半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

「食と命の教室」2016年度最終回!

2017年01月28日 | 農的体験・生活
土曜日は、2016年度、最後の「食と命の教室」でした

4年目となるこの教室も、これで最後。

本来は11月で終了なのですが、昨年、9月が休校となったため、振替で1月にご要望があった「味噌作り」をすることになったのです。


いつものメンバーに加え、過去参加された方など、小学生3人もあわせてにぎやかにスタートしました

まず、高柳さんがこの日のために仕込んでおいた糀をみんなで見学。

そして糀と塩を混ぜる「塩切」という作業からスタートです。

糀は発酵をさせるために必要ですし、甘みにもなります。
一方で塩は雑菌の繁殖を抑え、塩味になります。
この二つを良く混ぜることで、上手に味噌が発酵していくわけで、また甘みと塩海のバランスがとれるわけですね


味噌の材料は、「塩」「糀」「大豆」の3つとシンプル。
高柳さんは「小糸在来」という超美味しい在来種の大豆を育てています。
これを1晩、水に浸けてふやかしてから、3~4時間、釜でことこと煮ます。
指でつぶれるぐらいになった豆を水切りして、先ほどの塩切した糀と混ぜ合わせていきます。


高柳家の凄いところは、普通は塩切りした糀と大豆をむらなく混ぜあわせてからミンチにかけるところを、混ぜ合わせずに目分量でミンチにそれぞれ順番に投入していくところ

塩切糀をひしゃくに山盛り1杯に対し、煮大豆を軽めの2杯投入する、という感じなんですね。

農家さんによって、本当に味噌作りって、色々ありますね~

さて、ミンチがあることで、昔は足踏みでつぶしていた味噌作りはとっても楽になっています
投入した糀と大豆を一緒に混ぜて、棒で押し出していきます。


すると、このように、にょろにょろと出てきます。子供たちも大喜び


あとは、これを各自の容器に空気を抜いて詰めていき、ふたをして秋まで寝かせたら完成です

その間、大豆のゆで汁で乾杯
大豆のゆで汁って、3~4時間も煮ると旨味成分・甘み成分が溶け出して、本当に優しい甘さで美味しいんですよ~



さてさて、お昼ご飯を食べた後は、畑仕事です。

といっても、この時期は収穫するぐらいしか仕事がありませんので、みんなで、畑に残った三浦大根の収獲です。


74歳のおばあちゃんと小学1年生が一緒に収獲。とっても良い光景ですね~


大根畑のあちこちで、昨年作った菜種用の菜の花が咲いていました。
ほろ苦くて美味しいんですよね



大根を欲しいだけ、好きなだけ収穫し、各自10本ぐらい山分けした後は、今度はサニーレタスの収獲です。
明日の出荷分も含め、包丁で切り収穫をし、袋詰めの仕方も高柳さんから指導が入ります。



子供も含め、出荷用とお土産用の両方を詰めていきます。こんな体験も面白いですよね~


畑作業が終わったあと、最後に、みんなから1年の振り返りを1人1人からしてもらい、高柳さんから、この1年の事を振り返りながら、自分が農業を志したころから今に至るまでのお話を頂きました。

高柳さんが18歳の頃ですから、約50年前は農業など「汚れ仕事」は「下に見られる仕事だった」と言います。
例えば、仲間が畑で仕事をしていると、そこを通り過ぎた親子が「ほら、ちゃんと勉強しないと、ああなっちゃうよ」という言葉が聞こえて来た、と言う話を聞いて「なんで、そんな言われ方をしなくてはいけないんだ?」と思ったそうです。

高柳さんは頭も良かったので、地元では一番の進学校に中学時代の先生はみんな行くように説得してきたそうです。
しかし、「農家になる」と高柳さんは決めていたので「余計なお世話だ」ということで断ると同時に、「子供の将来を考えるのが先生なのに、全く考えない。先生は間違っている」と思ったそうです。

そして、最初は近代農法を学び、その後、いろいろあって町長になり、30を過ぎた頃におかげさま農場を立ち上げました。

50年の歴史の中で、2001年に有機JAS法が制定され、「ようやく市民権を得たな」と仲間と語り合ったようですが、それまで農薬を使わない農家は「かわっている・おかしなやつ」という目で見られてきたわけです。

農家という生き方、仕事を通じ、地域に根差し、本来の人間の生き方は何か?を今でも考えて続けている生きた哲学、またそれを体現している生き方に、毎年この教室に参加された方々は共感をし、自分の人生を考えます。

もともとこの教室に来る方は、何か問題意識を持ちながら、周りの人とはそういったことを語り合う人がほとんどいない世の中に疑問を持っています。
あるいは、そういったことを学びたい、と思った時に、この教室を知って参加します。
あるいは、過去の参加者からの紹介で通う人も毎年います。

みんな朗らかで、人としての魅力がたくさん詰まっている方々が参加します。
もしくは、農村の風景や高柳さんの存在で、みんな普段は出せていないところをオープンに出来るのかもしれません。

そんな家族のようなみなさんとこれで最後というのは寂しくもありますが、何事も区切りがあるから、人は次のステップへ進めるものです。

今回は最終回ということで、いつもはみんな解散しているのですが、飲んでお泊りする方もいて、私も久々のお泊り

高柳さんは飲み過ぎて途中で寝てしまいましたが、また途中で起きて、夜中の1時ぐらいまでみんなで語り合いました。
こういった大人が率直に語り合える場は本当にいいな~と思います

最後に、参加者の1人がこんな本を参加者に配ってくれました。
今までとりまとめた写真をなんとまとめてくれたのです


素敵なお昼ご飯や


高柳さんのギター姿や、娘さんとの稲ワラ納豆作りの風景など


感動ものです

来年はこういったものを私が作ろうと思いました。

2016年度は比較的こじんまりしていた分、いつも以上に親密に過ごせたと思います。
みなさん、ありがとうございました。

そして2017年度は2月18日からスタートです
新年度は整体師や大学生、74歳のおばあちゃんから小学生も参加予定で、雑多な、そして個性豊かなみんなでまた新しい雰囲気の教室になるでしょうね。

ご関心がある方は、ぜひ、1度参加してみてくださいね。
今までと違った人生、有機農業農家として大地に根差した生き方を体現している高柳さんに大いに影響を受けると思いますよ。
そしてかけがえのない仲間も出来ると思います。
https://www.minson.jp/shyokutoinochi/

新年度も素敵なご縁がたくさんできることを楽しみにしています

この教室をやっていて、本当に良かった
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学ぶのは、世の中の未知なるものを解明したいから!?

2017年01月25日 | 自分の時間
ちょっと前に、宇宙探索の話を聞きながら、「はっ」と思った事。

それは、「学ぶっていうのは、知らないことがたくさんあるからであって、教育現場でも『世の中にはわからんことが、たっくさんあるんだぞ。だからそ、なんで?どうして?と思うことをどんどん解明していくのが勉強なにゃ』みたいに話をすればいいんじゃないかな~、と思ったのです。

私の時だけでなく、今も、学校の勉強は「正解」があることを勉強します。

でも、それだけだとあんまりワクワクしないですよね?

先生からも「世の中、わからないことがたっくさんある。先生だって、大人だってわからないことはたっくさんあるんだぞ」みたいな話をして、例えば

・先生が子供の頃はな、恐竜はトカゲみたいな肌だったと言われていたんだ。でもな、最近の研究で、鳥みたいに羽が生えていた、ということがわかってきたんだ。・・・と、先生が子供の頃の恐竜図鑑と今の恐竜図鑑を見比べたり

・あとな、昔は恐竜が絶滅したのは、細菌が流行ったとか、哺乳類が餌を食べつくしたとか、色々あったんだ。その中に宇宙からの隕石飛来説もあったんだかが、実際に大きなクレーターが見つかったんだ!それで、今の「隕石飛来説」が定説となったんだ・・・とか。

・リンゴが落ちて「重力がある!」と万有引力を発見したニュートンは、光は「小さな粒」と言っていたんだ。それが300年ぐらい信じられていたんだよ。ところが、その後、光は「波でもある」という説が出てきて、ひっくり返ったんだ。ところがアインシュタインが現れて、今度は「光は粒でもあり、波でもある」ということがわかってきたんだ・・・とか


・昔は地球じゃなく、太陽が回っていると思われていたんだ。キリストのカソリックでは、300年以上、地動説を認めなかったんだぞ・・・とか

・電流はプラスからマイナスに流れるということだった。ところが、実際には電子というのがマイナスからプラスに流れるというのがわかったんだ・・・とか

こんな風に「今、正しいと思われていることも、実際はまだまだわからないことだらけ。例えば40メートルの巨木の上までなんで水が吸い上げられるか、理屈ではまだ解明されていない。そこで草木が好きな子が研究したら、世紀の発見になることがある」とか、いろいろ勉強の火種を付けることが出来る気がします。

そんな「世の中には未知なることがたくさんある」ということを教えて、その中で、「正しいとされていることを、まずは学んでいこう」といった姿勢で勉強をしていけば、結構面白いと思ったんです

知的好奇心に火をつけるには、わかっていることを大上段に教え込むだけでなく、わからないことを探求・解明していく楽しみも教えた方がいいんじゃないかな~と。
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今年2回目の味噌作り

2017年01月22日 | 農的体験・生活
日曜日は今年2回目の「味噌作り教室」でした

毎年、この時期は申し込みが殺到するのですが、今年も超満員

特に、特に午前の部は手違いがあって満席以上になったため、倉庫内に子ども達だらけで幼稚園状態でした

初参加の方もいて「あまり味噌汁を飲まないので、自分で作って味噌が好きになってくれたら」というお母さんがいて、「あ~、すばらしいな~」と思いました

確かに子供って、田植えの際にドロドロが嫌で泣いていて1分も田んぼに入っていなかったのに、秋の収獲の際には「○○が育てたお米なんだよ」と誇らしげになるんですから、面白いですよね~

自分で作った味噌を食べれば、味はもちろん美味しいだけでなく、「自分の」という気持ちで本当に好きになるだろうし、そこからご飯や日本食好きになってもらえれば何よりです

午後は、バッテリーが上がってこれなくなってしまった方などいて、合計6家族でそこそこ混んでいたのですが、午前の部を凄すぎたので、なんだか空いていると勘違いできたので、のんびり楽しくできました


また、今回根本さんが1年物、2年物、3年物の3種類を用意してくれました

よく質問で出るんですが、味噌っていうのは梅干しと同じで、何年たっても食べれます。
でも、色もどんどん変わっていくし、風味も変わっていきますし、何より糀で発酵して出来たアルコールが飛んでしまうので、時間がたつと香りが無くなっていくんですね。

だから5年目ぐらいになると、甜面醤のようになるので、炒め物のに使うと良いです。

自然食品系の方は、4年目以上のものしか食べない、という人もいますけどね。

ほら、見た目も全然違うでしょ?


今回、一番印象に残ったのが、午後に参加したらお母さん。

いつも仲良くしてもらっているお母さんですが、珍しく子供を連れず、一人で参加。

そのママ友も一緒に参加していたので、2人でぺちゃくちゃ話しながら味噌作りをしている様子をみて「これが味噌作りの醍醐味の1つだな~」と思っていました

味噌作りは1人でやると修行です

でもみんなが集まると、おしゃべりしながら楽しくできるのがいいんですよね

特にこのお母さんは中学生から幼稚園までお子さんがいるので、いつも子供と一緒。

1人は珍しかったので、「子供がいないから、たまにはこの後、お茶にでも一緒に行ったらどうですか?」と水を向けましたが、「いやいや」と言いつつも、味噌作りが終わった後も、2人は1時間以上立ち話をしていました

いつも子供のことや旦那のことが最優先の母の鏡のようなお母さん。

話題も子供のことばかりでしたが、今日は1人で来たからこそママ友と1時間以上も立ち話が出来たわけで、とっても楽しそうでした

子供はもちろんかわいいけど、子供のことを気にせずに、ひたすらママ友としゃべる時間は、特に子育て中のママさん達にとってはかけがえのない時間ですよね~。
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学校のキャリア教育の取り組み

2017年01月20日 | 素敵な空間・イベント
今日は事務作業デーだったところ、奥様から小学校の教養研修会、いわゆる家庭教育学級のようなもので、PTAの委員が主催する講演会みたいなものですね、それがありまして、行ってきました。

内容は「キャリア教育の取り組み」ということで、実は最近、幼稚園~高校と、「キャリア教育」というものが文科省からするように指示が出されているそうです。

小学校の先生も、最初は「何?エリートを小学校から育てるの?」と反感を持ったらしいですが、話を良く聞くと、いままでやってきた色々な自分を知り、周りをしり、社会の事に関心を持っていき、自分の役割を考え行く、といったことを「キャリア教育」という名目でとらえなおし、仕事観なども養っていくということで、全く新しいことをやるものではない、ということだったそうです。

具体的には、小学校では低学年は町探検や道徳や学活、中学年では校外学習やリサイクル運動や部活動などの課外活動、高学年はキャリアトーク会や委員会活動というのがその「キャリア教育」の中に位置づけられているそうです。

で、今回、6年生になると「キャリアトーク会」というものがあって、様々な職種で働いている方をお呼びして、その方々のお話を聞く、ということをやっていて、それを保護者にも聞いてもらおう、という企画になったそうです。

私も初めてでしたが、最近の学校はこういったことをやっているんですね~

仕事観、社会観などを育むにあたって、小学生の高学年ぐらいら実際に働いている大人と触れ合う、ということ自体が、私が実はやりたかったことなので、「お~、すごいじゃないか」と思った次第です

ただ、小規模校だと町の商店とか色々なところに実際に行って職場体験をするそうなのですが、うちの小学校のように大きな学校でベッドタウンにあると、徒歩圏内でなかなか全員を収容できる場所がないということで、ちょっと変形で、働いている大人の方をお呼びして、その話を聞く「トーク会」になったそうです。

ということで、今日は実際にその「トーク会」に初めて参加してみましたが、体育館の中に空港、ディーラー、ホテル、美容師、花屋、獣医、保育士、救急士、整備士など色々な職種の方が来ていて、子供たちがそこに10人ぐらいずつ分かれて座り、話を聞いたり質問をしていました。

花屋さんのところでは、実際に花をちょきちょきしていましたよ

また、その中には「あの方だ」と知っている顔も。

保護者で実際に自分の子が通っている小学校に行って、自分の仕事を話すなんて、大人にとっても良い機会ですよね~


また、その「トーク会」の前の講座の時に、隣の中学区の教頭先生も来てくれて、中学校の「キャリア教育」について説明してくれました。

うちの学区の中学校はマンモス校なのですが、なんと200か所以上のところに打診をした上で、昨年は75事業所に子供たちが職業体験に行ったそうです凄い

キャリア教育というとどうだろう、という言う人もいるかもしれませんが、私は何も知らずに勉強と部活だけをするよりは、小さいうちから仕事観や職業観を少しでも持つことはとても良いことだと思います

数十年前は、15歳ぐらいでもう立派な働き手として認知されていた時代もあったわけだし、そのぐらい期待されることで、大人びたといったら変ですが、きちんと自己というのを考えるようになると思うんですよね。

たぶん、この職業体験で「あっ、この仕事をやりたい」と思う子供も絶対に出てくるはずです。

私の子供の頃は無かったと思うから、こういった点は今の子はいいよな~、と思いました
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この冬、いちおしの食べ物

2017年01月17日 | 食べもの
この時期、我が家で「間違いない」と家族で絶賛している食べ物が2つあります。

もしよろしければ、朝どれ野菜ボックス(→こちら)に同梱して送るので、ぜひ試して見て下さいね。



さて、その2つのうち、まず1つ目は「石井さんのいちご」です

普通に東京で暮らしている時は、野菜もそうですが、「劇的に美味い」と思ったことはありませんでした。

成田に戻って、地元の新鮮な土づくりが出来た農家さんの野菜や自分の畑の野菜を食べるようになると、売っているものがそれほど美味しく感じなくなりました。

それ以上に衝撃を受けたのが「石井さんのいちご」でして、「いちごって、こんなに美味いんだ」とびっくりしたのを覚えています。


毎年、1月から4月頭までおつきあいをさせて頂いている石井さんですが、40年近く、ひたすらいちごを作ってきた職人のような農家さんなんですね

一般的には土はもちろん苗も買ってくる農家さんが多い中、石井さんはまず土つくりからやっています。
自分で山土を切り崩し、自家製堆肥と混ぜ、ミネラルと混ぜ合わせることで、苗床の土、苗を植える畑の土がいちごに最適なものになります。

そして、水分計で地中の水分をギリギリまでコントロールし、水膨れして見た目は良くてもつぶれやすい市販いちごとは違い、実がぎっしり詰まった超美味しいいちごを作るのです。

そして何が凄いかと言うと、化学合成農薬を使っていないのです

いちごは普通は1週間に1回は農薬をかけます。

黒カビなどはもちろん、一番はうどん粉病対策です。

いちごは通は洗って食べませんから、なるべく農薬が無い方が良いの決まっています。

石井さんは、食品添加物などを使って病気対策をするので、有機JASにはなりませんが、無農薬でいちごを作っています。

いちご業界ではこれはあり得ないんですね

なので、らでぃっしゅぼーやに卸していた時は、なんと、200g1パックが700円以上で昔は売られていたそうです
(私のところは450円です


そして、無農薬だけでなく、何よりとびっきり美味い

何で美味しいのか?と思ったのですが、土作りが出来ている、水分をコントロールしている、というだけでなく、「穫れたて」というのもあると思うのです。

イチゴは「バラ科」です。

春のイチゴはもう水膨れですが、この1~2月の寒さで成長が遅い時期のイチゴは、実がぎっしり硬く詰まっていて、本当に甘くて美味しいだけでなく、穫れたては花に抜ける「香り」がとてもすごいのです。

収獲してから鮮度は一気に落ちていきますから、収穫したその日、あるいは翌日に食べると、甘みだけでなく香りが抜群

だから劇的に美味しいんですね~

我が家で毎週イチゴを買ってくるのですが、1分で無くなります

無茶苦茶美味しいですよ~



次に、我が家で圧倒的に美味しくて家族一同がはまっているジャガイモがあります。それが「キタカムイ」です。

10年前に北海道で優良品種として登録された新しいジャガイモでなんですが、まあ美味しいこと美味しいこと

ねっとり、しっとり、柔らかくクリーミーな感じで、でも煮崩れしないという特徴で、「キタアカリが一番」と言っていた奥様も、あまりに美味しくて箱買いして実家に送るそうです。



キタカムイは熟成させることを前提としたジャガイモで、収穫して半年寝かした1月から販売を開始しています。

キタアカリとキタカムイを蒸かし芋にして、じゃがバターにしたら、子供たちも含め、全員一致で「キタカムイの方が美味しい」となり、キタアカリが余ってしまいました

スーパーで見かけたら、キタカムイ、ぜひ買ってみましょう

私が食べているのは、無農薬で30年のおかげさま農場の副代表の林さんが作っているキタカムイです。

野菜ボックスに同梱して送ることも可能ですので、欲しい方はお問い合わせ下さいね。

野菜ボックスについては→こちらをご覧下さい。


以上、石井さんのいちごとキタカムイの宣伝でした
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たくあん漬け開始

2017年01月14日 | 農的体験・生活
寒さ厳しい折、畑の大根もだいぶやられてきました。

朝の寒さで首のところが氷、それがお日様の温かさで溶ける、というのを繰り返すと、皮が向けてきたりしちゃうんですね。

ということで、昨日は100本ぐらいある大根のうち、大小あわせて約70本の大根を引き抜きました
畑には大根ちゃんがずら~っと並びました。


まとめるとこのぐらい。持つだけで大変だった


大根は宮重青首大根というもので、いわゆる「青首大根」というものの原種の1つ、在来種というやつです。

三浦大根や練馬大根などは真ん中あたりが太っていて、しかも長くて太くて、引っこ抜くのが大変なのですが、青首はまっすぐすら~っとしているので、ぬくのは大したことないのです。

しかし、何が大変かって、その後の泥落とし。。。

農家さんの中には「大根洗い機」というのがあって、機械で洗ってしまったり、母屋の外の水道で洗えますが、団地暮らしの私はそうもいかず。
また、お風呂場の浴槽にぼんぼこ入れていき、お風呂場でひたすら大根を洗い続け、手足はもう冷え冷え

一通り泥を落としたら、シャワーですすぎをし、葉っぱを落としてようやく泥落としの完了です。

そして、その大根を漬けこんでいくのですが、本当は天日干しをするのが一般的です。

私も3年ほど前は団地のベランダで干していたのですが、今回はそんなことをしている暇もスペースもないぐらいですし、高柳さんのところは干さずに生のままつけてしまっているのですが、普通に美味しいんです

ということで高柳家流で、生のままそのまま漬け込みました。

漬け込むには大きな樽を用意して、高柳さんからもらった無農薬米の糠と塩を混ぜたのを適宜かけていきます。
最後に重しをして完成です。

我が家に大樽と中樽はあったのですが、入りきらず、漬け込んだのは50本ちょっとでしたが、まあこれだけあれば冬は十分越せるでしょう

美味しく漬けあがりますように~
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無煙炭化器で焼き芋

2017年01月12日 | 素敵な空間・イベント
今日は小学校の「放課後子ども教室」でした。

放課後子ども教室というのは、国が「子供たちの居場所作り」のために行っている事業の1つで、成田市では10年ほど前ぐらいから、小規模校で少しずつ広げてきています。

私の子供が通っている小学校は大規模校としては初めてで、なかなか全体を統括するボランティアのなりてがいないそうなのです。

ただ、やってみるとこれが面白い

学校をかなり自由に使わせて頂けるし、先生方とも仲良くなり学校のこともよく理解できるし、何より子供たちがかわいい

そんな放課後子ども教室ですが、昨年度は焼き芋を実施する予定が、雨があって中止。

今年度も秋に雪が降って中止。

ということだったのですが、お母さんスタッフの方々「リベンジしたい」ということだったので、年明け1回目の今日の教室で、焼き芋をやったのでした

今回、何が凄かったかというと、お友達で最近会社を辞め、竹の伐採などをしながら里山保全をやりたいお父さんが持っている「無縁炭化器」です

このパパ友達は、竹を伐採しているだけあって、竹はいくらでもあるわけですね。
竹というのは油があるから、乾いていると木材よりバンバン燃えます。
もう、ファイヤーって感じです
この竹を燃やしている大きなお椀みたいなのが「無縁炭化器」です。


竹は良く燃えるわけですが、燃やしている間に煙りが余り出ないのが凄いのです。
そして、燃やして燃やしてため込んだ炭がこれ。



熾火にしたこんな状態のところに芋を入れて焼いたのですが、そりゃもう、トロットロで美味しかったですよ


小学校のイベントなので子供たちの写真はうつせませんが、まあ子供たちも大喜び

お友達パパさん、そして無煙炭化器さまさまでした
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今年最初の「味噌作り教室」

2017年01月09日 | 農的体験・生活
今年1回目のイベントは、味噌作り教室です~

毎年恒例ですが、今日は年始明けということもあってか、胃腸が弱っている人も多いのでしょう、10家族のうち4家族がお休みとなるほど、キャンセルが多かったです

まあ、子供連れのご家族向けなので、ドタキャンはあって当然なのですが、みなさん、早く治るといいですね~。

さて、味噌作りはいつも通りなのですが、今日は初回なので根本さんも同席してくれました

まず、大豆の説明。

味噌は豆、糀、塩の3種類で出来るので、素材が良ければ美味しいのが出来るんです。
学校給食用の釜で煮た豆をみながら、みんな「凄い」となっていました


これをまずは人肌に冷まします。
糀が40℃より高いと動かない、死んでしまう、と言われているからです。


一方で、塩と糀を混ぜる「塩切」というのも行います。
塩はしょっぱい、糀は甘い、その2つがまんべんなく混ざらないとしょっぱさにむらができてしまうからですね。


そして最後にこの2つを混ぜ合わせます。


いたって簡単ですが、体験ということで、子供たちにもたっぷりと頑張ってもらいました。

毎年恒例ですが、「あ~、この季節がやってきたな~」と思うのです。

スーパーで売っているものとは全く違う味噌。

というより、本来味噌は、こういった味のはずだったわけですよね。

毎年、この味噌作りだけは参加するリピーターも多いのは、一度食べると「我が家の味噌が一番だ」ということになるからなんです。

ということで、味噌作りだけは回数を増やして、あと4日間開催します。

1月と2月に分けて開催しますので、参加されたい方はお早めにお申し込みくださいね

詳細やみんなの農村ネットワークのホームページから→こちら
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あけましておめでとうございます

2017年01月05日 | 自分の時間
明けましておめでとうございます

昨年は30日に忘年会が午前様まであったため、寝不足気味
ということで、大晦日は私は家で留守番し、子供達と奥様は除夜の鐘をつきにいきました。

なので元旦は朝は当然私が一番早く起きたのですが、7時ぐらいで、毎年元旦の恒例の初日の出を家の近くの森林公園から拝んだのですが、ちょっとお日様が既に出ていました

でも、毎年思うのですが、元旦は晴れるんですよね~。

ということで、おてんと様を感じながら、今年も気持ちよく1日がスタートしました

 昨年は大きく体調を崩すこともなく、無事に過ごせたことが一番幸せでした。

3年前、2年前と体調を大きく崩し、特に昨年は生きているだけで精一杯な状態でした。
厄年など気にしない方が良いと思っていましたが、人生の節目、体の体調変化などが起きやすい年がやはり厄年と昔から決められているのでしょう、これでもか、これでもかと神様は「今後の事を考えなさい、そのために体や健康を気にしなさい」と戒めるために、2年間はヒーヒー言いながら過ごして参りあⅯした。

ということで、昨年は後厄でしたが初めて香取神宮にお祓いに行き、また色々な東洋医学をかじりましたが、冬の冷えは1年後に来る、といったことを考え体を冷やさないようにし、また、食べ物や生活習慣も少しずつ変えていきました。

そのおかげで、昨年は大きく体調を崩すことなく、気持ち悪くなっても1日寝ればまあ回復するという感じで、無事に過ごせました。

また、昨年、神崎町の酒蔵の当主の寺田さんとの会話で、自営業者として自分の生活第一で考えている自分が小さいな~、情けないな~と感じることがあり、常岡先生や東城先生の言う「自分のものを全部出し切りないさ」といったことを実践するところまではなかなかいかないかと思いますが、損得勘定無しで、地域のため、ご縁のある人のために活動してみようという心境に素直になることが出来ました。

自分の体のことで精いっぱいな状態を過ぎると人は前向きになれるもので、それに合わさって心境の変化もあり、今年は色々なことが上手くいく、という根拠無き前向きな予感がしてなりません

ご縁ある人の役に立つことで、お互いに相乗効果でワクワクした毎日を過ごす1年にしていきたいと思います。

ご縁の中で生かされ、その中でみなさんと楽しく時には真面目に切磋琢磨しながら素晴らしい1年を築いてまいりたいと思いますので、本年もどうぞ宜しくお願い致します
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