半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

手作りゴボウ茶

2016年02月27日 | 食べもの
おかげさま農場のゴボウが潤沢にあるのですが、そろそろ芽も動き出す季節にもなるので、保存が効く様にごぼう茶を作ってみました

笹がけのようにするのは面倒なので、輪切りして天日干し。
2日ぐらいたつと、ザルいっぱいだったゴボウもこんなにちんちくりんに


これをからからになるまで煎ったら完成です


保存が利くので、のみたいときにお湯で戻して飲めます
でも出し殻というか、味が出きったカスはまずくて食べれませんでした
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初の学生参加!幻の天然自然薯掘り

2016年02月26日 | 農的体験・生活
今年最後の「天然自然薯掘り」を開催しました


先月は実は芸能人が参加したのですが、今月は一般人

しかし、なんと参加者はなんと初の学生

「東京農大」で色々勉強しているということで、企業からの研究依頼を受けて研究をしていたり、醸造、畜産、園芸などなど、ふつうの大学とは違う特殊な環境や学ぶ内容、そして体験活動を教えてもらい、「農大って面白いな~」と、とても興味を持ちました


さて、それでは自然薯掘り開始です

農家の鴇田さんから自然薯の見つけ方などを軽くレクチャーしてもらった後、1本目をスタート

自然薯は大物になると周りに数メートル四方に根を伸ばし、周りの小さな自然薯の栄養分も吸い取ってしまう弱肉強食の世界で成長するんだそうです。
だから畑の1年ものとは栄養素も全く違うんだそうです。

今回、鴇田さんが見つけておいてくれた自然薯は、「これは大きいよ」と最初からわかるものでした。
最初は鴇田さんが少し掘ってくれて、そのあと参加者にバトンタッチです。


最初はぎこちなかったのですが、彼の方は段々コツを覚えて、スコップの使い方も上手に。センスがいい~


大物であるため、なんだかんだいって掘り終わるまで12時半ぐらいまでかかってしまいましたが、あとはもう、軽く仕上げればとれる段階でいったん昼食に。
写真ではわかりませんが、これで1m50cmは掘っているんですよ~。
あとで彼が遊びで穴に入ってみたら、わきの下までずっぽりと埋まってしまいました



そして、昼食後に仕上げに。
途中、すこし削ってしまいましたが、結局、自然薯は過去最高クラスの30年もの
そして1mはゆうに超える大物でした

あまり太くは無かったのですが長さは抜群で、鴇田さんも「こりゃ凄いな~」としきりに言っていました。

これだけ大きければ、二人で食べるのにも1週間は持ちますね

多分、降ろし市場で買えば2万近く、小売店なら2万を超えるであろう代物です
凄いのが掘れてよかったですね~



ちなみに2本目は60~70cmぐらいと小ぶり
まあ、1本目が大きかったので満足頂けてよかったです

鴇田さんからも、おやつにベニハルカの焼き芋、そしてまだ栽培試験中らしい1パック1000円ぐらいの高級イチゴも出て、お土産としてさつまいもをどっさり頂きました

昨年は天候に恵まれず困ったものでしたが、今年度は天候がよく、何だかんだいって自然薯掘りを毎月1回開催できました

今年は当たり年でしたね

そしてシーズンはこれで終わりです。

来年度もこの貴重な体験を少なくても良いのでやりたい方に提供できたらいいな~と思います
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2016年、第一回「食と命の教室」ミニトマトやナスの種播きなど

2016年02月20日 | 農的体験・生活
ついにやって参りました、今年1回目の「食と命の教室」です

今年で4年目となる教室ですが、今回も様々な年齢、ご関心をお持ちの方が集まりましたよ~


以前、私が主催している「寺田本家酒蔵見学会」に参加されて、仕事を辞めて畑をやり始めた方

成田の古民家レストランで働いている方

畑を持っていても会社勤めで畑作業をしたことが無い方

去年から連続して参加されている方

みなさん、誰もが経済最優先の世の中について、あるいは体や命を作る食べ物がおかしいと思っていても、そういったことを語るとおかしな人と思われて、自分の方が普通じゃないのかもしれない、と思ってきた方々です。

そんな方々が自分の思っていることを話したり聞けたりする場がこの「食と命の教室」なんですね

ということで、自己紹介をした後、高柳さんから、海外と比較すると日本がいかに食べものや命のことを教えない国なのか、塩田法の事例や海外での経験をもとにお話を頂きました。

そして「話ばかりでなく、体験が大事だから」ということで、まずは里山の散策です。

最初は山すその田園地帯。
「昔は人が生きていくために必要なのは水だった。水が無いと食べ物が出来ない。だから、山に蓄えられた水が湧き出てくる山すそに人は住み着いたんです。このあたりの村は1,100年前からあったというのが、神社やお寺の資料からわかっているんです。私も日本全国歩きましたが、大体、古村(こそん)というのは、こういったところにあるね。逆に、小山の上などに切り開かれたところは、この100年ぐらいで出来た新しい町なんですね」

高柳さんの「日本人はどのように住んできたのか」というお話をみなさん興味津々で聞いています。

そもそも「古村」なんていう言葉は、普通の人は知らないですからね
遠い昔、どのように人はどのようなところに生きていたのか、その原風景の1つがこういったところなんですね。



続いて、今度は山の上の方の畑へ。
山の上の開けた畑というのは、明治から昭和初期までに開墾されて出来た、ここ100年の畑だそうです。

幕末は日本人は3000万人ぐらいの人口だったそうですが、これから国を富ませなければいけない、また人口もどんどん増えていく。
そうなると食べものが足りない。

ということで、昔、誰の土地でもなかったところ、あるいは幕府や政府の土地であったところを「開墾したらやるぞ」ということで開墾させて移住させていったそうです。

このあたりは「十余三(とよみ)」というのですが、大栄町、多古町に連なってあるんです。
それは、行政区として町が出来る以前に、何千町歩もの土地を「十余三」と呼んでいたからなんだそうです。

ちなみに、「十余三」というのは、千葉県で十三番目に開墾された土地という意味。

千葉県で開墾された1番目が「初富」というところで、8番目が「八街」といった感じなわけです。

具体的には、こんなのがネットに載っていました。おもろいですね~

・鎌ケ谷市 初 富(はつとみ)
・船橋市 二 和(ふたわ)
・船橋市 三 咲(みさき)
・柏市 豊四 季(とよしき)
・松戸市 五 香(ごこう)
・松戸市 六 実(むつみ)
・富里市 七 栄(ななえ)
・八街市 八 街(やちまた)
・香取市 九 美上(くみあげ)
・富里市 十 倉(とくら)
・白井市 十 余一 (とよいち)
・柏市 十 余二 (とよふた)
・成田市&多古町 十 余三 (とよみ)

さて、こんな話も含めながら、高柳さんが聖護院大根をみんなで収穫

これ、好きなだけお土産に、ということで、みなさん喜んでボンボン抜いていきました


そして生かじり
今の季節の大根は「あまい~」とみんな、大喜び


ということで、トラック山盛りです


途中、雨が降ってきたので急いで帰ってから、待望のお昼ご飯

去年から参加している人はみんな知っていますが、お母さんの作るご飯は本当に美味しいんです

初めて食べた人も「美味しいですね~」とびっくり

素材が美味しいのと、お母さんの味付けが万人に受けるんでしょうね~


ちなみに、これは高柳家の小麦粉で作ったレーズン入りのパンケーキのようなもの
高柳さんは野菜やお米はもちろん、小麦粉や油も自給しているんですよ~


食後は、新規就農者とギターセッション
高柳さんの時代はフォークソングが流行っていたので、ギター暦は50年だそうです。


さて、午後はミニトマトとなすの種播きです。

夏の野菜ですが、種はもうこの時期に播いてしまうんですね~。

まずは苗床作りです。

高柳さんは、鹿沼土とピートモスを混ぜて苗床を作ります。

ピートモスはコケ類などが堆積して長い年月をかけて腐食化したもので、保水性が抜群ですが、乾燥するとカピカピになってしまうので、保水性がよく排水性も良い鹿沼土と混ぜ合わせるんですね。

茶色がピートモス、砂っぽい色が鹿沼土です。


みんなで混ぜ混ぜ。するとよく混ざって丁度良い状態になります。


これを育苗ポットに入れていきます。


その後、育苗ポットを並べて水をたっぷりかけます。
種を播く前にかけるのがコツです。
種を播いた後だと、種が水で流れちゃうからですね。

さて、種まきです。

日本で一番メジャーな千両2号というなすと、千果というミニトマトの種を播きます。


まず、指でちょこんと、5ミリぐらいの凹みをつくります。


ここに種を播いていきます。
まずはなすの種。こんなに小さいんですよ


参加者のみなさんも慎重に1粒1粒播いていきます。


播き終わったら、先ほどの苗床に使った土を軽くかぶせます。


盛り上がったものは軽くはらいます。種が小さいのであまり山盛りにすると、芽が出てくる前に力尽きてしまうんですね。


こんな感じになればOK


次はミニトマト。これまたみんなで播きます。
でも、なすより小さいので大変なんです


ゴマより小さい、だから落としたらもう大変
しかも1粒十円以上するんですよ~


先ほどと同じように土をかければ完成です。


高柳さんはいつもは冷床といって、そのままハウスの中に育苗箱を置くのですが、今年は電気で温かくなっている温床を用意したそうで、その上に並べていきます。

そして、ひごをアーチ状に刺していき、トンネルの骨組みの用意。


それぞれの高さが同じかレベル合わせをします。


最後にトンネルをかけて終了です
1週間ぐらいで発芽し、来月、ポットへ鉢上げ。苗の植え付けは5月になるので、育苗期間がとても長いんですね。



畑作業が終了後、この1年間のプログラムや開催日についてみんなですり合わせ。

「落花生のワラぼっちを作りたい」という人もいれば「どれも楽しそうなので、お任せします」という人もいて、みんなワクワクしてくださっている様子。

また、最後に1人1人に初めて参加しての感想を聞くと
「小さい頃から環境問題に関心を持っていたのですが、中高生ぐらいになると、周りに聞いてみても変な顔をされるので自分の中に閉じこめてきました。でも、今日、高柳さんが「日本はそういったことを教えないと決めたんですよ」と言われて、初めて『そうだったのか!』と今までのもやもやした疑問がすっきりしました」

と言う方や

「私は、お金の鱗をつけて生きてきたんです。1人で生きていく、それにはお金が必要だ、と思って生きてきました。でも、職場でお金ばかりで人の命を優先しない現場があって、自分もおかしいと思ってやってきて。それで寺田本家の本を読んで人生を変えたのですが、今日、また新たな出会いを頂けて、本当に感謝です。こういったことを語れる場は本当に有り難いです」

と言うコメントなど、様々な熱いお話を頂きました。

そして、帰りに聖護院大根、ニンジンなどをたっぷりとお土産でお持ち帰り頂きました。

そしてそして、私が駅から送迎している2人は車を運転しなくていいということで、高柳さんが寺田本家さんに作ってもらっているお酒をグビグビ飲みながら、夜の部へ

お酒も入って、お二人とも、心の声を吐露するように高柳さんに話していました。

毎回思いますが、本当に高柳さんと言う人がいること、そして出会うことで何かしら人生に大きな影響を受ける人が、今の時代はたっくさんいるんだな~

そして、そういったご縁を繋いだ私へも感謝の言葉を頂き、何だかこっ恥ずかしい感じでしたが、喜んで頂けて私も嬉しかったです

これから毎月みなさんと真面目に楽しく学んでいきます。

次回は3月19日(土)です。

ご関心がある方は、是非、一度お越し下さいね

「食と命の教室」
については→ホームページから。
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超激烈スーパー美味しいソーセージ♪

2016年02月16日 | 食べもの
20年ぐらい前に新規就農して「どんぐり山農園」という名前で有機農業をやっている遠藤さんという方がいます。

今はおかげさま農場のメンバーの1人でもあります。

その遠藤さんの飼育しているニワトリさんのお肉で作られr田ソーセージを頂きましたが、超絶美味しかったです


ちょっと解説しますと、20年ぐらい前というのは、まだ「農業っていいな~」ということを思えない、どちらかというと「ダサいな」という人が多かった時代です。

その頃に新規就農した人達の流れは「畜産複合の循環型農業」でした。

つまり、家畜を飼い、その糞尿を肥料として野菜を育て、またその野菜や牧草などを家畜に与える、という自分の農場の中で多くのものを循環させていこうという農業ですね。

昔の農業といってもいいですし、格好よくいえばサスティナブル(持続可能)な農業といってもいいです。

で、牛を飼うのはなかなか大変なので、新規就農者は大概、ニワトリさんを飼います。


さて、遠藤さんもニワトリさんを150羽ぐらい飼っているそうですが、その飼育が凄いのなんの

一般的なゲージ(小さな金属製の檻のようなもの)で飼うのと違い、広々としたところで平飼いしているのですが、さらに凄いのがそのエサ

人間よりも良い物を食べて育っているんですよ


みなさん、普段はどんな卵を食べていますか?

一般的なスーパーで卵を買っている方は、いわゆる「海外の遺伝子組み換え飼料」を食べさせたニワトリの卵を食べています。

最近は、遺伝子組み換え飼料を食べた豚さんや牛さんの下痢や産んだ赤ちゃんの死亡率が高く、遺伝子組み換え飼料を止めようという試みがようやくアメリカでも広がってきていますが、基本的に流通している卵は遺伝子組み換え飼料で育てられたニワトリちゃんの卵です。

ちょっとこだわっている人は、生協とかの「非遺伝子組み換え飼料」で育てえたゲージ飼いのニワトリの卵を食べていますね。

もっとこだわっている人は、「非遺伝子組み換え飼料」の平飼いの有精卵を食べています。


でもですね、平飼いしているニワトリさんの非遺伝子組み換え飼料も、やっぱり海外のものなんですね。

100%国産のもので飼料を賄えている人は、ほぼないんですよね。

それは国産のものだとどうしても高く、採算が絶対的に合わないからなんです

でも、遠藤さんは100%国産の飼料を与えています。

それも、自身が有機農業や自然栽培を複合的にやっていて、そこから出た青菜のくずを与えたり、オーガニックの世界では結構有名な神崎町にある「月のとうふ」さんのおから(無農薬栽培の大豆を使っています)や無農薬栽培ニンジンをジュースとして絞ったカスを混ぜ合わせ、無農薬栽培の糠を入れて1週間攪拌(かくはん)しながら発酵させたペーストを与えたり。

あるいは栄養バランスを考えて、かつおぶしカスを酸化防止剤などを使っていないきちんとしたかつおぶしメーカーから取り寄せたり。

まあ、ほんと、人間がそれを食べ続けたらどのぐらい健康になっちゃうんだろう、と思うぐらいのものしか食べさせていないのです

そんなニワトリちゃんも年をとると産卵率が落ちます。

そのニワトリちゃんを使ったソーセージがこれなんです。



子ども達には「超高級スーパーソーセージだぞ」と洗脳してから食べさせたので、当然「美味しい」と大喜び
豚のソーセージと違い、噛み応えもあり肉の味がしっかりしていて、とっても美味しかった
こんなものだったら、毎日食べたいですね~。
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田んぼと畑の耕育教室 味噌作り♪

2016年02月14日 | 農的体験・生活
この(土)(日)と、今年度最後の「田んぼと畑の耕育教室」を開催しました。

今の時期は「味噌作り教室」なのですが、この2日間、いろいろ感慨深かったです。

まず、昨年、1年間通って下さったご家族の何家族が
「来年も是非宜しくお願い致しますこういった場所はなかなかもう見つからないので、子ども達が来れる内はまた来させてください」
というお言葉を下さったこと

また、腰が曲がったおばあちゃんと優しそうな大人の女性の親子2人が参加してくれたのですが、お話を聞くと、実は、今まで色々な食べものを気にせず買っていたのが、病気になってしまい、最近は自然食に切替え始め、生活クラブ生協も始めたそう。

そしてカタログにあった「味噌作りセット」を使って手作り味噌を作ってみたいと思ったのだけど、初めてで上手に出来るか不安なので、わざわざネットで私のところを見つけてくれて参加して下さったそうです。

我が家も生活クラブなので「マルモ青木さんの味噌ですか?」みたいにマニアックな話しをしながら、一緒に味噌と作ったのですが、感想として

「味噌って、そんなに厳密にやらなくても出来ちゃうものなんですね」とか
「母は元は東京から来たので、味噌作りなどの手作りはしたことが無かったんです。母も私も楽しみにしてきたんです」

など、沢山お話が出来ました。

そして、お二人とも本当に楽しそうに喜んで味噌作りをし、帰っていきました

また、日曜日はバレンタインデー。

ラジオでは、「いいね~、若いね~」と車でニヤニヤしちゃうようなラブ話が1日中、流れていましたが、まあこの年になると自分には関係の無いことと思って過ごしているわけです。

ところが、今日は、なんと2年連続で来てくれたご家族の女の子が、バレンタインのお菓子をくれたのです
もはやトキメキも期待もしない年になっていますが、ちびっこからもらえるプレゼントは、おじいちゃんになった気分で、本当に嬉しいものですね~


「農村コーディネーター」とし、農村や農家さんと一般の方々の橋渡しを仕事としているわけですが、みんなが自分で田畑をやったり農家さんとご縁ができれば、私のような存在は本来は必要無いんだろうな、という思いもあります。

一方で、そんなご縁がなかなか都会の人は持てない人が多く、またこれからもますますそういった希望を持つ方は増えてくると思います。

そして、自分では毎年同じような感じの教室ですが、参加される方でその都度、喜んでくれる方に会うと、「あ~、まだまだやっていく価値はあるんだな~」と実感します

今年も色々なご家族が来て、色々なことがあって、他所のご家族や子ども達を何十家族も触れ合えるのは、自分にとっても良い経験でした。

そして、やっぱり子ども達は可愛いい

そして、こういったところに子どもをつれて来たいと思う親御さんは、親御自身も自然に触れたいという思いがあるから、みんなほっこりとしていて素敵な方々ばかりなんですね。

ということで、今年度はこれにて終了。

また、2016年度は5月からスタートです。

準備して、体調を整えて、今年も自然や農村を満喫できる教室を運営していきたいと思います




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誠実な郵便屋さん

2016年02月13日 | 素敵な人・友人との時間
今日、味噌作り教室から帰宅すると、女性の方が家の前に立っていました。

誰か探しているようで、でも私の方を見ているようなので「誰かとお待ち合わせですか?」と聞くと、逆に向こうから私の名前を確認してきました。

 手には何か手土産のようなものを持っていて、「この度は申し訳ありません」と突然謝罪が始まったのです。

「ん?何だろう?」と思いつつ「え~と、どなたでしょうか?」と聞くと、どうやら郵便局の方らしいのです。

先週、たまたま我が家に配達に来た郵便屋さんらしいいのですが、私服だったので全くわかりませんでした。

実は、先週、ある書類を投函する予定だったのですが、ちょうど郵便局の方が荷物を届けに来たので「これ、お預けしても良いでしょうか?」と聞いたところ、快く受け取って下さったのです。

その方が今回、来てくださったのです。

で、何か事情があって、あれから1週間郵便局を休まれて投函できなかったそうです。
そのため、今日になって速達で出したということで、「本当に申し訳ありませんでした」と、まあ、本当に丁重に、本当に申し訳なさそうな顔で謝罪をされに来たのでした。


 その姿勢が、こちらが「そこまで謝らなくても」と思うほどの姿勢であったこと、また たまたまその書類のあて先は急がなくても支障が無い先だったので「あ~、全然問題ありまえせんよ。大丈夫ですよ」と言っても、その方は「送付先に自ら電話をして謝罪します」ととか「本当に申し訳ございません」と、こちらが逆に恐縮するぐらいでした。

「いえいえ、本当に大丈夫ですよ」といって、逆に「とても誠実な方ですね~」と言ったら、向こうも「良い人でよかった」と言ってくれて、何だか不思議な感じなりました


 で、その謝罪のために手土産をお持ちになったことで、いったんは断ったのですが、こういったのは頂いた方が先方にとってもよいと思って「すみません、わざわざ」と言いながら受取り、私も余計なことですが「経費で落ちているんですか?」と聞くと、「いえ、自費です」ということだったので、物々交換のように家にある野菜を渡そうと思ったのですが、受け取ってくれず。。。

 まあ、何だかんだいってお互い「良い人に会えてよかった」みたいな感じじのほっこりした時間になりました

 郵便屋さんも人間ですし、服を着ていなければ普通の人ですものね~。
よく考えたら今回のような責任感のある人が配達しているから、日本全国どこでもきちんと届くんですよね~。

 いや~、しかし、人は誠実であるべきで、ああいった人に見習わなくては、と思う出来事でした。

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教育へのパッション:TED リンダ・クリアットさん

2016年02月12日 | 自分の時間

 Eテレの「スーパープレゼンテーション」を毎回観ています。

この番組は、TEDカンファレンスという世界で活躍している方々のスピーチが聞ける世界的な有名なカンファレンスをまとめている番組です。

 

今週は「リンダ・クリアットさん」という方のスピーチだったのですが、本当に凄かった

アメリカは貧富の差が激しく、貧しい地域の学校では、町だけでなく学校も荒廃していて、暴力・ドラッグなどは日常的。

先生達も自らを守ることが一番大切で、とても日本では想像がつきません。

そして、アメリカには「継続的に危険な学校」リストというのがあるそうで、そこにいつも載っている学校に、校長として赴任したリンダさん。

その学校は、ドアはチェーンで施錠され、壊れたテーブルや散乱したゴミ、薄暗い廊下と荒廃していました。

 

その学校に赴任する前に、ある生徒から言われた言葉をリンダさんは忘れられないといいます。

「先生、ここは学校なんていうところじゃありませんよ」

自らも貧しい家庭で育ち、貧しい荒れた学校に通っていたリンダさんは、自分が生徒として通っていた頃に持った感情を見事に言い表している言葉だと思ったそうです。

そして、だからこそ、子ども達の気持ちがわかるといいます。

 

そして今回、赴任した学校で、校長として、リーダーとして、すべき改革をし始めました。

・リーダーはリードしなくてはいけない。

・色々問題がある、で、どうなの?どうするの?とすべきことをする。

・子供達は子どもである。誰からも愛されていると言われたことがなくても、自分達は心から、そしてずっと愛していると言う。そして、可能性を無条件に信じる。

その喋り方は、キング牧師にも似ていて、とても情熱的で感動しました。(詳細は、映像をご覧下さいな)

 

今回のプレゼンを観て、思い出したのが、以前、シリア難民の子ども達がインタビューで言っていた言葉です。

「ここのキャンプは小学生までしかない。だから、もう私には未来が無い」

本当は中学にも行きたいが、その子がいる難民キャンプには、中学校は無い、だから私には未来は無い、というのです。

どうしてこういうことを言うのか?

それは、悲惨な過去と現実にただ従うだけでなく、勉強をするということは、気持ちや夢を未来に向けさせることが出来る、自分の未来への希望に繋がる、と言うのです。

学校の勉強って、いったい何なんだろう?と未だに考え続けている私ですが、当たり前に教育が受けられない場所では、「教育」というのは、イコール「未来」なのだ、という言葉が頭から離れません。

そして、今回のリンダさん、学校は子ども達の未来を拓く場所であり、そう無条件に先生方が信じているといいます。

本当に凄い。

学校の中身、教育内容、先生、社会的要請など色々な諸条件が違うと、学校に対する視線や評価は変わると思うのですが、そもそも学校とは子ども達にとって最高の場所である、という前提に立てば、日本に生きている私達の見方が変わるかもしれません。

先生達も親も、そう思えば、もっともっと良い教育環境が整うのかもしれませんね。 

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六町のバームクーヘン

2016年02月10日 | 素敵な空間・イベント
火曜日、仕事の用事でつくばエクスプレスの六町という駅に降り立ちました。

あ~、懐かしい

ここは、東京で働いていた時に初期に出店した思い出の場所なのです。

色々あったな~。

そんな六町駅周辺は、当時はまだまだ開発途中で、東京の田舎のような場所でしたが、今回、マックが出来ているのにびっくりしました

それだけ時が流れたということですね

さて、以前の思い出の場所はというと、、、お医者さんに変わっていました。


そしてそして、この六町の交差点には、いつも行列が出来るバームクーヘン屋さんがあるのです。

宮内庁御用達のバームクーヘン屋さんで、タイムセールの時間には、切れ端やらB級品やらが安く買えるので、行列が出来るんですね。

で、私は10時過ぎに行ったら、どうやら10時にもタイムセールがあるみたいで、でも、平日の10時ですから誰もいません。

ということで、恐る恐る入ったら、色々ありました

切れ端がたっぷり入ったのは無かったけど、形が崩れたか何かで、5個入りで1080円と超お買い得

久々に食べたけど、やっぱり美味しかった~
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家庭における実際的看護の秘訣

2016年02月08日 | 素敵な本
「家庭における実際的看護の秘訣」という本があります。

築田 多吉さんという方が書いた本で、通称「赤本」と言われています。

受験の「赤本」も、元を辿ればこの「赤本」が元祖です。

東條百合子さんの「自然療法」のベースにもなった本として有名です。

明治時代の海軍の看護兵で日露戦争などにも実際に出兵し、数々の病気や怪我などを看てきた著者が、その後、病院など様々な経験を積み、また、全国から来た各兵士の故郷にある民間伝統療法を研究し、その集大成としてまとめた本です。

大正14年に発刊して以来、大ベストセラーとなり、戦争中は戦死・疾病傷者や家族に配られ、昭和40年まで度々ベストセラーとして新聞などにも紹介されていた本です。

昨年、この本を購入したのですが、最近読んでいると「面白いな~」と思います。

何が面白いかというと、1つが、単なる理論書ではなく、実際に病気・怪我などが起きる最前線の「現場」で数々の症例を見てきた「実際的看護」だということ。

2つ目が、今の「西洋医学」中心の考え方とは違い、昭和40年代ぐらいまでは「日本人は、こういった考え、こういった治療をしてきたのか」ということがわかること。

3つ目が、今、実際に「その通り」と思うことが多々あり、「医者の前に自分で看る」という精神が、具体的に実行に移せるという気持ちになること。


男性であれば、司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」を読んだことがある人が多いと思うし、日露戦争、また旅順という言葉に何かしらの思いを持っている人が多いと思います。

その「旅順」攻略の際に、実際に病気を防ぐために大量の「梅肉エキス」を運んで防いだという実話や、毎年日本で風邪を引いていた著者が、極寒の地に赴くにあたり「自分は大丈夫だろうか?」と心配していたのが、結果として全く風邪を引かなかったというお話があるのです。

例えば、風邪を引くのは、1つは皮膚が弱いということ。
毎日、乾布摩擦をし、皮膚を強くし、また、「ゾクゾク」っときたら、5分以内に背筋に温かいものを入れて温めたり、喉の痛みが来たら喉を温めるなど、「適切な処置」をすれば、風邪などは絶対に引かない、という著者の体験や指導してきた人達の経験などを見ると、「なるほどな~」と思うのです。

言われてみればその通り。

確かに本当に乾布摩擦を毎日やっていれば。

確かに日頃から乾布摩擦をやっていれば。

確かに体力のあるうちから、例えば夏から水浴びを日常としていれば。

確かにぞくぞくとしたら、すぐに背筋を温めれば。

風邪は引かないということを聞くと、「なるほど、昔は今より隙間風が通る日本家屋で、寒かったはずなのに、何で大丈夫だったんだろう?」と思いますが、それは鍛え方が違う、というより、必要な準備をしているかどうかなんだな、と思いました。

うちの子が幼稚園のときは、ちょうど今の時期、毎朝、半そで短パンでマラソンをし、終わったら、上半身裸で乾布摩擦をしていました。

今の小学生の頃より、よっぽど強かったんだろうな~と思います

大人も同じですね。

外に行くと寒くなって、体の細胞や毛穴が縮こまる。これが第一次反応というそうです。

その後、温かいところにいくと、体がポカポカしてくる。これが第二次反応というそうです。

第二次反応が遅いひとは、これがすぐに出るように鍛えないといけない。

シンプルな話ですが、その通りだと思いました。

その他、初老になると禿げて顔が赤い人は精力旺盛で長生きするが脳卒中になりやすく、黒髪ふさふさで初老になっても白髪の人は脳卒中にはなりにくいが年中風邪をひきやすく血圧の上下も激しい、といった経験談も面白いです。


当時は、ストレス理論、ノイローゼ、ビタミンの効能などが叫ばれていた時代ですが、警告として「西洋医学一辺倒で、病気は体の一部ではなく全体からみないといけない」ということを訴えているのは、驚きです。

大正時代から今も、日本の状況は同じなんだな~と。

あと、東條百合子さんの「自然療法」は日本的な考え方、「おてんとさまの恵み」「自然に生かされていること」という所まで心から思うようになって、初めて、自然の恵みを有難く頂けるようになる、という「根本」のところが書いてあります。

それが中心思想で、そこから「自然療法」という枝葉が書かれているという構成だと思います。


一方で、この「赤本」は、ある意味、「実際的看護」の視点で書かれているので、読み物としても面白いですし、辞書的に使っても面白いです。

ただ、「昔の伝統医療」「東洋医学的考え方」「男性が書いた書物」というあたりにハードルが無い人には面白いでしょうが、関心が無い人には読めないかもしれませんね。

私は面白いので、コツコツ読んでおります

1冊6000円と高価ですが、4冊買うと送料無料だったので、大人買いし、2冊はお友達が買い、残り1冊余っていますので、読みたい方はお声がけ下さい。

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地球温暖化のこと

2016年02月04日 | 自分の時間
局所的気候変動が大きくなってきて、あるところは大干ばつだけどあるところは大雨、というのが日常的に置きる時代になってきましたよね。



アメリカとかオーストラリアのように大陸では、東部が大雨なのに西部は干ばつ、なんていうことが普通に起きています。

そして日本もここ数年前から同様に、局所的な豪雨が起こるようになってきました。

そんなことを思っているときに、ちょっと前に見た「地球温暖化」のテレビのお話はなかなか面白かったです。



温暖化が叫ばれて久しいですが、急激な温度上昇が無く、生物に急激な生活環境を起こすほどの大変化が起きずに何とか温度の微増で済んでいるのは、まだ「海水の温度が全面的に上がっていないから」だそうです。


海水はその上を通る空気の流れや温度にも多大な影響を与えます。


水は温度の変動が少なく、ある意味、安定しているので、地球の気候変動をゆるかにする機能があり、温暖化が今のペースで保たれているのも、海水のおかげだとも言われています。


ただ、今、深海3,000メートルの温度が急激に上昇してきているそうです。


まだ、3,000メートルなので大きな影響は表には出ていないそうですが、海面の方も温度が上昇してきたとき、偏西風の温度も上がり、大きな影響が出るといわれています。


それがいつなのか?どういった影響を与えるのか?はまだまだわからないそうなのですが、想像するだけで恐ろしいですね


ただ、ひとつの希望もテレビの中で示されていました。


1,7万年前に、5年で地球の気温が5℃も上がったことがあったというのがわかったそうです。


それでも生物は生きながらえ、今に繋がっています。


以前、デビッド・スズキ氏が語った「人間が思っているほど、人間は自然のことをわかっていない」という言葉が思い出されます。


カナダのことですが、毎年、ある川で100万を超える鮭が遡上をしてきていたのですが、公害などで数が激減してしまったそうです。

環境運動家など様々な活動の結果、公害がかなり抑えられてきたものの、もはや生物学的には鮭が復活するのはなく、このまま絶滅するしかないというほど数が激減してしまい、みな悲観的に現実を見ていたそうです。

ところが、ある年、突然、過去最大数の鮭の遡上があったそうです。


その突然の復活は、科学的にどうして起きたのかはわからなかったそうです。


ただ、デヴィット・スズキ氏は「人間は、人間が思っているほど自然界のことをまだまだわかっていない」ということを発見したそうです。


自分達が思う以上に自然の懐は深く大きく、まだまだ希望が持てた、という話でした。

急激な気候変動は、人間の人工的な生活には多大な影響を与えるでしょうが、野性にとっては、例えば海イグアナと陸イグアナのハイブリッド種が短期間で誕生したりと、環境適応している姿も見られます。


地球上の全家庭に洗濯機が普通に導入されている生活が実現する生活レベルで、地球は崩壊すると言われています。


そんなこと、先進国の私達からみれば想像できませんが、それでもここまでやってきてしまったのですから、何とか、子孫が豊かに生きていけるよう、子孫からの前借りを少しでも減らしていきたいものですね。


・・・あと、この前聞いたニュースで「あと50年で、海に漂っているプラスティックゴミの数が、魚の数を超える」というのがありました。


ピースボートに乗っているとき、海洋ルールで船はゴミを海に投棄してよい、というのがあるらしいのですが、同乗していた英語の先生であり生物学者の1人が船で1人反対運動をしていました。


確かに、ポイポイとゴミは捨てられ、船の後ろにはたくさんのゴミが流れていた風景を思い出します。。。


世界から色々集めることで、燃料も使い、ゴミも捨てます。


日本は島国なのだからこそ、国土で出来るだけすべてのものをまかなる、そんな精神が育っていくことが大切なんだな~と思いました。

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