半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

7月の食と命の教室

2019年07月27日 | 農的体験・生活

暑い日が続いています
暑いとデスクワークをする気が起きませんよね

先週土曜日は「食と命の教室」でしたが、カメラもろくにとらずにひたすら過ごしておりました

トピックとしては
・スイカが全部、カラスに食べられた
・田んぼの草取り、暑かった
の2つでしょうか

毎年、7月、8月と高柳さんは小玉スイカを100玉ぐらい収獲して、ひたすらみんなで水分代わりに食べるのです
ところがこの10年ちょっとで初めて今年は「全てカラスにやられた」という事なのです。
いつもは多少はやられるそうですが、全ては初めてとのこと。
特に最後は集団で来たそうです

今年は長梅雨で食べ物が無かったからなのでしょうか?

ということで、パチンコをわざわざ買ってきて「憎らしい」と、スイカ畑でカラスを見つけたらやっつけようとしていました

また、田んぼの草取をしたのですが、1時間ほどで汗ぐっしょり

無農薬田んぼを50枚以上やっているので、その草を抑えるために、水で溶ける紙マルチを張りながら田植えをするのです。
ただ、紙の継ぎ目から草が出たり、あるいは紙をつきやぶって出てくる宿根草のようなものもあるんですね。

それをみんなで抜いていましたが、特にヒエは根が強く引っこ抜くのはこの時期では無理で、鎌で根を刈ってからの除草でした。
ヒエは強いので、稲より頭1つ穂を高く出して、そこで種を撒き散らすんですね。

田んぼを良くしらない人は「ヒエって食べられるヒエですか?」と聞きます。
確かに雑穀のヒエと言っても良いのですが、あくまで雑草です。
雑穀として食せるヒエは、粒の大きさが違いますし、きちんと収獲用です。
一方で雑草の本家のヒエは、まさに雑草と言えるほどの粒の小ささで、食べる用としてはとても収獲も出来ませんし、使えません。

しかし、飲食用に比べると雑草の方が生命力がだんぜん違うので、まあ、本当に稲を凌駕するのです。

ということで、1時間、みんなで頑張りましたが「1時間でこれだけ大変なのがわかりました。」という言葉に、高柳さんも「無農薬田んぼの事をわかってくれて有難いな」と言っていました

「よく、減農薬と無農薬は大した差ではない、という人がいるんだよ。特に、減農薬をやっている人が、たった1回の農薬の差だろ?って。でも無農薬側から言わせれば、無農薬と減農薬は世界が違う、特に田んぼは全くの別世界で、むしろ一般的な農薬を使う慣行農法と減農薬の方が世界が近いんだよ」

とのこと。

まあ、これに関しては無農薬で田んぼをやったことがある人にしかわからないことですよね
私も2年間、無農薬で田んぼをやったことがあるので、これは体験的にわかるのです。
「あぁ、これほど大変な無農薬田んぼの事を知って初めて農薬の凄さが分かった」と。
そして「自分で汗水出して働いたことが無いのに、農薬を使っている農家を攻撃する消費者は、そんな事を言う権利は全く無いな」という思いも持つようになりました。

何でも経験ですよね。

ということで、暑さの中で過ごした「食と命の教室」。
スイカは無くて残念でしたが、ミニトマトは食べ放題で、昼ご飯もいつも通り美味しかったです

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メダカすくいに田んぼで草取り♪田んぼと畑の耕育教室

2019年07月21日 | 農的体験・生活

7月の「田んぼと畑の耕育教室」がやってきました

今年は異常なほど梅雨が長引き、農家さん達は本当に大変で、私も農業体験教室主催者としては、天候に振り回される日々です

 

先月は初日が雨天の中、決行したのですが、「来月は暑いですよ~」と言っていました。

ところが7月になっても雨は止まず

日照時間3時間以下が半月以上続くのは30数年ぶりだそうで、野菜も軒並み高騰しています。

今月はミニトマトを収穫し放題、というのがあり、10日に1回は5月に植えた100本のミニトマトを1回2時間以上かけて、お手入れを頑張ってきました。

ところが、そのミニトマトも長引く雨で割れてばっかり。

そしてとうとう根が降り止まぬ雨で窒息してしまったのでしょう、病気が回り始めてしまい、今まで手塩にかけて育ててきたミニトマトがほぼ壊滅してしまいました

ただ、ミニトマトを抜かせば、天気はまあまあで、特に(土)は蒸し暑かったですが(日)は適温。

昨年の今の時期は死ぬほど暑く、「乳幼児の屋外活動」は命の危険を感じるほどだったことを思えば、イベントとしては、まあ良い気候だったのかな、という感じでした

 

ということで、今回のメインは「メダカすくい」です

 

希少生物のメダカですが、まだ沢山泳いでいるスポットがあり、そこからすくってきて、屋台の金魚すくいのようにみんなでメダカすくいをやります。

 

これは大人もキャッキャするもので、みんな楽しそ~うにメダカをすくっていました

そりゃ、盛り上がりますよね~。

 

そしてやっぱりこの教室の柱は田んぼです。

毎度、リピーターの方や新しい方が来ますが、素足で田んぼに入るのは現代の子どもだけでなく体に色々な電荷やストレスをため込んだ大人にも必要だな~と、つくづく思います。

最初や嫌がっていた人も、まあ童心に帰ってキャッキャしている♪こういった場は有難いな~と主催者でありながら、毎回思います

東京から来る人が7割ぐらいなのですが、レクサスに乗ってくる方、都心からわざわざ電車&タクシーで来る方もいて、そういったご家族の小さい子が田んぼでドロドロになったり、ザリガニをつかめる姿を見て「たくましいですね~。ご近所で田んぼに入れて、ザリガニを捕まえられる小さい子なんて、そんなにいないんじゃないですか?」見たいな話しをしたり

 

5年間、連続で通ってくれているご家族、何年も前から都合がつく時だけですが来てくれて「家族全員で都合がつく日は数カ月に1回しかないのですが、今日はみんなで来れました」と言って参加してくれるご家族、初めてで「理想のものに出会ったので、次から年間会員になります」と言ってくれるご家族がいたり。

まあ、嬉しいですよね~。

子どもが小学校で書いた作文のコピーを持ってきてくれた方もいて、毎回、寄る年波と体力で「いつまで続けられるかな~」と思う事もありますが、8年目になってもそのお申込みの数の勢いが増え続け、また感謝してくれる方に毎月出会えることがモチベーションとなって、「これからも出来うる限り続けていこう」と思います

最後に、今回一番びっくりしたのがお昼に出したナス豚味噌炒めのために買ったナスの値段

スーパーで1袋3本入で300円超もしていたんです

普段、野菜は自分の畑や知り合いの農家さん経由のものばかりなので、買わないから一般価格には疎いのです。

ところが、2日目の食材の書い足しにいったら、ナスがあまりに高くて、一瞬、見間違いかと思ったほどです

普通は今の時期はとれすぎて1袋100円を切るんですけどね。。。

お隣のキャベツは1玉100円でしたから、3本で300円超のナスと比べると、ナス1本の方がキャベツより高いなんて

金曜日に140人前のナスを買った時は気づかなかったので、日曜日の参加者には「今日は高級食材のナスを沢山使ったお昼ですよ」と伝えました

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東洋医学のこと

2019年07月13日 | 自分の時間

ここ数カ月、結構、東洋医学系の本を読んでいます。

 

もともと東京の会社で18時間360日働いていたのですが、リーマンショック後、経営陣としてリストラをしなくてはいけなかったり、達成しないと本気で会社が倒産する立場になり、病んでしまい、1週間休んだ時に、農村に出かけていったのが私の人生の転機でした。

 

また、農村生活に入り、体を動かすのが楽しいということで、朝から晩まで草刈りをやらせてもらって、夕方に頭が熱中症でガンガン痛いのが「気持ち良い」みたいな生活を送っていて、ある日、初めて頼まれた農家さんのところで頑張りすぎ、体そのものを壊しました。

 

それが未だに復活していないのですが、医者に3件ぐらいいっても「熱中症でしょ」とか「原因がわかりません」みたいなことで、まあどうにもならなかったわけです。

 

それから4~5年、毎日体調の事ばかりを考え、「今日は無事に1日動けるだろうか?」という暮らしでした。

何かイベントがあったり、飲み会などさえ体調次第で断る、みたいな感じだったのです。

それが、徐々に回復してきました。

 

そうとはいっても、まあ回復しきってはいないわけです。

 

そんなとこで、気功体操やら呼吸法やらちょびちょびかじっていたのですが、今年、漢方専門店に行ってみたのです。

そこの人は、本当なら私の体質を見るはずなのが、全く見ずに話だけ聞いて「心身症の類でしょう」ということで、頑張りすぎる性格がすべてに災いしている、ということで、よくわからない処方をされました。

ただ、確かにそれを飲んでいる時は、体調がすぐれていたのです。

しかし、高い

1日3服で1500円ぐらいで、20日間で3万ぐらいするわけです。

ただ、その先生は偏屈というか人の話を聞かない人で、「お金と体とどっちが大事なんだい」みたいな感じで、1カ月ちょっと分、服用しましたが、お金と先生の人柄の問題で止めました。

 

まあ、なんでも独学するのが好きな私は、その後、5冊ぐらい漢方本を読み、大体自分の症状などを把握できるようになりました。

漢方をちょっと頑張って勉強すると、西洋医学とは違うので面白いのです。

 

西洋はすべて「科学」が出発点です。

「科学」は「現象の原因をとらえる」のが基本で、頭が痛いなら頭の痛みを感じる物質を受容阻害する薬、ガンならそこを切除する、といった考え方です。

 

一方で、東洋医学、漢方などは「原因はさておき症状を診る」のが基本です。

頭がフラフラする、頭痛がする、というのは西洋医学では血液検査、MRIなどやって、血管が詰まっていなければ「まあ、大丈夫でしょう」となってしまう事が多い。

 

ところが、東洋医学、漢方は、極論を言えば原因がわからなくても「症状」を快方に向かわせることに力点を置きます。

 

それは、色々あるのですが、例えばドイツではホメオパシーが普通の医療行為としてあり、日本でも明治維新までは漢方が医療の中心であったので、本当は当たり前といえば当たり前のことです。

今もドイツではホメオパシー診療者の1/3は医師だそうです。

ちなみに、ホメオパシーというのは、例えば、頭が痛いとなったら、その頭を痛くする物質と同じものを薄めて服用することで、刺激を与えて同じ毒素を出す、見たいな考え方です。

春はフキノトウ、ヨモギなどの薬草が良いと言われていますが、それは薬草の苦みやアクなどが刺激となって、体が毒素を排出する力を高めるわけで、ホメオパシーもそんな考えと同じですね。

 

漢方もそういったところはあるのですが、中国医学、日本で発達した考え方など織り交ざって今の「漢方」になっていて、なかなか一筋縄では理解できません。

ただ、まずはその人の体質が虚か実か見て、気が充ち溢れすぎているのか、あるいは気が足りないのか、血の問題なのか、水の問題なのか、あるいは気などが停滞しているのか、といったことを「症状」で判断します。

これを「証」と言います。

 

良く足が冷える女性が多いのですが、それは気血が足りない場合もあれば、気血が上に上昇して上半身がほてっている場合もあったり、あるいは気血が足りないのではなく停滞して滞りが問題になっているのか、「証」を特定します。

 

私の母などは、4~5年前、よく「心臓がおかしい」といって救急車を呼んで困っていたのですが、結論としては西洋医学としては「全く問題なし」なのです。

ところが、漢方で言えば、精神的に不安定なって気持ちからくる狭心症やドキドキが起きる、という事はきちと証が定められていて、それ用の漢方もあります。

 

また、わが妻がここ数年、更年期障害で酷い状態ですが、ヒステリー、イライラしてしまう、体がほてる、といったまさに更年期障害特有の症状に対し、漢方はぴったりのものが沢山あります。

 

漢方も含めた東洋医学がもっともっと日本に復活、広がるといいな、と思っているのですが、最近、借りた本は「アーユルヴェーダ」系の本で、読んで「なるほど」と思うことがありました。

 

それは、漢方の虚と実に似ているのですが、「気」のような考え方で、「ヴァータ」という考え方があります。

この「ヴァータ」というのは、風、動き、といった意味らしいのですが、これは生命活動、精神活動、すべての原点で、これが少なくなると病む、あるいは過剰になると病む、といった考えです。

チベット、インド、スリランカなどの伝統的医師は、患者の立ち振る舞い、触診でこれを全て判断して「症状はこれですね」と言い当てると言います。

一番は脈診。

今も鍼の先生などは左右の脈をとって、ずれがないかなどを脈診する人がいますが、昔はもっと緻密で、脈を2分ぐらいじっくりとることで、その人の体の悪い所や症状を大体診断出来ていたそうです。

ただ、そこまでなるのは長い年月が必要で、まるで0.001mmの精度で金属を研磨する職人と同じように、微妙な脈の変化を感じられるような職人的な診断だったのでしょうね。

そして、特に「精神的疾患」が多い西洋、日本などの患者にとって、この解決策として「ヴァータ」の過剰を抑える診療がとても必要と、この本には書いてありました。

逆説的に、この伝統的な診療方法が未だに残っているインド、スリランカなどでは、精神疾患がまだ少ないのであまりもてはやされていないのですが、先進国の精神を病んでいる人たちにとって、この昔ながらの伝統医療がとても効果的だそうなのです。

面白いのが、これがドイツ人医師の本で、ドイツ人だけどインドやスリランカで勉強して開業し、来る患者は地元ではなく西洋や日本人が多いというのだから、精神的に病みやすいのは近代国家の人間なんだろうな、という事がわかります。

 

ただ、そういった人たちは、自国の西洋医学では匙を投げられた人たちばかりで、聞きつけてわざわざ来るそうで、しかしこういった人たちで「ヴァータ過剰」でない人はいなかった、そうです。

 

「ヴァータ」、つまり、インドとかあちらでいえば風、風力、ものごとを動かす力、という感じの意味らしいのですが、それが体で過剰になってくると、ある時、台風のようになってもう手がつけられなくなる、そうです。

そうすると、体の弱ったところにそれが集中して変調を来すそうです。

先進国の人で言えば、目の使い過ぎ、頭の使い過ぎ、心のストレス、そういったところが、自然界で生きていた頃と違って先進国の人は異常に使いすぎる、そしてその力が偏り過ぎておかしくなって、精神疾患になっていく、ということ。

 

中国や漢方などの「気」というのは、どちらかというと前向き、プラスの方向の力と言うニュアンスがあります。

例えば、気が亢進しすぎて眠れない、イライラする、ヒステリー、脳溢血、といった事はありますが、インドとかスリランカとかの「ヴァータ」という考えは、どちらかというと「動きの大きさ」という事を概念としているようです。

 

私も自分の体調で、例えば気が上に上がっているな、お腹に落とさないと、という事は最近、意識して出来るようになってきました。

ただ、「万物を動かす力そのもの」としての「ヴァータ」という概念は、「へ~」と思いましたし、こう考えると、中国の気功、日本の漢方、あるいはインドのアーユルヴェーダなど、それぞれ西洋の科学的分析から薬物や手術により治療をするという近代医学の前に長年各国であった伝統医療というのは、やはり奥深くてなんだか真理は大体繋がっているんだろうな~、面白いな~と思います。

まあ、これが昔の方法と思えるかもしれませんが、最先端企業のグーグルやアマゾンで、マインドフルネス、ムーブメントヨガなどが「仕事に集中し、社員の健康にも役に立つ」と積極的に取り入れられているそうです。

これを事を知った時、「何でも合理的に考える西洋の中でも、先進的な会社は、効果があるのであれば、東洋の考え方も取り入れるんだな」と思いました。

特に、欧米の方が「統合医療」といった考え方で、ヨガ、瞑想などを積極的に取り入れていてるそうです。

むしろ日本の方が医療の現場で東洋的なものはまだ導入が広がっていないというのは、何か皮肉なものです。

 

日本でも今は「マインドフルネス」が広がっていますが、もとは日本の「禅」であり、これが欧米にいって科学的裏付けをくっつけて「マインドフルネス」として逆輸入されてきています。

日本で生まれた「身土不二」という考え方がアメリカにいって「マクロビ」になり、今、日本に逆輸入されているのも同じですよね。

 

まあ、そんなことで、日本に伝わる民間療法としての自然療法などがありますが、漢方なども身につけることは、AIなどますますIT化が進んでいく時代に、むしろ必要になってくるんじゃないかな、と思う今日この頃です。 

 

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人生ゲーム「令和版」をやってみて

2019年07月06日 | 自分の時間

先週、我が家に「人生ゲーム 令和版」がやってきたので、早速やってみたのです。

結論として「これ、何なんだろう?面白いのかな?」というのが感想でした

今までは、単純といえば単純ですが、「人生」という言葉の通り、職業を決めて、場合によっては転職をして、結婚をしたり事故にあったりしながら、最終的にゴールを目指し、「お金の額」で順位を決めるというものでした。

 

ところが、令和版はさらに単純

お金がない、転職も無い、今までの人生ゲームとは全く遊び方が違う…といった注意事項が書いてありましたが、本当にその通りで、おじさんからすれば、「何じゃこりゃ?」という感じでした

具体的には、四角いマスをぐるぐる回っていってフォロワーを集めるゲームで、ゴールはありません。

目的は、スタート時に引いたカードの「インフルエンサー」となり、フォロワーを集めていくというゲームなのです。

だから、ゴールに近づいている、とか、「先に供えて保険に入る、株を買う、家を買う」といった今までのオーソドックスな人生感は全く反映されていません。

マスに書いてあるTwitterやYouTubeもどきのカードをもらい、そこに書いてあるフォロワー数を貯めて、最初に手にしている「インフルエンサー」にとって必要なフォロワー数を集めれば良い、という流れ。

そのカードも実際に流行ったものをパクったもので、面白いと言えば面白い、どうでも良いと言えばどうでも良いのです。

 

おじさんからすれば、もはや「ついていけない」のですが、子ども達も「変なの~」と言っていて、あまり熱が入らない感じでした

 

まあ、意図があってこういったのを開発したのだと思って、開発者の意図があるのかな?と検索してみました。

そしたら、こんな言葉が。

「人生においてお金は常に重要であることは変わらないですが、今の時代はお金以外の価値も重要視されるようになってきています。中でも、『みんなに認められたい』という承認欲求は、現代人にとって普遍的な価値観になってきていると思います。ですので今回は『目指せ億万長者』ではなく、『満たせ承認欲求』をゲームの目的に位置付けました」

 

「承認欲求」が一番の目的なのね、へ~。

 

そして「時短」も取り入れているそうで、通常の人生ゲームが1時間に対し、これは30分で大体終わるようなゲーム設定です。

 

まあ、お金だけが目的でない人生なのは当然ですから、違う視点で切り込むというアイディアは面白いと思うのですが、これって、今の仕事観、職業観にもつながるのかな~、と思いました・

 

例えば、最近よく耳にするAI論議。

私みたいなおじさんは「AIの時代で人間関係や心が希薄になっていくからこそ、人間らしい仕事」が大切だと思っていますが、そうも言ってられないのが時代のようです。

 

成田のような田舎では、やはり真面目に勉強して、良い高校、大学、といったのはまだ残っています。

というか、東京の方が公立より私立中学に入れる傾向が強いと思いますが。

 

で、成田の知り合いのママさんの内、最先端と思えるママさんは、お子さんを船橋の方の私立中学に通わせています。

そこの中学校は、1年生の入学当時に、「保護者と子ども両方」に対して、「これからAIの時代が来るから、無くなる仕事はこういったもので、そういったものを目指してはいけない。こういった職業を目指すべき」という講和があったそうです。

 

中学1年生の入学してすぐにこの講和が学校からあるなんて、もうびっくり

ただ、例えばこういったことを「その通り」と思う最先端のママさんからすれば、「ゲーム」もある程度やった方が良い、スマフォもある程度やっておいた方が良い、という信念があります。

「これからはプログラミングも必須だし、例えばスマフォも私達が子供の頃には無かったのが今は無くてはならなくなっていますよね。そう考えると、私たちがもう想像が出来ないような仕事が今の子ども達が大人になった時に主流になっていると思うのです。そう思うと、そういった事に触れさせて、時代に乗り遅れないよう触れさせてあげる環境を与えることぐらいしか私達には出来ないし、そういったことが大切だと思うのです」

確かにその通りだな、とは思います。

 

ただ、諸手を上げて「これからAIの時代がくるからこういった仕事を目指すべき」と、中1の子に伝えるべけきかというと、私は賛成は出来ないんですよね

 

そこが親の価値観次第で、子どもに対して何を大切と伝えるか、親次第、ということです。

 

世の中変わっていきますし、世の中の変化に頑なに反抗していても、それはある程度自立している大人だから出来る事であって、子どもは環境に敏感ですから、親のエゴで反対ばかりしていても仕方がない。

 

「中学1~2年時代に大切なこと」は、まだ「今を一生懸命生きる事」だと思うのですが、もちろん、内申点や高校に向けて心構えをすることもボチボチやってもらいたい。

さらに、「将来の目標」や「この仕事をやりたい」なんてことを本気で思えるものが出来たなら、それはそれで素晴らしいことだと思います。

ただ、なかなかそこまではならないと思います。

そうすると、事前情報として「AI時代に生き残る仕事」を教えるという事が発生するわけで、「その目標に向けて今を頑張る」という事を教育の主眼とするわけですが、それでいいんでしょうかね~?

例えば、YouTuberなんて、お笑い芸人よりも当たる確率が低いのに、「子どもに一番の人気職業」となっています。

今回の人生ゲームもそうですが、「ノリ」で突き進み、運よく勝ち残り大当たりすれば万々歳、ということですが、結局、それは当たるも八卦当たらぬも八卦。

 

まあ、人生ゲーム自体はゲームだからどうでもいいのですが、子ども達が大人になった時、「時代が変わっても変わらない大切なこと」を伝える事が、環境変化の激しい時代に、先人として出来る事なのかな~、と思うのですが。

 

放っておいても環境に感化されるだろうし、経済的の暮らしも自立していく過程で、勝手に自分で好きなように生活する段階に入っていくわけだから、親がある程度まだ関与できる内に伝えるべきことは、基礎となる人間として生きる力の部分なのかな~、と。

まあ、これも人それぞれの価値観ですけどね。

 

 

 

 

 

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