笹がけのようにするのは面倒なので、輪切りして天日干し。
2日ぐらいたつと、ザルいっぱいだったゴボウもこんなにちんちくりんに
これをからからになるまで煎ったら完成です
保存が利くので、のみたいときにお湯で戻して飲めます
でも出し殻というか、味が出きったカスはまずくて食べれませんでした
Eテレの「スーパープレゼンテーション」を毎回観ています。
この番組は、TEDカンファレンスという世界で活躍している方々のスピーチが聞ける世界的な有名なカンファレンスをまとめている番組です。
今週は「リンダ・クリアットさん」という方のスピーチだったのですが、本当に凄かった
アメリカは貧富の差が激しく、貧しい地域の学校では、町だけでなく学校も荒廃していて、暴力・ドラッグなどは日常的。
先生達も自らを守ることが一番大切で、とても日本では想像がつきません。
そして、アメリカには「継続的に危険な学校」リストというのがあるそうで、そこにいつも載っている学校に、校長として赴任したリンダさん。
その学校は、ドアはチェーンで施錠され、壊れたテーブルや散乱したゴミ、薄暗い廊下と荒廃していました。
その学校に赴任する前に、ある生徒から言われた言葉をリンダさんは忘れられないといいます。
「先生、ここは学校なんていうところじゃありませんよ」
自らも貧しい家庭で育ち、貧しい荒れた学校に通っていたリンダさんは、自分が生徒として通っていた頃に持った感情を見事に言い表している言葉だと思ったそうです。
そして、だからこそ、子ども達の気持ちがわかるといいます。
そして今回、赴任した学校で、校長として、リーダーとして、すべき改革をし始めました。
・リーダーはリードしなくてはいけない。
・色々問題がある、で、どうなの?どうするの?とすべきことをする。
・子供達は子どもである。誰からも愛されていると言われたことがなくても、自分達は心から、そしてずっと愛していると言う。そして、可能性を無条件に信じる。
その喋り方は、キング牧師にも似ていて、とても情熱的で感動しました。(詳細は、映像をご覧下さいな)
今回のプレゼンを観て、思い出したのが、以前、シリア難民の子ども達がインタビューで言っていた言葉です。
「ここのキャンプは小学生までしかない。だから、もう私には未来が無い」
本当は中学にも行きたいが、その子がいる難民キャンプには、中学校は無い、だから私には未来は無い、というのです。
どうしてこういうことを言うのか?
それは、悲惨な過去と現実にただ従うだけでなく、勉強をするということは、気持ちや夢を未来に向けさせることが出来る、自分の未来への希望に繋がる、と言うのです。
学校の勉強って、いったい何なんだろう?と未だに考え続けている私ですが、当たり前に教育が受けられない場所では、「教育」というのは、イコール「未来」なのだ、という言葉が頭から離れません。
そして、今回のリンダさん、学校は子ども達の未来を拓く場所であり、そう無条件に先生方が信じているといいます。
本当に凄い。
学校の中身、教育内容、先生、社会的要請など色々な諸条件が違うと、学校に対する視線や評価は変わると思うのですが、そもそも学校とは子ども達にとって最高の場所である、という前提に立てば、日本に生きている私達の見方が変わるかもしれません。
先生達も親も、そう思えば、もっともっと良い教育環境が整うのかもしれませんね。
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そんなことを思っているときに、ちょっと前に見た「地球温暖化」のテレビのお話はなかなか面白かったです。
温暖化が叫ばれて久しいですが、急激な温度上昇が無く、生物に急激な生活環境を起こすほどの大変化が起きずに何とか温度の微増で済んでいるのは、まだ「海水の温度が全面的に上がっていないから」だそうです。
海水はその上を通る空気の流れや温度にも多大な影響を与えます。
水は温度の変動が少なく、ある意味、安定しているので、地球の気候変動をゆるかにする機能があり、温暖化が今のペースで保たれているのも、海水のおかげだとも言われています。
ただ、今、深海3,000メートルの温度が急激に上昇してきているそうです。
まだ、3,000メートルなので大きな影響は表には出ていないそうですが、海面の方も温度が上昇してきたとき、偏西風の温度も上がり、大きな影響が出るといわれています。
それがいつなのか?どういった影響を与えるのか?はまだまだわからないそうなのですが、想像するだけで恐ろしいですね
ただ、ひとつの希望もテレビの中で示されていました。
1,7万年前に、5年で地球の気温が5℃も上がったことがあったというのがわかったそうです。
それでも生物は生きながらえ、今に繋がっています。
以前、デビッド・スズキ氏が語った「人間が思っているほど、人間は自然のことをわかっていない」という言葉が思い出されます。
カナダのことですが、毎年、ある川で100万を超える鮭が遡上をしてきていたのですが、公害などで数が激減してしまったそうです。
環境運動家など様々な活動の結果、公害がかなり抑えられてきたものの、もはや生物学的には鮭が復活するのはなく、このまま絶滅するしかないというほど数が激減してしまい、みな悲観的に現実を見ていたそうです。
ところが、ある年、突然、過去最大数の鮭の遡上があったそうです。
その突然の復活は、科学的にどうして起きたのかはわからなかったそうです。
ただ、デヴィット・スズキ氏は「人間は、人間が思っているほど自然界のことをまだまだわかっていない」ということを発見したそうです。
自分達が思う以上に自然の懐は深く大きく、まだまだ希望が持てた、という話でした。
急激な気候変動は、人間の人工的な生活には多大な影響を与えるでしょうが、野性にとっては、例えば海イグアナと陸イグアナのハイブリッド種が短期間で誕生したりと、環境適応している姿も見られます。
地球上の全家庭に洗濯機が普通に導入されている生活が実現する生活レベルで、地球は崩壊すると言われています。
そんなこと、先進国の私達からみれば想像できませんが、それでもここまでやってきてしまったのですから、何とか、子孫が豊かに生きていけるよう、子孫からの前借りを少しでも減らしていきたいものですね。
・・・あと、この前聞いたニュースで「あと50年で、海に漂っているプラスティックゴミの数が、魚の数を超える」というのがありました。
ピースボートに乗っているとき、海洋ルールで船はゴミを海に投棄してよい、というのがあるらしいのですが、同乗していた英語の先生であり生物学者の1人が船で1人反対運動をしていました。
確かに、ポイポイとゴミは捨てられ、船の後ろにはたくさんのゴミが流れていた風景を思い出します。。。
世界から色々集めることで、燃料も使い、ゴミも捨てます。
日本は島国なのだからこそ、国土で出来るだけすべてのものをまかなる、そんな精神が育っていくことが大切なんだな~と思いました。