今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。
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ついに5月に入りました。4月下旬に夏日を記録したように、GWも気温が高い日が続きそうです。
私にとっては5月は稲作農家の根本さんとの教室が(金)(土)(日)と3日連続×2週にわたって続き、まさにオンシーズン到来、という感じです。また、その前に自分の畑の夏野菜の準備もしなくてはいけないので4月下旬からGW前後は忙しい時期です。
まず、去年の秋に播いたスナップエンドウですが、師匠の高柳さんからは草に見えたのか、2月ぐらいに耕されて無くなってしまいました。普段から少し草を出しているので、「今の内に処理しておいてあげよう」というご厚意だったと思います。ということで、3月に蒔き直しをしました。
スナップエンドウは11月頭に蒔くのが通常で、春播きだと生育が遅く収量も半分ぐらいになってしまいます。なので、4月に入ってようやく10㎝ぐらいに育ってきたのを見て「ようやくだな。まあ今年はぼちぼちだな」と思っていたら、先端の成長点を見事にキジに食べられてしまいました。
ちょうど隣が菜種油用の菜の花畑で、キジの住処になっているのです。菜の花は上の方では広がるので上空からトンビなどが見ても中は見通せません。一方で株元は茎と茎の間が獣道のように隙間があるので、キジの住処としてはもってこいなのです。
先日も私が畑に着くと、スナップエンドウの新芽をついばんでいたキジの子供2羽が、急いで隣の菜の花畑に逃げ込んでいました。また、4月上旬に播いた枝豆は全滅。キジにとっては私の畑は良いエサ場となっているようです。
ということで、息絶え絶えのスナップエンドウですが、脇芽が出て来る事を期待しながら周りの草を取りネットを張り、枝豆は新たに蒔き直しをしました。作業をしながら、自分がキジに怒っておらず仕方無いな~ぐらいにしか思っていない事に気づき、「自分もちょっと大人になったな」と思いました。
他には、ちょっと早めに播いたオカヒジキは発芽がしなかったので、蒔き直しが必要です。ミニトマト、ピーマン、青シソの苗は既に植えていますが、家のベランダではキュウリとカボチャがすくすく育っていて、畑へ移植する時期が迫っています。
そのため畑の草や作物を片付けて、元肥を入れてマルチを張り、植え付けられる準備を急ピッチで頑張っています。その他、ニラも出てきたので一度捨て切りをしなくてはいけません、アスパラも3日前に初物を収穫。お礼肥をしなくては。
また、野菜の花もそれぞれ特徴があって面白いです
小松菜はもともと菜花を採るために育てているので、菜花を採り終わった後、放置をしていたら見事に満開で畑がきれいなお花畑になっていました。ハチさんもブンブン飛んで春がぎゅっと詰まった感じでしたが、最近、花は散り始め鞘だらけになってきたので種が落ちる前に刈り倒しました。
冬の食卓のメインだったホウレン草は見た目は全く花に見えない雑草のような花を咲かしているので、これは容赦なく刈り取り。
そんな中で一番きれいだったのは春菊です。
本来は寒さに弱いので冬に枯れて終わるのですが、暖冬で生き残ったのが結構いて先日から花が咲き始めました。春の菊という名の通り、同じキク科のガーベラに似たきれいなお花です。
また、ほとんどが花びらの内側の半分は黄色、外側半分が白という花だったのですが、中には花びら全てが黄色一色のものもあり、同じ種でも違う花が咲くんだな~という気づきも。毎年繰り返している畑ですが、毎年新しい発見があって面白いです