半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

なかなか忙しい年の瀬

2022年12月29日 | 仕事の中で

昨日はおかげさま農場とみみずの会の野菜ボックスの仕事納めで、いつもなら今日から大掃除など始めるのですが、ところが今年は未だに忙しいのです


 というのも電子出版のお勉強として1回とにかくやってみようと、毎週書いてきた野菜ボックスのお手紙を1年分まとめているのですが、初めてだと勝手がわからず、適当に「年末には終わるだろう」と思っていたら、そうは問屋は卸さない(


 でんでんエディターというものを使っているのですが、タグの種類とかあまりわかっていないのでレイアウトがずれるし、プレビューとE-pub化した時では目次や表示が変になるし、そもそも4週×12ヶ月=48枚の原稿の再チェックに膨大な工数がとられるわけです。それも含めて「1度経験をしよう」を始めたわけですが、5万円でやる代行業者がいるようですが、5万ぐらいなら払うよな~と。

 年賀状も残っているし、う~ん、年末に、いや年始には終えられるか?

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今年が終わります。また、来年も宜しくお願い致します!

2022年12月28日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

 今年も残りわずかですね。多くの人が今日が仕事納めですよね。私も今日は、日中がおかげさま農場の大掃除と最終出荷、夕方がこのみみずの会の朝採り野菜ボックスの配達をしたら、仕事納めとなります。

ただ、農家さん達は大体1月4日から出荷開始なので、1/3には畑に出て仕事をしなくてはなりません。また、ゴミ収集の方も平常通りで29(木)は生ゴミ、30(金)はプラゴミ回収をしてくれます。小売業などは大晦日も元旦はかきいれ時ですし、年末年始も働いてくれる方がいるのは、有り難いことですよね

 高度経済成長時代、海外から「日本人は働き過ぎ(エコノミック・アニマル)」と言われてきましたが、今や若者から「えっ、日本って経済大国なんですか?」と言い、自分の時間を大切にする時代になってきました。大手企業に勤めている方々もコロナのリモートワークで都市部に住む意味に疑問を持ち、田舎へ移住する人が後を絶ちません。時代は変わったな~と思います。

 そう思うと、年末年始ぐらい国民全員が仕事を休んで、家に家族が揃ってゆったりした方が良いんじゃないかな、と思うのですが、そうもいかない仕事もあるわけです。そういった方々に感謝しつつ、休める方は神社やお寺で1年を省みて穢れを祓い、気持ちを新たにしてお正月を過ごしていきたいものですよね

 日本人は自然に沿って田畑中心に暮らしてきた人々が多かったので、お盆・暮れ・正月が国民的な休みでした。我が師匠のおかげさま農場の高柳さんからも「1週間とか(土)(日)という概念は昔の日本人には無かったんだぞ。今でも俺らは1年を周期として暮らしているんだ」と聞きます。私も農的生活をしていますし自営業なので、似たような感覚です。

春は春の仕事、夏は夏の仕事があり、1年を通して仕事をしています。それが生活そのものですから、年末年始が一番の区切りという感覚があります。今年は特に来年に向けての準備で慌ただしい年末なのですが、仕事をやりきり、すがすがしい気持ちで正月3ケ日ぐらいはゆっくり過ごしたいと思います。みなさんも1年という節目を大切に生きて参りましょうね。

 また、みんなの農村ネットワークは12年目に突入しました学校とは別に第2の学び場を作りたい、と思いつつ、「子どもが中学生になるまで難しいかな」と思った時もあったのですが、あっという間にそうなってしまいました。この10年で時代環境は激変し、農村体験教室の運営は10年以上になり、そろそろタイミングかな、と思っています。

 人間が考え出すモノ・コトは概念でありバーチャルですが、それがますます加速しています。一方で、自然は実体ですし、長い歳月を積み重ねてきたものです。めまぐるしく変わる人間社会で壁にぶつかることがあったら、立ち止まって自然を師に学ぶ生活スタイルもある、という事を知っておくと良いですよね。そういった世界を知らないと行き詰まってしまいますから。

例えば田畑が出来なくてもお花を飾ったり、生き物を飼ったり潤いのある生活は出来ると思います。そんな事を引き続き色々な形で伝えていきたいな、と思っています。では。来年も良い年でありますように。健康第一で暮らして参りましょう

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干し食べ物♪

2022年12月26日 | 食べもの

干し芋(紅はるか)が仕上がりました

サツマイモは買うと高いし、干し芋も買うと高いけど、作れば手間もかからず保存も効き美味しいおやつです

簡単に作れますよ~

 

その他にも我が家の狭いベランダには色々あります。

先日、干し終わった大根は既に沢庵として漬け込んでありますがそれ以外で、

・千葉半立ち種の落花生

→言わずとしれた落花生の一番美味しい千葉半立ち。昔は作っていたこともありましたが、色々あって作らなくなっています。今回は頂いたので、1ヶ月ぐらい干しているので、そろそろ煎れるはず

・丹波黒大豆

→収穫してから2週間、晴れが続けばこれまたOKでしょう

煮豆はもちろん、煎ってミルすればきな粉にも


・干し柿

→10月末に干したやつがまだ少しだけ残っています。冬は結構日持ちするんですね。

冬は寒いけどお日様の力を感じられる干し物って、心がほっこりする豊かな食べ物です

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冬はエネルギーを貯めていく季節

2022年12月21日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。

今年も終わりが近づいて参りました

畑では氷点下が続き、野菜は凍てついています。それにしても野菜達は強いな、と思います。凍っても自分の命が途絶えないよう糖度を上げ自分の成長点を守り、また根っこを地面に深く根ざして春が来るのを待っています。

竹も木も今の時期は水分を少なく乾燥させ寒さに耐えうるように縮こまりますが、冬至を過ぎ、日が長くなり始めると、少しずつ水分を増やし始め春の芽吹きに備えます。

例えば、梅は寒い時期によく花を咲かすな~と関心しますが、実を落とした後、夏にもう次の命を繋ぐために花芽をつけ始め、冬になる前に枝に貯めた栄養素が春の開花に繋がるそうです。冬の語源の1つに「増ゆ」という説があるそうですが、冬は寒さに凍える時期だけでなく、エネルギーを貯めて春に溢れさせるためにあるんですよね。

 人間も同じで、寒さにブルブルしているだけでなく、鍛えれば十分寒さに耐える力があります。昔の人は冬でも草履や下駄だったわけで、「最近の若者は足袋など履きよる。なんて軟弱になったものか」と言っていたそうです。また、知り合いのおじいさんは、冬は毎朝たわしで乾布摩擦をしていたと言います。驚きですよね。そこまではさすがに出来ませんが良く身体を動かし、暴飲暴食を避け、新しい年を心も体も健やかな状態で迎えたいものですよね

 また、みんなの農村ネットワークは12年目に入りました。設立当初と比較すると、この3年で一気に環境問題、農業体験、農村回帰というのが広がりました。都市部の方々を受入れる仕事をしているので、自然や対する認識が一気にに変わったと感じますし、日常会話で環境問題や食と命の事を語っても変な人に見られない時代になったと思います。そして、その流れはますます勢いを増していると感じます。

 この野菜ボックスも少しずつ口コミだけで広がっていましたが、この3年はネット検索で辿り着く方も増えてきました。有り難い事です。大手のようにしっかりしたシステム、格好良いHPはありませんが、野菜そのものが新鮮で美味しく本物です。「本物は時間はかかれど確実に拡がる」という私の信念は間違っていなかったな~と思っています。

 私自身は本当に社会の役に立てるよう、子ども達にとってちょこっとはお手本になれるよう、まだまだ自分を磨いていかないといけないのですが、気づくと50歳が迫ってきました。子どもも大きくなるわけです

ということで、来年は電子出版とか企業とのコラボなど、出来る事を増やしていきたいと思っています。そうそう、お正月のNariHoという成田のフリーペーパーに私が珍しく載りますので、成田の方は是非見つけて下さいね。

 それでは、何かと慌ただしい日々が続くかと思いますが、どうぞ健康第一でお過ごし下さい。来年も良い年にして参りましょう

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今年2回目の自然薯堀は「ENJOY! OUTDOOR」さんの企画協力

2022年12月20日 | 農的体験・生活

今年2回目の自然薯掘りは、「ENJOY! OUTDOOR」という雑誌の「次世代に残したい貴重な農村文化の記録」としての取材記事でした。


 まず、この雑誌&webの主宰者の西野さんという方が、釣りの先生としても凄い方で、「世界一やさしい海釣り入門」などのベストセラーの著者。「新月の潮が引くタイミングでワタリガニが網でいくらですくえるので、今夜はカニ捕りです」とか色々な事を教えて頂けて無茶苦茶面白かった

そういった釣りのプロですが、小屋を建てたり様々なスキルをお持ちで、釣りの次にアウトドア、という事で今回の雑誌を発刊したそう。


 そして、ライターとして南房総市から来た鍋田さんという女性は、過去一番、自然薯掘りが上手く、体の使い方や体力が凄い

 また、ぼろぼろの古民家を改修しながら住んでいるそうですが、まだ外壁が整っていないとのことで、「朝、むっちゃ寒いですよね?」と聞くと「寒さに強くなりました」とか、暮らしぶりのお話が面白い

 他にも、私が昔お世話になった鴨川の林さんや、鴨川自然王国で確かお会いしたと思うのですが、Cafe海遊魚さんなど、房州方面の大体の人と繋がっているようで、そういった名前が聞けたことも懐かしい話でした。


 自然薯掘りに参加費を払って来て頂いたのだけど、逆に農家さんも私も色々お話を聞かせてもらって、むっちゃ楽しい1日でした

 

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今年も沢庵♪

2022年12月17日 | 農的体験・生活

沢庵を漬ける時期がやって参りました

いつもは「宮重青首大根」という品種を蒔いています。これは青首大根の原種らしく、一般的な青首大根に比べて少し細長く、漬け物用にちょうど良いのです。普通の青首大根の太さだと、沢庵にするにしろ太すぎますものね。

ところが、今年は高柳さんが「食と命の教室」で、沢庵大根(専用の品種で白く細長い)を作ったので、それを使わせてもらうことにしました

干してみたら、いつもより細いので、何だかボリュームが足りないような あと、ちょっと干し過ぎたかな?

そして樽は近所のおばちゃんからもらったもの。もう10年ぐらい使っているのかな?

直接漬けると、液がしみ出してきてしまうので、漬け物袋を使って漬けてますが、それでも樽にこびりついた糠の匂いは落ちません。逆に言えば、漬け物専用としては菌が住み着いて良く出来上がった樽です

お湯洗いして天日干ししました。

沢庵の作り方は簡単で、大根を干したら、その重量に対して、

・糠15%

・塩6%

を混ぜたもので漬ければ良いだけ。好みで唐辛子、刻み昆布、ミカンの皮を干したものなどを入れます。

 

大根は良く干すと「くの字」に曲がるので、丸い樽にもギューギューに詰められます。底に糠塩を軽く撒き、大根を詰めて、また糠塩を撒く。最後に葉っぱを載せて、少しまた糠塩をまぶして終わり。

あとは中蓋に重石、出来れば大根の2倍の重さをして漬ければ、まあ1ヶ月もすれば十分出来上がりですね。

ちなみに、干し過ぎるとなかなか水が上がってこないのが困っていたのですが、「塩分6%の水を呼び水として入れる」というテクニックを数年前に教えてもらったので、今はそうしています

美味しい大根になりますように

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単純化と2項対立化

2022年12月16日 | 自分の時間

ずっと思っていましたけど、何だか最近、さらに世の中がどんどん単純化と2対立化しているな~と思います。本当はどんどん複雑になっているのに。

「食と命の教室」という、農や自然や農家さんから学ぶ、大人の寺子屋を10年やってきましたが、この3年で、一気にそういったものを求める人が増えてきました。

今までの社会のあり方の延長では、先が見えない、という自覚する人が増えてきたのでしょう。

 

一方、ますます、今までの社会の枠組みに入り込んで行く人も増えている気がします。

例えば、私の時代は超氷河期でしたが、当時の流れにも合った「良い企業に就職しなくては」「良い学校に行かなくては」、あるいは「公務員が安定している」といった事を、私の時代よりもいっそう強く思う人達も増えています。

 

2極化しているな~と。

 

優秀と呼ばれる学生は、社会問題の解決に取り組もうとしている企業を選ぶ傾向があるそうで、就職するならそういった取り組み姿勢を条件に入れたい、という学生が50%以上だそうです。

一方で、人口減社会で人手不足とはいえ、まだまだ就職先を選ぶなんてことより、目の前の稼ぎを優先して職を選べない学生も多くいます。

 

「自然」とか「農」など第一次産業に関心がある人々が爆増している中で、IT関連で起業しようとする学生、リスキリングだと言って個の能力を伸ばす事に集中している方々も多いです。

 

混迷の時代に入っていると、シンプルな言葉や思想、あるいは新興宗教が流行ってくると思うのですが、そういった時代って、結局、選択肢が色々あって、自分なりの選択に「これで良いんだ」と肯定感を持つために、「これが正しい」といった明言、断言してくれる人に、みんな寄りかかってしまいやすいですよね。

わかりにくい悩める時代だからこそ、「これだ」という正解、シンプルな答えを求める人が多くなっている気がします。で、そちらが「正しい」と思って、ひたすらそっちに行ってしまう。

 

でも、歴史を見てもそうだし、自分の人生を振り返ってもそうだし、考えれば考えるほど、「単純化」って、思考を停止しているだけで危ないよな、と思います。

例えば、「個人の自由が大事」とか言う人に限って、自分の存在が家族や周りの社会から支えられている、といった「公」があることを無視して、その足下を支えている「公」に向かって戦うことに悦に浸っている、という気がします。

「農薬を使う人は良く無い!」と決めつけながら、日本の食を支える慣行栽培の野菜を使った外食を楽しむ人。環境問題を訴えながら、コーヒーやアボカドやエビが大好きな人。シンプルな答えに熱中しながら、自分の足下がこぼれてしまっている人達。

台湾有事に備えてアメリカと共同体の日本としては、軍事費増大やむなし、という主張の一方で、平和外交を唱える野党。そんな簡単にはいかないのは、まともな大人ならわかっているのに、なんでああいった議論を公で恥ずかしげもなく出来るんだろう。

成田市の市長選挙もそんな感じ。TVや本もそうですよね。

 

問題を単純化して、何が正しくて何が間違っている、というのをはっきりさせるのは、一般大衆に受入れられやすいからでしょうが。でも、世の中どんどん複雑化しているのだから、シンプルな答えなんか無いのに。それで問題を2極化して、2項対立させて、正しい側と間違っている側というわかりやすい構造にしたがってしまう。

自民党をぶっ壊せ、とか対抗勢力、という言葉で一世を風靡した総理大臣がいましたが、気持ちが良い言葉を使える人は才能でしょうが、単なる煽動者、という面もありますよね。時代が違えば革命者と呼ばれるのでしょう。

 

世の中が複雑化していて、問題も複雑化しているので、シンプルに物事を語れない世の中になってしまった、というのを当たり前の大前提として、その中で、今はこの選択肢、明日はこっち、といったように、局面に応じて自分のスタンスを変えていくのが今の生き方なのでしょうね。

もちろん、自分の立場や役割を考えたらAを選ばざるを得ない、しかし、1人の人間として問われればBを選ぶ、というのも、これまた当然だと思うのです。

そういった社会に生きているよな~、と思います。

以上、漠然としたことをつらつら書いて失礼しました

終わり。

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寒さ到来、今年も残りわずかです

2022年12月14日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です

 いや~寒くなってきましたね。ようやく12月らしい寒さです。寒くなると野菜が美味しくなります

特に今年の9~11月はこの100年間で最も高温だったらしいですから、寒くなって本当に良かったと思います。野菜がどんどん生育して、1月の野菜が12月には出来上がってしまったので、1月に出荷予定の野菜が無くなった、なんてことも現場では起きているんですよ。

ただ、人間の身体にとってはやっぱり応えますよね~。身体が慣れるまでは2週間ぐらいかかると言いますから、夜はお風呂に入って身体を温めるなど、ケアが必要ですよね。

 さて、12月となると色々慌ただしくなります。我が家で言えば、今年最後の長男と次男のテストが終わり、また部活の大会も終わりました。

長男は高校に入ってからはテスト前でも1秒も勉強していないので、赤点に近いものもあるぐらいでした。「高校内でトップレベルに勉強していない方じゃない?」と言うと、「そうかも」と普通に答える始末(笑)。でも、今回のテストはちゃんと2日前から勉強し始めたので、今までよりは良いかもしれません

一方、次男は提出物だけはきちんとやるのですが、それだけでびっくりするほど高得点。そして部活の駅伝大会に向けて、夜に自主練でほぼ毎日7kmぐらい走ってきたので、これまた凄いな~と我が子ながら尊敬するほどです。そんな学校の行事も先週で終わり、一段落という感じでしょうか。

 私はと言うと、お米農家の根本さんとやっている教室の今年最後の開催がありました。まず、お正月に向けて丹波黒大豆を収穫しました。黒豆として煮るとお正月にも合いますし、カレーに入れてもgood ヨーグルトに入れても美味しいですよね

あと、実は自家製きな粉も抜群に美味しいのです。黒豆でも普通の大豆でも良いのですが、炒り豆にしたあと、ミルで挽くだけです。市販のものよりは粗いので舌触りは悪いのですが、香りや風味は10倍ぐらい違うんですものは試し、未経験の方は是非、自家製きな粉作り、やってみてくださいね

 そして黒豆の収穫の後は餅つきでした。今はコロナ禍で幼稚園などで恒例の餅つきも写真撮影だけと聞きます。私と根本さんの「出張餅つき」というのはとても人気で、毎冬、3~4カ所に出張していたのですが、コロナになってから全て中止になってしまいました。

餅つきが貴重な場になってしまった昨今ですが、老若男女、誰でも楽しめるからとても良い行事だと思うのです。1年の締めくくりとしてもぴったりで、教室ではとっても盛り上がりました

 そんなこんなで、今年の大きな仕事はこれにて終了。あとは来週の自然薯掘り、そして水曜日のこの野菜ボックス、おかげさま農場の大掃除などが残った仕事です。

とは言え、合間合間で色々雑務はあり、来年の「食と命の教室」の10周年同窓会で冊子を作成する予定もあったり。年賀状もあるし、あぁ、なんだかんだいって慌ただしいですね

忙しさで心を忘れず、なるべく平穏な気持ちで残りの日々も過ごしていきたいと思います。みなさんも心を落ち着けて過ごして参りましょうね。

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餅つきペッタン、「田んぼと畑の耕育教室」

2022年12月11日 | 農的体験・生活

(土)(日)で今年の「田んぼと畑の耕育教室」が終了しました

今回は1年の総まとめで、丹波黒大豆を収穫した後、みんなでペッタンペッタン餅つきをするのがメインです。

まずは、丹波の黒大豆の収穫です。

先々月は枝豆として収穫した丹波黒大豆。ついに乾燥し、大豆として収穫です

こんな感じで、枝豆の時は深緑でしたが、カラカラに乾燥したら収穫時です。

これを1つ1つ鞘をむいて粒を取り出していきます。

こんな感じで真っ黒ですよ~。さすが黒大豆

200gで600円もする黒大豆。これだけ穫れれば十分です

 

さて、お次はいよいよメインイベントの餅つき。老若男女、みんなが楽しめてお腹もいっぱいになる素晴らしいアクティビティーですが、コロナで出張依頼も無くなり、ほぼ、この教室ぐらいでしか実施出来なくなってしまいました

最近は、幼稚園でもやれなくなってしまったそうで可哀想ですね。その分、みなさん、ここで毎年楽しそうについてくれます

お父さん方の出番としても餅つきは良いですよね。

子どもは大行列が出来るほど。

一方、運営側として大変なのが、つく人は多く、返し役は私1人ということ。

土曜日は60人弱ですが、昨日は90人弱が参加したので、「つきたい」という人もそれだけいるわけです。例えば、餅は大人の男性が本気を出せば、60回ぐらいでつき終わるわけですが、「やりたい、つきたい」という人は参加者数分いるわけで、つく人は絶えないのです

まあ、これが仕事なわけですからひたすら返しをやり続けましたが、1臼で大人だけでも20つき×8人ぐらいはいるわけです。それを4臼やったので、やっぱり返し役1人だと苦しいこと

中腰のままなので足腰がきつく、つく人に合わせて返しをするので集中力も使い、さらにマスクをしながらゼーゼー息切れしてくるわけです。さらに熱い餅と水に交互に手をつけるわけで、心臓にも悪く、身体にもダメージが蓄積していくのです

まあ、そんなこんなでしたが、当然、大人も子どもも大満足で、お腹いっぱいこれでもか、というぐらいお餅を食べてもらいました

さらに、根本さんが「そばがき」を実演してくれて、なんとお土産も

そばがきというのは、そば粉を水で溶いて火をかけて混ぜていくと、段々かたまっていってモチモチの塊が出来るのです。昔、作った時はなんだか生のお好み焼きの中身みたいな感じで、それほど美味しくなかったのですが、今回のは美味しい

作り方もあるのですが、そば粉はそば打ち用より粗くひいているのがコツらしいです。ということで、これはあんこで食べても醤油をかけても、つまりスイーツとしてもおかずのようなものにしても美味しいんですよ~

ということで、これにて今年も無事終了。年明けの1~2月の味噌作りで2022年度は終了ですが、ひとまず区切りです。

今年は募集開始10日で年間会員が満席になるなど、爆発的な申込みが入ったけど、労働集約型のこの教室、受入れ人数も開催日も限界だな~。

大人も子どもも学べる寺子屋、というコンセプトのセカンドスクール、そして著作業を生業にしたいとずっと思ってきましたが、そういった今までと違う形の仕事を増やそうと考えている今日この頃です

そういったつてを増やしていこうと思います

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寒い時には寒さに強い野菜を♪

2022年12月07日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です

寒くなってきましたが、野菜を作っている身としては、ついに霜が降りたという感じです

今年はずっと暖かい日が続いていたので、野菜の生育が前進して年明けに出す予定の野菜がもう全部大きくなってしまって、現場では大量の破棄が出ています。そんな中で霜が降りると、野菜達は「こりゃいかん身体を引き締めて霜にやられないようにしなくちゃ」と一気に糖度を高めて身が引き締まり美味しくなります。

また生産者からすると、「ようやく霜が降りてこれていったん野菜の生育が止まる」と、ほっとします。もっとも、春菊などは寒さに弱いので終わりが近いというのを感じますし、同じく寒さに弱い里芋やサツマイモ農家は「早く掘り上げないと」と気が急くのも霜です。

 寒くなると野菜達はギュッと身を縮めて糖度を上げ、寒さへの耐性を上げます。今回入れた日本ほうれん草も葉が縮れ気味になりようやく美味しくなってきました 特に赤茎に甘みが載ってきた感じです。

 本来、この時期には砂糖のように甘くなるのですが、そういった意味ではもう少し寒さに当たった方が良いかも知れませんね。

 ただ、前も書きましたが、日本ほうれん草は葉より茎の方が多くタンポポのように地べたに這うように育つので、収穫の手間が凄くかかります。さらに赤茎を残す収穫方法は手間もよけい増えるので、普通のほうれん草に比べて2倍ぐらい作業の時間がかかるのです。みなさんも茎のところの泥を落としたり洗ったりするのに手間がかかると思います。それでもやっぱり美味しいんですよね~

 前回ちょこっと案内した黒田五寸人参も割れやすいのですが、美味しさは格別です。ただ、そういった一昔の野菜は食卓にのぼらなくなってきてしまいました。

 例えば、お正月の八つ頭について先日の「田んぼと畑の耕育教室」で聞いたら、もはや過半数が「知らない」という反応でした。三浦大根も知らない人が多く、作るのも手間、料理も手間、という昔ながらの野菜がどんどん廃れていっています。

 まあ、カット野菜が売れ、電子レンジでチンをするのが料理という世の中ですから仕方ありませんが、ちょっと前までは「食こそ命を作る源」という目や「感謝」の心があったんですよね。

 例えば寒さに負けず耐え忍ぶ野菜の命を頂くから、人間も寒さに耐えれる身体になっていく、という考えですね。南国からフルーツを取り寄せて冬に食べるのは自然ではない、というのが「身土不二」という考えです。つまり、自分が住んでいる地域の食べ物を食べよう、という考えですね。そういった事を学ぶ人も増えた一方で、昔ながらの野菜がどんどん廃れていっているのも今の世の中ですよね。

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