土曜日に久々にたくさん雨が降り、その後1週間は曇りが続くという天気予報。
この時期を逃していつ種を播く?ということで、日曜日は朝からニンジンの種まきにいってきました
朝6時過ぎに畑の近くに行くと、畑に続く坂道で、地域のみなさんが一斉で草刈中で通行止め。
朝6時に集合して草刈を開始したのでしょうか、集合時間や草刈スタート時間がものすごく早いんですね~、凄い
ぐるっと回り道をして畑に向かうと、高柳さんの畑のひまわりは見事に東を向いて咲いていました。
道が西側にあるから後姿からしか見れないけど、それにしても見事に咲いています
さて、畑に足を踏み入れると、昨日の雨でまだ湿っていて、足袋に雨露がしみこんできます。
この感覚も久々だな~
朝の露はとってもきれい
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美しい。
昨年は日照りで全くニンジンが発芽せず、二度播きのものをさつまいものつるの下に播く、というやり方でようやく発芽させました。
だからこれだけの雨が降ったタイミングで、しかもしばらくカラッカラにはならないこのタイミングで播かない手はない、と昨日水を含ませたニンジンの種を朝一で播きましたよ
もう1つが大豆。
根本さんから今年頂いたフクユタカが見つからず、たまたま何年か前の小糸在来の自家採取のものがあったので、これを播きました。
大豆だからまあ、2~3年なら発芽すると思います
ちなみに大豆を播くのは10月頃の枝豆用、11月頃の大豆収穫、そして肥料分がかなり切れてきているので畑への窒素補給のためです。
その他、畑では、ようやく、ようやく小さなゴーヤが実をつけはじめました。
昨年以上に今年は水が少なく、プロの勉強会のビデオなどを見させていただくと、もはや潅水設備なしの畑作はなかなか難しい時代に入ったようです。
また、基本は育苗して苗を植えるのが普通ですが、私のような素人は種の直播でやっていきたいという思いがあります。
でも、直播だとどうもうまくいきません。
昔は夏場はほぼ必ず夕立がきたといいます。そういえばそうかも?
温暖化、水不足はこれからも毎年進んでいくでしょうから、せめて苗作りなど少し技術を磨かないといけないかも。
そうこうしていると、おかげさま農場の石橋卓也さんが地域の草刈に入っていたみたいで、みんなが刈った草を機械で集める姿に。
久々に会話しましたが、春ニンジンをみて「あ~、こうなっちゃたのね」というコメント。
はい、こうなっちゃいました
3月下旬播きで5月頭にようやく本葉が出てきてじわじわ成育してきました。
水不のため、直根は下にすっと伸び、また生育期間以上、畑においてあったので、身は老化しちゃっています。
すると今度は、近所のおじさんが現れ「お兄ちゃん、いつもこまめにきているけど、どこからきているの?」と声をかけてくれました。
そして、「ちょうど堆肥をとりにきたんだけど、あそこのハウスの裏に堆肥つんであるでしょ?あそこの大将に声をかけておくから、あとえお兄ちゃんも堆肥もらいにいきな、遠慮いらないからね」というやさしい声をかけてくれました。
とはいっても、そう簡単に堆肥をください、となかなか見ず知らずの者から言いだしにくいのですが、ご好意に感謝
その後、草取りをしていると、今度はサツマイモ農家のおじさんが登場
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先ほどのおじさんと同じく、色々声をかけてくれたのですが、農業暦50年で市場出しはせず、3箇所の直販をもっている凄いおじちゃんらしい。
また、高柳さんより3つほど上で、不耕起栽培の故岩澤先生に師事を受けて、3年に1回休ませる形でサツマイモを作っているとのこと。
色々工夫していて、でも納得するのは1~2割りぐらいだけというので「50年サツマイモ作っているなんて凄いベテランですね。職人ですね~」と言うと「まだ50回しか使っていないからまだまだだよ。でも職人より難しいよ、だって自然が相手なんだもん」
人が良さそうなおじちゃんでした。
なんだか色々な人に声をかけられたな~、と思いながらニンジンの処理。
大量に畑にあるのですが、10本ぐらい抜いて、葉っぱの先っちょをチョキチョキ。
今日の夜はニンジンの葉っぱのてんぷらです
一仕事終えて家に帰って、お次は近くのトンネルへ。
実は朝から子供会で「トンネルのお絵かき」をやっていました。
近くに公園に続くトンネルがあったのですが、暗くて落書きがされてジメジメした感じで、あんまり好ましい場所ではありませんでした。
ところが、今年から入った子供会で「みんなで絵を描く」という企画があり、「へ~、素敵な企画を思いつくもんだね」と感心していました。
ところが、実際は子供会だけでなく、老人会、中学校などいくつもの団体でみんなでお絵描きをしていました。
だから、トンネルの中には老若男女が60~70人ぐらいワイワイガヤガヤ
立ち話を色々していると、このお絵かきをしかけたおじさんにめぐり合いました。
しかけたのは70をこす防犯パトロールのおじちゃんだったのです。
既に他のトンネルも3年前から始めていて、このトンネルも10年計画でやっている中の一環だそうです。
本来こういったものは市役所が企画をあげるものだと思うのですが、お話を聞くと「前例がない」という断り文句で最初は断られたそうです。
そこで、一生懸命、条例を調べたら、「トンネル利用の条項」があったそうで、それを元に再度交渉し、インターネットで他の市町村の事例も調べ、3年ぐらいかけて実現したそうです。
このお絵かきの企画のおかけで、今回のトンネルに3つしかなかった蛍光灯も倍の6つに増え、薄暗い雰囲気が一変しました。
人の心を育み、地域への愛着が生まれ、防犯対策にもなり素敵な活動。
素敵な大人がいるもんですね~。ほんと、素敵です
朝から畑で3人の人に会い、お昼前にトンネルで近所の色々な人と話、お絵かきの発案者のお話が聞けるなど、午前中だけで色々な人にあいました
色々な人と会うと、色々な知らないことが知れて、新しい人との心の交流が出来て幸せな気分になります
良い時間を過ごせました