半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

有機農業界の重鎮、金子さんがお亡くなりになりました

2022年09月30日 | 自分の時間

高柳さんのところにお邪魔していたら、「そういえば、金子さんが亡くなったそうだよ」と。

金子さんとは、有機農業の現場に身を置いている人なら誰でも知っている方。

有機農業界の看板農家の1人で、埼玉県小川町という名を全国に広げた方です。

高柳さんや娘さんのお話だと「田んぼの見回り中に軽トラの中で心筋梗塞で亡くなったらしい」とのことで「ある意味、幸せな死に方だよね」と。好きな仕事をしながらいつの間にかポックリ、という死に方は一番良いですよね。

私が都会の生活から農に関心を持ち始めた頃、あちこちに出かけましたが、小川町の金子さんの霜里農場にも行きました。牛を飼ってその糞を使って堆肥はもちろんメタンガスを作ったり、循環農法を実践しているのを始めて体験しました。在来大豆の存在についても小川町で始めて知ったな~

私は見学会で行ったその1回しかお会いしていないのですが、「いいな~」ととても関心を持ちましたし敬意を持つようになりましたので、その後、農水省関連の仕事をされたり、本を出されたり、霜里農場では多くの研修生を受入れたりと、様々な分野でご活躍されている事は何となく知っていました。

その金子さんが亡くなった、ということで、また1人、偉人が亡くなったな~、という感覚です。

自然や土に対する思い、有機農業に対する信念と行動、人生が見事ですし、かといって体制批判をするわけでもなく、世間や地域や行政ともちゃんとつきあって生きてきた、とても温和な方、という印象があります。

ああいったバランスが取れた農家さんはなかなかいませんでした。ご冥福をお祈り致します。

 

ちなみに、これを書いていて、「そういえば、霜里農場にお邪魔した時のブログ、どこかにないかな」と調べたら、ありました農に関わり始めた初期のブログを見直すのも面白かったです

https://blog.goo.ne.jp/atsu1234/e/e7aa670c289fb807842d75faf7cb1c07

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気持ちの良い秋晴れです♪

2022年09月28日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。

 先週までは週末が台風で曇天・雨天が続いてパッとしませんでしたね

おかげさま農場の高柳さんとやっている「食と命の教室」で、この前の土曜日はなんと雨天の中、稲刈りをやったのですが、まあ田んぼはぐちょぐちょで大変でした

東京の栄太路本舗という和菓子屋さんがありまして、そこにおかげさま農場の餅米が「美味しい」ということで卸しているのですが、社員研修の一環で、「田植え、稲刈り」をやることになっていたのです。

台風予報が出ていたのにもかかわらず、前日に確認しても「やる」とのことだったので、気合いが入っているな~と思ったら、当日の朝に「中止になった」と

ただ、合同開催ということで集まった「食と命の教室」の参加者だけで稲刈りをやりました。参加者にとっては「人生初の稲刈りです」と結構喜んでいましたよ~

 さて、うってかわって今週は気持ちが良い天気が続いています

秋晴れといえば良く聞く言葉が「天高く馬肥ゆる秋」です。馬が太るぐらい収穫が沢山穫れる時期だ、ということなのですが、本来は、昔の中国で使われていた言葉で、「この時期になると蒙古騎馬民族が攻めてくるぞ」という警戒を表す言葉でもあったと言われています。いずれにしろ、人間も動物も冬に向けて体に栄養を蓄えて、春まで乗り切る準備するための大事な時期なわけですね。

 私の畑では昨日、夏野菜のゴーヤ、オクラ、空心菜を全部整理しました。一方で8月頭に蒔いた人参が育ってきていて、間引き菜を刻んでかき揚げにしたら抜群に美味しかったですよ

 また、ホウレン草、春菊も発芽が始まったので、あと1週間~10日ぐらいすれば、間引き菜をベビーリーフとして食べられます。秋晴れが続くとこういった畑仕事も気持ち良く出来るので、嬉しくなりますよね。

 また、あちこちで柿が実っています。高柳さんは他所の家の柿の木も勝手にもいでパクパク食べていますが、「あんたはダメだぞ」と言われます

地元の人だから許される行為ですが、「俺らが子供の頃は食い物が無かったから柿泥棒なんて当たり前だったな。あそこの柿の木は渋いがあっちのは甘いぞ、なんてのはみんなわかっていた。どの家の子供もやっていたからどの大人も多めに見ていたな」と言います。

農村では大抵、どの家にも柿の木が植えられていて、食べきれないから人にあげたり、あるいは放置して鳥のエサになったり、あるいは手に負えないから伐採されているようで、柿は買う物では無く勝手に実る物、という扱いです。羨ましい限りです。

 そして秋と言えばサツマイモ、里芋も美味しい。ジャガイモも熟成してきているので掘り立てより美味しくなってきています。美味しい物が沢山出てきていますし、10月半ばぐらいからは大根、カブなど大物も出始めます。畑の草も落ち着いてきていますし、一番良い季節です    

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食と命の教室 台風雨天予想だったけど稲刈り出来た♪

2022年09月25日 | 農的体験・生活

昨日の「食と命の教室」は「稲の手刈り&天日干し」でした

元々は、高柳さんの餅米が「美味しい」ということで、和菓子屋の榮太郎本舗と取引が始まり、その中で「現場を知りたい」という研修目的で始まったのがこの「稲の手刈り&天日干しでした。

毎年実施していたのですが、コロナでずっと中止。そして今年、田植えは出来なかったのですが稲刈りはついに開催でsきたのでした

・・・というものの、実はこの日が「食と命の教室」であることを高柳さんがすっかり見落としていて、「どうしようか?」と相談の電話がかかってきたのが5日前ぐらい。

「是非、一緒にやりましょうよみんな稲刈りはやりたいと思っていますよ」と言うことで、合同開催することになりました。

 

・・・ところが、今度は台風接近で雨天予報。前々日、そして前日にも「本当にやりますか?」と確認しても「やる」という高柳さんの返事。

「う~ん、榮太郎本舗、そして高柳さん、気合いが入っているな~」と思っていたら、当日の朝に集まってみると、高柳さんが「榮太郎本舗、キャンセルになったから稲刈りは止めようか」とのこと

しかし、集合時間の頃には雨は大体収まっていて、かつ、既に集まっていた教室のみなさんは「やりたい」という事で、高柳さんも「じゃあ、やるか?」と稲刈り実施となりました

田んぼはもうグチョグチョでしたし、雨も時にサーっと降ったけど、幸いにしてレインコートを着用する時間はトータルで5分ぐらいだったんじゃないでしょうか?

みなさん初心者ばかりだったのと、オダが組まれていなかったので、私が稲刈り指導、高柳さんがオダの竹を切りに出かけて、というなかなかワイルドなスタートでしたが、それでもやはり30~40分もすると、みなさん鎌の扱いにも慣れてきてサクサクと刈れるようになってきました

それにしても、天気予報が当てにならないというか、台風の雨は予想がしにくいですね。ぐちょぐちょの田んぼでしたが、みなさん初心者ばかりということもあって「こんな体験出来て有り難いです」と喜んでくれました

稲刈り後はいつも通り美味しいご飯を食べ、おしゃべりした後、まずはお米の機械の見学。お米が刈り取られた後、どうやって売られる状態にまでするかというと、乾燥機をかけ、石取を通し、もみすりをし、色彩選別機を通し、といったようにいくつもの機械を必要とするのです。

写真の色彩選別機は、上から米を落とし、それを高感度カメラが「これは黒い、これは青い」といった判別をして空気鉄砲で撃ち選別する、という機械。「俺の所は一番小さい4条だけど中には6乗、8乗のものもあるぞ。俺ので100万だ」とのこと。米農家は機械が無いとやっていけないので、1つ壊れたらもう止めよう、となるのは当然と言えば当然なのですよね~。だって、70歳過ぎて1000万とか借金して新たに機械を揃えられないですもの。米の価格もだだ下がりだし、本当に「田んぼを荒らしたくない」という使命感だけでやっているようなものなのです

さて、午前の稲刈りに続いて、午後のメインはヒマワリの種の風選。

唐箕という唐の時代に渡ってきたと言われる技術、つまり風を羽車で起こして、重力と風の力で実が入った重い種は下に落ち、実が入っていない軽い種は風で吹き飛ばす、という道具です。

稲刈りと同じでこれまた初めての方ばかりで「へ~、凄い」と皆さん驚きながら頑張ってチャレンジしていました。

今年は私も含め3人が個別にヒマワリを育てたので、各自、「あまり飛ばないように弱めにしようか」とか言いながら、選別をしました。

これにて秋の収穫は一段落ですね

下がゴミも混じった物、上が唐箕をかけたもの。見た目が全然違うでしょ?

仕事が終わった後は、お母さんが梨とブドウを出してくれたので、それをついばみながら、高柳さんが無農薬稲作を始めたきっかけの稲葉光圀さんの話から教育論などあれやこれやと盛り上がりました。

そして来月は糀を作って神嘗祭にむけての準備です

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台風一過の青空とはならず

2022年09月21日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

朝採り野菜ボックスのお手紙です

ここ1週間、蒸し暑い日々が続いていましたが、台風が過ぎ去ったら急に肌寒くなりましたね~。それにしても、今年の秋は梅雨と同じように土砂振りにはならずとも曇天・小雨続き、といった感じですね。3~4年前は秋の長雨が続いて農作物にも大きな影響が出ていましたから、それに比べるとまだましなのですが、パッとしません。

 本来は秋晴れが嬉しいのですが、秋の畑は種蒔きの大事な時期なので小雨ぐらいであれば仕事をします。私のところでは昨日、ホウレン草と春菊の2回目の種蒔き、そして大根の種を蒔きました。ちょっと気温が高い時期に種を蒔いてしまうとまだ虫が元気なので、双葉から本葉が出てきた辺りで虫食いの被害が出ます。かといって遅すぎると本葉が出た頃には気温が低く、生育が間に合わないということにもなります。ということで、秋の種まきは数日の差が命取り、となる大事な時期なのです。

 ちなみに私が秋に蒔く野菜は決まっていまして、ホウレン草、春菊、大根です。

ホウレン草は日本ホウレン草の「やまと」。昔ながら赤茎ホウレン草で、葉っぱがタンポポのようにギザギザ。一般的な丸葉の外来種と違って収量が少なく茎も折れやすいなど育てにくいのですが、甘さや美味しさはひと味違います

春菊は普通の中葉春菊で、鍋はもちろん白和えが美味しいです。大根は宮重青首大根という青首大根の原種のような大根で、青首にしては細長く、沢庵用に作っています。

 これらを種蒔きした後に待っている作業は間引きです。1回辺り1時間はかかるので、ずっとしゃがんでいると腰も張ってくるし面倒なのですが、間引き菜はちょうどベビーリーフになってサラダで食べると美味しいのです

ただ、間引きが追いつかないと葉っぱがゴミゴミしてきてしまうので、出来るだけ、というより、きちんとやりきらないといけないのが手間なんですけどね

 また、間引きと言えば夏に蒔いた黒田五寸人参が10㎝ぐらいに育ってきて初間引きをしました。普通、葉っぱを食べるのは春人参なのですが、今の時期はまだ柔らかく葉先はサラダに出来ます。もう少し大きくなってきた間引きは天ぷらに出来ますし、秋冬野菜が育ってくる前の野菜不足の時期は、こういった間引き菜が何かと有り難いのです

 そんな畑仕事の時期ですが、ザーっと降ることは少ないもののパラパラ小雨が降り続くので畑ずっと湿っています。野菜達もお日様が出ないと光合成が進まないので元気といえば元気なのですが、パッとした明るさが無い感じです。天高く肥ゆる秋、じゃないですが、実り多く秋晴れだと気分もさわやかで気持ち良いのですが。もう少しお日様が欲しい今日この頃です。

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秋の畑仕事、一段落

2022年09月20日 | 農的体験・生活

台風、千葉県は大きな被害もそれほど聞こえてこず、通り過ぎました。

そんな中で、私も一応、無事に秋の畑仕事が一段落しました

秋の仕事は要するに夏野菜を片付けたら、種まきをきちんとやることです。

先週、ホウレン草と春菊の種まきをしましたが、1週間経って2回目の種まきをしました。

 

人参やホウレン草のように双葉が小さい野菜は初期生育が遅いわけです。種の発芽の力も弱いというか遅いため、最初が肝心です。野菜作りを始めた数年は、どうもホウレン草が上手に作れない

石灰が大事、phが大事、とか聞いていたのですが、結局やってみてわかったのは地力が無いと育たない、ということだったのです。

玉ネギ、ホウレン草などは土の力、つまり土が肥えていないと育たず途中で枯れてしまうわけです。例えば、夏野菜のナスもあまり私は上手く育てられないのですが、今年は堆肥をたっぷり入れた所にやったら、ボチボチできました。で、農家さんに聞いたら「葉物の大体1.5倍の元肥は入れるよ」と聞いてびっくりしたのです

堆肥、あるいは肥料などが1.5倍というのは尋常じゃ無いと私は思ってしまったのですが、まあ、それほど肥料分が必要なんですね。

で、玉ネギとホウレン草は何年もかけて「地力の問題だな」とわかったのですが、ホウレン草は種の蒔き時が肝心です。8月中だと暑すぎて発芽しません。かといって9月下旬だと発芽して本葉が出て来た頃には10月で気温も低くなり、肝心の生育がおっつかないのです。

ということで、9月上中旬が種まきの適期なのですが、去年は豊作だったものの、9月10日前に蒔いた物は、3割ぐらいが虫食いになってしまい、2作目が適当だったのです。

この経験を踏まえ、今年は9月13日蒔き、そして20日蒔きとしました

何事も経験、お勉強ですね~

また、大根も蒔きました。これは在来種の宮重青首大根というやつで、愛知の方が原産の青首大根の原種のようなものです。青首なのですが細長く沢庵に適しています。これで昨年は良い沢庵が出来たんですよ~

大根などアブラナ科、農家さんによっては「大根はバカだからな」と言う人もいますが、土質を余り気にせず、どんなところでもグングン大きく育ちます。逆に生育が早いので、9月上旬は虫食いはもちろんあっと言う間に大きくなってしまうので、私は半ば頃からで十分と考えています。

大根は農家さんからドンドン回ってくるので、自家用を作ると消費しきれいないので、基本的には沢庵用で、たまに農家さんから回ってこない時にはお料理用として使うぐらいです。

 

こんな感じで種まきがほぼ終了したので、あとは手入れや収穫ですね。

まず。8月頭に蒔いた黒田五寸人参がボチボチ育ってきたので、間引きをしました。

こちらはサツマイモ。隣の農家さんも言っていましたが、「こんなに葉っぱが食われた年は無いよ」という程、葉っぱが食われています。何か気候条件がサツマイモの葉っぱを食う芋虫にぴったりきたんでしょうね。

こちらは秋ナス。あまり放置しておくと石ナスになってしまうので、早めに収穫しています。あまり多く実らせず、今月ぐらいで収穫を終えるよう、脇芽などは全部カットして、株の負担を減らしながら、最後の収穫を楽しんでいます

こちらはニラの花。ニラは毎年株分けをして増やしていたのですが、増えすぎて手に負えなくなったので、収穫ゾーンを決めて、あとの古株は放置しています。花はきれいですよね~

最後にアスパラちゃん。

今年の春に植えたので、春アスパラは収穫しなかったのですが、秋にバカみたいにモサモサ出てきています

ちょっと密なぐらいなのですが、ここにピークを迎えています。本当は1年目の秋は収穫をせず翌年の栄養を溜めてもらいたいのですが、生えすぎているので間引きも兼ねて収穫しています

まあ、こんな感じで秋仕事は一段落。あとはちょこっと生えてきた草を刈り、ホウレン草や春菊の間引きをして、小松菜を蒔いて、という感じですね。

台風が過ぎたらすっかり気温が下がり冷え込んできました。秋ですね~

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秋の山場、稲刈りイベント終了!

2022年09月14日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

朝採り野菜ボックスのお手紙です

 季節は秋ですが最高気温30度と、何だか暑い日がまだまだ続いていますね。9月というのは畑では種蒔きシーズンのピークになります。

 私は昨日、ニンニクを植えてきたので、その残りの処理ということで、ひたすら醤油漬けを作っております。今年はニンニクなどユリ科が大不作だったので、小粒が多く、醤油漬けにはぴったりなのですが、2時間ぐらいやったら手がヒリヒリしてきたので、ギブアップしました

 唐辛子と同じで生ニンニクは辛み成分が凄いですからね~。でも、糖度も高く、知り合いの農家さんが「ニンニクは糖度30度ぐらいあるんだぞ」と言っていましたから、べたつくのも仕方ありませんね。

 さて、この辺りではニンニクやラッキョウなどは「盆過ぎからお彼岸までに植えろ」と言われています。そして大根、ホウレン草、ラッキョウ、春菊といった秋冬野菜もまさに蒔き時。今は日がどんどん短くなり気温も下がっていくので、1日種まきがずれると収穫が1週間遅れると言われています。そのため、あえて種まきを3日ずらすことで、計画的に収穫時期をずらします。


 ところがこの数年は天気がめちゃくちゃで、気温が下がらないと1作目と2作目の収穫時期が重なって出来過ぎ、廃棄が沢山でてしまいます。一方で2作目が無くなってしまうので、ある時期は急に野菜が無くなる、なんていうことがあるのです。

 そして収穫の秋と言えば、やはり稲刈りです

 9/4に地元のスーパーナリタヤとのコラボ稲刈りを実施し、10(土)、11(日)は本番の教室で、2日間で200名以上の参加者を受入れて気持ちの良い稲刈りが出来ました

 ただ、農家の根本さんはまさに本業のピークで睡眠数時間で頑張っている時期なため、運営は私1人。午前と午後でお客様を分けての運営なので、昼休みも無く受付け、稲刈り説明、天日干しのオダの修復、見回り、家族写真を撮ってあげたり、とまあぶっ通しで過ごしてました。

 特に1日目は8時~20時までぶっとしで、田んぼでお月様を見ていたので、「あぁ、お月見というのは昔は生活に余裕がある人しか出来なかったんだろうな~」と思いました

 まあ、そんな感じで本当に運営は大変なのですが、やっぱり田植えと同様に稲刈りは満足度も高く、「サクっとした鎌の感触がたまらない感じで、夢中になって楽しめました」といった感想も沢山頂き、青天の下で実施出来て本当に良かったな~と思います

 これで稲刈り教室はいったん終了。9月で種蒔きも大体終わり、雑草の伸びも収まるので田畑仕事は一段落します。今年の春・夏は暑い日が多かったのですが雨も適度に降ったし、虫や雑草が例年に比べて少なく、秋は曇天が多かったものの稲刈り日は晴れて、なんだかんだ言って恵まれた年だったのかな~と思います。

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稲刈り教室終了!

2022年09月11日 | 農的体験・生活

1年で最もハードな2日間の稲刈り教室が終了しました

体がもう動かないってほど頑張ったので、気が切れて帰りの車では眠くなるほどでした。頑張りました

この時期、農家の根本さんは本業で睡眠時間を削りながら稲刈りをしているほど多忙なので、稲刈り教室は全て1人で運営してます。

(金)の前日準備から始まり、朝の掃除、看板の設置、結い紐の準備、当日の受付け、朝のご挨拶、稲刈り指導、結い紐の追加作成や巡回指導、声がけ、倒れたオダの修復、最後に各家族の記念撮影、といったことをずっと1人でやります。

午前20家族の稲刈りを12時終え、12:15ぐらいからはお買い物対応をしながら、こっそりおにぎりをほおばります。すると13時からの午後の15家族ぐらいのお客様かが来るので、その受付け開始。午前、午後のWヘッダーでお昼休みは10分もとれないわけです。

そして(土)は根本さんが電話が繋がらず、タクシーで来たお客様を駅まで送って、そのまま帰宅したのですが、その後、根本さんからLINEが来て、また30分かけて田んぼに逆戻り。そこから夜まで後片付け、ということで、朝の8時から20時までとぶっ通しで働いておりました

まあ、そんな私よりも働いている根本さんは人間じゃない、というほどなのですが、夜、田んぼで十五夜を眺めながら「なるほど、お月見は余裕がある人じゃないと出来ない優雅なものなのね」という事を実感しました

日曜日も土曜日と同じWヘッダー。

かつ、根本さんが今年買ったオダがけキットは2日間200人以上の稲刈りには長さが足りないので、1日目はもう稲を降ろして脱穀してしまったのですが、2日目の場所を「出来たら移動しておくね」と根本さんが言ってくれたのですが、「無理しなくてはいいですよ」とは伝えておきました。

そして朝行くと、やはり手が回らなかったのしょう、オダが1日目と同じ場所にあったので、急いで一部を解体して移動設置。

開始時刻30分前で「もうそろそろ参加者が来ちゃうな」と急いで戻って受付け。

そして昨日と同様に受付け、運営。ただ、どうしても稲刈りが進むとどんどんオダから離れていってしまうので、稲刈り中にオダの端っこから解体してお客さんの側に増設して、というイタチゴッコを午前、午後とずっとやっていました。

1日中動きながら参加者にも気をかけ声がけで常に動いている状態で、さすがにヘロヘロ。

それでも、幸いな事に天気には恵まれ、また、みんな楽しそうにやってくれました

各ご家族、また子ども達の楽しそうな姿に、「このためにやっているんだよな~」とパワーを頂きます。

各家族の記念撮影をしてあげて、子ども達と死んだヘビで遊んだり、そんな時間もほっこりです

最後はみなさん満足して「楽しかったです」と言ってもらえるので、何とかやりきって良かった

そして実は、息子のためにこの2日間の教室が終わったら帰宅せず、合流地点で我が息子をピックアップし、また違うところに来るまで連れていきました。

というのも、知り合いの農家さんのところで「もう収穫が終わって放置したミニトマトを好きなだけとってもよいよ」というのがありまして、息子はミニトマトが大好きなので「行きたい」と言うのです。彼も部活があるし平日は無理なので、この日曜日の教室が終わった後の強行軍。

運転中、さすがに気が切れて眠くなってきたので、コンビニよってコーヒーで気合い入れ直し。現地でミニトマトを彼がとっている間、私は近くの自分の畑でキュウリをとったり、おかげさま農場の事務仕事をしたりして、時間をつぶしました。

そんなこんなで、もうヘロヘロのペケペケです

1人で2日間運営、ほんと毎年大変ですが、まあ何とか無事終わりました。しばし、のんびりしよっと

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稲刈りシーズン真っ盛り!

2022年09月07日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です。

夏休みも終わり、子ども達も学校に通い始めて日常がもどってきています。私はというと「稲刈りシーズン」と「秋の種蒔きシーズン」を迎えています

 まず、秋の種まきは大体9月10日前後からこの辺りでは始まります。例えば、大根の種まきはこの辺りでは「9月6日以降が良い」とされています。中には少し早出しするために8月下旬から蒔く人もいますが、ただ、種まきが早ければそれだけ虫の被害にあいやすくなるので、10日以降が無難です。

 一方で、今は日が短くなっていって気温も下がっていく時期なので、種まきが遅れると収穫の時期も遅れていきます。大根やホウレン草を露地で蒔くのであれば9月下旬までが基本です。そして収穫時期をずらすために、あえて種も3日おきに蒔きます。こういった9月の種まきのために8月は畑の準備で結構忙しいのです

 そして田んぼは稲刈りシーズン真っ盛りです早い人はもう終わってしまった人もいるのですが、今年もぐずついた天気が続く事でなかなか予定通り進みません。

 そんな中で、先日の日曜日に地元のスーパーナリタヤさんとコラボイベントで稲刈りを実施しました

 昨年、根本さんが農協の食味コンテストで見事千葉県1位をとったことで、「営業しましょうよ、チャンスですよ」とプッシュし、面談をしたところ、玄米を米飯で安食本店と最近は富里店においてくれるようになったのですが、それ以上に「食育体験をしたい」というご要望があり、今年の5月に田植えイベントをコラボしました。そして今回はその流れで稲刈りもコラボしたのです

 当日は久々の青天で体に堪えるほどの暑さだったのですが、みなさん、初めての稲刈りの方がほとんどだったので、2時間弱でしたがとても楽しそうに鎌をふるい、オダがけを楽しんでいました

 それまでの雨で田んぼはちょっとぬかるんでいたのですが、やっぱり稲刈りは晴れが良いですよね~。そして、今度の(土)(日)は本番の教室で、午前&午後のWヘッダーで2日間、合計4回稲刈りをします。しかも根本さんは稲刈りで忙しいので、私1人で運営しないと行けない、というなかなかのハードなイベントなのです。体調を整え、安全管理をしながらみなさんに楽しく稲刈りをしてもらえるようがんばります

 ちなみに今年の十五夜は10日(土)だそうです。みなさんもその辺でススキを見つけてきて秋の実りやお団子と一緒に是非お月見を。ちなみに農村では十三夜もセットでやる風習が残っていて、十五夜だけだと片見月と言って縁起が悪いとされているんですよ。お月見しながらのんびり過ごす秋、なかなか風流で良いですよね~

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今年は初の稲刈りはナリタヤさんと

2022年09月04日 | 農的体験・生活

日曜日は暑かったでも絶好の稲刈り日より

そして今年初の稲刈りは、千葉県下に十数店舗展開をするスーパーナリタヤさんとのコラボ稲刈りです!

昨年、稲作農家の根本さんが農協の食味コンテストで千葉県一位を獲得し、「営業しましょうよ」とプッシュし、ナリタヤさんに訪問したら、無農薬玄米を取り扱ってくれることになっただけでなく、「食育」に感心をもっていて、農業体験教室について色々聞かれたのがきっかけです。

5月に田植えをコラボし、「稲刈りもやりたいですね」とおっしゃっていたのが実現した形です


最近、天候が不安定で心配をしていましたが、昨日は晴天でむしろ暑いぐらい。足下は最近の雨で多少ぬかるんでいたけど、小さい子も大人も頑張って稲刈りをし、暑い中、2時間ほど稲刈りを楽しんでました

やはり、恵みを体で実感する、ということは貴重な経験ですよね~。

そして来週土曜日はお月見。たまには稲を飾っての十五夜も良いものですよ~

そしてそして、来週の土曜日と日曜日が私の本番の稲刈り教室です。どうか天気が持ちますように

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あ~、雨が

2022年09月02日 | 仕事の中で

雨が続いています

猛暑の夏にはたまには雨が降って欲しいのですが、今の時期は厄介です

稲刈りをしたい田んぼ農家さんは、雨が降ると予定が進まず困るわけです。

畑地帯の農家さんも、9月頭から秋冬野菜の種まきが一斉に始まるので、畑に入れないので困るわけです。無理して入るとぐちゃぐちゃになってしまうので。

そして私のような50坪あるかないか程度の家庭菜園やっている身でも、夏の草やカボチャなどの後片付けは終わっているのですが、秋冬に向けて元肥やミネラルを撒いて耕す、ということを早くしたいのです。

種蒔き直前よりはいくら良い肥料でも1週間ぐらい置いてなじませたいわけです。できれば2週間。

ニンニク、ラッキョウはお彼岸までに植え付けないといけませんし、ホウレン草などは9月中旬だとその年の秋が寒いとギリギリです。春菊、ホウレン草はやはり9月半ばまでには蒔きたいんです。

 

で、一気に出来てしまっても使いきれないので、ずらし蒔きをします。

今は毎日、日が短くなっていっている時期です。良く言われるのが「1日種まきがずれると収穫が1週間ずれこむ」ということ。つまり、これを計画に入れて、大体、農家さんも3日置きに種を蒔くのです。

それがこの雨だとなかなか予定通りいかない。雨が止んで畑に入れる状態になったら蒔くしか無い、という感じです。

私はというと、週末に稲刈りイベントがあり、来週末もあるわけで、その準備は日常の仕事を考えると、「この日に畑に行きたい」となるのですが、そういった日が雨だと仕事が困るんですね~

まあ、農家さんよりは大変では無いのでしょうが、私にとっては自給用&ちょっとした販売用として、わずかな畑が上手く活用できないと、まあ、私なりに困るわけです

雨だな~。明日は明日でイベント前日の準備が入りそうだし、なかなか上手くいかない天候です。はい。

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