半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

受験お疲れ様!

2022年02月25日 | 素敵な家族・子供との時間

ついに中3長男の受験が終了しました

合格発表まではまだ10日ぐらいありますが、8月から始まった父と息子の二人三脚、長かった~

夏休みに入る頃に、「調理師免許がとれるから」といって調理科がある高校に行くという話でしたが、夏休みに入って改めて色々聞くと、別に調理師になりたいと思っていない事が判明し、「とりあえず面白そうだから」という事でした。

まあ、それでも良いのだけど、と親子面談した結果、急に「英語をしゃべれるようになりたい」と進路変更したのです。

当時の学力にあった高校については「行きたくない」とあまり理由はわかりませんが、どうも嫌なようで、そこから5教科100点アップの目標を目指した勉強を頑張り始めたのです。

塾も考えましたが、どうも「塾に行くとしゃべるだけで逆に勉強しなさそう」という事で、8月は私が見ていたのですが、やはりなかなか難しいもので、あまり勉強出来ず夏休みが終わってしまいました。

ちょっと危機感を感じて改めて塾も検討しましたが、選んだのがスタサプ。

スタサプの動画授業の質は良いですし、こちらのペースで出来るということもあり、さらに担当コーチがついてちょっとしたコミュニケーションとスケジューリングが出来る、またわからない問題は質問も出来るということで導入。

基本スタサプを軸に私がメンターであり教務部長であり家庭教師、という役割ですすめてきました。

ほんと、あれから半年以上、頑張ってきたものです。

 

それにしてもまあ、本人、良く頑張りました

今日は面接が終わった後「武者震いした」と息子が言ってました。頑張った証拠でしょう。私の大学受験の時よりよっぽど頑張っていると思います。

息子曰わく「他の子の方がもっとやっているよ」と言いますから、受験戦争という言葉が表沙汰にされないだけで、勉強をするのが当たり前、という風潮なのでしょうね。

私は学校の勉強より大事な事があると思っている方なので、中学生が塾に毎夜通うのはどうだろ?という思う人なのですが、本人がやる気なら、それは部活と同じでどんどんやれば良い、と思っている人です。

我が息子が「やる」と決めたのだから、多少はお尻をペンペン叩きましたが、まあ、この半年ちょっとの時間は、後々になって良い思い出になるだろな~とも思います

そして、今日は息子の受験最終日&母の86歳の誕生日ということもあり、いつもお願いしている産地直送の牡蛎を今年は6kg頼んでお疲れ&誕生会。牡蛎は過去に無いほどの大粒

6kgあっという間になくなりました 美味かった~

そして私の2021年度がようやく一区切り。温泉にでも行って泊まってのんびりしたい気分です。

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最高の沢庵

2022年02月24日 | 農的体験・生活

今年は沢庵の出来がすこぶる良い 見事な漬かり具合

まさに、THE 沢庵です

食べても過去最高の出来で無茶苦茶美味しいのですよ

なんでこんなに上手に出来たかと考えられる理由は・・・

・その1:宮重大根が種袋に書いてある通り「漬け物用」にふさわしく、まるで沢庵大根のように細長く育ったこと今までは総太りで普通に売っている青首のような太さだったのです。 また、忙しくて収穫が12月下旬になったのですが、12月半ばから急に寒かったので、青首のところが無茶苦茶甘い

・その2:天日干し時間がいつもより長く、ぐねりと曲がるぐらい見事に干せたこと

・その3:塩分が抜群で、かつ重石がばっちり効いた事

 最近、梅干しも食べるようになった長男も食ってくれる。沢庵さまさまじゃの~

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春の日差しを感じます

2022年02月23日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

朝採り野菜ボックスのお手紙です

 ちょっと前までは野菜が余り気味だったようですが、最近は野菜が不足気味のようです。昨年の12月頭までは温暖で野菜の生育が前進して野菜があまり気味でしたが、12月中旬から急に寒くなり、野菜の生育が遅くなりました。そして1~2月の極寒の寒さで生育はピタリと止まってしまったのです。

 秋から冬は気温が下がってなかなか生育が進まないので、1日種まきを遅らすと収穫が1週間ずれると言われています。そのため、1月~3月ぐらいの収穫野菜は少しずつ種を蒔く日を計画的にずらしているのです。ところがこの寒さでは野菜はどうにもなりません。場合によっては葉っぱの先が凍って白く壊死してしまうものも出てきていました。ということで今が一番野菜が足りない時期です。

 小松菜、大根、カブといった野菜はビニールトンネルかビニールハウス内で保温しないと育たないので、手間がかかりますし、温暖だと出来すぎて余り気味になってしまうこともあります。そのため一番作りやすい11~12月出荷のものに比べると、作り手も減ります。こういうことから今は品不足気味です。まあ、農家のみなさんは「これほど寒いんだから、生育しないのも当然だな」という感じです。

 そんな寒さ厳しい冬でしたが、2月に入ってから急に日差しが春めいてきました。寒い中でも根っこをしっかり伸ばしてきた野菜たちは、お日様の光を浴びて再び少しずつ育ち始めました。気温は低いのですが、寒空ではなくとても気持ちの良い春の空になってきているのを感じます。

 1月ぐらいまでは寒空でしたが、空気が澄んで特に夕焼けがとてつもなく美しい日が何日もありました。ところが2月に入ってからは昼間の日差しがまぶしいというか、空がまさに空色で雲も夏のような雲が浮かんでいることもあり、これまた気持ちが高揚するような空に変わりました。春めいた空に対して気温はまだまだ低いのですが、「春の日差しだな~。春の空だな~」と、毎日の運転が最近はうれしくなる今日この頃です。

 

■「熟成紅はるか」の食べ方

 収穫から約3ヶ月経ち熟成してきた「紅はるか」は、そのトロトロの食感が大人気です♪美味しい食べ方は何でもそうですが「じっくり火を入れること」です。オーブンやトースターで焼く場合は30分より1時間は最低でもかけた方が良いです。つまり1時間焼いても皮が焦げない温度設定で焼いてくださいね。160℃なら1時間半かけて焼く、という人もいます。じっくりやるほど甘くなります。ちなみに火が中まで入る前に過熱をいったん中断し、再び加熱をすると火が入りにくくなり硬くなったままになってしまうという話もありました。これは焼き芋に限らず煮物でもそうなるそうです。
 また、一番てっとり早いのは蒸すことです。蒸すと紅はるかの特徴のねっとりした柔らかさを保てますし、焼くと皮がどうしても硬めになりますが蒸すと皮まで柔らかいです。皮ごと食べた方が良いと言われていますしね。もちろん無農薬ですので安心して皮まで食べられます。
 焼くか蒸すかはお好みですが、どちらもとっても美味しいです♪300円から250円で販売中。お得ですよ♪

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食と命の教室&ゲノム編集食品

2022年02月16日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です

■食と命の教室の10年目がスタート! 

 寒い日が続きますがみなさん元気にお過ごしですか?さて、この前の土曜日は「食と命の教室」10年目がスタートしました。今年は耳が不自由な方、アトピーなどで休職中で食を変えたら改善して食の大切さを体感している方、4年ほど前にヴィーガンになった方など様々な背景を持っている方が参加するので、始まる前から「今年はこちらも色々学べる年になりそう!」とワクワクしていました。実際、自己紹介や教室が終わった後の感想を聞くと、みなさん、色々心の内にある事をお話頂けて、色々な人生を垣間見ることが出来ました。

 例えばヴィーガンになった方は、「母が専業主婦でその姿を見て育った反動で、私は定年まで働く、と決めていたけど、30歳を過ぎてそれが本当の幸せか?と想い始めて色々学び始めて、思うところがありヴィーガンになり、ついこの前、農業体験で出会った方と結婚しました」と、人生がここ数年で急激に変わっているようでした。
 その他にも「東京の中央区に住んでいるのですが、前は何とも思っていなかったのが、最近、急に自分の周りに土が無い事に気づいてこんな生活はいけないと想い始めてこの教室に申し込んだんです」など、月日を重ねるにつれ、あるいはコロナなどの環境変化で、ふと、今の生活に疑問を思う方が増えているんだろうな~というのがわかります。

 私は主催者なのですが、みなさんの内なる想いを率直に聴ける場というのは、とても学びになりますし、人が人らしく生きていこうとする姿を見るのは、お互いの人間性が高まるな~と思いました。3年前までは参加人数が増えたり減ったりで安定しませんでしたが、去年から急に申込みが増えてキャンセル待ちになりました。時代がこういった場を求めているんだな~とつくづく思います。

 

■ゲノム編集食品が

 先週は「伝統食は健脳食」という事を書いたのですが、その真逆のテクノロジーで作られた「食べ物のお化け」が、添加物たっぷりの食材だったりメーカー加工食品だったりするわけです。その最たるものが「遺伝子組換え食品」なのですが、日本で流通するにはまだ時間がかかりそうです。しかし、「遺伝子編集食品」は流通し始めました。筋肉の成長を抑え事で身がが1.5倍になった「肉厚タイ」や「GABAを4~5倍にしたミニトマト」です。厚生省は従来の品種改良改良と変わらない、という方針です。農薬や遺伝子組み換えも出始めは「問題無い」と必ず言います。そして結果が出るのが20年後です。

 20年前にも「遺伝子組換え食品は革命を起こす」ともてはやされました、結果、問題が表面化し20年経ってようやく下火になってきました。こういったことはEUは規制が厳しくアメリカは拡大した後に問題が出て反対運動が起き、日本はアメリカで問題化された頃に流通が拡大するという歴史を持っています。自然の摂理に反するものは自然なものではない、と単純に私は思うのですが、みなさんはいかがですか?

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10年目の「食と命の教室」

2022年02月12日 | 農的体験・生活

「食と命の教室」10年目がスタートしました

今年は耳が不自由な方、アトピーなどで休職中で食を変えたら改善して食の大切さを体感している方、3~4年ほど前にヴィーガンになった方など様々な背景を持っている方が参加するので、始まる前から「今年はこちらも色々学べる年になりそうだな~」と、私もとても期待感を持っていました。

始まりは自己紹介なわけですが、やはりみなさん、やはり色々な背景、想いをもっていて、とっても刺激になりました。

その後、少し散歩をして1000年続く田んぼへ。「日本人は山の裾野で湧き水が出るところに田んぼを作り、そこに定住して生きてきた」という髙柳さんのお話を聞きました。ほんと、こういったものを重機もなく人力のみで切り開いて作ったご先祖様って凄いですよね~。

さて、まずは待望のお昼ご飯

みなさん初めてで、またヴィーガンの方もいたのでかつお節無しで工夫してお母さん達がご飯を作ってくれましたが、ほんと、毎回思いますが、美味しいな~

今年はほとんど女性の参加者なのですが、「いくらで食べられます」と男性より食べている方もいました

さて、午後は今日の本題「夏野菜の種蒔き」です。

まず、ピートモスという何百年前の苔の塊と鹿沼土を混ぜて苗床を作ります。

その後、セルトレイに苗床土を入れ、1粒1粒種を蒔いていきます。

1粒がゴマ粒のようなものなので、注意しながら蒔いていきます。小さな種なので1回落とすともうどうなったかわからなくなっちゃうんですよ~。

さて、種まきが終わったら、みなさん大好きな収穫タイム

まずは三浦大根抜き放題その辺に生えている菜っ葉の菜花も収穫しました

また、キタアカリの小ジャガも配布されました。これは熟成されてトロトロのしわしわなんですが劇的に美味しいんですよ

みなさん、持ちきれないほどのお土産で、大喜びでした

 

今回は初回でしたが、終わる頃にはみな打ち解けてほっこりしていました。

また、最初の自己紹介、最後の感想タイムで、様々な気持ち、想いを聴けました。

自分の気持ちを素直に話せる事は凄いことだと思うのですが、この教室がそういう場になっているということは、素晴らしいな~と思います。

また、人の内なる想いを素直に聴ける場であるということも、これまたとても貴重な場ですよね

そういった話を聞ける事は人間性を高めるな~。私は主催者ながら、やっぱり良い教室だな~と思いました

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伝統食は健脳食

2022年02月09日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です

まだまだ寒い日が続きますが、暦の上では春。梅の花もチラホラ咲き始めました。

さて、この前の日曜日の味噌作りで子ども連れのご家族向けの「田んぼと畑の耕育教室」の10年目が終わりました。色々ありましたが良く10年やってきたな~と思います。当初は農家の根本さんも色彩選別器と精米機しか無かったのですが、教室の運営費も多少お役に立ち、昨年、ついに田植えから袋詰めまで一気通貫で出来る体制が整いました

千葉県で一番美味しいお米の称号も得、そして今年の3月には株式会社化して、地域の農業を引き継いでいく若者を募集し始めています。稲作を本気でやりたいという子がどれぐらいいるのかはわかりませんが、私も出来るだけサポートしていきたいと思います

 私はというと、先日、久々に暇をしている次男を畑に連れていきました。サツマイモの畝にかけていたビニールマルチを剥がしたところ、モグラの穴があり、子どもと一緒に発掘調査をしましたが、それも楽しかったです

私の畑はトラクターが無く中途半端な不耕起なので、あちこちモグラの穴があります。作物には害を及ぼすのですが、みみずなどの生き物が沢山住み着いている証拠でもあるんですね。

また、長男は受験本番までもう少し。人事を尽くして天命を待つ、ですが、最後まで応援したいです

 そういえば「伝統食は健脳食」という言葉があります。私はこういった仕事をしているため、野菜中心の食生活をしています。年齢的にも肉はそんなに欲しく無くなりました。

梅干し、ラッキョウ、沢庵、味噌は手作りで、野菜は無農薬栽培、調味料は生活クラブ中心で、ご飯には基本的にはゴマを毎回かけています。次男は私と嗜好が似ていて梅干しが大好きなのですが、長男も昨年ぐらいからラッキョウや梅干しを食べ始めるようになりました。また、みんな野菜が無いとダメな嗜好に育ったので、例えばホウレン草なら1食で2袋ぐらい無いと足りません。

 今の食べ物はミネラルが不足していると言われていますが、マックで食事を済ます家庭もある時代。ただ、そもそもの話で「よくご飯の代わりになるな~」と思ってしまいます。

私の父は昭和6年産まれの岩手出身だったので、ご飯以外は食事ではない、という家庭で育ちました。味付けも醤油のみ。そのせいか、昔いた会社の合格率3%の「味覚検査」の試験にも受かりました。化学調味料が体に悪いという話よりは、そもそも「美味しくない」という感覚なのです。

人間の舌は10代までに出来上がると聞きます。世の中はグルメブームでテレビもSNSも食関係がわかりやすく視聴者を惹きつけるのでしょうが、まあ、あんなものばかり食べていたら体がおかしくなるのも無理ないでしょう、と思ってしまいます。

 美味しいと言われているものは大体が酸性食品で、血液を酸性化し、それを中和するために体内カルシウムが排出されてしまい、カルシウム不足を引き起こすそうですが、伝統食は逆にそれを補います。

カルシウムを始めとしたミネラルは情緒や健全な生育に直結しますから、子どもがいる家庭、特に受験生のいる家庭は野菜中心でゴマ、海苔などの海藻類、梅干しなどを毎日食べる食生活をお勧めしますよ。免疫力も上がりますしね。ちなみに野菜も同じでカルシウム不足の畑では病気が出やすいんですよ。

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10年目の「田んぼと畑の耕育教室」が終了

2022年02月07日 | 仕事の中で

昨日の味噌作りで10年目の「田んぼと畑の耕育教室」が終了。色々ありましたが10年やってこれました。
 私の収入の柱の1つでもあり、農家の根本さんにとっても機械を買うに当たっての一助となり、昨年は収穫した後の乾燥機、籾擦り機も揃える事が出来、ついに念願の田植えから米袋に詰めるまでの一気通貫体制が整いました。そして今年の3月に株式会社化するとのこと。
 この流れで地域をゆくゆくは任せられる稲作希望の新規就農者を探し始めています。ようやく体制が整えられるところまできたわけです。感慨深いものです。

 引き続きその活躍の一翼を担えるよう、そして、私にとっては来てくれる子ども達が生きていく力を養う原体験の場となるよう、来年度も教室運営、頑張ろうと思います

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マルチの下のモグラトンネル!?

2022年02月04日 | 素敵な家族・子供との時間

先日のお話。暇をしていた息子に「畑仕事するか?」と誘い、ホウレン草の収穫や草取りに連れていきました。

で、放って置いたサツマイモのマルチをはがそう、ということになり、はがしているとモグラさんの穴が沢山あって、息子が「お~」となかなかの興奮

私は草取りをしている間、発掘調査をさせていたら、まあ、ずっと繋がっているんですね~。あちこち掘り返していたら、行き止まりもあり、隣の畝にも行っている通路もあり、なかなか凄い感じでした。

これだけ掘られれば、根っこを生やしている作物もたまったもんじゃないですよね。そりゃ枯れることもあるわ

ただ、息子にとっては予想していなかった面白発掘タイムで、疲れるまで掘っていました

あと、びっくりしたのがマルチを剥がしたら出てきたのがバッタちゃん。この極寒の中で生き残っているやつがいたんですね~。チョウも卵やサナギで越冬するのもいれば、たまに成虫で越冬するのもいると聞きます。

この子は越冬して春先に卵を生む子なのかもしれませんね。

触っても跳ぼうともせず、半分冬眠しているような感じでした。面白いですね~

 

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学びの場

2022年02月02日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採れ野菜ボックスのお手紙です。

 ついに2月になりました。

2月というと長男の高校受験の本番です。8月から急にやる気になったものの目標点で5教科100点の差があり、塾も行かず頑張ってきましたが、1月の私立受験が終わった後、急に実力がアップしたように見えます。まだギャップはあるのですが、あとは「人事を尽くして天命を待つ」です

そして、昨年春から始めた中1子ども向けの英語の寺子屋みたいなのももう少しで1年目が終わります。

私は学校の点数主義は、親が子どもの成長を喜ぶのでは無く点数で子どもを評価してしまう事、そしてテストの度に子ども自身の自己肯定感が下がる事が問題だと思っています。なので塾とは違い学ぶ事の意義や楽しさ、根っこがわかってもらえたらいいな~と思ってやってきましたが、子どもそれぞれ特性が違うので、それがとても私の学びになっています

 そして2月と言えば、子ども連れの家族向けの「田んぼと畑の耕育教室」は今度の(日)で10年目が終わります。一方で、大人向けの「食と命の教室」の10年目が始まります。「食と命の教室」は私が師と仰ぐおかげさま農場の髙柳さんを教室超に据え、参加者を集めるのに苦労しながらやってきましたが、2~3年前から世の中の流れを受け、急に申込みが増えました。この前の日曜日はその卒業生が集まる「同窓会」でした。

 ここ2年ぐらいの参加者は世の中が変わり気楽な感じで「有機農業を学びたいです」と参加する人が増えましたが、それ以前は、無農薬とか環境問題について語る人はマイノリティーで、「ちょっと、意識高い系の人ですね」といった感じした。話す相手を選ばないと怪しい人と思われる世の中でしたので「ここに来ると気にせずに自分が思っている世の中の疑問が語れるので嬉しいです」という人が多かったのです。ガン患者さん、看護士さん、環境問題、食の問題を学びたい方など様々でした。


 同窓会ではそういった昔の参加者と最近の参加者が一堂に会し、真面目な話は抜きで楽しく味噌を仕込み、美味しいご飯を食べ、三浦大根を好きなだけ抜き、お茶やお酒を飲み、最後は髙柳さんのギターの演奏会と盛りだくさんの会でした

72才になり「俺もそろそろ終わりだな」と言いながらも楽しくギターを弾き皆に慕われている髙柳さんはとても幸せそうでしたし、そういった髙柳さんを見ている参加者もとても幸せそうでした

 参加者の中にはこの教室に参加しながら意識が変わった人が多いのですが、男性で言えば定年を待たずに退職したり移住した人も居て、これから移住を考えている人や会社を辞めたいと思っている人に「辞めちゃいましょう」みたいな会話が飛び交っていました(笑)コロナで働く意義や会社に通う意味を問い直す男性が増えているんですよね。

また、相変わらず興味深かったのが久々にあった生殖医療支援者の方。「体外受精が保険適用になることで一見良いように聞こえますが、大変な事になると現場で騒がれているんです。日本は世界で最も成功率が低い、つまり本当に一生懸命頑張っている専門家はごくわずかなのですが、保険適用で美容整形など技術や志を持たない人がやり始めることで、質が一気に下がる事が目に見えているんです」と。

あるいは和服好きなおとなしめの看護士だった方が、仕事を辞め、X-JAPANのHIDEにあこがれて髪をショッキングピンクや金髪に染めて現われたり。まあ、みなさんの「その後」を垣間見れるのもとても楽しい時間でした

 こう書いていて思うのが、私は昔から教育業をやりたいと思っていまして、学校や塾とは違った形での第二の学びの場「セカンドスクール」、大人と子どもが一緒に学べる「寺子屋」のような場を作りたいと言ってきたのですが、既におぼろげながら既に形になっているのかもしれませんね。

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