半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

オンライン授業を見て

2020年05月26日 | 自分の時間

東進ハイスクールの全国オンライン無料授業というのがあります。

「おっ、面白そう!」と思って、子供に見せてみたら、暇だったので「やってみようかな」ということでトライしてくれました。

で、1回目は一緒に視聴したのですが「やっぱり教えるのは上手だな~」と感心しました。

今の状況は知りませんが、私が大学受験の頃だから、27年前ぐらいでしょうか。

東進ハイスクールが当時、「1億円プレーヤー」としてあらゆる予備校の有名タレント講師を引き抜いていた時代です。

今の人たちは「今でしょ」で有名になった林先生が一番知っている予備校教師でしょうが、私が高校生だった頃は、たくさんの有名講師がいました。

その後、社会人に入って運営会社のナガセがフランチャイズ方式で衛星予備校などを増やして、まあ、どこのフランチャイズ本部もそうですが、えげつない営業をしていると知っていましたが

まあ、それはさておき、業界一位となるところは、良くも悪くもイケイケドンドンでマーケットを一気に開拓するもので、東進ハイスクールは今も恐らく業界トップくらすなのでしょうね。

そんなところで、このコロナ休みで「全国無料オンライン授業」をしているからには、おそらく、今の東進でもトップクラスの先生の授業を無料で流しているのでしょう。

数年前に「今の点数を取るだけの勉強を教えるなら、公教育の場より予備校の方がそれ専門にしているから上手だ。しかし学校は単純な点数を取らせる場ではなく、公教育だからこそ必要な学ぶことがたくさんあるのだ」という話を聞いたことがあります。

そりゃそうだ、と思いました。

学校というのは、点数教育もしなくてはいけないのですが、それとは別に、公教育として、集団教育、クラス運営というのが必要です。

また、最近は様々な家庭事情になり、子供に対して一概に「この方法で」とはいかず、かつ、保護者対応も必要なわけです。

今回のコロナで学校でも「オンライン教育」というのが取り上げられましたが、家でオンライン勉強をできる環境があるのであれば、やっぱり、学校で教えることは、決して点数を取ることが最優先ではない、と思ったのです。

前々から、私は「点数をとらせることより、集団生活や友人関係などを学ぶことの方が、よっぽど大事」と思っていました。

子供にもある意味そういったことは言ってきました。

大人だってみんなわかっているのです。

学校勉強で点数が取れるより、社会人になって思うことは「笑顔で元気に挨拶ができること」の方がよっぽど大事だということを。

子供の幼稚園時代を振り返れば、真冬に半そで短パンでマラソンを毎朝させて、その後、園庭で上半身裸で乾布摩擦をさせているのを見て「これは、親ではとてもできないな。集団で行動をする幼稚園だからこそだ」と感心をしたことを今でも覚えています。

そして小学校に我が子が初めて入った時「あぁ、日本の公教育は軍隊のようなものなのだな。ただ、これを通して、世界に賞賛される私より公や集団を意識する国民性と言われているのが教育されるんだな」ということを気づいたのです。

良いところもあれば悪いところもあるのでしょうが、いずれにしろ、公教育というのは、ありがたいものだ、と思ったのです。

子供の教育というのは親が7割と思います。

親次第、家庭次第で、あとは学校や地域の大人や子供たちから影響を受けるもの、と思っています。

ただ、団塊世代と団塊ジュニア世代、つまり、大人が人口のほとんどを占める、現在の日本のいびつな人口ピラミッドの中では、子供たちは「社会や地域のマイノリティー」であり、純粋に数が勝る大人の社会の中に入れられてしまっています。

私が子供の頃は、親も子供も同じ数いて、親が子供に今のようにかまう時代ではなかった。

でも、今は、大人が多すぎて、子供は大人の視線の中で生きています。

子供だけの社会というのは昔以上に小さく、地域にも大人の目がたくさんあり、子供だけの社会は本当に少ないのです。

そんな中で、先生がいるにしろ、学校というのは、子供たちにとって昔以上に大きな影響を与える社会です。

そういった社会で何を学ぶか?

昔以上に「点数を取ること」が学校の先生の目標にさせられてしまっていますが、ベテラン先生になると、教科を教える能力とクラス運営能力のバランスがすごいのです。

そして、クラス運営能力の高い先生の子供たちは、人間的成長も大きいのです。

そして、オンライン授業などを実体験してみて、「あぁ、やっぱり点数を取る勉強というのは、予備校やオンラインで出来てしまうのだろうな」と思ったのです。

もちろん、ベースとして同じクラスメイトの中で、一緒に学ぶことで公の視線を気にして、遅れまいといった意識なども働いて勉強をやらないといけない、という環境でもあるので、学校で教科をきちんと教えることは必要だと思います。

実際、私の持論は「学校の勉強がもしわからないなら、塾にいったらなおさらわからないことが増えてしまうじゃないか」というもので、うちの子供にも「今、十分に学校の授業でわかっているんだから、もし塾に行って予習しちゃうと、学校の授業がつまらなくなって、かえって点数が落ちるよ」と言っています。

ただ、コロナなど何かの要因で、これからますます自宅学習ができる環境が発展してくるなら、学校には、「修学旅行や運動会を削っていく」という方向になっているのを是非止めてもらって、むしろ「そういった学校でしかできない集団生活や目標に向かっていく活動などをやってほしい」と思うのです。

働き方改革が学校にも押し寄せていて、真面目にそれをやるとなると、学校の先生は7時半に来たら17時まで学校にいてはいけなのです。

そうなると、部活の顧問は絶対できない。

運動会や体育祭も「学習指導要領」にはないそうで、そのため、運動会は削られる方向にあり、既に午前で終わり、という学校も出てきています。

「学力の格差が貧富の格差に比例する」と言いますが、あれは嘘です。

学力の格差が結果的に貧富の格差に比例しているように見える、だけです。

人間性も学力も親次第で、むしろ親に対する支援や親が手が回らない児童に対する支援が足りないのであって、「学力の格差をなくさないと」といって、学校の授業、つまり教科を教えることを今まで以上に重点化していくことが正しい、とは私は思わないのです。

そういった家庭の児童に対しては、むしろ、人間教育であったり、1人の大人として先生が勉強以上に大切な生き方や考え方を教えることに時間をさいて良いと思うのです。

うちの子のクラス担任で学年主任で学習指導力だけでなくクラス運営力も高い先生の場合は、クラスの点数も高い上で、「勉強よりも何かを頑張る力の方が生きていく上では大事だぞ」と教えているようで、うちの子供がそれを話してくれました。

体力、学力、徳力が3つの教育の柱であれば、誰にとっても一番大事なのは体つくりであり、大人になって一番大事なのは徳力です。

学力も「自分で自分の人生を努力して切り開く力」の1つとして、「わからなことは考える、知らべる」といった力があることが大事だと思います。

教育論であっちこっちと話が飛びましたが、10年以上前に、私がいた東京の会社がオンライン学習というのをフランチャイズで始めていて、担当していた学校の先生の免許ももっていた後輩が「いや、まじで凄いですよ」と言っていたのを思い出します。

今はベネッセ一強でしょうが、今回のコロナで一気にマーケットが広がっていくのでしょう。

大人向けのオンラインもリクルートを始め、様々なものが一気に出てきています。

オンライン授業を軸にこれから教育というのがどう変わっていくか、よくよく目を凝らして私も学んでいこうと思います。

 

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高柳さんとの散策、野草の天ぷら&青空♪

2020年05月23日 | 農的体験・生活

北海道と首都圏以外は緊急事態宣言が解除されましたが、逆に言えば私たちは取り残された感じ

まあ、人口密集している都市部がある以上、首都圏の主要都県で感染者が多いのは必然であり、解除も時間がかかるのは仕方ないことなのかもしれません。

とはいっても、大阪や福岡など、各行政トップの動きを見ていると、相変わらず千葉県の森田県知事は出てきません。

もともと何もしないからマイナス点がつかず、県知事をやってきたような人ですが、昨年の台風15号の際に県民から批判され、今回ので「やっぱり何も出来ない人だ」と落第点をつけられたでしょう。

また、コロナについては、飲食店や旅館など廃業するところもあり、中には自殺された中小事業者もいると思います。

「経済は命に関わる」という言葉がありますが、たとえば、たまたまオーストラリア在住の方と在住だった方と情報が交換出来たのですが、オーストラリアでは、休業した分の給料は国が補填する、といったことがとっくに当たり前に行われていて、ある意味、安心して会社を休む事が出来ると聞いて、びっくりです。

一方、私たち、まじめな日本人は、緊急事態宣言の外出自粛をほとんどの人がきちんと守っていますが、「私のように仕事が出来る人もいれば、例えばパチンコ店など営業休止を指示して仕事が出来ない人もいる。給付金とかいろいろあるが、時間がかかるし第二弾、第三弾があるかも今はわからない。そもそもの話で、営業をするなと法律で言うなら、その補填を出すのは当たり前」と、橋本元大阪府知事が言っていて、それももっともだと思います。

そういう意味で、オーストラリアの事をたまたま知ったのですが、日本は対応が遅いというか、どうにも企業やお店に対してサポートがひどいようです。

私のような片田舎の個人事業主にでさえ、2通のファックスで「即融資します!」という営業ファックスが来ました。

いわんや、本当に資金繰りに困っている中小企業経営者などは大変だということが推測出来ます。

そんな事態が続いていましたが、今日にも首都圏や北海道も緊急事態宣言が解除され、とりあえず全国が緊急事態宣言下では無くなる状況に戻るようです。

 

さて、日本はそういった状態ですが、ローカルで見ると農村は変わらずいつも通りです。

高柳さんは「我々は種を蒔かなければ作物は育たないのだから、いつも通りだ」と言って、いつも通りの暮らしをしています。

そもそも都市部と比べれば圧倒的に人が少なく、密になりようのない田舎では、感染リスクも低いですし、大らかさの次元が違う、といったところでしょうか。

高柳さんと一緒にお散歩して見つけた高柳さんの無農薬田んぼの畦にセリがあったので「これ、セリですよね?食べられますよね?」と言ったら、「お~、そうだな。天ぷらにでもしてもらうか」と、奥様に天ぷらにしてもらいました

最初に出てきたのは、これ。

一番上にある細いのはスギナ?

聞いてみたら、正解でした

下の方にあるのは雪の下ですね。人によっては雑草扱いされますが、中耳炎や整腸に良いとされています。

そして奥の上の方にあるのがセリ。

天ぷらにすると香りが飛ぶので、セリと言われなければわからないほどで、さくさくした食感を楽しみました

その後に、第二弾として、また天ぷらが出てきたのですが、どれも驚くものばかり

1つは昔、日本で「健康食」として流行ったというコンフリーという葉っぱの天ぷら。

フンザという国が長寿国で有名で、そこで長寿の方が食べているのがコンフリーという葉っぱで、40年前ぐらいに日本で大流行したそうです。

高柳家で植えておいたのが、まだ生き残っていて、食べさせてもらいました。

そして次に出てきたのがセリか何かわからなかったのですが、聞いたらなんとミント

ミントって天ぷらに出来るんですね~。っていうか、香りが飛んじゃうから、葉っぱは何でも天ぷらに出来ちゃうってことですね

ただ、最後の1つのドクダミは見た目でも明らかにわかりましたり、食べたらまさにドクダミ

どれも美味しかったのですが、ドクダミだけは「次回は遠慮します」というほど、きつかったです

 

お昼ご飯の後は山裾の散策。

日本に昔から伝わる伝統療法で、漢方にもある「ゲンノショウコ」と「ケツメイシ」の2つを煎じて飲む、というのがあります。

高柳家でお腹の調子が悪くなった時は、自生させている「ゲンノショウコ」を煎じて飲むのですが、その生えている所を見学したり、山裾の湧き水のところで、セリやクレソンが生えているのをつまんで食べたり。

まあ、クレソンの時期は4月で、今の時期はとう立ちして花が咲いていて、葉っぱは苦みがあって食べられたものじゃありませんでしたが

また、そこに生えていたアシで草笛を作って吹いたりと、まあ、のどかな時間



山裾から見上げた空はとても青いものでした。

ここしばらく雨天が続いていて、今朝も雨でしたが、嘘のように晴れ渡りました。

空が晴れると気持ち良いものですね。

久々に汗ばむ陽気で、すてきな一日が過ごせました

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本屑をつかった屑餅♪

2020年05月20日 | 素敵な家族・子供との時間

先月、「あたなと健康社」に行った時に「本屑」を買いました。

本屑って、なかなか買おうと思わないんですよね~

で、コロナ休みで、暇している子供たちは、夜ご飯を作ったり、お菓子を作ったりしているのですが、「本屑で屑餅作ったら?」といって、出来たのがこれ

すごい、美味しい、ぷるっぷるでした

売っている「屑餅」は乳濁している感じで、少し酸味みたいのもあるのですが、手作りは違いますね~。

透明感、ぷるぷる感、味わいも格別でした

料理の腕、家事の腕が上がる男子達。こんな事、長期休みで暇しないと自分からやらないですからね

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スナップエンドウが入れ食いです♪

2020年05月17日 | 農的体験・生活

スナップエンドウが入れ食いです

スナップエンドウというのは、11月頭ぐらいまでに種を蒔いて5月に収穫するので、畑で半年間育てるものです。

かつ、エンドウというのは連作が効かない。

かつ、収穫が面倒くさい。

なので、あまり農家さんは作りたがらないんですね

で、買うと高い

ということで、もう7年、8年、作ってきていますが、過去、不作だった年は結局はホームセンターで買った種の事が多く、霜でやられてしまうことが主原因ということがはっきりしました。

一方、農家さんも使っていて、ホームセンターでも最近は売っている「スナック753」は霜に強く、間違いなく豊作になります

知り合いの農家さんに聞いたら、スナック753はグリンピースと掛け合わせているので、寒さに強いらしいのです。

で、今年もスナック753を使ったのですが、以前、使った時と同様、いや、それ以上に大豊作

水曜日に1.5kg収穫し、木曜日に1kg弱収穫し、今日は700gぐらい収穫しました

 

私は「朝採り野菜ボックス」というのをやっていて、そのお客さんが1.5kgぐらい買ってくれているのですが、それでも余っちゃう

まあ、例年は1.5kgぐらいの注文量がぴったしだったのですが、今年はまあ良く穫れること

恐らく、気温が高いのにも関わらず干ばつとならず雨が適度に降るので、作物にとっては最高の5月なのでしょうね。

世の中ではコロナで宅配需要が増えて、大手オイシックスや成田の宅配農家さんも新規受付をストップしているのが続いています。

一方、私の野菜は「みみずの会」という成田市で30年近く有機農業をやっている大きな団体の1つの野菜です。

無農薬で作った鮮度が抜群の美味しい野菜をほしがっている方がいらしたら、是非、お試し下さい

→「朝採り野菜ボックス」

5月内なら、コロナで同じく出荷量が減っている「小倉さんの卵ハーモニー」が通常より100円引きで買えますし、私のスナップエンドウも追加で買えます

5月は本来は1年で最も稼ぐ田植え教室が今年はコロナで延期になってしまい、収入が激減しているので、たまにはPRさせて頂きました

 

 

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カルガモの赤ちゃんたち♪

2020年05月14日 | 農的体験・生活

田んぼ近くの小川にカルガモの赤ちゃんがいっぱい泳いでいました

その数、なんと10匹以上

一緒にいた人も「カモってあんなに子供ができるのね~いったいどこに卵を産んでいるのかしら?」と言っていましたが、ほんと、これほどいるとはびっくりです。

恐らく川原の草の茂みに卵を産んでいるのでしょうが、あんなに温められないですよね?

温めずに、ただ、孵るのを待っているのかな?

 

また、面白いのが先頭と最後尾にそれぞれ親がいるのです。

お父さんが先頭なのか、お母さんが先頭なのか、よくわかりませんが、先頭と最後尾の間にかわいく泳ぐ子供たち

親は子を守るもの、というのが自然界では当たり前だということが、よ~くわかります

そして、その姿がなんとも愛らしい

で、人間が近づいているのを見ると、最後尾のお母さん(?)カモがバタバタと飛んで前の方に。

「あれ?子供を置いていっちゃうのかな?」と思ったのですが、緊急事態を知らせる羽ばたきなのでしょう。

先頭を行くお父さん(?)カモもスピードアップし、先頭を両親が急いで進むのに必死で子供たちもスピードアップして泳いでついていっていました。

その姿もかわいい

ちょっとした出来事ですが、動物たち、自然の姿に癒されますね

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密かに楽しい子供との時間

2020年05月10日 | 素敵な家族・子供との時間

GWも終わり、例年なら「田んぼと畑の耕育教室」で忙しい週末ですが、今年は開催が延期されたため、子供たちと3度目の畑に行ってきました。

5月というのは農家のみなさんにとっては、田植えに、夏野菜の準備にもっとも忙しい時期。

同様に、私にとっては教室の年度初めであり、かつ、1年で最も参加人数が多いときなので、受付対応などのデスクワークと教室の準備で忙しい時期です。

そして、自分の畑もまさに夏野菜の準備の時で、忙しい時期が重なります。

草が急に伸びる時期なので、除草をし、マルチを張り、夏野菜の植え付けをし、といったように、自分の畑が最も忙しい時期でもあるので、例年、教室との準備と重なるこの時期は体力と心の余裕が無い時期なのです

 

ところが、今年は教室が延期で、かつ、子供たちが予想以上に戦力になっていて、自分の畑に心の余裕をもって時間をさけています


今回で子供を連れて3度目の畑。

別に畑には興味はなく「家に居ても暇だから」「帰りにおやつを好きなだけ買ってもらえるから」という理由でついてきてくれます

3度目にもなると鍬使いも上手になってきて、なかなかのもので、冗談で「将来、農家になるか?」と聞くと「絶対ならない」と言われる始末

でも、実際、予想以上の働きっぷりで、本当に助かっています

途中、タヌキか何かの動物の足跡を辿ってみたり、遊び遊びですが、一緒にいられることは嬉しいものです。

そんな子供たちと畑への行き帰りの車中のくだらないバカ話も面白い

 

コロナ休みで唯一良かったのは、子供とのコミュニケーション量がぐっと増えたこと。

子供が生まれて、どんどん子供がかわいくて仕方なくなっていきましたが、子供が小さい頃、よく、子育て終了したお母さんから「子育て中が一番人生で楽しかったわよ」と言われました。

当たり前のことなのですが「お~、そりゃそうだな」と私は思ったのです。

生き物として、まず本能として子育てが一番大事なもので、それが終わったら「あとは余生」というのが自然界の生き物のすべての原理です。

人間もそうで、自分の子育てが終わったら、もはやあとは社会的動物として「お世話になった社会にどう役に立つか」が余生の生き方だと思っています。

だから、自分の子育てが終わったら、もはや私利私欲はなく、ただ世の子供たちのために生きようと思っているぐらいです。

そんな私からすれば、中学生になり、毎日部活で土日も家を不在にしていて、コミュニケーション量が落ちた思春期の長男とは、「あ~、これで子育ても終盤だな。残りわずかだな」と、成長がうれしい一方で、なかなかコミュニケーションが取りにくくなってきた関係性がちょっぴり寂しいわけです。

まあ、子供が好きな親であれば、思春期になった子供に対して、同じような思いを抱くのではないでしょうか?

そんな長男、もちろん次男も含めて、今、久々にコミュニケーションが増えています。

まるで、2~3年前のまだ小学生中学年の頃のよう

この感覚は、ちょっぴり不思議で、ちょっと嬉しいのです

子供たちからすれば「暇だ~、学校まだ始まらないの!?」となっていますし、そもそも子供は同じ子供同士で集団で暮らす方がよいでしょう。

ただ、私からすれば、親離れ・子離れの時期に入ってきて「これで子育て人生も終盤だな」という感じだったのが、ちょっと前と同じような関係で一緒に密な時間を過ごせているのは、時間が揺り戻された感じで、不思議な感じでもあり、幸せでもあるのです

コロナで大変な状態ではあるのですが、子供たちとこういった時間を持てるのは人生でもうこれで最後、と思うので、密かに楽しませてもらっています。

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田んぼと畑の耕育教室 今年は6月に!

2020年05月08日 | 農的体験・生活

GWも終わりましたが、ステイホーム期間ということで人出は少ない期間でした。

ただ、GW前に比べると、公園などにいる子供たちや親子も少し多く、仕事が休みの親御さんが子供たちと公園に遊びにちょこっと出てきたのかな~、という感じでした。

それにしても暑い日が続いています

5月頭というのに、陽気は夏のようで新緑や日光がまぶしい日々です

八重桜は終わり、今はツツジが満開ですね。

畑では「ケーン、ケーン」とキジがずっと鳴いていて、つがいを見ることもあります。

菜花は花を落とし鞘に種をぎっしり入れ始め、麦も穂を充実させて実ってきています。

小さなバッタも出てきましたので、もう少しでクモやカマキリも卵からふ化するでしょう。

新緑もまぶしいぐらいで自然は生命が溢れる季節です


今の時期は農村は最も多忙な時期です。

春野菜の収穫と同時に夏秋野菜の準備や植え付けを行いつつ、草もどんどん伸びてきています。

私はちょうどみみずの会の早生の玉ねぎができあがってきたので、先週からひたすら玉ねぎを引っこ抜いています。

また私の畑ではスナップエンドウが穫れ始めました。一昨日の収穫量は1,4kgも

そして昨日はサツマイモの苗を植えました

数週間前に、子供たちと一緒に作った畝ですが、風でマルチが飛ばされることなく、植え付けを迎えることができました

これはいつも買っている苗屋さんで今年も買った紅はるかの苗50本×2=100本

100本あると、11月~4月ぐらいまでサツマイモが自家用として持ちますし、多少は人様にも譲れます

月曜日に苗を買ったので、3日間おいておいたのですが、それは「根出し」といって、植えるとすぐに根付く状態になっているので、すぐに植えるより良いんですよ

ミニトマトの苗はすでに植え付けしていて、今はカボチャとスイカの苗を育苗中です。

空心菜やオクラなどの種蒔きは例年ならもう少し後でも良いのですが、今年は気温が既に高いので、そろそろ蒔いてもよいかな?

アスパラちゃんはニョキニョキ出てきました。

ただ、もう植えて7年、8年経っているで、太いのはまばらで、植え替えしないとな~。

ニラも元気になってきたので、捨て切りしました。

これで新葉が出てくるの、しばらく春ニラの入れ食いです


 
また、田園地帯では田植え真っ盛りです。

お米農家の根本さんと行っている「田んぼと畑の耕育教室」は、例年なら5月1&2週目に開催するのですが、今回の「緊急事態宣言」の延長を受け、9年目にして初の「6月に田植え」をすることになりました。


ただ、昔は6月に入ってから田植えをするのが当たり前でしたので、全く問題が無く、また5月だと風が冷たい中での田植えという日もありましたが、6月であればむしろ温かい田んぼで田植えが楽しめると思っています。

この教室に通い続けて6年目の家族も居て、やはり田植えが一番人気で待ち望んでいますし、根本さんも「思いっきり楽しんでもらおうよ!」と、6月開催でむしろ意気投合しています。
 
根本さん自身は、世の中の切迫する雰囲気とはほど遠い感じでして、半径2kmに誰もいない、というのが当たり前の田んぼの中で、カエルの合唱と白鷺などが舞い降りる中、ひたすら田植えや草刈りなどで忙しい日々を送っています。

自然はいつも通りで、農家の根本さんもいつも通り季節に合わせて仕事を頑張っています。


ご都合がつく方は、自粛期間空けのストレスを青空の下で思いっきり発散して頂ければと思います。

お食事もフリータイム、フリースペースで密を避けて行う方針です。

是非、田んぼに素足で入ってアースして頂き、お子さんと田植えやドロドロを思いっきり楽しんで下さいね

また、「朝採り野菜BOX」も引き続き新規受付可能です

新鮮な野菜宅配を探している人がいたら、是非、お試しを

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スナップエンドウにカエルちゃん♪

2020年05月01日 | 農的体験・生活

いつの間にやら、もう5月です。

私の師匠のおかげさま農場の高柳さんも、毎日、田んぼで忙しくしています。

たまたま顔を出したら、お昼&メロンまでごちそうになってしまいました

「コロナはどうなるんだろうな。まあ、自然がだめな人間をこらしめようとしているのかもしれないな」と言っていました。

確かにそういった面もあるのでしょうが、なかなか私のような立場では公には言えないことです

70歳を超して、大地に根ざし、歴史に根ざし、都市生活やグローバル化を批判し続けてきながら、実際に多くの方が尊敬する生き方を実践してきたから言える言葉でしょうね。

私も本来はこの時期は田植え教室真っ盛りで、1年で最も忙しい時期なのです。

ところがこのコロナ自粛で当然、そういった教室はできませんので、3月から畑仕事と子供相手に時間を過ごしています。

私の場合は3月、4月の2ヶ月間がオフシーズンなのですが、それが1ヶ月伸びた感じで、そういう意味ではいつも通りなのです。

ただ、自然は進み、5月に入るとスナップエンドウが盛りになりました

週頭からちょびちょび収穫できたのですが、今回はドンブリいっぱいぐらいは収穫できました

来週はおそらくピークに入ってくるので1kgぐらい収穫できるはずです

スナップエンドウは11月頭ぐらいに種をまくので、畑には半年以上いる珍しい作物です。

しかも、収穫が手間なので結構値段がかかります。

そして虫もボチボチつくのですが、私は当然無農薬なので虫は目で見つけたら手でとるしかないのです。

そんな虫探しをしていたら、あらまあ、カエルちゃんが

 

ほら、こんなところに。

周りは田んぼもないのに、まあどこからやってきたのでしょう?

なんだかホットできるというか、かわいらしい存在ですよね

気候は夏のようで、暑い日が続いています。

仕事はありませんが、畑仕事にせいを出しながら、まぶしい光と自然を楽しめています

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