半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

あぁ,スイカが。。。

2020年07月30日 | 農的体験・生活

今年は暑くなりそうと感じ、数年ぶりに小玉スイカを種から蒔いて苗を作り、畑に植えました。

スイカっていくらあっても暑い夏には食べられるんですよね~

 

数年前、小玉スイカを作って、それから止めてしまったのは、ハクビシンか何かに食べられちゃったから

どうやっても私の畑はトウモロコシとスイカはやられちゃうので、「こりゃだめだ」と思って作るのを止めていたんです。

ただ、農家さんから「コンテナかぶせておけば大丈夫よ」と教えてもらったので、今年、再チャレンジしたのでした

獣というのは人間よりもよくわかっていて、トウモロコシでもスイカでも、何でも「一番美味しい時」を狙って食べに来ます。

だから、人間が身の入りを見て「あと1~2日で収穫時だな」と思っていると、その日の夜にやられる、というのが日常茶飯事なのです

ということで、一番美味しい時期を迎える前にガードをしなくてはいけません。

で、大体の開花日から逆算して、あと1週間ぐらいで「食べ頃」を迎えようとしていたので、「そろそろコンテナかぶせてガードしよう」と思ってました。


そしたら、たまたま、昨日、畑に通りかかった農家さんが「キジは熟さなくてもスイカ食っちゃうぞ」と教えてくれました。

害獣というのは一番美味しい時を狙うのが定説なので「本当ですか?」と聞いたのですが、「キジはキュウリも食うからな」とのこと。

なるほど、言われてみれば確かにキュウリが何者かに食べられているのは発見していて「ハクビシンかカラスって、キュウリ食うのかな?」と思っていましたが、なんとキジだったとは

その農家さんと立ち話をした後、ふと小玉スイカを見ていたら、なんと2玉ががっつりやられていました

2日前はなんともなかったのに

「こりゃ、すぐにでもコンテナかぶせなくちゃ」と思ったのですが、ドタバタしていてちょっと時間が無くて「明日こそかぶせよう」と思って帰宅したのでした。

そして、今日、ガードしようとコンテナかぶせに行ったら・・・。

なんと、さらに3玉やられていました

合計5玉。。。実がなった内のほぼ半分です。

さらに1玉は外皮だけだたったので、持ち帰って包丁を入れてみたらまだまだ白くてほんのりピンクなぐらい。

あと1週間は必要な感じでしたが、仕方ない。

食べてみたら結構甘くて美味しかった

っていうか、キュウリを食うぐらいなら確かにこのぐらい甘ければキジにとっても美味しいんだろうな~。

あぁ~

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のんびりゆったり「食と命の教室」

2020年07月25日 | 農的体験・生活

私にとっては今年の前半戦、最後のイベントの「食と命の教室」。

あいにくの雨でしたが、天気予報では曇天の中の最高位気温32℃だったので、雨が降ってそこまで気温が上がらずよかったです

午前中、みんなでぺちゃくちゃおしゃべりしながら、雨の合間を縫って田んぼの草取りでキャーキャー

普通は稲が穂を出て入れない時期ですが、遅く植えたところなのでまだ入っても大丈夫、ということで、草取りしました。

先月も田んぼをやりましたが、みなさん、溜め込んだ電磁波をアースして「気持ちよい~」と楽しんでいました

今月も草をとってがんばっていましたが、やっぱり田んぼは良いですね~。

大人も子どものように泥んこに月に1度はなって、溜め込んだ電磁波をアースするべきだと思います

田んぼの後は、いつものお昼。

お母さんの美味しいお昼ご飯を食べ、一休み。

そして、午後はミニトマトの収穫ということで、30分ほど、みんなでミニトマトを取りました

大玉トマトはハサミを使ってとるのですが、ミニトマトは茎を残すように指で上向きにクイっと持ち上げると取れる、ということを聞いて、みんな「へ~」っとなっていました。

そして、みんなでかごをもってたっぷり収穫。

「たまに食べて良いぞ」という高柳さんの言葉に、みなさん「もちろん、頂きま~す

 

みんなで2月に種を蒔いたミニトマト。

各自、ご自宅のプランターで育てていますが、やはりプロの高柳さんの畑のものは木が太く、背丈も高く、実の玉の大きさも全然違うのでびっくりしていました

ミニトマトの収穫後、みんなでシェアしましたが、みなさん遠慮無く袋に満帆に入れて、高柳さんも「みなさんの欲の皮がどのぐらいかわかるね(笑)」と言ってみんなで笑っていました

 

そしてミニトマトが終わったら、今日の締めで、お部屋でお話タイム。

高柳さんが「スイカを買ってあるから持ってくるぞ」と言って、大玉スイカをもってきて、1玉をみんなでぱくぱく食べました。

10人で食べると食べれちゃうものですね

適度な運動とお腹いっぱいで、みんなでほのぼの&幸せな時間

そして、1人ずつ今日のこと、あるいは最近のことをお話ししてもらいました。

毎年、この教室に来る方は食べ物の問題や環境問題など、「普段の生活では話せないこと」をここでは楽しく真面目に話せることが嬉しいと言います。

今年も同様の事をおっしゃる方が多く、また、「ここに来る人はみんな良い人ばかり」、とも言います。ここに来るとみんな自分の仮面をとって素の良い部分が表せるのでしょう

そして特に今年はコロナ問題が大変ですが、今のメディアの報道の雰囲気の中で、なかなか言えない本音をここでは話せるのも良いようです。

コロナに関する政府の対応、メディアの放映内容などが偏っていることについて、それぞれ思うことがあるのですが、大勢と違った意見を公にするのはなかなか難しいのが今の日本です。

これは農薬を使っている農業が本来では無い、という事を言うと、未だに「へ~、なんかこだわっているんだね~」みたいに未だにちょっと変な人に見られてしまうことにつながりますよね。

しかし、この教室では高柳さんという大黒柱が居る中では、みんなちゃんと言いたい事を言える、その安心感が良いのでしょうね。

また、高柳さんが「ポテトサラダ論争があったよね」と言いました。

私は知らなかったのですが、スーパーでポテトサラダを買った女性に、おじさんが「ポテトサラダぐらい作れよ」と言ったそうなのです。

そんなことを平気で言うおじさんも問題なのでしょうが、そんなことがニュースになってかけめぐる日本のメディアも問題だな~と思うのです。

高柳さんも、なんでそんな話をしたかというと、「中食産業というのは、効率が良いとか賢い主婦とか言って進めていますが、家から台所を取り上げてしまおう、それが自分たちの儲けにつながる、という発想なんです。電子レンジでチンもそうです」といった、話をしたかったから。

そして「料理を手抜きして楽できる、というかもしれませんが、一番の問題は、家の中での自分の務めを果たそうという考えがないことの方が問題だと思います」とも話していました。

私も「その通り」と思いました。

私の世代は男女平等というか、男女格差を感じない世代です。

新入社員の頃も、会社がそういった雰囲気でしたが、自分でペットボトルのお茶を買うのが当たり前で、女性の事務の方に入れてもらう、なんてことは全く文化としてありませんでした。

ところが、農村に来てからは「男がお茶なんて入れるもんじゃないんだよ」と70歳を超した女性の農家さんにしかられたのでびっくりしました。

これこそ「カルチャーギャップ」なのですが、これは「ジェネレーションギャップ」でもあると思います。

前も書いたことがありますが、その女性の農家さんは「男には男の仕事がある。女には女の仕事がある。力仕事は男にかなうわけない。また村の行事とかもある。それぞれやるべき事をやれば良いんだ」と言われて、本当に「そんな考えがあるのか」とびっくりしました。

でも、それが昔の日本の文化だったと思うのです。

今は男女平等という名のもと、家事も男女平等です。

仕事も男女平等といいますが、本当にそうかというと、結局は違うと思うのです。

男性には男性の、女性には女性の感性やチーム作りの違い、リーダーシップの発揮の仕方がやっぱり違うと思うのです。

そして、家のこともそう。

家事といわれるものを「これは私の仕事だ」といった自負をもっている人が、家に1人いるかいないか、というのは家が安定するかしないか、大きな差になるものなんだ、と農家さん達と一緒に過ごしてきて思うようになりました。

今年、天に還られた東城先生も「台所は家庭の薬局」「家族の健康を思って心を込めて作るお母さん家庭のお天道様」という言葉を残しています。

これは、今の人からすれば「女性を差別して家に閉じ込める昔の発想じゃないか」と毛嫌いされるかもしれません。

しかし、農村の農家さん達と交流を続けるにつけ「あぁ~、それぞれがそれぞれの務めを認識して、自負を持って家の仕事を役割分担出来ていた昔の家庭は、それはそれで素晴らしいな」と思ったのです。

農家というのは農業を家族でやりますが、合間をぬって食事・洗濯などをしているお母さん方には、男は頭が結局は上がらないのです。

そしていつもはお父さんに従っているお母さんも、いざとなったらお母さんの方が強いのです。

高柳さんからすれば、中食を買ってきて電子レンジでチンする人は「家族にきちんとした食事を作る、という務めを果たしていない人だ」となるわけですが、高柳さんの奥さんは「嫁に来るとき、何があっても戻らない、という覚悟を決めてきた」と言っていました。

調理師免許も持っていて、栄養バランスも考えて、かつレシピなどなく、買い出しもせず、あくまで今日手に入る野菜で何を作るか、というのを考えて、「男子厨房に入らず」といって、全く台所に入らない高柳さんに対して、言うときは意見を言いつつ、ご飯については毎回、「これは私の務め」という自負をもって作ってこられた。

それぞれの仕事に「自負」を持っている、そんなお父さん、お母さんは私は「立派」だと思います。

今は、文句を言いながら仕事をしている大人が多いと思います。

そんな下で育った子どもは、家事だろうが会社の仕事だろうが、「仕事」に対して「責任」とか「務め」という感覚を持たないで育っちゃうんでしょうね。

話が思いっきり脱線してしまいましたが、いつでも自論を展開し、世の中に迎合せず、自分の中で「これが正しいはず」ということを言動一致で体現してきた高柳さん。

そんな高柳さんがと居合わせることが出来ると、みんな自分の本音を出せるので、幸せな気分になれるのでしょうね

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釣りの1日

2020年07月23日 | 素敵な家族・子供との時間

世の中は4連休らしく、go toキャンペーンが二転三転して大変そうですね

我が家はというと、例年、千葉の海に出かけるのですが、今年は7月頭に予約をしようとしたら宿がすべて予約完売

びっくりしてしまったのですが、コロナ明けでみんな一斉に出かけるようになったのだろうな~、と思っていました。

そうしたら、今度は「海水浴場はすべて閉鎖」みたいなニュースが飛び込んできて、「なんじゃそりゃ」とびっくりしたのですが、そのニュースの後でも宿はどこも空いておらず、「海水浴は出来なくても、海辺に行きたい人は多いんだろな~」と、今年の海は諦めていました。

ただ、今年3月頭、コロナ休みが始まった頃に、釣りのベテラン家族に我が家は初めて磯釣りに釣れていってもらっていて、子ども同士が「次も行こう」とずっと約束していたのですが、念願かなって、2回目の釣りにつれていってもらいました

go toキャンペーンは東京の方は控えるようになっていたと思うのですが、結局、宿は相変わらず全部埋まっていて、我が家は近場でも空いていたら泊まっても良いかも、と思っていたのですが、空いていなかったので、日帰りで行ってきました

前回は数匹しか連れなかったのですが、前日が大潮でその翌日の中潮の日だということで、岸壁から魚群が見えるほど魚がいっぱい泳いでいました

ほぼ素人なので良くわかっていないのですが、岸壁近くは小魚が多いそうで、とれたのは小鯖がほとんど。

上手い人は、釣ったイワシや小鯖を生きたままエサにして、大物を狙う、なんてことをやっていて、実際、横の人は大きなボラを引っかけたのですが、最後に網ですくうところで逃げられていました。残念~。

また、お友達家族はカニ網というのをもって来ていて、ワタリガニの一種のガザミというカニもゲットしていました。

我が家は小鯖10匹、イワシ1匹、メジナ1匹、ハゼ2匹の合計14匹+ガザミ2挽きをゲットしました

やっぱり釣れると楽しいですね~

この右の黒いのがメジナですね。スズキの仲間らしいです。

小鯖の間にいる小さいのがイワシ。小さい

これはガザミというカニですね。茹でたら真っ赤で出汁が出ていて、身も小さいながら美味しかったです

サビキで釣ったのがほとんどですが、これはイソメで釣った私のハゼ。

ビビっと竿が震える感覚を初めて知りました

そして、帰ってきてから私は昨日から塩抜きしていたラッキョウをやったのですが、魚の調理は勝の息子が1人で頑張ってくれました。

しかし、びっくりしたのが、その技

まず、下処理で塩とお酢でぬめりをとったり、3枚におろしたりと、まあ小さな魚を良くさばけるな~と思ってびっくりしました。

一番びっくりしたのが、内臓の取り方

まず、頭は切り落とさず半分切り込みを入れてから引っ張ると内臓がくっついてくること。

また肛門近くのトゲをひっぱるとお腹が裂けて、あとは指でお腹を裂いて内臓を取り出すこと。

この2つを、特に何かをみたわけではなく、やりながら発見してしまったのです

「まな板を汚したくないから、まな板の端で頭を切っていたら内臓がくっついてきたから」ということで、1番目の技を発見。

そして「肛門から汚いのが出ていたから、ここから内臓も出てくるんじゃ無い?とおもってトゲをひっぱっていたら」ということで2つめの技を発見。

観察&トライで何でも出来てしまうんですね~。

この姿を見ていて、私が子どもの頃、母がイワシのお腹に切れ込みを入れて、あとは指を突っ込んで内臓をとっていて、私も子どもながらに手伝って「気持ち悪っ」となっていたのを思い出しました。

しかし、その技を自分で発見しちゃうなんて

普通だったらお腹は包丁で裂くのが普通なのにね~。

子どもって凄いですよね~。

本物の料理人みたいでした

3枚におろしていたのは大変そうだったので、「あじフライみたいに開いちゃえば?」とアドバイスしたら、「おっ、それいいね」って言って、それもささっと出来るようになる。

ほんと、この子は我が子ながら天才だと思います

そして片栗粉で揚げて竜田揚げを作ってくれました

本当、自分で釣ったものを調理すること自体が楽しいのでしょうけど、親としても我が子が釣って料理してくれたものを食べれるなんて、幸せですな~

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田んぼや畑、地域がある生活

2020年07月19日 | 農的体験・生活

(土)(日)は「田んぼと畑の耕育教室」。

コロナで始まった今シーズンでしたが、田んぼで遊べる最後の月がこれで終わり。

8月は猛暑が続いているので一昨年からお休み月にしたので、次回は稲刈りです。

ということで、緑茂る田んぼでドロドロになれるシーズンはこれが最後です

7月はここ数年は30℃を超える猛暑続きでした

ただ、今年は、まあ未だに梅雨が明けず、個人的にはヘロヘロにならないので良いのですが、全体としては作物は育たないし、イベントの開催は見通しが立たないし、駐車場はぐちゃぐちゃになるし、まあ大変なことだらけです

それでも雨は慣れっこになってしまった今日この頃。

雨だろうが「天気予報は外れる」という体験のもと、開催すると、まあなんだかんだいって雨が降らなかったり小雨で出来ちゃうのがこの教室です

今月の目玉は「メダカすくい」

小川で捕まえてきたメダカ、それに似たカダヤシ、フナ、ドジョウの赤ちゃんを金魚すくいのポイですくうというもの。

子どもも大人もこういったの、大好きなんですよね~

金魚すくいの屋台のポイは破れやすいのですが、私が買ってくるのは破れにくいやつなので、小さい子はやぶいちゃいますが、小学校中学年ぐらいだと破けずいくらでもすくえます。

だから1家族30匹ぐらい捕まえられるので、楽しいんですよ~

ただ、その後、雨が止まず、時間つぶしにコンテナを積み上げてレゴのように遊びました。

これが毎回、大好評なんですよ

ということで、土曜日は午後に田んぼに入りましたが、日曜日は天気予報が良い方に外れ、雨が降らなかったので、メダカすくい後にそのまま田んぼに行くことが出来ました。

田んぼに行く途中にある自動販売機には、「カエルのミイラ」がいます。

夜の電気に誘われて入ってしまうらしいのですが、まあ、珍百景ですよね

今月はさらに増えていました

そして田んぼですが、お隣の田んぼは花が満開でした

ところが、私たちの田んぼは、いつもなら花が咲くのですが今年は咲いておりません

植える時期が遅かった&長梅雨のせいですね~。

それでも泥んこの足を踏み入れると、「気持ちー

みんなでデトックスをしながら、草をとったり田んぼの中をお散歩したり、幸せな時間を過ごしました

これでドロドロ田んぼシーズンは終わり。第1クール終了という感じです。

9月からは稲刈り、10月はサツマイモや丹波黒大豆の枝豆の収穫、11月は蕎麦打ち、12月は餅つき、1月は味噌作り、といったように、田んぼ中心から収穫や食べ物作りのシーズンに入ります。

まあ、それにしてもコロナで始まった今年は最初の1回目はどうしようか暗中模索でしたが、結局、例年と変わらないな~というのが結論です。

そして9年間積み上げてきましたが、やっぱり子どもは可愛い

どの子どもも可愛く、また親御さんがこういったところに連れてくる時点で、自然体験を味わせたい、という意欲がある親御さんなので、やっぱりどの家族もすてきです。

ただ、今年はコロナで巣ごもりしている人が多く、都会の人は未だにスーパーに子どもを連れて行くと白い目で見られるので、子どもは家に置いてお母さん1人で買い物、というのもあるみたいです。

子どもとキャッキャ出来る親御さん、スマフォをいじっている親御さん、子ども大好きなパパの横で田んぼに入らずお友達とペチャクチャしゃべっているママさんなど、まあ、色々いますが、自然の力は偉大で、大人も子どもも思いっきり解放されることには間違いありません。

新しい生活様式と叫ばれていますが、それは『懐かしい未来』のように、

「スペースは疎」だけど「人間関係は密」

で、みんなで子どもを育て、みんなで暮らしていく農村の生活洋式、もっと言えば、ちょっと前の日本の生活様式が、本来の「新しく懐かしい生活様式」なのではないか、と思います
 

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環境にかける負荷を減らす「新しい生活様式」を

2020年07月14日 | 自分の時間

いや~、長梅雨が続いていますね~

土砂降りが少ないのですが、パラパラがずっと続いています。

個人的な意見では、6月前半の30℃超えを考えると、この雨がなければ7月で35℃ぐらいいっていたんじゃないかと思っており、猛暑よりは良いんじゃないか、と思っています


ただ、野菜を出荷物として作っている農家さん達にとってはたまりません

今年はジャガイモを始め多くの野菜が不作で高騰しているそうです。

ナスなど路地の鳴り物は成育が悪く、さらに大風で木ごと避けたりと、まあ台風のような大風がこの時期に吹いています。

ナスはもちろん、モロヘイヤなど暑さが無いと育たない野菜は沢山あります。

また、ジャガイモなど高騰が続いているそうですが、先日お邪魔したスイカ農家曰く「暑くないとスイカの注文が増えない」そうで相場は低空飛行だそうです

何事も度を過ぎるとダメですよね。

乾燥が続けば水蒸気となって空中に水分がたまり雨が降り、雨が続けば今度は晴れが続く。

そういった当たり前のバランスが地球全体で崩れてしまっているので、もう局所的に豪雨や干ばつなどが起きてしまう、アンバランスな世界になってしまいました。

 

ちょっと話が飛びますが、有機農業は「無農薬で安心安全」と思っている消費者が一般的です。

しかし、最近始めた若手はともかく、30年以上前に有機農業を始めた70歳前後の農家さん達は、「環境保全型農業」として有機農業を始めた方がほとんどです。

具体的には、「このまま化学物質を使い続ければ、環境に毒物をばら撒いていることと同じで、生態系を崩し、ゆくゆくは人間にも還ってくる。子孫にそういった世界を残す訳にはいかない」というのが理由です。

1960年代にレイチェル・カーソンが「沈黙の春」という本で、戦争で使われていた「枯れ葉剤」、ベトナム戦争などでジャングルの上に撒くことで緑を枯らし、ゲリラ兵などが隠れられないようにした化学合成物質が、戦後「除草剤」として世界中に広がりました。

日本では、GHQがノミ・シラミだらけの日本人の頭の上から振りかけた白い粉が、この1つです。

これを「平和利用」と呼び、化学兵器の1つが平和利用されるという名目で、世界中に広がりました。

しかし、海洋学者のレイチェル・カーソンが、人間にはすぐに影響が出ないほどの毒性の農薬が、川に溶け出し藻に蓄積し、その藻を食べた虫が死に、魚が死に、それらを捕食する鳥が死んでいく事態に警鐘を鳴らしました。

「生物濃縮」といって、食物連鎖の中で最初は濃度が薄かったのが、生物内に蓄積され、それを食べる捕食者はさらに毒性があがり、最後は数千~1万倍と、毒性が濃縮されていく現象です。

地球で最終捕食者の人間にもこういったことが起きる、と、世界的にレイチェルが警鐘をならし、アメリカでは国会でも取り上げられるほど大論争が起き、世界中に有機農業運動が広がリました。

「運動」というのは、「選挙に投票しよう」といった選挙運動や、「河川を汚す化学合成洗剤を使わず石けんを使おう」といった石けん運動などと同じで、同志が集まり1つの活動を通じて世間に訴えていく活動です。

日本では高度経済成長によって、工業排水が河川に流れ、水俣病が起きたり、工場排煙の毒で四日市ぜんそくなどがあります。

そういった問題に対して、「農家も環境を化学物質で汚染する農業をしていて良いのか?」という有志が立ち上がり、化学合成物質を環境にばら撒かない農業を目指す「有機農業研究会」が1971年に設立されました。

今からなんと50年ほど前の話です。

 

最近の災害続きで、ようやく消費者の私たちも環境がおかしくなっていることに気づき始めました。

自然環境の中で仕事をしていた農家さん達は何十年も前から始めた「環境保全運動」の一環としての有機農業をしてきたわけですが、一般消費者も「使い捨てのこんな生活をしていて良いのか?」と気にする人が増えてきました。

コロナの「新しい生活様式」というのは、3密を避けるリモート中心の生活ということでしょうが、環境に負荷をかけない生活スタイル、本当の意味での「新しい生活様式」へシフトする人が広がる事を期待しています。

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野菜が絶好調♪

2020年07月13日 | 農的体験・生活

今年は野菜が絶好調です

野菜が絶好調なのは理由があります。

1つは適度な雨が降り続いていること。

5月は通常は干ばつ気味で、パサパサになりますが、今年はそういった日は1~2日しかなかったほど、適度に雨が降っています。

野菜は地中の栄養素と水分とお日様の光を使って体を作ります。

つまり、水も肥料の1つ、という考えが大事で、私は水を撒く設備がないので、枝豆などは上手く出来なかったのです。

ところが今年は大事な生育期間、そして花が咲いた時にも雨があったのです

 

もう1つ、お日様が照らないと光合成が出来ません。

いくら肥料があっても、光合成が出来ないと逆に被害が出るのが栽培の難しいところ。

ところが、今年は土がとてもフカフカで、今まで植物で植物の残骸や籾殻やら色々入れて発酵がすすんだのか、春先にふかふかで、そういう時は、植物繊維が溶け出した「炭水化物堆肥」のようなものが地中にあるので、これが光合成の多少の替わりとなって、悪天候でも植物が育つのです

 

特にウリ科が絶好調

実は、白ハグラ瓜は葉は茂ったのですが、実がほとんどなっていません

他の瓜より成育が早く苗を植えた時期も早かったせいか、ちょっとタイミングが悪かったのかもしれません。

ただ、他の瓜は凄いですよ

まず、今年は暑くなる、とおもって久々に作った小玉スイカ。

苗作りが失敗したので、どうかな~、と思っていましたが、ギリギリセーフだったようで、急激に成育をし、ようやく受粉して実をつけました

これが雌花ですね。

受粉して花びらが落ちた後でこんな感じですが、わずか3センチほど、かわいい

例年、豊作のカボチャは、今年も元気に育っています

そして今年の夏は暑くなりそう、と思い、滅多につくらないキュウリも作っています。

気づくと、もう出来ていました

ただ、キュウリはどうしても1日で大きくなっちゃうので、毎日行けないと、大小さまざまなものになってしまうのです。

小さい内にとらないと、2日経っていくとでかくなっちゃう、という感じなので、ベランダとかで作った方が本当は良いんですよね~

こちらはゴーヤの赤ちゃん。本当は暑い中で育つのですが、今年は晴れません。

ただ、土が良いのでしょう、順調に育っています。あと2~3日で収穫ですね

 

瓜類はこんなもんですが、他にはミニトマトが、これまた過去に無いほど絶好調で、もう背丈を超えるまできました

実なりもこんなすごい

普通、1m50センチを超えるあたりで肥料切れしてきて、幹も細くなるんですが、今年は理想的

ミニトマトの理想とは、

・幹が親指の太さ以上

・その幹の太さが下から上まで同じ太さで成育している

・枝がほぼ直角に出ている

・葉っぱが水平、あるいはちょっと上向きぐらいになっている(下向きは窒素過多と言われています)

・実なりが良い

これが見事に実現できているのです

これは、奇跡的な、といって良いほど最高の具合なので、これ以上なのはもう出来ないですし、たぶん、偶然が重なって、なので、来年はこういったのは出来ません

あと、赤しそも大変な勢いです。

毎年、こぼれ種で広がる赤しそ。今年は抜群な成育でアスパラが隠れちゃいました

他にもインゲンは、いつもは育たないのですが、そこそこ育っています

枝豆も日照りでパサパサになり、そこにカメムシがついてどうにもならなくなるのが、今年はカメムシもつかず、あらまあ、よくぞこんなにきれいに育つ物、というぐらいです

サツマイモは例年通り、普通に良く茂っています。

空心菜も日が照らないのですが、ようやくここまで育ってきました

あと2週間ぐらいで出荷開始ですね。

そんなこんなで、土作りが出来ている&水がたっぷりある、で、今年は過去に無いぐらいの成育ぶりです

こんなことはもう無いでしょうが、とにかく、有り難いな~、嬉しいな~と思う畑さんです

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NHK 奇跡のレッスン 「書道編 書は身体がつくる/書くことは 人生と向き合うこと」

2020年07月12日 | 自分の時間

2月に録画した「奇跡のレッスン 書道編」を観ました。

いや~、すごかった

久々にみましたが、やっぱり奇跡のレッスンは良いですね~。

コーチは中国人の書家、熊峰(ユウホウ)さんという方で、中国で早くから天才と呼ばれていたそうですが、日本の有名な書家に感動して、わざわざ日本に学生留学し、中国と日本の両方の書の道に通じた、希有な存在だそうです。

そして、学校は広島県熊野町の中学校。

ここは「筆の町」として筆の生産が盛んで、子ども達の多くが書道教室に通い、中学校にも書道部があるのです。

いつもはスポーツなのですが、書道もおんなじだな~と思ったのが、まず、「基本を抑えること」「ウォーミングアップをする事」、そして、「思いをのせる事」。

心を開かせる、というのは、どんなコーチもそうなのですが、緊張しているのももちろん、日本の教育は、まずは「型」を覚えさせるのが基本です。

これはサッカーだろうと書道だろうと、そうなので、書道だとお手本をみながら何回も書きます。

なかには27枚ぐらい、同じ文字を書いている子がいて、それに熊先生もびっくり

そして、「お手本を見ながら何回も書く」のではなく、まず、「お手本を書くところ」を子ども達に見せる。

そして、お手本を見て書いたその子の書に朱入れをする際に、目の前で入れてあげて、どこが違うか、もっと言うと「書には美の法律がある」、ということを教えるのです。

私は書道はちんぷんかんぷんなのですが、子ども達からすると「先生が目の前でお手本を書いてくれるのは初めてみた」そうで、お手本の書き方、つまり、はらいがどういった力加減や力の入れ方で書けば良いのか、ライブで見れる、というのは珍しい経験だそうなのです。

顧問をしている部活動の先生は「お手本は1人で書く物で、子ども達の前で書くという発想はなかった」と。

そして、子ども達に朱入れをした後、それを横に置いて、また書いてもらったら、「自分で朱入れ」をしてもらうのです。

これって、実は「画期的」なことじゃないでしょうか?

テストなら自分で○付けを出来ますが、スポーツや書道は、「ダメ出し」をするのが日本では普通だと思います。

ところが、トップアスリートであれば、サッカーでも陸上でもそうですが、自分の動きやフォームをビデオ撮影し、それを見ながらどこが修正点か、コーチと議論するわけですよね?

要するに、自分で納得して、頭でイメージをして、それを体でも追いつかせようとするわけです。

熊先生の書道の教え方も同じで、自分で書いた物に、自分で朱入れをすることで、どこが自分の癖なのか、ついつい「美の法律」から外れてしまうところなのか、考えながら修正出来るのです。

そして、「ウォーミングアップ」もそうで、熊先生は、子ども達に立ってもらって、手で○や払いなどの動きをさせるのです。

こんなの書道教室で見たことないですよ

それで「○」や「とめ」や「払い」のイメージを体でしてもらって、その後、今度は筆をもってもらって、紙にまた「○」「とめ」「払い」の模様を5分ぐらい描いてもらうのです。

熊先生はこう言います。

「子ども達はすぐにお手本をみながら書き始めますよね?中には27枚も書いてしまう子もいる。でも、筆の力加減、先っちょではどのぐらいの力加減が良いのか、太く書くにはどのぐらいの力加減が良いのか、はらいの時は、など、自分のイメージと手が同じように動くように、まずは慣らす事が大事なのです。私も書を書くときは必ず5分ぐらいこのウォーミングアップをやっているのです」

なるほどね~。

1日目は、お手本を目の前で書いてもらい、それを見ながら書いた自分の文字に朱入れを目の前でしてもらい、それを見ながら書いたものに自分で朱入れをする。

そして2日目の最初に、体を動かしウォーミングアップをし、筆でもウォーミングアップをし、それから実際に書き始める。

すると、子ども達自身もびっくりするような、そして見ている素人の私もびっくりするようなぐらい「上手くなっている」のです

これはテクニック論ではなく、本質を抑えた基本の学び方、逆に言えば教え方が違いなのでしょうね~

 

一流のコーチというのは、子どもを教える時に「どのぐらい伸びるか」を楽しみにして教えられます。

力が無いコーチは一生懸命教えて、伸びないところを子どものせいにします。

これは圧倒的な力量の差がある証拠です。

 

力量があるコーチは、子ども達の可能性を信じ、また信じられるほどの経験と教え方を開発していて、伸びるまで「待つ」事が出来ます。

まるで子育てと同じですよね

 

子ども達も自分の成長っぷりにびっくり

 

そして、次は、子ども達に「好きな文字」を決めさせて、それに思いを乗せて書かせる。

先生は、「書体の差」ということで、同じ文字を10種類ぐらいの違う書体で書くことで、「伝えたい思いによって書体を選ばせる」という事もさせます。

そして、これも初日のように朱入れをしてあげることで、例えば書道に自信を無くしていた子もびっくりするように上手くなり、親御さんも「これ、先生が書いたんじゃないの」とびっくりするぐらい、上手な書ができあがったのです。

ここまではテクニックというか、教え方なのかもしれませんが、その後の熊先生が「さらに凄いな~」というところが、生徒達の心に入っていく書をさせたことでした。

実は広島県熊野町は一昨年の大豪雨で大変な被害を受けたところの1つで、実際に、この中学校でも2人が亡くなっているそうです。

被災地を訪れ、手をあわせた後、先生が「子ども達には表面には出していないマグマのような思いが色々眠っているはず」と。テーマにしたのがこの被災のこと。

詳細は割愛しますが、被害を受けた地域だからこそ、1人1人の中に眠っている思いを文字に表す、という場を最後に設けます。

そして、みんなに自分で選んだ言葉、書体を、親御さんも集まるみんなの場で1人1人書かせます。

中には、テレビを見ている私も涙する文字を書いた子も。

私、書道を見て涙を流したのは人生で初めてでした

そして、最後に先生が力強く書き足した文字が「書は力」という文字。

しびれました

 

ナレーションで入った熊先生の言葉も良いんです。

「人は、自分の中にある誰かに伝えたいという強い思いがあって、それを外に出して伝えるために書を作った」と。

あ~、やっぱり一流の人は、単なるアウトプットや結果を求めているだけでなく、自分の道に「命」をかけている。「信念」がある。

そして、それは大人であろうと子どもであろうと、強い思いとして伝わるんだな~、と。

何のために書があるのか?それを伝えられる、伝えたい、そういった思いがあって、世界各国に書を伝えるべく飛び回っている熊先生だからこそ、こういった事が伝えられるんだろうな~と。

いや~、やっぱり一流のコーチはしびれます。

 

何十パターンの「奇跡のレッスン」がこの番組を通じて日本の子ども達に施されましたが、本当にこの番組の対象校になった学校の生徒達は、幸せ者です。

きっと、何人かは大人になったときに一流の人になって、「あの時のレッスンがあったから今の自分がいるんです」と言っているんだろうな~

 

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雨は自然恵みであれど

2020年07月08日 | 自分の時間

今年は作物が全般的に成育が良いです

その理由は適度に雨が降っているから。

ここ数年、春は干ばつとなり5月頃は畑がパサパサになって、大風が吹くと砂嵐のように土が飛び、2m先が見えない、という状態になります。

しかし、今年は3月は気温が高く4月は寒かった、というのはあるにしろ、雨は適度に降り続け、私の記憶では砂嵐のようになった日は1~2日ぐらいしかありませんでした。


私が子どもの頃は、晴れが続けば必ず湿気が上空にたまり雨が降る、という本来の自然の摂理にもとづいて、バランスをとろうとし、雨は適度に降っていたと思います。

それが10年ぐらい前から崩れてきていました。

その1つで「春は干ばつ」というのがこの辺りの普通の状態になってしまったのです。

ところが、今年は雨が適度に降っているため、成育が良いのです

私の畑では、インゲン、枝豆などは大体が上手に出来ません。

一番大事な時期に雨が降らないからです。(畑の腐食が少ないというのもあるかも。。。)

それが今年は過去に無いほどの豊作有り難い事です

作物全体の調子が良い、ということは、当然、雑草の成育も調子が良いのです

6月はイベント尽くしで畑にかまっている時間が無かったので草がボーボー。

昨日は3時間草取りしてコンテナ10杯分ぐらい草がとれました

あと1回入ればほぼ取り終えるのですが、最初に取ったところで草がまたチマチマ顔を出してきていますので、もう1順繰り必要です。

 

まあ、とにかく適度な晴れと適度な雨は作物にとって生育環境として嬉しいものなのです。

ただ、それが度を過ぎると良くありません。昨日の九州の大雨も大災害です。

一昨年の岡山・広島大豪雨、昨年の我が千葉県の超大型台風被害、そして、昨年、グレタさんを始め、ドイツなど西欧諸国が強く訴えた「地球温暖化問題」がありますが、日本は本当にそういったことを報道しない国だな~、と嘆かわしい

 

以前も書きましたが、昨年から西欧、特にドイツでは子ども達が肉を食べるのを止めました。

地球温暖化の主たる原因の1つが肉にあるからです。

全国民の10%がベジタリアンで、女性は80%、20代は60%まで至ります。

動物保護の問題、健康問題もありますが、特に子ども達は「自分たちの未来の危機」となっている「温暖化」の主たる原因の1つが肉にあるからです。

肉を作るには、土地、水、肥料が沢山いりますし、特に牛さんはメタンガスを出すということで、植物に比べると地球温暖化効果が10倍と言われています。

そういったことを「理性的」に判断し、子ども達は「食肉を止める」と宣言し、一気に広がったのです。

10年前から農村では「こんな年は初めてだ」というぼやきが農家さんから毎年聞こえてきました。

毎年、過去に無いほどの干ばつ、長雨、高温、低温、というのが積み重なってきました。

そして、一昨年ぐらいから、一般市民、いわゆる消費社会にいる都市住民の方々にも「おかしな時代になったな」という事を実感出来る大災害が多発するようになりました。

温暖化の問題は、「局所的、突発的な気候変動」があげられます。

20年以上前、アメリカの山林に大火災、オーストラリアでは西は大干ばつなのに東は大豪雨、という事が起きていました。

そういうことが、日本でもついに起き始めました。

 

「産業革命後の気温上昇を1.5℃に抑える」

これをしないと、例えば0.5℃高い2℃になってしまうと、もう後戻り出来なく2100年には北欧しか人類は住めない、というレポートが昨年発表されました。

これを達成するために、2030年にはCO2排出量を50%削減し、2050年にはカーボンニュートラルの状態にしなくてはならない。そのためには、あと1年ちょっとの目標達成ができるかどうか次第だ。

これがヨーロッパでパニックのような状態をお越し、ベジタリアン化、学校ボイコット、企業経営者が飛行機の利用を止める、などという活動につながっていきました。

CO2を吸収していた海は飽和状態になり、温度を蓄えて海底海流の温度も上がってしまいました。

北極や南極の氷は赤外線を含めて宇宙線をある程度、宇宙へ跳ね返していましたが、それが少なくなり、鏡効果が薄れ、かつ、氷が溶ける時にでる氷塊熱も出てきました。

つまり、ここまで来てしまうと、二酸化炭素排出量を減らしても、温暖化が進んでいく環境条件が元に戻らない状態に入ってしまう、というのが、あと1年ちょっとの目標達成次第だ、という状態になってしまいました。

CO2削減目標達成のために、あと1年でどれだけ人類全体の生き方が変わるか、という瀬戸際だ、というのが昨年の西欧のトップニュースでしたが、日本ではそういった情報は全く流れていません。

日本はもともと災害大国で、これだけの大被害が多発するようになったら、自民党では無いですが「国土強靱化」と言われる災害対策がきわめて大事な国策となってきました。

昔、武田信玄が地元の甲府盆地を守るために、たしか30年かけて堤防を作り治水を行った、という逸話がありますが、そういった対策も必要です。

ただ、コロナで「新しい生活様式」と言っている「オンラインを密にならない生活様式」をやたら訴えていますが、そんなことをメディアであれほど流すなら、「災害を起こす生活様式」「地球温暖化が加速している大量消費大量破棄の世界でも希に見る、食べ物や物を大事にしない日本人の生活様式を変えるべきだ」ということに警鐘を鳴らすメディアがあっても良いと思うのです。

でも、日本はその点は本当に後進国で、昨年の小泉環境大臣の「セクシー発言」でさえ、もはやみなさんの記憶の片隅にも無いでしょう。

コロナ、大豪雨災害、といった事に対する「その場対応策」ではなく、根本的に自然から何を問いかけられているのか、考えられる大人が増えてもらいたい思います。

最近の大学生などの方がよっぽど、こういった事について真剣に考えていますよ。

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「鬼滅の刃」は面白い

2020年07月06日 | 素敵な本

鬼滅の刃、面白いですね~。

いろいろな人にちょっと話すと、やっぱり買って読んでる

いわゆる「にわか」が多いわけですが、我が家もその「にわか」です

多くの人と同じように、アニメから入って、その映像美、そしてストーリーにだんだん魅了され、子どもが全巻セットをUFOキャッチャーの特典で当ててきて、という流れで、だんだん面白くなって結局、私も6月のイベントが全部終わって一息ついたあと、全巻そろえました

 

鬼滅の刃をまだ知らない人がいるならば、私なりに面白い理由を書いてみようと思います。

まず展開が速いのです。テンポが速い。

むしろ「速すぎるんじゃないの?」というぐらいなので、最初の頃はちょっとあえていうと丁寧ではない、雑なところもあったのです。

ただ、どの漫画家も描いている内に洗練されていくので、絵も上手くなるし、ストーリーもポンポン飛ぶように進んでいくのですが、エピソードの挿入の仕方が上手くなってくるし、見せ方も面白くなってきます。

ドラゴンボールのようにフリーザ編あたりから「もう、そこまで延ばすのを止めてよ」と嫌になっちゃった人は多いと思うのですが、逆に「えっ、そんなに速く進めちゃうの?」と思うほどです。

良く言えばテンポが良い、まあ、逆を言えば肉少なく骨、幹で進めていく、というマンガです。

ストーリー重視という感じでしょうか。

コロナ休みで子ども達とアマゾンプライムでアニメを観ていた3月頃、最初の頃は「へ~、これが鬼滅の刃か」という程度で見ていたのですが、子ども達が先に見ていて「お~、これは凄いはまったかも」と言いだしたので、私も子ども達に追いつくべく次々と見ました。

主人公は鬼化された妹を何とか人間に戻そうと、鬼を倒す組織のメンバーになるべく、死ぬほど修行をして、強敵を命がけで倒しながら成長していきます。

最近のジャンプは知りませんが、昔のジャンプで言えば「友情」「努力」「勝利」という3つのキーワードが少年マンガとして掲げられていました。

私の時代はキン肉マン、北斗の拳、キャプテン翼、シティーハンター、ドラゴンボール、スラムダンク、とちたあたりですね。

私が中学生になる頃、ジャンプを卒業する頃に「ワンピース」が始まったので、私はワンピースを知らないのですが、その後は「ワンピース」が爆発的に売れました。

そんな感じで私が愛読しているのは今では「キングダム」ぐらいなのですが、久々に最初から読み始めた「鬼滅の刃」が面白いのは、大人になっても読める、泣ける、からです。

・大正時代の雰囲気を醸し出しているため、言葉使い、キャラクター、雰囲気が独特

・相手が日の光では生きていけない鬼であるため、夜っぽい、闇っぽい雰囲気も独特

・「呼吸」と「技」を合わせた「型」があり、いわゆる「必殺技」のようで男の子には格好良い・・・子どもはみんな型を覚えて物真似したり、落ちていた木を拾ってきて木刀もどきを作っています

・圧倒的な力を持つ先輩剣士が格好良く、そこに近づくため、あるいは目の前の鬼を倒すため、主人公が骨をおるような努力や根性を見せて頑張る

・かつ、その主人公がこれでもか、というほどの「善良な子」であり、嫌みが全く無く、素直に感情移入出来る、応援したくなる

・それぞれの登場人物が特徴的で、格好良い、かわいい、面白い、きれい、麗美、謎めいた、いろいろなキャラクターがそろって魅力的

・キャラクター、そして何より敵であるはずの鬼も、かつて人間だったのがどうして鬼になったのか、といったストーリーが1人1人あり、1人1人に泣けるエピソードがある

・・・あ~、いくら書いていても書き切れませんね

まあ、子どもと違って大人である私にとって泣けるポイントがいくつかあって、例えば「善逸」というキャラクターは普段はダメですぐ逃げる泣き虫&弱虫なんですが、その師匠であるじいちゃんは、善逸がいくら逃げようが何をしようが、真正面から向かい合って、決して見捨てなかった。

「1度失敗すると、あいつは駄目なやつだ、といってみんな離れていった。でもじいちゃんだけは違った」なんていうエピーソードは、「どんな子であろうと親は絶対に見捨てない」という姿と同じであり、私はもう号泣なんです

でも、子どもからすれば「そんなに泣く?」とひかれますが

あるいは、鬼になった累という子どもは、親が鬼になって人を食った子どもを殺そうとして、逆に親を殺してしまった過去があるんですが、累が最後に死ぬときに、親の事を思い出して、決して、自分を憎くて殺そうとしたんでなく、「弱い体に産んでごめんね」「お前を殺した後、私たちも一緒に逝くからね」と、謝りながら自分を殺そうとし、その後、自分たちも死のうとしていた、なんていうエピソードがあったり。

これも、もし、自分の子どもが殺人など、人様に顔向けできない事をした時、どんなことがあっても自分の子どもだけは信じるのが親だと思いますが、もし、どうしても償いきれない事があったとしたら、「お前を殺して自分も死ぬ」というのが親の覚悟だと思うのですが、そういったものを感じるわけで、これも号泣なのです

アニメシリーズ化された最後の「那谷蜘蛛山」のところが、こんな親が泣けるエピソードが沢山盛り込まれていて、私も「凄い」と大好きになってしまったのです

そんなこんなで、アニメは3月に見終わってしまったのですが、「面白いな~」となっていました。

そして、6月下旬に「全巻買い」をしました

ちなみに「特装版」と言われている20巻は、ポストカードがついているもので、予約しないと買えないという商品だったらしいのですが、他の巻と同じで「1人1巻まで」という限定はりましたが、普通に沢山売っていました

お店の人に聞いたら「発売日は品薄だったのですが、10日経つとキャンセル扱いになるので、発売日より少し経った時の方が出てくるかもしれませんね」と言っていました。

そして、ふと気づくと7月3日にこれまた「特装版」で今度はシールが沢山ついている21巻が発売ということだったので、4日前ぐらいにお店に電話して予約しようと思ったら「もう予約は受付していなんです。発売日より1週間ぐらい待ってから来て頂いた方が品薄感は無いと思うのですが」と言われました。

ただ、「まあ、無いと思うけど、一応、行ってみようか」と子どもと発売日の翌日に行ってみたら、なんと7~8冊分ぐらい売っていたのです

詳しくは知らないのですが、特装版では無い「マンガだけの普通版」は「売り切れ」と書いてあって、この「特装版」が特に巻数制限もなかったので、子どもの分を含めて2冊買い

ただ、最初は1冊買って、もう1冊買おうかどうか、と子どもと話し合っていたら、どんどん売れていっていたので、ものの10分ぐらいで残り2~3冊となっていたので、「本当にタイミングが良かったんだな~」と思いました。

ちなみに、22巻の発売日も決まっているのですが、もう「予約受付中止」なんだって。

昔のドラクエみたいだな~

ということで、この年になってマンガを集めるなんてことをするとは思いませんでしたが、最後まで楽しみです

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「古民家カフェ風楽」のお米

2020年07月04日 | 素敵な空間・イベント

成田にある「古民家カフェ風楽」。

オーガニック好きな成田市民なら誰でも知っている店主のえい子さんは、いろいろなイベントもやっていて、認知度もとても高いお店です。

ところが、昨年の大型台風で古民家が修繕不可能、もしやるとなると金額がとんでもなくなってしまう額、ということで、転居されました。

私も6月のイベントラッシュが終わり、ほっと一息で、久々、というか、新しいお引っ越し先の「風楽」に家族で行ってきました

久々にえい子さんのご飯を食べましたが、野菜自体はもちろんですが、その味付けでドレッシングなど手作りなので、それが美味しい

特に玄米ご飯を1口食べたら、「美味っ」とびっくり

ちなみに昔はミルキークイーンだったのですが、今は、なんと私が9年間一緒に子ども連れのご家族向けに行っている「田んぼと畑の耕育教室」の根本さんのお米に切り替わっているのです

いつも我が家で食べているお米ですが、玄米にするとなかなか私しか食べないのですが、えい子さんの手にかかると美味しく炊けるものですね~

ちなみに、根本さんのお米は「みんなの農村ネットワーク」で購入可能です

えい子さん1人で今は切り盛りしていて、(土)(日)の完全予約制。

「人を雇わないんですか?」と聞いたら、「コロナで来店客数も減っちゃったし、どうなるかわからないから、今は1人でやっているの」との事。

確かに、転居仕立ててですぐにコロナになりましたからね~。

ただ、お客さんは小グループですがひっきりなしにきていましたし、1人でやるのはあれが限界の量、というぐらいは対応していました。

場所は以前の風楽に比べて駐車場が狭いということもあり、これから開墾して広げるそう。

建物も離れがあったり蔵があったり、色々手をかけて楽しく出来るところが沢山あるそう。

まあ、こういった特殊な業態と特別な店主の店は、バイト中心でどこにもであるチェーン店に比べれば、やはり根強いファンもいるので強いですし、じっくりゆっくりと以前とは違ったまた賑わう店になっていくのでしょうね

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