半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

ミニミニ こいのぼり&かぶと♪

2015年04月30日 | 素敵な家族・子供との時間
いつの間にか、家に小さな可愛いこいのぼりがいました

子供が水曜日の美術教室で絵を描いたらしいのですが、それに飽き足らず、余り時間でちゃちゃっと作ったらしい

先生もびっくりしたそう。

左下の石はこいのぼりさん達のお家だそうです。

超可愛いですね~




そして、本物のかぶとの端っこに、なにやら小さな物体が・・・


良く見ると、これまた子供がミニこいのぼりと一緒に作ったミニかぶとでした



余った時間で、ふと思いついたものを、自由に作れる。

それは才能であり、そういったことが出来る場を提供してくれている教室に感謝感謝

こういう時間は、子供にとって、別に何かの能力とか技術を高めるという意味合い以上に、「自分の思うことに集中して入り込む時間」そのものが価値があると思うんですよね

ということで、引き続き、こういった作品をちょこちょこ作って、先生や親を驚かせてもらいたいものです
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ゆっくりゆっくり

2015年04月29日 | 自分の時間
4月頭の雪の日に、また体調を崩してしまったのですが、今回は本当に長引いています

いつもは2~3日で戻るのですが、今回は2~3日で元に戻ったと思い、ちょっと寒い部屋で仕事をしていたら体調が不良になり、そのまま週末のイベントに入り、気持ち悪いのなんの

ボチボチ仕事をしながらですが、1週間ぐらいかかってやっと元に戻ったかな~?と思うとまたぶり返すの繰り返しでした。

昨年は「熱中症でしょ」という医者もいれば、尿検査、血液検査、心電図など矢継ぎ早にやり、最終的には「メガネの問題でしょ」ということでしたが、今回行ってみた医者は「すみません、全く原因がわかりません。申し訳ないけど対処療法でこの薬を飲んで」という医者でした

ただ、お医者さんが素直に謝るのは今まで経験したことがなかったので、とても好感は持てましたが

その1週間後、先週ですが、東城百合子先生のお弟子さんの1人の知り合いが、わざわざ成田まで来てくれて、お手当てを色々教えてくれました。

足先をただゆするだけのもの、5kgぐらいの圧力をかけてふんわり抜いていく方法、仙骨のあたりをさする方法、そしてびわの葉&こんにゃく湿布ですね。

ただ、その翌日、体調がようやく戻ってきたので3週間ぶりにちょっとだけ畑仕事をしたら、よほど体力が落ちているのか、またダウン

夜、寝る前にびわの葉&こんにゃく湿布をやると、とっても気持ちよいのですが、どっと疲れが出てしまうという症状も。


相談したら「数カ月単位のリハビリ期間を持った方がいいかもしれませんね」とのコメントが。

また、古事記勉強会を主催されている方でもあるので、「祓いの実践の時ですね。不安も焦りも、からだに求める心も、ずっと祓い続けてくださいね。自分の中の神さまに感謝。何があふれてくるのか楽しみですね」というコメントも頂きました。

う~ん、深いな~。

確かに、「どこが悪いのかな?」とか「どうしたらいいんだろう?」という「原因」と「対処」を考えがちですが、まあ大学病院に行ってもし原因がわかったとしても、薬と休息を指示されるだろうし、今回は長引いて本当に「う~ん、困ったな。。。」という思いがありますが、問題に焦点を当てるより、ただただ、生きていることや体が動くことに感謝や有り難いという気持ちを持った方が良いかもしれませんね

ということで、先週ダウンしてからまた1週間たって、今日はようやくまた体が動くようになってきました。

畑が草が出てしまっているので、今日は畑にちょこっと行き、先週のようにならないように、休み休み2時間ほど草を取ってきましたが、ダウンせずにすみました

有難う、私の体ちゃん

そして、これから始まる「田んぼと畑の耕育教室」に向けて、無理をしないよう、ゆっくり、ゆっくり、整えていきたいと思います。
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チューリップまつり

2015年04月25日 | 素敵な家族・子供との時間
成田市の近くに佐倉市というのがあって、そこでは今の時期、毎年チューリップまつりというのが開かれています。

シンボルの風車の周りにたくさんのチューリップが咲いているのですが、電車からしか見たことがありませんでした。

それを今回初めて、妻が「行こう」ということで、行ってきました

行ってみると、最終日で、普通は10株500円でチューリップが取れるそうなのですが、1000円で取りほうだいとなるほど、半分近くのチューリップは枯れていたり満開を過ぎている状態でした

ざっくりとチューリップは見たのですが、それより私や男子の子供達が気になるのは風車です

お~、凄い本当に風で回っている


この風車の周りにはお堀のようになっていて、そこには桟橋があります。

この桟橋は、これはつり橋になっています。


それは上手くバランスが取れているので、子供でも上げ下げができるのです。
我が子も体験してみました


さて、中は、色々な歯車がかみあって、風車の動力が縦回転→横回転と変わっていくのがわかって、「ほ~」と大人でも勉強になります。




さて、その後は、しばらくチューリップや菜の花畑などを散策。

下の子はママとデートということで「邪魔しないで」ということで、私はおにいちゃんと自転車試乗体験


何でもこの自転車は「オランダ製」で、車体もハンドルもタイヤも太く、安定感抜群
担当のお兄さんいわく「オランダは自転車王国で、3世代にわたって自転車を使うんですよ~」という説明。
3世代凄い
エコだし、ものを大切にする心を日本人も見習わなくてはね~。
ちなみに日本円で20万ぐらいするそうです
ギアなどもSHIMANO制で日本製。でもタイヤは日本には無いだろう、とのことでした。
30kg近い子供も何なく載せられるタフな自転車で、郊外の家に住んでいたら1台欲しいところですね。


さて、下の子と奥さんを探していると、一番遠くの方に姿が見えました。
その菜の花畑にいると思ったら、その端っこの白つめ草を摘んでいて、王冠やブレスレッドを作っていました


最後に、薄い木(?)で出来た楽譜をハンドルでまわして入れていくと、音が鳴るオルガンのような楽器を体験させて頂いて終了。


のどかな公園という感じでしたが、少し風も吹いて寒くなってきました。
風が通るだだっぴろい田んぼの中の公園だからでしょうね。

それにしても、毎年ここにたくさんの人が来るのは、チューリップを愛する人が沢山いるからなんだろうな~と思いました。
男子はどちらかというと風車や自転車とかですがね

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ゆっくりと、福島のことを

2015年04月24日 | 素敵な人・友人との時間
2日前のことですが、高柳さんのところに呼ばれて、お茶をしにいきました。

お話を聞いていると、いつもの通り、ぶらりと来客が。

2011年の原発事故から双葉町に暮らしていた農家さんで、ご自身の畑や家があるところが放射性物質で立ち入り禁止地域になってしまったため、有機農業仲間のつてをたどって、高柳さんのところに来て、高柳さんのサポートも受けながら、この辺りで第二の人生をおくっているTさんです。

もうあれから4年が経ちました。

しかし、Tさんがいると、いつでも福島の話になります。

高柳さんも、Tさんと一緒に双葉町に行ったことがあります。

今回は双葉町に残してある墓と先祖の遺骨をこっちに持ってこようかどうか、というお話。


お茶を飲みながら、そんな話を聞いたり、2人が「まあ、この国がどうだろうと、俺達は米と薪があれば生きていけるからな」と笑いあっている風景は、色々あったけど、たくましく自立して生きいる本来の農民の姿でした。


お金が無いと生きていけない時代、そんな世の中に根ざしている日本人がほとんどですが、こういった人達は、最悪、お金が無くても暮らして生きていける人達です。


ゆっくりとした時間の中で、お茶をのみ、語らい、そして自然に沿って生きている。

世の中に色々な情報が流れていますが、ここでは別の時間が流れていました。
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子供の手作りハウス

2015年04月23日 | 素敵な家族・子供との時間
今週の我が子の作品は「ドールハウス」。

他の子は、屋根は三角を基本としたらしいのですが、うちの子だけ箱型にしたそうで、こんな作品が出来上がりました


細かく見てみると、相変らず凝っている

まず、お庭にはすべり台、ブランコ、シーソー


1階には右側にキッチン、真ん中がコタツ、左側に黄色いテレビで、壁には時計、天井には電灯です


特にキッチンは細かいですね~。
奥にあるのが茶色いタンスのような棚。真ん中が流し、そして手前の黒いのがコンロです。


続いて2階はベッドにテーブルに時計に電灯



さらに、なんと横にはエレベーターが



まあ、相変らず色々考えること、そしてそれを作ること

引き続き、楽しんでその才能を伸ばしていってもらいたいものです

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ヨモギの季節♪

2015年04月22日 | 素敵な家族・子供との時間
2週間前の雪の日に畑仕事をして、体調を崩して以来、まともに畑にいけていませんでした

ようやく復調してきたので、畑に行ってみると、あれま~、さすが新緑の季節、あっという間に草はボーボー、菜の花は見事に咲いて畑一面、黄色の菜の花畑

一方で、昨年植えたアスパラが始めてニョキニョキと育っていて、その長さおよそ70cm

昨年秋の生き残りの春菊は、まさに菊のつぼみをつけ、ほうれん草もつぼみをつけ、まあ、荒れ放題というかなんというか、生命力溢れる畑になっておりました

これは、手入れが大変だ。。。


そんな中、いつもの場所にヨモギが育ってきました

ということで、恒例のヨモギ団子を作りました

当然、子供たちも泥遊びみたいなもんですから、ヨモギ団子作りに参画。
上新粉を団子にして茹でて。
}

つぶしたヨモギと一緒に混ぜてつぶして、お団子作り


お~、なかなか上手に出来たじゃない


あんこがなかったので、みりん、黒糖、葛粉を使ってみたらしを作ってあげて、「美味しい~」と今年初のヨモギ団子を堪能しました


菜の花、たけのこ、ヨモギ団子。春は色々あってうれしい~楽しい~、ですね
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先生も子供も嬉しいだろうな~

2015年04月21日 | 素敵な空間・イベント
うちの下の子は今年の春から小学1年生

でも、幼稚園にまだ1週間に1度、通っています。

何故か?

それは幼稚園の頃に入っていたスポーツクラブに通い続けているから


3月でいったん退会手続きをしたのですが、ギリギリで、スポーツクラブの出席カードに「5年間続けたら、大きなトロフィーがもらえる」という言葉を見つけ、「トロフィーが欲しいから、やっぱり続ける」と言って、再入会したのでした

まあ、親としては生まれ持っての運動神経を伸ばしてもらいたいので、器械体操のようなことをまだまだ続けてくれる方が、テレビを見たり友達とDSをしたりするよりよっぽど良いと思っていますので、良かったな~と思っています


そして、スポーツクラブの良いところは、なつかしの幼稚園に毎週堂々と入れること

そして、担任の先生に会えること

たまたま仕事の終わりがお迎えの時間だったので、先週も今週もお迎えに行ったのですが、今日は担任の先生がクラスにいて、スポーツクラブが終わった後、みんなで先生のところにワ~っと駆け出して、色々話していました

子供達は「小学校でこんなことがほめられたんだよ~」と報告していたそうで嬉しかっただろうし、先生も始めて年長さんを持って卒園をさせた生徒が1年生になっても来てくれて、しかも小学校での様子を報告してくれるのは嬉しいだろうな~

ちなみに、1年生になってもスポーツクラブを続けている4~5人のうち、1人を除いて全員うちの子と同じクラスだった子なので、担任だった先生だけがスポーツクラブの度に、何人もの生徒たちに会えるんですよね~。

スポーツクラブそのものも良いけど、お世話になった先生との時間は、子供たちにとっても先生にとっても、お互いにとって貴重な素敵な時間なんでしょうね~
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スリランカ人の象害に対する言葉

2015年04月19日 | 自分の時間
NHKで福山雅治がナビゲーターをする「ホットスポット」という番組があります。

地球上の「最後の楽園」といわれるような、昔ながらの自然が残っているところを訪ね、昔から行き続ける絶滅危惧種などを紹介するような番組です。

恐竜が生きていたころから、今でもその形が変わらない、つまり進化しなくてもよく生き延びてきた動物がたくさんいます。

例えば、土の中に生息し、卵を生むときだけ流れの早い急流に出てくるカエル。
オタマジャクシは急流の岩に口で吸い付き、急流の岩についた苔を食べて暮らします。

原始の哺乳類の姿のままのリスなどは、サルなのかリスなのか、良く分かりません


昔、大陸が移動し、今のインドがユーラシア大陸の一部になったとき、押し上げられて出来たヒマラヤ山脈。
その山脈の降雪で空気が乾き、海から湿った風がモンスーンとなり発生したそうですが、インド大陸(?)の西側に出来た山脈のおかけで、西側は雨量の多い熱帯雨林が生い茂る地域になり、東側は乾燥した地域になったそうです。

その西側が「西ガーツ地方」と呼ばれ、いまでも沢山の原生動物が生息しています。

そして、そこから昔は地続きであったと推測される離れ小島のスリランカ。

そこにもたくさんの希少な絶滅危惧種が住んでいます。

そこの住民の近くには、アジア象が出没し、日本と同じように被害が出ています。

それも畑の作物というよりは、倉庫を壊して米を奪う、、、というような事態が起こっています。


しかし、2000年も前から象を尊敬し、また、仏陀の象徴(?)として崇拝してきたスリランカ人はこんなことを言っていました。

「人間が来る前から、象はここに住んでいた。私達が後から来た。だから仕方が無いこと」


宗教観もあるのでしょうが、そもそも人間が後から来た、という感覚を普通に持っていることにとても共感しました。


私は畑で特に獣害がある時は、何とも複雑な気持ちになりますが、そもそもは人間が悪い、という考えが前提としてあります。

しかし、経済作物を作っている農家さんからすれば、大変な問題です。


話は変わりますが、田舎道を車で走っていると、地元のおじいちゃん、おばあちゃんが、バイクや自転車で堂々と道路の真ん中をゆっくりと走っています。

左右を見ずにゆっくりと道路を渡る方もいます。

「危ないじゃないか」と最初の頃は思っていましたが、しばらくしてこう思うようになりました。

「まあ、この方々は昔からここに住んでいて、そこに後から国やら県が道路を作り、そこをよそ者の私が通らせてもらっているのだから、有難く思わなくっちゃ」


動物だって本当はそうなのでしょう。

ただ、畑を作っている人と、獣が増えてしまった原因が必ずしも直接は一致しないところが難しいです。

そもそも、山の手入れをして「里山」を作り、それを放置したことで「山が荒れる」という現象が起きてしまい、山から獣が里に下ってきているわけです。

あるいは、狩猟をする人達が放ったのが猪豚となって爆発的に増えているという、人害、ということも聞きます。

畑で暮らしてきた農民から見れば、傍迷惑な話なのですね。

大きく見れば、人間の問題。

スリランカの神聖なる象と、日本の畑を荒らす狸やハクビシンや猪は同列に扱えないのかもしれませんが、大地に生き、家を壊されながらも「人間が後から住んだのだから」というスリランカ人の言葉は、とても印象に残りました。
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最近の農業

2015年04月15日 | 自分の時間
3月に食料自給率(カロリーベース:現状39%)の目標を50%から45%に下げる発表がありました。

TPPの条件交渉参入の時でさえ経済産業省VS農林水産省という戦いを表面上はやっていましたが、内々では農林水産省側及びJA側が「一度、反対の声はあげたけど、さてどこで上げた拳を下ろそうか」という感じで、建前は守った上で、調整をしたことがありました。

今回の目標修整も、実質無理だということもあるし、農林水産省が上げた拳を政府の意向に沿って下げた流れなんでしょう。

しかし生産額ベースの自給率は70から73%に目標を上げています。

そもそもカロリーベースの目標を立てること自体、世界的にはあまり意味がないといるわけですが、ある時から自給率がカロリーベースになったんですよね。

その頃は「自給率が低い」ということを声高にあげるためにやったようですが。。。

そして今回のように、一般的になったカロリーベースの自給率目標は下げ、一方で生産額ベースの自給率目標は上げる。
縦割り行政の表れかと思いますが、ややこしいですよね~。


そんな中で政策として掲げられているのが「大規模集約化・企業参入」です。

農村を守っているのは小さな農家ですが、特に今回は稲作については15ha以下の農家は辞めてしまえ、という方針です。

この政策はもう何十年も掲げられているのにも関わらず、全く成果が出ない政策です。

というか、明治維新で「西洋のやり方を取り入れろ法人が農地を開拓するんだ」という大号令がかかった時、得のある農業指導者などが「日本には大規模化は向かない」と頑として反対した人もいるぐらいで、それを無理やり推し進めた結果、北海道の牧畜と岩手の小岩井農場(といっても、一回破綻しかけて、三菱か三井が救済したから生き残ったそうですが)ぐらいしか残らなかったという経緯があるんです。

そして、昭和の戦後に、再び「近代化・効率化・機械化・単一化」が叫ばれ、「産地形成」というのがされ、群馬の嬬恋キャベツだの、銚子のキャベツだの、単一作物を対規模に作り産地間競争力を持つ、ということが進められていきました。

でも、これは所詮、日本内での話で、世界規模には遠く及びません。

だって、例えばアメリカの農民全体の畑の平均面積は日本の100倍なんですから。

日本の大規模農家なんていうのは、アメリカの平均農家にも及ばないんですね。

ということで、戦後も、そして1970~80年代も、それからずっとたった現在も「大規模化・企業参入」は政府が叫んでも、実際はそうなりません。

なんでか?

農業というのはそういうものだからです。

農業は儲からないのです。


それでも儲ける農業をするには、今までの農業とは違った農業をしなくてはいけません。

それは、投資をし、少ないコストで出来るだけ収穫して、回収をする、という視点に徹底的に立った農業です。

そのためには、世界各国のように、安い国の土地を買って、低賃金で労働者を雇い、何百へクタールもの土地でトウモロコシや大豆など相場があるものを単一的に作り、その土地がやせたら捨て、次の土地を買い求めていく。

そして、その投資は国から助成金をもらい、かつ、作った作物の買い上げも政府が補助金を出す。

そういった流れにのれば、儲かるとは思います。

でも、日本の農業はそうじゃないですからね~。


テレビで色々取材されいる農業生産法人も、20年~30年も前に投資をして、ブランドが出来上がって、その後に優秀な経営者がまわして安定しているところがわずかにありますが、それ以外は、大概が表面上は立派でも、膨大な借金を抱え続け、補助金もとんでもない量をひっぱってきていて、一度止まったらお金が流れなくなる、というところが多いです。


日本にあった農業は、世界の儲かる農業とは違うんですよね。

ただ、今の日本は朝食はご飯よりパンの方が多い時代になってしまい、米の「消費量」を上げるのはもう難しい時代です。

一方で「自給率(カロリーベース)」を上げるためには家畜の飼料を国産にするのが一番です。

飼料はほとんどが海外産であるため自給率を下げているからです。
そして、今回、人が食べる主食米ではなく牛さん達の飼料米の作付けを今より10倍に増やす目標が設定されました。

今や主食用のお米では1反8万円弱にしかなりませんが、飼料米だと補助金で1反10万円が出ます。

ちなみに、日本では850万トンのお米の生産をしていますが、それに対しアメリカから毎年約77万トンを義務として輸入しています。
TPPではさらに20万トン追加しろとアメリカは言ってきています。政府は5万トンとか、この追加量をいかに少なくするかで折衝しているそうですが。

日本では小麦も90%以上が輸入に頼っていますが、今の子供が大人になる時代は、米農家は激減し、お米も輸入が基本になるかもしれません。

更に厳しいのが乳牛です。牛屋さんは儲からないのに、飼料の国際的高騰で千葉県では1300戸あったのがこの10年で700戸までに激減しています。

このままでは、いわゆる「成分無調整生乳」は高価なもので、海外からの輸入の脱脂粉乳を水で薄めたものが主流になってしまうかもしれないそうです。


これらは政府の方針ですし、「高ければ競争をさせ、足りなければ輸入すればよい」という考えです。

でも、現実はそんな甘いことではなく、「食料争奪戦」が世界的に繰り広げられているわけで、このままでは韓国のようにズタボロになってしまうのではないか?と危惧しています。

以前、「ランド・ラッシュ」という本についてブログに書きましたが、改めて読むと、良い本だったな~、と改めて思います。

→こちら


ブログを見直して、この本の最後に、青森の農家の木村さんが言っていた言葉に目を通すと、改めて色々思いますよね。


「海外から大量の食べ物を取り寄せ、その半分を捨てている日本。飢餓であえでいる人のことなどイメージすらできず、勝手なことばっかりやっている国民だから、いずれ世界から見捨てられる日がくるよ。食べ物の恨みは恐ろしいんだから」

地球の裏側のブラジルで作った大豆や鶏肉などで食料を満たしている今の日本ですが、その傾向は毎年加速しています。
国内でさえ、作られた食べ物の1/3が生産地で捨てられ、食卓で1/3捨てられる国。

私達の子孫が国産を食べれなくなってしまう政策を続けていて、本当に良いのでしょうかね?
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イチゴ狩り

2015年04月12日 | 農的体験・生活
「朝採り野菜ボックス」で1~4月上旬まで期間限定で入る「石井さんのイチゴ」。
かつては、らでぃっしゅぼーやにも降ろしていて、一般的な化学合成農薬は使わず、安全でかつ水分計で水分管理もされて美味しく育てられたイチゴは、毎年大好評

そんな野菜ボックスのお客さんを招いてのイチゴ狩り、今年も開催する事が出来ました

今回はいつもより多く、大変な人数でしたが、採り放題、食べ放題、持ち帰り放題なので、うどんこ病で白くなったイチゴもたっくさんありましたが、その間を縫って、みなさん好きなように食べまくり、採りまくり、でした


我が家もたっぷり持ち帰り
下の子が前日にお世話になったお友達の家にお土産用として自分で収穫し、渡しにいくと、お兄ちゃんもいつもお世話になっているお友達の家へおすそ分け。
子供なのに、なんだかこういった関係もいいですよね~


そして、恒例のイチゴジャム作り
いつもは丸ごと煮るのですが、今回はザクザク切って煮たそうです。
奥様、夜な夜ながんばり、大なべ2杯分
まあ、1杯分はおすそ分けでなくなるでしょうし、もう1杯分もあっという間でしょうね
私はしばらくイチゴはいいや、っていう感じですが、子供達は毎日、幸せにイチゴ三昧、でしょうね
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