半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

青空とカブ~三浦海岸で1日農業~

2009年04月27日 | 農的体験・生活
 昨日、横浜の友人の所に遊びに行った後、前職のお客さんのお店にお伺いし、その後、三浦海岸駅近くに住んでいる、私より先に会社を辞めて、農業法人で働いている後輩の家に泊まりに行きました。慣行農業、ということで、どんなもんか、と思いながら、農作業の手伝いをしましたが、ぜんぜん悪くない
農業法人で働くのもそれはそれで面白いな~と思った1日でした。

 横浜から、三浦海岸って遠いな~、と思いながら、夜に駅に到着。軽トラ(お約束!)で後輩のF君が迎えにきてくれる。

 F君(一番上の写真の彼)は、昨年、一足早く、会社を辞めて、新農業人フェアとか、色々な役所を回って情報を集めて、最終的に、三浦海岸~三崎口辺りにある農業法人にアルバイトとして入り、その後、就職した奴。温和ですんごくいい奴で、本も良く読む、超優秀な奴だが、レゲエやジャマイカ好きで、頭も、パイナップルのような刈り上げをしているファンキーな奴 

 去年は、ジャマイカと有機農業国家として有名なキューバに行ってきたり、今年の頭は、千葉の山武市の方で、有機農業をやっているグループで短期研修を受けてきたとのこと。

 神奈川は、ほとんど、農業法人が無いそうで、彼が働いている農業法人は、2~3年ぐらい前に出来たばかり。昨年、アルバイトから就職した後、最近、3人ぐらいが更に入ってきていて、なんと、彼は、もう現場の「リーダー」

 1年前は、素人だったのに、この半年で、農業法人の現場のリーダーとは、すごいね~。

 また、最近、神奈川新聞の「再出発」という欄に載ったとのこと。農業関係で、載ったのは外人の就農者とあわせて2人だけなんだって。神奈川の農業関係者には有名人!?

 0時頃まで、色々話したのだけど、なんと、素敵なプレゼントをくれた



 『やる気足袋』ネーミングがすごい
これで、農作業をするのに100人力だね

 翌朝は、7時頃に家をでて、三浦海岸周辺を軽トラで案内してもらう。昨夜は、真っ暗だったからわからなかったけど、まあ、海が近くで、むちゃくちゃいいところ夏はお姉ちゃんが水着で歩いているらしい。

 また、いたるところで、キャベツ、キャベツ、キャベツ。。。キャベツ畑ばっかり!高台から見下ろしたところにある、最近できた、畑団地?みたいなところは、それこそ、どれぐらいあんの?ぐらい、見渡す限りキャベツすんごい量。



 田んぼなら、見渡す限り、稲、稲、稲、というのは見たことがあるけどね。

 また、ここで働いているYさんは、北海道で働いていたことがり、北海道は、地平線まで、単品が植えているところもあるとのこと。まあ、実際、生産地って、いってみないとわからないね。なんか、昔、世界一周したときに行ったマレーシアで見た、パーム椰子のプランテーションを思い出してしまった。(あそこは、車で30分とばしても、ずっと、見渡す限り、パーム椰子だけで、気持ち悪かったけど。。。)

 さて、最初は、最近作った倉庫で、簡単に朝礼。後輩のF君が、前職で店長をやっていたこともあり、きちんと、メリハリをつけている。さすが!また、ホワイトボードには、「祝143ケース!」とか書いてあって、「何これ?」と聞くと、まったり作業をしていても仕方ないので、目標収穫数をかかげて、それをクリアーしたら、温泉旅行に連れて行ってもらえる約束を社長としたとのこと。

 農家の人は、あんまり会社勤め経験が無いので、Fのように、会社勤めをして、それなりにマネージメントや作業の工程分析・改善などが出来ると、やっぱり、存在感が違うんだな~、と実感。まあ、Fいわく、「みんな、自分がパソコンを使える奴ってだけで珍しがるんですけどね~」という話。

 で、早速、農場へ。この辺りは、この時期はキャベツばかりだが、Fが勤めている農業法人は、カブ、を主力で作っている。で、この日は、秒速15~16mの強風日しかも、海岸が近いから風が強いのなんのってもう、土とか砂とかが、ビチビチって、顔にあたって、痛い

 そんな中で、カブにかかっていたトンネルのようなビニールをはがして、杭を抜いて、カブの残骸を掃除するのが午前中の仕事。風が強くて、金属製の杭が飛んできたり、まじ、怖かった。。。

 その後、10時頃に、お茶。農家は、10時、15時にお茶タイムが入るとのこと。なので、8時スタートで、2時間毎に休みが入るんだって。実際、農作業をしてみて、無理なく出来て、これは良いペースと思った。ヘルニア持ちの私も腰が痛くならなかったしね。
 
 その後、キャベツの苗を抜いた後、女社長の手作り昼食を食べさせてもらう。みんな集まって、手作りの昼食って、良いね

 午後は、新しい畑で、ひたすらキャベツの苗植え。相変わらず強風だったけど、丘の上にある畑なので、そこから見える富士山と、海は、絶景だった

 最後に、その辺に野生しているヨモギを1.5㎏ぐらい引き抜かせてもらって、フキも一掴み摘ませてもらう。また、キャベツとカブも頂き、トマトの苗も頂いた三浦海岸って、むちゃくちゃ遠いので、なかなかいけないけど、近くだったら、暇があったらお手伝いに通っても良いのにな~、と思った1日でした。
 
 F君、未来の日本の農業を背負う一人として、神奈川の雄となるべく、がんばってねん



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友人とのお食事→30代は、いろいろ考える年頃なんだな~

2009年04月26日 | 素敵な人・友人との時間
 3月末に、会社を辞めた、ということを知人・友人にメールで送ったところ、大学時代のサークルの仲間から連絡をもらいました。有難いことです

 東京に居る間に、会える人には会っておきたいと思って、会っていろいろお話をしました。同じ年代だと、考えることも、似ているところがあるな~、と思いました。また、会社勤めと、もう辞めてしまった自分では、違いはあるな~、ということも感じました。

◆応援してくれてありがとう♪◆
 1人目は、久しぶりにあった女の子の友人。外資系で働いていて、英語も大学時代からペラペラの子なんですが、話を聞くと、なんと、勤めている会社は、会社更生中で、今は、週休3日らしい

 土日は休みで、それに、月曜日は、給料の60%が出す代わりに休みとなり、なんと毎週3連休!かつ、夕方6時ぐらいには毎日退社しているらしい。すごいな~。

 「最近は低飛行中」とのことだけど、うちの会社も大変だったけど、どこの会社もやっぱり不景気なんだな~、と痛感。

 大学時代の昔話も、本当にひさびさで、懐かしい
あの頃の事は、いつまでたっても記憶に残るよな~。また、同じ年代、働いている、ということもあり、景気の話なども出る。これはこれで、大学時代とは違う、というか、大人になったというか、、、そうだよな~、あの頃、30代といえば、もう、おじさん、おばさんに見えたもんな~。自分達が話している内容が、仕事の話になっていることに、何か客観的に、少し変な感じがする

 また、彼女から、最近読んだ本の中で、「僕は猟師になった」という本を教えてもらう。結構、いろいろなところで紹介されている有名な本みたい。著者は、京都在住の方で、働きながら、週末、仕掛け猟で、猪などを獲っているそうで、具体的な猟のやり方や、さばいて食べる流れまで、細かに書いてあって、本当に面白い本だそう。話を聞いているだけ面白そうだったので、早速読もうっと

 最後に、なんだか、すごく自分の選択について「いいじゃん!」と言う言葉をたくさん言ってくれて、なんだか、応援してくれている感じで、ほんと、嬉しくなってしまいました。ありがとう~!

◆互いにがんばろうな!◆
 次の日には、サークルで一緒のセクションで、学部・学科も一緒だった男の友人とお食事。私が結婚してまだ日も浅い時に、うちに子供を連れて遊びに来てくれたこともある奴。大学時代は、飛んでいる行動で、いろいろな伝説(!?)を作った、サークル全体で可愛がられた奴だが、大変几帳面だった。で、自分が社会人になってわかったのは、社会で、実はこういったきちっとしたタイプの方が仕事ができるだよな~、ということ。そんな彼と色々話す。

 彼はSEなんだけど、外資に5年ほど前に転職していて、年収も結構もらっているけど、実は、最近は常に転職を考えているそう。SEって、徐々に給料があがる、というより、転職の時が一番あがるんだって。だから、常に良い条件の転職先を探すのは、常識らしい。家も持っていて、敷地が90坪ぐらいあって、庭の一部を家庭菜園にしていて、トマトやきゅうりなども作っているそう。うらやましい~

 茨城の方から、毎日朝早く東京の会社に出勤し、夜遅くまでは仕事をしない生活をずっと続けているそう。外資といっても、土日は休みだそうで、結構、仕事とプライベートはきっちり分けることが出来、両立している感じ。

 大学時代の他の仲間がどうなったか、なんていう話はもちろんのこと、男30代半ばとなると、やっぱり「今後どうするか?」なんて話が出る。家のローンの話とか、奥さんは働かせて老後の資金をためるとか、そういった話。なるほどね~、やっぱり、みんな、普通はそういった考えを持つよな~、と思う。景気の話もするし、なんか、久々に会ったけど、いつも会う友人より、たまに会う方が、身近すぎないのでそういった話が出るもんだな~、と思った。また、自分は、そういう意味で、彼のような几帳面なタイプとは違うタイプなんで、いわば、「レールから降りた」部類に入るわけで、家も買っていない、老後の資金も考えていない、と、まあ、普通から見れば、変わっているのかな~、と、少し客観的に思えた時間でした。

 まっ、彼は本当にきちっとしているから、彼のスタイルで、堅実で、素敵な人生を送るんだろうね。それぞれ、互いにがんばっていこうな

◆素敵なギフト(才能)をどんどん使っていってね♪◆
 そして、しばらく時を置き、この土曜日は、3人目の友人宅へ。女の子で、サークル時代は、マドンナ的存在(?)で、常にやさしく、皆に好かれていた子。既に結婚して、家も買っている。

 横浜に家があり、お邪魔する前に、駅で待ち合わせし、駅前にパン屋さんに行ったけど、素敵なお店で、なんかセレブな感じ
家の中も、よく、雑誌やショッピングセンターでディスプレイされているようなキッチン、テーブルがあり、ランチョンマットに白いお皿、フォークとナイフ、という感じ。う~ん、私の家とは大違い。芸能人みたい

 彼女は、大学時代から、性格もよく、歌も上手で、メイクキャップなんかもやったり、ソムリエかワインアドバイザーのどちらかの資格も持っていて、また、料理も上手な子だったけど、相変わらず、そんな感じ。家にいくと、次から次と、お手製の出来立て料理が出てくる

 その腕は冴え渡っており、お手製のディップと野菜スティック、サラダから、生地から作ったピザ、パエリア、最後は手作りケーキ、といった豪華絢爛なフルコースで、3時間ぐらい、食べ続けた

これは、デザートのケーキ。写真より、ずっと実物は美味しそうで、実際うまい!



 趣味でも良いので、お店やったら?と本気で思った。ほんと、ご馳走様でした

 また、1歳になったばかりの可愛い女の子がいて、普通は誰にも慣れないそうだけど、子供好きは、関係なく、ちょっと遊んだら、すぐ打ち解けてくれた
 うちは男の子ばかりだから、やっぱり女の子は可愛いね
ひざの上に乗っけていたら、友達も、その旦那もびっくりしていた。う~ん、やっぱり、俺は子供と仲良くなる才能があるかも(と、最近思い始めている。

 といった話はさておき、食事中、ほとんど、友人というより、旦那さんの方が話をしていた。ノンストップで、自分の職場のこと、仕事のこと、今後考えていることなど、アルコールのせい、と思うほど、とにかくよくお話される方。結婚式の時はそう見えなかったけど、すごい話す方なのね。

 話は、家のローンのこと、仕事の今後のこと、老後のお金の事も考えて奥さんが働くこと、など、前に一緒にご飯を食べたSEの彼と同じ感じ。やっぱり男30代も半ばとなると、こういったことを考えるのが当たり前なんだよな~、と思う。そういった感覚を持たず、どちらかというと、今後の生活に対して、ビジョン、というか、ワクワクしているだけの自分が、より浮き上がってくる。自分も確かに、昨年、冷やかしで、住宅展示場に行ったし、病気にかからなければ、ローン組んで家を買ったり、子供の教育資金どうする?なんてことを真剣に考えていたかもしれない。そういう意味で、病気、というきっかけがあったにしろ、改めて、まあ、自由というか、のん気というか、自分はいい加減で楽観的なんだな~と思った。

 最後に、彼女とはあんまりしゃべれなかったけど、そのお手製の料理は、お店が出来るレベル

 この前訪ねたシカさんが、平日は働き、週末だけ農作業をやるだけでなく、月1回、「コラボレーションカフェ」の「葉っぱ」で、どら焼き屋をやる、という話

(→詳しくは、http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/e/17e07603169407fc9bfc24f0696921ad)

を伝え、一度、そういったところで料理を作ってみたら?とお勧めする。本当に、見た目も、味も、すごいんですよね、彼女は。また、見た目、というか、雰囲気も、そういった素敵なレストランに合っているんです。ぜひ、天から与えられ、また、自ら磨いてきたギフト(才能)を、活かして欲しい、と思いました。


 
 こんな感じで、会社を辞めて農的生活をやる、と伝えると、久しぶりに、友達から連絡があって、久々に縁が戻る、というか、会うきっかけが出来るので、嬉しいですよね~

 引越しをしても、いつでも会えるけど、残りの時間で、もっと、友達に会いたいな~、会おうっと

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わくわくしながら生きるっていう本『ソース』

2009年04月24日 | 素敵な本
 お勧め本の第三弾。私のお勧め本の上位3つの最後が、これ。

「『ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある』 マイク・マクナス(著)、VOICE」

 
 第一弾の『半農半Xの種を播く』は、私にとって、「はじまりの本」、いわば、農的生活への扉を開けてくれた本、第二弾の『生きているだけで、いいんじゃない』が「後押し」「勇気」をくれた本だとしたら、最後のこの本は、自分の選択、自分が思うことをそのまま「許容」「認めてくれた」本です。

 この本は、今年から鴨川自然王国のスタッフになった「林さん夫妻(『半農半Xの種を播く』にも登場しているとても素敵な方です)」がご紹介して下った本です。

 このマイク・マクナスさんという人は、もう、亡くなられてしまったそうですが、自分の体験を通じて、この『ソース』という本を書かれています。

 マイクさんは、会社を辞めた後、安定した収入を得るために転職先を探さなくてはいけない、とか、大人として、社会人として責任を果たさなければいけない、といったようなこと、いわば、「社会通念」に従って自分をがんじがらめにする生き方をせず、お金が底をつく怖さもありながらも、「自分の心のワクワク」に従って、人生を送る選択をし、実践してきた結果、次から次と、新しい道が開けてきてそうです。その体験を通じて

 「自分のわくわくに従って生きることこそ、本当に幸せになる道なんだよ」

という、プログラムを「ソース」というものにまとめました。その経験や考え方がまとまっているのがこの本です。
 
 私がこの本を読む頃には、自分の中には、会社を辞めて大丈夫なのか?とか、今度生まれてくる子供のことも考えたら、お金はどうするのか?とか、農的生活をやるっていっても、その先どうするの?自分のXは何なの?といったような「疑問」などは、もはや一切無い状態でした。

 いわば、「家は?」「お金は?」みたいな、常識的なことに縛られていない心境でしたので、「その通りだな~。」と、すらすら、水が流れ込んでくるように読みました。
 
 書いてあることは、1つ1つ、わかりやすく、かつ、著者の実体験に基づいて書いてあるし、今まで出会った、中島デコさんや、鴨川自然王国の方々、あるいは、本に出てくるような方の生き方に、自分が「シンクロ」していたので、「本当に、今まで出会った人達は、生き生きしていて、素敵な人ばかりだし、皆さんは、この『ソース』に書いてあるような、「自分のワクワクに従って生きることを選択してきた人達ばかりなんだな~」と思うばかりでした。

 自分が農的生活を目指していない状態で読んでいたとしても、何かしら、自分の中に種を撒く本になったと思います。

 農的生活に限らず、「いつかこういったことがやりたいな~」という思いがある人には、

「いつかではなく、『そう思っている今の自分が、実は、それを今したいんだよ』」

 ということに気づいて欲しいし、「~をしなければいけないから」といった、出来ない理由、が出てくる場合は

「その『~しないといけない』ということは、いったい、いつ、誰があなたにいったの?」

と自問自答してみると良いと思います。(まあ、私も偉そうにそんなこと言える状態ではありませんが、、、)何か、新しい生き方、生活を考えたい時に、最初のきっかけとして、読むと良いかもしれません。

 大人になり、家族を持つと、大体の人が、家のローンが、とか、老後のためのお金が、とか、家族のことが、とか、役割を果たさなければならない、とか、責任は果たさねば、とか、、、今までの人生で、色々な「常識」が刷り込まれてきてしまいます。そういった事から脱却するのは、本当に難しいけど、私みたいに病気になってしまうまでがんじがらめになるぐらいだったら、ぜひ、「ワクワクへの最初の一歩」を踏み出してもらいたいです。本当に、そう思います。

 例えば、農的生活も、定年退職を待たずとも、今日から、「ベランダ菜園」でも出来るのだからね。
 
 やりたいことがあったら、今すぐ、「最初の一歩」を踏み出しましょう。ワクワクに満ちた人生を送っていきたいですね、みんなで。



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中島デコさんのエッセイ『生きてるだけで、いいんじゃない』」

2009年04月24日 | 素敵な本
 お勧め本の第二弾。私のお勧め本の上位3つを、一気に紹介しますが、これは、2つ目。

「『生きてるだけで、いいんじゃない』中島 デコ (著), エバレット・ブラウン (写真) 、近代映画社」

 これは、私が病気で休んでいた2週間の間に行った「ブラウンズフィールド」で買った本です。ブラウンズフィールドについては、去年の10月のブログとして、またそのうち書きますが、「半農半Xの種を播く」が、私にとって、「はじまりの本」、いわば、農的生活への扉を開けてくれた本だとしたら、この本は「後押し」をしてくれた本、「勇気」をくれた本です。

 中島デコさんは、私は全く知りませんでしたが、マクロビの世界では有名な方だそう。全くご縁も無かったのですが、ブラウンズフィールドのツリーハウスへ泊まりに行った翌日の朝に、少しお話することができました。その日は、デコさんのマクロビの生徒が、バスで稲刈りの為に、ど~んとやってくる日で、朝から、お昼ご飯のおにぎりを作るために、梅干の種抜きをされていました。

 軽く自己紹介して、少しお話をしましたが、当時は、私もこういったところには、始めてきたので、「田舎ぐらし」「農的暮らし」みたいなことには、免疫がなく、仕事だとか、収入、とか、いろいろな「出来ない理由」が沸いてくるし、まだまだ本気モードというより、関心をちょっぴりもった程度の状態でした。TVの自給生活をしている家族を見て「ああいった生活っていいよな~」と思う程度の状態。

そんな私に、
 「飛び込んできちゃえば!」
とあっけらかんに答えたのがデコさんでした。

デコさんいわく、
 「しっかり考えて、準備してくる人もいるけど、思い立ったら、エイって飛び込んで来る人も、どちらもいるよ。まあ、飛び込んじゃえばなんとかなるわよ。」
との答えが飛んできました。

家についても、
 「家なんて自分で直すのよ。ライフラインがあればあとは、自分が寝泊りできる部屋さえあれば、後は、住みながら直していけばいいのよ」
といったように、すんごくストレートに、その通り!という言葉をくれました。当時の私には「まあ、そうだけど、、、」と、心よりまだ頭が働いている状態でしたが。

 そんなこんなで、デコさんのお人柄に触れて、ちょっと気持ちが触発されていた状態で、カフェにおいてあったデコさんの本の中で、ぱらぱら見て、なんとなくコレ!というように選んだのが、「生きているだけで、いいんじゃない」という本でした。

 ここには、「中島デコ」という一人の女性の「たくましい」生き方、半生が、赤裸々に書いてあります。本当に、豪快に、そして、素敵に生きている。

 ドラマチックに生きている姿が本に書かれていて、最初の旦那との別れる時の話、とか、なんで、田舎に引っ越してきたか、という話や、米作りを始めた話、子供の登校拒否時に家族みんなでツリーハウスを作った話、鶏をさばいて食べた話、パートナーのブラウンさんのお話、貧乏極まりない状態でも釜と玄米持参で毎年節約貧乏海外旅行をしている話、子供をお風呂で自分で産んでしまう話、胎盤をステーキとして食べる話、などなど、本当に、「すんげぇ~人」と、デコさんという人間にほれ込んでしまう本でした。
 
 ここだけの話、、、うちも、次男が生まれた時に「胎盤」を少したべてみました。()正確には、やっぱり、抵抗があって飲み込めなかったんですが。。。うちの次男は、「自宅出産」を目指していたので、助産士に頼んだので、いろいろ融通が利きました。で、最初は、「出産シーンを子供(長男)に見せたい」というのが、妻のニーズで、この本の話をして「胎盤って、普通の動物だったら食べるらしいよ?デコさんは、食べているんだって。うちも食べてみる?」と言った時は、拒絶されましたが、助産士さんからは、「ああ、そういった人も結構いるよ」といった言葉が返ってきて、だんだん、妻が乗り気になってきて、最後は、私より妻の方が乗り気で、友達にもその体験談を話していました。

 話がそれましたが、この本を読んで、デコさんの生き方、赤裸々に書いてあって、タイトルにある「生きているだけで、いいんじゃない」」という言葉が、本当に、自分に勇気を与える言葉となって降り注いできました。自分の中に

「そうだよね、家族みんなで健康で、仲良く暮らしていれば、生きているだけでいいんだよね、幸せなんだよね」

という気持ち、勇気が沸いてくる感じになりました。

 精神的な病気だったからなおさらだったのかもしれないけど、 このエッセイを読んだことで、「まあ、何とかなるんじゃないの。生きているだけでいんじゃない」という気持ちになれて、余計な雑念というんでしょうか、収入がどうだ、とか、安定したなんとか、といった考えが吹っ飛んだ状態になりました。

 まあ、一番良いのは、ブラウンズフィールドに実際に行って見ること、だと思います。ただ、本を通じても、「こういった生き方をしている人がいる」ということを知ることができます。ぜひ、「農的生活にあこがれているけど、今の安定した生活が、、、」と思う人は、読んでみて自分の「固定概念をぶっ飛ばし」てもらいたいと思います


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はじまりの本『半農半Xの種を播く』

2009年04月24日 | 素敵な本
 こんにちは、素敵な本、というカテゴリーを作ったのは、このブログのタイトルの「半農半X?土のある農的生活を求めて」といったことを考えながら生活をしていく中で、出会った本を共有したい、という気持ちがあったから。
 
 というのも、自分も、いろいろな人に出会い、ご縁ができたきっかけは、もちろんネットもあるけど、本から、というのが多かったし、本というのは、字が読めれば、誰でも、どこでも、好きな時に、必要なタイミングで、同じ情報がインプットできるすばらしいメディアだから。「百聞は一見にしかず」という言葉があるけど、そういった「一見」するための「対象」は、人伝えで聞いたり、やっぱり本とかに載っている情報をもとに見つかるんじゃないかと思っています。

 まず、第一弾は、自分の一番最初のきっかけを作った本、

 「『半農半Xの種を播く』塩見直紀・種まき大作戦(著)、コモンズ」

 これは、4月14日の「はじめに」というタイトルのブログに書きましたが、
(詳しくは→http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/e/13dd59f0d1af7715feaf3a862082f3e5)

たまたま、うちの妻が、「生活クラブ生協」で、夏ぐらい?に注文していた本。注文したはいいものの、うちの妻はあんまり本を読まないタイプで、なんとなく私も関心をもっていたのだけど、なんとなく家に置いてあった本。

 で、去年の秋に病気になって、病院から、休むべき、という指示がでて、2週間の休暇をとった時に、一番読んだ本がこれ。この間に3回ぐらい読んだと思う。

 ここに書かれている「半農半X」の世界、「半農半X」を実践している人達が、どんどん自分の中にインプットされ、夏から「ベランダ菜園」を始めていたのだけど、それが、ベランダでは物足りない、という思いにつながり、自分の中に生まれていた「農的生活がしたい!」という具体的なビジョンとしてむくむくと大きくなっていきました。

 実は、「半農半X」という言葉は、関心が無い人は普通は知らない言葉なんですが、私はずっと前から知っていました。昔、日経新聞に、「半農半X」という言葉の記事が載った時、自分は、すごく関心が生まれて、その記事を切り抜きにしてスクラップしていました。で、そのうち書きますが、実はこの時の記事がきかっけで、ちょっとたって、「半農半X」という本として出版されていて、その人が「塩見さん」という方で、この「半農半X」という言葉は時を経て、メジャーなキーワード・コンセプトになっていた、というわけ。

 20代の若かりし頃、過去の自分が見つけ、関心をもった「半農半X」という「ことば・生き方・スタイル」が、自分の中では種としてまかれていたのが、この年になって「半農半Xの種を播く」という本という形で出会って、一気に「水」が注がれ、発芽した、という感覚をもった感じになったのです。私の知らない世界で、「半農半X」という「ことば・生き方・スタイル」が、世の中で広がっていって、このタイミングで、再びであった感じ。まるで、我が家のベランダで、去年撒いたけど発芽しなかった「三つ葉」が、今頃になってにょきにょき生えて、今や、一番生い茂っている状態になっているような感じですな

 で、実際の本の内容としては、「半農半X」を実践している人達の事例集みたいになっていて、本当に読みやすい。デザインも良いし、まず、最初に読む本はコレとお勧めしたい本。
 また、この業界?では大御所、というか有名人の人たちが、たくさん載っているし、後ろの方には、半農半Xを求める人たちが思う疑問・質問について、塩見さんがQ&Aとして簡単に答えています。

 とにかく、これでもか!というぐらい、半農半Xをやっている人達が出てくるので、「なんとなく」の世界が、一気に「リアル、現実の世界」として、目の前にど~んと浮かびあがる感じになります。

 多分、普通は、お国やTVのように、農といえば「農業=職業として農をやって、収入を得て生きる生き方」か、定年後に市民農園に通う人達しか思いつかないと思うけど、関心を持った時に読むと、それが、ば~んとひっくり返される本です。
 巻末には、「こういったところがあるよ」といった、半農半Xを目指す人が、訪ねたら良いんじゃないか、NPOやグループのリストもついているので、本を読んだあと、「いざ、行動だ!」という時の行く場所も示されている。

 実際、私は、この本を元に、初めて、出かけたのが、トップページにある「中島デコさんのブランズフィールド」のところと、対談集になっているページに出てきた「鴨川自然王国」でした。2週間の休暇の最後の方で、行こうか行くまいか、うにゃうにゃ悩んでいましたが、決意して行って、本当に良かった!これをきっかけに、私は、いろいろな半農半X関係のところを、ほぼ毎週土日は行くようになりました。初めの一歩って、本当に重要だと思います。
 で、今まで、いろいろ行ったけど、結局、この「ブラウンズフィールドhttp://www.brownsfield-jp.com/」と「鴨川自然王国http://www.k-sizenohkoku.com/」が、私が影響を受けた1位2位だったし、今でも、どこに行くべきか?と聞かれたら、この2ヶ所をお答えします

 まあ、自分が千葉県民だったこともあるけど、「半農半Xの種を播く」という本に出合えなかったら、この2ヶ所の存在さえ知らなかっただろうし、この2ヶ所に行かなかったら、私のその後の行動は無かったと思います。

 山梨とか、京都とか、全国各地にいろいろな「そういった場所」はありますので、もし、半農半X関係に関心を持っている方がいれば、まずは、「半農半Xの種を播く」を買いましょうで、後は「行動あるのみ
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素敵な本

2009年04月23日 | 素敵な本
~自分が出会った素敵な本について~

 自分の本との付き合いは、最初は、今は亡き父が買ってくれてきた「めばえ」とか、「小学●年生」からだな~。もちろん、ジャンプが全盛期の時代だったので、見ていましたが。。。せいぜい、買っていたのは、漫画の単行本ぐらいだったな。

 自分で本を買ったのはいつでしょう、中高時代のファンタジー小説の「ロードス島戦記(知っている人しか知らないでしょうが、、、)」に、はまった辺りからか。。。ドラクエにはまっていたこともあったしな~。後は、受験とか、就職の為の「絶対内定」とかを買ったぐらい。

 そういう感じで、本が身近になるのは、やっぱり大学卒業後、社会人になってからでしょうか。「日経新聞の読み方」なる本を、大学4年で買って、ずっと日経を見続けて来たし、仕事に役に立つ本などは、バシバシ買うようになり、また、そのうち、「人生とは?」とか、「成功哲学」のようなものを買うようになっていきました。

 社会人になってからは、本屋に出かけて、立ち読みして、目に入ったものを買う、というスタイル。で、大体買った本の6割~7割はきちんと読まずに本棚に入っている、というのが常

 でも、時が経つと、タイミングが来て、かつて買った本が自分の人生に大きな影響を与える、なんてことがよくあったりするので、大体、毎月数冊は本を買っていた気がします。「7つの習慣」がそれにあたる書ですね。

 で、ネットが隆盛になってからは、ヤマトのブックサービスから始まり、セブンイレブンでのお取り寄せ、最後は、本は「中古が一番お徳」という思いを持つようになり、アマゾンで買うようになりました。

 毎度、アマゾンから本が届くたびに「また、買ったの。。。」と突込みが入っていましたが、会社を辞めてからは、妻の「図書館使えば?」という一言や、子供の為に「トーマス」を借りに行くために、図書館通いをすることになりました。そういえば、高校のころ、本は買わなかったけど、本好きの姉をまねて、よく、図書館に週末は通っていたことを思い出しました。ということで、最近は、図書館で借りることが多くなりました。図書館って、久しぶりに行くと、ほんと、すごいですね~。欲しい本の大体半分はある。経済的にもお金のことを考えなければいけないので、図書館通いを始めたところ、、最近は、週4~5冊を借りるようになりました。(まあ、暇っちゃ、暇だからなんですが)。また、借りることのメリットは、返却期限があるので、借りたら一応、全部読む、ということが出来るということ。

 そんなこんなで、最近は、よく本を読みます。ということで、今後、自分でよいと思った本など、ビジネス書というよりは、農的生活などに関心をもってからであった本などを紹介していきま~す。





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これからしたいこと、すること♪

2009年04月22日 | これからしたいこと、すること♪
★★これからしたいこと、すること♪★★

 「夢に日付を」という言葉がありますが、無理に納期をきらず、「したいこと♪」として、心に素直に「わくわく感♪」をもって、イメージし続けることと、家族とそれを常に話し合っていること、また、人にも常にそれを言っていること、が大事だと思い、書いて見ました。ビジネスでは「納期」というのが重要ですが、「生き方」「生活」においては、「納期」より、自分の中の「想い」が大事だと思いますし、常に「やりたいな~、よし、しよう!」とわくわくしていれば、どんどん道は開かれていくことを、この半年で実感しています。ということで、以下、書き連ねて見ました。

●新天地●

・素敵な引越し先が決まること♪

・新天地で、地元の方と仲良く素敵な関係を築くこと♪

・今までにご縁が出来た方と、これからもご縁を深めること♪

・静岡、名古屋のお知り合いのところに泊まりに行くこと♪

・最終的には、中島デコさんの「ブラウンズフィールド」のように、家の前に田畑が広がっていて、静かなところで、周りは林で、鳥のさえずりが聞こえ、間伐材や竹も勝手に取れるところで、水は井戸水で湧き水もある、火も燃やせる、、、なんてところに住みたい♪


●家族との生活●

・毎日、家族と幸せに生活すること♪

・奥さんや母に好きなこと、やりたいこと、夢の実現の応援者となること♪

・歌と音楽がある生活を過ごすこと♪

・子供は3人目を♪


●食べるものの半自給●

・自分で1年分の家族が食っていけるお米を作ること♪

・野菜、果物を半自給が出来るようになること♪

・麦、大豆も自給できるようになること♪

・鶏を飼い、卵を自給すること♪鶏は絞め、鶏肉も半自給に♪

・豆腐、切干大根、パスタ、パン、ケーキなど、自分で作った農産物で、加工食品を家で作ること♪

・そして、ゆくゆくは、牛かヤギも飼いたい(乳製品の自給の為に、、、肥料も取れるしね)♪


●したいこと、やりたいこと●

・ブログで、去年から今までの活動を書き込むこと♪

・家族で、貧乏海外旅行をすること♪

・整体やマッサージを習うこと♪

・年内に、わくわくと繋がったある程度生きていける収入が得れるようになること♪
・家を作ること♪

・本を出すこと♪執筆で飯が食えるようになったら、いいな。。。(半農半著)

・農的生活にあこがれる人のナビゲーターみたいな存在になりたいな~。自分がいろいろな方に影響を受けてきたので、ほんの少しの方々にでも、何かしら影響を与えられる存在になれたら嬉しい♪

・諸先輩がたから常に教えを頂ける人間関係♪まずは、自分が住む地域から♪

・尺八、陶芸、子供のお手製おもちゃ、などの創作活動♪

・整体、アロマ(これは奥さん)、気孔、など、体に関することで、自分の為にも、家族のためにも、人のためにもなること!ついでに、多少の現金収入も♪

・世界一周旅行記を書くこと♪これは、ブログでそのうち。。。

・車はSVO,VDOなど、ガソリンを使わないでものを、、、♪

・大学時代からの夢で、まだやっていないのが、「イルカと泳ぐこと」「フルマラソン(ホノルルマラソン)に出ること」「伊達公子さんと会うこと(最近、復活しましたが、私は、現役時代、特にテニスに興味は無かったのですが、人として何かしら感じるものがあって、尊敬をしていました。いつか、何かしらでご縁を作りたいと思っている方です)


★実現したこと★

・富士山に登ること!昨年7月に実現!ご来光はすばらしかった♪

・仕事を辞め、農的生活に入ること!いよいよです(ドキドキ)♪

・海外留学(まあ、2週間ぐらいの短期留学ですが、大学の卒業旅行を兼ねて、実現?2週間NZに行きました。良い経験でした。)
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勤めながら、農的生活をされ、鶏を飼われているシカさん

2009年04月19日 | 素敵な人・友人との時間
 日曜日は、昨日の「神崎自給教室」に続いて、佐倉市の「シカさん」と呼ばれる、シカが大好きな方で、「鴨川自然王国」の「里山帰農塾」で今年は「鶏の解体」のご指導をされる方のご自宅に行ってきました。昨年の「里山帰農塾」で、ご縁ができたKさんからのご紹介でしたが、きちんと働きながら、週末に農的生活ができるんだな~、ということを垣間見た感じでした。また、「鶏を飼おう!」という気持ちも強まった1日でした。


 昨日に続き、晴天が続く日曜日。
シカさんのご自宅へ、訪問。シカさんは、県庁に勤めながら、週末は、農的生活をすべく、380坪(?)ぐらいの家付き土地を購入され、鶏を飼って、自分で絞めている方。私がゆくゆく、「半自給的生活には、鶏が必要!」という思いがあり、「鶏の飼い方、絞め方、またどうして鶏を飼っていらっしゃるのか」なども知りたくて、お伺いしました。

 ご自宅は、古民家を修繕したようなきれいな居間がある母屋と、その横に、もう1件あり、母屋は、皆が集まるスペースとして活用されているとのこと。また、庭の横に1坪ぐらいの孟宗竹が集まっているところ、自生しているフキや、奥の方は真竹林があり、そういった静かな環境の中で、畑とハウスと鶏小屋がある感じ。

 鶏小屋には、数羽の鶏と、数週間前に買ってきた、という「ひよこちゃん」達
が、小箱の中でピヨピヨ、集団であっちいったり、こっちに行ったりしている

 箱には蓋がしてあり、そこに電球がついている。ひよこは、生まれた後は、本当は親鳥の羽の下で暖かい状態で育てられるはずなので、その「暖かさ」を電球で出しているとのこと。また、最初は、玄関においていたそう。2週間ぐらい経ったそうで、ひよこというより、雛鳥、みたいな風貌になってきて、20匹ぐらいが固まっている状態。最初の頃を知っている方は「前の方が可愛かったのに~」と言っていましたが、私は始めてみたので、それはそれで可愛い
 今年の秋ぐらいには、雌は卵を産めるようになるそう。また、鶏を絞めてさばくのも秋以降になるそうなので、ぜひ、その時にはお呼ばれしたいと思った


 さて、当日は、鴨川自然王国の仲間達が、総勢、十数名も集まり、ハウスのビニールの張り替えや、新しい野菜の植え付け、など、皆で農作業をしました。私は、初めての方ばかりで、もう、老若男女(定年前の方から30代ぐらいの方まで)、みんな「お友達」という感じで、わきあいあい、と仕事を手際よくされていらっしゃる。学生時代の友人や、何かしらの活動で「友達の輪」というのは、それぞれの人がそれぞれ持っていると思うけど、この「輪」は、本当に「ざっくばらん」とした、楽しく、肩の力が全く入らない「仲間達」という印象を受けました。私は、鴨川自然王国の会員には、お金の問題もあってなっていませんが、こういった「仲間・友達の輪」を作るためにも、自然王国のような場所は、すごく価値があるんだな~、と思いました。また、それだけでなく、草の根というか、自然王国という場所だけでなく、ある一人の家の農作業の手伝いに、友達がこれだけ集まって、わきあいあいと農作業をしながら楽しんでいる、という姿を見て、「ああ、こういった感じのおつきあいっていいな~」という思いがふつふつと沸いてきました。どこかに「対価」として「お金」を払って、農を学んだり、農に触れる、ということが、今は、全盛だし、私もそのおかげで、いろいろなところに出かけていって、いろいろな体験を積んだり、様々な方とご縁を作ることがこの半年で出来たけど、「その後」は、こういった感じでの「お付き合い、ご縁」を続ける、というのが、「誰も無理なく、ゆるく繋がりながら、広がっていく輪」なんだな~、いいな~、と思い、ぜひ、この輪に入りたい、という思いが沸きました。

 で、話を元に戻すと、作業が一通り終わると、まあ、そこら辺で、竹の子を掘ったり、その辺に自生しているフキを摘んだり、何年も放っておいた「巨大ごぼう」なんかも出てきて、にぎやかな感じで、収穫物が集まっていました。私は、昨日に続き、竹の子を頂き、また、フキも頂戴しました。(今月で、たけのこ堀を3回したことになるな~。また、フキは、昨日収穫した野草と一緒に美味しく頂きました)
 
 その後、家の中でまったりタイム。「シカさん」は、今月から「月1回の和菓子屋」を始めたそうで、手作りの「ミニどら焼き」がどんどん出てくる。つぶあん、こしあんを初め、ピーナッツあん、しょうがあん、イチゴあん、桜あん、ざく切りイチゴに生クリーム、と、いろいろなトッピングがあり、これを、皆で好き勝手に自分の好みであわせて食べる、、、というスタイル。「ミニどら焼き」であるが故に、さくさく食べれて、これは、美味しい!売れるんじゃないか!と確信仕事をしていた時は、食品小売・製造直売、などのコンサルみたいなことをしていたので、その時の感覚が思い出されてしまった

 また、その「月1回の和菓子屋」が、実は、「コラボレーションカフェ」というところで、出店?のような形で、厨房を借りれてパンを作っている人とか、パテシエとか、自分でお店を持っていなくても、そういったことを目指している人に場所を間貸ししているところだそう。で、そこは、北千住の「葉っぱ」とかいてある。

 あれ、、、これ、以前、我が家にポスティングがされていて、興味があったので、ちょっとぶらっと行ってみたけど、こじんまりしていて、雰囲気は良かったけど、男一人では入りにくいな~、と思って帰ってきてしまったところだ!

 こんなところで、また、この「葉っぱ」カフェに出会うなんてびっくり

 世の中、どこで繋がるかわからないな~、しかし、ご縁、というのは、どんどん繋がっていくもんだな~、と不思議な感覚になる。

 ちなみに、以下が、「葉っぱ」さんのHP
http://www.happacafe.com/index.html

 で、初めて見てみたら、以下のような内容が書いてあった。
 
一緒に夢を叶えてみたい仲間★ 募集中! 将来カフェやバーを開業してみたい方、自分のお店を持ちたい方、 独立を目指しているパティシエ、パン職人、バリスタのみなさん、 ロハス、オーガニック、ヘルシーメニュー、 おうちカフェ、インテリア、デザインなどなど…に興味がある方、 葉っぱで腕を試してみませんか? 情報交換してみませんか? 葉っぱではすでにマクロビオティック料理職人、 調味料無添加こだわり料理職人、パン職人、デザイナー、ライター、 クリエイターと、みんなでわいわい集まって情報交換したり、 専門分野からの提案があったり、さまざまな試みをしております。 いろいろ興味のある方、新しいことにチャレンジしてみたい方、 スタッフまでお気軽にご連絡ください!


 なるほどね~、こういった「コラボレーション」が出来るんだね。そういえば、以前いった「谷中カフェ」というところも素敵だったな~。ということで、シカさんが、この葉っぱで今度は5月3日でどら焼きを作られる、ということだったので、必ずお伺いします!と約束する。出来れば奥さんも連れていきたいな~。

 日も暮れて、家路に付く時間になって、奥さんが、駅まで車で送ってくださる。あまり、今日は、お話が出来なかったので、鶏の育て方とか、ひよこの入手方法などを短い時間でいろいろ聞かせていただく。

 ひよこは、なんと、ホームセンターに併設しているペットショップみたいなところで買えるとのこと。そういったところは、ワクチンとか打ってあるらしい。ただ、最近は、県の農業試験場みたいなところで、養鶏場とかに売っており、そこに出かけて買ったそう。無選別なので、雄だったら、大きくなったら食べちゃうとのこと。また、最初に買ったひよこが大きくなり、そこに、有精卵を生ませて、雛がかえったのも1羽いるらしい。また、雄は朝、うるさく鳴くので、雌のみにしているとのこと。へ~、雌は鳴かないんだ。あとは、餌は、葉っぱだけでなく、麦や米もあげているそう。お知り合いで、半畳ぐらいの小屋で鶏を飼っている人もいるそうで、ご近所に迷惑をかけなければ、数羽ぐらいだったら、鶏って、飼えるんじゃない!という思いがふつふつ沸いてきた。ひよこは死んじゃう可能性があるそうだけど、大きくなればそう簡単には死なないらしい。次の引越し先で、早速飼ってしまいたい、、、なんていう妄想が広がった車の中でした。

 多くのお話はできませんでしたが、きっちり仕事を平日はされ、県庁なのできちんと休めるため、畑を耕し、鶏を飼い、仲間達とわきあいあいと過ごす、、、こういった生活もあるんだな~、ということを、実際に見れたことが、今回、一番印象深かったな~。自分が働いている時は、土は普通に働き、日もメールを見る、というのが習慣化されていたけど、週休2日をきちんととっている会社の人で、ある程度、関心がある人なら、農的生活って、勤めながらできちゃうもんだな~、と。実際、鴨川自然王国に通っている人は、大体、きちんとした勤め人だし、今回、シカさんのご自宅に集まった方々も、ほとんどの人が、自分で田畑をやっているそう。もちろん、きちんと会社勤めをしながらね。定年を待たずとも、また、会社を辞めずとも、関心がある人は、ぜひ、こういった人達の所に出かけて、仲間の輪に入ることをお勧めします。

 いや~、こういった生き方もあるんだな~と思った1日で、そして、鶏を飼うぞ!と心に誓った1日でした。

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「神崎自給教室」へ初参加!

2009年04月18日 | 農的体験・生活
 この土曜日は、【神崎自給教室】に始めて参加してきました!どんなものか、あんまりよくわからないまま参加したのですが、期待以上に、内容が充実していました このまま毎回参加していたら、まさに「自給できるかも?」な~んて思ってしまう内容でした。あと、なんと、【物件情報】も飛び込んできた1日となりました!


 もともと、岩澤先生がやられている不耕起栽培の話から、「田んぼ博士の応援隊」のHPには関心を持っていたのですが、本当に不耕起でお米を作るための「不耕起塾」には、参加するのもなんだし、と思いながら、見つけたのが、この「★神崎自給教室~田んぼクラブ&畑クラブ~★」でした。

 HPに書いてある内容は以下のとおり。
 
「神崎町の田んぼと畑で、楽しみながら、遊びながら、のんびりと田んぼや畑の作業をするクラブです。神崎町の人々(豊富な講師陣=神崎町のじいちゃん、ばあちゃん、おじさん、おばさんたち)に学びます。 畑の種まき、植え付け作業や草抜き、田植え、草刈り、そして季節の山野草や野菜の収穫、稲刈りなどなど。暑い時期は、ピクルス、お料理などを手作りします。お友達と、ご家族と、お子様と、恋人と、楽しく参加してください。畑や田んぼは不耕起栽培など無農薬栽培です。 何月からでも参加が可能です。 毎回お土産いっぱいを期待してください。」

http://www.tanbohakase.com/

 何か良さそうでしょ?また、神崎に狙いを定めて移住しようということもあり、参加したというわけ。

 で、まず、内容が、本当に充実しているのと、大雑把でその場その場で、プログラムが進んでいく、という感じ!そして、何より少人数(私を入れて、参加者は4名!)で、神崎の雰囲気が味わえるのが楽しい

 まず、駅に集合したら、武原さん、という姉御肌のリーダー(?)と、サポーターをしてくださる研修生の方と一緒に、畑に行く。田んぼに隣接した畑で、既にざっと耕してあるところに、皆で畝を作り、特性の堆肥や糠をふった上で、皆で、かぼちゃ、なす、きゅうり、スイカ、トマトなどを植えていく。その後、ネギの間の草取りを簡単に行う。蛙が鳴く田んぼの横の畑で、のどかな時間が過ぎる


 また、今回の教室の「校長先生」の「大門(でーもん)さん」が、いらっしゃる。石井さん、というおじいちゃんなのだが、この辺りの地主さんで、田舎によくある同じ姓の家が多いが故にもっている「屋号」が、この「「大門(でーもん)」というお名前。80歳は、過ぎていらっしゃるであろうお姿だが、自転車をゆっく~りこいで、(武原さんいわく「歩くよりゆっくり自転車に乗れる特技」!)一日付いてまわってくださった。

 そして、ハウスのビニール張りをしよう、という話になると、大門さんは、「それはいいんじゃないか?」と言うが、武原さんは「いいのよ、この人たちは、わざわざ体験しにやってきているのだから、やってもらった方が良いのよ」と言い、ビニールを貼りもやらせてもらうことに!こんな会話を常に、武原さんと大門さんがしながら、のどかな感じで、仕事が進む♪

 その次に、出門さんのご自宅の裏の竹やぶで、たけのこ堀!

先週も掘ったので、私にとっては、これで2週連続のたけのこ堀だな~、と思いながら竹やぶへ。先週の友人の実家に比べると、急斜面で、かつ、竹の落ち葉がたくさん積もっていて、なんとも見つからない。先週は、がっつり見つけられたたのだが、今回は、坊主。。。しかし、その後のわけあう時のジャンケンでは一番になってしまい、恐縮しながら、分け前を頂戴する。また、たけのこ三昧だな~。

 お昼は、不耕起の神崎支所 兼 武原さんのご自宅で、昼食タイム。
初めてここで、武原さん、という方が、本当は東京に家を持っているが「急がしすぎて」東京にほとんど帰れず、ここに住んでいて、旦那さんはこの神崎に通っている、なんてことがわかる。姉後肌の方だが、なんだかすごくワイルドな魅力的な方。あと、どうやら酵母、酵素に凝っているようで、「酵素玄米(私は良くわかっていないのですが)」を頂く。また、どぶろくも作っているようで、その残りの酵母でパンも作れるよ、とのこと。楽しみ♪

 お昼後、今度は、「野草摘み」へ!これは、個人的にすっごく関心があって、よく、TVで「自給生活」なんかをやっている人は、その辺の野草を食卓に並べているので、私もそういったことをしたいな~、と思っていたので、わくわくしながら野草摘みへ。
 
 まずは、家の庭で、「柿の木の若葉」をバケツ一杯、みんなで収穫。てんぷらにすると美味しいらしい♪29日に行くイモ植えの畑の近くには、柿の木がたくさんあったから、今度行ったら、摘んで来よう~、と思いながら、収穫。

 その次に、田んぼの周辺で野草摘み。たんぽぽ、スギナ、オオバコ、カラスノエンドウ、ヨモギ、などを摘み取る。
 たんぽぽは、花と葉っぱを食べる。葉っぱはサラダで食べれる、と聞いたけど、かじると苦い。。。本当に苦い。。。う~ん、これは炒めるかお浸しにした方が良いのでは。。。

 スギナは、その辺によく生えているのを見かける草で、本当に木の杉のような葉をつけている野草。ビニールハウスの端っこにうじゃうじゃ生えている。とり放題。
 オオバコは、よく、草の茎で綱引きをやったような葉っぱ。確かにこれって、どこでも見るな~、と思う。
 カラスノエンドウは、あんまり見ないけど、よく中華料理である、グリーンピースの芽の炒め物、見たいなもので、炒めると美味しい、とのこと。ただ、窒素過多のものはアブラムシが多く付く、ということで、茎や葉がアブラムシの大群に囲まれている「うっげ~!」というのが多く、アブラムシが少ないのを狙って摘む。摘んで、指先で、ピッピッと、アブラムシを弾き飛ばしてバケツに入れる。
 ヨモギは、その辺によく生えているもので、見る目をもてれば、誰でもその辺で摘めるものなんだな~、と実感。

 バケツ一杯に、それぞれを収穫した後、今度は、森に囲まれた、水っけが多い田んぼへ移動。水が多いところは、ミツバ、セリ、ヨモギなどがたくさん取れる。春の七草、というが、昔の人は、こうやって、普通に季節になったらその辺で収穫したんだろうな~、と思うほど、本当に、その辺ににょきにょきと自生している。あと、ノカンゾウ(カンゾウとは、甘草と書く)は、甘くて美味しい!たんぽぽとか、ヨモギは苦いから、このノカンゾウが一番美味しかった!その辺の草を、とりあえずかじってみる、なんてことが当たり前になりそう♪

 また、桑の木の若葉、も摘む。そういえば、小さい頃、よく、桑の実を食べていたな~、ということも思い出す。田んぼや、こういった野草など、普通の生活の中に当たり前に溶け込んでいる、というのは、本当に、当たり前のことなんだろうけど、私もしたいし、子供達にも体験させてあげたいな~、と思う。また、なんだか、こういった野草を摘んでいると、ちょっと経てば、自分が野草を摘める目が養われて、ちょっとした自給力がつくんじゃないか、と少し嬉しくなってしまう。なんだか、そういった実感を持てるってことは、嬉しいものだな~。


 たっぷりと野草を収穫した後は、家に帰って、皆で野草を洗い、家でてんぷらなどで持ち帰りたい人は、その分を頂いたあと、残った大量の野草で酵素作り。野草の総重量×1.1倍の砂糖(精製糖)を入れ、武原さんの特注?の酵素を入れ、よく揉み混ぜる。これで、すんごく身体によい酵素が取れるそうで、酵素ジュースにして飲むと良いらしい。どう良いか、よくわかっていないが、誰でも、すごく身体に良いんだろうな~、ということはわかる気がする。

 予定の時間も過ぎ、これで最後?となった時に、出門さんが「八重桜の枝」をたくさん自転車のカゴに入れて登場
 お昼の時に、「桜茶を皆に作ってあげたらいいんじゃないの?」という出門さんがおっしゃっていたが、時間が無くて、摘んでいなかった。それを、出門さんが、摘んできてくださったよう。そこで、皆で、八重桜から、花と葉を摘む作業。そして、水で洗ったあと、前から武原さんが作っていらっしゃった桜の塩漬けの樽に追加していく。桜の花は、ひとつひとつ真ん中を指でつぶしてから入れていく(厚みがあるので、満遍なく漬かるように)。膨大な量なので、これだけで1時間ぐらいやったかも、、、?さすがに、これは大変だった。。。

 ただ、「桜の葉」を使った和菓子なんかも作りたいな~、とも思ったし、参加者の為に桜を持ってきてくれた出門さんの優しさに触れることができて楽しい時間を過ごせた

 最後に、武原さんの家に1ヶ月前から居候しているYさんのお手製のどぶろく酵母パンを食べ、お開き。たけのこ、野草、あと、大根のぬか漬けをお土産に、帰路へ。15:30頃集合、というのが18時頃集合に。日が暮れていないし、本当にいろいろなことがあって、時間が過ぎるのも忘れていたぐらい、充実していた1日でした。

 最後に、やっぱり、「地元に入りこむ事」について、実感したことを。神崎辺りで物件探索をしていたのですが、やっぱり、不動産屋ルートではなかなか田舎では物件は出ないのは常。ところが、出門さんはこの辺りの大地主であり、お昼の時間に、武原さんが出門さんに口ぞえをしてくれて、武原さんの家のすぐ近くの「そこの家は空いているよ。出門さん、いくらで貸すの?」と、とんとんと話を進めてくれた。ぱっと見た限り、いろいろ手入れは必要だが、家賃は安いし、何より、武原さんいわく、「出門さんが、毎日顔を出してくれるし、野菜やお米も貰えるから生活費がかからないよ」とのことで、地元の方と触れ合う生活をしたい自分にとっては、ここはいいな~、とすごく思った。後は、母と妻がどう思うかだな。。。
 とはいえ、本当に、こういった「地元に入り込んでご縁を作ること」は、重要だ、ということが、ぽんと、飛び出た物件情報の話で実感をした時でもありました。もう1ヶ月後には、家は決まっているわけだが、ぜひ、この自給教室を足がかりに、神崎の地元の方とご縁を作っていこう、と思いました。

 ちなみに、収穫した野草は、このとおり、てんぷらや炒め物にして食べました美味しかった


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はじめに~何かしらのご縁で、このブログを読んでくださる皆様へ~

2009年04月14日 | 自己紹介・このブログについて
<自己紹介>
こんにちは、アツです。2008年秋に、パニック障害、という精神的な病気になり、2週間会社を休みました。それまで、12年間、バリバリ働いてきましたが、自分で「最終的にはビジネスには向いていない」ということは、自覚をしていて、ただ、会社の仲間とみんなで仕事をしていく中で、「せねばならないこと」に対する責任感と、自分の心の中にあるものとの乖離が起きて、最終的には病気になったのだと思います。
 病気になったことで、本当に、自分の人生が変わりました。本当に、病気は、神様からのお告げみたいなもので、本当に今では、有難い、来るべくして来てくれた、と感謝しています。
 
 病気になった時、たまたま、妻が、「生活クラブ生協」の会員であり、そこで紹介されていた「半農半Xの種を撒く」という本を購入してあって、それを会社を休んでいる時に読んだのがきっかけで、「こういった生活っていいな~」と思うようになりました。パニック障害、というのは、電車やバスにも乗れない、すぐに気持ちが悪くなってしまう病気で、当時は、本当に苦しい思いをしました。で、休みの最後の方で、せっかくの休みだから、この「半農半Xの種を撒く」に載っている方々のところに行ってみたい、と思いました。精神的な病気でなよなよしていたのですが、頼れる我が妻が後押しをしてくれ、「鴨川自然王国」と「ブラウンズフィールド」、という千葉県のすばらしい場所に行けました。夏頃から、「べランダ菜園」を始めていたこともあり、「土に触れる生活」に対する欲求が高まっていったのと、このすばらしい場所に出かけたことをきっかけに、その後、週末は、ほとんど、農的生活に関係ありそうなところへ出かけるようになりました。会社も、病気の私を暖かく受け入れてくれて、時たま気持ち悪くはなりましたが、無理はしないよう、環境を整備してくれた為、辞める、というより、体調の様子を見ながら仕事をさせてもらいました。
 ただ、世界も、そして日本もどんどん不景気になり、私が勤めていた会社も、どんどん業績が悪くなり、リストラの嵐が吹く中、「このまま100%戦えない自分がいるのは会社にとっても自分にとっても良くない」という思いが募り、2009年3月末をもって、退職をさせてもらいました。大学卒業後、12年間、1つの会社に勤め続けましたが、本当に、最後は感謝の気持ちをもって退職が出来ました。
 
 そして、今(2009年4月現在)は、退職後、新居を探し、新しい「半農」が出来る暮らしの場所、そして、「X」を求めるスタートを切りました。そんな、日々の生活の事、出会った人、体験した事などを「自己表現」するために、ブログをはじめました。
 
 現在、家族は妻と、子供2人の家族です。1人目は、6月で3歳、2人目は、ちょうど3月末に生まれたばかりで、今は、炊事・洗濯などの家事全般と、1人目の遊び相手、そして、新居探しが日課です。

 新しい出会い、新しいご縁を大切にしながら、これから、心が満ち溢れる生活を目指していきたいと思います!

<このブログについて>
 このブログは、2009年4月から書いています。在職中は、なんだかんだいって、ブログを書く余裕が無かったのと、ブログの書き方がわからなかったからです。ただ、時系列に書いた方が、自分が何をしてきたかの整理にもなりますし、読んでくれる人もわかりやすいだろうと思いますので、あえて、過去のものは、その時の日付で書いています。


◆2008年秋~2009年3月◆
→農的生活に関心を持ち始めてから、退職を決意し、実際に退職するまでの生活を綴ります。(と思いましたが、昨年のことを書くのは、やっぱりいいや、という気持になりましたので、やめました)

◆2009年4月~◆
→退職後、いよいよ、新しい生活に向けて、歩み始めた軌跡を綴ります。

その他、番外編で、世界一周したときのことなども、時間を見つけて書こうと思います。

では、よろしくお願いします!
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