯行こうか?」と聞くと、「別に」というクールな反応。それより、昨夜、自分で仕込んだしめ鯖を食べたいそうで、父としてはお祝いしたかったので、コンビニスイーツとたらふく食べられるよう買い込み、釜焚きご飯でプチお祝いしました。息子はしめ鯖の仕上げをまるで職人のようにしてました。砂糖で1時間、塩で1時間、酢で一晩漬けたしめ鯖を、皮を剥いでお腹の骨のところをそぎ落とし、残った骨はピンセットで抜き、シソを添えてお造り風にしたのが出て来ました。その見た目は美しく、過去一番美味しかったしめ鯖でした。ただ、お祝いで買ってきた赤ワインには全く合いませんでしたが

 友達の娘ちゃんはうちの息子と同年代で厳しいチャレンジをしたそう。面接を終えて出てきた後、車の中で号泣し、その後も残念ながら合格発表は無かったそうです。ただ、学校に報告しに行った後に、「親友と同じ学校に行ける事になった落ちちゃったのにめっちゃ嬉しい」と泣き笑いしながら帰ってきたそうです。他にも子供の勉強につきそって受験が終わった後に涙した母の話があちこちから。思春期ど真ん中の全国の子供達、お疲れ様です。親御さんもお疲れ様。こんな経験も長い人生では一幕。能登半島地震や風邪など色々あった子供も沢山いると思いますが、どんな結果でも前を向いて新しい生活に向っていける事を願っています。

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今年度、最後の自然薯掘り

2024年03月04日 | 農的体験・生活

今年度最後の自然薯掘りは、昨年も参加した横浜の社長さん。「また来ます」といって本当にまた来た初めての組です。

休憩時間にビールを飲み、去年も言っていましたが、今年も「本田翼ちゃん、可愛いよね~」と、どうやら本田翼ちゃんが大好きなようです

昨年も今回もチップをくれて、船も持っているとのことで、何だか本当に気前が良い方です。

さて、今回は私では見分けが付かないほどの太いツルで、30年ものと推測出来るでかい自然薯が登場

普通、このぐらいだと自然薯ではないと判断しちゃうのですが、そこは名人は見極められるのです。私はまだまだだな~。


大物ということは深く掘らないといけないわけで、今回は170㎝以上の穴を掘りました

深いと見えないので懐中電灯で照らしながら堀り進め、最後は慎重に慎重に土を削っていきます。

そして、掘れたのが長~くきれいな形の大物の自然薯でした 

社長さんと一緒に来ている人はあちこちにでかけていて、釣りの話など色々聞けました。

オジサンになっても少年のようにキャッキャと騒ぎながら自然薯を掘る2人組で、羨ましい生き方ですよね。

そして「来年も予約します」とのこと。毎年お会い出来るのが楽しみな2人組でした

これにて今年度は終了。コロナ禍明けで今年は一般の参加者もTV企画も多かっただけでなく、大物がバンバン掘れた年でした。

とは言え、最低でも15年、平均20年前後は育つのを待たなくてはいけないのが天然の自然薯。畑物は1年ですが、自然のものは人間が成人になるまで待たないと掘っても勿体ないわけです。

大人数は受入れられませんが、ほどほどで、新年度も11月下旬から楽しくやっていきたいと思います

 

 

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