半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

台風直撃なくてよかった、よかった

2016年08月29日 | 自分の時間
台風10号、関東直撃ではなくなったようで、正直ほっとしています

ただ、東北地方は心配ですが。。。

先週の大きな台風で、成田では大木が根っこからはがされるように倒されたところもありました。
小学校の美化運動でも、校庭の木が倒れていたり、木の上半分がぽっきり折れて、枝がそこら中に散乱していました。

田畑も大変な状態で、例えば畑では風に弱いナスなどは強風で実がすれたり花が落ちるだけでなく、全体が傾くような状態で、壊滅状態になり、本来9月中頃まで出荷できるのが先週をもって出荷終了にせざるを得ない状況に陥りました。

「田んぼと畑の耕育教室」をしている根本さんの田畑も同様で、そばが壊滅状態で、東京ドーム1個分ほどのそばがまき直しとなったそうです

その他、知り合いの農家さんのビニールハウスは、古いものはビニールがはがされるもの、骨組みから歪んでしまうもの、倒伏するものまで出ました。

田んぼでも、南から北へ強風が吹いたため、ほとんどの田んぼで稲が傾くような状態になってしまいました。


少し傾くぐらいなら、今のコンバインであれば刈り取れるから問題ないのです。

しかしこれが、完全に倒れて地面に寝てしまうともうアウトなのです。


そして、先週の台風で被害が出たあと、今回、関東上陸が予想された台風10号されていたので、もう農家さんも、私も戦々恐々としていたのです

しかし、直撃は無くなったようで、本当に良かったです。

もちろん、直撃する地域の方には出来るだけ被害が無いことを祈っております。
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子どもとの帰り道

2016年08月27日 | 素敵な家族・子供との時間
今週はまあ、慣れない事務仕事をしていたのでお疲れモードもあり、またいつもの教室もお休みになったので、いけないはずだった小学校の美化運動へ参加

私が子供の頃は、美化運動は参加するのが当たり前だったのが、私が親になってびっくりしたことの1つが、その参加率の低さ。

土日も仕事の親も増え、また普段忙しい中、土日ぐらいは家族でゆっくりしたいという親も増えているのもあるのだと思います。
これは時代の流れなので仕方ないとは思います。

ということで、参加できる人が参加する、という精神に基づき、今日は上の子を連れて参加。

いって凄かったのが、まあ、台風の被害が学校にも出ていること

田畑でいえば、例えばナスは普通は9月半ばぐらいまで出荷出来るのですが、週頭の台風で壊滅状態で今年の出荷は終了になったり。
ビニールハウスがふっとんっだり。
稲が斜めに倒れて、今度来る台風10号にやられたら、もう壊滅状態になるぐらいになってしまっていたり。

と、まあ大変な状況なのですが、小学校でも大きな木が根っこからひっぺり返されて倒れていたり、木の上の方が幹ごと折れて枝葉が散乱していたりと、結構な状況でした

そんな状況でも、こういった仕事は数がものをいうわけで、あれほど広いグラウンドや周辺が2時間できれ~いになりました


最初は嫌がっていた上のお兄ちゃんも、まあ結構頑張ってくれて、「頑張ったらアイスぐらい買ってあげるよ」と伝えていたのですが、「焼き鳥食べない?」と誘って、焼き鳥をご褒美に

というのも、お菓子やアイスよりは、食べ物の方がいいかな、と思ったのと、私がよく部活の帰りに近所で焼き鳥を買っていたのを思い出し、久々にああいった雰囲気を味わってみたかったから

子どもと焼き鳥を2本買い、ベンチで座って買い食いするのは、なかなか楽しい時間でしたよ

そして、その帰り道に、何気ない会話の中で、普段なら聞けない話を沢山聞けました。

例えば担任の先生が実は登校拒否だったけど、格好良い先輩を見てまた通うようになった話とか、社会の時間でお話しだけで終わってしまったことがあったなど。

私としては「へ~、そんなことも話してくれるの」とちょっと感動してしまいました。

先生と子供の空間というのは外部からわからないもので、親から見る先生への視線、噂話とは違って、大概、子供に人気の先生は、本当に良い先生が多いというのが私の経験です。

そういう意味で、うちの子の担任の先生は「いつも面白いよ。でも時々怖いけど」とか「人気ものだよ」とか「来年も同じ先生ならいいな~」といった声が聞こえてくると「あ~、いい先生なんだな~」と思うのです。

それが、さらに具体的に自分の身の上話を赤裸々に多感な時期の子供たちにしてくれているのを知って、「あ~、やっぱりいい先生だ」と思ったのです。

そして、改まってではなく、こういった感じで話をたっぷり聞けたのは、何度かとても幸せな気分になりました

こんな率直の話を子供がしてくれるなんて、やっぱり、一緒に労働した同じチームメイトみたいな感覚、一体感があったからですかね
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久々の高柳さんのお話し

2016年08月25日 | 素敵な人・友人との時間
今日も暑かったですね~。

3時間の農作業で汗だくになったあと、夕方からお仕事や「食と命の教室」などで、高柳さんのところへ。

お茶のみ1時間ぐらいと思っていたら、あれよあれよと、夜まで、結局、久々に久々に高柳さんと3時間のお話となりました。

ただ、高柳さん、今日は農作業をしていないのもあって、いつものような夏の疲れも無く話もキレがあり、久々に「高柳さんはやっぱりいいな~」と思う濃密な時間となりました

特に無着先生(昔、子供電話相談室などをしていた有名なお坊さんで、高柳さんの師匠の1人。多古町の寺の住職にもなっていました)から35年前に聞いた「現代の教育」という話は、とても勉強になりました。

 「教育というのは教えるより育てることの方が大事。教えないと知らないから教えるけど、教えることで育てるという方が大事。教養も同じで教えることより養うこと、つまり自分で身につける方が大事。養うというのは、例えば勇気、情けの心、頑張れる力などは知っているだけではだめで、自分で身に着けるもの、自分で行動に移せる力。教えられたからといって身につくものではない。

 教育も育てることが大事で、本来は1ができた、次は2が出来るようになった、どんどん出来るようになっていくことが増えていくということ。
例えば、日本の教育というのは大工なら釘が打てるようになった、ノミが使えるようになった、といわば加点方式だった。それが成長というものだった。

 でも今の日本の教育は減点方式になってしまって、わかること、自分で出来るようになることより、知識ばかり点数ではかり、しかもあれが出来なかった、ここが出来なかったと100点からマイナスしていく方式。これでは将来日本人はダメになるでしょうね」

 というお話だったそう。

これを35年前にしている無着先生も凄いけど、とても面白いお話でした。

そして「片岡君、人生の師というのは必要だぞ」という高柳さんに対し、「ええ、だから私はここにいるのです
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子どもをひざに乗せられる時間

2016年08月23日 | 素敵な家族・子供との時間
夏というのは、ただでさえ体力が消耗するので、何かと心を正して生活するのが難しく、その日その日を生活する時期になりがちです。

まあ、夏休みということで、子供がずっと家にいるので、旅行やお出かけに行かないと、何となくそうなりがちなんですね。

特に、うちの子供が軽く手術をしたので、ずっと毎日、片道1時間の病院に消毒で通っています。

片道1時間、往復2時間かけて消毒に通うと、まあ半日つぶれてしまうわけです。

そんな日常の中で、普段の仕事もある。


こりゃ、もう、何だかその日暮らしにもなりますよね


そんなあわただしいというか、何だかどんどん過ぎていく日々で、テレビなどを家族で見ていると、小4の子供はもう大きくて重くて無理なのですが、小2の子供はあぐらをしているところに座ってくるのです。

小2といっても結構大きなもので、ずっと座られると足がしびれてくるし、筋肉質で骨ばっているので、ゴリゴリと痛いのです


でもですね、自分の顔の半分ぐらいのところまで子供の頭が来ているのですが、まだ、私の目のところまでは座高が来ていないので、この体制で一緒にテレビを見れるのです。

子どもの頭の匂いなんかを、ふと嗅いじゃったりすると、何だか幸せだな~と思うのです。

下の子も、もうこうやって座られるのは時間の問題で、一生のうちで、こういった時間はあとわずか。

日常があわただしくとも、午後や夕方のふとしたこういった貴重な幸せな時間、あと少し、楽しみたいと思います
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本:幕末の藩政改革の傑物 山田方谷(ほうこく)

2016年08月19日 | 素敵な本
この夏になって、「山田方谷(ほうこく)」について学んでみよう、と思って本を読んでいます。

現代の問題、これからの生き方を知るには、やはりどういう歴史を通ってこうなってきたかを知らないとわからない、釈然としない、という思いがあって、お勉強しています。

まあ大概は「歴史小説」を読んでばかりいますが


特に、男子は幕末のような騒乱の中で新しい時代を作っていった英雄が好きで、西郷隆盛、坂本龍馬などは男子なら大体が好きだと思うのです。

ただ、有名になっているのは「実行者」なのですが、その「実行者」が実行をするに至るまで多大な影響を与えた人物がいるわけです。

例えば、西郷隆盛なら、藩主であった島津斉彬(しまづなりあきら)です。
在中にいた西郷を召し抱え、色々なことを教えた藩主でもあり師でもあり父でもある存在です。

大名なのに、まるで株式会社のようにあえて産業を興し、明治時代まで使われるようなガラス工房や大砲を作れるような工場も作りました。

外国人が日本に来て「日本人は優れている、とくに武士は世界中で一番高潔な存在である」と驚かされたのも、司馬遼太郎さんの推測では、それは最初に島津斉彬が育てた鹿児島の武士の聡明さ、勇敢さ、高潔さを見た影響が大きい、と書いています。

商人からお金をかり、返済にヒーヒーしていた幕末の武士社会の中で、地方の鹿児島で、さらに政治、経済、人徳など卓越していた島津斉彬の寵愛、影響を一心に受けたのが西郷隆盛です。

また、佐藤一斎という学者が書いた「言志四録」という本は、西郷隆盛は愛読していたと言います。
この本は小泉純一郎元首相など、政治の世界のリーダーが今も広く愛読していると言います。


・・・というように、例えば時代を動かした「実行者」の裏には、必ずその行動規範、思考、思想などの影響を与えた人物がいたわけです。


そうすると、名前は聞いたことがあるのですが、そんなに関心が向かなかった当時の佐藤一斎のように「学者」と呼ばれていた人物が、なかなか凄いな、と思うようになったのです。


今の学者と違って、当時の「学者」と言われれている先生は、大学で研究をしている先生ではありません。

例えば、内村鑑三の「代表的日本人」に掲載されている中江藤樹のように、あくまで地方の私塾の先生でありながら、その生き方で後世に大きな影響を残した人がいます。

また、横井小楠(よこいしょうなん)のように、「今の江戸幕府は外国に対抗する力が無い。政権を返却して徳川家も一大名に戻れ。そして朝廷も外敵を討てる力が無いから、有力な大名が集まって協議し議会を作り、上院を作り、幕臣や大名家の有力な家臣を集めて下院を作り、この議会で攘夷をすると決めたら、開国条約は破棄して徹底抗戦する」という「破約攘夷論」を作った人もいます。

この横井小楠の考え方は坂本龍馬や西郷隆盛に大きな影響を与えています。

思想、経済論、政策、生き方などが志ある人たちの人生に大きな影響を与えていたのが、当時の学者なのです。


そんな中で、山田方谷が、どうやら私には一番面白そうな人物に思えるのです。

いろいろな学者がいますが、まず、陽明学を学んでいること。

当時の江戸時代は朱子学という、まあ簡単にいえば「主人に忠実に、幕府に忠実に、きちんと礼節をもって生きていこう」という学問が奨励されていました。

一方で、王陽明という人が作った陽明学は、「人間が生まれ持った道徳知に基づく行動は善であり、外部の権威に束縛されるものではない。また、自分で考えたこと知ったことに行動が伴わないのは、知っていないことと同じ。知ることと行うことは本来1つである」といったような学問です。


この陽明学というのは、当時の体制からは幕府の作った秩序に則すより自分の思った通り行動していく人を育てる「革命思想」として弾圧されていたそうなのですが、幕末はこの陽明学を学んだ西郷隆盛なり山田方谷なりが、「規制のルール、慣習」に束縛されず、新しい時代を作ってきたようなのです。

で、陽明学を学んでみよう、とも思うのですが、やはり面白い方が良いので、具体的な人物を掘り下げていこうとして見つけたのが山田方谷でした。

・農民出身ながら備中松山藩の藩主代行にまでなり、莫大な借金を抱えながら、600億円ほどの利益を生み出すまで藩を改革したその政策と手腕
・自分のお金を持ち出し、自分の家が困窮しても藩政を改革したことで、商人、農民から敬愛された「誠の道を貫いた生き方」
・激動の余命わずかな幕府の老中にならざるを得なかった藩主のブレーンとして、「幕府に対する筋を通した政策」を提言していった姿勢
・長岡藩 河合継之助を教え導いた内容

など、まあ、こんな人がいたんだな~と思わざるを得ません。

特に、今回読んだ本は、現代の経営者やビジネスマン向けにわかりやすく山田方谷を範例としてまとめてあるので、読みやすかったです。
もうちょっと、山田方谷まわりの本を読んでみたいと思います。


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雨が降っちゃいました

2016年08月16日 | 農的体験・生活
梅干しは土用干しと言われるように、土用の丑の日とかがある、立秋の前に干します。

梅雨明けで晴れ間が多いカラでしょうね。

ところが今年はなんだかドタバタしていて、干せなかったのです

ということで、お盆に干していたのですが、3日間干して良く干されて塩が吹いている三分の一ぐらいは取り入れたのですが、3日間ずっと晴れていたわけではなかったので、欲をかいて残りを干していたら、今日は雨が降ってしまいました

まあ天気予報をきちんと見ていなかったのがいけなかったのですが、昨日取り込んだ方が良かったですね。。。

ということで、ちょっと室内にいれて、木曜日以降でまた晴れたら1日干そうかな、と思っている今日この頃です
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子どもの内から生活の中にお盆があること

2016年08月13日 | 素敵な家族・子供との時間
お盆です。

昨日、家族で盆台を整え、今日は午前中に墓参り。

我が家は成田に移住してきたので、墓は無く、親父が亡くなってから墓を買いました。
仏壇も同様です。

なので、お彼岸の墓参りやお盆行事というのは、ここ10年なのですが、物心ついた時からそういった生活をしている子供たちは、墓参りや仏壇に手を合わせることが当たり前になっています。

うちには親父が無くなるまで仏壇が無く、墓参りもたまに遠戚や父母の実家にいったことがあるぐらいで、私は仏事については正直、「よくわからん」「面倒くさい」といった思いがありました。

ところが、子供たちを見ていると、「あ~、これは小さいうちから生活に溶け込んでいるかいないかの違いだな~」ということが良く分かりました。


そして、墓掃除をしているとき、あるいはお供えを備える時とかに「おじいちゃん、ピカピカになったよ」とか「これ、食べるかな?」なんて語りかけている子供の姿を見ると、うちの親父は幸せものだな、と思うのです。

帰りの車の中でも、子供たちが「おじいちゃん、塩鮭が好きだったんでしょう?」とか「箸の持ち方がなっていないとパンチが飛んで来たんだよね」と笑いながら、さも一緒に暮らしていた頃の話をするように故人の親父のことを語る姿を見ていると、微笑ましく思います。

そういった姿を見ていると、じじ・ばばと孫が一緒に暮らすというのは、命のつながりや人は年老い死んでいく、しかしその後も子孫の思いの中で生きていく、という当たり前のことを学べる最高の生活スタイルなんだな、と思うのです。

そして、こういった姿を見ているからこそ、うちの母、あるいは自分があの世にいっても、子ども達の思い中では生きていくんだろうな、と死について受け入れやすくなるんだろうな、と思います。


今日は私が残り、奥様と子供たちは奥様の実家に行ったのですが、その前に「迎え火をやっちゃおう」ということで、お昼から迎え火をしました。

特に小4の長男は、キュウリで作った馬に花飾りをつけたり、盆台からキュウリだけを窓際に出して、お線香も家族とおじいちゃんの分を足した本数に火をつけ、「こっちだよ~、おじいちゃん」と言いながら、チンチンと鳴らしている姿を見ると、微笑ましくなります。

そして、出発する前に「おじいちゃん、しんせきの家にいくけど、15日には帰ってくるから安心してね」という手紙を盆台に書き残していきました。

「おじいちゃん、もしかしたら東京に来たがって、車の上にしがみついてくるかもよ(笑)」なんて言いながら出発していくわが子を見ると、わが子ながら優しい子だな~と思います

そして、出発する直前に「パパのパソコンのところを後で見てみてね」といって出発していったのですが、何か手紙かな?と思ったら、何故か「おまもり」を置いていってくれました(笑)

ばあちゃんと残る私を気遣っての事かと思いますが、その優しさににんまりです

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お盆話

2016年08月12日 | 自分の時間
明日からお盆です。

昨日、農家さんとの茶飲み話に交じって色々聞いていたのですが、昔ながらの風習が残っているところでは、きちっとしたやり方が受け継がれているんですね~

まず、お盆の台には「まこも(草のようなもの)」をきちんと編んで、敷物を作ります。
その上に、位牌やお供えや盆飾りをするのですが、食べ物を入れるお皿もまこもで編む人もいるそうです。

また、初日はお茶だけ、という人もいれば、赤飯を炊いて、という習わしの人もいました。

初日はお墓まで提灯をもって「迎え火」をしに行くわけですが、ある農家さんの家では「無縁仏があるだろ?行くところが無いわけだから『こっちゃ来い』って一緒に連れてくるんだよ。その霊は台の1段下に置いたお供えをあげるんだ」ということです。

無縁仏の面倒まで見る風習があるなんて、初めて知りました

そういえば、高柳家の話でも、高柳さんが子供の頃、だから60年ぐらい前までは、乞食が家にやってきて、家には上がらせないけど、土間や玄関口で「金が欲しいのか?食べ物が欲しいのか?」と聞いて、施しをしていたそうです。

そういった「来る者にはこたえる」という昔の良い習わしの1つなんでしょうね~。

あと、「お盆中は欠かさず3食きちんと作らなくちゃいけないから、大変なんだよ」という方も。

お米と野菜とか色々混ぜ合わせたものを3食、きちんと作るのが習わしだそうです。

また、供えたものは川に流す風習もあったとか。

「川が汚れるだろう?だから、今は自分の家で処理しちゃうようにしているよ」とのこと。

他にも、赤飯を炊く人、団子を作る人、同じ成田市でも地域が違うと、残っている風習が違うようです。


私のように団地暮らしで、親父が無くなってから仏壇を買ったような家は、そういった習わしはなく、外からの情報で見よう見まねでやっているわけですが、この農家さん達は「位牌がどれが誰だかわからないし、順番もわからないんだよ」と言っています。

そういった方々のお盆の過ごし方と比べたら、まあ、歴史が無いというか深さも違うわけですが、お盆という日本の伝統行事、子供たちにとっては小さいうちから体験させられているし、私も学びながら、続けていきたいと思います
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田んぼと畑の耕育教室 スイカ割りに水遊び♪

2016年08月07日 | 農的体験・生活
ギラギラしたお日様と真っ青な青空の下、8月の「田んぼと畑の耕育教室」がやってまいりました

8月は毎年お盆や夏休みと重なるので参加人数はいつもより少なめ。
うちの子ども達ものんびりと、朝からお昼ご飯の仕込みのお手伝いをしてくれました


さて、この時期は田んぼは特に作業も無く、むしろこんな時期に田んぼに人を入れる農家さんはいないのですが、子供たちに何事も体験、ということで、なるべく稲を踏まないように注意してもらいながら、5月にみんなで植えた田んぼがどうなっているか、体験です

田んぼはあぜ道を歩くだけで、イナゴが左右にバ~っと何十匹も跳ぶんですね。
イナゴちゃん達は先月はまだ幼虫だったのが、この1カ月で、見事に羽も生え、立派に育ちました



泥の感触を味わったり、草取りしてくれたり、タニシをとったり、田んぼはいつでも楽しい体験の場です


出穂して、花を咲かせている穂も


4月には田植えが終わっているお隣の田んぼは稲穂が神戸を垂れていました
ただ、見わたす限りの田んぼの7割は牛さんの餌用になっているのが日本の現状です



ちなみに、今月の一番人気はプール
毎年、我が家のプールを2つもってくるのですが、暑いのもあって、田んぼや畑より、プールで井戸水をつかって好きなだけシャワーをかけあったり、みんなでじゃぶじゃぶするのが子ども達には楽しいのです。

炎天下でも構わず、キャッキャとみんな楽しそうで、ほぼ1日中プールに居る子もいましたよ


プールでずっと遊びたい子はそれでそれで遊ばせておいて、田んぼが終わった後は、今度はミニトマトの収穫です
先月より参加人数が少ないので、1家族当たりの分け前もたっぷり
採れたては甘くて美味しいですよね~



さて、ミニトマトを収穫し終えた後は、お昼ご飯です。
お昼ご飯は、ラタトゥーユみたいなものから、かぼちゃサラダ、プルコギ、キュウリスティックに白瓜の漬物、さらに根本さんお手製のみょうがご飯やそばの実を使ったぶっかけ汁など、まあ、ほんとに豪華~


お昼ご飯をいっぱい食べて、大人はぐったり眠気がある中、子供たちは食べ終わるとすぐにプールでキャッキャキャッキャと、まあ元気

30分ぐらい時間をおいてから、みんなが待ちに待ったスイカ割りです


根本さんのお母さんがたっくさん小玉スイカを作ってくれたので、まあ、いくらでも割れるということもあり、子供たちが「もっと、もっと」というので、割れてない子が割れるまでやったら、たっぷり割れて、食べるのが追いつかないぐらいになってしまいました


真っ赤な小玉スイカは特に絶品でしたよ


こんな感じで、まさに夏休みらしい日をみんなで楽しく過ごしました

大人は暑くてぐったりですが、子供たちは暑さはなんのその、とにかく1日中、たっくさん遊んでいました。

やっぱり子供たちには自由にたっぷり遊べる場を提供して、あとは場をホールドしていれば、楽しく遊ぶものですよね

暑い中子供たちを連れてきてくれたお父さん、お母さん、お疲れ様でした

そして来月はいよいよ稲刈りです

台風に当たらなければいいな~。
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生育順調な夏畑

2016年08月05日 | 農的体験・生活
今年の夏は、梅雨があけても雨が結構頻繁に降るので、夏野菜達はとても喜んでいます

「昔は3日にいっぺんは夕立が来た」と言いますが、ここ10年は、夏は日照りが当たり前でした。

大気が不安定という何とも言い難い理由ではありますが、とにかく多少なりとも土が湿るのは、畑にとっては有り難いことなのです

空芯菜は絶好調


こんなにわさわさとなっていますが、摘んでもどんどんわき目が出てくるので、夏や無限に収穫できる貴重な葉野菜です。
お友達のママさんは茎はとって葉の部分をサラダにして食べているんだって。
確かに癖がないのでやってみましたが、生だとごわごわしていて、そんなに美味しくはなかったけど


オクラは今年は収穫はもう少しかかります。
私は「島オクラ」「丸オクラ」というオクラを作っているのですが、昨年は種取をしたので、それを蒔いたら、発芽率数%
たぶん、9割以上発芽していません

その中で発芽した貴重な3株ぐらいを育てているのですが、昨年は入れ食いだったことを思うと、寂しい限りなので、2株ホームセンターで苗を買ってきて植えました。
スタートがあまりに遅かったので、収穫は来週ぐらいからようやく、という感じです。


ここ最近、不作で値段が高騰している落花生です。
花が咲いて実が入る時期に雨がないので、実がカラカラのが多く、歩留まりが極端に落ちているんですね


花が咲いたら子房柄(しぼうへい)という茎のような根っこのようなものが伸びだして土に刺さります。
ここが落花生になるのですが、マルチがあるとちょっとお邪魔なので、花が咲いたらマルチを外すのが一般的です。
良く刺さるように、除草と土も柔らかくしておくのがコツですね。


夏の定番、ゴーヤさんも採れ始めました


こちらは今年初チャレンジのポップコーン。
倒れずに何とか大きくなっています。


もう少しで実りますが、さてさて、獣が食べなければいいのですが。


その他、、家庭菜園でサツマイモをやる場合は、つる返し、を行います。
サツマイモのツルは、途中途中の節で小さい根っこを張ってしまうのですが、そうすると葉っぱの光合成の栄養分がお芋になる根本に集まらないので、べりっとツルをはがして途中の小さい根っこを地面から外すのです。
まあ、プロはこんなことをやっていられませんが。


あとは、除草除草除草
ゴミ袋10袋分ぐらい草をとりました
今までどれだけ生えていたんだ、と思いますが、まあこれでかなりすっきりしました


夏は暑い→畑であまり頑張りたくない→でも草はすくすく成長する→畑は草だらけになる→暑い中、頑張る→疲れたからしばらく草取りはやめる→その間にまた草は伸びる・・・という夏の畑のループが始まるのですね

まっ、そんなこんなで、夏野菜はどんどん収穫出来ているのでした

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