半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

クリスマスもいいものだ

2015年12月25日 | 素敵な家族・子供との時間
クリスマスというのも、あんまりワクワクしなくなっていましたが、今年は、やたらめったら凄いクリスマスで、「クリスマスはいいものだな~」とやっぱり思いました

まず、例年通り、クリスマスにむけて子供がサンタさんにプレゼントとして手紙を書いたり、クッキーを焼いたり。
色々な型で作ったクッキーは「半分は残しておいて サンタさんのなんだから」とあんまり食べさせてくれず



そして迎えたクリスマスイブ

仕事から帰ってくると、子ども達が「パパ、こっちにきちゃだめ」とリビングに入れてくれず、私は1時間ほど自分の部屋で仕事をしながら待機。

その後、入っていいよ、ということで行ってみると、部屋の入り口から中まで輪飾りやらモールで飾りつけが見事にしてありました

床には松ぼっくり20個ぐらいがアクリル絵の具の緑で染まっていて、「松ぼっくりミニツリー」で通路が出来ていました

そして奥様は、何故か今年は今までで一番気合が入っていて、お昼から夕方まで、まあ豪華な料理をたっぷり用意

お手製のミートソースを使ったラザニア、生地から作ったピザ、トマトとマッシュポテトで作ったサンタさん入りのサラダ、ローストビーフ、鳥のモモ肉のオーブン焼き、さらにクラッカー用にツナマヨ、アボカドディップ、サワークリームと、「盆と正月がいっぺんにきた」というのはこのことを言うんだろうな、ぐらい豪華でした


そして、1人1人に子供が自分のお菓子と肩もみ券とクイズ用紙を配ってくれました。


クイズ用紙とはこんなもので


ひっくり返すと、プレゼントが書いてあって、それをジャンケンとかで争奪するというものでした。


まあ、そんなこんなで、家族のみんなが気合を入れて準備をしてくれて、楽しそうにしているのを見ているだけでこちらも楽しくなってしまいます。
個人的にはクリスマスなんて別にどうでもいいな、とも思う年頃なんですが、やっぱり家族と過ごすとクリスマスっていいもんだな、って思いますね。

さて、お腹いっぱいになって、夜も遅くなってきたところで、週頭にわらべ歌サークルのもりこびさんでつくった蜜蝋ロウソクを並べます。


ちなみに、余ったシートは、我が子の手にかかり、なんとトナカイさんに
やっぱり天才だな


そして「早く寝ないとサンタさんが来ないよ」と子供自ら率先して就寝。

サンタさんにわかるように、と窓際でロウソクに火をつけ、またローマ字で書いたお手紙とクッキーを入れた袋を窓際に置いて、すやすやと夢の中へ入っていきました。



もちろん、サンタさんはきてくれましたよ


そして今日はクリスマスの日。
午前中は子ども達と「妖怪ウォッチの映画を観に行き、午後はサンタさんのプレゼントを使って公園で遊び、夕食の時間へ。

昨日と同様、1年に1回あるかないかのローストビーフを食べ、食後にクリームチーズにクラッカーをつけたりツナマヨをつけたり、ポテチを食べたりと、それだけでもうお腹いっぱい

そして、出てきたのがスーパークリスマスケーキ
なんと7段重ねです


これは夕方から準備したもので、まず、奥様がホットケーキを大小7つ焼き、それに子ども達が好きなフルーツを載せ、クリームを塗りたくり、最後に頂上にはチョコ菓子やさくらんぼを載せてつくったもの

買ってきても美味しいのですが、やっぱり子供は作るのが楽しいのですよね~


奥様、切っている時点でもう崩れています


まず、上4段をみなで分け合います。


おっと、また倒れそう


ようやく下3段で安定感が出てきました


結局、7段食べたのは私だけ
ほんと、お腹いっぱいでした。


昨日、今日と食べ続け飲み続けていますが、明日はお友達家族のところでお泊まりで忘年会、あさっては親族が集まってのビュッフェでのクリスマスパーティーと、しばらく胃腸に負担がかかる日が続く予定です

それにしても、まずはイブとクリスマス、ほんとうに豪華な2日間でした。

良く考えていれば、昨年までは仕事がきちっと入っていたので、こんなにのんびり過ごすイブとクリスマスは始めてかも?

楽しい2日間でした
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美味しい野菜

2015年12月23日 | 農的体験・生活
成田は有機農業のメッカですが、その中でも大きな2団体、みみずの会さんとおかげさま農場の2つに関わらせている私は、今年は特に野菜が暖冬のせいで無茶苦茶早く生育したこともあり、たくさんいただけています。

自分の畑で野菜を作っているのですが、正直、自分の畑で収穫が出来ないほど、たくさん頂いていて、「こりゃ、贅沢だな~」といえるほど、野菜が溢れています

そんな中でも、恐れ多くも、私が高柳さんから借りて作っている畑で作っている野菜で、この2つだけは頂いている野菜より美味しい、というものがあります。

1つ目が春菊。
もう、霜が降りるようになったので痛んでしまって収穫は終わっていますが、2年前から作って「こんなに春菊って美味しかったんだ」と衝撃を受けてから、作っています。

柔らかく、香り高く、甘みもあり、柔らかい

なんでこんなに美味しいのかわからなかったのですが、プロ農家さんのを見ていると、きちんと土作りが出来ているため、背丈は結構大きくなり、茎もふと置くなるのです。

その先っちょの15cmぐらいをハサミでちょきちょき切って出荷しているのですが、私の畑は栄養が足りないので、そこまで大きくなりません。
そのためか、適度の細く、窒素分も少ないのでしょう、畑で切ったものをすぐ食べると灰汁などは全くなく「美味しさ&香り」が口に広がって、パクパク生で食べたくなるほどなのです


次がホウレン草。
これも毎年美味くいかないのですが、多少肥料をあげることで、この2~3年は小さいながらまあまできています。
多分、春菊と同じことだと思うのですが、大きくならない分、美味しさがギュッとつまっているのかもしれません。
特に、この2年ぐらいは「日本ほうれん草」を育てています。
今年、特に美味しかったのは、恐らく茎の部分が極細のストローのようになっていて、シャキシャキとした食感&甘み&旨味が抜群なのです
ちなみに日本ほうれん草は、葉がぎざぎざしていてあまり量が無く、半分以上が茎になっています。
一方、市場に出回っている西洋ほうれん草は、葉っぱの部分が多いのです。
茎も赤くて太い
日本ほうれん草は、茎が多いので折れやすく、葉の部分が少ないので当然目方も小さく、結果、経済作物としてはあわないのでしょうね。
でも、恐らく味だけいったら、日本ほうれん草の方が上だと思いますよ


ちなみに、大根は市販のものと対して変わりませんが、青首の元でもある「宮重青首」を作っています。
これは細長い青首で、普通に食べるだけでなく漬物用にも適しているかな、と思って作っています。
今、一般に流通している青首は「総太り青首」で、寸胴のように首から先の近くまで太いものなのですね。


まあ、そんなこんなで、野菜に溢れた生活を送っている我が家は、どんなにお金持ちでも鮮度と種類と抱負さではかなわいだろうと思うぐらい、有り難い状況なのでした
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今年最後のイベント:天然自然薯掘り

2015年12月20日 | 農的体験・生活
やって参りました、「幻の天然自然薯掘り」

毎年やっているこの「自然薯掘り」ですが、昨年は予定した回が全て「雨」だったのです

そのうち、1組は予定を延期して私抜きで開催したのですが、もう1組の親子は、残念ながら予定が合わず中止に。。。

しかし、その親子がリベンジとして今年もチャレンジしてきてくれて、今日の開催となったのですが、見事な結果になりましたよ


さて、この日はとっても天候に恵まれていて、雲ひとつ無い青空、風も穏やかで絶好の自然薯掘りデー

ただ、冬らしい寒さで、朝は霜柱が立っていました。


朝、名人の鴇田(ときた)さんが、お歳暮用で注文を受けて掘り上げていた自然薯を見せてもらいました。
まるでこん棒ですね
折れないように篠竹にビニール紐でくくりつけてあります。


今回は、さてさてどのぐらい大きな自然薯を掘り上げられるのか?

さて、念願だった自然薯堀が出来るということで、ご参加の親子もワクワク

まず、鴇田さんから自然薯の探し方をレクチャーしてもらいます。
おおまかにいえば、木を伝わって自然薯のツルが上に伸びているので、木の上の方に花をみつけます。
それを目印にツルを下にみていって、自然薯が生えているところを見つけるのです。


これが自然薯の花です。
ちなみに、一昨年参加した方は、絵描きさんで、ここの自然薯や花をみて、英国美術アカデミー(?)か何かで凄い賞を取ったそうですよ


これはむかご。
これを播くと、1年目に根っこが出て、それか1年で10cmずつ伸びて行くんですね。
ご飯と焚いて食べるとサクっとして美味しいんですよ



さて、自然薯の見つけ方をレクチャーしてもらいましたが、実は、そうはいってもツルはすぐに折れてしまうので、しっかりとツルが上から繋がったまま地面まで生えているのは滅多にないのです。
なので私達素人では見つけられません

ということで、鴇田さんが見つけてくれた自然薯を掘りあげます。

まず、地表には無数の篠竹の根っこが張り巡らされているので、それをパチンパチン切りながら、自然薯の周りの土をどかしていきます。
お父さんと自転車で銚子まで行ったりとアクティブなお子さんがまずはチャレンジ。


ちょっと写真がぶれてしまいましたが、真ん中ちょっと左にあるのが自然薯です。
さあ、これがクネクネ曲がりながら地面の置く深くに眠っているので、折らないように周りの土を掘り上げていきます。


途中からはお父さんにバトンタッチ。


1時間ぐらいかけて、堀ってきて、ようやく全容が見えてきました。
写真ではわかりませんが、大体2メートルぐらい掘ってあります。
ここからが正念場で、折らないようにいかに掘るかがポイント。
でも慎重すぎると時間がかかりますし、大胆にやるとサクっと簡単に折ってしまうんで、その調整がなかなか難しいのです。


今回の自然薯はなかなか曲がっていて、かつ結構大きめで、それから1時間かかり、途中で折れてしまいました。
お父さんが、その後も掘り続けている間、お子さんは、折れてしまった自然薯をその場で泥をどけながらシャリシャリ食べていましたよ
恐らく、日本全国でも掘りたての自然薯を食べる小学生はほとんどいないでしょうね

そんなこんなで頑張った結果、見事、堀り上げました
しかも最低20年以上経っている結構大きなもので、途中で折れてしまいましたが、「当たり」でした


さて、見事な2本を堀り上げた後、鴇田さんのところにもどって、くつろぎタイム

出てきたイチゴは飛び切り美味しかったです
今の時期は一番高いんですよね~。


そして、鴇田さんの奥様が用意してくれていたのが、出ました、「自然薯汁」です
野菜たっぷりで暖かなお汁は「あ~、美味しい~」と心も体もじんわりホカホカと幸せになります
そして、もちろん自然薯はすりおろしただけで、もちもちのふわふわで、美味しかった


私は自然薯堀り中は、安全管理や周りでアドバイスするだけでしたので、ぽろぽろ落ちていたむかごを拾い集めていました。


奥様に「ご飯と焚いて食べよう」と言っていたら、翌日出てきたのはなんとカレーライス
ご飯にむかごがあり、そこにカレーがかかっていたので、なんだかもったいないと思いましたが、子供達は「ジャガイモを小さくして黒くしたみたいで美味しい」と微妙な表現でした。

まっ、これもなかなか出来ない経験ですからね


ということで、「幻の天然自然薯堀」は今がシーズン真っ最中。
ちょっと参加費がお高めですが、2月まで開催していますので、ご関心がある方は是非お越しくださいね
詳細は→ホームページから

これで今年のイベントは終了です。

ほっと一息、1年が終わりだな~と考える余裕が出ました。

さあ、これからコツコツと家の掃除やら年賀状やら、年末のお仕事をやるぞ~
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宗教のお話

2015年12月18日 | 自分の時間
この前、ラジオで聞いた話。

イスラム教徒がどんどん増えていて、2070年にはキリスト教を追い越すそうです。

その理由の1つが若い世代に支持がされていること。
もう1つが結婚した相手イスラム教徒だから、パートナーも改宗すること。
もう1つが、若い世代、特にイギリスとかだと20~30代ぐらいのいわゆる「働き盛りの女性」が改宗すること。

だそうです。

「へ~」と思ったのが、パーソナリティーが話していた「背景」。

キリスト教を中心とした欧米社会では、男女平等、1人1人に人権があって、結婚をしなくても自由に生きることを尊重して良い、また消費社会も溢れ返っている。

そういったことに疑問を持つ女性が、「男には男の、女には女の役割がある」とか「女性が尊重されている」といった規律のようなものに「こっちの方が正しいのではないか?」と揺れ動き、改宗しているそうです。

また、9.11があった際に、「イスラム教」について調べた人が増えたそうですが、その結果、イスラム教に魅力を感じて改宗する人が増えたそうです。


この内容を聞いて、「へ~」と思ったのは、日本に限らず、というか、日本より先んじて「消費大国」「男女平等自由主義」で進んでいた欧米でも、「これで本当によいのか?」といった漠然とした不安を持っている人が多数いて、「違う何か」を求めている人が多かったんだろうな~、ということ。

日本では、というか、私の回りでは、その答えを「農村」や「農業」に求める人が多いわけです。

昔の日本人の暮らしでは、お父ちゃんとお母ちゃんがいて、人間として平等といった概念はそもそも無かったけど、「1人1人に役割がある」ことが尊重されていて、お父ちゃんの役割、お母ちゃんの役割がきちんとあって、それぞれがそれぞれの責任をもって生きてきたわけです。

だから、男と女は平等、といったというより、「男は力があるだから力仕事をするのが当たり前。女は細かなことや男のサポートをしながら、家のこともしっかりやる」というのが、当たり前に残っているわけです。

それはそれで「ある程度、役割で縛られているからこその安定感」というものがあるんですよね。

もちろんそういった概念は60代後半より上の世代のことですが。


一方、家族や地域や生きるための生活仕事から自由になれる現代社会は、お金でかなりの部分が「自由」に出来ます。

洗濯、炊事などもお金で代行できるし、自分のライフスタイルもある程度、自由に出来ます。

でも、それは会社やお金があるからであって、農家の高柳さんが良く言うのですが「確かじゃないものに依存した生き方は不安定に決まっている」ということに当てはまる気がします。

老後になると、退職した後、故郷に帰る人が多かったり、定年帰農といって、定年後に畑を始める人が多々いますが、やっぱり、そういった方が落ち着くんでしょうね。

もちろん、田舎は、親や親戚や色々なしがらみがありますが、最終的にはそのしがらみが、自分を支えるアイデンティティーの確立に繋がるんだと思います。


だから、今、西欧の一部の「消費社会やキリスト教社会に疑問を持つ人」が、違う何かを求めてイスラム教に改宗しているということですが、もっと掘り下げると、そういった人の一部が、今まで以上に農村の暮らしや、場合によっては日本の神道のような、「東洋的なもの」にも傾倒してくる人が増えるんじゃないかな、と思いました。

高柳さんのところに年間を通じてファームステイに来る外国人のほとんどが、日本の農村風景や京都に関心がありますものね。(次に関心があるのはジブリや秋葉原ですが


いずれにしろ人間は年をとってくると「なにものかに生かされている」といった心境になり、人智を超えたものに関心が行くんだと思うのですが、土着の生活をしていた昔の人々はアミニズム、つまり万物に魂が宿っている信仰が世界中にあるわけで、日本でも「ご先祖様の魂」といった信仰が残っているわけです。

一方で、そういったアメニズムの世界とは違って、世界的な宗教が最初から存在する国で育った人達は、「どれが正しいのか?」といった比較になるんでしょうね。


ラジオのパーソナリティーの人は「昔は消費社会や文明社会といったものに対するものとして、共産主義に走ったし、ちょっと前まではサブカルチャー的なものに走る世代が多かったのですが、そういった受け皿が変わってきているのに驚きです」と言っていました。


「確かなもの」は人によってそれぞれだけど、昔からある大地に根ざした生活文化、先祖代々から変わらない神社仏閣に対するしきたり、日本人らしい生活習慣、地域、とかが、自分のアイデンティティーを確かにするものだと、私は思ってこんな生活をしています。
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昆虫折り紙

2015年12月17日 | 素敵な家族・子供との時間
奥様のお友達が、子供の服を送ってきてくれたのですが、そこに「昆虫折り紙」なるものが入っていました。

やったらめったら細かいやつなので、大人でも一苦労しそうな折り紙なのですが、長男は工作大好き君なので「こういったの大好き」と説明書を見ながら、頑張って楽しみながら完成させました

こちらはギンヤンマ。羽のところが難しく、これだけ私が手伝いました。
迫力ある~


キアゲハは本物みたい。触角がまた細かいんですわ


カマキリはリアルな感じで、ちょっと怖いぐらい


カブトムシと青いチョウチョです。
これを折った息子も凄いけど、そもそもこういった折り紙を作った製作者も凄いですね~。


全体像がこんな感じ。
これにノコギリクワガタが入れば完成です。
ちゃんと背景も含めてセットになっていんですから、ほんと、勢作した人が凄いな~と思う逸品でした
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やっぱり美味しい安納芋♪

2015年12月15日 | 食べもの
今年は、5月は日照り続きで、一度植えた芋の苗が8割ぐらい枯れ果ててしまったのです

でも、おかげさま農場の諸岡さんから苗を再び頂き、ベニアズマ、ベニハルカ、紫芋と3種類を新たに植えなおし、秋の豊作とつながりました

ただ、秋にベニハルカを掘り上げていると、なぜか薄茶色の肌をした芋が出てきました。
「あれ、なんだこれ?」と最初はわからなかったのですが、「あっそうか」と思い出したのが「安納芋」でした。

つまり、5月の最初に植えた苗の1つに安納芋があったのですが、ほとんど枯れ果てていたので新たに植えなおしたことで、安納芋の存在をすっかり忘れていたのです

と、前置きが長くなりましたが、10株にも満たない安納芋は、少しずつ食べておりましたが、いよいよ在庫がつき、フィナーレが近づいて参りました。


掘りたては多少食感もありましたが、2ヶ月も経つと、とろ~りとしていて、芋を食い飽きた子ども達も、安納芋に限っては競って食べます。
安納芋って、やっぱり美味いですよね~
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今年最後の「田んぼと畑の耕育教室」

2015年12月13日 | 農的体験・生活
今年最後の「田んぼと畑の耕育教室」を(土)(日)で開催しました

何年も通っている子供達は、もはや田畑には関心が無く、いつもの空き地スペースで勝手に遊んでいます。

何やっているのかと思ったら、シーソーらしいです
ベニヤ板の切れ端でぎったん、ばったん、まあ子供は色々考えつきますよね~。



さて、師走であること、また風邪などでキャンセルも多く、大変少人数でアットホームな雰囲気で今月は開催しました

まずは、高級食材の丹波黒大豆の収穫
今年は大豆に限らず落花生も大変な不作
大豆の木が通常の半分以下にしか育っておらず、見た目で「壊滅状態」というのがわかるほどです。

それでも買ったら200gで600円もする高級食材。お節の黒豆には事欠かないぐらいの量はお持ち帰り頂きましたよ



一方で、一部の子供達は、収穫作業は横において、先ほどの空き地でなにやらやっています。
結局、このプレパークのように自由に遊べるところが、子ども達にとっては一番のパラダイスなんですよね




さて、一段落した後は、根本さんとのお話会。

いつもシャイな根本さんですが、参加者のみなさんとの交流も兼ねて、農業のこと、根本さんの個人的なことなど、色々質問してもらいました。
農家さんと座って語り合う機会なんてなかなか取れないですからね~


そして、今年最後のお昼ごはんは、温かい汁物や煮物たっぷり
釜炊きご飯も抜群の炊き具合で、もちもちしていて1粒1粒が立っていて美味しかった



昼食後、最後のイベントは「餅つき」です
餅をついて、運がつくように、ということで、みんなでペッタンペッタン


杵と臼でつく餅は、やっぱり美味しいですよね~


さて、終了後は、いつもの通りフリータイムで、好きなだけ遊んでから帰ってもらいました。

やはり、この小さなスペースで好き勝手遊ぶのが子供にとっては一番


これはここ数ヶ月流行っているジャイアンシチュー
かき回すと底にたまったヘドロが臭ってきて、超臭いのですが、それが子供たちにとっては「ジャイアンシチュー」っぽくていいらしいのです


そんなこんなで今年も大きな事故や怪我もなく無事に開催を終えることが出来ました。

この教室は農業や外遊びを子供に思いっきりさせたいという思いが強いご家族が集まるので、みんな健康的で素敵なご家族ばかりです。
だから、本当に仲良くなれます。

ただ、今までと違ったのは、実は年間を通して参加されている途中でご家族に不幸があったり、小雨でも元気に走り回っているけど実は小さい頃に死ぬか生きるかの瀬戸際の病気を何度も乗り越えてきたというお子さんもいたりと、それぞれのご家庭の事情もお聞きしたこと。

どんな人も層ですが、目の前で元気に見えていても、一定以上の人数が集まると、一定確率で何かしらがあるわけですよね。

また、農業に関心を持っているお母さんの1人が、私に関心を持つお母さんが私の仕事について聞くので答えていると「食べていけるのですか?」との質問。

「ええ、まあ何とか」と答えると、「大変ですね」と言うので、逆に「今の時代、誰でもどんな仕事でも大変なところがあるんじゃないですか?お母さんだって子育て、大変でしょ?」と聞くと、そのお母さんも何ともいえない反応をしていました

何となく口から出た言葉ですが、この前見た「プロフェッショナル」でも思いましたが、人間、生きていれば必ず何かがあるわけで、普段はそれが見えていないだけ。

一見すると楽しそうな人も、過去に何かがあったり、実は裏では何かを抱えているっていうことはあるんですよね。

でも子供達は泥遊びや水遊びに春夏秋冬問わず没頭している。

もちろん子供も子供なりに大変なのでしょうが、そういったものもひっくるめて、田んぼや畑は人を素直にさせてくれる気がします。

ゲームはたまにはいいのでしょうが、やはり、自然に帰るというのでしょうか、人間が意図したものではなく、ただそこにある自然の中に入ってみることで、頭でっかちの生活から、ふと素に戻ることは大切だと思います。

大人にとってもとても大切ですが、大人は意図が出来るけど、子どもは意図できないですからね。

子供にそういった環境を与えるかどうかの決定権を持つのは大人、という時代ですから。

そういった意味で、色々ありますが、来年度も頑張って開催していきたいと思います


来年1,2月は味噌作り。

田植え、稲刈りと続いて大人気なのは、味噌を作ってみたいという方だけでなく、『一度作ったら、市販のものは食べれなくなりました』というリピーターが多いのも理由です。

味噌作り、毎回先着8組限定です。

作ったことがない方は、是非、お越し下さい

詳しくは→ホームページから

何はさておき、今年1年、お疲れ様でした。

まずは一息、ですね。
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今年のたくあん

2015年12月11日 | 農的体験・生活
最近、毎食たくあんをボリボリ食べています

これが美味いこと

先月末に高柳さんのところからもらってきたたくあん大根を先日洗って漬けました。(その様子は→こちら

そして漬け上がったのがこれです


スライスしてみたら、まあこれが美味そう


ということで、早速「いっただきま~す」とつまみ食いしたら、まあ、塩辛いこと

塩分5%でやったのですが、しょっぱくて食えないほどでした

やっぱり3%ぐらいが丁度良いのですね

ということで1日塩抜きしたら、まあ丁度良い塩加減で、糠や自然の乳酸菌の香りや塩分が良い塩梅で、そしてポリポリという食感が最高なのです

今まで青首大根を干して作っていましたが、たくあん大根ならではの食感、そして生で漬けた方がむしろ上手に出来るのかもしれないですね。

ちなみに、頂いたたくあん大根の半分は干していましたので、これを新たに漬けました。
通常の倍の太さなので、干しあがってはいませんが、食感が違うはずなので、食べ比べが楽しみです
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プロフェッショナル10年SP

2015年12月09日 | 自分の時間
10月に放映された「プロフェッショナル10年スペシャル」を先日観ました。

いや~、個人的にはとても共感できて、素晴らしい内容でした

ナイナイの岡村隆志さんが、過去に登場したプロフェッショナルから3人選んだのですが、それは「苦しいときにどうやって乗り越えたのか?」ということを聞きたいがために、、左官職人の挟土さん、りんご農家の木村秋則さん、歌舞伎役者の坂東玉三郎さんの3人でした。

その選定の背景には、岡村さん自身が5年前40の頃に体調を崩し、半年ほど芸能活動を休止したことがあったから。

何が良かったかというと、岡村さんが自分のことを「陽と陰で言えば自分は陰」というとおり、真面目で、将来に対する不安を抱えた同年代として、素顔の岡村さんのままでインタビューしているところでした。

そして、それを感じ取りながら答えるみなさんの意見もとても響きあっていた

挟土さんも6年前に自律神経がいかれて、めまいの中で3年間生きていたそうです。

木村さんは有名な話ですが、りんごが出来なく雑草を食べたり極貧の中で生活をし、最後は万策つきて自殺しようと山へ入ったことがありました。

坂東玉三郎さんは、41才の時、8ヶ月間苦しかった。
もっというと、16才、24才、28才、37才、41才と体調が苦しかったそうで、ただただ時が過ぎるのを待っていたそうです。


岡村さんが選んだ3名だけあって、どこかで必ず体を崩している人達だったんですね。

この3人と岡村さんとのやりとりを見て、多分、生まれつきとてもタフな方は別にして、ストレスが多い現代社会で真摯に真面目に生きてきた人の多くは、どこかで体が許容する範囲を超える活動をしてしまい、体調を崩すんだろうな~と思いました。

だからこそ、その3人の言葉が岡村さんに響いているだけでなく、岡村さんもインタビューされた側も、双方、共感が生まれていました。

と見えるのは、私も35ぐらいの時、そしてこの2年体調を崩しているからこそ、同じ共感を覚えられたのでしょうね。

そして、そうだよな~と思ったのが、多くの人が何かしらの病気なり体調を崩したことがあるだろうな、ということ。

何気なく暮らしていて、交流している色々な人達。
そういった人達も、過去、何かしら大きな病気になったり、体調を崩したことがある人が半分以上いるんだと思います。

あるいは、そんなことがあったことを忘れてしまっているだけかも。

あるいは、これから大きな何かが来るのかもしれません。

普通に考えれば、日本人の2人1人はガンになっているのですから、単純な話、周囲の人達の半分はガンという試練を迎えたか迎えることになるわけです。

それが自律神経系の方もいれば、大きな怪我であったり、更年期障害であったり、事故であったり。

そういったことが、大概の人にあるわけです。

そういったことが起きて、何かしらのメッセージとして受け止め、悩み、考え、生き方を考え、人として成熟していく過程の1つなんでしょうね。

そう思うと、多くの人を自分と同じ類の人として、慈愛というんでしょうか、共感を持って見れる気がしました。

そんなことが思えるほど、岡村さんとインタビューされた3人の会話、交流が素のまま、人間の弱いところというか、大変だったところを公で共有しあっていた、特別な場になっていました。

そして、岡村隆志さん、人としての素直さを出して、こういったインタビュー番組とかを今後も増やしていくのもいいよな~と思いました
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12月の畑+稲ワラ納豆

2015年12月07日 | 農的体験・生活
最近、ようやく冬らしい季節になってきました。

今年は10月頃は「こんなに虫がいない年は始めてだ」と農家さんが口々に言っていたのですが、最近は「この時期にこんなに虫が多いのは初めてだ」と言っています。

夏の干ばつや秋の長雨で虫が出る時期に虫が出ず、本来はもう寒さで虫がほとんどいない今の時期にまだ虫がいる、という現象なんですね。
ずれこんだのかわかりませんが、「今までで」というのは、農家さんからいえば「この何十年もの間で」という意味ですから、まあ、本当に珍しいことなんですよね。


さてさて、私の畑はというと、2週間ぐらい前の空豆はこんな感じでした(ピンボケしてますね


今はこうなりました。ちょびっと成長しましたね。


2週間前のスナップエンドウはボチボチもう出ています。


今はどの豆も発芽して見事にそろいました。大きさはそんなに変わらないかな。


あと、2週間前ぐらいに播いた小麦もようやく発芽
1年半前の小麦だから、発芽率がどうだろう、とか思っていたのですが、発芽してよかったです。
あとカラスにもやられなかったんでしょうね


ニンニクはそろそろ寒さでへなってきました。今年はちょっと種まきが遅めだったのですが、逆にまあ丁度良いぐらいかな、と思います。


大根は、やっぱり9月のお彼岸ぐらいで播いたので「そりゃ遅いね」と言われていましたが、やっぱりミニ大根ですね
たくあん用にはこのぐらいが丁度良いとおもっていたのですが、今年は高柳さんからたくあん大根を頂いたので、さてどうしようかな、と考えています。

大きく育てるなら、やっぱりきちんと9月上旬に播いた方が良いですよね。



あと、11月末に開催した「食と命の教室」{詳細は→こちらのブログ)で作った「稲ワラ納豆」ですが、今年は上手に出来ました


今まではアンモニアの臭いがしていたのですが、それはビニールで包んで、さらにホッとカーペットでくるんでいたからです。
今年は、米袋に入れてホットカーペットにはおくだけ。その上から毛布とかをかけて寝かしました。

そうしたらアンモニの問題は解消で、稲ワラの香ばしい納豆が出来ましたよ

ただ、どうしても外側の豆は硬いのです。
高柳家では納豆を入れるワラつとは50~60cmと結構大きいので、やはり乾燥を防ぐためには大きなワラつとにした方が良いのかもしれませんね。
でも、市販のものとはまるで別の食べ物で、美味しいですよ~


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