半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

さよなら、東京

2009年05月27日 | 素敵な空間・イベント
いよいよ、明日は、お引越し。

 お引越し直前なのに、我が家は、日曜日には、「童歌サークル」、「東京アースデー」、「姉と母を交えた「さよならお食事会」、そして、私は月曜日、泊りがけで、東海方面へ、お坊さんをやっている友人のお寺に泊まり、座禅をし、火曜日は、会社にいた頃のお客さんと一緒に、ランチを食べ、そのお父さんが「木こり」をしている、ということで、山深く、木こりさんの働いているところを案内してもらってきました。(詳細は、そのうち書きます。。。)
 
 我が妻も、同様に、「最後のお別れ会」を頻繁に開いていて、昨日も、そして、今日も、お出かけ。

 な~んて、いうように、「東京に居るうちに!」という思いで、私も我が妻も、色々な人に会いに行ったり、さよならイベントをいれ、あっという間に、明日がお引越し日になってしまった。。。


 私は、毎日、太陽が昇ると起きる生活をしているので、5時~7時とか、早朝2時間ぐらいで荷造りをせこせことやってきたのですが、それでも、色々なものがまだ残っている状態。奥さんは、ようやく、月曜日から荷造り開始したばかり。切羽詰らないと、やっぱり人って動かないんですよね~

 いまさら「引越しらくらくパックが良かった」と我が妻は嘆いていますが、まあ、今更そんなことを言っても始まらないわけよ

 で、今日は、朝早く起きた子供と、なんと、朝6時から7時半まで、今までお世話になった家の前の公園で、遊んできました。

 あ~、さよなら、我が町、我が公園、そして、東京よ・・・。

 な~んていう思いを、少し胸に抱き、ちょっぴり寂しくなりながら、朝のすがすがしさの中で、通勤に向かうためにバス停で待っている会社員の方々を見ながら、私は、せっせと、砂場でお山とトンネルを作っていました。


 今日は、妻は、前日なのに、今日も最後のお出かけ。私は、これから、諸手続きと最後の歯医者に出かけるのですが、その合間を縫って、このブログを書いています。

 明日からは、引越しでドタバタするし、ネット回線の手続きをしていなかったので、しばらく、ネットと繋がらなくなるので、ブログも書けなくなってしまいます。なので、読んでくださっている有難い皆様、1週間か10日間ぐらい、しばらく書けなくなります。

 私の町は、本当に住み心地も良い、良い町だったけど、「首都圏最大級の再開発地域」で、今や、マンション乱立状態。近くの小学校は、7クラスあって、校庭の半分に緊急でプレハブ校舎を増築し、入学式や運動会は、「●年◆組の保護者と生徒は、何時から来てください」みたいに、決められた時間しか出席できないらしいすんごい話だ。。。みんな集まれない入学式や運動会って、なんなんでしょうね?

 で、今度その小学校から300mぐらい近くに建つ、新しい学校は、確か、1F~3Fが小学校で、4F~6Fが中学校、みたいない、マンションのような学校が建つんだって。
 
 いや~、世も末ですな。。。

 そんなこんなで、一見住み心地が良いマンション暮らしでしたが、どう考えても人間が住む場所、特に感受性が育つ幼児が生きていく場所ではない、と直感的に思ってしまうわけです。

 我が母も、東京の私の家に来るたびに「ビルで空が埋まっていて息苦しい」なんて、智恵子抄のようなセリフをはいていますが、確かに、マンションが建つたびに、どんどん「空が無くなっていく」のは実感していました。

 なので、引っ越すのも、単純に生活環境を変える、という意味でも、これまた、良いタイミングだったな~、と思います。

 そして、今度引っ越す庭に移植される、我がベランダ菜園の野菜たちよ。よく、私の無茶な鉢植えに耐えてきたな~。1つのプランターに2つも無理やり押し込まれてきたトマトも下の写真のように、こんなに大きくなっちゃいましたが、いよいよ、大地に根ざすことができるぞ

 明日から、ドタバタ(既にドタバタ?)としますが、落ち着いたら、また、新居のことを共有しまーす。

 ではでは。(今から、歯医者と、たまたま、さっき電話あった会社の人とランチと、健康保険の手続きと、本を売って、それから、荷造り。。。用事入れすぎ。。。でも、がんばりまっす!)


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木こりさんの1日

2009年05月26日 | 素敵な人・友人との時間
 東海旅行、2日目。この日は、「木こりさん」のところへ行って来ました。

 正確に言うと、会社のお客さんで、大変お世話になった方(以下Aさん)が、私が会社を辞める連絡をしたところ、ご連絡を下さり、実は、お父さんが「木こり」をされている、なんていう素敵なお話を頂戴したので、「遊びにいきます!」とお伝えしていたのです。

 で、田舎へ引っ込む前に、、、ということで、1日目のお坊さんの友人の所から、今度は、岡崎の方へ~


 大変ご無沙汰していましたが、Aさんは、相変わらずの元気、パワフル、笑顔で、迎えてくれました

 で、早速、山の中へ、レッツゴー

 途中、手打ちそばやさんで、Aさんは手打ちそば、私は名古屋名物煮込み味噌うどんを食べた後、Aさんのご実家の山の中へ

 
 車で進むと、確かに、すんごい山の中に入って行くのがわかる。そのまま、杉・ヒノキが生い茂る山の中を、ひたすら来るまでどんどん登って行くと、ちょっと開けた集落が見えてくる。

 集落は小さく、なんでも、Aさんの小学生時代は、同級生が5人で、授業は、1人でもわからない子がいたら、先生が、わかるまで1人1人丁寧に教えていたそう。なので、みんな、わかるまで教えてもらっていたので、中学にあがった時は、その5人が、トップ5だったんだって。凄い話だね~。まあ、Aさんいわく、中学になったら、わかるまで1対1で教えてくれないから、勉強は嫌になっていっちゃった、と言っていましたが

 で、Aさんのご自宅に到着~


 すると、お父さん=木こりさんが出迎えてくださる。そして、そのまま、早速、山の中へ


 齢、75歳のお父さんは、元気そのもの 車で、どんどん山中へ入っていった後、作業場=職場、へご案内してくださる。

 職場は、まさに、「山の中」で、ほとんど人が来ないこんな山奥で、お1人で、作業を黙々とされてきたそう。本当に、山が好きな方なのです。

 例えば、以下は、木こりさんが作られた道。
 ↓



 依然、TVで、森林組合の話は見たことがあり、いかに、効率的にどうやって木を伐採するか、そのプランを作るのは、本当に難しく、一般の森林組合さんのやり方を、カリスマのような方が指導しているのを見たことがあった。なので、なんとなく、木材を運び出す仕事の流れは、なんとなく知っていた。

 ただ、上記のように、森の中で、木を伐採して、下の舗装された道路に運び出すための道を、自分でユンボで作った、という現場を見て、その仕事の大変さにびっくり

 こりゃ、大変だ~。そりゃ大変だ~。


 木こりさんは、森林組合かどこかで、働いた後、退職後は、また、個人で木こりをやられているそうで、退職金で、山やユンボを買って、今日まで、山の木の伐採をやってきたそう。だから、本当に山がお好き。で、ここからここが自分の山、というのがわかっているし、木にビニールテープが貼っている意味など、素人では全くわからないことも、山の記号・信号としてしっかりわかっていらっしゃる。

 こういった山をいくつか見せていただいた後に、最後に連れていってくれたのが、富士山が見える丘の斜面の「植林したフィールド」 

これは凄い



 ↑
 上記の写真の雑草の中に、ちらほら見える少し背が高い草のようなものが、幼木。何が凄いかというと、見渡しが良い、小山の頂きの斜面に、イチョウやら、ヒノキやら、色々な木を植えて、その成長過程などを調べているそう。なんと気が長いお仕事だこと

 「木を植えた人」という、まあまあ有名な本があるが、それに似たようなことを、誰にも知られない山の中で、75歳の個人がやっているなんて、凄いことだ

 Aさんが、半分冗談で、「木こりさん、今、75歳だけど、いったい、いつまで生きる気なの?」なんていう突っ込みを入れていたけど、確かに、木は一生物で、3世代先まで考えて植える、なんていうことを聞いた事があるけど、確かに本当に気が遠くなるようなお仕事。実際、山の中で、木こりさんが娘のAさんに「これは、お前が生まれた頃に植えた木だよ」なんていう話もあったぐらい。

 この植林したフィールドは、目算で、200~300メートル四方の大きさ。山の斜面に、1人でこれだけの広さのところに苗木を植林したこと自体、本当に感服しちゃう
 
 その中を、木こりさんが、てくてくと、健脚ですたすたと歩いて案内してくれる 

 四方八方に、紐で出来た網が張り巡らされている。これは、「鹿」が入ってきて、幼木を食べちゃうんだって。 昨年、千葉県の鴨川にいった時は、ある集落は、電気が走るフェンスで囲われていたけど、猪や猿がやたら出ている(実際、猿がミカンを盗んでいるのを目撃しましたが)というのは聞いた事があるけど、この山の中は、鹿なのね。

 森林の中ではないので、影もなく、草や幼木がすくすくそだっているので、鹿にとっては、美味しい餌場になっているとのこと。なので、網を張ったらしいけど、穴を開けてもぐりこんでくるので、そのたびに修復をしているそう。これも大変なお仕事

 そしてそして、大人の鹿は、角が網に引っかかってしまって、身動きが取れなくなってしまって、罠にかかった状態のようになって居ることも、よくあるんだって

 実際に、猟をするためにやっているのではないので、毎日見回りはしていないから、たまに見つけたときには、もう死んじゃっているそう。そういうときは、土に返すそう。

 実際に、「これが、その骨だよ」と、木こりさんが、穴を修復した辺りの地面を指差すと、確かに、骨が。。。なんか、凄いね~。

 「僕は猟師になった」という本が、最近、面白くて、猟もやりたい、と思っていたので、普通の人は、骨なんて見ると嫌がるんだろうけど、自分は、生ではないけど、鹿の死んだ後や、鹿の骨を見るのは、少し、エキサイティングだった



 そんなこんなで、「植林フィールド」を案内して頂きました。Aさんも、あんまり、お父さん=木こりさんの「職場?」や「仕事」の事は聞いたことが無いようで、なにやら、親子同士、色々な会話をしているところに一緒にいさせてもらえて、それはそれで、大変楽しい時を過ごさせてもらいました。

<親子が山を歩く図>
  ↓


 その後、ご自宅に戻って、お母さんも帰ってこられたので、イチゴを頂いたり、お茶菓子を頂いたりしながら、団欒。

 森林業界にも、「業界雑誌」みたいなのがあって、木こりさんと息子さん、親子で表紙になっている号もあった。また、その雑誌の中身や、木こりさんに、お話を聞くことで、ちょっとだけ、森林業界のことを学ぶことができました。

 国の指針で、金になるから、といって、杉・ヒノキをたっくさん植えた、日本の山。でも、実際、商品になるには、炭にするなら15年ぐらいだけど、木材として使うには、もっともっと時間が必要。それを、人手を使って切り倒し、山から降ろし、木材として市場に出す労力は、本当に尋常じゃないほど。それを「生業」として、飯を食っていくのは、相当無理がある。それほど、儲からない。だったら、輸入した方が良いのは、経済的に見れば仕方が無いこと。日本の木を使っていますから、高く買ってね、なんていって買うのは、よっぽどの人じゃないといないからね。

 本当は、きちんと間伐しながら、また、植林して、、、という里山をつくるのが理想だけど、例えば木こりさんが、老後一人でやるのはそれは無理で、伐採をしているだけ。それでも、何もしないよりは、よっぽどまし。

 千葉県の鴨川市の現役で炭焼きをしている長老達も、「炭焼きは、1つの山に入って、焼き窯を作って、炭を焼き、植林し、また、次の山へ、、、といって、15年たったら、最初の山に戻ってくる。そうすると、また、炭に適した太さの木が生えていて。そういった循環ができていた。でも、今は、もう、誰も間伐など、する人はいなくなってしまったよ」と言っていた。

 農業もそうだし、林業なども同じ。時代の流れ、とはいえ、田んぼだって森だって、一度人間が手を入れたとしても、そこに「循環」があれば、共存が出来ていたけど、一度、手を離してしまうと、もう、復活させるのは本当に大変。

 こういった事を、国がどうだ、政治がどうだ、という前に、その地域、その地元に住み着いて、自分の生活範囲で、少しずつ手を入れて行く、そういった事が大切だと思う。

 実際、私なんて、間伐材とか竹とか、自分の生活の中でほしいもの。自分で伐採した木で、家を建てたいよね~。そういったことを指南してくれる「家つくり塾」にもいつか行きたい。

 また、そういった生活をしている若者もちらほら増えてきているわけだし、「まさき たかし」さんの「スプリングフィールド」という本にも書いてあったけど、少しずつ、そういったことをやる人が増えてきて、新しい流れも起きているのは事実。

 私も、家庭菜園程度からスタートするけど、田んぼなり、間伐なり、自分で出来るところから、「わくわく」しながら、行動を起こしていこ~っと。


 最後に、才色兼美のAさん、1日、お時間を頂戴し、貴重な体験を有難うございました 誇れる故郷、ご両親をお持ちであることは、素晴らしいことですね

 お土産に頂いた、さやエンドウ、シイタケなども、有難うございました。また、木こりさん、お母さんにも、宜しくお伝えください

 今度は、千葉にいらっしゃた時に、我が家へお待ちしていま~す

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田舎のお坊さんの生活

2009年05月25日 | 素敵な人・友人との時間
 東京に居る間に、、、という事で、引越し直前に、東海地域へ、1泊2日のプチ旅行を敢行しました 妻よ、すまん。。。(でも、数日間、朝、5時ぐらいから、自分の責任範疇の荷造りはしっかりしていましたよ

 初日は、浜松の近くの、会社の元同期のお寺へ。2日目は、岡崎で大変お世話になったお客さんのところへ。

 まずは、初日のお話。

 東京から、久しぶりに「こだま」に乗り、掛川へ。そこから、「天竜浜名湖鉄道」という、ローカル線へ。

 これがその電車の写真
   ↓

 

 1時間に1本ぐらいの超ローカル線だけど、風情があって、いい感じ
電車の中から、電車の前方の風景をカメラに収める人もいたり、ホームで、電車の写真を撮っている人がいたり、結構、人気のある電車なんだな~

 で、千葉だと、大体「田園風景」が広がっているんだけど、さすが、静岡の掛川、お茶畑もちらほらと見る事ができました。ちなみに、お茶畑の端っこに、小さな風車が立っていて、何だろう?と思っていました。あれは、「霜よけ」だとのこと。朝とか、霜が降りるのを防いだりするんだって。

 そんなこんなで、会社の同期で、今は現役のお坊さんの住んでいるY君の最寄駅へ到着~。

 朝、葬式が入ったそうで、お仕事の後、車で迎えに来てくれる。いつも、馬鹿いっている友人だけど、やっぱり、お坊さんなんだな~、しっかりとしたお坊さんの格好をしている

 月曜日は、Y君のお勧めのうなぎ屋さんが、ことごとく休日であったため、自然食レストランに連れて行ってもらい、たらふく、美味しいご飯をご馳走いただく

 その後、お坊さんのお寺へ。

これが、我が友人が住職をしているお寺(写真撮影本人許可済み) 



 素敵なお寺でしょ?

 Y君の実家は、庭園が江戸初期に作られた、すんごい庭園だ、ということがわかったそうで、県の名所にしていされているところ。ここは、お兄さんが継いでいる。で、Y君が、今、勤めているこのお寺は、実家に話があって、Y君が継いだお寺。

 実家のお寺にも連れて行ってもらったけど、Y君が住職しているお寺も、目の前には川があったり、横には幼稚園があったり、と、環境はなかなかグッド

 で、家の玄関に入ると、新聞のカラーコピーが3つほど貼ってあった。



 「住職になった時の記事」があったのだけど、それよりも、「幼稚園児に座禅を手ほどきしている記事」、「外国人教師に座禅を手ほどきしている記事」が、貼ってあったのには「へ~」とちょっとびっくり。

 隣が幼稚園であることもあり、申し出があって、座禅をしたそう。外人さんは、Y君の奥様が、英語教師であることから、実現したそう。外人さんは「ファンタスティック」と言っていたらしい

 新聞に、こういったローカルな記事が載るのもすごいけど、単に檀家さんだけの仕事ではなく、禅を通して、地元に色々な息吹を吹き込んでいるY君の活動に、すっごく関心する。

 Y君は、一緒に民間の仕事をしていたわけで、営業もやっていたこともある。なので、民間では「当たり前」の感覚を持っている。

 「お客さんには、商品や案件の説明をきちんとして、ご理解頂くから、お金を払ってもらうわけでしょ?でも、今のお坊さんは、そういった感覚が無いんだ。普通の人は、お経を詠んでも、何やっているかわかんないでしょ?それじゃあ、何にお金を払っているかわからないし、寺離れも進むのは当然だと思うんだよ」

 という考え。なので、必ず、お経を上げる時は、法話をして、今、どういったお経をあげているのか、とか、この式にどういった意味があるのか、といったことをきちんと説明しているんだって。

 確かに、うちの母方の実家のお坊さんは、いつも冗談交じりだけど、その法式や、仏像、お経の意味を説いてくれる。なので、単に儀式について、「へ~、そうなんだ~」と、勉強になるし、関心が沸く。でも、他の葬式で、きちんとした説明をしてくれたお坊さんなんていないし、若いお坊さんが来ると、なんだか「あ~、若い人が来ちゃった。なんか、もっとご高齢のきちんとした方がくればいいのに」なんて、お客さん精神(?)としては、思ってしまうんだよね。

 また、以前、彼がやった講演会が非常に好評(さすが!)で、そこから、毎月「般若心経を読む会」をやっているんだって。Y君も、毎回予習をしていくので、勉強が深まるそう。

 「何で、他のお坊さんって、そういった説明をしないんだろうね?」と聞くと、ご年配のお坊さんは、昔からの慣習でやってきているので、そういったサービス精神があんまり無いし、若いお坊さんだと、檀家さんの中には、下手なお坊さんよりむちゃくちゃ儀礼やお経に詳しくて、質問や、突込みが入った際に、1つ1つきちんと説明できなければいけない、それが大変なんだからじゃないか、という考え。

 
 Y君は、会社の時から、仕事も出来たし、人望も厚かったけど、お坊さんになってから、きちんと、「仏教」「禅」などを通して、世の中を良くしていこう、貢献していこう、という「芯」をもってお坊さんをやっている。また、そういったことが「仏教」「禅」にはできる力がある、と、心底思っていることが伝わってくる。

 自分の属する会社、取り扱いの商品に絶対の自信を持っていて、かつ、お客さんの為に、より、自分の属する会社や商品の事を理解をしようとして、勉強をしている営業マンは、やっぱり魅力的だし、実際にセールスも成功するわけ。これと、仏教の世界、というか、どの世界でも同じなんですね。

 逆に、旧態依然とした業界の方が、そういった「ムーブメント」を起こした時の影響の大きさ、「価値の新発見(再認識)」って、起きやすいんでしょうね。

 いや、仏教、というと何だかあんまり縁が無い世界と思っていましたが、父ちゃんが亡くなってから、多少、関心を持つようになったし、また、今回、ちょっと違った面を見れて、勉強になりました。はい。Y君、有難うございました

 
 ご飯を食べ、Y君の実家を回った後、大本山の「方広寺」というところに連れていってもらいました。
 
詳しくはこちらを参照。
 ↓

http://www.houkouji.or.jp/houkouji/souhonden/index.html

 全国的に有名なお寺は、どこもかしこも、観光客で溢れ、人ごみだけでなく、建物も、鉄鋼・鉄筋コンクリートが使われた、見た目はきらびやかでも、風情も無いお寺が多いですが、ここは、すんごく素敵

 本当にちょっとした「山」で、マイナスイオンも出まくりで、森林の中を、苔むした道や大木を見ながら、ゆっくりと歩きました。

 Y君も、有名なお寺より、よっぽどこのお寺の方が良い、という思いをもっていて、ただ、結局、礼拝者が来るための努力をしていない、ということも指摘していた。

 その後、最近出来たという、素敵な市民温泉にいって、ゆっくりと時間をすごす。月曜日の平日の夕方に、温泉つかってゆっくりできるなんて、素敵な身分だよな~、と互いに笑いながら、時間をすごさせていただきました

 最後に、「ホタル」が飛ぶところへ香川の友人の自宅近くの麦畑で、1匹、2匹見たことはあったけど、きちんと、何匹も飛び回っているのを見たのは初めてまだ、シーズンじゃなかったので、飛来しまくり、という感じではなかったけど、たくさんいなくても、線香花火のような風情があって、素敵でした


 最後に、Y君と話していると、私がしたいこと、しようとしていることが、当たり前に、既に出来ちゃっているんですよね

 Y君は、畑もやっていたけど、周りのもっときちんと作っている人からもらえちゃったり。無農薬で作っているお米なんかももらえちゃう。
 
 お寺の前を流れる川で、はぜ釣りや、鮎釣りも出来ちゃうし。空気はきれいで、自然も溢れているし。

 で、そういった事が当たり前の「田舎」で、「仏教、禅」などを通じて、自分の道を作り、歩んでいるのです。

 なんだかんだいって、私は、首都圏育ちで、いわゆる、「田舎≒故郷≒実家」みたいなところが無いから、「自然の中へ」「田舎暮らしを」みたいな事に、憧れを抱くけど、もともと田舎暮らしの方からみれば「そんなことにあこがれちゃうの?」という意識を持つんだろうな~。

 無いものねだり、というか、何か、不思議なパラドックスですね。

 まあ、田舎がきちんとあって、都会で暮らしながら戻れる場所がある、というのが、一番いいんだろうな。

 自分の子供には、「田舎」をきちんと用意してあげて、また、幼い頃「田舎の自然」や「近所の人との交流」の中で育った原体験を積ませてあげようっと。

 
 Y君、1日、有難うございました。それぞれの分野で、刺激しあえるような生き方、存在になっていきましょうね。

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大学の先輩、友人とのランチ!

2009年05月22日 | 素敵な人・友人との時間
 21日(木)は、久々に、大学の先輩と、22日(金)は、大学の友人とランチをしてきました

 東京にいる間に、、、という事で、お会い出来る人にはぼちぼち、会って来ましたが、来週木曜日に、ついに、引越しすったもんだで、結局、下総神崎の方に決定。残りわずかの日数で、駆け込みで、ご面談~

 
 21日(木)は、しばらく、ご無沙汰していた大学の先輩。

 大学時代も大変お世話になったし、社会人になっても、若いうちは、よく、お昼をご馳走して頂いたりして、お世話になっていました。

 
 大学のサークルの先輩で、特別な存在感があった方。色々、若いメンバーの世話や相談にのってくれていましたが、大学卒業後、カナダのバンクーバーに数年、新聞記者として働いた後、日本に帰ってきて、少し、出版関係の仕事をした後、編集の会社を立ち上げた方。つまり、社長さん。

 ただ、しばらくお会いしていなかったのですが、今回、お会いしたら、前の会社は、仲間の会社と一緒にした感じで、今は、2つの会社のチームメンバー、社外役員、として働いている、とのこと。

 もともと、あんまり、敷かれたレールを歩くタイプではなく、ちょっと、斜に構えながら、自分の道を作っていく方でしたが、今回、会社の組織立ち上げにかかわった上で、ひと段落した様子。で、次のステージに行こうとしているところ。

 色々お話をお伺いしたが、一番、きらきらしていたのが「マキノノゾミさんの劇団MOP」の舞台袖、裏の写真集の編集、のお話。

 私も、先輩も、大学では、ESS(English Speaking Societyの略)、いわゆる、英会話のサークルに入っていて、その中でも、Drama Section、つまり、英語劇のチームに入っていた。なので、ちと、劇はかじっている感じ。
 
 私は、劇そのものの魅力を知ることができたけど、何かをプロデューースしたり、ディレクションする事の醍醐味は味わえても、劇そのものに病みつきになりはませんでした。まあ、社会人になった頃は、ぼちぼち劇を見ていたけど、もう、ここ数年は見ていない感じだな~。

 一方、先輩も、役者、というよりは、プロデューサーやディレクターとしての立場の方を好んでいた(と思います)のですが、劇とは繋がっていて、劇団MOPなんかはファンらしい。

 で、たまたま知り合いになった、片手が不自由なカメラマンの方(試合前のボクサーをたくさん撮っている)と意気投合し、劇団MOPの舞台袖・裏の写真集・対談集を出すことになったそう。

 編集の仕事は、私はあんまりよくわかっていないのですが、いわゆる、表紙から、タイトル、タイトルの字体、文面のフォント、行間、文字数、挿絵・などなど、そういったものをトータルでプロデュースするのが、編集者とのこと。で、今回は「作者」というものが実際としてはいない感じで、写真はカメラマンの方が魂を込めて撮ったけど、それを含めて、どういったメッセージをどういったアウトプットで出す(本にする)かは、先輩にかかっているとのこと。

 個人的にも1つの大きなチャレンジ、ということで、大変そうだが、本当にわくわくされていた。また、先輩にとっては、そろそろ、色々な方面にチャレンジをし続けていくか、編集者として、集中して一定のスキルを身につけていくと決めるか、ちょうど分かれ目の年に来ている、と考えているとのこと。

 男が、そういった「勝負」とか「人生の分岐点」に立ち会っている時っていうのは、やっぱりいいよね~、と思ってしまう。

 もちろん、そういった話以外で、サークルの仲間が、今、どうしているか、なんていう、話で色々お話をし、お忙しい中、お時間を頂戴しました。有難うございました


 で、22日(金)は、

⇒http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/d/20090426

 にも書きましたが、横浜の友人が、「葉っぱカフェ」という、個人的にケーキとか、どら焼きとか、ちょっと作ってお店でお客さんに食べてもらいたい、という方を、厨房にたたせて、1日、お店のメニューとして出せる、というコラボレーションカフェに、わざわざ来てもらいました。

 彼女は、元の仕事に戻るか、自分の持っているギフトを活かして、料理やお菓子などを提供するようなことをしていくか、色々考えているところ。

 で、彼女なりに調べたら、どうやら、葉っぱカフェのグループみたいなのが、なんと、彼女に家の近くにもあるということがわかったんだって

 いや~、そんな家の近くにあるなんて、びっくり

でも、やっぱり、何もしないで、そのままの生活を続けるのではなく、何かしら1一歩行動したこと、ここで言えば、ネットで葉っぱカフェを調べて見たこと、から、新たな発見があったんだよね

 「1歩目の行動」っていうのが、「新しいワクワクの扉」を開けることに繋がるんだな~。なんか、自分も嬉しくなってしまった

 彼女は、中島デコさんのことが少し話題にでたので、「生きてるだけでいいんじゃない」を貸そうとしたんだけど、あいにく、引越しの準備で、ダンボールに入れてしまっていた

 とはいえ、「ソース」は、あったので、こちらをお貸ししました

 本のことは、以下、書いてあるので、ご参照くださいませ。

⇒http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/d/20090424

 いや~、みんな、ぜひ、自分のギフト(天からもらった才能)を活かして、心と体が一致した、自分が、常に好奇心一杯で、わくわくしているような道を歩んでいってほしいな~。
 
 もちろん、私自身も、今後も、そうありたいっす。はい。
病気も治しながらね。

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手作りヨモギ餅

2009年05月20日 | 食べもの
 今日は、「児童館」で「上野動物園」への遠足があり、家族そろって、東京にいるからこそ行ける、最後の(?)動物園を満喫してきました。ペンギンさんや、ゾウさん、あと、最近有名らしい「ハシビロコウ」という「動かないでかい鳥」とかいました。


 で、上野動物園が終わって、家に帰ってきてから、メインイベントが待っていました。それは、念願(!?)のヨモギ餅作りです


 もともと

  http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/d/20090418

に書きましたが、4月から、「神崎自給教室」で、野草摘みを覚えてから、ヨモギと、フキの2つは、結構、摘んで食べる、という習慣が付きはじめていました。


 で、時間を見つけては、週3~4冊は本を読むのですが、図書館に

font size="3" color="black" style="line-height:160%;">「子供と一緒にメシ炊け!だしとれ食育道場」 (著)菱沼孝之

 という本があり、これに触発され、ヨモギ餅を、自分で摘んだヨモギで作ることにした次第です。

 この本は、菱沼さん、という、日本料理の料亭をやっていらしゃる料理人が書いた本です。内容は、凄く勉強になる、というより、エッセイなようなことと、子供と出来る料理レシピが書いてあるぐらいの本です。

 なので、特段お勧めの本、というわけでもないのですが、菱沼さんの考え方は、非常に共感が持てるもの。簡単に言うと、「食育って、偉い先生方が、やれ、栄養がどうの、食べ方がどうの、とか言っているけど、もっとシンプルで、お母さんが作っている姿を見て、子供がお手伝いして一緒につくり、楽しみながら食べること」という発想。

 凄く当たり前なのですが、確かに、お団子をT食ったり、うどんを作ったり、子供と楽しみながら作れる料理を一緒にやるって、素敵な経験だな~、と自分も思ったわけです。

 自分も、幼稚園の頃、母ちゃんの横で、りんごの皮をむいていたり、お手伝いをしていた記憶があります。幼稚園の頃から、りんごの皮を、一回も切らずに1つ向けた、というのが自慢なのですが、そういった、子供の頃の「お手伝い」って、ある意味、親との「コミュニケーション」だし、自分が役に立っている、仕事をしている、ということを学ぶ機会だし、何より「楽しい思い出」だったわけです。

 ということで、この本を読んで、「早速やろうということで、簡単に出来そうなレシピで、「ヨモギ餅」と「うどん」の2つメモし、機会を見てやろうとしていたわけ。

 で、ヨモギは、数日前に取ってきたものがあり、そろそろ手を加えないと、と思っていたので、前日に、湯がいておいたのを、動物園から帰ってから、つくり始めました。

<作り方>
●材料:上新粉、水(上新粉と同じ量)ヨモギ(上新粉の6割~8割の量)、砂糖少々、あんこ


・ヨモギは、塩を一つまみ入れて、2~3分、さっと湯がいておく
・ヨモギを包丁でみじん切りにし、その後、すり鉢で、子供と一緒に、ゴリゴリと、すりつぶす


 



 久しぶりに、すり鉢を使ってみたけど、結構疲れる
ただ、子供は、どんどん、つくような感じだが、やっぱり楽しみながらやってくれるので、それはそれでこちらも嬉しい

 ただ、ヨモギが粉とは違うので、結構、繊維が残っているのがわかるので、「やっぱり買ってくるものとは違うな~。口に繊維が残りそう

 まっ、昔は、こうやって作っていたんだろうし、これが本物なんだろうな~」と思いながら作る。


その後、餅つくり。

・上新粉に、上新粉と同量の水を入れ、餅状態になるまでよく混ぜる
・ピンポン玉ぐらいに手のひらで転がしながら丸める
・蒸し器で、15~20分ぐらい茹でて、餅をつくる
・出来た餅を、先ほどの、すり潰したヨモギと一緒に混ぜ合わせる




 あとは、出来たヨモギ餅を、大福大に手のひらで平べったく形作って、あんこを入れて、美味く包めれば完成

 最初、どうしても、べとべとして、うまく丸まらなかったけど、どうやら、手の平の水分が少なかったらしい。手につける水の量を増やすと、結構うまくいって、最後の方は、一応、形になりました

 その完成作品が以下です




 いかにも、ちゃんと丸まっていないものもありますが、最後の1つは、きちんと包めましたよん


 もちろん、子供は、手でぐちゃぐちゃにして、全く、丸く出来なかったけどねただ、それはそれで、面白いし、一緒にやった、という経験がやっぱり良いよね~。実際、この2日後にも、また、子供が「ねぇねぇ、お餅作ろうよ~!」とせがんできました

 食育っていうわけじゃないけど、昔は、こうやって、普通に作っていたものを、「大手メーカーが作ったもの」を「買う」というのが当たり前になってしまったわけで、「食べ物は自分達で作るもの」という当たり前のことが、子供には伝わらない生活になってしまっていたんだよな~。

 ということで、なるべく食べ物は、自分達で作る、という、至極当たり前のことの大切さに、少しまた、確信を持てました。

 ・・・また、やっぱり、手打ちそば、手作りパン、などもそうだけど、自分で作っても、「原材料代」だけでも、大手メーカーが作った既製品を買った方が安いんだよね。となると、どうしても、「作る」より「買う」に走ってしまうのもわかります。

 なので、行き着くところ、「原材料も作る」のが必要、という結論に、私はなるわけです。

 早く、野菜、米、小麦、大豆は、自給できるようになりたいな~。


さっ、今度は、うどんを子供と作ろうっと

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子供との時間

2009年05月19日 | 素敵な家族・子供との時間
 3月末に会社を辞め、4月からは、奥さんは3月末に生まれた次男の相手をしているので、その間、私が、長男の相手をするようになる日々が始まりました。

 もともと、子供が大~好きな私にとっては、日々、楽しい時間でした。そして、自分も、童心に帰って、子供と同じ視線で、例えば、道端で咲いているお花のちょっとした変化を楽しむ日々をすごしています。

 
 私の長男は、今は、トーマスが大~好き
 
 で、うちには、プラレールや、貯金箱など、もらいもののトーマスのおもちゃが、たくさんあるのですが、私が時間があることもあって、ダンボールの箱を使って、久しぶりに「工作」をしてみました

 じゃ~んその第一弾が、ダンボールで作ったトーマスです

◆トーマス1号◆


 パソコンの箱を解体して、作ったら、結構素敵なものが出来てしまった
 また、連結させて、「貨車」も作ったので、合計3連結のトーマスの出来上がり~
 しかし、コレは、子供が色々ものを乗せたり、自分で乗っかったりして、3時間ぐらいで、見事、壊されてしまいました。

 ということで、2日目に作ったのは、以下の2号

◆トーマス2号◆


 これは、普通のダンボールに、マジックで絵を描いて、1号の部品の顔と煙突と車輪をガムテープでくっつけただけ。あっという間に出来たけど、このぐらい、簡易の方が、やっぱり頑丈なのよね。子供が上に乗っかっても、つぶれないで、結構、子供は楽しんでくれました3~4日間乗り回してくれました。

 時間があって、子供との時間があると、こういった「工作」っていうのは、おもちゃというのは、自分で工夫して作るもの、という発送が親にも子供にも生まれるし、共同作業になるし、また、子供からは「パパって凄い!」といった思いをもってもらえる、素敵なことだと思います。何でも買うのではなく、似たものを、でも、世界でたった1つの我が子のおもちゃは、ぜひ、今後も作ってあげたいですね。

 
 また、子供と、図書館、とか、スーパーに行くといった、「ちょっとしたお使い」も、ゆっくり時間があると、毎日が、ちょっとした冒険であり、発見の時間

 例えば、買い物、といえば、スーパーまで、家から500mぐらいだけど、「スーパーに行くこと」を目標にしてしまうと、「もっと早く歩いてよ」という気持が沸いてしまうのだろうけど、私からみれば、子供と道端の風景、自然、を楽しむ時間なわけ

 ということで、車だけには注意しながら、子供の関心を示すものには、自分も一緒に、「へ~、あっ、本当だ」と同じ目線で、一緒に関心を示していく。また、自分からは、「ねぇ、お花が咲いているよ!」とか、「今日もいい天気だね~」とか、「風が気持ちいいね~」、とか、「ありんこの巣があるよ」といったような、言葉を交わしながら、500mのスーパーへの道を、1時間ぐらいかけて行くこともざら。

 でも、それが、二人にのっては、楽しいのよねん
奥様方の中にも、忙しい人もいるけど、私は、ゆっくり時間を、季節を、子供との時間を楽しむことが主目的なので、やっぱり、どこかに行く人にしても、鬼ごっこしたり、かくれんぼしたり、毎日が、楽しい時間です。

 例えば、4月上旬は、以下のようなものを、道端で見つけて、一緒に遊んでいたな~。子供目線で、色々「小冒険」して歩くと、都内のマンションストリートでも、色々みつかるんだよね~。

◆おたまじゃくし◆


→途中の池にいたおたまじゃくし。もう、うじゃうじゃいる。このおたまじゃくしを見つけて、「お~たまじゃくしは、カエルの子~」という歌を、適当に振り付け付きで歌ってあげたら、子供は、大の気に入りに

 でも、この池、もう少しで足が出てくる、、、という時期に、清掃されちゃって、おたまじゃくしがいなくなっちゃったのよね。。。区の人も、もうちょっと、機械的に掃除するんじゃなくて、そこに生きている生き物の大切さ、子供達や住民に与える良い影響など、考えれば良いのに。。。残念。。。
 

◆てんとう虫◆


→てんとう虫も、道端の草にいたな~。あと、ナメクジを見つけたことも

 最近は、アリの巣とかは、子供は自ら見つけてくれるようになりました。また、だんご虫は、なぜか、踏み潰す癖が、、、

 まあ、都会でも、自然を感じることはできるのよね。それは、親が、ゆっくり歩いて、道端の草花や、ちょっとした地面に目を向けて、「これは●●だよ~」と話しかけてあげて、一緒に楽しんであげることだよね。

 そんな、都会の中の自然に触れる期間もあと1週間。残りの期間も、都会の自然を満喫します。
 
 ・・・最後に、この数日から、マンションの池の上で、コウモリが、やたら、夕方に飛ぶようになっています。って、うちの奥さんも気づいていないから、誰も気づいていないんだろうな~。子供がもうちょっと大きかったら、コウモリ取りなんかできるのに。そういったこと、ぜひ、マンションに住んでいる人にも、やってもらいたいな~。

 遠くにいくより、身近な自然に、日常的に触れ合えるような子供との時間を

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神崎自給教室パート2♪

2009年05月16日 | 農的体験・生活
 ついにやってきました、神崎自給教室の2回目

前回

→http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/e/8557bcdffff7fe19b64632c3e3ed0ddd

に書いた通り、今回も、素敵な教室になりました。ぶっちゃけ、これは、絶対お得

 毎月第三土曜日、月1回ぐらい、どんな都会人も来れば良いのに、と思うほど、素敵な教室ですよ、ほんと。


 今回は、「田植え」、です。つまり、私は、先週の土日に2日連続で田植えをし、また、この土曜日に田植え、ということで、手植えの田植えは、3回目

 結構、板についてきたところ。田植えのお誘いもたっくさんあって、やろうと思えば、5月って、田植えばっかりできるんじゃないか、と思ってしまう。

 よく、HPなどで、参加料金数千円、みたいな高いお金をとって、田植えをさせるところもあるけど、下手にお金を払って、田植え体験、なんかしないで、こういったところでやった方が良いのにね、と思ってしまう。

 

 で、今回は、前回のように4名、じゃなく、自然耕塾のメンバーさんなども参加して、20名ぐらい(+子供達)の大勢。

 田んぼは、1反より3周りぐらい小さい感じ?

 まずは、雑草を軽く抜いて、それから、田植え。今回は、先週の岡野さんのところとは違って、最初から、きちんと、線引き用に作った大型熊手みたいな道具で線を引いて、また、端っこから端っこまでロープを張って植える。なので、ガイドラインがあるので、さくさく植えることができた。

 お昼ごはんを食べて、午後も、2枚目の小さめの田んぼをさくっと終わらせて、終了。

 誰も、私の事を1週間前に生まれて田植えをした男とは、わからないようで、結構、色々聞いてきて、私も、よくわからないなりに、一応、受け答えをする(エヘン

 そんでもって、いつの間にか、野草摘みタ~イム

 先月の自給教室で野草を摘んだ場所でもあったので、大体の野草がわかる。今回は、前回持ち帰らなかったけど、一番美味しかった「ノカンゾウ(野甘草)」を私は狙い撃ち

 前回、タンポポやら、スギナやら、ヨモギやら色々かじってみたけど、どれも苦いんだよね~。で、唯一この「ノカンゾウ」だけが、甘みがあって、美味しかったのよ。他の人は「らっきょうみたいな味ですね」と言っていたけど、確かに、言われてみれば、辛味が無く、甘みがあるらっきょうみたいなものだね、ノカンゾウって。ただ、見た目は、平べったいネギみたいな形をしているけど。

 また、「たらの木」があって、生まれて初めて、「たらの芽」を収穫。たらの木って、バラのようにトゲトゲしているのね。勉強になりました。

 採った野草を皆で山分けして終了。この時点で、まだ、2時ぐらいだったので、自給教室のメンバーは、大門さんと一緒に、前回、夏野菜を植えた畑の方へ。

 で、ここからは、いつもの調子で、その場の流れで、どんどんやることが進んでいく。

 まず、大門さんが、貯蔵していた里芋を籾殻の山の中から「好きなだけ持っていっていいよ~」と掘り出してくれる。種芋からコブみたいに新芋(?)がでているのも初めて見た。う~ん、勉強になるな~。自分は、何にも知らないんだな~。

 その後、畑に行って、ちょっと芽獲り。私が、ずっと、「トマトの1本仕立て=芽を取る」という意味がわからなかったので、現物を見て、教えてもらった。本を見ても、どうしてもわからなかったけど、ようやくわかった。。。
・・・で、我が家のトマトは、全く適当だったこともわかった。芽を摘んでいないので、やたら、生い茂っているし、花も勝手に摘んじゃったから、どうなることやら。まぁ、何とかなるでしょう。

 トマトの芽だけでなく、「ネギ坊主」摘みも行う。なんと、ネギの頭についているこの「ネギ坊主」もてんぷらにすると美味しいんだって!なんか、てんぷらにしたら、大抵のものは食えるんじゃないの?


 その後、山の上に、大門さんがまた新しい畑がある、ということで、神崎町には珍しい、小山を登っていく。その頂上は、なんと、平地に開墾されており、一面畑



 周りは林に囲まれていて、本当に、別世界こんなところに畑があるんだね~。
「ラビュタみたいだよ」と武原さんがおっしゃっていたけど、本当に、そんな感じ。

 大門さんが、「ここは、明治時代に開墾されたんだ~」とお話いただく。

 ここで、里芋の種芋植え(30㎝間隔で)を行う。すると、横の畑で働いていたおばちゃんが、落花生の種が余っちゃったから、といって、くれる さすが、田舎 こういったところがいいよな~。

 で、早速、今度は落花生の種植え。これは、40㎝間隔でで、2粒ずつ植えていく。

 ただ、ちょっと先の畑では、キジが、畑をほじくり返してなにやら、種を食べている。こうやって、自然との戦い、というか、鳥達とのだましあいがあるのね。。。この落花生も食べられなければいいけど~。

 で、せっかく、ということで、その落花生の種をくれたおばちゃんの畑で、ジャガイモの花摘み。ジャガイモって、トマト系列で、放っておくと、芋が大きくならないし、花はトマトのようになっちゃうんだって。

ちなみに、マリーアントワネットは、じゃがいもの花を帽子とかに使ったとか。



 ↑
この花が、一面に咲いていたのを皆であっという間に摘んだら、

こんな感じになりました。
 ↓


 雨も降ってきて、これにて終了。

 電車の時間があるので、私は、なんと、研修棟のお風呂に入れてもらっちゃった

 前回、10数種類の野草を入れて作った「酵素」が入った「酵素風呂」に入って、田んぼの泥を落として、すっきりしてから、皆さんが集まっている部屋へいって、くつろぎタイム

 そこで、野草酵素を薄めたドリンクや、前回作った「桜茶(祝い事とかで飲むもの)」、コーヒーなどを頂く。

★これが桜茶ね。

<

 窓の外から見えるのは、田んぼ。本当に良い風景。。。今月まで研修生のAさんは、ここで暮らしており、夜は、この風景をみながら、お酒を飲むとのこと。う~ん、そりゃ最高だ

 農家民宿みたいなのも出来るんじゃない?カエルの声を聞きながら、静かに夜を楽しむって、最高だよね。


 最後に、以下が、今回頂いたものの Before & Aftere。(里芋と、酵素液は除く)

★ノカンゾウの酢味噌和え。
⇒さっと茹でた後、適当に酢味噌を作って和えてみました。やっぱり美味かった



★たらの芽とネギ坊主。
⇒ネギ坊主、って、実は、結構うまいお勧めよ

これが揚げる前。



これが揚げた後。塩で頂きました



★これは、フキね
⇒これで、この1ヶ月で、野生のフキを食べるのは、3回目。最近、ヨモギとフキは、その辺で摘んで、家で食う、というのが、当たり前になってきてしまった



 もちろん、奥さんじゃなくて、自分で全部作ったのさ。

 そんなこんなで、今回も、お土産をたくさん頂戴しました。

次回は、梅干の収穫&梅ジュースとか梅干つくり、だそうです。次回も楽しみだぜ
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ベランダの野菜たち

2009年05月14日 | 農的体験・生活
 昨年から始めたベランダ菜園 引越しを前提に、最近、どんどんと「生活クラブ生協」で、「苗セット」を買いこんでいる

 で、4月、5月は夏野菜を植える時期。そんでもって、いつのまにか、ベランダには、夏野菜の苗だらけ。。。

 現在あるのは、

●トマト5つ(内3つは、三浦海岸の農業法人で働いているF君からもらったもの)
●ミニトマト2つ
●ナス2つ
●きゅうり1つ(2つだったのが、1つ子供にむしられて死亡
●ゴーヤ2つ
●とうがらし1つ
●ししとう1つ
●ピーマン2つ
●三つ葉のプランターが1つ。

●そんでもって、妻の好きなラベンダーも3つ+パキラッチ(パキラの木で、家においておいたのが、馬鹿でかくなって、ベランダにおいてある奴。うちでは、こう呼んでいる)
●ミリオンバンブー(これも、会社の机でもう、7年?ぐらい育ててきて、でかくなった奴。今は、ベランダ菜園に仲間入り。)まあ、よくこんなに揃ったもんだ。。。


 昨年の7月頃、「どうせ、畑をゆくゆくやりたいなら、今すぐやろう!」ということで始めたベランダ菜園。世の中では「ベランダー」というらしいけど。

 で、本を買って、初心者用、ということで、ラディッシュ、ミズナ、三つ葉、などをやってみたけど、、、。今までの戦績は、

●ラディッシュ
→間引きが足りず、葉っぱは青々としたが、根っこは紐みたいで、無残な状態に。。。

●ミズナ
→これは、冒頭の写真のように、唯一成功!とはいえ、最初は、間引きをがんばったけど、ほとんどが育たず、ほとんどを若葉の時に採取していた。ところが、最後の残った2つが、ぐんぐん伸びていって、生い茂る状態に。やっぱり、間引きが足りなかったのねん。スーパーで売っているぐらいでかくはならないので、中くらいの大きさの段階で、かれこれ、6~7回収穫しただろうか?とにかく、収穫しても収穫してもどんどんでてくる。ミズナってすごいんですね~。で、最後の方は、春になったので、芽が出て、花が咲いた。。。そして、三つ葉に生存競争で負けてやられてさようなら~♪ 今まで、有難う、ミズナよ。

●三つ葉
→最初の芽は出てきたが、その後、なんと、枯れてしまう。。。三つ葉を枯らすって俺ぐらい?ただ、今年の3月ぐらいになって、忘れた頃に、昨年発芽しなかった種が、どんどん出てきて、生い茂る状態に。実は、ミズナと三つ葉を1つのプランターで育てていたので、三つ葉が突如出てきたら、ミズナは、ヨレヨレになり、全滅。。。三つ葉、強し、、、って、1つのプランターでミズナと三つ葉の両方を育てようとしてりう事自体が、無茶だった、ということなんだけどね。。。




●ほうれん草
→ラディッシュと三つ葉など、始めた頃は、ほとんどうまく育たなかったので、若葉、というんでしょうか、背丈が10㎝ぐらいまでぐんぐん来たのが、急に成長スピードが止まったので、思い切って、全部収穫!柔らかく、かつ、スーパーで売っているものとは、比較にならないほど、むちゃくちゃ味が濃く、美味しく頂けました。

●カイワレ大根
→種から育てました。牛乳パックに脱脂綿を入れて、種から発芽させる感じ。まあ、昔、小学校か何かで、作った記憶がありますが、、、。水を替えるのを忘れたら、水が腐ったような匂いがしたけど、、、まあ、それから、毎日水を替えて、無事、成長。これまた、少し、へなへなしたのがあったけど、十分頂けました。

●ブロッコリー
→苗から買ったものですが、ぜんぜん大きくならず、冬越えし、春になって、ようやく、こぶし大ぐらいの芯がついたもの。。。他の畑のブロッコリーがうらやましく、何度も「こりゃだめかな、、、」と思ったけど、春に、こぶし大ぐらいにはなってよかったよかった。ただ、欲を出して(?)もう少し、市販されているものぐらい大きくなるのを待っていたら、なんと、可愛いい黄色いお花が咲いてしまったまあ、それでも、美味しく頂けました。ほうれん草同業、味が濃く、市販されているものより、茹でると色がきれいな濃い緑で、美味しかったです。

●芽キャベツと赤キャベツ
→芽キャベツは、、、ブロッコリーと同じく、いや、それ以上に育たず、冬を越し、春が来て、ようやく、茎に芽らしきものが出てきましたが、、、もう、どうにもならず、さようなら~。キャベツ類は、結球するのに大量のエネルギーを要するらしい。まっ、初心者で、適当な私には、無理でしたな。

→赤キャベツも同様。ほとんど、結球せず。冬を越し、春が来て、少し結球したが、それでも、大きくならず。。。夏野菜を植える時期が来たので、芽キャベツと同様に、さようなら~。一応、以下のように、わが子の頭よりは、葉っぱの部分は大きくなったけど、球の部分は、こぶし大にもならず。茹でても、紫にもならず、なぜか、濃い緑になりました。。。まずかった。。。



 まっ、そんなこんなで、昨年の夏~秋に種を播いたり、苗を植えたものは、今や、三つ葉ぐらいで、後は、夏野菜と総入れ替えをしている状態。

 引越しまで、1つのプランターに3つ植える、とか、相変わらず無茶しているけど、トマトとゴーヤの成長スピードには舌を巻いちゃう。本当、彼らは、どんどん成長するのね。トマトなんて、もう、実をつけはじめたし、ゴーヤなんて、あっという間に、蔓(つる)を伸ばして、「お~い、どこか絡みつくところはないか~い」って、言っている感じ。仮支柱もなんのその、お隣のトマトに絡みついていた。。。

 ベランダ菜園って、誰にでも出来るし、市民農園など借りれなくても、今すぐできるもの。今や、我が家のベランダは、草だらけ、土だらけだけど、子供との収穫は、本当に、楽しい一緒に、収穫して、「ママ~、獲れたよ~」とか、植えた翌日に、「トマトさん、ぐんぐんぐん、って、大きくならないね?」とか言う子供の姿は、たまらないわん

 いつも食べている葉っぱや、トマトが、こうやってできるんだ、ということが、子供にもわかるし、一番の教育だね~

 まあ、デメリットといえば、ベランダが土で汚れることかな。子供が土いじりが大好きだから、平気で、プランターの土をほじくり返す。まあ、最初は、注意していたけど、よく考えたら、子供から見れば、土をいじりたいのは当たり前で、それをマンション、なんていうコンクリートの箱に押し込めているのは、自分が悪いわけだし、自分が作業をしていると、「何、何、何しているの~!?」なんて聞いてくる子供を見ていると、プランターの土がほじくり返されるぐらい、仕方ないし、まっ、可愛いものよ。まあ、きゅうりの苗を、植えた日に千切られた時は、さすがに、強く注意したが

 妻も、最初は全く関心をもっていなかったから、つまらんかったけど、だんだん関心をもってきてくれてきているし。ベランダが土だらけでも、怒らないので有難いっすね。

 ああ、早く、ベランダの野菜達を、庭の大地に植えてあげたい。そんでもって、子供も、好きなだけ土いじりをさせてあげたい。

 そんな日も、もう少し無事、引越しを済ませて、家の目の前に実っている野菜を収穫するぞ


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75歳のいとこの死

2009年05月13日 | 素敵な人・友人との時間
 月曜日に75歳の従姉(いとこ)が突然亡くなった、という連絡が入りました。その葬式に、本日、参列してきました。

 うちの父ちゃんが、昭和1桁生まれの人で、6人兄弟の末っ子なため、長男と末っ子の父ちゃんが、親子ほど年が離れているせいで、長男の娘=私の従姉(いとこ)の年も、私の母ちゃんより年上、という関係になっているわけです。

 その従姉が亡くなりました。

 
 自分の中では、家族、とか、家、とか、親族、といった概念は、あまり私の中には無かったのが、結婚して、その概念が生まれ、両親連れて、地元の岩手を旅行したあたりで、自分のルーツ、先祖、などに意識を持つようになりました。

 で、数年前、父ちゃんが、亡くなった時に、より、自分の家、とか、長男である、といった自覚が芽生えました。親の最後の仕事は、「死とは何かを、子供、孫に伝えること」なんてことが、どこかの本に書いてあったけど、まさにそれを実感したわけです。

 また、今回亡くなった従姉とは、私の結婚式で、初めて出会えた(要するに、それまで、ご縁が全く無かった)のですが、それから、両親と共にいった家族旅行でご自宅にお邪魔したり、父ちゃんの葬式、姉の結婚式、3回忌、など、この数年で、何度もお会いする機会があり、一気に「親戚」という意識、関係が持てた人でした。

 そんな従姉が亡くなりました。


 父ちゃんが亡くなった時は、それはそれで悲しかったけど、母ちゃんと比較すると、それほど悲しみに打ちひしがれた、ということはありませんでした。それは、「死」とか「家族」などに対する「感受性」が、今よりは低かったからでしょう。自分が自覚できる年頃での、初めての「親族の死」だったので。。。


 会社で働いている時は、「日常」は、「仕事の目標、数字、タスク」といったものであふれており、葬式なども、「仕事という日常」の中で、埋没しやすいと感じがあった。やっぱり、長く休んでいられない、とか、休んだ分、さあ、仕事しよう、という思いは、みんな持つんじゃないかな。

 今の自分は、いわゆるビジネスをしていないから、うちの妻(専業主婦)と同じように、「毎日を、子育て、家事などをやりながら、流れるように生きている」ので、その日その日のちょっとした出来事に一喜一憂するし、家族などに対する意識、感受性も柔らかくなっている感じ。

 よく、女性の人は、理論より感情で生きている、と言われているし、脳の作りからして違う、というのは証明されているようだけど、今の自分の感覚から、そういったことは、仕事をしていない状態がずっと続くと、後天的により、感覚的、過剰的になるものじゃないのかな~、と思う。

 そんな感じなので、最近は、ちょっとしたことでも、すごく、心に響くし、それはそれで、人間らしいと思っています。

 
 こんなバックボーンのためか、今回の従姉の死は、やっぱりショック。特に、従姉の娘さんが「お母さん、逝かないで!!!」と泣いている姿は、本当にぐっと胸が詰まる。

 「死」というのは、年を追うごとに、身近になってくるし、こういったことが積み上がる事で、自分の中にも「死生観」が育つんだろう。

 そういえば、一番最初の体験は、大学時代の後輩がバイクで亡くなった時だったな。。。あの頃は若く、葬式でも、あんまりピンと来なかったけど、いざ、棺に入っている、後輩の顔を見た時に、初めて「死んだ後輩」の現実を受け取る事が出来、胸に熱いものがこみ上げてきて、涙が止まらなかった。

 今回も、棺に入っている従姉の顔を見つめた時に、「死」の実感が込み上げて来て、涙が止まらなかった。

 
 今の自分の状態で、「従姉の死」に触れたことで、父ちゃんの時もそうだったけど、同様に、大きなインパクトが自分に与えられた気がする。

 本当に、心から、人って、「生きているだけで、すごいことじゃないか」と思う。

 妻や母や、もろもろと細かい小競り合いは、日常的にありますが、そういった日常の中でおきる、自分の感情を省みながら思うわけです。

 生きているだけで、いいじゃない。
 生きているだけで、すごいじゃない。
 生きていることって、すばらしいことだよね。



心からそう思う。

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岡野農場さんでの田植え祭り

2009年05月10日 | 農的体験・生活
 10日(日曜日)は、9日(土曜日)に続いて、2日連続の田植えだ

 今回は、どちらかというと主催者側、の立場で参加しちゃいました。

昨日が、生まれて始めたなのに、なんだかこの日は、「教える側」になってしまい、恐縮はしたものの、素敵な1日でした。

 岡野農場さんは、

→http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/e/ebb2076468a8f606eb6b583cbe14c72d

にあるとおり、3月のお蔵フェスタで知り合い、4月に1度、稲作りのお手伝いにお邪魔した素敵な農場さん。

 今回は、「ヨガ教室」の生徒さんとそのご家族ご一行が来るとのこと。

 私は、いつもよりちょっと早めに、7時台発の成田の電車に乗り、8時過ぎに笹川駅に到着。岡野さんも、初めてのイベント、ということで、どたばたされており、集合時間が迫っている中、二人で、軽トラに苗床を載せて、田んぼの方に運ぶ。

 今回の田んぼは、昨年借りたばかりの田んぼとのこと。農業として、という
より、イベントするには適している景観、としてお借りした田んぼ、というだけ
あって、本当に、素敵な風景

 やっぱり、谷津田、谷戸と呼ばれるような、森・林に面している田んぼが、私は一番好きだな~。生物も一番多様だろうし、木や森の葉っぱのざわざわした動きや音が、心を癒すよね~

 で、なんとか準備した後、続々と、ヨガ教室ご一行様が到着。軽トラの荷台に
乗って、田んぼに移動する時は、みんな、ハイテンション

 そういえば、自分も鴨川で、軽トラの上に乗ったときは、テンションがあがったな~。軽トラの荷台なんて、、、というのは、農家の方は思うことだけど、都会に住んでいると、軽トラの荷台に乗れる!ということが、1つのアトラクションで、貴重な経験なんだよね~

 田んぼに到着して、皆さんがヨガをしている間も、主催者側はちょっとドタバタしている感じ。私が、手押しの除草機で、残りの草を刈り、ヨガが終わったら、岡野さんが、戻って来るまで、私が指導員(?)という感じで、除草をするようお願いする。

 その後、田植えのスタート

 最初の田んぼの説明で、岡野さんが「5年前に就農して、不耕起で、農薬を使っていない、、、」というお話をしていたが、あんまり、みんなわかっていないみたい。私も始めて「不耕起」って聞いた時は、何がなんだかわからなかったからな~。
 初めての人には、こんな風に言うと、わかるかもしれない。

「田んぼには、除草剤や農薬などを使うのが当たり前ですが、そういったものは、 本当に自分達の子供や体にとって安全か?というと、そうではないですよね? なので、うちは、無農薬で一切薬を使っていません。また、田んぼは、おたまじゃくし、メダカ、それを食べるヤゴやザリガニ、それを食べる鳥、、、といったように、生き物がたくさん住んでいる世界に誇れる生活環境なんです。ここを、耕すと、その生態系が壊れてしまうのですが、逆に、冬も水を張ったまま、また、耕さずに稲を作っていくと、生物がたくさん増え、自然の循環の中で稲も丈夫に育ち、 農薬を使わずとも、本当にしっかりとした美味しいお米が出来るのです。田んぼの 泥も無農薬なので、泥をパックにしても良いですよ(笑)是非、裸足ではいって その感覚を楽しんでください。また、そういったお米を使ったおにぎりを今日は 用意しているので、ぜひ、安全で、かつ、美味しいご飯を食べてみてください」

なんていう、案内がいいのかな、と思った。

 さて、作業は、昨日とはうってかわって、結構ハード。去年の株が残っている
ので、それを目印に植えるんだけど、どうしても、目印があいまいでばらばらに
なってしまうこと。また、田んぼが起伏に富んでいて、深いところと浅いところが
色々あって、でこぼこでどうも、歩きにくいところ。そういったことが重なって、
お昼過ぎに、ようやく、半反ぐらいが植え終わった(ふ~)

 お昼ごはんは、岡野さんの奥様やご家族が作られた、相変わらず美味しい
 竹の子入りおにぎりを食べ(4つも食べてしまった)、玉子焼きときゅうりの塩漬けを食べさせてもらって、ご満悦。やっぱり、うまい

 
 ちょっと、休憩後、午後は、もう、子供達は、ザリガニを捕まえる事に夢中で、大人の一部も、リラックスモードになっている人もちらほら。
 
 また、子供達が、「木いちご」を見つけて、騒いでいる。やっぱり、子供って凄いね~。よく見つけてくるな~。さすが

 この奥の方の木の麓に、「木いちご」があったみたい。
 ↓



 さて、もう1つの田んぼの田植えは、秘密兵器の「ハシゴ」が登場

 単なるハシゴと思う無かれ。ハシゴは、等間隔に区切られているので、これがあると、皆で、きちんと、等間隔で、同じスピードで植えることができるので、午前より、生産性は倍増するのだ

 いや~、手植えといえど、農作業は、生産性をいかに高めるか、だし、機械・道具次第だな~、ということを改めて実感。

 作業も終わったあと、皆さんを送るために、岡野さんは、一足先にいったんお帰り。私は、その後、一人残って、畦つくりとか、田んぼの四隅の手植えなど黙々と作業をする。
 
 誰もいなくなって、カエルの鳴き声や鳥のさえずり、風の音、そして、お日様の下で、一人、ぽつんと、作業をしていると、無心になって、作業をしている自分に気づく。

 一息ついて、ふ~、としている時などは、景観を楽しむ余裕があるが、黙々と作業をしていると、「作業者」として、ただただ、田んぼに稲を植えるので、いわゆる、「レジャー感覚」というのは一切なく、「楽しい♪」という気持では無い自分に気づく。また、一方で、こういったことを作業として一人で黙々とやることが、嫌な人は農業には向かないのだろうな~、と思いつつ、自分は?というと、ただただ、素足にまとわりつく泥の感覚、肌で感じる陽射しの強さ、少しずつ植えられていく稲が増えていくことを嫌とは思っていない。

 会社の仕事とは違う単独プレーだし、自分が作業をしていること自体、別に誰かが見てくれているわけではないけど、こういったことが、今後の収穫に繋がったり、周りの農家さんから「おっ、あいつの田んぼはきちんとやっているじゃないか」といった信頼に繋がるんだろうな~、と思う。

 そんなこんなで、一通り作業を追え、岡野さんも、お見送りが終わって、田んぼに戻ってくる。

 いつもながら、お菓子タイムで、缶コーヒーと水羊羹を頂戴しながら、少し話をする。岡野さんも初めてで、本当に大変だったみたい。私も、次回のイベントは、
最初から主催者側に入らせてもらって、できるだけ、岡野さんにも、参加する人たちにも楽しんでもらいたい、と思った。

 この日は、東京の家に帰らなければいけないので、これをもって帰らせてもらったけど、岡野さんは、まだ、これから田んぼの残りを機械でやっちゃう、という話。いや~、本当に、大変だな~。本当に、ご苦労様です

 帰りは、数日前から岡野さんのところで飼い始めたの産みたて卵と、奥様の手作り絶品米粉シフォンケーキを頂戴する。毎度、有難うございま~す

 また、不耕起で一番高いお米を作っている戸田さんが取材されたDVDをお借りする。これは必見、とのことで、ぜひ、見よう!

 そして、前回と同様、岡野さんのお子様達と、やんややんや、と騒ぎながら、
駅までお車で送っていただく。いや~、子供って、やっぱり、楽しいな~

 専業農家、というのは、大変だろうけど、やりがいもあるだろうし、ああいった
奥さん、子供達、あるいは、親戚などがいれば、あとは、家や土地があれば、出来なくないな~、とも思った。今後も、岡野さんのところにお邪魔し、お手伝いをさせていただきながら、農家としての生活スタイル、を教えて頂こうと考えております。

 大変楽しく過ごさせてもらいました。有難うございました

次は、24日(日)のアースデーで、お会いしましょう~

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