半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

無着先生のお話たっぷりの教室

2023年07月29日 | 農的体験・生活

今月の「食と命の教室」ですが、さすがに暑いので、16時頃までは屋外作業をせず、例年通りひたすらスイカを食べて過ごしました

まずは、さだまさしの歌を一曲


 そして、高柳さんの師、無着成恭先生が先週末亡くなったこともあり、午前は無着先生のお話や仏教などのお話でした。

 おかげさま農場という名前がどこから来たか、という由来や、ご縁が繋がって出来たこと、色々面白かったな~。

 細かく知りたい人がいますか?高柳さんのこと、おかげさま農場の由来を知りたい人もいると思うので、ちょっと細かく書いてみましょう

 

 高柳さんの仲間が地元の中学校の教育部長(今で言う家庭教育学級かな?)になって、「今年は誰か面白い人を講演会で呼べないものか」となっていたそうです。

 当時、無着先生は明星学園を退職していたころ。

 無着先生は山形師範学校で先生をしていたのですが、辞めて駒澤大学で仏教を学び直していました。理由は「子供の質問に答えられなかったから」。子供の質問に真摯に一緒に考え、学び、共有し、育てる事が信条だったのに、その子供の質問に答えられないので、学び直し、ということですね。恐らく自分を未熟者と判断されたのでしょう。

 で、駒澤大学の学長の知り合いが明星学園の学長で、紹介で「是非、うちに」ということで、明星学園の教師になったそうです。

 ところが、国の指導も有り、中高一貫教育の明星学園が、中等部から高等部に進学する際に「試験を行い、落第者進学できない」という制度を取り入れることになったそうです。

 無着先生は「明星学園という学校を保護者や子供が選んでもらったからには、教育者というのは最後まで面倒を見る責任がある。だからテストを行うのは良いにして、それが及第点に行かなかったからといって、進学させない、というのは承諾できない」と、反対したそうです。

 しかし、主張が通らず、「それなら私はここに居る必要はありません」といって、退職されたそうです。

 そういった、時間がある時だったということ、また、高柳さんの地元の知り合いのお坊さんが、曹洞宗で、無着先生と繋がっていて、「無着先生、呼んでみましょうか?」と言ってくれて、「呼べるのか?頼む!」となって、講演会に来てくれた、というのが最初のきっかけ。

 その時の講演のタイトルが「現代における教育の問題」で、もう40年前の話だそうですが、「このままでは日本はダメになる」というお話だったそうです。当時から核家族化が進み、先祖やおじいちゃん、おばあちゃんといった先代から受け継がれてきたものが切り離されていく時代になった。また、学力主義で思いやりや決断することといった人として生きるために必要な事、これは知識のように覚える事ではなく、自分で行動することで育てていくもの、そういった教育がなされなくなってしまった。なので「このままでは日本はダメになる」という講演だったそうです。

 そんな話は高柳さんも好きですから、意気投合し、東京で飲むこともあったそうです。

 ただ、高柳さんも若かったので、「先生よ、あんた、農業は大事だとか良く言うけど、こんな東京で言っていても真実みが薄いな。もっと田舎に来て農村の実情を知るべきだよ」という事を言っていたそうです。

 そうしたら、無着先生が本当に近くの多古町の福泉寺というお寺に来たのです

 当時、いくつかのお寺さんから住職に、ということでお声がかかっていたそうなのですが、「檀家が少ないところ」という条件と田舎ということで、福泉寺を選んだそう。檀家が少ないというのは、「本来のお坊さんは説法をするのが仕事で、葬式坊主にはなってはいけない」という信条があったから。

 それで、高柳さんの近くのお寺ということで、交流もあり、何年か経ってから、高柳さんが「先生よ、よくこんな田舎に来たな」と言ったら、「それは高柳さん、あなたがそういったからでしょ。責任とってね(笑)」という話になったというエピソードも

 そして、高柳さんも当時、大栄産直会というのを仲間と作って、千葉の花見川団地に売りにいったり、あとは永六輔さんがラジオリスナーを連れて福泉寺へ無着先生の講演を聴きに来た時に、「高柳さん、あなたも話して」ということで、「ちゃんとした命を食べないといけない」と話していたら、「そういったものはどこで買えるんですか?」と聞かれて、返答に困ったこと。そういった流れから、無着先生が「高柳さん、あなた何やっているんですか?」と突っ込まれ、自分で言った「ちゃんとしたものを伝えれる場所」として、組織を作ろうと思い、その流れで、無着先生の奥さんがお寺の敷地で小さな家庭菜園をやっていて、そこを「おかげさま農場」と名付けていたことがあり、「その名前、使わせてもらって良いか?」と聞いたところ、「え~、是非。こういった名前はみながどんどん使って欲しいので」ということで、「おかげさま農場」という看板にしたそうです。

 高柳さんも「ご縁だな~。ご縁が繋がっておかげさま農場が出来たんだよ」と語っていました


 また、釣り好きの参加者がヒラメのお造りを持って来てくれて、高柳さんのヒマワリ油と高級ソルトでお昼がいつもより更に贅沢に♪ 今日は風が強かったので、お昼は小屋の中ではなく外に出て桜の木の下で食べましたが、気持ち良かった♪

午後の休憩を挟んだ後も、まだ暑かったので、のんびりスイカを食べて過ごし、16時頃から畑作業へ。

まず、月に播いたゴマは今年は久々にきちんと生育して、ゴマの実を割って生育途中を見たり、その後はお土産としてミニトマトやゴーヤなどを沢山穫ったり、暑いながらも充実した1日でした。

そんなこんなで終了時刻が初の19時になんだかんだ濃くて長い1日でした

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真正面から学問を熱く語る高校

2023年07月27日 | 素敵な空間・イベント

中3息子の初の「学校見学会」に言ってきました。そこは千葉のトップ校。

 受験するというわけではなく、まだ何も決めていない息子が刺激になるよう、あちこち申し込んだ高校の1つで、ある意味、刺激を受けるために行ってきました。そして行ってみて「トップの世界」を知りました。


 まず、説明会が2年前の長男の時に聞いた他の学校と全く違うのです

 ここは「重厚な教養」を身につけさせる事を目標に授業をやっているので「大学入試合格を目的の授業はしません」「塾のような授業を求めるならうちには来ない方が良いと思います」と言い切ります。


 他にも「文系・理系という区別は意味が無く、時代もそうなってきている」と、医療・遺跡発掘・政治経済などの最先端の事例でその理由を話し、「高2まで文系・理系に分けず、3年から分けるけど文系でも数Ⅲを学んでもらいます。こういった高校はほぼ無いのでは」と。

 扇風機が無い講堂は熱中症になりそうなほど暑かったのですが、しゃべる先生も熱い

 「大学進学のための勉強」という話が1㎜も無く、「学問の楽しさ、将来への教養を身につけさせる」と言う事を真正面から言う学校でした。そりゃそうですよね、中学授業をほぼパーフェクトにわかる子供達が来る学校なのですから。

 昔、灘校のエチ先生という人の授業をとりあげた「奇跡の教室『銀の匙」」という本を読んだ事があるのですが、薄っぺらい「銀の匙」という本を1年かけて丹念に読み解くという授業をし、1月は受験そっちのけでいつも通りカルタ大会をする、というなんてことを書いてありました。

 受験なんて日々の授業で積み上げてきたものがあるから気にしない、という子供達の教室風景が書いてありました。その記憶が今日の説明会を聞いて蘇りました。

 今日、説明した先生が「自分が中学生の時、授業でわからない事があったので、休み時間に調べていたら、ガリ勉とか言われて凄く嫌だった。そういったことがここでは全くありません。知りたい事を学ぼうとする人に、そういった事を言う子はいないです」と言っていました。出来る子なりの悩みもあるわけですよね。

 そういった子達、学校の勉強で悩む世の中の多くの子供達とちょっと次元が違う、数学オリンピックに出たり英検1級を中学生でとってしまうような子供達。そういった子供達には、こういった骨太の「学問への道」を堂々と語る先生がいる学校は、そういった子達の才能を世界に繋ぐだけでなく、救いにもなるんだろうな~、とついて行った大人の私が「トップの世界」を垣間見る事が出来て、大変勉強させてもらいました

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師の有り難さ

2023年07月26日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

朝採り野菜ボックスのお手紙です

 暑い日が続きますね。今日は梅干しを干しましたが、若い頃は「梅干し干すなんてダサい」と思っていました。しかし、農や自然と共に生きる道に入ってからは、例年の仕事となりました。繰り返す事、先人から学ぶ事は大切ですよね。

 少し話が離れますが、私が師として仰ぐ存在の1人が、おかげさま農場の高柳さんです。その高柳さんにも師匠が数人いるのですが、その一人、無着成恭さんが96歳で他界されました。今日、明日がお葬式とのことです。

「無着成恭」という名前を知っている方は、もうほとんどいないでしょうが、お寺のお坊さんです。若い頃は学校の先生をしていて、「やまびこ学校」という教え子達の学級文集が日本全国で有名になり、その後、私立の学校に請われて教壇に立ったり、「こども電話相談室」というラジオ番組で人気を集めた方です。


 タレントのようなカリスマ性と独特の話術、そしてお坊さんということで、全国各地に講演で飛び回っていました。私も一度、高柳さんと一緒に講演に行ったことがあるのですが、今の学校教育や社会に対する批判を独特のユーモアと仏教の教えを交えながらお話しするので、笑いと感心が絶えない時間でした。よく高柳さんから聞かされる無着先生の言葉をいくつかあげてみます。

 

「本物の食べ物は腐るんです。腐らない食べ物はダメです。つまり生き物を食べる事が大事です」

「人間、誰にも人には言えない哀しみがある。特に50歳ぐらいになれば、見た目は明るくても、家族、健康、人間関係、お金など、何かしら重荷を背負いながら生きているんです」

「戦争まではこれが正しいと教えられていたことが、終わった瞬間に全て間違っていると言われたんです。教育とはいったい何なんだ?と思いました。そして、あ~、国が教えたいことを教えるのが教育なんだ、という事に気づきました」

「私は教師をやっていたからわかるんですが、70年頃にこの国は指導要領で『農業を教えない』と決めた国なんです。だから今の人達は農業について理解が足りないんではなく、そもそも教えられていないのです。だから、感謝や理解が無いんです。全ては教育のせいなんです」

 

 高柳さんがまだ若くて尖っていた頃は、「坊主はみんなクソ坊主だ」と言っていたそうですが無着先生は「その通りです。本来は葬式をやることではなく教えを説くのが坊さんの役割なんです」と答えたことで、「この坊さん、ひと味違うな」と感心したところからおつきあいが始まったそうです。

その後、高柳さんが「無着先生よ、都会で偉そうな事言ってたって、農の現場は何も知らねぇじゃねぇか」と言っていたら、成田市の隣の多古町のお寺の住職となることになり、「高柳さん、あなたがそう言ったから来ました。責任取って下さいね」というエピーソードも。お寺の庭で無着先生の奥様がやっていた小さな家庭菜園が「おかげさま農園」とかだったことから、そこから名前を頂いて「おかげさま農場」になったそうです。

 そのお寺がある多古町一鍬田も空港滑走路増設で村が消えることになっており、今年、おかげさま農場の大玉トマトが注文出来なかったのは、実はその一鍬田の農家さんだったからです。寂しい限りです。

 いずれにしろ、私には高柳さんという師がいますが、その高柳さんにも師がいる。師がその師から教わった事を教えてもらえる。そういった縦の繋がりに加えて頂いているだな~、有り難いな~と思います。合掌。

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スイカ、ヒマワリ、そしてコクゾウムシ

2023年07月22日 | 農的体験・生活

今日は久々の早朝からの草取り。暑さがぶり返す前に取りきらねば

(木)は最高気温30℃ぐらいということで、カンカン照りでもなく、「余裕だな」と高をくくって、13時から2時間半、畑仕事に集中したら吐き気を催す自体になってしまっていたのです。エアコンが効いた事務所に午前中いたからでしょうね。

ということで、また猛暑がやってくる前に草退治をせねば、という事で、1日空けて、今日は朝から草取りです。

そして、(木)の草取りの際に、スイカがぼちぼち大きくなってきたので、「そろそろ獣からガードするか~」と思って被せるカゴを持っていったら、一足遅かった

う~ん、たった1日~2日の差です。毎年、一足遅いんだよな~。しかし、今回はハクビシンか?いつものキジならキレイにつつくのに。下品な食い方だな~。かつ、日差しが強すぎて真っ白になっています。凄いですね~。

また、ヒマワリがもう種が入って鳥に食べられ始めました

油搾り用のヒマワリなのですが、種が熟してくると鳥がやってくるのです。例年は8月下旬だったのが1ヶ月早い。まあ、種まきを1ヶ月早くしたということもあるのですが、それにしても早いですね~。

という事で、食べられ始めたものを収穫。今年は暑すぎて何もかもが早い。でも何よりも雨が降らない昨日の午前、ちょこっと降ったようですが、ドバっと降ってもらいたいものです。

そして家に帰ってきて、ご飯の準備。農家の根本さんからもらった1年度前の無農薬玄米があったので、ずっと使われていなかったので、開けてみたら、コクゾウムシがわんさか

無茶苦茶ひさしぶりに見たな~

ということで、息子と退治。今時の中学3年生でコクゾウムシを退治しているのは、日本でも数えるぐらいしかいないでしょう

それにしても、子供には「カブトムシ見たいでしょ?」と言いながら、実際は私にはゴマ粒と同じで、もう姿形は見えません。以前、見た時はまだ老眼になっていない頃だったんだな~

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暑い夏でも屋外の気持ちよさ

2023年07月19日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です。

 3連休、みなさん、いかがお過ごしでしたか?。私は(日)(月)が米農家の根本さんとの教室、そして(土)(月)は中3次男が部活最後の大会でした。

 いや~、しかし暑かったですね~。天気予報をみいながら「やばい最高気温35℃」と戦々恐々としていました。教室は乳幼児連れのご家族向けなので、一般的には「熱中症アラート」が出る中での屋外活動は本来はやるべきではないのですが、それでも「大丈夫です、楽しみにしています」という参加者が多いので、午後のプログラムを午前に組み入れて、12時過ぎで終わるように活動しました。

 7月はメダカすくいなのですが、過去2年で一気にメダカが減り、外来種のカダヤシが激増しました。今年もメダカは少なかったのですが、フナやモロコなど雑魚がいっぱいでした。それを屋台のようにポイですくうのですが、今年は根本さんが色々仕掛けをし、沢山の田亀、そして「ザリガニ釣り場」も作ってくれました

そこで餌にしたのはザリガニ。つまり、ザリガニでザリガニを釣るという私も子供の頃にやったことがある釣り方なのです。スルメでは全く釣れなかったのですが、このやり方だと何故かバカバカ釣れて、集まった皆さん、倉庫下の日陰で1時間ぐらい熱中していました

 そして11時過ぎからお日様の下でミニトマトを収穫し、田んぼで草取りをしました。田んぼは6月は生育が遅れていたのですが、こ暑さで一気に進み、例年通り登熟の時期に入りました。トウモロコシと同じで、稲も1粒1粒に小さな花が咲き受粉するんですよ。

 何より風が吹いていたので、田んぼの稲がまるでトトロの猫バスが通ったように波打つのです。その光景が美しく、心がふわりと軽くなります。また倉庫下の日陰と違って日射は強いのですが、風が気持ち良いのです

 多分、田んぼの上を通ってきた風だからなんでしょうね。田んぼには水がありますし、稲は暑さに負けないよう蒸散して身体を冷やします。そういった緑の上を通ってきた風というのは、やっぱり街中の風とは違うんですよね。見渡す限り田んぼでアスファルトは一部。同じ気温でも田んぼに囲まれた中だとむしろ気持ちが良いお昼でした

 また、(土)(月)の息子の最後の大会は有り難い事に観に行くことが出来ました

 (月)は田んぼの教室を終えた後に直行したのですが、スタジアムは緑が少ないのでとても暑く、多くの選手達は木陰で涼んでいました。観客席のスタジアムはまるで岩盤浴をしているほど熱しられて暑かったのですが、みんなの最後の勇姿を観れて本当に良かったです

 それにしても、あの暑さの中で全力で身体を使える中学生は凄い。日頃の練習の積み重ねで鍛えてきたからこそ、暑さの中でも全力を出せるのでしょうね~。

 一方、日頃のパソコン仕事はエアコンが効いたファミレスなどでやります。また、英語の寺子屋はガンガンエアコンが効いたちょっと肌寒いほどの部屋です。

 頭を使う仕事はやはり快適なところの方が集中力が保てるのですが、人間も動物ですから、本来の生き物らしい生活は、やっぱり屋外なんでしょうね。そのバランスが取りにくい世の中ですが、子供達には室内より屋外、お日様や緑があるところで活動して欲しいですし、時に海や山、そして暑いからこその木陰や風が通ったときの涼しさを感じられる身体と心を育んで欲しいな~と思います

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35℃の2日目の教室後の息子のLast Run2

2023年07月17日 | 素敵な空間・イベント

2日連続の「田んぼと畑の耕育教室」。35℃も身体がもう慣れたかな

元気な親子は暑くてもザリガニ、メダカ、田んぼの泥んこを楽しんでいました

そして今回は暑すぎて午後のプログラムを午前に組み込む変更した結果、午後の我が息子のLast Run2に行けることに気づきました

実は、総体1日目が土曜日、2日目が月曜日というスケジュールだったのです。

ということで、教室を終えた後、急いで車で40分ほどの陸上競技上に移動。駐車場が狭かったせいか、競技場1km手前から大渋滞で、路駐もあちこちで行われていました。「このままでは間に合わんな~」ということで、罰金取られても今回は仕方無いと、私も路駐し、急ぎ足で競技場へ。

到着すると、競技上はクソ暑く、木陰の涼しいところでスタンバイしている選手が沢山いました。

観客席があるスタジアムに行ってみると、当然、日陰は全部埋まっていて、日が当たるところはやばい暑さ。イスも熱いし、そもそものスタジアムがコンクリートなのでもう熱しられた石の上のイスに座っている感じ

フィールドもタータンというゴムですから40℃ぐらいあったかも知れませんが、スタジアムもまじやばかったです

 

さて、他の子供達のレースを観ながら、ついに息子のLast Run

一昨日は3000mで苦しそうでしたが、全力は出せた感じ。今回の1500mはスピード勝負なのですが、レース運びも大事で、外から見ていても自分のペースを保ててる感じで、とても良い走りに見えました

帰宅した息子に聞いても、やっぱりその通りでした。良かったね

思い返すと、毎回、見学に行くと周囲の目を全く気にせず怒鳴り声で応援するお母さん、ビデオを回す親御さんなど「いつもの人」が今日もいたな~。

当然、親が観に来ない子もいるだろうし、うちの次男のように話しかけるのは基本NGも子もいるでしょう。長男はそもそも観に行く事がNGでしたが

まあ、こういった部活の応援は中学まででしょうね。

陸上部に限らず、各部活の子供達、総体、頑張りました。お疲れさんです

私もクソ暑い中での教室運営を滞りなく行えるよう、体調を気にしていましたが、今月の山場を超えたということと、頑張ったということで、1ヶ月ぶりのお疲れビールで乾杯です

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35℃になる前に終えて良かった♪

2023年07月16日 | 農的体験・生活

今月の「田んぼと畑の耕育教室」は(日)(月)開催。ところが天気予報ではなんと、(日)(月)が最高気温35℃の予報が出ていたのでした

う~ん、参ったな~。5年ぐらい前、そのぐらい暑くなった夏があって、倉庫下の日陰でもやばいぐらい熱気があり、ご飯を食べているどころじゃなかったのです

ということで、あーだこーだ検討した結果、午後のプログラムを午前に回してお昼も出さず、12時過ぎに終了に変更したのでした。

先週の教室はちょうど(月)が35℃でしたが開催日の(日)は平穏だったので、むむむむ~という感じで今日を迎えました。

いざ、始まってみると、午前は風が吹いていたこともあって思ったより暑くなくて良かった~。(でも、ぐんぐん気温は上がり12時半過ぎからやばくなってきましたが。。。)

さて、7月はメダカすくいで小魚を沢山捕まえてきてポイですくうのメイン。

ただ、ここ2年メダカが激減し、外来種のカヤダシばかりだったのが、何故か今年はフナが無茶苦茶多かった


また、農家の根本さんがザリガニも沢山捕まえてきてくれたので、スルメでザリガニ釣りにチャレンジ

ところが釣れないのです。そこで、根本さんがザリガニを生き餌にしてやったところ、まあ釣れる事

私も子供の頃によくやっていましたが、ザリガニを釣るにはザリガニの方が反応が違うんですね~。

ザリガニ釣りも含めてたっぷり倉庫下、つまり日陰で遊んだ後は、ついに屋外へ

まずはミニトマト穫り。覚悟して外にでると、あれま、あんまり暑くない

昨日は曇りがちだったけど湿度ムンムンで、結構暑かったのですが、今日はカラッと晴れて風も吹いていたので、昨日よりむしろ気持ち良い夏晴れでした

ミニトマトを穫った後は田んぼへレッツゴー

稲の花も順調に咲いています。

6月は生育が遅れていた稲も生育が追いつき、問題なさそう。

教室も12時で終了し、ほっと一息。12時半ぐらいからモワっとなってきて暑くなってきましたが、その頃にはみんな退散したので、熱中症の憂いは全く杞憂に終わりました。無事に運営が出きて、本当に良かった良かった

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息子の Last Run !

2023年07月15日 | 素敵な空間・イベント

今日は中3次男のLast Run

仕事の都合がついたのと、有り難い事に地元の競技場で開催なので徒歩にて観戦へ

今日は総体ということで、近隣の各中学校から沢山の子供達が集まりましたが、その中には1年生も沢山いました。まだまだ身体も未熟な1年生が慣れない感じで、特に見た目からしてあまり運動が得意そうでない1年生が頑張っている姿を観て思ったのが、「運動が苦手な子も頑張っているのが陸上部」ということ。

いや~、思い返すと、長男も陸上部に入ったのですが、小さい頃から足が遅かったのです。そんな彼が足が速い子の中で頑張っていた姿は感動ものでした。

そういった足が速くない子を持った親としての気持ちが残っているので、陸上部は当然、足が速い子が集まっているし、陸上部の顧問の先生はタイムが良い子の方を沢山面倒見るのが一般的でしょうが、結果より努力している子の方を讃える先生がいて欲しいな~と思います

足が速い子は特別に目立つけど、そうじゃない1年生とかを観ていると愛おしくなります。3年生の最後の試合でやり切った、と思えるような部活であるといいですよね。

さて、我が子はと言うと、今春の大会ではコンディションが悪い状態が続き、傍から見ていても「走っているのが苦しい」感じでした。当然、全力を出せない大会続きでした。

でも、今日の最後の大会は見た目でも力を出し切った様子。父としてはウルウルしちゃいます

真冬は部活が数十分でほとんどトレーニングにならない、ということで、毎夜トレーニングを一緒にしていたのですが、あの頃の方が今よりタイムが早かったんです。やっぱり陸上は積み上げですね。

でも、タイムより全力を尽くしてここまできたわけですから、やり切った感があれば良いと思います

あと、気になるのは他の中学校の子で、私も顔と名前が一致する子が走っている途中で、スタジアムの観客席の目の前で、崩れ落ちるように倒れてしまったこと

急いで先生達がかけつけてタンカで運び出し、救急車で搬送されていきましたが、大事に至らない事を切に願うばかりです。

 

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夏の畑

2023年07月13日 | 農的体験・生活

とんでもない暑さが続いています。もうこの暑さだと日中は野良仕事をしたくありませんが、まあ、そうもいきません。なるべくお昼前後をさけてボチボチやるしかありませんね

さて、今は夏の盛りの時期です。畑では色々あって、収穫だけで汗がしたたり落ちます。

まずは枝豆 この時期の定番です 採れたてをすぐに冷蔵庫で冷やしてから家まで運び、すぐに茹でると劇的に美味しいのが枝豆です。トウモロコシもそうですが、採れたては液状化していて、でんぷんになる前の少し液状化しているのが糖分なわけです。そろそろカメムシの赤ちゃんがたかりだしたので、鞘が大きくなるのが先か、はたまたカメムシが大量発生してくるのが、時間との闘いです。

こちらは実をつけはじめたスイカちゃん 可愛いし美味しいし夏はスイカがやっぱり最高ですね

1ヶ月後ぐらいから食べ始められる予定です

こちらはヒマワリ。油をとるための品種でして、4月播きですが、もう実がぎっしり入ってきました。そろそろ完全に入って首が動かなくなります。鑑賞用としてはまだ首が下を向いていない今が一番かな。

こちらはミニトマト。鈴なりの品種です。露地物は雨で割れやすいのですが、今年は雨が少ないので割れがほぼありません。赤くなる前、オレンジ色で収穫しちゃいますが、味は市販のものよりよっぽど美味しいです

この写真の左が下総高校というところが作った100円のミニトマト。右が私のミニトマト。見た目は左の方が美味しいのですが水っぽくて美味しくありません。一方、右の私のミニトマトは完熟前ですが実も大きく酸味と甘みがあいまって美味しいんです

赤シソもようやく育ってきました。梅干し用はもう使いましたので、あとは赤シソジュース、そして来年の種用です。

今、一番入れ食いなのがインゲン。ドジョウインゲンとは良くいったもので、ほんと、ドジョウのようですね。毎日ボール一杯収穫できます 塩ゆでもいいですが、ニンニク醤油&マヨは農家さんから教えてもらった鉄板味付けです。

こちらはオカヒジキ。1ヶ月ぐらいとっていますが、そろそろ枯れてきたのでもう少しで終わりかな。茎から柔らかめの穂先を切り落とすのが手間なのです。畑から帰ってきてやる仕事は、まずこのオカヒジキの処理。そしてインゲンの筋を取る仕込み。そしてこの2つと枝豆を茹でるという作業があるので、帰宅後は1時間ぐらいはのんびりは出来ません

まあ、我が家の野菜は私にかかっているので仕方ありません。

カボチャも大きくなってきました

キュウリも1週間前ぐらいから穫れているのですが、1ヶ月ぐらいで枯れ上がってしまうので、次の作も植え付けました。インゲンも2作目が育ってきています。切れないようにするためには、もう1回、つまり3作目を準備する必要があります。

暑い夏、ゴーヤも穫れ始め、明日ぐらいからはオクラも採れ始める予定。あと1週間ぐらいでカボチャ祭りが始まります。夏は暑いが食い物に困らない季節でもあります

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mottainaiけど、ほどほどに

2023年07月12日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」の手紙です

 暑いですね~ 今日は最高気温が36℃あるそうです

 今年の梅雨は曇天でも最高気温が30℃超えしていたので、「いったいどうなっているんだ」と思っていましたが、やっぱり晴れたらこんなに高い気温になってしまうんですね~

 それにしても暑いのは本当に大変です。人間の身体には調節機能があるとは言え、やはり限度があります。曇天の中で31~32℃は草取りなどをしても汗が噴き出るだけで、気持ち悪くなるなんてことはありませんでした。

 ただ、33℃を超えて日射を浴びながらの畑仕事はちょっと力仕事をするだけで息が切れ、無理しすぎると身体にダメージが残ってしまいます。なので、日中やらないといけない仕事があれば、ぼちぼちでササっと終わらす事が肝心です。

 また、ハウス仕事の農家さんにとっては40℃超えの中での仕事になる事もあります。夏野菜を家庭菜園で作る時は露地物が当たり前ですが、プロ農家にとってはハウスが基本です。ハウスの上に遮光ネットをかぶせて日射を防ぎ、ハウスの裾を開けて風通しを良くしながらの仕事です。なのでみなさん、汗かき仕事は朝や夕方、日中しなければいけない仕事は収穫などコツコツ手を動かすだけで良い仕事が多いです。

 私の場合は全て露地で作っているので、収穫物が沢山あると、「全部穫りきろう」と暑い中でも頑張ってしまいます。すると身体にダメージが溜まってしまいます。

 今は収穫物としてはキュウリ、ミニトマト、ピーマン、オカヒジキ、インゲン、枝豆、青シソ、ゴーヤなど盛りに入っています。それをきちんと全部穫ろうとすると結構な時間がかかるのです。特に枝豆は膨らんだ鞘を1つ1つ、インゲンも長く生育したものだけを選別するので、結構手間なんです。収穫以外にスイカの整枝、ミニトマトの芽かきや誘引、そして草取りもあるので、ちゃんとやろうとするとあっという間に時間が過ぎ、いつのまにかプチ熱中症になってしまいます

 そういうことを毎年繰り返してきたので、最近では「もったいないけど、全部やろうとするのは止めよう」と思うようになりました。なので、本当に暑くて身体が参ってしまいそうな場合は、収穫出来る物もあえて穫らないで放置して仕事を終わらす、という事を心がけるようになりました。

 「mottainai」という言葉を世界に発信してくれたのは、環境分野でノーベル平和賞を受賞したケニアのマータイさんでしたね。ケチケチする、貧乏くさいと言うのでは無く、mottainai、あるいは最近ではSDG'sやエシカル消費という言葉を使うと、良い事をやっているという肯定感が上がります。日本人の昔からの心、「物にも魂が宿る」という思想で、新しい物を次から次に使い捨て消費するのではなく、丁寧に最後まで使い切る、というのは美しい生き方ですよね。

 そういえば、うちのTVがついに壊れました。うちは未だにブラウン管TVなのですが、チューナーが壊れてしまったのです。ブラウン管を使っていた理由は、地デジ導入の際に家族から反対論が噴出したこと、そして今まで壊れなかったからです。「壊れたら買い換えよう」と言っていたのですが、実際はTV自体は壊れず、外付けチューナーの2代目が壊れたのです。昔の日本の家電製品は長く壊れないのが技術でしたが、今は7年ぐらいでちょうど壊れるようにするのも技術だそうですよ。

 またチューナーを買えばTVは使えるのですが、テロップの端が映らず見れないなど不都合もあるので買い換えようと思います。mottainaiという心は日本人が今後も伝えて行くべきだと思いますが、まあ、夏野菜と同じでほどほどでも良いかな、と思っております

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