半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

冬も終わり、いよいよ春です

2013年02月28日 | 自分の時間
12月からほぼ休み無しでずっと働き通しでしたが、2月にはいろいろ積もり積もっている仕事に一段落つけたかった。

でも、終わりませんでした

一方で、自然界と自分をシンクロさせてみると、高柳さんが教えてくれた「冬」は「増ゆ」という語源の意味が体験できた冬でした

この「「冬」は「増ゆ」」という言葉は、12月5日のブログに書いてあるのですが(→こちら)、私の冬の過ごし方を支えてくれた言葉でした

改めて当時のブログを抜粋します。

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冬は「増ゆ」とも書いたそうです。単に寒くて何も無い時期ではなく、春にむけて命のエネルギーが増えていくとても素晴らしい時期だと。杉の木を切っても11月が最も締まっていて、12月以降は徐々に春に向けて緩んでいっているそうです。

種も芽を出す前に既に活動をしていて、まず水を体いっぱいに吸い込んで、発芽に適した温度になるのをじっと待ち、その時が来たら一斉に発芽できるようにしているとのこと。
そう考えると冬も尊い季節なんですね

人生も同じ人間の生き方もおんなじですね
私も来年春に向けて、知識、スキル、ご縁、仕事を蓄え増やしていく「冬(増ゆ)」にしたいとおもいます
ーーーーーーーーーーーーーーー

この「冬」は「増ゆ」というのは、実は地に足をつけながらゆっくりじっくり殻に閉じこもって春になるのを少しずつ準備をしているイメージでした。

しかし実際に自分のこの冬を振り返ると、とにかく忙しかった
逆に今、高柳さんの言葉を振り返ると、11月ぐらいをボトムに、春に向けてずんずんずんずん生命活動をほとばしらせてアゲアゲな状態になっていくのが冬であって、決して「じっくり」というものではないんだな~ということを実感したのです。

私も自然の一部と捉えると、春に向けて水鳥が水面下で一生懸命足を動かしているようにひたすら動いて来た時期だったのも、合点がいきます。

恐らく、植物や動物も一見生命活動が低いようにみえて、実は寒さに対して生命を途切れさせずに抵抗しながら、春に向けて細胞やDNAレベルではかなりの動きがあるんだろうな~と思いました

明日から3月。

1週目内には、ずっと引きずっている2つの仕事を終わらせた上で、

1;家族との時間を大切にする
 →やはり最後の要諦は「家族」です。これがあって仕事や人生が前に進みます。

2:子供と目一杯遊ぶ
 →4月から長男は小学校に入学、次男は幼稚園に入園です。
長男が小さい頃は、半年仕事をせずに木登りなどいろいろ遊んであげれましたが、次男は一緒にいる時間は長いのですが、実はたっぷりワイルドな遊びはしてあげていないことに気づきました。彼の天性の運動神経を伸ばしてあげるためにも、幼稚園に入る前にいっぱい遊びたいと思います

そして長男も春休みで、小学生になる前の最後の時間をたっぷり一緒に過ごしたいと思います。7歳になってようやく「神の子から魂が入って人の子になる」という言葉は、縄文時代から続いている日本の伝統です。神の子の最後のひと時を過ごして、人の子になる時を素直に迎えられるようにしたいと思います

3:大切な人とのご縁を深める 
 →根本さん、高柳さんを始め昨年以上に深いおつきあいが始まります。本当に大切なのはお金やイベントの参加者ではなく、人生を支えて頂いている2人を代表するご縁ある方々とご縁を深めること。それが人生の極みです。頂いている以上のものをお返しできるよう、きちんとしていきたいと思います。

4:勉強する 
 →全く本が読めない時期が続きましたが、これからの「セカンドスクール」のためには、立ち止まってインプットを増やし、思考を練り上げる必要があります。勉強したいです。

5;仕事の仕組みを考える
 →「みんなの農村ネットワーク」や「セカンドスクール」、「田んぼと畑の耕育教室」、「食と命の教室」、「みん村会員制度」など、いろいろ煮詰める必要があります。きちんと仕組みを作り上げたいと思います。

3月はこういった「大切なこと」に頭と時間を割きたいと思います。
もうすぐ飛躍の時が迫っています
春はもうそこに来ています
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ついに、ひまわり油ができた♪

2013年02月28日 | 食べもの
昨年、高柳さんの呼びかけで参加させて頂いた「北総ひまわりプロジェクト」。

全く更新をしていませんが、ホームページは→こちら

高柳さんがお忙しいところいろいろ段取りして下さり、ついに「ひまわり油」が完成しました

先日、みなで久しぶりに集まってお食事会になりました


ちなみにひまわり油は、日本ではほとんど流通していませんが、ヨーロッパとかでは結構流通しているそうです。

これが500ccのビン。


200ccのビンは縦長でおしゃれ
母の誕生日のお祝いにと、奥さんが家である包材でラッピングしてくれました。
リボンをかけたらこんな感じに

ラッビングの袋に入れたら、もっとおしゃれじゃない


ちなみにこのひまわり油の特徴を語るときは、まず「一般的な油」のことを知る必要があります。

まず、「一般的なサラダ油は、大豆を中心とした穀物から絞ります。
加工品や外食で使われているものは大体が「遺伝子組み換え」で、さらにそこから「ヘキサン抽出」といって石油系の化学薬品で分離して歩留まりよく油分を取り出します。
ただここには色々な化学物質が含まれているので、さらにそれを高温で揮発させるなどして出来上がったのが「一般的なサラダ油」です。

だから、いろいろアレルギーを持っている人が「油」で肌が荒れたり、問題が出るのも当然なのですよね。

一時期「健康な油」と題して「ダントツのシェア」を占めていた「エコナ」が、「発がん性物質がある」と判明して市場から消えたのを覚えていますか?

要するに化学物質を使ったり、無理に機能性を高めたものは、何かしらおかしい、ということですよね。

特保もその最たる例。サントリーの黒烏龍茶など、自然なままのものではなく、機能性を人工的でも良いからあればお墨付きを与える、という特保の制度がそもそもおかしいと私は思っています。

まあ話は元に戻しますと、この「ひまわり油」のPRポイントは以下の通りです。

1:無農薬無化学肥料で育てたひまわりを使っている

2:みんなが収穫したものを、天日干しで乾かし、手で一生懸命脱穀した種を原材料としていて、とっても手間がかかっている

3:種の品種はリノール酸よりもオレイン酸が多く(7割ぐらい)含まれているオリーブオイルに近いハイオレックという品種を使っているので体に良い
 ちなみに日本人はリノール賛を摂り過ぎているそうです。リノール酸は酸化して過酸化物質を作りやすく、ガンや脳卒中など様々な病気の原因を作っていると言われています。
  だからこのリノール酸に水素を添加してオレイン酸を増やしている油もあるそうです。

4:圧搾方式で、化学薬品を使っていない。歩留まりは圧倒的に悪いのですが、逆に言えば圧力だけで絞っていますから安心できます


ちなみにひまわり油は、さらっとしています。
サラダ油は横に置いておいたとして、菜種油は少し味わいも香りもありますよね?それに比べるとさらっとしていて香りも薄いので、サラダとかに良いかもしれません。

また高柳さんのお話だと、「化粧品」として手や顔に塗ったりするために自然食品店で買っていく方も多いとか確かに、化粧品として思えば、高くはないですよね~

私の分け前は10本ちょっと。
畑を貸してくださった根本さんのお分けするのと、種まきを手伝ってくれた方に
1本ずつわけて、あとは販売か自給用ですね

買ったら高いけど、労力をかけて作ったのだから家族へのご褒美としても使いたいです。油が完全に自給できるといいですね~






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第1回 食と命の教室 開催!

2013年02月23日 | 素敵な空間・イベント
ついに、「食と命の教室」の第1回目が開催されました

昨年は根本さんの「田んぼと畑の自給教室」を開催させて頂き、1年が経ちましたが、ことしは、さらに「みんなの農村ネットワーク」の大きな柱がもう1つ立ったことになるのです。いや~、嬉しい

私のベーシックな思想は、「与えられた選択肢を選ぶだけの生き方は、本当に生きていない、恐ろしい生き方」だということ。

そういったことに気づいた後、「農村にあるかつての地域社会、ご縁を活かした生き方、そして出来うる限り衣食住を自分で補う生き方が生活そのもの」ということに気づきました。

それからはそういった道を歩むべく時間を過ごしてきました。

そして、私のような変わり者(?)を受け入れ、かつての農村の話や、食の自給、様々な社会問題などについて、高柳さんが最も刺激的なお話をして下さるので、私は、ほいほい通って夜までお話を聞かせて頂てきました。

そんな中、原発事故の影響もあってか、高柳さんが40年の農業人生を振り返ってみたいとおっしゃるようになったこと、また私が「高柳さんのお話を聞きたがっている人は大勢いるはず」というお話しに「本当かい?」とご関心を持ってくださったこともあり、今回の「食と命の教室」の開催の運びとなったのです

その前段階として、先日、公民館で「高柳さんのお話し会」を開催しましたが、全員が「次もまた話を聞きたい」というアンケートになるほど大きな反響をいただきました。(詳しくは→こちら

そして、本日、ついに本番です

朝の風景。小麦が育つ高柳さんの畑に朝日が降り注ぎます


ご自宅の前では、お母さんが三浦大根の切干を作っていました。
その風景は高柳家にとっては当たり前の光景ですが、都会から参加している参加者から見れば、心が湧き上がるような光景で、みんな寄ってきて「うわ~、凄い~」と観察していました



さて、この「食と命の教室」は、高柳さんのお話を聞くのはもちろん、参加した一人一人みんなが主役で、きちんと意見をいい、話し合い、仲間としてやっていく方針なので、じっくり自己紹介タイムをとりました。

その上で、高柳さんからのお話しがスタートです。
お話の内容は、まずは「有機農業という言葉があることが自体が本当はおかしい」ということから。

先日の公民館のお話し会とは、また雰囲気も違い、よりアットホームな感じでお話しする内容は深く、しかし、笑いあり和んだ雰囲気で、途中質問も入れながら、40~50分ほど、じっくりお話をしていただきました。

高柳さんを始め多くの農家さんに「農薬、化学肥料を使うと、生態系が壊れ生物がおかしくなり、めぐりめぐって人間に返ってくる」ということを気づかせたレイチェル・カーソンの「沈黙の春」のお話し、「機械文明は人類を滅亡に導く」といったガンジーのお話し、添加物の危険性を説いた開祖のような郡司やすたか先生のお話しなど。

例えば、食品添加物のお話しでいうと、食品添加物は380種類あって日本人は平均して年間で5~6kgとっている。日本では年間60万トンの食品添加物が作られていて、人口が1.2億だから、平均すると5~6kgになるわけ。この話は20年前の話だかそれ以降データが無くなってしまったから、現在は実際はもっと凄いことになっている。日本では塩の摂取量を控えるように言っているが、それは化学的に作れたNaClの話であって、本物の塩であれば摂り過ぎということは本来無く、塩の摂取量を制限するなら添加物の摂取量を制限すべきなのではないか、、、といったようなお話が、繰り広げられました。

数多くのお話を元に、今の世の中、生き方、また海外諸国と日本の違いを浮き彫りにしていくお話には、参加者全員が大きな衝撃を受けていました。


さて、お話の後は里山の散策をです。
高柳さんのところは1000年ぐらいは続いている集落だそうです。昔から人が住んでいるかどうかの見分け方は、山があって湧水や地下水が流れていってその下に田んぼがある、そういったところに集落があれば、それは大体が昔からあったところだそうです。


次に私も行ったことが無い高柳さんの畑に連れていってもらいましたが、そこは明治時代になって入植が始まったところの畑でした。かつてはナラ、ブナなどが生い茂っていたところを開梱して作った場所とのこと。確かに先ほどの田んぼがあった場所とは様子が全く違いました。

歩きながら、村の作り、畑の歴史などが学べましたし、また歩きながらみんなでいろんなお話をしました。


そして、昼食タイム
お昼はお母さんと高柳さんの娘さんのあゆみさんが作ってくれることになっていたのですが、みてください
こんなご馳走を作ってくれました
みんなもう大興奮


みんなで、いっただきまーす


無茶苦茶美味しいご飯を食べていると、「わらで作った納豆」のお話がでました。すると、なんと、本当にワラでできた昔ながらの納豆が出てきました。凄い


見てください、このつや
しかも、無茶苦茶美味しい匂いも全くなく、市販の納豆とは食べ物として全く違います参加者の一人は「きなこの味がする」という人もいました。私は「本来の豆の味」が生きているという気がしました。

本当に蒸した大豆をワラに入れただけの納豆って、こんなに美味しかったとは、、、。人生初の味に驚きでした


むちゃくちゃ美味しい手作りご飯をたらふく頂いた後、午後は「トマトの種蒔き」です

私はトマトは苗を買っているので、種からやったことはありませんでした。
ということで、私もワクワクしながら参加

今の時期はまだ寒いのでハウスで育苗します。

まず、苗を育てるところに軽く水を撒いて湿らせます。そこに培養土を入れたトレーを置きます。


次に、1つ1つ指先で軽く凹みを作っていきます。ここに種を蒔きます。


みんなで凹みを作っていきます。プニプニして気持ちいい


さて、今度はトマトの種です。ゴマ粒のように本当に小さい


これを1粒ずつつまんでトレイの凹みに入れていくのですが、100%1粒というわけにはいかず、20~30に1回は2粒入ってしまいます。なかなか難しい

種を全部蒔き終えたら、その上に小さな種の発芽が邪魔にならないような軽い培養土をパラパラっとかぶせます。


みなさんでもやってみます。この教室は「座学」だけでなく、「実践」を通じて有機農業を学ぶのも特徴です。


その後、ひごでトンネルの骨組み作ります。


そして、乾燥防止のために育苗トレイを新聞で覆います。


その新聞紙の上から直接水をササっとかけて湿らせます。


最後に寒冷紗をかけて完成です


これで大体10日ちょっとで発芽するそうです。

ここで育てた苗を鉢替えを挟んで、5月に植え込みます。楽しみ

1仕事終えた後は、今回は1回目ということもあり、みなさんがこの1年を通じて学びたいこと、作りたい野菜などを言ってもらい、それをプログラムに落とす作業をしました。

・ズッキーニがどうしてもうまく作れないので作ってみたい
・田植え、稲刈りをしてみたい
・納豆を作ってみたい(これは私も強くお願いしました
などなど、色々なご意見をいただきながら調整。

そして、今後の日程も調整しました。

17時予定が18時頃まで白熱し、いったん締めることにしました。

参加者のみなさんからは「衝撃を受けた」という話や、「とても良かった。単発で参加したけど、次回から年間で申し込む」というお声を頂きました。

参加者全員が、非常に大きな刺激を受け、満足して頂いたと確信しました


そして、この私も大きな大きな刺激を受けました。
高柳さんのお話しを事あるごとに聞いてきましたし、先日のお話し会のお話も聞いていましたが、今回は「次元が違う」内容でした。

それは1日ずっと高柳さんのお話しを聞いていたこと、また色々な参加者が質問や意見をいい、そこにまた高柳さんがコメントをするといった中で「大きな流れ」が出来ていた気がします。

高柳さんと参加者が、単に情報や知識を行き来させるのではなく、お互いが共感したりシクロしあったりしながら理解を深めあう、「生きている場」だからこそ生まれたものがそこに確かにありました。

この「食と命の教室」では、高柳さんのお話をしたことを私が文字に起すのですが、それを読むのと、あの場でライブで体感しながら聞くのでは全く違います。

主催者の私でさえ、大変興奮して朝の3時過ぎまで寝付けないほどでした

そして「本物は発展していく」というのが世の中の真実だとすれば、「この教室は間違いなく発展する」という思いを持ちました

本当に素晴らしい会となりました。高柳さん、本当にありがとうございました


なお、この「食と命の教室」の会員特典としては
1:年間を通して栽培する野菜の「作付計画表」
2:「野菜の収穫物」
3:農業資材(ワラ、おかげさま農場で使っているウズラの発酵鶏糞など)
4:「高柳さんの畑」を借りて農作物が作れる
5:高柳さんのお話し資料(農村生活・食と命・有機農業など)
6:有機農業の実践のコツ(苗作りのコツ、土作りのコツ、味噌作りのコツetc)
があります。

「食と命の教室」に少しでも関心があれば、100%の自信をもってお勧めします。
人生観が変わるかもしれませんし、知識欲が大いに刺激されたり、あるいは大切な仲間が見つかるかもしれません。

いずれにしろ、食の問題、環境問題、日本の問題、これからの時代の生き方、農村の暮らし方などに関心を持っている人全員に参加してもらいたいと思います。

次回は3月9日(土)を予定しています。

ぜひ、ご関心を持った方はご参加くださいね

くわしくは、みんなの農村ネットワークのホームページまで→コチラ
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寒さに負けないちびっこ達!

2013年02月18日 | 素敵な空間・イベント
我が子が通う幼稚園は、「裸足」「上半身裸」などOKで、なるべく子供がのびのびと育つ環境を整えている素敵な幼稚園です。

この寒い時期はマラソンをしているのですが、ママ友が応援に行って感動したとのことで、ちょこっと覗きにいきました。

すると、この寒空の中、ちびっこ達が半袖短パンでワラワラと出てきました
わかっているつもりでしたが、この寒空の下で本当に半袖短パンの姿を見るとビックリ

そして元気に走っています
年少さんに対しては、年中か年長さんが「がんばれ~」とゴールで待ち構えて応援しています

すっげぇな~、ちびっこ達

冬だから暖かくしなさい、というのが常識だと思っていましたが、子供は風の子、こうやって鍛えられて体も心も強くなっていくわけですね

がんばれ、ちびっこ達
園長先生も一緒に走っていました
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高柳さんのお話し会

2013年02月15日 | 素敵な空間・イベント
高柳さんのお話し会を開催しました

たった2時間弱でしたが、とっても濃密な時間を過ごせました。

高柳さんのお話はいつも聞いているのですが、果たして今回参加した方々にはどう聞こえたのかというと・・・

アンケートを取ったのですが、全員が「次もまた聞きたい」ということでした

ということで、高柳さんのご都合がつけば、シリーズ化したいと思います


今の日本の世の中は「疑問を持つ人」は「おかしな人」と思われる雰囲気があります。

それは、「与えられた情報にそのまま従うのが一番だよ」という教育をずっとずっと受け続けてきたから。

例えば、み~んな「学校の勉強って、本当に必死でやることなの?」という疑問を持っていると思うのですが、塾に行かせます。

でも、学校で学んだ授業の内容は、私は「結局、今になって良かった」と思うことはほとんどありません

そうではなくて大学で深夜まで考え語り合い、いろいろやったサークル活動や、単位は関係ないけど自分で選んだコミュニケーションギャップの外国人講師の授業は、今でも自分にとって有意義だったな~と思っています。

「主体性を発揮し、学ぶ」ことが大切なわけですね


今回、参加したみなさんは、そういった意味で今の学校や食べ物や社会など何かしらの「疑問」を持っていて、「有機農業を長年やってきた農家さん」のお話から何かを学べるかも、という「意識」がある人が集まったわけです。

そういった方々だから、高柳さんのお話が響いたのでしょう。


そして、そういった「子供たちにとって社会を提示していく大人だからこそ、考え、学ぶ場」を作っていくことは、地域をよくする活動にとってとても大切だという実感を持てたのは、私にとっても大きな収穫でした。

セカンドスクール、必要です。

・コミュニティーを作ろう
・全体を把握した上でその中の自分の位置づけが理解できることをやろう
・村を作って村長になろう
・パッション先生になろう

・・・若かりし頃に考えていたことは、今ではよりリアルに体現できるものになりそうです。

セカンドスクール作り。これからがとても楽しみですワクワク


p.s 以下今日の高柳さんのおはなし会のメモ書きです。
時間がないのでまとめていませんし、文章にすると面白いお話も堅苦しくなるので、本当は生の高柳さんに触れて欲しいのですが、一応共有しておきますね。

■高柳家の紹介
1900年(明治33年)、1925年(昭和5年)、1950年(昭和25年)、1975年(昭和50年)、2000年と25年ごとに次の代が生まれている家系。

お寺を見ると代々「高柳源右衛門」だったので、恐らく名前は世襲だったのだろう。

そんな家系で大須賀村、旧大栄町に生まれ育った。
高柳さんの時代は中学生から高校に行くのは50%ぐらいで、半分は仕事に就いた時代。

高知に近代農業の研修に行った時、電車でトンネルを抜けると村が「縦」にあった。
関東「平野」に育った高柳さんは、谷沿いに集落があり家の上に田んぼがあるといった「縦」の村を見てカルチャーショックを受け「人間は凄いな~。こんなこともやってのけるのだ。人間は贅沢をしてはいけないな~」と思ったそう。

そこでナスなどの「近代農業=化学肥料、化学農薬、機械化」を学んでから地元に帰ってきて農業を始めた。

■無農薬有機農業への転換
当時は何かを専業に作るのではなくいろいろ作るのが当たり前の時代だった。高柳家も牛、鶏、田んぼ、畑といろいろやっていた。
高柳家で絞った牛乳は今もある「八千代牛乳」に出荷していた。
当時はまだ生協が無い時代で、花見川団地で「天然牛乳を飲む会(東京の方では四つ葉牛乳といった名前でもあった)」というのがあった。昭和30年は田舎のもの1000万人ぐらいが「金の卵」と言われて東京に出て行った。ところが東京で飲んだ牛乳は田舎で飲んだものと違い、おかしい、おいしい牛乳を飲みたい、という思いをもった者たちが始めた運動。当時は高度経済成長時代に入っていたが、食も高度経済成長していて、明治・雪印・森永といった3大牛乳メーカーが還元ジュースのような製法で牛乳を作っていたから、田舎で普通の(本物の?)牛乳を飲んでいた者たちが声をあげた。
そんな人達から「ちゃんとした野菜を食べたい」といった声もあがってきた。そこで若手で「大栄町直販会」を作って花見川団地に野菜を運び始めた。昭和40年代からは生協が広がり始め、東都生協からも依頼があって東京の板橋区などにも野菜を持っていったことがあった。
そうやっていると当時の生協の人たちはとても勉強していた。当時は農業普及指導員がマニュアルに即して1反で農薬はこれだけ、化学肥料はこれだけ、という指導を全国でしていたが(今もしているが)、その前提で食べ物は人間が作れる、コントロール出来るという考えがあった。一方で、自然農法の福岡正信さんの「わら一本の革命」など、本来人間が作れるののでなく、自然の摂理の中で育っていくものに手を貸すだけでしょう、といった発想の大転換も出てきた。
その他に、レイチェルカーソンの本を読むなどして、自分たちも勉強した。そして化学肥料、化学農薬が無いと作れないっておかしいよな、と思うようになっていった。
だから、私たちは有機農業をやろう、というよりは、当時まだ化学農薬などが出てきてたかだが20~30年(今は40~50年だが)しかたってないのに、それがなければ野菜ができないというのはおかしいよな、「本来のものに戻ろう」ということで農薬や化学肥料を使わないで野菜を作るようになっていった。


■農業というものは何なのか?
農業というのは何なのか?を考えていた。
なぜかこの国は「農業を農家の問題」にしてしまう。俺ら関係無い、となっている。
40年前、海外に出てカルチャーショックを受けた。
例えばフランスでは、「農業問題=食の問題だから俺らの問題」という意識があった。
マルシェで日本人の習慣で野菜を選んでしまったら「そういうことをしちゃいけない」と言われた。なんでかと聞くと「食べ物は選んじゃいけない。食べ物は天の恵。恵みものは選んじゃいけない」と言われた。他には理由があるのか?と聞いたら「選ぶということは良いものを選ぶこと。すると残るのはそれよりは悪いもの。じゃああとからくる人のは良いのか?」と聞かれた。もっともだと思った。

またフランスで牛乳は必ず前から買っていく。何でか聞いたら前にあるものに対して「これは今飲んでいいもの。あとの人はいつくるかわからじゃないか」という。日本では後ろから選ぶでしょ。自分のことしか考えない。これはモラルの問題。考え方やモラルは目に見えないからなかなかわからないが、フランスもなかなかやるな、と思った(笑)シャネルとかブランドものはごく一部の人だけで、一般の人は買わないということ。

人間がお医者さんに頼っていていいのか?という発想。もちろん必要な時は医者にかかったり薬に頼らないといけない時もあるが、生きていくのにいつも頼りきっているのは良いのか?という発想で農業も同じ。
野菜も殺虫剤、殺菌剤、土壌消毒剤に頼って育ったもので良いのか?



■土
タイから有機農業をやりたいといって来た青年は、日本のきゅうりはきゅうりじゃない、といった。なぜかと聞いたら、スーパーでみたきゅうりは全てまっすぐだ、そんなの異常だといった。もっとも。
そんな彼がタイで有機農業をやるのに「有機物をどう集めるか?」という問題と「高温で微生物が活発ですぐに有機物が分解してしまう」ことを困っていた。それほど緯度というのは大事。
日本では土は30センチできるのに1000年かかると言われている。1センチできるのに100年かかるという学者もいる。全地球的には生きている土は平均で15センチぐらいしかないらしい。タイではすぐ分解してしまう。ジャングルを一度伐採したら二度と戻らない。蓄積より分解が早いため。とはいってもかつてはタイはメコン川がヒマラヤの肥沃な土を運んできていたのだけど。ウクライナが世界で肥沃な土地と言われているのあは、緯度がちょうどよくて土が蓄積するから。耕土が3~5mあると言われている。

■その他いろいろ
農薬や化学肥料を使わない理由は、あとは、自給自足をしたかったというのと、昔からそうだった、またおばが36歳でガンで死んだというのがあった。

お茶の水クリニックの森下敬一先生の30~40年前ぐらいの本で「ガンは食で治せる」があった。添加物では郡司篤孝先生の本が良かった。

農業と食べ物は裏表。
農業があるから食べ物がある。
食べものがあるから農業がある。
どんな食べ物かに興味をもつなら、どんな農業か興味を持つのが当たり前のはず。だって裏表なのだから。
でも、日本はそういった育て方をしない。教育というのは本当に恐ろしい。

家畜を飼っていたからわかるが、給食は豚の管理と同じ。
給食は栄養士が献立を作るが、それはどのぐらいの餌を与えてどれだけ体が大きくなるか、といったもの。
欲しい肉の量に対して、鶏は大体3倍、豚は6倍、牛は10倍の穀物の餌を上げればいい。
そういった考え方と全く同じ。

人間も自然界の1つで、食物連鎖の1つであり、生態系の1つである。自然の摂理の中で生きている。
食べ物は安全であるかどうか、なんていうのは本当はおかしな話。
おじいちゃんの代は、食べることは喜びで、安心、安全なんか関係なかった。
自分が子供の頃も、「何が食べれるか、どうやって食うかという時代」だった。あのクリはたべれるぞ、あのユズは食べれるが酸っぱいぞ、なんてことばかりやっていた。しかし、今の時代は「食べ物を選ぶ時代」。
ある学者が調べたのだけど、全国のサル園の30%が奇形児だそう。そこの飼育員は「人間とまったく同じ餌しか与えていない」という。コストの問題があり、輸入物や安いものを与えているのでしょう。そういったものを我々人間は食べている。銀座の野良猫や野良犬は人間と同じものを食べているから成人病、肥満(笑)

添加物は1500~2000あると言われている。人工的なものでも三百数十種類。1年間に60万t消費されているから、日本人は1人あたり平均5kgの添加物をたべている。国は塩の摂取量を1日10g以下にしろと言っているけど、添加物もそういった規制をつくればいいのに(笑)
1972年の塩専売法で塩田は全て廃止させられ塩は国家管理になった。全国で作っていた塩田を工業地帯に変えてしまった。海外から買ったほうが安いから。99%NaClの化学合成物質を食わされてきた。我が家は本当のちゃんとした塩をとれば、体はきちんと外に出すから大丈夫と言っている。

アトピーやアレルギーは添加物が原因、成人病はタンパク質や脂肪の摂り過ぎが原因。



生きることは学ぶこと、学ぶことはそだつことである
本物を探せ、学ぶということは本物かどうかを見極められるようになることだ
これが私の中心にど~んとある。
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子供のお料理レシピ♪

2013年02月14日 | 素敵な人・友人との時間
うちの長男はとっても「食いしん坊」

小さい頃のことも「●●を食べたところだよね?」といった具合に食べ物で覚えています

そんな感じで、Eテレの「クッキングアイドルまいんちゃん」や「走るキッチンカー」、「青空レストラン」など料理番組がとっても好き

そして最近は自分で「レシピ」を書いて、その料理を週に1回は作り始めています

・蒸した里芋をつぶして鮭フレークを練り込み、フライパンで焼いたお団子
 →なぜかエビの味がしておいしかった

・里芋とキノコを入れたハンバーグ
 →当然、美味しかった

・蒸したさつまいもをつぶして形を作り、小麦粉を降って、凹みを作ってそこに溶き卵を流し込んだもの
 →小麦粉はいらなかったけど、あとは形を横においておくと、要するにスイートポテトのような味でした


こちらは「里芋&大豆入りロールキャベツ」です。

「里芋&鮭フレーク」で「蒸した里芋を具材に使う」ことに味をしめているのか、里芋レシピが多いのですが、この日は煮大豆を奥さんが作っている日でした。

そのせいか、「里芋」と「大豆」を潰したのを具材にしたようです


ソーセージを中心に入れ、キャベツで巻き巻きします。奥さんもさすがに手伝いました


お上手 うちの子は「折り紙」と「あやとり」に関しては、既に私よりよっぽど上手なので手先は器用なのです。


こんな感じで完成


実は私も幼稚園の時に既に「包丁でりんごの皮を繋がったまま切らずにむける」子供でした。小さいうちは母親の料理の姿に関心を示すのは子供なら当然だと思います。

奥さんは、台所が汚されるとギャーギャー騒ぎますが、それでもやらせているのは偉いですね

小さいうちから包丁や料理を楽しむことは、人生を楽しく生きていく礎の1つになるんでしょうね
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学校を見つめる目を

2013年02月12日 | 自分の時間
先日、「小学校の給食は20分で食べることを目標としている」ということについて、おかしい、という意見を書きました。詳しくは→コチラ

そして、昨日、味噌作り教室に参加した1年生のお子さんを持つママさんから

「うちの子も入学した最初の頃は無理して早く食べていたせいで、慣れるまではよく午後に吐いていたんですよ」

という話を聞きました。

Oh,MyGod!ありえないですね、そこまでして食べさせる学校て一体何なのでしょう?

先生が悪いというより、そういったカリキュラム、制度が悪いんでしょうね。

同一年代だけが狭い空間で大人の先生1人が相対する、そういったことは一般社会ではありえない「異常空間」であると何かの本に書いてあって、それを目にした時、もっともだ、と思いました。

そういった「異常社会」である学校では、先生のよしあし生徒の成長がどうなるか決まってしまう。
だから先生にももの凄い責任とプレッシャーがかかってしまう。
そして社会も親も先生も生徒も少しずつおかしくなってきて、それが悪い意味で相乗効果を発してしまって、モンスターペアレンツや先生の精神障害や体罰や自殺やいじめとして出てきているんでしょうね。

我が子が小学生にあがることで、客観的な目で学校のことを見つめ、知り、学びながら、自分の影響の輪を考えていきたいと思います。

そして既存の学校に対して自分なりに修正したり補足した方が良いと思うところを考え、自分なりのセカンドスクールのあり方も考えていきたい、と思いました。

生きる上で、食と教育は最も大切なことですから。
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最近の畑仕事

2013年02月10日 | 農的体験・生活
忙しくてなかなかじっくり時間はとれていませんが、それでも2週間に1回は畑に通っています

今、畑にあるのは、ゴボウ、ニンジン、ブロッコリー、結球しなかった白菜、少し寒さでやられている小松菜とほうれん草、あとは5月以降にとれるスナップエンドウとそら豆、にんにく、らっきょうぐらいです。

大根は1月に穴を掘って全部埋めてあります。
土の中に入れることで寒さを免れるだけでなく状態を保ちますので、トンネルやハウスがなくても、自家用であれば3月ぐらいまでは大根にはこと欠きません

今年は雪が多く、また寒い日が続きますが、立春を過ぎ、日が長くなり始めています

畑では青い可愛らしい花を咲かすオオイヌノフグリがあちこちに出てきています


ニンジンは「黒田五寸」です。黒田は割れやすいのであまり作られなくなりましたが、いろいろな農家さんから「やっぱり一番うまいのは黒田だったよな~」と聞きます。
でも、私は正直、あまりその美味しさはよくわかりませんでした。

ただ、今回、ニンジンを引き抜いていた時に気づいたのですが「あっ、香りが全然違う」ということに気づきました。

売っているニンジンからは香りがあまりしませんが、畑で引き抜いた瞬間は、セリ科らしいなんともいえない和製ハーブのような香りがします。
その香りが、他の品種を抜いた時と黒田では違うのです
なるほど、この鮮烈な香りが味わいにつながり、多くの農家さんが「黒田が一番うまいよな~」と言わしめるのだな、と気づきました

その上で、スティックで生で食べるとまるで「柿」のような味がします。子供たちもバクバク
高柳さんの畑の土が良いのもあるのでしょうが、品種の味わいもあるのでしょうね。とっても甘くて、シャキシャキしていてほんと、柿ですね、こりゃ。



こちらは、埋めていたものを掘り返した大根たち。
葉っぱは黄色くなりますが、寒さで痛むことはありません。


昨年はほとんど大きくならなかったブロッコリーもようやく大きくなり始めたので、収穫しました。
左がスティック、右が普通のブロッコリーです



また、みみずの会の農家さんから「玉ねぎの苗の草取りバイト」を依頼されて、早速やりにいきました

トンネルの中は、黒マルチも敷いてあるのでとっても温か


でもこんな風に雑草が既に生い茂っています
この玉ねぎの苗の周りに指を突っ込んで、指で絡めとるように雑草を抜いていきます。スピーディーに抜くにはコツがいります。


これは膝当て。しゃがんでくさを取るのですが、膝をつくことで少しでも楽な姿勢をとるためです。半日ずっとしゃがみっぱなしですからね


トンネル1本終えるのに、1時間半はかかります。
なので午後だけだと2本終えるのが精一杯です。

16:00を過ぎると急に寒くなり始め、17時頃になると手足がジンジン冷えてくる寒さになってきます

全部で20本以上あるトンネル。
どんどん草は生えてきますので、なるべく早く終わらせないといけませんね。。。

畑ではもう春がスタートしています
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おむすびプレーパークの看板

2013年02月09日 | 素敵な家族・子供との時間
毎月開催されている成田の「おむすびプレパーク」。
その看板を先日奥さんが作ったのですが、ほんと、すごいですな~。

周囲は折り紙をいろいろ切り貼りして、ついでに子供が作った折り紙も貼って、まあカラフル

うちの奥さん、こういったのは、才能があるんですよね~。
こういった手作りの看板とかポスター、仕事にならんものかな~
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給食20分?

2013年02月08日 | 自分の時間
今年の4月で我が子は小学校に入ります

でも、入学説明会で奥さんがもらってきた資料を見てびっくり
「給食は20分で食べるように」だって

自分が小学生の頃はな~んにも考えていなかったけど、いろいろ見識ある大人(?)になると、疑問が湧きます。

まず、我が子は私と同じドカ食いだから、20分で余裕で食べれるけど、ゆっくりしか食べれない子だっているのに、なぜ「20分」で食べなければいけないのか?

食事はコミュニケーションを取る場だし、楽しくおしゃべりしながら食べることで、栄養摂取も良くなるというし、お友達や先生とも楽しく食べるから仲良くなれるもんです。

イタリアの方々を招いた食文化のカンファレンスでこのことを聞いたイタリア人は「信じられない」とびっくりしたそうです。

イタリアでは最低1時間は給食の時間を取るそうです。
そして、料理の内容についても先生がきちっと理解し、食べることこそ一番の大切だ、という理解・文化が浸透しているそうです。

別にイタリアを真似よう、といっているわけではありまえせん。ただ、カリキュラム優先で給食を食べる時間を決めているのでしょうけど、どうして小さいうちから「食べるスピードの目標」を入れる必要があるんでしょうか?

家庭で「早く食べなさい」と言われ、学校でも「残さず早く食べなさい」って言われる子供がかわいそう

ゆっくり味わって食べること、食べることを楽しむこと、食べているものが何かをわかって食べること、これほど大切な教育は無いのでは?

別に算数や漢字なんて家でもできるし、それより、美味しく楽しく食べることや、本を読むこととか、お友達とコミュニケーションをとることとかを低学年の大切な学ぶことにすべきじゃないのかな~?

そもそものお話で、「義務教育」なんだから、家庭で洋食が中心なのだから、給食はあえて全部和食にして、1つ1つの献立の意味を先生が事前に伝えて、日本食の意味を理解しながら食べる、っていうのでもいいのではないのかな?

先日の「給食改革で不良好を優秀校に変えた」大塚先生のお話を思い返しても(詳しくは→コチラ)、家庭でろくな食べ物を食べていない子供が多く、肉中心の子供たちに、あえて学校が最後の砦となって「ご飯+青魚」中心の給食にしたところ、大変化があったわけですよね。事実として。

であれば、大塚先生の言うとおり、パンや肉などは家でも好きなだけたべれるのだから、あえて学校給食は「義務教育」という名のもと、「和食」にすべきでしょ。

もちろん、美味しくない料理、素材を使ったらダメだけど、本当にきちんとしたものを使えば、子供は誰だって「美味しい」といって野菜や魚を食べますよ。

子供をなめちゃいけません。
「魚なんて食べない」「お肉や麺類の方が好き」とういうのは、大人がそうさせているからであって、実際は違います。大塚先生のお話ししかり、我が家の実体験しかりです。

添加物や調味料漬けになっている家庭や外食が多い中、今は給食も添加物がたっぷりなんですよね?

小さいうちについた味覚は一生つきまとうんですよ。マックの戦略がそうじゃないですか。

子供たちに将来どんな食生活を送って欲しいか?どんな食生活を送れば、医療の問題、健康の問題、精神の問題が改善され、健やかな成長や日本の食文化を理解できるようになるのか?

それを考えるべきでしょ。

だからこそ給食は、「素材と調理をきちんとする」べきではないでしょうか?

一番コストをかけるのは、そこではないかな?

以前、お会いした有機栽培農産物をおろしている社長さんが言っていたのですが、子供が学校給食で野菜を食べたら「苦くて食べれなかった」と言ったそうです。

いつも美味しい野菜を食べているから、素材の差がわかる味覚になったんでしょうね。

牛乳もそうです。私は牛乳が大好きでガブガブ飲んでいましたが、でも、あえて「教育」としたら、牛乳は嗜好品であり学校で飲ませるものじゃないでしょう。

カルシウム神話なんてとっくに崩れているのに、いろいろなしがらみで牛乳を出し続けているんでしょうけど、あえて「カルシウム論争」や「体に有害かどうか」という論点ではなく、「給食のあるべき姿」を考えたら、日本茶とか、番茶とか、和食にあった、また子供の体や精神によい飲み物を出すべきですよね。

どう思います?

う~ん、給食って、やっぱりおかしいよな~。
コメント (2)
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