半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

1年間お疲れ様でした!

2012年12月31日 | 自分の時間
今日は大晦日。

28~30日まで、3日間連続で恵比寿で野菜販売のお手伝いをしてきたので、3日間子供の起きている姿も見れず、がんばって働いてきました

いろいろ仕事が溜まっていますが、帰りの電車などで最後の31日をどう過ごすか?考えた結果、「大事なことを優先する」という選択をすることにしました。

つまり「実務」はあえて横におくということですね。

なので、3日間の最終日であった昨日は4:30置きで6時には出発し、帰ってきたのは22時過ぎで疲れてはいるのですが、今日も7時前には起きてこうやってブログをかいています

で、「大事」なことは

・洗車と掃除
・1年を振り返り来年のビジョンを考える
・子供と遊ぶ(家族と団欒)

の3つとしました。


ということで、このブログを書き終わる頃には子供たちも起きてくるので、ご飯を食べたら
・洗車と掃除

をし、子供とあそびます。(その間、奥さんは家事)


今、このブログは「1年を振り返り来年のビジョンを考える」時間です

1年を振り返るのは、この3日間電車でメモ帳にしたので、思い返しながら書き連ねます。

まず
・「みんなの農村ネットワーク」を作って実質1年経ちましたが、ほんと、色々あったな~、そして前へ進んだな~、と思いました。


思い返すと、前職でもんもんとした時期を過ごしている時期に昨年の原発事故が起き、社会の問題への関心の薄さを反省し責任を感じました。そして子供たちの未来に思いを馳せ、また自分のやりたいことの思いを募らせ、結果、みんなの農村ネットワークを立ち上げました。

といっても「まずは名前を作り宣言する」ことが最初で、まずやったのが「放射能勉強会」でした。


前々職でいろいろなセミナーや講座はやっていましたが、自分1人でやりたいことを企画し、集客し、話すという一通りのことをやるのは、やっぱり勝手が違いました。

でも「まず一歩を踏み出すこと」はとても大切。それをやったからこそ、次の「味噌作り教室」もたくさんのお客さんを呼べました。

構想、計画は大事ですが、一番最初の「一歩」を踏み出すかどうかは、雲泥の差です。0か1以上かは別世界です。そういう意味で、とにかく一歩踏み出せて本当に良かったと思います。


・そして根本さんと出会ったことが大きかった

前職を辞めると決まった時には知り合えていなかったし、紹介頂いた方の情報を頼りに地元の朝市に飛び込みのように根本さんを訪ねていったことを今でも覚えています。根本さんは「この人、何者?」という感じだったと思いますが、紹介ということで話は聞いてくれました。それでも朝市のまっただ中だったので、ドタバタしていました。

「帰って後で出直そうか?いやいやせっかくご紹介頂いたのだから、ご縁をつなげないと」と考えて、勝手にレジ係のお手伝いをしながらなんとか話す機会を作り、次のアポにつなげました。

それから、お話を聞くと「まさに私が求めいた人だこんな人がいたんだ」とびっくりました。(その時のブログは→コチラ
「田んぼと畑の自給教室」をやることになり、それから半年った今年の5月に、1回目を開催することができました。

実質、私の「みんなの農村ネットワーク」の活動は「田んぼと畑の自給教室」でしたので、本当に最高のパートナーと出会えて心から嬉しく有り難く、楽しい時間でした。
ただ、9月の3.5反(1000坪超」)を手押しの稲刈り機(バインダー)と手作業の脱穀機(ハーベスター)で収穫し、天日干しする作業を一緒にやった時には、さすがに「疲弊」しました。その殆どの作業は根本さんが実質したわけで、お母さんのお手伝いも無くてはならなかったために、「このままではお金の面でも時間の面でも精神面でもとてもやっていけない。。。」ということをお互い痛感しました「継続するため」には、やはり「お金の持ち出し」「ボランティア」では出来ないということを気づいたのです。

根本さんはプロ農家ですので、正直「つきあっていられない」と思うのが当然でしょうし、私も「この状態では生計を立てるどころではない」と大きく考え方を転換するきっかけになりました。逆に言えば、あのつらい時期があったからこそ、その後の「運営の改善」「お金を含めた制度設計」のことを真剣に考えることにつながったのだと思います。

また、トータルで「片岡とつきあうことは将来に繋がる」と思って頂くために、微々たるものではありますが、販売の面では「みみずの会の野菜を買うお客様」へ根本さんのお米を販売したり、イベント中にもそば粉など「追加注文」を取るようにしました。またゴルフ場への出張餅つきなど、自主企画以外もご一緒させて頂きました。また、将来の農業法人化のお話もお聞きし、何かお手伝いできればという想いが湧いています。
目先ではご迷惑ばかりかけていますが、「可能性」を少しでも切り開いていくことで、「将来性」を感じていただき、今後共おつきあい頂けるよう努力して参りたいと思います。


・その他にも、ご縁が色々つながった

3年ほど前から「流れを感じ、ご縁の中で生きていく」スタイルにしてから、
・前職を辞めた後、前々職の同僚から仕事のお誘いがあり今年の7月まで働かせてもらえたり
・「みみずの会」の野菜ボックスの配達を引き継がせていただいたり
・前々職の先輩でゴルフ場に今は勤めている方からお仕事のお話が舞い込んだり
・3年半前は「あこがれ」であった寺田本家さんと、人間関係をベースに特別に「酒蔵ツアー」を開催させて頂いたり、そのご紹介でホームページ作成をさせて頂いたり
・市役所の農政課のご担当者が「なぜこれほどまでに?」と思えるほど協力してくださったり
・おかげさま農場の高柳さんと来年新たな教室をやることになったり、とご縁が繋がって仕事が少しずつ増えてきました。

それなりの努力はしていますが「バリバリ営業」というスタイルではなく、「必要なことが必要なタイミングで起きている」という感覚で生きているので、一生懸命考え続けそれなりの行動をとると、いつの間にか道は少しですが開けてくることがわかりました。例えば11月頭に全く見えていなかったことが、11月末には見えてきたときにそれは実感しました。

これもやはり「ご縁がつながった」からですよね。

変に作ろうということではなく、きちんと自分の道を歩み、「ご縁を感じ、感謝する」ことで、繋がっていく。そういったことが更にこれから増えてくると思います。

この1年は、それが「仕事の面」でも同じだということがわかった1年でした。


・そして、お金のことを考えた

「自営業者」にとって、立ち上げ時期の一番大切なことは「生計をどう立てるか?」です。特に、前々職の同僚の会社のお手伝いを辞めてからは完全に独立独歩になったので、毎日が「お金」とつきあう日々でした。

「お金が一番大切ではない」ということは、今でも変わりませんが、「最低限のお金を稼ぐ」ことは必要です。と同時に「お金は諸刃の剣」であること、「お金は麻薬」のようなもの、「お金を支配するか支配されるかで生き方は天と地ほど違う」など、本当にお金のことを良く考えました。自分が「お金の力」を実感するほど、現在のグローバル社会や社会の問題が「お金の良いところと悪いところ」を通して見えてきました。

目先、生活が成り立つお金=生計が立つ状態、が必要なので、11月下旬からこれまたご縁で「農産物直売所」でアルバイトを入れはじめましたが、最低ラインに来春には持って行ったら、お金とは関係なく「本当にやりたいこと」に着手したいと思います。

ちなみに、「本当にやりたいこと」をやり続ければ、結果的にお金もあとからついてくることは論理的にも今までの経験からも理解することができました。

ただ、その「後からついてくる」の「期間」の問題で、手持ち資金が無いとどうしても「目先のお金」を作らないといけなく、そこに時間を取られると「本当にすべきこと」に時間が避けないというジレンマも感じています。

ここは「バランス」がとても大切ですね。


・最後に、本当にやりたいこと

今年は、「田んぼと畑の自給教室」、来年は「食と命の教室」をやりますが、両方共なぜか「教室」という名前を自分はつけていました。

また、ヘレナ・ホッジバーグさんの「懐かしい未来」の本や講演会などに行ったり、辻さんとの対談本を読んで気づいたのは、「グローバリゼーション」に対する「ローカリゼーション」であり、「カウンターカルチャー」など「第2の選択肢」を作ることでした。

もう10年も前になると思いますが、私の人生で大きな影響を与えた元CTIジャパン代表の榎本さん(今年、「よく生きる研究所」を設立)が、イギリスから帰ってきた時に「大手企業などから提示されたものことを選択するしかない生き方」についての問題定義をしたことに、私は「はっ」としたものです。

そして、その問題定義がずっと自分の中に生き続け、学校を出て会社に就職し・・・という何がおかしいかわからないけどおかしいと感じていた生き方の問題に気づきました。

それは「自分たちで思い描く未来を作って生き方」が大切だ、ということです。

すると「第2の選択肢」が必要で、それは「自分で思い描いたもの」であり「自分たちで作っていくもの」であることというのがわかりました。

そして、最終的には私が学生の頃からずっとしたかったことは「コミュニティー」を作ることであり「学校・セカンドスクール」を作ることだということも改めて整理できました。


「農村は生きるセカンドスクール」


これが、来年のテーマになるでしょう。

私が農村が好きなのは、そこにあった「かつての生き方」は「本来の生き方」がまだかろうじて残っているからです。

「生きること=生活すること=暮らすこと」です。

大地に根ざし、食べるものを作り、先祖代々から受け継がれた命のことを考えることで自分のアイデンティティーを感じ、そして子孫へ残していくことを考えることで自分の役割を認識する。

今の生き方は「根なし草」だから、どうしても「外部の刺激」に依存してしまいます。
たくさんの問題があり、そういった問題の発生原因は、そういった「社会」を作ってきたのは私も含めた「大人」にあります。だから、違う社会を小さくとも地域で作っていくことで、子供たちに「違う選択肢」を提示できるようになりたいわけです。

違う選択肢、つまり、自分で未来を描き、そういった社会を作る活動ですね。

その軸は「農村」にあります。あるいは「かつての暮らし方」にあります。


ようは、榎本さんの「良く生きる研究所」みたいなものでしょうか


来年は、寒い冬を通り越し、精神的にも金銭的にも自分が思える豊かならラインを越し、今ここに暮らす意味を実感できる地域作りを始めたいと思います。

まだまだドタバタは続くでしょうが、ひとまず2012年は今日で終わりです。
1年間お疲れ様でした。そして1年間有難うございました。

出会って皆様、ご縁が繋がった皆様、サポート頂いた皆様、おてんとさま、大地に感謝感謝です

来年もみんなにとって良い年でありますように
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手作りポテトツリーとサンタさんへのプレゼント

2012年12月24日 | 素敵な家族・子供との時間
クリスマス・イブ。
仕事を終えて、慌ただしく「サンタさんのプレゼント」を買いに行き、家に帰ると、なんとポテトサラダでツリーを作っていました


じゃじゃーんへ~、こんなレシピがあるんですね~


こちらは長男が作った「トナカイとサンタさん」


こちらは次男の「サンタさん」


ケーキも手作りで(写真撮るの忘れた)、生クリームの泡立を子供たちがやったそうです。

何でも「みんなで手作り」だと、安上がりだし、楽しいし、和むし、いいことづくめですね

昨年、「もりのこびとたち」というサークルで作った「蜜蝋(みつろう)」のロウソクでキャンドルライトアップ


そして、一番「凄いな~」と思ったのが、我が子のサンタさんへのプレゼント

サンタさんへ「何度も「プレゼントお願いします」という手紙を書いてきたのですが、この日は「サンタさんへのプレゼント」を作って置いてあったのです

「プレゼントのお願い」じゃないんですよ。寒い中プレゼントを運んでくれる「サンタさんへのプレゼント」なんです。なんて心優しき我が子でしょう


そんなこんなで、ドタバタした年末に、少しほっこりできる時間が持てるのがクリスマスの良いところですよね

大人には見えなくとも、子供には見えているものがある。
それがクリスマスのよいところ。

シュタイナーでも良く言いますが、子供にとって、毎年「ファンタジー」をより強く体感できるこの時期、素敵ですよね
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ゴルフ場で「出張餅つき」

2012年12月23日 | 素敵な空間・イベント
先日、「農家の出張もちつき」をやることを告知しました。
その時のブログは→こちら

そして、本日、成田のハードなコースで根強いファンがいる「スカイウエイCC」さんで、根本さんと一緒に「出張もちつき」に行ってきました

先日、おかげさま農場の野菜も販売させて頂いたのですが、とにかくスタッフの「ホスピタリティー」の高さが抜群なゴルフ場です。

1人1人のお客様と気さくに話し合える関係ができていて、「居心地の良い場」「楽しい雰囲気」が、スタッフとお客様との会話から伝わってきていました。

今回も、コーススタッフやフロントスタッフなど「一丸」となって、餅つきに参画されていて、とってもやりやすかったです

看板もきっちり用意して頂いていました


根本さんの臼をど~んと置いて。


なんと、名札だけでなくハッピも用意頂いていました。
根本さんの男前も更にあがっています


打ち合わせをした後、午後から準備開始


根本さんが用意したのは「満月もち」という品種のもち米。
普通のもち米は「早生」が多いのですが、この「満月もち」は奥手で「美味しいのはわかっているけど生産性が悪いので作らない」という品種だそうです。

「そもそも美味しい品種」に「根本さんの栽培技術」が加わって、さらに「根本さんの繊細な蒸し具合」が加わります。
例えば、蒸し器に移したお米の真ん中を少しへこますのは、蒸気の上がりをよくするためのちょっとしたコツです。


「パワフルな杵つき」が全てかけあわさるので、「出来立て」は無茶苦茶美味いのです

今回は、私は「合いの手」で合計5回やったので、餅つきの場面の写真は撮れませんでしたが、「合いの手」に関して言えば、まあまあ上達しましたよ

ただ、手が荒れてしまって、「水仕事」だけでなく「餅仕事」でも手が荒れるんだな~ということを実感しました

最後の方は日が暮れて、ライトアップされた中で餅つきをしていたのですが、それにしても、ゴルフ場のスタッフは全員総出で入れ替わり立ち替わり、お客様のためにおもてなしをしていました。


根本さんとスカイさんの「方向性」は共通項があると思いましたし、今回の「初対面」「一緒に初仕事」をしたことで、将来的にゴルフ場にもそのお客様にも、根本さんにとっても私にとっても、みんなWIN-WIN-WIN-WINの関係になれるような仕事を一緒に出来たらいいな~と思いました

そのためにいるのが「農村コーディネーター」という役割ですし、こういったことを1つ1つ繋げていきながら、発展していけるように積み上げていきたいと思います

スカイウェイさん、素敵な場を提供いただき有難うございました
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一生涯、地震は続く

2012年12月22日 | 自分の時間
早朝、車のラジオで「東日本大震災の余震はまだまだ続くよ」と言っていたのを聞いて、自分の整理も兼ねて、情報共有を。

12月7日に起きた「三陸沖地震」は、昨年の東日本大震災の余震でした。

ラジオのおじさん曰く、「東日本大震災は逆断層型」の地震だそうで、プレートがはねあがったそうです。

その反動で、12月7日に起きた余震は、プレートが沈み込む「正断層型」だったそうです。

まあ、その話はさておき、「本震」の後の「余震は」ずっとずっと続くんですよ。

2004年に起きた「スマトラ島沖地震」何となく覚えていますか?
マグニチュード9を超す大地震だったのですが、その「余震」が今年もマグニチュード8以上で起きていたことも、覚えている人はなかなかいないのでは?


私が何故覚えているのかというと、「我が身の事」と思ったからです。

スマトラ沖の大地震から「8年」も経ったのに、マグニチュード8を超す「余震」が起きるなんて、凄いことだな~、と思ったのですが、大地震はそれほどプレートにゆがみやひずみを起こしているので、それがある程度安定するまでは数十年はかかるということを聞いたからです。30年ぐらい、ゆがみやひずみを戻すために、大きな地震が続いてようやくある程度落ち着く、ということですね。

で、東日本大震災も、同様に大きなゆがみやひずみを起こしていて、その余震は「30年は続く」ということを聞いて、びっくりしたと同時に、「なるほど、それほどのエネルギーだったわけだもんね。逆に言えば、人生、ほぼ地震と付き合うんだね」と、地震列島日本に住んでいるという意味をようやく理解できたわけです。

更に、「首都圏直下型地震 3年以内に70%以上の確率で起きる」なんてことが報道された時は、もっとびっくりしました。

公にそういったことが報道されるなんてことも、私の人生にとっては初めてでした。
「関東大震災が60年周期ごとにくるから、そろそろ来る、もう来る」なんて、小さい頃から言われていても、結局、来ないのであまり気にしなくなったのですが、「3年以内に70%」と聞いた時は、「70%!?それってほんと、来るんだろうね・・・恐ろしい・・・」と思いました。

もう一度整理すると
・3年以内(今でいえば、あと2年以内?)に70%の確率で首都圏直下型地震が来る
・東日本大震災の余震は最低30年は続く
こう考えると、私の親世代は残りの人生、ずっと東日本大震災の余震とつきあうわけです。
私の世代は、おじいちゃん・おばあちゃんになるまで余震とつきあうわけです。
私の子供は、結婚して子供が生まれる頃まで余震とつきあうわけです。

そういった国に私たちは住んでいるという「自覚」が生まれました。

wikiの「余震」を見てみると、1891年の濃尾地震や1945年の三河地震の余震が今も観測されていて、100年以上観測される余震もあるとのこと。

なので、私の子供も孫もずっと「東日本大震災の余震」とつきあうのかもしれません。

思い返せば、1995年の「阪神・淡路大震災」、2011年の「東日本大震災」だけでも、6年に1回、凄まじいほどの「大震災」が起きているわけです。

そして、あと2年で70%の確率で「首都圏直下型地震」が来ると言われており、その他にも近いうちに千葉県東方沖や東海でも起きるわけですね。

日常で何となく地震に対する意識が薄れていきますが、どれだけ「当事者意識」を持って準備をするかで、「いざ」という時に、自分の家族や地域の人の被害を抑えることができるかが決まってくると思います。

年の瀬ですが、防災グッズを買い込むというより、何かあった場合の避難経路や連絡方法、判断方法などを家族や職場ですりあわせておくべきと思いました。

「地震列島に住んでいる」という自覚、子供や地域のいろいろな人にきちんと理解浸透させていくのも、大人の役目、ですね。

まずは、家族と今年を振り返りながら話したいと思います
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榎本さんの「よく生きる研究所」

2012年12月20日 | 素敵な人・友人との時間
中学性ぐらいの頃から、東京まで毎朝6時の電車に乗り、夜中に帰ってきて、休日は家でゴロゴロしている父の姿を見て、将来に対して漠然とした不安を覚えていました。

大学、また社会人になっても若い頃は、いわゆる「自分探し」みたいなことを考えていました。

「どういった生き方をしたらいいんだろう?」

若い頃の最大のテーマでした。

一方で、仕事をしていないと不安になるという状態も。しないと不安になるので、休日も会社に行ったり。

しかし心の中では「仕事をやらなくなったらどうなるんだろう?」という思いもありました。趣味を作る、ということも、あまり価値を覚えず、好きなアーティストや趣味をやっている人をみて羨ましいと思ったこともありました。

しかし、今は違います。
今、やりたい事が沢山あります。
生き方については、筋が通っていて、悩むことなどありません。

それは、「生活すること=生きること」という当たり前のことを知ったから。
生き活きるためには、食べ物を作り、家を作ったり修繕し、衣類を編んだりする必要があり、それが「仕事」であり「生きること」、つまり「生活すること」ということなのです。

「大手企業や国や行政から与えられた選択肢から選ぶだけの生き方」、それは「生きている感」がありませんでした。

今は、「自分で考え、少しでも生活を取り戻し、生きている感を感じられる地域社会を作る」ことを目指して生きているので、迷いはありません。


そんな自分の生き方に導いてくれた存在が2人います。
私の人生を大きく変え、常にその「存在」が私を鼓舞している方がいます。

1人がCTIジャパン創設者の榎本さん、もう1人が鴨川の林さんです。


そのうちの1人、榎本さんが、新しい活動を開始しています。

榎本さんは、CTIジャパンというコーチングの会社を創設した方です。

私が20代の頃、「自分の在り方」「生き方」に新たな種を蒔く機会を与えてくれた榎本さん。
そこで蒔いた種が芽を出し、10年経った現在、今のような生き方を歩むようになっています。

そんな榎本さんが「よく生きる研究所」というものを創設しました。
「life journey」という今までの生き様を綴ったコーナーがホームページに載っていて、とても面白かったです。

自分や社会を自分の目で見つめ、天からのギフトや流れを受け止め、歩んできたからこそ書ける内容です。

私も「ご縁」「流れ」に沿って生きるようになってから、随分生き方が変わりました。他の方にも「原点」になるかもしれませんので、ご関心がある方はどうぞご覧下さい。

こちら→よく生きる研究所
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今年最後の「田んぼと畑の自給教室」♪

2012年12月16日 | 農的体験・生活
今年最後の「田んぼと畑の自給教室」を開催しました

昨年の11月頃に根本さんと出会って、半年かけて準備してきた教室ですが、今年5月から毎月開催し、あっと言う間に半年経ちました。

今月も新しい参加者が「紹介」で来てくれて、毎回嬉しい限りです
一方で、運営上の課題も色々出てきました。

・根本さんとの交流を取る時間がなかなかとれなかった
・お米などの販売にあまり力を入れられていなかった
・根本さんでないとわからないことがたくさんあり、根本さんに負担がかかるだけでなく、何かトラブルがあると対応ができなかった
・主催者としても、根本さんとしても、持ち出しがあってこのままだと続けられないぐらい「サービス」をしてきてしまった
・「いただきます」「ごちそうさま」といった当たり前のことが、みんなで一緒に出来る食事提供の方法が開発できなかった

などなど。

ただ、一通りやってきたことで、色々な「経験」が積めました。

そして、今年最後は、参加者も多くはないという予想(実際は12家族40名ほどいたのですが)と、年末で収穫もほぼ無い状態でゆっくり時間をとれることもあり、「根本さんとの交流の時間」を盛り込んだプログラムにしました


まず、午前中は10月も行った「餅つき」&「のし餅作り」をみんなでやりました。
今回は、臼の下にワラが敷かれていて、なんだか雰囲気が出ています


私は合いの手など色々やったので写真を今回は撮りませんでしたが、10月と大体同じ感じですので、詳しくは10月のブログをご覧下さい→こちら

ちなみに「出張餅つき」も初めていますので、根本さんの餅つき姿を見たい人、根本さんに来て欲しい人は、ご依頼くださ~い →こちら

そして、お昼と思いきや、プロパンガスが切れるというトラブルが発生
そこで、午後に予定していた丹波黒大豆の脱穀を急遽、間に入れました
根本さんがとってきて頂いた丹波黒大豆。


鞘はこのように枯れて茶色くなっています。


これをあけると、中から真っ黒な丹波黒大豆が登場


本当は、カラッカラに乾いて、振ると豆が「カラカラッ~」と鳴るぐらい乾燥しています。なので、脱穀は、バンバン叩けば勝手にコロコロお豆が転がり出てくるのです。

しかし、最近の天候の問題で、鞘が少し湿っていたので、面倒ですが1つ1つ手で鞘を開けてもらうやり方で、脱穀をやっていただきました。


黙々と大豆をとる参加者のみなさん。集中力があります


そしてこの間、「釜炊きのご飯」も出来上がりました


これが最高に美味い
炊飯ジャーよりガス釜の方が圧倒的にご飯は美味しいのですが、木を燃やして釜で炊いたご飯はガス釜より更に美味しいですよね~おこげも醤油をかけて美味しかった


さて、午後はいよいよ「根本さんとの交流タイム」

こちらが、根本さんのレジュメ。
実は根本さん、あちこちで「プレゼン」をしていて、パワーポイントで作った資料をお持ちなんです。これを使って「地域を保持し、未来へ続けていく活動」として、「経営」として、そして「農家」として、日々の活動を紹介頂きました。


お話が終わった後に、質問などがいくつか出ました。
聞いていて思ったことは、「農家さんと直接話す機会は滅多に無い」という事実。
根本さんと毎月会っているとはいえ、農家の現状を伝えてこなかったこと、だからこそ伝わっていなかったことがたくさんある、という当たり前のことに気づきました。

多分、「顔の見える生産者から買う」という言葉はあっても、実際にそれをきちんと出来ている生産者、また消費者はなかなかいないはずです。

こんな教室を主催している私は特別な立ち位置であって、一般消費者は、生産者と会話をすることは「非日常」なわけですから。

例えば、お米も野菜もおんなじで、「農家がやっていける価格」というのは、農家側の話であって、消費者に値段を提示しているのは「小売」であって、消費者は「小売」からしかメッセージを受けることができません。

だからこそ、こういった「消費と交流出来る企画」をやっているのであって、きちんと、農家側から「やっていける値段」を提示し、それが消費者側から「スーパーと買うのとさほど変わりがない。だったら、農家さんから買った方が良い」と思ってもらえる「メッセージ」を発信し続けなければいけないと思いました。

根本さんのところも、結局、「買える商品×価格」が毎回提示されないまま、ここまで来てしまいました。わかっているけど、なかなかできてこなかった・・・。反省です。

このあたりは、とてもシンプルなのですが重要な話です。

少し根本さんとも話しましたが、来年以降はきちんと
・買える商品×価格を明示し、商品として現物を並べておく
・受付時に欲しい商品を注文を受けれるようにする
といったように「買ってもらう習慣をつける努力」をこちら側がからする必要があると感じました。

根本さんは農家ですし、「作っている人」が「買ってくれ」というのは、なかなか言いにくいこと。だからこそ、私がやる必要がある。

そこに「農村コーディネーター」として主催をしている私の存在意義もあるんだ、ということを考えさせられた時間になりました。

と同時に、私のような立場だからこそ「伝えるべき情報」をたっくさん持ち合わせていて、「楽しい」だけでなく、「ためになる」教室に変えていかなくては、という思いも持ちました。

来年の1月20日(日)の「手作り味噌教室」で、「田んぼと畑の自給教室」も今年度が終了となります。

次回、楽しみながらも「伝えていくこと(商品提案、食についての情報など)」をきちっと盛り込みたいと思います

参加者のみなさん、1年お疲れ様でした
また、来年もよろしくお願いします

根本さん、今年の経験を糧にして、来年は、「飛躍の年」にしましょう




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縄文時代で栽培していた!

2012年12月15日 | 素敵な空間・イベント
本日は、佐倉市にある「国立歴史民俗博物館」に初めて行ってきました

というのも「ここまでわかった!縄文人の植物利用」というフォーラムがあったからです。

縄文時代について知識はほとんどないのですが、

・子供は7歳までは神の子、7歳になって初めて魂が入り人間となると考えられていた
 →今の七五三と同じ思想が縄文時代からあったとびっくり
・縄文時代は、分け隔てなくみんなで食べ物をシェアし、身体障害者の方にもきちんとシェアして共同で暮らすという知性は一番高かったらしい

など、日本人のもっている人間性や思想などがそんな時代から続いていたんだ、ということに関心をもっていました。

そんなレベルの知識なのですが、「私達のルーツ、祖先の暮らしぶり」に関心があって、今回参加したのです。

明日の「田んぼと畑の自給教室」の準備があったので、午後14時頃までしかいれなかったのですが、予想以上に「面白い

縄文時代は1万年以上あるそうなのですが、ここ数年で、次々と新発見があったそうです。

例えば
・大豆を栽培して食べていたということが明らかになった
 →縄文人は「採種・狩猟」で生活していたと考えられていたが、「栽培」をある程度やっていたことが2007年にわかったそうです。人間って7000年ぐらい前から「栽培」をやっていたんですね~

・用途にあわせて素材を選んで見事な編みカゴなどを制作していた
 →7000年前の遺跡から、様々な様々な技法と素材を必要に応じて使い分けて作っていたことがわかったそうです。例えば、70cmぐらいの高さになる大きな編みカゴなども作っていた。縄文土器、土偶、というイメージだったのが、実は編みカゴとかを色々作っていたんですね~。今も残る伝統文化である「編みカゴ」の技術は、なんと7000年前ぐらいから続いていたものなんですね~

・ドングリより、クリ、トチノキなどをもしかしたら栽培していたかも
 →教科書などでは、クリ、クルミ、ドングリなどが主食と書かれてきたのですが、実は縄文前期はクリ、後期はトチノキが多く、しかもある程度採取したものを林のようにして栽培していたと推測できるようになったそうです。さらにトチノキのアク抜きのための大規模な施設も見つかったそう。また西日本はドングリを食べ、東日本はクリが多かった、など詳しくわかってきたそうです。

・麻の繊維利用だけでなく、食用としての麻の実、また麻の油を利用していたということが見え始めた。もしかしたら、縄文ロウソクというのもあったかも?


・ウルシは日本原産ではないのだが、12600年前にウルシを利用していたことがわかった
 →私は全く知らなかったのですが、既に縄文時代に見事なまでのウルシ塗りの弓などが見つかっていました。しかし、ウルシの木自体の伝来はもっと遅くと思われていたのに、ウルシの木が伝来していないはずの12600年前のウルシの木片が遺跡からみつかったそうです。これは、常識を覆す発見だったそうです。つまり、12600年前に何かしらの利用目的でウルシの木を中国、朝鮮半島を経て持ち込んだということになるそうです。


1つ1つの話はともかく、私が思ったのは
・植物を栽培し、食料の糧にすること
・植物を利用し、編みカゴなどをつくること
・麻やウルシを生活の中で使っていたこと
など、縄文時代という本当に遠い昔の祖先がやっていたことは、ほんの100年前ぐらいまでに普通に続いていたんだ、ということでした。

つまり、人間が生きていくための基本モデル、また技術はなんと数千年前から確立していたということ

凄い話です。

それが、産業革命からの300年ちょっとで劇的に変わったのですよね。

逆に言えば、人間が数千年もかけて伝え続けてきた「基本生活スタイル」は、DNAに刻み込まれているはずで、みんなが、野菜を作ったり編みカゴを作ったりすることを「体験でやってみたい」とことは、「人間の本能」といっても過言じゃないんでしょうね

ここまで来ると、「稲作文化」よりも、ずっとさらに昔から、栽培をしたりウルシや麻を生活に取り入れたり編みカゴを作ったりすることの方が、「日本人のDNA」に刻みこまれている「ルーツ」ということになります。

う~ん、そりゃ「やりたい」という想いが沸くのも当たり前ですな。

別に縄文時代に戻りたいというわけではなく、先祖からDNAに刻み込まれた生活スタイルをちょこっとでも実践することは、体が喜ぶことであり、ルーツに触れることにもなるんだ、という感覚でやってみたいと思いました

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グリーンツーリズム担い手養成講座 修了!

2012年12月13日 | 素敵な空間・イベント
千葉自然学校の「グリーン・ブルーツーリズム」の最終日が終了
修了書を頂きました。卒業式のようなのは、超久しぶり

また登録費用を払って「cone(コーン)リーダー=自然体験活動協議会の認定」にもなりました。まあ、だからといって何もないのですが

色々な目的、経験、条件の方が参加しているのですが、その参加者の意識がとても高いことがよかったです

みなさん「都会の生活に対する問題」意識と「農村にある自然資源」に注目していて、それぞれが各地域で様々な田畑企画を練っているんですね。

4年程前に参加した「鴨川自然王国」の「里山帰農塾」の参加者に匹敵するぐらい意識が高いのです。

また、同様の問題意識を持っている「団塊世代(年金で生活が安定している世代)」と「若者世代(収入を得る仕事が必要な世代)」が何か力を合わせられる仕組みがあったらな~、ということも、4年前と同じように思いました

「同様の問題意識」を持っているみんなが団結して、地域の様々な課題(耕作放棄地、後継者問題、食の問題、新規就農者、自然体験の場、地域作り、子供の自然体験教育などなど)を解決する流れを本来作っていくのが国や県や市といった行政だと思うのですが、今は選挙ですし、待っていては時間がもったいない

民間レベルとしても、その「架け橋」を作っていきたいと思います。

「農村コーディネーター」が本当の意味で求められている時代はもう来ているはずです
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根本さんの「農家の出張餅つき」スタート!

2012年12月11日 | 仕事の中で
根本さんと「出張もちつき」を承ることにしました

餅はもともと正月や祝い事などの「ハレの日」のための特別な食べ物でした。
稲作を中心として暮らしてきた日本人は、餅を神祭や通過儀礼の食品としていました。そしてお正月に餅を食べることで、神の霊力を体内に迎え、生命力の再生と補強を願ったといいます。また、昔はお正月を年玉(年魂)といい、家族やゆかりの人に餅を配る風習が各地にありました。

しかし、今ではなかなか餅つきをする機会は無く、スーパーなどで買ってくる餅を飾る程度になってしまいました。

そこで
毎年、地元の子供会、お客様の交流イベント、老人ホーム、小学校などいわば「餅つきのプロ」としてお餅をついている農家の根本さんが、「出張餅つき」をしてくれることになりました

詳しくはこちらから→「根本さんの出張餅つき」

見てください、このたくましい腕とプロのつきっぷり



・器材一式、根本さんの作った美味しいもち米(満月もちという品種です)など全部用意して、つきあがりまでやります

・何より根本さんの迫力ある餅つきが間近で見れます

・お子様用の臼と杵もご用意


・しかも、あまったその場で「のし餅作り教室」を行って、お持ち帰りできます

子供会、老人会、住宅展示場など、いろいろな場所で開催できますね

でも、もうこの時期は、予定が組まれているので今年は注文は難しいかな?
もし、ご関心ある方は、下記「みん村」のHPをご覧くださいね

詳しくはこちらから→「根本さんの出張餅つき」
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夜空と日の出

2012年12月11日 | 素敵な空間・イベント

昨夜、茨城で面談があったのですが、その場所は半分山の中。

車を降りてみると、辺りはほぼ真っ暗であるため、自然に夜空が目に飛び込んできました。

その星空の美しいこと

「お~、すっげーきれい」と、うなるほどbeautifulでした

(写真だとその美しさは撮れないので載せません)

久々に夜空をみたのですが、冬の星空は本当に綺麗ですね。

街灯やサインがある成田中心部だと、意識しないとなかなか夜空の美しさには気づきません。

でも小学校の頃、星空観察した時、本当にきれいだったな~、という記憶はまだ残っています。たまには夜空を眺めて浸るのも良いですよね。


そして、今朝は4:44に目が覚めてしまったので、朝の「妄想・構想タイム」でお出かけ。

昨夜の夜空が忘れられなく、車ではなくあえて自転車で出かけました

寒空の下、風が手を切るように吹き付けてくるのがまた刺激的

辺りは真っ暗ではないのですが、それでもやっぱり夜空は綺麗で、特に下弦の月も絵に書いたような形できれいでした

そして、日の出は最高に美しい
東の空がオレンジ色になっているのに西は深い紺色でまだ夜。そのグラディエーションの美しいこと

きれいだったな~

自然のこの美しさを、小さい時から子供には味わせてあげたいし、大人になっても「自然の美しさに感嘆する」ことを忘れないでいたいですね

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