半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

さよならピヨりん

2017年11月29日 | 農的体験・生活
昨日、ピヨりん達との最後のお別れをしてきました

帰りの車でちょっと切なくなりました。

ヒナからもらったらまた感慨も違うのでしょうが、なにせ卵から孵して育てたわけですから、思い入れも一入なわけです。
エサやりや床の入れ替えなども、私がほとんどやっていましたからね~

そして思ったわけです。

「あぁ、将来、鶏のある生活をしよう」と。


やっぱり鶏は良いです

だって、可愛いペットとしてだけでなく、卵も産むのです。

うんちだって、稲ワラなどと混ぜておけば肥料になるんです。

90年代の新規就農者は「家の中でほとんどが回る循環農業」を目指した人たちが多く、有畜農業、つまり昔ながらの農家さんと同じで、鶏などを飼って残飯処理をさせつつ、その糞を使って畑の野菜を育てる、といった家の周りで極力いろいろなものが循環する暮らしを目指して就農した人が多いんですね。


まあ、いずれにしろ、ザリガニ、カブトムシ・クワガタ、メダカ、金魚など飼ってきましたが、哺乳類というのでしょうか、手で触ることが出来る、そして温かい、そして成長が日に日に見える動物を飼うのは、大人にとっても子どもにとっても本当に良い経験になりますよね

今回は途中で手放しましたが、最終的には小さな愛でて育てたものが自分より先に死んでいく姿を見れる、これ以上の経験はないわけですし。


うちの団地ではペットは飼えません。

ルールで飼えないとなっているのですが、周りの人達は犬・猫を結構飼っていて、子ども達に「どうしてうちは飼わないの?」と聞かれて困ります。

でも、みんな飼っているから、ということで、うちもルールを破って人様に迷惑をかけるわけにはいかないし、しかし、うちの特に上の子は小さな動物が好きなのはわかっていたので、今回は本当に良い経験をさせて頂きました


そんなこんなで、今日、引き渡しに行ったのですが、お渡しする予定だった方のところは、色々ありまして、なんと猫ちゃんに食べられそうになっちゃいました

狸も入れそうな場所で、間違いなく1日で食べられちゃう、ということで、急きょ、もう1人の「どこも引き受け手がいなかったら受け入れるよ」と言ってくれていた、養鶏の得意な方に引き取ってもらえました。


お持ちしたら、早速抱っこしてくれてヨシヨシしてくれました

「あぁ、良い人のもらわれたな~」と嬉しかったです。

そして「耳が気持ちいいんだよ」と、鶏ちゃんの触ると気持ちよいポイントも教えてくれました。

この後、もし途中で死んじゃったらそれは天命ですが、獣に襲われる心配も無く、鶏のことを知り尽くしている方にお渡し出来て、本当に良かったです。
我が子を預けたようなものですから、もう足を向けて眠れません

さよなら、ピヨとツッツ。


ということで、振り返り。

卵から出てきた頃は、ほんと、きいろい毛玉の塊みたいで、可愛かったな~


すくすくあっという間に育って、1週間ぐらいでくちばしも出てきて、翼も伸びてきて、黒い毛も出てきました。


そして、手乗り出来ていたころはあっという間に過ぎ、2週間ぐらい経つとだんだん「鳥」という顔立ちになり、段ボールからお引越し。


そして、りりしい顔立ちに。この頃になると、大分、しっぽも伸びてきて、「そろそろかな」という感じになってきました。


そして、お引渡し前の最後のお散歩は私の畑で。
週末などは子どもと一緒に公園に連れていってお散歩させていましたが、決してどこかに飛んで行ったりすることはありませんでした。
そして、いつも2羽は一緒。まるでうちの子ども達のようで、ちょっと離れると、必ず片方が羽ばたいて近づいてぴったり寄り添う、という感じでした。


さよならピヨ達。そして有難う~。
元気に天寿をまっとうしろよ~。
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今年4回目の自然薯掘り

2017年11月27日 | 農的体験・生活
私は冬のスポット仕事として「幻の天然自然薯堀り」という企画をやっています。

「人生に一度は掘ってみませんか?」みたいなノリでやっているのですが、テレビ局の問い合わせもまあまああるのです。

ただ、テレビ局というのは広告会社みたいなノリで、アイディアを思いついてノリで実行するようなところがあり、相談はあってもそのあと連絡がない、みたいなのも結構あるんですね。

まあそんな中で、嵐の大野くんが来たこともありました。

そんな中で、今年は何故かテレビの問い合わせが多数あり、それが「企画化」されちゃって、10月末にはNHK-BSの番組が4kカメラで撮影に来たり、11月7日(火)放送の火曜サプライズでは、宮崎あおいちゃん、西島秀俊さん、ウェンツ君が掘りに来てくれるなど、何だか凄い状態になっています。

で、先週は今年初の「一般人」の方が大阪から来てくれました。
一般人といっても関西のノリで、また温かい感じの人達で、のんびり楽しく掘ることが出来ました

しかし、また今日はテレビ局の企画で、今年は10月末からもう4回目

こんなにハイペースで自然薯企画をやるのも初めてですし、テレビ企画が3つもあったのはもちろん初めてで、農家さんと「何なんだろうね~。自然薯って企画になるんだね」なんて話している所です


で、今回は二階堂ふみさんが掘りに来ました。

で、今回、掘り上げた自然薯は超大物で、私もこの数年間で見た中でトップクラスの当たりものでした
農家さんも「こんなのはもう出ないよ。間違いなく今年の最大のだよ」と予想以上の大きさにびっくりしていました。

テレビの撮影はあくまで進行第一なので、昼食抜きで、カメラマンの立ち位置を確保したり、篠竹を切ったりと色々やって、もう夕方にはお腹ペコペコ。

芸能人さん達が自然薯汁などを食べているのを見ながら「あぁ、お腹空いた~」とお腹をグーグー一人グーグー鳴らしていました

撮影が終了した後は、「物撮り」といって、食べ物などをズームで美味しそうに撮る撮影タイム。
ADさんなどスタッフのみなさんは撮り終わったものをパクパク食べていて「あぁ、いいな~」とひたすら私は「お腹空いた」ということしかありませんでした。

そして、真っ暗になるまで撮影をして、ようやく終了。

昼ご飯を持ち出して、残った自然薯汁とがっついて食べ、ほっと一息。


農家さんと団欒をして今回のイベントも終了でした。
頂いたロケ弁はもうお腹に入らないので、家へのお土産に。


金曜日は別の仕事の販売応援で半日突っ立って、その後、戻ってきて(土)(日)の教室の準備、(土)(日)は「田んぼと畑の耕育教室」、そして(月)は自然薯掘りと、4日連続でイベントをやり切りました。

ほんと、4日間お疲れ様でした
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田んぼと畑の耕育教室 11月はそば打ち!

2017年11月26日 | 農的体験・生活
11月の「田んぼと畑の耕育教室」は落花生の収獲、里芋堀り、そしてそば打ちでした

今月は土曜日は予想より暑く、日曜日は予想より寒く風も強い、という気候で、土曜日は温かくなって1枚でも大丈夫なぐらい。半袖短パンの子もいました
一方で、天気予報では土曜日より温かいはずの日曜日は、気温もあまり上がらず、というか風が凄くて体感気温が寒くて、突風でテントが持ち上がるほど

寒くなったり暑くなったりと、何だか秋のような天気でしたね~。


さて、そんな感じの「田んぼと畑の耕育教室」。
今月も満席で、まずは畑で落花生の収獲です。

みんなで5月に蒔いた「千葉半立ち」という落花生の王様の品種、すくすく育って、ようやく収穫です。
本当は10月には収穫して良いのですが、教室の都合上、11月に収穫しています。
となると、葉っぱはもう枯れ果てて、実も土の中にだいぶ落ちているので、引っこ抜いた後に、「残らないように探してね~」と、土の中に潜ったものも掘り返してもらいました。

そして、「煎りたてはどんな高級なものより美味しいですよ~」と、煎り落花生のやり方を説明。
落花生に限らず、煎り立てのゴマは子ども達はお菓子のように食べるし、煎ったばかりの大豆を黄な粉にすれば信じられないぐらい美味しいのです

そんな話にみんな夢中になって掘ってくれました。
昨年ほどではない気もしますが、今年も豊作でしたよ


さてさて、畑作業も終わったら、いよいよ今日の本番の「そば打ち」です
狭い倉庫内にギューギューにみなさん入ってもらって、根本さんの指導に仕上がってそば打ちです。
そば打ちって、分量さえしっかりしていれば、なんとなかるものです。
きちんと打ちたい親御さんは途中から手を出しますが、何年も来ているお母さんからは「1年目はやっちゃいましたが、もう子どもに任せる心の余裕ができました」と語っていました


特に包丁で細く切るのが難しいのです。でも太くても大丈夫。
根本さんが育てたそばがそもそも美味しく、それを石臼で前日に挽いたものを使っていて、しかもそれは挽きぐるみという、少し皮も入っている田舎そばなので、白い部分だけで作った更科というそばに比べて、風味も香りも甘みも断然違うのです

「美味しい」と言われるそば屋さんに連れていってもらったことが何回かありますが、正直、それほど美味しいのかな~、という感じでした。
しかし、ここで初めて食べたそばは格別それほど素材が良ければ美味しいんですよね~。

そんなことで、「どんなになっても、そば粉が美味しいから絶対美味しいですよ~」と声をかけながら見守りました。


ちなみにこれはわが子が作ったそば。
切り方は上手なのですが、ボロボロになっているので、恐らく練りが甘かったんでしょうね
でも味は美味しかったですよ


そして、美味しいお昼ご飯の後は、里芋の収獲です
時期的にはちょっと遅いので、葉っぱは枯れあがっていますが、里芋堀りはしたことがない家族が多いので、大体半分の家族が「やりたい」と言います。
当たりの芋と外れの芋の見分け方を説明し、あとは自由に掘ってもらいました。


1株で袋いっぱいぐらいは穫れるんですね。
親芋も美味しい品種なので、たっぷり持ち帰ってもらいましたよ


そんなこんなで、今月も無事に終了。
気づけば今年もあと1回となりました。

11月は何だか忙しく、気づいたらもう月末近くです。

そして今月はいつもの第三週ではなく第四週開催だったので、12月の開催は再来週と2週間後。
またみなさんと2週間後に会うとなると、ぐっと近い関係になりますよね~。

今年最後の教室は、餅つきと高級食材の丹波黒大豆の収獲です。

再来週も、みんなで楽しく開催したいと思います
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関西のノリ、つっこみ

2017年11月20日 | 農的体験・生活
月曜日、「真冬なみの寒さ」ということでしたが、本当に寒い日でした

私は何をしていたかというと、今年3回目の自然薯堀りをしていました。

ただでさえ寒いのですが、山林の中は日が差し込まず、足元からジンジン冷えて、ほんと、寒かったです

冬のスポット仕事として「幻の天然自然薯掘り」とうたって、自然薯堀りのコーディネートをしていますが、一般の方よりテレビ局からの問い合わせの方が多い年もあります。

問い合わせがあっても、結構、テレビ局というのは無茶ぶりをしてくるので、半分以上はお流れになるのですが、なぜか今年はNHK、日テレと続いていました。

そして、今回は今年初の一般の方でした。

一般の方の方がコミュニケーションがとれますし、気楽で楽しいのですが、今回の方はなんと大阪からお越しです

自然薯堀りというのは、昔のおじさん達は結構やっていたみたいで、特に、農家さんの冬の楽しみの一つだったようなのですが、私の周りで自然薯堀りをする人は2人しかいなく、今では「好き者」と言われている人がやっているぐらいのものになってしまっているようです。

まあ農家さんでさえ、自分で作るより買った方が手間がかからずいい、なんて時代になったから仕方ないといえば仕方ないのでしょうね。

そんな中で、公に自然薯堀りを企画して募集し、コーディネートをしているのは、農村コーディネーターの私ぐらいなもので、以前は名古屋からお越しになった方もいました。

そして今回は大阪からお越し。

でもわかります。

特に男性には「自然薯堀り」というのはロマンを感じさせるものなんですよね~


そして、今回来られた方々は、障がい者就労支援などをグループホームでやっていて、職員の方と就労が出来ているレベルの障害を持つ方が一緒に参加してくれました。

主参加者の方は、「昔、子どもの頃におじいさんに連れていかれて掘った記憶があるが、それそもそも自然薯だったかも忘れてしまい、それを知りたい、また食べたい」という事でお申込みを頂きました。

そして、午前中1本、午後1本、と合計2本、結構、形の良い大きめの自然薯を堀って頂き、かなり楽しんで頂けました


一方で、主催者側のこちらも楽しめたのが、関西のあの独特のノリと雰囲気ですね。

職員の方も障害が多少ある方も、普通にボケ・突っ込みをやっていて、まるで家族のよう

「太り過ぎやから、もっとやせなあかんよ」
「鼻かみすぎや。ティッシュ突っ込んどいて」
「お~、上手なってきたな。名人に弟子入りできるな」
「これ、食わんで、売ろう」「なんでやねん!」

みたいに、まるで漫才のように会話が面白かったです

半分プライベートで自腹で1~2月ヶ月に1回はどこかに出かけて色々な体験をしているということで、「支援者」と「被支援者」という感じじゃないんですね。

それが関西弁のせいもあるのでしょうが、とにかく温かい家族のような雰囲気でした。

施設によって色々な雰囲気があるのでしょうけど、今回の方々の気さくで懐が深いというか温か~い感じで、それに関西弁が混じり、関東の文化とは違う独特な温かさ、面白さに出会えた、という感じでした

真面目一辺倒じゃなく、関西のノリと雰囲気での施設って、またいいもんだな~と思いました
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学校に行けること

2017年11月17日 | 素敵な空間・イベント
今日は小学校の授業参観&音楽集会でした

成田市は特例で小学校1年生から英語の授業があります。

といっても、コミュニケーションや英語、あるいは外国の先生と慣れる、親しむのが目的のようで、低学年はゲームやパーティーなどが中心で、高学年は買い物などのちょっとしたシチュエーションのやり取りを覚える、という感じ。

国語をもっとやるべき、というのはさておくと、授業参観で初めて英語の授業を見ましたが、いいですね~

別に学びが何かあるのかと言うと、それはわからないのですが、私たちの時代のように、中学生になったら、I play basketbaii. I play soccer too.みたいなのから覚えていくのとは違うんですよね。

当時は、いきなり教科としての英語がスタートしたので、英語がすぐに苦手になったり、英語が嫌いになって最初からつまづいた子もいたでしょう。

でも、今の小学校の英語は、まだカリキュラムが国でそんなにきちんと制定されていないのでしょう、とにかく親しむ、慣れる、みたいなイメージです。

私もそうですが、特別に外国の方と触れ合わないと、なかなか英語や外人さんは苦手な感じになるのが一般的だと思います。
緊張しちゃいますよね。

でも、いつも外国の先生が授業で英語を話して楽しくしてくれるし、体育、家庭科、理科の実験、みたいな「座って勉強」という教科以外の授業って、息抜きと言うか純粋に楽しめる時間でしたよね?

そんな私の小学生時代を思い返せば、単純に「楽しい」という中で、外人さんや英語などへ下手なコンプレックスが出来ずに、入り口として前向きに入れるのはいいことだな、と純粋に思いました


また、音楽集会では、まあ1年生の凄いこと

「ドレミの歌」を鍵盤ハーモニカ(ピアニカ?)で演奏するのですが、各音階で手ぶりがあって、まるで幼稚園のお遊戯発表会のように、楽しく子供たちも演奏していたし、見ている方も楽しかった

さらに、キラキラ光る~、夜空の星よ~、の歌を鍵盤ハーモニカで演奏したのですが、「スキップしているようなドレミ(1つの音符を2度吹き)」とか「悲しい感じのドレミ(音階を一つ下げて演奏)」とか、結構、高度なものをやっていて、高学年の子も保護者もみんなどよめいていました

ちょっとそこで気づいたのが、吹きながら身体をリズムよく動かしている子も1年生の中には、まだ、ちらほらいるんですね。

多分、幼稚園の頃までは、子どもは体とリズムは一緒だったし、言語と体も一緒だった子も多くいたでしょう。

それが小学校で「きちんとした集団行動」を学ぶことで、「演奏している時は演奏に集中」という事を学んでいくんだと思います。

3年生のリコーダーでは、もちろんと言ったら変ですが、体をリズムに合わせて動かしながら吹いている子は1人もいませんでした。

聞いている方もそうで、みんな演奏している音楽に合わせて体を動かしている子は1人もいません。


演劇やコンサート、スピーチなど、外人さんは体を動かしたり、スタンディングオベーションを普通にやりますが、私達日本人は苦手

幼稚園の頃のように、保護者も一緒にリズムをとるように拍手をしたり、のほほ~んとは出来ないのが小学校ですね。

これが日本人のしつけの基本になっていくわけですが、外国との違い、文化の違い、とも言えますよね。


そして、全く知らなかったのですが、子ども達の演奏が終わったあと、今度は「あすなろ学級」の映像と音楽がプロジェクターを通じて始まりました。

多分、私みたいにプログラムを知らない人は「なんだろう?」という感じだったと思います。


ただ、「あすなろ学級」のことを、司会の方、恐らく先生だと思いますが、映像と音楽にあわせながら話しているのを聞いて、「あぁ、あのあすなら学級だ」と気づきました。

同じ小学校の子どもですが、病気のために病院で暮らして勉強している子ども達の学級です。

そして、司会の先生の方の話を聞いていると、どうやら1人の子が「精一杯生きた」という話をしているんです。

もう、その話が聞こえて来てからは、涙が抑えきれませんでした

映像では、子ども達が作った工作や絵やポスターなどがたくさん映っていました。

音楽は「ドラゴンクエスト」のテーマソング。それをあすなろ学級の子ども達が演奏しているのを録音し、映像と共に流しているのです。

ドラゴンクエスト、勇者が大冒険に出ていくRPGです。

子ども達にとっては、本当に病院の外、屋外で思いっきり遊ぶことも出来ない、そんな子供たちがドラゴンクエストをやるというのは、外で思いっきり遊べる子供たちがやるのとは、また違った意味があるんだと思います。

ゲームの本質というか、「仮想の世界で出会い、成長し、謎を解き、敵をやっつけていく」という、世界、ストーリーに自分を埋没させられるのですから。



同じ子ども達でも、授業参観に家の人が事情で来てくれない子がクラスには何人かいます。

私の時代は、親が来るのが嫌でしたが、今は親も子も、行きたい、来てほしい、という家の方が多いと思います。

3年生のクラスの名簿を見て見たら、30人ちょっとで〇がついていないのは3人だけでした。

「ちょっと可哀そうだな~」と思いましたが、あすなろ学級のお話が出てきた時は、「外に出れて家と学校を行き来出来るだけでもなんと幸せなことだろう」という感情が湧いてきました。


昔、テレビで見た病気の子ども達向けのクラウンの資格を持っている副島先生、という学校の先生のことを思い出しました。

ガンバレ、とも言えない。もう十分頑張っている。

将来、未来、大人になったら、という話も出来ない。

来年に向けて今のうちに〇〇を学んでおこう、といった段階的な学びを積み上げていく話も出来ない。

いつ無くなるかわからない命。

小学生で、子どもが大人になることを夢見れない教室。

寄り添うことしかできない。

そして、自分よりも小さな命が、子ども達が、当たり前に大人になるということは出来ず、子どものまま障害を終えていく。


切ないですね。


世の中、各職場、各家庭、各集団で色々な問題があると思いますが、そういった子供たちの前に立てば、私達大人はほとんどの事を投げうって何かできないか、と考えますよね。


あぁ、、、という思いが募っていきました。


その後は先輩の中学生の歌です。

昔の母校に帰って来た4人の中学生は嬉し&恥ずかしそうでした

そんな姿を見て、幼稚園だった子が小学生になり、幼稚園の親だった私も小学校の親という事を経験させてもらえる。有難いな~。

そして、中学生の親、というのもこれから経験させてもらえる。有難いな~。

子どもを通してでないと、幼稚園、学校と言うものがどういうものか、大人として全くわからずじまいだったわけです。

そういった経験を積ませてもらえるということ、子どもがいることへの感謝、ですよね~。


そんなこんなで、ひょこっと行ってみた授業参観&音楽集会でしたが、なんだか色々な感情や学びをもらった時間になりました。


学校も無い、学校にも行けない、そういった国や子供がたくさんいる中で、こうやって普通に学校があること、そこに子どもも親も行けること、関われること、有難いですね~


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年の変わり目

2017年11月16日 | 自分の時間
今年は9月頃に奥さんが風邪気味で、それが子供にうつり、最後に私にうつって3週間ぐらい、家族でゴホゴホしていました。

大きな風邪ではなかったのですが、肺にくると完全に治るまでは3週間ぐらいかかるんですよね。

そして今も子供と私は鼻が詰まるというか、元気に過ごせるのだけど、1日のうち、どこかでたまに「悪寒」を感じる、なんて状態が2週間ぐらい続いています。


季節の変わり目は体調を崩すといいますが、大きな風邪は昨年はひかず、今年もと思っていたら、大きな風邪ではないのですが、微妙な風邪って感じです

むしろ高熱1発だして、体をリセットして、2~3日ですっきり、の方が良いのかもしれませんね


そうこうしていると、もう11月。

手帳の切り替えの時期です。

今年は手帳を10月に変えたので、時間を見つけて移行作業を始めています。

年の変わり目を一番最初に感じたのは、今年は大掃除とかではなく手帳なので、まあ、早く手帳を見つけて良かったです。

今年は毎月色々書ける手帳を選んだのですが、全体としては運勢が良いという占いを信じ(笑)、お金の事は気にせずに、妄想を公言してみたのが前半です。

そういう意味で、昨年までに比べれば、流れに身を任せて、というか、ただただ活動してきた、という1年でしたね。


一番は体調で、動いていて気持ち悪くて寝込む、というのが、ほぼ無かったです。

健康の有難さは、体を壊してみないとわからない、ということで、厄年で体調を崩し、人生半ばで一度、リセットというか、考え直す機会が与えられて良かったと思っています。

これが60歳ぐらいだと死んでいたかもしれませんからね

そして、個人事業主としてボチボチやっている身としては、何かあった時の最低限のお金は貯めてきましたが、その辺りは今年はあまり気にせず過ごしてきました。

また、前半は必ず何かがあり、母の家の階上からの水漏れ問題から始まり、2ヶ月スパンぐらいで何かちょっとした負荷がかかることが起きていました。

それも最低限の体調に戻ってから、健常者というか、元気にはつらつに生きれるようなトレーニングの年に入ったのかもしれないな~、と思って、受け入れてきました。

最終的に突き詰めると、最後はきちんと体に向き合おう、というところに落ち着くわけですが、それを通してやっていくことで、家族、仕事、地域、ご縁ある人達との関係も良くなっていくのでしょう。

ただ今年もあと2ヶ月を切っているわけですから、今年の仕事でたまっているものを早くやり遂げ、来年の種蒔きをし、健康活動に時間を割いたり、あとは部屋掃除など身辺の整理もしないといけませんね。

ドタバタするより、本当は今のうちから少しずつ手をつけた方が良いのですが、それがなかなかできないのが人間と言うもの

とはいえ、ここ2週間ぐらいはのんびりさんで、プチ風邪もあったので早寝していてあんまり仕事も他の事にも手がつかなかったので、11月中に、まずはたまった仕事を終え、来年の事や自分の事に時間を使えるように頑張りたいと思います

手帳を変える時って、そんなことを思える、1つの区切り、良い機会ですね
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3週間目のピヨちゃん

2017年11月10日 | 農的体験・生活
ピヨちゃん達が生まれて、ちょうど3週間になりました

家の中で段ボールに入れて飼っていましたが、そろそろ限界で、ベランダに新たな飼育ケースを作り、お引越ししました
3週間も経つと翼もだいぶ大きくなり30㎝ぐらいの高さまで飛べるようになりました。
色もつき、顔も尖りはじめ、くちばしの上の方が伸びて、とさかが出てくるのか?みたいな感じになってきました。
半年ちょっとで卵を産み始めるというわけですから、成長も早いわけですよね~。


比較してみると、これが生後2週間。今から1週間前ですね。翼が伸び始めています。


これが生まれてすぐ。翼もなく、ふわふわの黄色い体毛の塊で、詰め込んだら卵に入る大きさだったわけです。
可愛い~


今もまだかわいいですが、箱の大きさなど色々なことで、お引き渡しの時期も考えなければいけないのですが、まあ、出来る範囲で飼い続けたいと思います
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木更津 オーガニックマーケット Glocal Happiness

2017年11月03日 | 素敵な空間・イベント
木更津のオーガニックマーケット「Glocal Happiness」に行ってきました

10月中旬に、おかげさま農場のメンバーとして出たイベントで、たまたま主催者の林さんにお会いし、出店依頼を受けたためです。

林さんというのは、木更津で「コミュニティーマーケット ベアーズ」というのをやっている方です。
このお店は、昔に始まった本来の生活協同組合のように、買う人も売る人も生産者もみんなで一緒にやっていこうよ、というコンセプトで運営しているお店。

そして、この林さんというのは、私が農村の世界に入るきっかけになった、鴨川の林良樹さんのお姉さんです。

林良樹さんは今や無印食品と鴨川をつなぐなど、この業界では有名人ですが、私がお会いしたのは、まだ鴨川自然王国に出入りしている地元を何とかしようとされていた方で、そこまで有名ではありませんでした。

ただ、その精霊のような印象やインパクトがものすごく、お会いしていきなり大きな衝撃を受けた、私の敬愛する人の1人です。

その林さんの実家は酒屋だったのですが、お姉さんが後を継いで、コミュニティーストアーを作った、という話を聞いて、「一度、行ってみたいな~」と思っていたのです。

さらに、木更津市は今の市長になって「オーガニックシティ宣言」をしたのです。

私が昨年、「そうだ、成田をオーガニックタウンにしよう」と思い立ったのも、この木更津市の影響があります。

そんな木更津市とベアーズの林さんが中心となってやっているオーガニックマーケットということで、おかげさま農場も出店するということになったので、「行こう」と思い立ち、行って来たのです


実際、当日はおかげさまのメンバーは十分足りていたので、私は1参加者として家族連れで楽しませて頂きましたが
子供向けのワークショップなど、とっても楽しかったですよ


さてさて、このマーケットは今年で3年目だそうで、昨年は延べ来場者数は1万人だったそう。
出店者数は100店舗ちょっとでとても賑やかでこだわりのあるお店ばかり。
例えば、醤油を使うにしても原材料が確かなものしか使わないお店、など。

林さんのお話では「醤油なども含め、原則、無添加、オーガニックであることが出店条件」ということで、結構厳密なようです。

雰囲気的には以前、成田で開催していた「太陽の市」に似ていて、開放感のある公園に多数のお店、そしてステージとワークショップスペースがあり、「子どもがたくさん来て欲しい」という思いが行き届いている感じで、あちこちで子供たちがワイワイ遊んでいて、とても素敵な雰囲気でした

しかも天気予報としても朝は雨でしたが、すぐにあがり、11月にしては暑いぐらい
途中から半袖で行動していました

出店者も、おかげさま農場を始め、神崎の寺田本家さん、トージバの神澤さん、和太鼓のGOCOOさんなど、なじみの顔もちらほら。

そして久々に鴨川の林良樹さんのお話も「お~、変わらず響くな~」と。
今回は林さんはトークセッションの司会者だったのですが、、女優の杉田かおるさん、歌手のYaeさんなどと共に、木更津市長も出ていました。
写真の一番左側。こういったマーケットのパネルディスカッションに市長が出るということ自体が珍しいですよね。


というのも、この木更津市長、「木更津市を人と人が有機的につながるオーガニックシティーにする」と日本で初めて宣言した市なんです。

「今の地方は5年先までも見通しが確かではなく、その先は全くわからないというのが現状です。その中で、必ずこのままでは現状は継続しないということはわかっている。何もかも行政がやるのではなく、市民がやりたい、ということがあればお金は出せなくても今回のように公園を使ってもらうとか、出来る事はどんどんやってもらって、市民の力を借りて、繋げて何とかしていきたいんです」と言っていました。

そんな木更津市は千葉県で出生率が№1だそうですから驚きですね。
そして「この大転換期に木更津市長という職をさせて頂いて本当に有難いです」と、しびれるような発言していました

ドイツや北欧などは、地方議員は給料などはなくボランティアです。各自が仕事を持っていて、夕方に集まってボランティアで地域のため、地域の人のためにこの地域をどうしていくかを話し合うんですね。

林良樹さんのお話では、この夏にデンマークに行ってきたそうなのですが、そのデンマークなどは高校生議員などもいるそうです。
また、デンマークは40年か50年前に「原発を作る」という話が立ち上がった島で反対運動がおきて、「原発を作らない」と決め、そこが今や風力発電や太陽光パネルの発電のメッカとなり、世界各国から視察が来ていてそれで経済が潤っているそうです。

林良樹さんが「100年かけてそういった国を作ると決めて、作って来たのがデンマークなんです」といっていましたが、まさに「国家の計は100年」という言葉そのものですね。


私も昨年、「成田オーガニックタウン構想」なるものを勝手に言い出して、妄想を広げているところですが、千葉県でも有数の有機農業地帯であり、かつ、面白い活躍をしている人がたくさんいるちょうど良い街だからこそ、空港や成田山を観光資源として捉えるだけの行政の考えとは違って、オーガニックに生きる人、色々な可能性を持っている人達が有機的につながっていく街として、成田も盛り上げていく、というのはとっても面白いと思っています。

将来を見据えて変革のスタートとして「オーガニックシティー宣言」をした市長。また、それに応じて集まった林さんのお姉さん(このイベントの主催者)を始めとした木更津市とその周辺の方々の繋がり具合が現れている、とっても楽しいイベントでした
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