半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

退職日

2009年03月31日 | 素敵な人・友人との時間
 3月31日は、12年間勤めた会社の最終出社日でした。

12年間いろいろありましたが、まず、感謝の気持ちがあります。

 最初の3年間は、上司の恐怖、で、ただただ、必死に仕事をしていましたし、また、自分が不器用だ、ということにも気づかず、評価を気にしたり、まあ、大学生の延長という感じでした。

 その後、いろいろな仕事をしましたが、振り返ると、「成果を出す」、というより、自分は、「会社の仲間同士、本当の充実した、心が満ちる関係を保てていた時」が一番、記憶に残っているな~、と改めて思います。

 建設関係の仕事をしていた時は、今も、その時は楽しかった、という記憶がありますし、その時の仲間には、人として良い繋がりを持てていた、と思います。

 また、本部長室、という内勤で、組織風土の改善や、働くメンバーの為にどういった仕組みを作るか、といったことを考えたり、上層部にどうやって働きかけて、必要な行動、仕組みを作ってもらうか、なんていうことを考えるのは、本当に楽しかった。「会議とは?」という、定義を辞書で引いて、その定義に「なるほど!」と納得し、朝の5時まで夢中になって会議体系を作ったりしていたことが懐かしい。。。本当に、楽しかったです。


 また、コーチングで、独立をしようとしていたのが、退職3ヶ月前に、突如、営業へ戻る辞令が出た後は、結果的に独立があやふやになって、本当に悶々とした日々を過ごしたけど、それがあって、会社を休んで、世界一周が出来たし、奥さんや、かけがえの無い友達もできました。

 また、その後に就いた、最後の仕事や仲間たちは、本当に良かったと思います。自分が、初めてお客様のため、とか、部下のため、とか、会社の為に、とか、心から純粋にそのために仕事が出来た日々でした。

 ただ、やっぱり、行き着くところ、「自分は勝ち負け、せねばならないビジネスの世界」には、あわない、という結論は、結局は出てしまっていたし、力を入れていたお客様支援の仕事が、力不足でどうにもならず、先細りとなってきた昨年の6月以降は、なんだか、ふわふわしていました。

 その時、ちょうど、私がお世話になったコーチングのCTI-JAPANの創立8周年イベントがありました。イベントには、いつも、参加はせず、仕事優先にしてきた私ですが、私の恩師(勝手に決め付けているだけですが、、、)の講演があり、初めて、申し込みをしました。そして、お話を聞いた時、「人生の大切なものを他に譲り渡さないこと」という言葉に、強く心を打たれました。
 
 それをきっかけに、仕事に対するモチベートがあがってきて、情熱をもって仕事ができるようになりました。と同時に、「自分の大切なもの」に向けて、心の中で無意識で何かが芽生えていたのだと思いますが、私に、「自分が食べるものぐらいは、自分で作りたい」という気持ちが自然に芽生え、また、世界一周を決意した時もそうでしたが、「ゆくゆくはやりたいな~」と思っていることを「あれ?ゆくゆくやりたいと思っているけど、それは、今の俺が思っていることじゃん。じゃあ、今やろう!」と決意して、ベランダ菜園を始めたのもこの時期でした。また、こういう時は、急に世界が動き出す時で、大学時代からやる、といっていた「富士山登頂」の話が舞い込んできて、念願のご来光を拝むことができました。

 そんなこんなで、自分の中に、コーチングをしていた時のように、「自分の人生にとって大切なもの」が芽生え始めてきたことで、逆に、仕事の「せねばならないこと」との間の葛藤が、自分の意識外で、普段以上に起きていたのでしょう。それが、病気、となって外に現れました。

 本当に、あの時は、気が狂いそうでしたし、今もたまに気持ちが悪くはなりますが、すぐに会社をやめたい、と思っていました。

 ただ、友人からのアドバイスもあり、また、会社からは、無理をしなくてよいような環境を整えてもらい、できる範囲で仕事をさせてもらいました。

 いろいろありましたが、最後は、「病気」のおかげで、新しい世界へ踏み出せるわけですから、病気には感謝しています。また、病気でろくに働けない私を、最後まで面倒みてくれた会社にも心より感謝しています。最後に所属した組織にも、本当に感謝をしています。

 最後の夜は、会社の同期で、地元で有名で、むちゃくちゃうまい焼肉屋へ♪

 12年もいると、うちの会社では、会社の中軸となるのですが、同期は、うちの会社でも、たくさん残っている世代で、新入社員当時から、半分弱が残っていたけど、私ともう一人の同期も辞めて、少し減っちゃったな~。でも、その分、若い世代が活躍できるフィールドができて、これから、新しい時代に新しいアイディア、メンバーが活躍するはず。

 それにしても、久々に同期で飯を食べたけど、改めて同期という存在のすばらしさを感じた。みんなと、1年生の頃からの昔話をすると、役職とか関係なく、馬鹿話ができるし、楽しい♪

 今後も、本当に繋がっていたいな~、と思いました。そして、同じ時期に辞めた同期の一人が、そういったことに強い気持ちと行動をしてくれるので、5月はBBQをすることが決まっていたりする。本当に、有難いな~。

 最後に所属した組織からもらったのが「寄せ書き」と「黄色のチューリップ」。黄色は、私が好きな色なので、すごくきれいで、早速、家に飾りました。みんな、ありがとう。

 12年間、お疲れ様でした。って、まあ、自分に言いながらも、1日は普通に終わるし、会社も家から近くで、ちょくちょく飯を食いに行くので、寂しい、というより、楽しく終わった1日でした。そして、いよいよ、4月からは、新天地探しが始まります。今までお付き合い頂いた皆様、今後ともよろしくお願いします。そして、これから縁あって出会う方、よろしくお願いします。



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