半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

辰巳芳子さんの「天のしずく」

2014年03月28日 | 素敵な空間・イベント
「風楽」の川端さんと会津さんが主催で、「命のスープ」で有名な辰巳さんの「天のしずく」の上映会を見てきました。

いや~、素晴らしかった

大体こういった映画は、映像としての構成は余り良くないのですが、今回の映画は、撮り方もいいし、単にスープのところに焦点を当てるのではなく、辰巳さんの考え方や言葉を丁寧に拾い上げる構成も素晴らしかったし、だからこそ辰巳さんが人生を深く積み上げてこられたことが伝わる素晴らしい内容でした。

例えば、結婚のお話。

「結婚しようとしていた人が、出征にすぐに行くことが分かっていて、死にに行くのがわかっているのに結婚するのは宜しくない、ということでお父様が結婚を断りに行ったんです。相手方も承諾してくれたのですが、でも、一緒に行ったお母様が言うのは、結婚しようとしていたその方が泣いていたというのです。もしそのお母様のお話を聞かなかったら、私もお父様の言うことだからわかりました、というふうになっていたんだと思います。でもお母様のお話を聞いて、これから死にに行く人を泣かせたままでいいのか、と。そういう思いが沸いたのです」

こういった理由で辰巳さんは結婚をしたそうです。
そして、3週間後、旦那さんは出征し、フィリピンの海へ消えて行ったのです。

それから50年、ずっと、ふと「自分の選択は良かったのだろうか?」と自問自答してきたそうです。

そして、50年経った年に、「自分の死んだところを見て欲しい」という思いがあるのではないかと思い、フィリピンまで出かけて、南太平洋に大きく沈む太陽が照らす海に船を出してもらい、そこで疑問は解決したそうです。


このエピソードは「天のしずく」の本題と外れているのかもしれませんが、1つ1つのこういった「辰巳さんという人のエピソード」が入っていることで、辰巳さんという方がどのように生きてきたのか、生活を積み上げてきたのかがわかりました。

梅干作るに当たってもそう、おせちを作るに当たってもそう。

1つ1つの生活、手仕事を大切にしている。
スープ作りの映像を見てても「あ~、確かにここまで丁寧に1つ1つの作業に心を込めて作ったら、それは正に「愛情の塊」としてのスープ、命のスープだよな~」と思いました。

日本人は、かつては辰巳さんのように、1つ1つの手仕事を大切に、丁寧にして生きてきたと思います。
そこに精神性が伴い、生き方が磨き上げられ、生きることが素晴らしいこと、生活そのもの世界から驚嘆されるレベルまで達していたのだと思います。

全員がそうではないのですが、日本人気質、心を伴った所作というのは、日本人なら誰もが相通ずるものだと思います。


そして立派な大人というのは、誰が見ても立派であり、深く自分の人生を耕し歩んでこられたとわかる人のことだと思います。

そして立派な大人に触れると、お話1つ、行動1つが深い影響を与えてくれます。

辰巳さんという方が、素材1つ、料理1つ、生き方1つ、他人への思いやり1つ、生活や暮らしの1つ1つを丁寧に大切に生きてこられた、世界から尊敬される日本人の在り様を体現されている方だということも感じました。

心から感動し、素晴らしい人に映画を通じて出会えたことに感謝です。

とても素敵な映画でした。

川端さん、会津さん、素晴らしい企画を有難うございました
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菜花な日

2014年03月26日 | 農的体験・生活
今日も畑で春草採りと菜花の収穫。

春草はようやく一通り刈りとることができました
今年は何を作ろうか?

いつもなら、春ニンジンを作っていたのですが、ここ数年は日照りのせいか上手く出来ないので今年はやめました。
ジャガイモは毎年大量のもらえるし、やっぱり今年のスタートは、かぼちゃ、ゴーヤ、キュウリなどの瓜系からかな?

そして、この1ヶ月、菜花づくしです
もうかなり咲いちゃっているけど、まだまだ取り残しや脇き芽が出てくるので、1週間に1回の収穫だと、大袋にパンパンに詰めても2袋分ぐらいは採れてしまいます


ブロッコリーも花が咲き始めて、小松菜、白菜、キャベツ、ブロッコリーが日々食卓に上っております。
しかし、いくら食べても食べ飽きず美味しいのは、季節のものだからなんでしょうね~

冬から春に変わるこの季節に、菜花を食べるということは、体調が季節の変わり目にあったものに整えるという役割があるといいます。
命のスープで有名な辰巳さんの本には

「ある春は憑かれたように菜花を食べました。そして晩春、「おや?この気力はどこからくるのかな?」と思いました。のちのち、菜花の蕾の持つエネルギーを知り、よってきたることを知りました」

とありました。

この季節、芽吹く命の塊を食べるというのは、人にとっても体を冬から活動の春夏に向けて芽吹かせる、ということでもあるんでしょうね。

河津桜は既に満開で葉っぱがたくさん出てきています。ソメイヨシノももう少しですね。


春はやっぱり、心をウキウキワクワクさせますね
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就職戦線

2014年03月25日 | 自分の時間
今回は帰り道、ラジオで聞いたお話です。

ここ最近の大学生は「就活」と呼ばれる就職活動を、本当に頑張っているようです。
私が昨年か一昨年聞いた限りでも、大卒の1/3は就職できていないと聞いています。

今のおじさん、おばさん達が「今の若いものは」といいますが、若者からみれば「あなた達が若い時は就職先はたくさんあったけど、今の私達は一生懸命就活しても、就職が出来ないんです。私達が必死に仕事してそれで年金もらっているあなた達に言われたくない」といった思いをもっている人もいて、これが「世代間の意識の差」となってしまっているわけですね。


就職の幅が狭くなって、よりその狭い道を進めるように、今まで以上にこぞって「就職」という目的に絞った活動をする。

大変だな~と思います。

ただ、この「大変だな~」には、学生達に「厳しい時代に頑張っているんだね」という応援の気持ちだけでなく、「もっと視野を広げた方が、結果的に上手くいくのにな。。。」という思いもあります。


というのも、「作られた仕組みにのって勝負する」限り、どんどん視野が狭くなり、大変になっていくのがわかるからです。


例えば受験もそうです。

昔より、大学の志願率は下がり、もはや一部の学校を抜かすと倍率は1を割るという時代です。
どこの大学も志願者を集め、入学者を増やすことで必死です。

大学全体では定員割れのようです。

しかし、「受験競争」は私が子供の頃と変わっていない、いや、むしろ小さい内から塾に通わせる親が多くなりました。

一部の「良い大学」を目指して、頑張っているのです。

これも就活と同じで、個人的には「気持ちはわかるけど、なんだかよりシステムに乗っかって、どの道を進むか、あるいは作るかを吟味せずに、とにかく狭い道を無理して進もうとしている感じだな~」と思っています。

そしてこの「良い大学」の基準は、「名前が有名な大学」というだけでなく、「就職に強い大学」ということに今はなっています。



で、ラジオを聴いたお話なのですが、そこで「リクルートの問題」が取り上げられていました。

今の大学生は、私達の「葉書で募集要項を取り寄せる」「エントリーを葉書でする」時代とは違い、「ネットで一発」の時代だそうです。

就職戦線は、「リクルート」と「マイナビ(だったけ?)」の2強でほぼ寡占化されていて、今年度、リクルートが「エントリーシートを1つ書けば、一括で100社とか登録が出来る」システムにしたそうです。

そして、リクルートとかは「ほら、昨年よりエントリーが増えたでしょ」といって、より企業に広告の営業をしやすくなる。

企業の本音として「そんなにエントリーされても正直、全員をきちんと見てあげることはできない。それよりももっと学生にはもっと勉強してもらいたい。でも、他の企業がPRして『人気ランキング上位』を目指している以上、自分達も頑張らないといけない」という「リクルートの手の上で踊らなければいけない」状況だそうです。

大学は「就職率」が「入学率」につながるから、とにかく、就職支援センターなどを作って、就職率アップに頑張る。
でも、就職支援センターは、実際は「リクルート」のような民間企業を呼んで外注したり、コンサルを受けたり講師とする。
そういった講師は、結局は「エントリーシートの書き方」とか「印象のよくなる面接の受け方」などのテクニックや方法論に終始し、そもそも仕事は何なのか?君はどういったことをしてきたのか?大企業に行くことが必要なのか?といった当たり前の仕事そのものについてのお話はしない。

で、学生は、エントリーをたくさんするから、結果的に「競争率」が上がる。

自分がどういった道が良いか考える時間を削られ、ひたすら活動する。

それもネットで「自己分析」などすることで、「あなたのお勧め企業はここですよ」といって50社ぐらい一覧が出て「これらの企業に一括してエントリーしますか?」といった、ネット通販でおなじみの「お勧め機能」がついてきて、クリックするだけで一括エントリーできてしまう仕組みがあるわけです。

それだけでなく「あなたと同じ志向の学生は、もう既に○社のエントリーをしました」とか「この時期は、昨年の先輩はこういった活動を既にしています」といったことが、リクルートのシステムで「自動的に煽られる」そうです。

結果、たくさんの企業にエントリーし、たくさん活動し、自分の道を考えたり、そこにあう企業を絞り込んで研究したり、といったことができなく、頑張って就職しても、適正があうかわからない企業に入り、3年内の離職率が高くなる。

すると、今度は「中途採用」を商売にしている「リクルートエージェンシー」が儲かる。

リクルートグループでは、新卒向けのリクナビよりは中途社員の転職支援の「リクルートエージェンシー」の方が、もはや稼ぎ頭だそうです。


このように、リクルートなどの「就職支援企業(?)」の手の上で、学校も企業も学生も踊らされている、というのがラジオのお話でした。


このラジオを聴いて思ったことは、まずは、リクルートのような企業が出てきたおかげで、世の中にどんな企業があるか学生が分かるようになり、今までにないマッチングが出来るようになり、世の中に大変価値あるサービスが生まれたのは間違いないと思います。

一方で、こんな時代だからこそ、より安易な方向に行くのではなく、本当に大切なことを考えることを促すメディアなり大学が注目を浴びて欲しいな、と思います。

地に足を着いた学生の方が企業から見れば欲しい人材だし、学生側も企業を選ぶのが人生の全てではなく、社会人になる一歩であるという認識で、自分がどういった人生を生きてきたのか、どういった道を今後は歩んで生きたいのか深く考えるチャンスと思って、よくよく考え、必要に応じてインターンと言う仕組みがなくとも「御社で一度自分を試してみたいんです」といって、アルバイト料などをもらわなくて良いから職場体験をさせてもらいたい、といった提案をするとか、じっくりやって欲しいな~と思います。

私が学生時代の頃は、そんなことは考えず、サークル一辺倒で、大学3年生の1月ぐらいから本格的に就職活動が始まった気がします。
ただ、当時「我究館」というのをやっている杉村さんという人がいて、その本をよくよく読んで、自分のことを考えて、自分の進む道を自分なりに深く深く考えた記憶があります。

受験勉強で1年とか長い時間、あれだけ費やしたのだから、これから長い人生をかける会社員人生に大きな影響を与える会社選択は、本当は受験勉強以上に時間をかけてどっしりやらなければいけない。でもそんなに考えずにサークルばかりやってきた。だから、たった3ヶ月とか半年ぐらいは、受験勉強以上とはいわないけど、徹底的に出来る限り集中しよう。

そんな考え方で就職活動をしました。

その結果、自分の進むべき道、条件、どんな組織でどういったことをしていきたいかを明確に持つことが出来ました。
あとは、その大きな自分の考え方の枠を前提に、それぞれの会社のやっている事業と自分のやってきたことをあわせる「志望動機」をきちんとしゃべれるように整理しました。

私の時代は、今のように「一括エントリー」みたいのがなかったので、競争率は今より高くなかったのかもしれませんが、就職活動をしてみて今思えば大変生意気なのですが、「8割の応募者は論外だな」という思いを持ったものです。

こんなに大切な最初の会社を決めるのに、なんでみんなこんなに考えていないんだろう?と思う人が多かったからです。
同じ就職活動をする学生に対しライバルだとか、すっげぇな~という人にはほとんど会いませんでした。

「どうして自分のことをこれほど真剣に考えないのだろう?受験より大切なのに、受験より気合を入れないのは何でだろう?」と思う人が本当に多かったと思います。

だからか、結果的には、応募して内定をもらいたい、と思った会社の7割ぐらいはもらえました。


自分の経験がどうしても中心になってしまうのですが、自分が思う道を考えれば考えるほど、整理すればするほど、自分という人間が見えてくるし、そうすれば、自ずと企業に対する興味も沸いて、色々企業のことを勉強するようになると思います。

自分は何にも知らない学生なのだから、とにかく出来るだけ新聞を読んだり業界の動向の本を読んだり。
それこそ受験勉強のような強制力とは違った「自主的な勉強」をするスイッチが入っている人と、入っていない人では、テクニック以前に大きな差が出てしまうんだと思います。

それは面接などの「本気度」としても伝わることでしょう。

そういった「自分はどういったことをしたいのか?本当に就職したいのか?するならどういった仕事をしていきたいのか?」、といったとても大切なことを、コツコツと積み上げて考え、就職活動にのぞめるよう、学校の先生、あるいはお父さん、お母さんが学生のサポートをしてあげたらいいのにな、と思います。


もっとも、今思えば、たまたま私は良きサークルに出会って自分を耕せたという運もあったと思います。
だから、本当は高校生ぐらいから「職業観」を養う現場体験などがたくさんあったら良いのでしょうけどね。
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もりこび発表会♪

2014年03月24日 | 素敵な空間・イベント
今日は童歌サークルの「もりこび」さんの発表会。

上は小学校6年生から、下は赤ちゃんクラスまで、たくさんの子ども達、としてお母さんでにぎわっていました。

そして、発表会では子ども達もお母さん達も、ほっこりと楽しそうに踊って歌っていました

「発表会」は、学校とか部活動と違って、何かを練習してしあげた成果を発表するのではなく、普段の子ども達がどうやった時間を過ごしているのかをお披露目するような雰囲気の会です。

私も小さい頃から見ていたわが子や他の子ども達が、緊張していたり頑張っていたり目をキラキラさせたりつまらなそうだったり、色々な表情で発表をしている姿が愛らしいな~と終始楽しませて頂きました

ずっと一緒にほんわかやってきた子供達の今の表情を確かめる場。

発表会は、何かを仕上げてきた成果発表の場でなく、そんな場でも十分価値があるな~と思いました

サークルに入っていないママさんも見学に来ていて、そのうちの1人も、目をキラキラさせながら「すっごく良かった」と言っていました

発表会後は、移動してママさん達みんなが作った持ち寄り料理(60人前以上)をバイキング形式で食べながら夕食会。


子ども達は夕食の準備が出来るまで、お外で目一杯遊んで、ご飯を食べた後も、真っ暗な中、はしゃぎながら外で遊んでいました。


私が子供の頃は、まだガキ大将が居て、近所の公園やその辺で暗くなるまで色々遊んでいましたが、今の子供はそういったことが出来ない世の中になってしまっているので、こういった場は意図的に守って作ってあげないといけないのは、少し申し訳ない感じがします

でも、ちょっとそういった場を作ってあげるだけで、子ども達は子ども達の中にもっている遊び心をいっぱい発揮して、キャッキャと楽しそうに遊んでいるので、ついつい、私は「いいな~」とおじいちゃんが孫を見えるように目を細めてしまいます

ちなみに、今日は小学校1年生のわが子の修業式でした。


年中の弟ばっかり抱っこしていたのですが、朝は学校、午後は夜の8時過ぎまで目一杯遊んでいたお兄ちゃんもさすがに疲れた様子で「抱っこして」と言ってきました。

抱っこはまだまだ良くするのですが、今回は修業式、そして発表会もやった大変な1日だったので、ぎゅ~っと抱っこして「1年間、お疲れ様。1年生になって最初は大変そうだったけど、お友達たくさんできて、先生も素敵で良かったね。お疲れ様」としばらく抱っこしていました。

抱っこも重いほど大きくなってきましたが、抱っこが出来る大きさの間、というか抱っこを求めてくれる間は、必要に応じてぎゅ~をして上げようと思います


嬉しくもちょっぴり寂しい子供の成長。

でも、すくすく健康に育ってくれること以上に願いはありません。

1年間お疲れさま。

発表会お疲れさま。


春休み、たっくさん遊ぼうね~
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5歳の誕生日♪

2014年03月23日 | 素敵な家族・子供との時間
昨日は、高柳家に家族でお泊りでした

そして翌日、朝目覚めると、目の前に広がる小麦畑。
あ~、人っていうのはこういった暮らしを幸せに感じるものだよな~、と思った濃い1日でした

子ども達が寝ている間に、私は借りている畑に行って、草刈を少ししました。

畑は朝日でまぶしく輝いています


ホトケノザも花がたくさん花を咲かしています。


菜花もたくさん出来ていますね


白菜もとうだち。これがあっさりしてとっても美味しいんです


帰ると子ども達は朝ごはんを食べていました。

そして、この日は次男の5歳の誕生日

「5歳の誕生日、おめでとう~」と心から伝え、ぎゅ~っとすると、ちょっと恥ずかしそうながら、とても嬉しそうでした

その後、お日様の下でしばらくお遊び。

ちなみに、これは木の枝にぶらさがっていたカイコのような繭(まゆ)。
お日様に照らされて、中に黒い幼虫のようなものがうっすらと見えました。

ちょっとかわいそうだと思いながらも、これで絹のようなものが出来るんだよ、というお勉強も兼ねて、また、子ども達は中がどうなっているか知りたいという好奇心もあって、この繭をほどいてみました。

すると、中の幼虫はミイラ化してつぶれていました
また、繭が糸のようにほどけて、「本当だ~、糸みたい」と子供が騒いでいました


そんな中、近くに停まっている愛車の「トッポちゃん」になにやら子供がやっていました。

そして私に近づいてくると「ヒソヒソ話があるんだけど」というのです。

何かと思って聞くと、「あのね、いまね、トッポちゃんにね、5才になったんだよ。今日はあったかいね、って言ったんだよ」と言うのです。

まだまだ可愛いですね~

お誕生日おめでとう~


大きくなったね。

もう肩車をすると重いけど、まだしばらくは出来そう。

この貴重な時間はあと少し。

肩車が出来るうちにいっぱい肩車をしようね。

小さいけど大きくなっていく子供。

たくさんの幸せな時間を過ごせること、本当に有り難いな~と思います。


これからも宜しくね~


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第2回「食と命の教室」

2014年03月22日 | 農的体験・生活
3連休の真ん中、今年2回目の「食と命の教室」を開催しました


1回目から新たに3人加わり、大勢の参加者でにぎわいました

いや~、昨年は少人数で楽しくワイワイとやっていたのですが、今年は10名以上の満席御礼で、この教室を求めている方々が増えていること、
「時代の流れ」「ニーズ」を感じます


さてさて、今回は「土」がテーマ。

前回は、ざっくりとこの60年の日本の「食べ物の変化」の流れを追いましたが、今回は、農の基本の「土」ですね。


まずは、午前中は「根の国」というdvdをみんなで視聴しました。

この「根の国」というのは、とても刺激的な内容です。

土の中には、ミミズや団子虫の小動物の下にノミやトビムシなどがいて、その下にセンチュウや目に見えない小さい虫がいて、その下にカビや菌類がいて、さらに根毛に寄生する微生物がいて、、、と命のつながりをミクロの世界まで見せてくれるものです。

これを見ることで、土というのは、知識として「堆肥を入れる」とか「団粒構造」とかの問題ではなく、無限の命が重なりあって、ミミズの死骸や糞尿がエサになり、それを食べる小さな生命があり、その生命の死骸や糞尿を食べるさらに小さな命があり、そういった無限の「命の塊」あるいは「命の残骸の塊」が土であるということがわかるのです。

みんな、この「根の国」を視聴し、みんな大きな感銘を受けていましたよ。

そして、みんなが実は一番楽しみにしているのが、お母さんの手作りご飯

今日は、ひまわり油たっぷりのサラダや3種類のたくあん(1つは高柳家の三浦大根たくあん、1つが市販のたくあん、1つが私のたくあん)、ほうれん草のおひたし、煮たまご、そして猪肉などが出ました

もちろん、どれも絶品で、いや~、本当に美味しかった~


さて、午後は午前のdvdを受け、実際に畑に穴を掘って「土層」をみることにしあした。

高柳さんの小麦畑を実際にみんなで掘ってみました。
ところが、結構掘っても土の色が変わらず、高柳さんが「そういえば、ここは以前ごぼうを作ったところだから、かなり深いところまでかきまぜちゃったんだ」というオチでした
それでも、土を掘りながら色々なお話が出来、大変充実した時間でした


その後、お母さんの指導のもと、春の草取り。
草採りも、1人でやると単なる雑用かもしれませんが、都会で土に触れていない参加者にとっては、とても良い経験

「何も考えずに黙々とお日様の下で汗を流すのは、幸せの時間でした」という感想をおっしゃった方がいるように、黙々と集中するのも、結構楽しいんですよね~。

また、時にはお母さんのお話を聞いて、畑仕事のことを色々聞けるのも良かったです。
「あんなに朗らかに草取りをしているお母さんが凄いと思いました」という人がいるほど、笑顔なお母さんと共に楽しい時間を過ごせた草取りでした

さて、草取り後、今日のお土産は「ネギ」でした。
前回は、三浦大根を3本も抱えた方もいましたが、今回も「好きなだけ」ということだったので、電車なのに10本ぐらい持ち帰っている人がいました

さらに、ジャガイモも入れて、みなさん、持ち帰るのが大変そう


ちなみに、1ヶ月前に蒔いたミニトマトは発芽していましたよ
5月にはこれもお土産で持ち帰ルことが出来ます


作業後は、前回同様に座学で色々感想や意見交換。

みなさん、本当に充実したような顔をされていました

高柳さんのお話される40年をこす農家人生に基づいたお話、また知識、またユーモア溢れるお話に、時には真剣に、時には笑いあり、とても良い雰囲気で深い時間を過ごせました


さて、みんなが帰った後、実は我が家は家族でお泊りをさせて頂きました

夜ご飯は、ウーファーでアメリカから来ているナツちゃん(本名がsummerだから、高柳さんが「夏だな(笑)」といって決めたそうです)と、泊まらないけどお話を聞きたいというお友達を誘って、一緒に食べました。


お母さんが肉じゃがを出してくれたのですが、なんとその肉は鹿肉
昼は猪肉だったので、なんだかワイルドな食事が続きました


高柳さんが寺田本家さんに作ってもらっている自然酒「大須賀郷 しぼったまんま」もたくさん飲ませて頂きました

またお母さんと高柳さんの結婚40周年旅行があったばかりだったので、サプライズでお花もプレゼントしました

いつも大変お世話になっている高柳家のみなさんと一緒に、お酒を飲み、歌を唄い、お食事をし、楽しい時間を過ごさせて頂き、とても幸せな時間を過ごすことが出来ました

こういった時間を過ごせるのも高柳さんのおかげです。

公私ともども、大変お世話になっている高柳家のみなさま。

そして、多くの人が高柳さんのお話や生き方に魅力を感じています。

これからも、多くの人に、高柳さんとのご縁を取り持つことが出来ればと思います。

大切なことを深く楽しく学びあう「食と命の教室」

次回は4月13日(日)開催です。

宜しければ、ぜひお越しください

食と命の教室は→こちらから


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今年最初のわんぱくプレパーク

2014年03月21日 | 素敵な空間・イベント
3連休のしょっぱなは、滑河方面で今年初めての「わんぱくプレパーク」を開催しました

今回は、もともとここでプレパークをやっていた小出さんも一緒に開催することになり、小出さんは地元の子ども達、私はニュータウンの子ども達に声がけをして、乳幼児から中学生までと幅広く集まりました

風が強かったけど、穴を掘って焚き火をして、焼き芋をしたり、リヤカーに子ども達を乗せて走ったり、木登りをしたり、ブランコをしたり、コマを回したり、今回も色々好き勝手に遊んで、いや~、とっても楽しかった




色々直さないといけないところもあるけど、穴があいている床だけのツリーハウス、なんていうのも、それはそれで面白かったです


そして裏の畑の小麦や菜花もスクスク成長していました。


ここで採れた小麦粉と野菜を使って、ピザを焼くのが目標です

夏はサマーキャンプをやりたいと思います
あと、ドラム缶風呂とピザ釜を作るぞ

さてさて、どうなるか

実は3月末で現在住んでいらっしゃる小出さんがお引越しする予定だったのが、急遽予定が変更になり、少なくとも7月までいらっしゃることになりました。

8月にお引越しされるのか、もしくはずっといらっしゃることになるのか、これはあくまで小出さん次第ですし、私はその流れとご縁に身を任せて、逆に一緒に出来るようなことをたくさんやっていきたいと思います

普段のイベントと違って、楽しく自由に遊べるプレパーク。

とっても楽しいですよ

また日程が決まったら、HPにアップします

概要は→コチラ
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春の節目

2014年03月20日 | 素敵な家族・子供との時間
節目の春。

お兄ちゃんは1年生が月曜日で終わることになっていて、弟は初めて入った幼稚園の年中さんが終わりました。

お兄ちゃんは「あぁ~、みんなとずっと一緒にいたいな~。先生も一緒がいいな~」と言っていました。
クラスは持ち上がりだけど先生はまだわかりません。

親としては4月に入学した時には、幼稚園とのギャップに驚きましたが、1年経ってみて、今の担任の先生でよかったな~と思います
順調に行けば持ち上がりで先生も同じなのですが、来週にならないと先生達はどういった辞令が出るかわからないんですね。

先生もギリギリまでわからないのは不安でしょうけど、どうなるかわかりませんが、もう1年同じ先生だったらいいな~と思います


弟は、初めての幼稚園の1年目でした。
生まれて初めて家族以外の集団生活に身を置いたのですが、とても満喫して1年を終えました

そして今日はみんなで過ごす最後の日で、お母さんも一緒にクラスルームに入り、一緒に先生と話を聞いたそうです。
そして、最後の教室が終わり、出口でいつもの「さようなら」の握手を子供が先生とした時、うちの子供は思わず泣き出してしまって、その顔を見られまいとお母さんのお腹に顔を埋めてヒックヒック泣いていたそうです。

まだ5歳になっていないのに、こんなに大きな別れがあるのはつらいよね~

本当は小さいうちは同じ先生でいたかったけど、仕方ありません。


それぞれの節目。春に訪れる節目です
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やっぱりサティシュだな~

2014年03月18日 | 自分の時間
昨日は9時過ぎに寝てしまたったので、今日は4時頃に目が覚めました
ということで、外出してコーヒーを飲みながら読書タイム。

今朝はとても暖かく、お月様は見事にまんまるで、本当にうさぎさんがペッタンペッタンとお餅をついているようでした


さて、携えていったのが「サティシュクマール」の「最高の人生をつくる授業」という本です。

ナマケモノ倶楽部の辻さんが学生を連れて1週間、サティシュさんのシューマッハスクールに滞在したときの記録をまとめたものです。

今、私は「セカンド・スクール」について考えているのですが、もっとも思想的にインスパイアーされたサティシュさんのスクールの現場の雰囲気を改めて学ぶために読みました。

サティシュさんのことや本については→昨年のブログをどうぞ。


で、ちょっと読み始めたら、あっという間に読破してしまいました。

時を経て、また読み返すと、サティシュさんの思想、生き方、そしてつむぎだされる言葉は深いな~、愛があるな~、と涙がちょちょきれました


今の日本の社会に適用していこうという考えと、本当に大切なことに沿って生きていくこと。
この2つをすりあわせをするときに、サティシュさんの言葉はとても大きな舵となります。

そして自分の生活が肯定できます。


何もかもがお金で買われ、消費することが生活だとすり込まれている現代社会。
長い人類の歴史の中で、たった数十年間だけで作り上げられた、既に破綻が見えている生活スタイル。

でも、農村にはかつての生き物と自然と人間が一体となり、所有や資源という考えではなく、生かし生かされている関係が残っています。
そこが日本人の生活の本来の原点だと改めて思いました。
世界的にいえば、土地や自然を「資源」としてみなし、「人が生活や人生を根付かせてきたふるさと」という概念は欧米には少なく、また今の世界中でも消えかけています。

だから、対極的な「先住民族の暮らし」というものが欧米ではとりあげられますが、日本人の生活、暮らしはやはり農村にあると思います。

自分の手で作り、その地域に根ざし、色々なものがローカルで循環できるのは、日本の素晴らしい特徴ですし、宝です。


「農村に根付いた本来の生活を学びなおす」ことが、基本であり、今の時代にもっとも大切なことだと思います。


そして、教育についても同じです。
自然や宇宙は「解析する対象物」でなく、そのための知識や算術を教え込むのは、アンバランスです。
「どんぐりは、何かを与えられて木に変わるのではなく、最初から木になる可能性で満たされている」「リンゴの種に何か手を加えたり外から何かを持ち込まなくても、種が芽を出し、リンゴの木になり、実をつける」というサティシュさんの言葉。

子ども達に既に満ちている可能性や素質を引き出すお手伝いをするだけでいい。

それが教育の語源のeducareの語源なのだから、と。


高校生、大学生もそう。

会社に就職することが全てではない。
雇われてお金をもらうのは、自分に対する自信や信頼を損なうことも多い。
一見楽な道を選んで働きすぎたり大切な家族や地域や食べ物や考える時間を削ることは、自分に対する暴力だということ。

他人にいわれたことを考えるのは少しにして、自分で考えることに時間を費やそう。

パートタイムジョブでよいじゃないか。
そして空いた時間で、自分の呼吸を感じ、自然とのつながりを感じ、誌を読み、歌を唄い、家族や友人と語り合い、自分の手で作り、豊かな生活を送ろう。

ほんと、そう思います。

会社に勤めている時間の半分を、畑で野菜を作り、鶏を飼い、料理をし、布を作り、大工仕事をする時間に当てれば、10年で「セミプロ」になれると思います。

DASH島のTOKIOを見てもそう思います。

生活を大切にすることで、お金は最小限で済み、心も時間も豊かに幸せに生きていけます。

現に今の私がそうです。


そういったことを学びなおす時代なんだな~。



そして本を読み終えようとするとき、最後の方に、2013年3月に発刊された本だということが目に入ってきました。

1年前にこの本を買い、読み、サティシュさんの上映会とお話を聞きにいったんだな~。

と思ったときに、ふと「あれ?まさか」と直感が働きました。

本の発刊日を確かめると、、、なんと2013年3月18日

おぉ~、まさにちょうど1年前の今日に発刊された本じゃないか
なんという偶然


そして帰り道、まんまるだったお月様は隠れ、東からは同じくまんまるのお日様が昇っていました。


今日は何だかとっても良い日だな~




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マイたくあんが!

2014年03月17日 | 食べもの
この冬、初挑戦して作った「たくあん」。

燻したような香りがして、人生で一番美味しいたくあんで、ちょこちょこ食べていたのですが、ふと樽を除いてみたらカビが生え始めていた

OhMyGod

急いで救出して、糠を落として冷蔵庫へ。

暖かくなってくると、こうなってくるのね

ということで、1日1本ペースで食べ初めております
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