半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

NHKスペシャル:精子力クライシス

2018年07月31日 | 自分の時間
NHKスペシャル:「ニッポン 精子力クライシス」を見ました。

ちょうど「食と命の教室」が土曜日にあって、その夜21時からだったので、キーワードとしてはホットなものでした。

高柳さんにお会いして8年ぐらいたちますが、その頃から、「今の男子は精子の数が少ない。半分ぐらいの人もいるんだ」という話を聞いていました。

というのも、かれこれ40年以上前に、高柳さんが恩師の岩手大学の故:石川先生に「高柳くん、元気か今は都会の男子の精子が半分になってしまった。このままでは日本の危機だから、東京にいって沢山子供を作ってきてくれ」という半分冗談のような話から、精子の数が半減している、という話を聞いてきたからです。

なので、高柳さんの話では「もう40年以上も前から、男子の精子が半分になってしまった」という危機感をもっていたのです。

実際、高柳さんの知り合いで私の同年代で私も知っている人は、精子がなくて妊活をしていました。
その他にも「苦労して授かった」というご夫婦は私の周りにも結構います。

テレビに出ていた放送作家の鈴木オサムさんは、奥さんの森三中の大島さんとの妊活中、2回妊娠して2回流産で、妊娠はしているので精子の問題ではないと思っていたけど、一応、検査を受けてみたら、精子の力が弱くて流産したそうです。

「食と命の教室」にも、流産してしまった奥さんのことを心配している旦那さんが来ていますが、もしかしたら旦那さんの精子の問題もあるかもしれません。

昔は女性の問題、と言われることが多かったのですが、今は男性と女性、半々の問題という認識が広まっています。

いずれにしろ、高柳さんのようにたくましく生きてきた立場から言わせれば「これは日本民族の危機だ」ということで、実際にそうだと思います。


この番組では、精子の力は、精子の数、運動能力、精子の質(DNAなどが損傷している率)を上げていました。

その原因はいくつかあるわけで、まずは食べ物の問題。
ガンやアレルギー、アトピー、そして精子力の減退の多くの原因は食べ物にあるのでしょう。

そしてストレス。食べ物からも起因するものもあれば、仕事環境、人間関係からもくるストレス、特に酸化ストレスで精子が傷ついたりする。

また睡眠不足で夜に作られるはずの男性ホルモンが形成されない。

運動不足、肥満、喫煙、座りすぎなど色々原因があげられていました。


どれも改善が出来る、という話でしたが、そもそも論の話では、年をとればとるほど精子の力は落ちていくわけです。

高柳さん的な見解というか「そもそも自然に生きていないから生命力が落ちている」という話では、良く話されるのは「人間は25歳ぐらいで生物学的にはピークを迎える。だから昔は20歳過ぎたら結婚して子供を作っていたのは、生物としては理にかなっていたんだよ」というお話もその通りです。

座りっぱなしは体に悪い。まさにその通り。
若いうちに子作りをした方が良い。まさにその通り。

でも、そういった生活がしにくいのが今の現代社会の問題です。


また、今回テレビでみて「おぉ」と思ったのが、精子バンクの話。

デンマークにあった世界最大の精子バンクから実際に白人と日本人のハーフの精子?を取り寄せ、子供を産んだ30代の日本女性が映っていたのにはちょっと驚きました。

「30代になって、歳を重ねるにしたがって妊娠する率が落ちていくという危機感もあって、精子の力が強いのを選んで子供を作りました」

そういった女性が日本でも増えているといいます。

一番高い精子は18万ぐらいでした
まさに精子ビジネスです

こうなると、高柳さんの話ではないですが、「日本人」というのが、いわば国籍だけの問題になって、日本人同士の結婚して出来た日本人の子、という今までは普通のことと思ってきたのが、変わってきますね。

日本は世界でみれば太平洋に面した外れの島国なので、欧米と違って人種が交わることが少なかったわけです。

人手不足を補うために、既に東南アジアや中国、ブラジルなどからたくさんの人が来ていますが、まだ少しです。
欧米人もビジネス出来ますが、それにしてもハーフちゃんはまだ学校では珍しい方です。
それが今後はシルバービジネスの人手不足を補うために、国をあげて移民促進をしていくことになるようですから、外国の方も増えてきて、当然、外国の方と結婚する人も増えてくる。

そうすると、結婚の価値観も変わってくるかもしれませんね。

ちょっと前の人は家柄などを気にしていて、身上書などを求められることもあったわけですが、それが時代が変わって学歴、金、身長に変わり、その後は優しさとか居心地が良いとかになってきました。

それが今度は日本の風習や習慣と離れる価値観のところで行われるわけですし、さらに今回のテレビの精子バンクなどを知っている夫婦からは、「結婚するけど、子供は強いDNAの遺伝子を持ち込もう」ということで、精子バンクから取り寄せることになるかもしれませんね。

また、実際に卵子バンクもあって、事情があって子供を授かることが出来ない方が、他の女性の卵子と男性の精子を使った受精卵を胎内に入れて出産する女性もいます。

こういったことが、これからどんどん進んでいくでしょうね。

そうすると、「子どもはお互いのDNAが入っているもの」という事が常識じゃなくなる時代がこれから進んでいくことになるわけですよね。

昔の価値観からすれば「恐ろしい…」という事になりますが、今の時代の問題解決として、例えば独身だけど子供は欲しい女性からすれば、それはとても有効的な解決手段になるわけです。

同じく、子供に恵まれないけど欲しいという夫婦、あるいは、遺伝子的な問題を抱える方からすれば、解決策となるわけです。

倫理の問題、現実問題の解決手段、色々あるでしょうが、時代は変わっていくな~、と。


これを見て思い出したのが、昨年だったか、テレビで東大の講座で女子学生の人気№1の講座が「1人で生きていくための戦略」みたいなものだったのを思い出しました。

結婚しても3人に1人は離婚する時代に入ったから、結婚してもきちんと手に職をつけてシングルマザーになっても生きていけるよう、どういった戦略をもってこれから世に出ていくか、みたいな講座だったと思います。

そんなことを考えなくても、お互い信じあって、支え合って、病める時も苦しい時も一緒に生きていこうよ、そんなことを思い合える人と結婚して生きていこうよ、というのが今までの価値観としたら、そういった考えは既に時代遅れで、現実がそうじゃないのだから、解決策として、結婚する前から、大学の授業で将来の女性が1人で生きていけるような学びをしていこうよ、というのが最近の価値観なわけです。

子供に対してもそうなるのかもしれませんね。

子供は天からの授かりもの、ではなく、子供は遺伝子を掛け合わせて作るもの。
決して夫婦間だけで妊活するものではない。
必要に応じて卵子、精子も取り寄せられる。
自分のものより強い生命力があるなら、それを選んで取り込むのも選択肢の1つだよ。
学歴、身長、精子の濃度など、精子バンクには商品として色々な項目があり、スコアーの高さに応じて「どんな精子を買おうか?」と選べます。

こういったことが、東大の講座のように、大学などで教育される時代も近いのかもしれませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月の「食と命の教室」

2018年07月28日 | 農的体験・生活
久々の雨

台風のもたらす雨で、夕方からは本格的な雨、ということでしたが、夕方にはほとんど上がってしまいましたね

でも、すべての農家が久々の雨を「待ちに待っていた」ので大喜びです

さて、そんな雨模様の中の今月の「食と命の教室」、ミニトマトの収獲やパック詰めをしたり、「日本の家屋」について、高柳さんが20年前に建てた時の「自分で山から木を切ってきて、製材し、棟梁と一緒に左官屋、壁屋、屋根屋、電機屋、、、と1つ1つ段取り毎に誰に頼んでいった」という、今のハウスメーカーに全部お任せとは違ったお話など、結構、盛りだくさんでした。

その中でも、暑い時期は参加人数が少ないので、参加者1人1人から近況報告や最近思う事をシェアしてもらいました


例えば、2歳の子を畑や坂道で遊ばせていると、大人は暑くて仕方なくても子供はへっちゃらで飛び回っている。適応力、子供の力は凄いんだな~、という若奥さんのお話とか。
「日中はそんな感じなのですが、旦那がIT系なので、夜に旦那が帰宅するとエアコンつけている、という暮らしなんですよ」ということです


別の人は、農業法人で働いて、「暑さで社長も頭がイカレテいるのか、ザリガニを捕まえてきたとおっもったら食べ始めたり」とか「11時に50℃のハウスの中で作業をしろ、となって。そんなので1日働いて帰ってきたら家事があって、娘も旦那もいい加減にしてみたいな感じですが、楽しくて仕方ないので。でも毎日せいいっぱいなので、新しいことを学ぶ感じではないです」とか。

また、サツマイモを作っている農家さんの家で、冬に干し芋作りに手伝いに来る女子がスーパーで、頭は抜群に良く、仕事もできて、例えば梨の袋かけ、とか季節季節で全国の農家からオファーが毎年来て、誰も手放したからない逞しい女子で、その子が月1万で暮らしているお話とか。

高校は超進学校で国公立の大学進学しか許さないところで、その子は馬が好きで北海道の畜産大学に行こうとしたが学校の先生に止められ、それで仕方なく偏差値の高い大学に行ったみたいですが、それ以降、自分な好きなことをやって生きていて、いまは古民家のようなところに暮らし、田んぼや野菜を作り、季節ごとに全国の農家から来る依頼を受けて、でも月1万の出費で暮らせていて、冬は暖房もいらず、魅力的な子がいて凄い、というお話とか。

まあ、色々みなさん面白い話が出てきました。

あと、専門的ですが、生殖治療をしている方の最新のトピックは、さすが専門家、というお話でした。

ちょうど、今年は奥さんが2回流産になってしまった旦那さんが参加者として来ているので、その方も興味深々のお話だったのですが、その先生のお話では、「最近、自分でどうしたいかを決めないで、どうしたらいいか聞いてくる人が急に増えているんです」とのこと。

どういうことかというと、「自分で妊活をしたい、という意思があればやりようがいくらでもあるのですが、先生、どうしたらいいですか?と聞いてくるんです。こちらは逆に、どうしたいんですか?と聞くんですが」

卵の生命力が落ちているからそれを上げるための食事や生活を整えることが大切だそうですが、その中で一番大事なのが「心」だそうで、「夫婦が同じ方向に向いて心がバチっと合わせれば、多くの人に子供が出来るんです。それを、先生、どうしたらいいでしょう?、と聞いてくる人が増えていて。なんというか、自己責任をとれないというか。また失敗したらどうしよう、という不安もあるので、先生頼みになる気持ちになりやすいのもわかるのですが、やはり一番は心なんです」という話でした。


また、一方で、世界で最も多く実施されているにも関わらず世界で最も成功率が低い日本の対外受精の患者が今はピークを過ぎるあたりで、「まあ、裏話なのですが、不妊治療をしたい方は沢山いたのですが、今、だいぶ体外受精や治療をやっている方は多くなって、残りが少なくなってきている状況で、実は病院では既に患者の取り合いが始まっているんです」というお話も。

で、「最近、医者に妊娠前の栄養状態が問題だ、という事を言う医者が急に増えてきていて、その流れの裏にサプリメント業界の手が急速に入ってきている感じで、そういった事が始まらないか心配しています」というのが最近のトピックでした。

他にもいろいろな方が参加していますが、雨で少人数だからこそ色々ざっくばらんに話し合えることも、この教室の良い所ですね

帰りに、参加者の1人が「この教室のことを本にしたらどうですか?絶対、今の世の中でこういった教室で学べる内容を知りたいという人が沢山いると思うんです。文章もうまいし、書かないんですか?」と言ってくれる人がいました。

有難いですね~

私も毎年「本にして出版できたらな~」と思っています。

私のこれからやりたいことは、寺子屋を作るのと本を書くこと。

ただ、まだ「流れ」が来ていないというか、私がまだ「本物」になっていないから、そのご縁が来る段階ではないんだろうなと感じています。

まあ、高柳さんがご存命の間、この教室が開催している間に、何かしらの形でこの内容を文章でまとめてみることはしたいな~、と思っております。

自分の中で「書く」というのは自己表現の1つで、このブログもまあ自己満足のためでもありますからね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あっという間に7月も終わり

2018年07月27日 | 自分の時間
先週の月曜日の畑仕事で、頭がくらくら、ろれつも回らず、「こりゃやばいな」ということで、すぐにエアコンの部屋でクールダウンしましたが、自覚症状は治まったものの、翌日からどうも調子が悪い日が続いていました。

そして、ワークマンとかで涼感グッズを買ったりしましたが、水曜日の農業、木曜日の出荷の作業で体はヘロヘロ。
暑さへの耐性が落ちている中で疲労は蓄積したのか、(土)(日)の「田んぼと畑の耕育教室」は、もう史上最高の気持ち悪い体調悪化状態での開催となりました

朝の90人分の席をコンテナとコンパネで作る設営で体力を使い果たし、受付時ではもう体力が無く、とにかく塩分と水分はひたすら摂り続け、1日で4リットルぐらいの水分、梅干し7個ぐらいは普通にとっていました

でも、朝から気温が上がっていく午前中、身体もその気温の変化の中で対応力を発揮するまでが一番つらく、手足は軽いしびれ、特に日曜日は立ち上がるのもつらい中での開催でした

体調が悪い時に畑仕事などをやるとわかるのですが、最初の発汗をしてそれが落ち着くまでが大変なんですね。

人間は自律神経や副腎によるストレス耐性ホルモンを出すと言われていますが、外からの暑さを含めた外部ストレスに対応する際に、まず力を発揮する。

そこを乗り越えて、昼過ぎぐらいからはまあ、なんとか動けるようになりました。

ただ、一度倒れたことがある人はわかると思うのですが、これをやりすぎると、身体の耐性の限界を超えてしまって、今度は体が動けなくなるのです。

私も若かりし頃、「暑さには強い」という自覚がありました。

多少、頭が痛くなっても、「あぁ、今日は良く動いた」なんていう感じで、頑張った感を味わっていたものです。

これが通じるのは体力があるまで。

これを続けていくと、例えば今年のような劇的に暑い夏に、「限度」を超えます。

つまり、自律神経のコントロール範囲をオーバーしちゃう、あるいは副腎などもやられちゃう。

すると、今度は体が「これ以上動いちゃ死んじゃう」というストッパーを生命維持のために働かすようになるので、すぐに気持ち悪くなる、ちょっとした暑さで体が動かせなくなる。これが私の状態です。

逆に言えば、体力があって、自律神経の力が強い人はいつまでたっても元気なわけです。
ただ、あまり自律神経、あるいは気の力が多い人は、ぷっつんと脳梗塞で行くタイプです。

頭がはげていてつやつや光っていて、赤ら顔で、見るからに精力がありそうな人、こういうタイプは体力も気の力も強い分、脳梗塞になりやすいそうです(引用;赤本より)。


でも、そういった人が養生、静養を心得ていれば、長生きするんでしょうね~。


まあ、話はそれましたが、(土)(日)で教室を運営し、「こりゃダメだ」という判断をし、畑仕事は極力控え、家でもエアコンのある部屋で寝て、車もエアコンをかけて、とにかく体力の消耗を抑えております。

明日は、「食と命の教室」、そして次の(土)(日)はまた「田んぼと畑の耕育教室」。
3週間連続で週末はイベントです。

先週の超猛暑でない限り、30~32℃ぐらいの最高気温だとむしろ「涼しいね」という体になっているので、このまま猛暑がぶり返さないことを祈っています。

みなさんも、無理せず夏を乗り越えて参りましょう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クールグッズで暑さ対策

2018年07月17日 | 農的体験・生活
この1週間、1日おきに畑で気持ち悪くなり、特に昨日は1時間ちょっと息切れする畑仕事をしただけなのですが、吐き気がしてダウン

今も少し体調悪し

熱中症になると暑さの耐性がガクンと落ちて、例えばシャワーで吐き気がするなど、浴びてられないのです。

しかし、今週末は教室だし、明日も畑仕事が待っているため、「これは命に関わる」ということで、色々書きだして、クールグッズを本日は3万分ぐらい買いました


まず、ワークマン。

初めて行きましたが品揃えや価格にびっくり
ホームセンターとは比べ物にならない
肌触りやヒンヤリ感を比較しながら沢山買いました。レジで「塩タブレット」もくれた

その後、ニトリで寝具周りを購入。
私の住んでいるのは昔の団地なのですが、夕方になっても熱が抜けないのです。
例えば、日暮れにベランダを触ると暑いのです
かつ、高齢者が多いのでエアコンの外気で夜でも気温が下がりません。
一戸建てとは違く、夜も暑さがひかないのです

ということで、ニトリに行くと、寝具に色々あります。
で、ベッドカバーと枕カバーなどのヒンヤリの「Nクール」シリーズを購入しようと思ったら、3レベルあって、通常のは触ってヒンヤリだけどすぐ熱をもつそうで、1つ上の「super」もヒンヤリするのでうsが、最高ランクの「W-super」は、ヒンヤリレベルが高くかつ長持ちするとのこと。

命に関わるところまで来てしまっているので、ここは迷わず「W-super」のベッド敷きパッドを購入

ちなみに、「super」は-3℃ぐらいだが「W-super」は-5℃ぐらいの体感で、かつ冷感が長持ちするそうですよ。

枕カバーも買おうとしたら、なんと「W-super」が何と売り切れで1つも在庫が無いとのこと

仕方なく「super」を買いました。

ついでに家族分の敷きパッドと枕カバーも買い、あとは無理せずエアコンをつけた部屋で寝るようにしたいと思います。

「ちょっと気持ち悪い」というところで、ひと踏ん張りすると、その後のダメージが大きいことを毎年体感するので、今年は「もうひと踏ん張り」する前に、作業をストップするよう、自重することを目標に、暑い夏を何とか乗り越えていきたいと思います

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色々、手仕事

2018年07月13日 | 農的体験・生活
暑いですね~
暑い日々、草刈の日々、汗水流して畑作業をやると、家に帰ってきてからは、な~んにもやりたくなくなります。

とはいっても、畑からとってきたものは野菜たちは生き物ですから、放置しているとしなびて枯れていくだけ

奥様も気分がのっていればいいですが、例えば、キャベツなんかシンクに置かれて10日以上放置。
私も冷蔵庫に入れればいいのですが、今日こそ何か作ってくれると思いつつ、洗い物の茶碗の横にずっと置かれっぱなしで可哀そうだったので、今朝、お味噌汁やトマトとのサラダにしてあげました

さて、そんな中で、まずはラッキョウ漬け。

6月に収穫したらラッキョウ。今年はビックに育ちました


これを塩漬けし、半月ほど忙しくて放っておいたのですが、そろそろ漬け上がったので、塩抜きし、湯通しをし、つけ汁に漬けます。


で、漬け汁を作る前に、空き瓶を探していたら、我が奥様が、台所の隅の方からなんと2年前に漬けた後、行方不明で私も記憶から消えていたラッキョウが出てきました

まあ、飴色になって、立派に育ったね


ということで、2年物のラッキョウを取り出し、今年はその汁の中にドボン。

これでまた美味しく漬かりますように


そして、今日は畑仕事の終わった後、ひそかに畑の一角で育てているヨモギを収穫。
夏のヨモギはヨモギ汁にして、煮詰めて、ゴーヤの何倍も苦いものを飲むことで、夏の暑さや冷たいもので疲れた体を整えます。
枝ごと煮詰めるのですが、水がひたひたにつかるぐらいに入れて、これを煮詰めます。
煮詰めたらヨモギは取り出し、それをさらに煮詰めます。


本当はドロドロのペーストになるまで煮詰めるそうですが、いつもはヨモギドリンクぐらいの煮詰め具合で終わりにしていました。
今回は、焦げるギリギリというか、コップに深さ1センチもないぐらい煮詰めました。
まあ、これが苦いこと

ということで、この数日、ちょびちょび舐めながら自然の恵みを頂きたいと思います
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミニキャベツが出来ちゃった

2018年07月10日 | 農的体験・生活
暑いですね~。

収獲、草取り、秋に向けての整理など、やりたいことは沢山ありますが、あんまり動くとぶっ倒れるので、1回3時間ぐらいで畑は終わりにしています。

で、昨日はスナップエンドウの片付けなどしていたのですが、キャベツも残っていたので、全部収獲して冷蔵庫に入れるべく、見てみると、半月も前に収穫したキャベツのところが、不思議な格好に

なんか、ミニキャベツがいっぱいできている
ここには1玉キャベツがあったのです。根っこも1つ。
なのに、残された根っこ付近からこんなにいくつも結球したんですね~。


キャベツは根際から包丁などで切って収獲するのです。
すると、根っこは残ったまま。

そして、切ったあたりがちょうど生長点だったのでしょう、そこから芽がいくつか分けつして出来たんでしょうね~。
なんか得な気分になりました

キャベツは生長点が普通は1つですから、芽を出したらそこから葉っぱが何重にも出てきて、最後は丸くなって1玉出来ます。
ところが、芽キャベツは茎のあちこちに実をつける生長点みたいなのがあって、まあ、アブラナ科ですから不思議ではないのですが、あちこちに花を咲かすわけです。

同じキャベツと思えば、生長点があちこちに出来るのもおかしくないですものね。

ということで、この時期にこんなかわいいキャベツが無農薬で出来たわけです。
アンビリバボー&お得な気分です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エコロジカルフットプリント

2018年07月09日 | 自分の時間
西日本のニュースで豪雨の大災害、死者数を見て驚愕しています。

映像は、まるで東日本大震災の津波の後の町の被害のよう。

町が水没して消えている。

私も農に携わるようになって10年ほどですが、最初は「こんな天気、過去何十年で初めてだ」という言葉を農家さんから良く聞いていました。

春の干ばつ、夏の干ばつ、秋の長雨。

昔は夏は3日暑かったら夕立が降った、という事を聞きます。

私が子供の頃、そうだったかも。

20年前ぐらいからアメリカの山火事、オーストラリアで局地的に大干ばつや大豪雨が起きて、「海外は大変だ、いずれ日本にも」と思うようになっていました。

そして、この10年で日本にも局地的大災害が起きるようになり、今では台風などによる豪雨、夏の干ばつ、秋の長雨、というのが当たり前になり、異常気象が当たり前。


今、日本海溝の底のほうの海流の温度が上がってきてしまっているそうです。
そして、これが海面の海流に影響が出るのは時間差がある。

そうなると、日本の太平洋側の海流の流れが変わるといいます。

また、北極の氷が溶けることで、氷の鏡のように太陽光を宇宙へ反射する力が減り、北極は加速度的に海温が上がっているそうです。

偏西風も変わってきたのは北極の温度の問題という説もあります。

海流の流れ、風の流れが徐々に変わっていると言われていますが、もし本当に大きく変われば、日本は世界でも川の長さが短く、急峻で、いつ水が無くなる国になるかわかりません。


以下、「食と命の教室」という大人向けの教室で、私が毎月配っている手紙の1つ、「エコロジカルフットプリント」というものを書いた手紙を貼り付けます。


ーーーーー
「エコロジカル・フットプリント」という言葉はご存知でしょうか?この言葉は私のライフスタイルに大きな影響を与えている言葉です。

 簡単に言うと「今の生活水準を保つためにどれだけ地球が必要なのか」を指標化したものです。

 食べ物を作る土地、それは野菜に限らず家畜を放牧する土地やそのエサを作る土地、そのエサを作るための肥料を作る土地。魚だったら川や海、あるいは紙や木材、あるいは生き物が吐いたり輸送や生産活動で出す二酸化炭素を吸収するために必要な森林の量なども全て含んで、どのぐらいの土地が必要か?を計算したものです。

 全世界で見ると、なんと既に地球を1.5個分を使っていることになり、既に地球の再生能力を超えてしまっているそうです。つまり、子孫から前借りをしていて、既にこのままいけば破綻することがわかっています。2030年には地球2個分になると言われています。

 しかし、既に今の日本人の平均的な生活スタイルを世界各国の人がやったとすると、地球は現時点でも2個あっても足りないといいます。
 これが現在のアメリカになると、地球は5個あっても足りない計算となります。

 よ~く考えてみると、とんでもない状態なんです。

 もし、みなさんが「日本人の平均的生活水準レベルぐらいは、世界中の人もなるべきだ」、と思っているのであれば、地球は2個あっても足りない、つまり破綻しても良いと考えている、ということになります。
 つまり、自分が「日本の平均の生活」をしているのであれば、「地球を破綻に追い込む生活をしている」ということなんです。私は衝撃を受けました。

 例えば非遺伝子組み換え飼料を食べているこだわり飼育の家畜飼料も、大概は輸入ものです。小麦、大豆もしかり。木も同じで、海外のものの方が安い、という理由で海外の森林をばっさばっさと伐採したものを輸入しています。そのための輸送に使うエネルギーも膨大になります。

 自然素材と言われるパームオイルを作る現場をマレーシアで見たことがありますが、車で30分行ってもパームヤシの木だけ。そこを20年に1回ぐらい植え替えのために焼き尽くすそうです!そのCO2排出量は想像できないほどです。

 また、見た目や便利だからといって家電や車を買い替えたりしていませんか?高柳さんの「修理すると新品を買うのと同じぐらいかかると言われても、出来るだけ俺は修理するな」という考え方に私は賛同してます。今年、6年使っていたガラケーが壊れ、スマフォに心が揺れましたが、結局3.8万ほどで修理しました。テレビも未だブラウン管です(笑)

 私たちの生活スタイルは子ども達のお手本になっているか自問自答すると、「物にも命がある」という思いを持ち、壊れたものは直し、新しいものより手元の物を最後まで使い切る、といった昔ながらの生活に少しでも戻ることはとても大切な気がします。

ーーーーーー

ワールドカップを見ても、セネガルとか裸足でサッカーをやっている子たちが映像に移りました。

日本は世界でも「先進国」で、エネルギー消費が世界各国の中ではワールドクラスです。

核の問題と同じで、「先進国だけずるい」というのが、発展途上国の言い分です。

全世界70億のうち、洗濯機がある生活をしている人は20億ぐらいと言います。

全世界の人が洗濯機がある生活をすると、今の何倍も温暖化が進みます。

こういった事は40年前にも計算され、数年前にもスーパーコンピューターで計算されています。

なのに、我々先進国を始め、大人は「どうしたらいいか?」ということを真剣に考えない。

経済うんぬん、軍事うんぬん、をいう前に、もう取り返しがつかないところまで行ってしまった。

今、温暖化ガスを止めても、温暖化が止まるのは40年後です。

こういったこと、学校では教えません。

私も知りませんでした。

私の生活水準でも地球は破綻するわけで、1人1人が出来る範囲でエコに生きる、としかないのでしょうが、孫の代、ひ孫の代には温暖化は果たして止まっているのでしょうか?

みなさんはどう思いますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「songs」:宇多田ヒカル

2018年07月08日 | 自分の時間
NHKに「songs」という、歌手に焦点を当てた歌番組があるのですが、宇多田ヒカルの回を観ました。

やっぱりいいですね~。

私は歌や歌手には頓着していない方なのですが、あえて聞かれれば、美空ひばりと宇多田ヒカルは天才だと思うのです。

美空ひばりは、聞けばわかる。もう語る必要はないですよね。

宇多田ヒカルは歌唱力もそうですが、歌を作るセンス、歌詞のセンスなどがすごい。
私が言うのもなんですが、天才ですよね~。

ただ、良さはCD聞いていてもそんなに聞こえてこない。
普通の「上手い歌」として聞こえてくるんです。

ところが、この「songs」を見ると、私は涙が流れるのです。

前回の復帰した時の「songs」でも、「人間活動」中のお話や、「昔は自分で何であんな苦しい歌い方をしていたのかと思ったんです」とか、母親の藤 圭子さんへの思いを吐露した上で「花束を君に」を作るまでの思い、妊娠し子供を産んだ後の活動、また「ロンドンから日本に来てびっくりしたのが、子供に対する態度で、ロンドンだったらベビーカーで電車に乗るのは当たり前だけど、日本だと邪魔のような視線を感じて、ベビーカーで乗るお母さん側が申し訳ないような感じで乗らなくちゃいけない」などなど、色々面白ったです。

で、今回の「songs」では、又吉さんとの対話があったのですが、実は、宇多田ヒカルさんって、「小説家や画家に昔はなりたかった」という話をしていて、「へ~」って感じでした。

「想像の世界だけは自由」という感覚が10歳ぐらいから持っていたそうで、その頃から画家や小説家になりたいな、と思って、小説を書いてみたこともあったそうです。
10歳の頃から具体的にそういった活動をしている、「あ~、アーティストだな~」という感じでした。

そして環境もそういう宇多田ヒカルを育てた大きな要因。
お父さんが音楽プロデューサー、お母さんが歌手で、特別な環境で、「明日、ニューヨークへ行くよ」と引っ越し、「明日、日本に帰るよ」と引っ越し、という生活をしてきたので、「自分は何人なのかとかいう感覚が無く、いつも外国人という感覚」で育ったそうです。

自分の自由というものが無い、という感覚があり、それで歌手になって、自分の中の自由を感じて。
そこに小説家のように「自分の中にある物語」を歌詞にして。

ただ、今になって分かったことがあるそうです。
それは「自分は、常にお父さん、お母さんを追いかけ、理解しようとしている」ということだそうです。

今回の「初恋」という新曲も、恋愛ではなく、初めて思いを持った相手としてお父さん、お母さんという両親に対しての想いをつづった歌詞だそうです。

両親に対する思いを「初恋」という言葉で表すなんて、ちょっと普通じゃないですよね?

そして、「若い頃はそうは思っていなかったけど、今になって思うのは、私の歌はすべて両親に対する思いなんです」と。

クラスメイトや友人、さらには母校、あるいはふるさと、もっといえば母国という感覚がない地域で育った宇多田ヒカル。

一番確かなものは両親だけだったのかもしれませんね。

普通の人は地域や歴史や組織に属しながら、自分のアイデンティティーが確立していくわけです。

まあ、最近は歴史観やふるさとという感覚が失われて、縛るものが無い分、自由主義に踊らされて若いころは自分探し、歳をとってからはアイデンティティーが無いまま壮年、老後に突入してしまう人が増えている時代なのでしょうが。

しかし、宇多田ヒカルにとっては、両親が唯一の土台となる存在で、35歳になって「両親への想い」を歌にする。というか、35歳になって子供もいる今でも両親に対しての歌を作る。

そう思うと、歌の意味も少し違って聞こえてくるし、「人間 宇多田ヒカル」という特異な生い立ちと才能を感じながら、今の思いをつづった歌詞をあの歌声で聴くと、涙が出るのです。

「あぁ、こういった人もいるんだな~」とか「宇多田ヒカルは凄いな~」と。

ラジオから聞こえてくる歌も良いけど、その人となりというか、人間性に少しでも興味を持った上で聞くと、響きますよね~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パクチー、やるね

2018年07月03日 | 農的体験・生活
暑い日が続きます。

毎日畑作業をしていますが、日曜日は「ちょっと頭が痛いな~」というぐらいやってみて、ふと気づいたのが「お~、そういえばこういうのは久々だな」ということでした。

もともと暑いのは強い方という自覚があって、例えばサッカーやっていた頃とか、社会人になっても暑い中、何かしら頑張った時は「頭が痛いな~」ということを、逆に誇っているぐらいでした。

つまり、今でいえばプチ熱中症なのでしょうが、頭が多少痛いぐらいまで頑張れたわけです。

ところが、数年前ぐらいに体を壊してからは、その前に気持ち悪くなる。

なので、暑さで頭が痛くなる、という症状は久々で、「お~、少しだけど体力が回復してきたな~」と、ちょっと嬉しかったのです

ところが昨日は、午前が飛込でおかげさま農場の出荷作業をお手伝いすることになり、もう蒸し蒸しで暑い倉庫で、体力をいったん使い切った感じでした

冷房の効いた事務所で少しクールダウンして事務作業をし、15:30ぐらいから「田んぼと畑の耕育教室」の畑の草刈やトマトの誘因をしていましたが、2時間半ぐらいやって久々に気持ち悪くなってしまいました

「あっ、これはやばい気持ち悪さだ。これ以上やったら数日動けないな」というやばさだったので、まだ作業が残っていましたが切り上げました。

今朝起きて、気持ち悪さがまあ無くなっているので良かった

ただ、気持ち悪いぐらいやると、身体に熱がこもるというか、耐熱性が落ちているので、すぐに熱でまた気持ち悪さがぶり還すのは経験上わかっています。

今日はスイカの取材があるのですが、それを乗り切ったらデスクワークのみにしようと思います。


話は変わりまして、日曜日に収穫し、作ったパクチーオイル漬けが美味いのです

昨年、奥様がたまに買ってきて食べていたパクチーを「作ったら食べる?」と聞くと「あったら食べる」というので、作ったのですが、結果、ほぼ食べなかったのです

今年は余った種を蒔いたのですが、奥様は食べず、子供からも「臭い」と嫌われ、私も好き好んで食べたくないので、我が家では誰もが食べない可哀そうなパクチーちゃんなのです

そして暑さが募る今の時期はとう立ちし、日曜日には花も咲き始めたので収獲しました。


 で、辛いカレーとかに入れたらまあ美味しいのだけど、それ以外でほぼ食べ方がわからなかったので、クックパッドで大量に食えるレシピは無いかな~と調べたら、オリーブオイル漬けみたいなのがあるんですね~。

 ということで、ニンニク、唐辛子、ハーブソルト、オリーブオイル漬けにして食ってみたら、こりゃ美味い!暑い日が続くので冷ややっこに乗っけて毎日パクパク食べています。


 そして1日経つと、さらに味がなじんでより美味しくなっていました
今まで「日本人が別に食わんでも良い野菜だな~」と思っていましたが、これは有りですね
まだ畑にあるので、これを食いきったら、また収獲し、またパクチーだけにパクパク食べようっと
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ