半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

クモの巣クモの子!

2009年07月31日 | 農的体験・生活
 あんまり良い写真じゃないので、見たくない人は見ないでください(笑)

何って、クモの子がうじゃうじゃいたんです

 何気なく、ゴーヤを絡ませているネットを見たら、なにやら薄黄色い塊があって、「なんじゃこりゃ?」と近づいて見ると、クモの巣に何かが引っかかっているような。。。ん?違う、これは、クモの子の塊だ


 「クモの子を散らしたような」って、いう言葉を聴いたことがありましたが、本当に、その意味がわかりました。

 ゴマ粒より小さいぐらいのクモの子が、わんさか固まっていて、多分、クモが卵を産んで、丁度それがふ化したところを発見したんだと思います。

コレ 
 ↓


 もう、何匹いるのかわからないぐらい。どうするか、とちょっと悩んだんですが、妻の提案で「焼いてしまう」という手段を選びました。

 炙った結果、にょろにょろ~んって、クモの巣が糸のように下に垂れて、そこにクモの子達が、わ~っと鈴なりのようにくっついて、地面に降りて散って行きました

 多少はやっつけましたが、逃げていった子供達は、また、子孫を増やして行くんでしょう。

 まあ、クモやトカゲなど、虫を食ってくれる奴らは、有り難い存在なのですが、余りにも多いとね。。。

 こんなの、田舎では当たり前なんでしょうが、初めて見たので、びっくりした体験でした。
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パキスタンから来たアリ君と「佐原(さわら)」観光

2009年07月29日 | 素敵な空間・イベント
 さてさて、前日に続き、この日も、パキスタンから来たアリ君と奥さんと一緒です。

 外は、いい感じで、

 で、この日は、「佐原(さわら)」観光に出かけました。

 佐原は、「江戸優り(まさり)佐原」というキャッチフレーズが付いている町で、平成の大合併までは、佐原市だったのが、今は、香取市の中の1つの中核をなす町となったところです。

 川越が「小江戸」を称するように、佐原も「小江戸」という名前を掲げています。
 
 銚子→佐原→下総神崎→成田、と成田線は続くんですが、銚子は、太平洋に面していて、湿度と温度が醤油などの醸造に適していて、醤油メーカーがヤマサ醤油、ヒゲタ醤油、と2つもメーカーがあり、また、佐原や下総神崎は、米どころ、ということもあり、酒、味噌などの醸造会社が多くあります。どれも、150年とか、300年といった老舗ばかり。

 理由は「利根川」があったから。「船」で江戸にすぐに運搬が出来たため、この辺りは大変栄えたそう。特に、佐原は、すっごく栄えたところ。
 

 まっ、そんなこんなで、佐原にアリ君を連れてレッツゴー

 奥さんは、臨月なので、アリ君と奥さんとうちの赤ちゃんは車で、私と長男は、久々電車でレッツゴー

 うちの子は、超久しぶりに電車に乗れるんで、ウキウキワクワクして、電車に乗っていましたよ



 たった2駅だったんですが、たまたま目の前のおじさんが、佐原が地元の人で、佐原に着いた後も、少し、道を案内してくれました。やっぱり、田舎の人はいい人が多いね~

 で、まず、お昼ご飯に、観光案内に載っていた「小堀屋」という老舗のそば屋の本店が、なんと休日で、仕方なく「支店」というところに行きました。
 
 一応、パンフレットに「支店」も90年の歴史がある、ということだったんだけど。。。行って見たら、本当に普通のお店

 建物も鉄筋コンクリートで、店内も、メニューも、味も、、、全部普通でした。観光バスもこの「支店」に来るらしいが、わざわざ来た人は、残念がるだろうな。。。行くなら、本店だろうね、やっぱり。


 そばを食べた後、佐原の町をぶ~ら、ぶら

 まず、目に入ったのが旧三菱銀行佐原支店。

 明治時代に建てられた、西洋式のレンガ作りの建物で、平成元年まで、営業していたんだって。それを壊すのもなんなので、佐原市に寄付されたそう。

 今は、裏側のビルと繋がって、観光案内所みたいになっている。

 風情もあるし、中の展示物も、昔の道具(練炭か墨で暖めるアイロンとか)が展示してあって、アリくんは、しきりにビデオを撮っていました。





 
 ここでちょっと、寛いだ後、一応「本命」の「船による小野川の遊覧」


 この小野川周辺は、国から、「重要伝統的建造物群保存地区」の指定を受けているそうで、たまに、TV撮影もされるぐらい、風情があっていい感じ。

 200年とか、300年前の蔵や、木造建築物や、柳が垂れ下がっている川のほとりをぶらぶら歩くのは、女の子や年配の人にはいいかもね。フランス料理店なんかもあるし。

 船で、のんびり30分ぐらい小野川を遊覧しましたよ




以下が佐原のHP。頑張っている町だね~。

 http://www.sawara.com/furui/index.htm

 
 遊覧を終えて、「お茶でもしようか」ということで、たまたま見つけたのが以下の喫茶店。

 実は、佐原で一番有名なのは「伊能忠敬(いのうただたか)」。江戸時代に、日本で初めて正確な「日本地図」を作った方。皆さん、社会の時間で習ったけど覚えている?

 55歳で、測量の旅をスタートし、10回にわたって日本を歩き、合計3万km以上、約地球一周分を歩いて、江戸時代に正確な日本地図を作った偉人です。
 
 で、その伊能忠敬さんは、伊能家に婿入りした人なんですが、その伊能家の末裔がやっているのが、この喫茶店なんだって。びっくり



 お店の名前は、「珈琲 遅歩庵いのう」。伊能茂左衛門家の子孫17代当主・伊能辰郎さんが営む喫茶店だそうです。

 店内の以下のように、質素で、落ち着いています

 電灯器具など、一部の建具は、明治時代の物を使っていたり、ちょっとしたディスプレイには、江戸時代の200年以上前のコーヒーメーカーがあったり。

 また、お汁粉は、200年も前のお茶碗で出してくれるとか。

 コーヒーも美味しく、対応して下さった奥様も品格があって、そんなに大きくないお店ですが、非常に居心地が良いお店でした

 友達がこっちに来て、佐原観光をする場合は、立ち寄り必須の喫茶店、となりました




 というわけで、皆さん、暇ができたら遊びに来てくださいね~
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パキスタンからきたアリ君とカレー

2009年07月28日 | 素敵な人・友人との時間
 梅雨があけた、というけど、実際は、梅雨のような日々が続いている今日この頃です

 そんな、田舎に、我が妻の友達と、その旦那さんが来てくれました

 旦那さんは、パキスタンから来たアリ君。

 うちの長男が、赤ちゃんの頃、1度会ったことがあるんですが、まあ、初めての外人さんって感じですかね。特に警戒せず、普通に話していました。さすが、社交家の我が息子

 
 そして、奥さん(うちの妻の友達)は、来月出産予定。出産休暇中で、会社を休めているということで、来てくれました。アリ君は、英会話学校の先生で、お休みをとって来てくれました。

 奥さんに色々話を聞いていたら、ゆくゆくは、パキスタンに行くつもりなんだって。

 インドとかは、なんとなく馴染みがあり(?)ますが(2回行ったことがあるので)、パキスタンっていうと、あんまり無いよね~。

 公用語は英語だけど、アリ君のお母さんや親戚は、英語がしゃべれない、そんな中、嫁ぐって、なんだか凄いな~。食事だけでも、やっぱり、和食が無いと、飽きちゃう気がするしね アリ君は、ご飯は好きじゃなくて、パンが好きなんだって。私は、ご飯と味噌汁が無い生活なんて1週間でギブアップだな~。

 まっ、そんな事を思いながらも、パキスタンは、インドとも近く、食事も習慣もインドに近いらしく、カレーは日常食。ということで、夕食は、アリ君に、本格カレーを作ってもらいました

 
 今回は、「チキンカレー」を作ってくれました イスラム教だそうで、チキンについては、「洗礼?」を受けた肉なら食べれるそう。お肉は、わざわざパキスタンから送ってもらったらしい。

 で、作り方は、やっぱり日本のスタイルと違ううんですね。

 まず、たっぷりの油で、玉ねぎを「素揚げ」する感じで、じっくりと炒める。英語で「炒める」を「fried」というけど、確かに、日本の感覚だと「揚げる」って感じだね。油たっぷり。

 その後、みじん切りにしたニンニク、しょうが、そしてトマトをミキサーにかけ、どろどろにした物を鍋に入れる。そして、ぐつぐつ煮た後、カレー粉を入れる。カレー粉は、このタイミングなんだね~。

 で、ぐつぐつ煮た後で、チキンを入れ、ぐつぐつ煮て、最後に、彩りを添える感為に、しし唐を入れて出来上がり~

 見た目からして、日本のカレーとは違う、お店の本格カレーって感じで、私は大興奮


 その後、「チャパティ」も焼いてくれる。「チャパティ」は、ナンより小さくて、薄いパンみたいな感じ。作り方は簡単で、全粒粉を水でこねたものを、麺棒みたいなもので、延ばしただけ。

 で、熱々に熱したフライパンとかで焼くらしいんですが、テフロン加工系のフライパンは、空焚き禁止、らしいので、中華なべをなんと、ひっくり返して焼いてくれました アイディアだね~ ほら、美味そう




 カレーの出来上がり~ 

 最初食べた時は、辛くて、ちょっと食べれなかったけど、しばらく経ったら、体が慣れてきたのか、むっちゃ美味しかった

 ご飯より、「チャパティ」の方が、なぜか辛さを感じずに、むちゃくちゃ美味しく頂けました




 いや~、カレーをお願いして、ホント、良かった~

 アリ君、ご馳走様でした~
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ガタンゴトン、電車が走ります

2009年07月28日 | 素敵な家族・子供との時間
ガタン、ゴトン、、、

 おっ、電車の音が聞こえてきたぞ

 すると、我が子は、踏み切りへダッシュ




 うちの住んでいるところは、電車が1時間に1本しかない、ど田舎なんです

 田んぼの中を、単線の4両編成が、ガタンゴトン、と走る風景は、のんびりしていて、非常にいいものです

 ただ、うちの子からみれば、都会に住んでいた分、電車が線路を通っていないのは、何か変なもので、車で踏み切りを渡る度に、「あれ?電車が来ないね?」と言うんです

 
 たまたま、田んぼを歩いて踏み切りの方に向かっていたら、「ガタン、ゴトン」
という音が遠くから聞こえてきたので、

 「あっ、電車が来るよ
 
 と子供に教えたら、我が子は、踏切へ猛ダッシュ

 もう、こんなに遠くへ
  ↓



 「急げ、急げ」と、踏切へ走る子供、追う私。



 
 そして、見事、貴重な電車が走る風景を、これまた貴重な踏み切りで見ることができました



 ラッキーで、良い1日でした  
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梅干、干し干し

2009年07月27日 | 農的体験・生活
 家族が集まり、わ~と騒がしくも楽しい日が過ぎ、今日は、平日の月曜日。

 朝、坊主になった(した)長男が、初めて「ここで食べよう!」といって、朝、採ったトマトをベランダのボロボロのウッドデッキで食べる。

 風が吹いているので、いつもの蚊の襲撃に会わず、なんだか良い朝。でも、もう、7時を過ぎると、暑いんですよね~、この季節は




 そして、ついに、梅干を干しました

 6月の神崎自給教室で⇒http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/d/20090620 で、ゲットした梅を、漬け込んでいましたが、「土用干し」と言われるように、7月下旬~8月頭に干すんですが、どうも、天気がぱっとしなかったんです。

 天気予報は、ずっと。でも、実際には、たまに曇るけど、が続いていて、「干してもよかったんちゃう?」という日が続いていました。

 それで、天気予報によると、木曜日は少し雨が降るようなんですが、月~水まで、曇り時々晴れ、みたいな天気なんで、思い切って、干してしまいました

梅干で~す
 ↓


 色々やり方があるみたいですが、風通し良くするために、ざるに1つ1つ、くっつかないように並べて、レンガでざるの下も風通しを良くして干しています。

 で、3日3晩干す、という流れ。

 夜は取り込む、とか、干した後、1日目は梅酢に漬ける、とか、調べると色々あるんですが、まあ、様子を見ながら、やってみます

 うちの梅は、今も甘い香りが、ぷ~ん、ってするぐらい熟していたものを使ったので、中には、破けてしまっているのもあるんです。なので、あんまり梅酢に漬けずに、乾燥度合いをみながら、まあ、初日漬けて、2日目、3日目は漬けずに干す、っていう手順を取ろうと思います。

 ちなみに、ちょっと前に種をまいた「大根」と「ニンジン」の芽が出てきました 
 
 頑張って開墾した甲斐があるってもんですね

 大根の芽は、カイワレ大根と同じですね。間引いた芽を食べるとやっぱり辛い ちなみに品種は「時無し大根」。3月から蒔ける種です。まあ、そのうち、青首大根とかの種も蒔く予定。
 ↓


 ニンジンは、10日ぐらいして、ようやく発芽しました。ニンジンは、発芽までが勝負らしいですが、大根が2日ぐらいで芽が出たことを考えると、なかなか難しいようです。で、キアゲハの幼虫などが、ニンジンの葉っぱを好んで食べるらしいので、これからも注意が必要です。奴ら、バジルを好きなように食い荒らしているからな~
 ↓


 ちなみに、我が愛しの大豆くん達は、枯れ草マルチをして、毎日丹念に水を上げていたら、ちゃんと育ってきてくれました
 
 若干、虫に食われているけど、まあ、何事も無く育って欲しいものです。

 大豆が取れたら、味噌や醤油や黄な粉とかが、自分で作れるようになるからね
 


 自分で作った米と味噌汁と漬物で、飯が食えたら幸せですがな~

 今年は、とにかく、慣らし運転、とりあえずやりたいこと、作りたいもの、適当に、作っていきまーす
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みんな集合!

2009年07月25日 | 素敵な家族・子供との時間
 世の中は、夏休み

 気候も夏休みを演出するかのように、うだるような暑さが続いています

 で、木曜日から、京都に嫁いだ姉が、子供(私から見れば姪っ子)を連れてきており、土曜日は、東京に住んでいる姉も我が家に来てくれたので、兄弟家族、みんなそろって、わいわいガヤガヤした日となりました

 姪っ子は、もう、つかまり立ち、が出来るんですが、うちの子と学年は一緒なんですよね。この時期の数ヶ月間の差は、大きいですな~。

 で、やっぱり女の子は、雰囲気も違うし、可愛いよね~ 当たり前だけど、髪の毛は長いし、服も可愛いし、女の子だよね~

 うちの庭のトマトやナスで料理を作ったり、今年初めてのプールを出して遊んだり、なんとなく、夏休みモード。

 うちの子は、プールよりも、なぜか、プールの水を使って、車に向かって「ピカピカにしましょうね~」って話しかけながら、「洗車」に夢中で、車をピカピカにしてくれました


 おやつには、ヨモギ餡子団子とか、おはぎとか、姉が持ってきてくれたゼリーを食べたり、と、お菓子も盛りだくさん。うちが、田舎=実家、のような感じになりました。

 うちの母も、久しぶりに家族が全員集合して、喜んでいたと思います。たっぷり遊んで、みんな疲れていましたが、楽しい数日間でしたよ 

 色々なところに住んでいる家族が集まる日は、貴重だし、また、みんなで集まれればと思いま~す

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同期会

2009年07月23日 | 素敵な空間・イベント
 ちょいと、上京してきましたよ。同期の送別会です。

 勤めていた会社で、私の同期は、他の年代と比較すると、たくさん残っている世代なのですが、また、1人、卒業していきます

 以前書いた「沖縄引越し」をする彼の送別会です。


 といっても、まあ、送別会といって、何か特別なことをやるのではなく、「同期会」、同期が集まって、飲んで、食べて、しゃべり倒す、という会になるんですけどね

 会社にいるときより、むしろ、最近の方がよく集まるようになったんじゃないかな?

 もちろん、最初の研修だけ一緒で、配属後は一緒に仕事をしていない、という仲間が多いけど、やっぱり、同期は、いつあっても、同期で、馬鹿話できて、いいもんですね~

 ちなみに、場所は「世界の山ちゃん」。

 名古屋発祥の、手羽先がメインのお店です。東京にもどんどん進出しているんですね~。まあ、なんか、名古屋で食った時より味は落ちていた気がするけどね。

 しかも、集合した駅の目の前で、私が居た会社の仲間が、催事販売していたのには、びっくりしました!こんなところでも売っているのか、頑張っているのか~、とびっくりしました。(ちゃんと売り切れたようです)

 で、話を元に戻すと、沖縄に行く彼は、もともと暑いところが好きで、どうせ引っ越すなら、好きな沖縄に行こう、ということで、うまく仕事を見つけられたみたい。

 沖縄は、仕事も少なく、給与水準も高くなく、色々大変だろうけど、家賃などは安いし、いい感じみたい。やっぱ、あんまり給与、とか、考えずに、若いうちに、一度、好きなところで好きなように住んでみる、っていうのは良いよね

 会社から巣立っていた人数の方が多くなったけど、それでも、集まると、いつでも馬鹿話できるのが面白いね~。色々な分野で色々な面白い話、馬鹿話が聞けるのはよいことです。

 まあ、ビジネスの話には、今のところ、私はピンとこない、というか、頭も心も働かない、のんびりモードなので、馬鹿話、最高
 
 そんなこんなで、いつも、21時半過ぎには寝ている私が、終電ぎりぎりの23時半頃まで店にいたので、帰りの電車はぐっすり寝ました。

 もちろん、家についたら、0:30過ぎ

 朝は、いつも朝の5時とか6時には起きて活動しているんですが、久々に9時過ぎまで寝ていました

 なんか、だらだらしましたが、そんなだらだらした感じも、たまにはいい1日でした
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いのちの授業(本)

2009年07月22日 | 素敵な本
 この前、シカさんから借りてきた本を読み終えました。特に、鳥山敏子さんの本は、あまりにも衝撃的でした。ということで、「いのちを頂く」という事について書かれた本について、今日は紹介します。  

この前、お借りした本は、

★鳥山敏子さんの【いのちに触れるー生と性と死の授業】
★黒田共歴史さんの【豚のPちゃんと32人の小学生】


の2冊で、これを読み終えました。

 実は、「ニワトリを飼って、自分でさばいて、食べるところまでやりたい!」と直感的に、漠然と思っていたわけですが、図書館で「ニワトリのさばき方」が載っている本を探した時、出てきたのが、

村井淳志さんの【「いのち」を食べる私たち(ニワトリを殺して食べる授業ー死からの隔離を解く)】

でした。  

 村井さんは大学教授なのですが、鳥山さんが、小学4年生相手に、「鶏を殺す授業」をやった事を、分析しながら「死からの隔離」について、説いている本です。  

 当時、鳥山さんの鶏を殺す授業を受けた子達が、大人になった今、あの頃どういう印象を受けたか?を聞き取り調査したり、実際に、自分でも鶏のさばき方を学んだ上で、自分の生徒達に鶏を殺す授業をやったりしています。

 また、近藤薫美子さんの絵本「のにっき」というのも紹介しています。 具体的には、イタチの親子のうち、親が死に、その死体が時間が経つことで、リアルに腐敗して行く様子、土に帰っていく様子、虫がその死体を食べて、その虫を鳥が食べて、、、と自然が循環し、最後に、その場所ではぐぐまれた命が、大人になったイタチの子に帰っていく、という内容。詳細に書かれているので、一見、グロテスクだけど、絵本なので、ある意味コミカルに、命の循環が描かれている絵本。  

 こういった絵本を紹介したり、作者にインタビューをしたり、、、 というように、単に学者の先生が、いのちについて、「論理」を展開するのではなくて、対象に直接インタビューを試みたり、自分で実践したりしながら、今の時代は、「死」は良くないもの、見てはいけないもの、といった概念がはびこり、あえて「隔離」されてしまっていることに、問題を提起しています。

 もちろん、「ニワトリのさばき方」が詳細に載って折り、大変参考になったのですが、書かれている「死からの隔離」についての話が、大変、大きな影響を私に与えました。

 久々に「読み応えのある本」「これは、買いたい本」「人に薦めたい本」という感慨を持ったものです。

 もちろん、好みの問題もあるので、子供に「いのち」について考えさせること、社会が「死」は忌むべきものといった雰囲気で、自分も子供もあまり「生物の死」から隔離がされている事に、「大切な経験が積めていない」、と、思う人には、超お勧めです。


 で、この村井さんの本のそもそもの発端となったのが、鳥山さんの著作

【いのちに触れるー生と性と死の授業】

でした。

 村井さんの本を読んだ後に、そもそもの発端となった鳥山さんの本を読んだわけですが、本当に凄い実践をした人がいたものだ。。。と、大変衝撃を受けました。村井さん、という教育者が、鳥山さんの実践をベースに、更に自分なりの教育問題定義をしたい、と思ったのも、本当によくわかります。

 内容をざっくり書くと、ペットを可愛がるだけで、死んだら「可愛そう」としか思えない子供達が、「命は大切だ」と言っている一方、他人が殺した家畜を平気で食べていて、でも、自分で殺すのは良くない、もっといえば、家畜を殺す人に対する差別、まで発展していることを、全部ひっくるめて学びとするために、鶏狩りをさせ、鶏を実際にさばいて、食べる、ということを体験させたり。

 原発問題で、実際に、「労働者」として働いたルポライターの方を授業に呼んで、電力会社の社員が決して入らない、「原発の中枢部」を掃除する「日雇い労働者」の話を、実体験を交えて話してもらったり。ちなみに、「日雇い労働者」自身はわかっていなくても、電力会社は、日雇い労働者の「被爆量」を記録していて、一定ラインを超えると、もう雇わない、という話らしい。まあ、当時の話ですから、今は、わかりませんが。

 他には、家畜を殺して食べている、その養豚場、と殺現場、豚肉の解体について、見学に行ったり、詳細を説明したり。
 また、その延長で、「性」「生」さえ、人間の手でコントロールされている豚にを題材に、同じ哺乳類の人間の性や、生について、授業にしたり。ちなみに、胎児は、ある一定の団塊まで、人間も豚もそっくりだ、とか、おっぱいが12個ある、とか、そういったことも図で説明したりしています。

 で、実際に、豚一頭を仕入れてきて、解体をしたり、冷たくなった頭を触らせたり、脳みそを子供達の手に乗っけたり、触らせたり。もちろん、その後、食べたり。

 子供達の中で、「ご飯は残さず食べる」、それは「命を頂いているから」という意味が、ずしん、と、言葉だけでなく、体験を持って腹に落ちている様子がわかります。

 そんな鳥山さんは、今は、シュタイナー教育の実践として「賢治の学校」を開いているんですが、本当に、こういった教育者、現場があったんだ、という「事実」を知ること自体が、大人として、子を持つ親として価値がありました。

 この本を読んで、何を思うかは、人それぞれなので、私見を語るよりは、関心がある人は読んでもらいたいのですが、子供達は、「本当のこと」について、よ~くわかる感受性をしっかり持っているんだ、ということを、自分の中に刻むことはできました。

 「本当のこと」を知ること、「子供にとって事件」と思われる体験をさせることが、教育であって、「表面上の話」「取り繕っていること」は、子供にとっては、学びは深く無いし、「なんとなく本当のことではない」ということは、察してしまうんですよね。

 なお、映画化された

★黒田共歴史さんの【豚のPちゃんと32人の小学生】

の本は、鳥山さんの実践を知り、影響を受けて、教師になった時に「豚を飼う」という決断をされた先生で、豚を飼うこと、また、先生と生徒が「必死に悩み、葛藤し、答えを模索して行く過程」が非常に丁寧に書かれていました。

 衝撃的な内容、というよりは、「1人の教育の実践者」として、感心しましたし、「いかに問題を起こさないか」ではなく、「親も子も、先生も大いに議論し、ぶつかり、乗り越えていく【問題】があるからこそ、親も子も、先生も成長する」ということに、大いに賛同、納得した内容でした。

 4月ぐらいから、この「鶏を殺して食べる」という事を、漠然と、自分だけでなく、子供にも体験とし積ませたい、と思っていました。野菜を作って、一緒に収穫して、食べる、といった延長なんですが、自分が体験できていなかったからこそ、「欲求」が今頃になって出てきたんでしょうね。ただ、「直感」としての話であって、その意義を、教え育てる、という視点からは、熟考したことはなかったので、良いきかっけになりました。

 自分も、将来、そんな体験を積ませる学校とか開いているかもしれませんね。
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種取り

2009年07月21日 | 農的体験・生活
 この2日間、奥さんが東京の実家に泊まりに行っている間、パソコンやったり、本を読んだりすごしました。

 たまには、こういったときもいいもんだね~


 で、時間があるので、摘芽した奴をポットで育苗していたトマトの苗の植え替えと、「種取り」をしました


 「種取り」は、「インゲン」と「キュウリ」の2種。

 土曜日の「神崎自給教室」の収穫物で、「これは、食えないな」というものがあったんですが、「種取り用ならいいんじゃない?」といった、参加者の奥様の言葉に「なるほど~」と思い、もらってきました


 これが、インゲンからとった種。普段はちゃんと見ていないけど、真っ白なお豆。これを日陰で乾燥させて、貯蔵する予定です。




 キュウリは、これ。馬鹿でかいきゅうりでしょ?しかも黄色いからバナナみたい



 スプーンで種のところを削りとって、ざるに入れて、果肉を落として、これまた、乾燥させるっていう流れ。



 これにて、インゲンとキュウリの種が取れました!



 まあ、このインゲンとキュウリが「F1(1代交配種)」だったら、種をまいてもしょうがないんだけどね。。。

 F1かどうかは、来年まいてみないとわからないので、来年のお楽しみってやつですね。

 その他に、アボカドもやっています。



発芽するまでに1~6週間かかるんだって。しかも、どんどん成長してでかくなるけど、基本は観葉植物として育てるらしい。

 実が出来るのは、数年かかるらしいし、なかなか結実しないんだって。

 でも、我が家は、「食べること」が目的なんですよね~

 まあ、いずれ、運良ければ、実るでしょう。

 ということで、種取りのお話でした。
 
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大豆と鰻の日

2009年07月19日 | 農的体験・生活
 今日は、土用の丑の日


 京都に嫁いだ姉が、子供を連れて実家に帰ってきているので、今日は、成田の「川豊」という、有名な鰻屋さんで、鰻を食べることに。

 でも、昨日、念願の「大豆の苗」をもらっていたので、朝、4;30ぐらいから、せこせこと、大豆を植えるための農作業




 私の家の前の空き地を借りれることになりましたが、相変わらず、カチコチの土地で、朝からスコップで開墾

 1時間ぐらいやっても、まあ、10㎝ぐらい掘れるぐらいかな~。


 場所によっては、本気で「つるはし」が必要なんちゃう?と思ってしまうぐらい硬い。

 こんな感じで、「鉄鉱石」みたいに、硬いんすよ。手で崩すのも大変
 ↓


 スコップで掘って、崩して、根っこを断ち切って、根っこや石などを取り除いて、3時間ぐらいで、ようやくそこそこ耕やされた感じに。

 で、そこに、有機石灰(貝殻の粉)、肥料、堆肥を混ぜて、土をかぶせて、大豆の移植。朝食を挟んで、9時過ぎの出発時刻ぎりぎりで終了。



 実際、夕方帰ってきたら、風で、いくつか苗が折れていて、干草でマルチしました

 
 そんなこんなで、墓参りした後、「川豊」で、鰻

 母ちゃんが、座敷を予約していてくれたので、久しぶりに姉と、初お目見えの姪(女の子は可愛いね~)を交えながら、特上のうな重を頂きました

 ディスプレイで、本物の鰻が、店頭に出ていました
 ↓


 特上うな重っす。うまかったす

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