半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

秋の畑

2015年09月30日 | 農的体験・生活
秋の畑です

種播きシーズンですが、仕事がおっついていません

なので、頑張って、大根、かぶ、ホウレン草の種だけ半分ぐらい播きました。
しかし、残りの半分と春菊、小松菜、あともう時期遅れなのですが、ニンニクの残りとラッキョウを何とか植えたいと思っている今日この頃です。

この時期は1日の遅れが収穫でいうと1週間の遅れにつながるという時期です。
さらに、霜が降りる前にある程度の大きさにしないといけないニンニクやラッキョウは時期遅れなのですが、マルチがあれば何とかなるという農家さんもいるので、何とか明日明後日には終わらせたいです

というのと同時に、当面の食べ物などを収穫しています。

夏から絶好調の空芯菜は、9月に入ると一気に虫に食われるので、人様にあげられる状態ではなくなります。
しかし、適度な雨とおてんとさまが続くので、虫が食べるのが追いつかないほどニョキニョキと新芽を出して伸びてくるので、未だに、日々、空芯菜を食べています

もう1週間ぐらいはいけるかな?


9月中旬に植えたニンニクは芽が出てきました
しかし、これは買ったニンニクの種でして、昨年、自家採取した良い玉はまだ植えておらず。。。
何とか植えたいです


こちらはシソの実。9月に入っても芽が出てこず、絶好調だった赤シソ。
どうしようもないので放置していたら、ようやく穂が出てきました。
もう花も咲き始めてしまったのですが、ちょこっととって塩漬けにしてご飯のお供にしています


これはわかりますか?
ニラの花が咲いた後の実です
ほんと、その辺にあるノビルと見た目は全く同じですね~。


ニンジンは絶好調今年の猛暑を思うと、よくぞここまで見事に発芽して、見事に揃ったな~と感無量です


サツマイモは、今年も絶好調形もそこそこですが、毎年、味は最高で、ベニアズマなのですが、ベニハルカのようにねっとり感があり、市販のものでもここまで美味しいのは無い、というぐらい毎年美味しかったのです。

ところが、今年は何故かパサパサ。。。
今まではマルチなしで糠を追肥代わりにやっていたのが効いたのか?
今年は初めて黒マルチを使ったし、そのため糠もあげられなかったからか?
むむむ~。


焼いてもやっぱり美味しくないですね
熟成するまで、しばらく蒸しがいいかな?



最後に、農家さんの稲刈りの取材に行ったとき、谷津田の藪の中に、なにやら豆らしきものが。
良く見ると葛でした。


毛虫みたいですね~。


そんなこんなで秋の畑の時間が過ぎていきます。

種播きさえ終われば、一段落です。今週中にやりきって、10月からは少しのんびり過ごすぞ~
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パフェパフェ

2015年09月28日 | 素敵な家族・子供との時間
ちょっと前の我が子の工作教室の作品です。

ペットボトルを裏返しにして器を作り、カラー紙粘土であれやこれや混ぜながら自分なりに色を作り、形を作りトッピングをして出来たのがこのパフェ。

他の子どもの1.5倍ぐらいモリモリに色々載っていて、こりゃ凄い出来

先生も「小学生でミントを載せる子なんて凄いですよ」とびっくりしていました。

しかし、我が子いわく「パフェなら普通、ミントが載っているでしょ」とさも当然のような言い方。

そんなに彼はパフェを食べたことが無いのですが、まあケーキやらなにやら、たまに載っているものが記憶に残っているんでしょうね。

なんていったって食いしん坊ですから

以前作った「お寿司」も良かったですが、食い物になると、彼の創作意欲は増しますな~

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子どもの相撲大会

2015年09月26日 | 素敵な空間・イベント
今日は成田で小学生の相撲大会

我が子も初めて参加

まわし姿に恥ずかしがるかと思いきや、まわりみんながまわし姿だし、そもそも申込をしている子は友達が一緒だったり興味があったり過去参加しことがある子達なので、そこら中、ちびっ子力士達が時に楽しそうに、時に真剣な顔でワイワイガヤガヤしていました

さて、親としてもはじめての相撲観戦でしたが、無茶苦茶おもしろかったです

子どもといっても1年生~6年生まで、全く違うのですが、1年生でも重量級の子もいるし、小さかったり細かったりしても「前へ出る気持ち」と「まわしが取れるかどうか」で勝負が決するところが面白いんですね~

また、女の子も結構参加していて、中にはかなり強い子もいるし、投げ飛ばされて土俵にど~んと倒れるところなんていうのは、迫力満点
あるいは土俵ギリギリで巻き返す子もいるし、負けて悔しくて泣く子もいるし、わずかな時間で次々とドラマが展開されていくのです。

また、それを土俵の間際で観戦できたので迫力満点

大体の家が自分の子が終わったら帰るものなので、我が家も我が子が終わったら帰ろうと思いましたが、結局、6年生の部まで全部観戦しました

いや~、面白かった

来年も、是非、観戦したいものです

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食と命の教室 ひまわりの脱穀、唐箕がけ

2015年09月22日 | 農的体験・生活
この(土)(日)の「田んぼと畑の耕育教室」を開催後、後片付けを夕暮れまでやって、体はクタクタ

久しぶりに疲労困憊で、気持ち悪くなるほどではなかったのですが、体の疲れが抜けないほど。。。

(月)は唯一の休日だったので、午前中に家族でお墓参り、午後は子どもと自転車の練習につきあってあげてから、今日の教室の資料作成。

そんな感じで迎えた「食と命の教室」は、体力を振り絞っての運営となりました

今回は4ヶ月ぶりに参加の年間会員さんがいたので、スタートからなんだか「同窓会」のようになって、ワイワイガヤガヤ

高柳さんが夏に作っていた小玉スイカの最後の残りをみんなでお腹いっぱい食べてから、大根の間引きに畑へ行きました。

この辺りでは、大根葉9月6日以降にまけば虫にやられにくいと言われています。

大体の人が中旬までには播いているのですが、高柳家も先週播いたので、ちょうど間引きの時期に。

まず、高柳さんから「根っこをきちんと持って抜いて、終わったら土寄せをして」というお手本。
大体3粒ぐらいまいて、2本を間引きするのですが、株元がぐらぐらするので、土寄せをして安定させるんですね。


それを元にみんなで間引き。このへんでは「オロ抜き」とも言います。


この間引き菜は大量で、みんな山盛りお土産に持ち帰ってもらいましたよ
柔らかいので、二十日大根のようにそのまま食べてもいいし、軽くおひたしにしても、サラダにしても食べれます。


高柳さんはその横で畝間を中耕していました。これで草を抑えると同時に土寄せが出来ます。


さて、みんなでお昼のチャイムが鳴っても集中して間引きをしていたのですが、さすがに13時近くなったので、お昼ご飯へ帰ることに。

途中、高柳さんが運転していた車は寄り道して、道端のあけびと山栗をゲット
アケビは山ブドウと一緒に素敵なザルに載せてって良くみたら、壊れた扇風機の上に載っていました


山栗は普通の栗より小さいのですが、甘くて美味しいんですって。


さてさて、いつものとおり美味しいお昼ご飯タイム。

お腹があまりにすいていたので、今回は昼ご飯の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、高柳家に最近出入りしている可愛い親子ネコの写真は撮りました。

2匹でなめあったり、可愛い~


お昼ごはんの後、少し休憩をしてから今度は「ヒマワリの脱穀」へ。

世の中の油はヘキサンといったベンジンような化学薬品を使って高温で化学的に抽出するため、石油臭くなるので、さらにそれを高温で飛ばして油にします。

そのため、皮膚が悪い人などは、油をオリーブオイルやまともなものに変えると治った、という知人もいました。

高柳さんの場合は、油の主原料である大豆が遺伝子組み換えが主流になってきた10数年前に、千葉県の有機農業仲間で始まった「なのはなプロジェクト」という菜の花を栽培して菜種油を薬品を使わず昔ながらの圧搾のみで絞る、というのを始めました。

その後、県から「菜の花のせいで梨の受粉のミツバチが来ないからやめてくれ」という指示があり、今では千葉県では各地で点在する農家しか菜の花は育てていませんが、高柳家は、菜種油、ヒマワリ油、ピーナッツ油など、全て自分で育てた材料を使った圧搾油を使っています。

ヒマワリは何で作っているかと言うと、菜種はどうしてもリノール酸が多く、日本人はリノール酸を摂り過ぎだそうで、オリーブオイルなどに含まれるオレイン酸が高いヒマワリ油も作っているのです。

ヒマワリ油はとてもきれいですよ~

前置きが長くなりましたが、これが収穫し、乾燥させたヒマワリです。


私も2年ほど前にやりましたが、ヒマワリの収穫は丁度、秋の長雨の時期に重なり、収穫が出来るタイミングがなかなかあわず、カビやすく、また脱穀が大変なので1回で止めてしまいました

高柳さんも今年は半分近くがカビなどで捨ててしまったといいます。

さて、この収穫したヒマワリをハウスで乾燥させることで、バリバリの状態になります。
これを手でボロボロと崩すように種を取っていきます。


手で取るの良いのですが、早いのがコンテナを裏返しにしてこすりつける方法。
これだと早く出来ます


そうすると、ゴミも混じっていますがこんな感じになります。


これを今度はふるいにかけて、大きなゴミを取り除きます。
良く参加する中学3年生のお子さんも、こういった農業体験をしてくれます。
中学生から高柳さんと関わっていると、どういった大人に育つんでしょうね?


それを今度は唐箕(とうみ)にかけます。
箕(み)というのは、上の写真にあるザルの下の容器で、昔はそれをフライパンのようにして中のものを宙に浮かしながらゴミを風で飛ばす、という感じでゴミと穀物を分別していました。

それを、羽根車を回すことで風を起こし、上から種を入れてゴミや中身が入っていない軽いものは横に吹き飛ばし、実が詰まっているものだけ重力で下に落ちる、という仕組みを道具にしたのが唐の時代に伝わってきたという唐箕なのです。

1400年以上前の道具が、今も残っているって、本当に凄いですよね~。
しかも、現代も「電動式」の唐箕はありますが、原理は全く同じですから、本当に凄いと思います。
ちなみに高柳家の唐箕は大正時代から使っているものです。それも凄い
ちなみに木製でとても軽いのですが、昔は唐箕は背負って畑にもって行き、その場で作業が出来るように、というのが理由だったそうです。
そういったことも本当に昔の人は凄いな~と思います


さて、唐箕をかけることで、こんなにきれいになるんですよ
ヒマワリだけでなく、色々な穀物をこの唐箕をかけることできれに分別できるんです。ほんと、役に立つ道具です。


あとはこれを更に乾燥させ、大体水分10%以下ぐらいにすると、圧搾できます。
10%というのは、ハウスで晴天の日が1日続けば、カラカラになって達成できます。
逆に曇りの日だとダメですね。
実際に手を突っ込んでみると、その湿気具合というか、カラカラしているかがわかります。

高柳さんが呼びかけした近隣の有機農業農家さん20件ぐらいが持ち寄って、それを油屋さんに出して、来年に分け合う、という流れです。

さて、1作業終えたところに、お母さんがおやつのポップコーンを持ってきてくれました
こちらの微妙に黄色のが塩味。


こちらの白っぽいのが黒砂糖味。


びっくりしたのが、このポップコーンは、このあたりでは「代々作られているもの」ということ。
つまり、外国のもの、というのではないそうなんです


このあたりには「おびしゃ」という言われる行事があって、弓で的を射って、その1年の吉凶を占うというものなのですが、その時に、各村々の代表がこの「あられ」というものを持ち寄るんだそうです。

この「あられ」と呼ばれるものが、いわゆる今回出てきた「ポップコーン」なんだそうです。

このあたりでは、村々で毎年代表が選出され、その代表がこのあられの種(ポップコーンのトウモロコシ)を育て、それを持ち寄り、各村から来た代表がそれぞれもってきた「あられ」を混ぜ合わせた後、また各代表で分けて、各代表が村に持ち帰り、次の年の代表にそのあられを渡すんだそうです。

そうやって、毎年、村の代表があられを育てて翌年につないでいく、という歴史があるんだそうです。

つまり、いつ頃からかわからないほど昔から、このポップコーンのようなものをこの地域では伝統的に作って食べてきたんですね。
ほんと、びっくりしました。

ちなみに同じ成田市でも、この大栄地区は東の外れとすれば、西の外れの八代(やつしろ)という印旛沼周辺からきた参加者は「うちの辺りではあられは「お米」を揚げたものを使います」と言っていました。

地域によって色々な文化があるんですね~


おやつを食べた後、雑談をし、最後にみんなで今年育てた「マンゲツモチ」を刈り、27日のお月見用にお土産にお持ちかえり頂きました

日本の風土や季節にあった伝統を少し体験しながら、また土に触れながら、生き方に刺激を受けていくこの教室。

今回もとっても充実した内容でした

私の体力もギリギリのところでしたが、倒れずに済んでよかったです

今年の「食と命の教室」もあと2回。

味噌作りや稲ワラ納豆などが出来たらいいな~と思います
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田んぼと畑の耕育教室 稲刈り、頑張りました!

2015年09月20日 | 農的体験・生活
(土)(日)は「田んぼと畑の耕育教室」でした。

9月は大人気の「稲刈り&天日干し」なのですが、実際は先週、台風で延期になったので、参加者は半減

しかも今回も降り続いた雨のため、稲刈り当日の天気は良かったのですが、田んぼは田植えが出来るほどの水浸しでした

それでも、やっぱり稲刈りがはじめての方が多く、みんな初めての稲刈りにワイワイガヤガヤ



オダがけも、やっぱりいいですね~。


5月に田植えしたあの小さな苗が、すくすくと大きく育ち、先月までは緑のじゅうたんのようだった田んぼが、1ヶ月でここまで黄金色になり、それをザクっと刈る感触や稲のにおいはたまりません

しかし、やっぱり下はぐちょぐちょ。なかなか体力を使いました


稲刈りに飽きた子ども達は、例年と同じくカエル捕まえに夢中に

子ども達が、根本さんの遊び場にあるボートでカエルが可愛く2匹いるというので、どれどれと覘いてみると。


お~、確かに可愛いカエルちゃん
トノサマガエル2匹が向かい合っていました


今年はコンディションは悪かったのですが、何とか無事開催できてよかったです。

そして、来月はいよいよ収穫祭

サツマイモの収穫、超高級食材の丹波黒大豆の枝豆の収穫、更には今回稲刈りした無農薬天日干しご飯を食べ、餅つきもします
盛りだくさんで超お得な10月の「田んぼと畑の耕育教室」、既に10月は申込満席。

やっぱりお得ですからね

11月は手打ちそば教室と、田んぼから離れ、収穫物をつかった農村を満喫していきます
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ニンジンの葉っぱのオリーブ炒め&佃煮

2015年09月17日 | 食べもの
先日、この畑のニンジンを間引きしました。


それがですね、もう大変な量で、ダンボール1箱分ぐらいあったんです


ニンジンの葉っぱ、間引き菜といえば、やっぱり最高なのは「天ぷら」です

ただ、うちは今、油が切れていて、普段の油はオリーブオイルやひまわり油などを炒め物や油ものにつかっていて、これを天ぷらに使うのはちょっと贅沢すぎる、ということと、奥様が「え~、天ぷら~?」とあまり乗り気ではないので、ニンジンの葉っぱの第2の定番の「ふりかけ」を作ることにしました。

ふりかけといっても、チリチリに炒めるまでが大変なので、今回は佃煮風にすることにしました。

大きなニンジンの葉っぱを切るのではなく、間引き菜なので、このままザクザク刻むだけでも十分柔らかく食べれます


で、今回は塩コショウをして、オリーブオイルで炒め、最後にみりん+醤油で味付けしてみたのですが、、、。

これが、最高に美味かった

普段食べないうちの子供もバクバク食べてくれたんです

塩コショウも良かったのですが、オリーブオイルが葉っぱの香りに良くあったんですね~

いや、これは最高に美味しい料理を発見してしまった
ご飯が最高に進むニンジンの葉っぱオリーブオイル炒め佃煮君です
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安保関連法案によって

2015年09月16日 | 自分の時間
国会が大詰めを迎えています。

そんな中、(日)のNHKスペシャルの「党首討論」の録画を見ました。

7月にもNHKは党首討論をやっていまして、そこでは民主党の岡田さんは「そもそも論で、本来は何個もある法案を1つ1つ吟味、議論しなくてはいけないのに、それを1つの関連法案として出していることが、全ての間違いで、だから議論が尽くされるわけがない」と言っていました。

その通りだと思いました。

今回も1時間半の長さでしたが白熱してとても刺激的な内容で、国会中継や新聞を読むより、各党それぞれの立場、考え方、論理がわかって集中して観れました。

もう、ここまで来ていると、「憲法違反であること」「国民の理解を得ていないこと」「進め方、議論は尽くされていないこと」を言うしか無い状態であり、それに対して、自民党の高村さんは「議論が尽くされることはない。それは、憲法が出来た直後からそうであって、自衛隊にしろPKOにしろ、尽くされるわけがない。そのなかで判断するのが政治で、後々から国民が理解をしていく」というスタンスも明確でした。

だから、かみ合うはずが無いわけですよね。

岸さんが憲法改正をしようと思い、その前にサービスのような形で、粘り強い交渉で安保改正を「国民のため」にしようと思ったら、なんとそれがきっかけで反対運動が巻き起こり、安保改正をもって退陣せざるを得なくなったわけです。

今の政治家で本当に憲法改正をしたいと真から思っているのは安部さんぐらいで、ある意味、政治家らしいですが、それをすぐにやるのはさすがに無理と思っており、その第一歩として「憲法内で解釈できること」として、アメリカの要望でもあり、日本が世界の一国としての権利としての「武力行使」を出来るようになるための一歩である「集団的自衛権」の拡大をしようとした結果、ここまでの事態になりました。

以前のNHKスペシャルの「戦後70年 ニッポンの肖像」に出ていた学者さんが言っていましたが、「91年の湾岸戦争から国際紛争に突如として参加しなくてはならなくなって、1つの国として判断を試された」というのが、今、1つの山場をむかえている気がしています。

吉田茂が「防衛のように金のかかることは、アメリカに任せればいい。我々は経済復興に力を入れる」と言っていましたが、冷戦により、アメリカは日本という場所や経済力を活用しながら先頭に立ってきました。

しかし、冷戦終了後、日本が自分で決めなければいけない状態に放り出されました。

それが湾岸戦争であり、PKO法案の成立、紛争地帯への自衛隊の復興支援などとつながっていったわけです。

「世界の平和から1国として利益を享受している」といわれれば、貿易大国の日本はその通りで、その「享受をしている世界の平和に対し、貢献をしないのか?」といわれれば、貢献をせざるを得ないわけです。

その模索がこの20年数年だったと思います。

そして、中国が台頭し、アメリカの力も落ち、アメリカも良くも悪くも日本を突き放し、何も知らなくても安全を享受してきた私達が本気で考えなくてはいけない状況が増え、今回の安保関連法案闘争がおきています。

民主党は散々で、その結果、自民党に政権が戻りましたが、民主党が政権をとった事は、良い経験だったと思います。
与党を体験してからの野党ですから、視点が違うわけです。

批判してればいい、という共産党や弱小野党とは違うわけです。
別に共産党や弱小野党を批判しているわけではなく、以前、「影の内閣」という言葉が流行りましたが、2大政党政治であれば、野党が政権をとったときの政策や役割分担を事前に考えておくのは当たり前なわけです。

また、私達、一般市民も今回の安保関連法案の一連の出来事は、一皮剥ける大きなきっかけになっていると思います。

法案は本日がヤマのようですが、どういう結果になろうとも、次の政権、そしてその次の政権の頃には、今とは違った国民と政治が行われている国になるんだと思います。

一般市民は選挙の重要性を若い層からシルバー層まで感じて票を投じるでしょう。
また憲法9条を守るというなら、緊急事態が起きたときにどうするのか?ということを考えだす人もいるでしょう。
政治のレベルは国民の成熟度だというのを聞いたことがあり、私もずっとそうだと思ってきました。

次の次ぐらいに、日本は大きな新しい流れが生まれてくるような、そんな期待を持てる今日この頃です。
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獣食う落花生

2015年09月15日 | 農的体験・生活
ここ数日、ドタバタと忙しい日々。

特に、週末から久々にたくさんの人の話しを聴きました。
金曜日は旭市の方の農事組合法人の方、日曜日は午前は自然栽培で特許をとった柏の方、午後は四街道で宅配をやっている方、月曜日は銀座や横浜の飲食店の老舗の板前さん。

昔の営業時代ならいざしらず、農村に生きる身としては、新しい人の話しをひたすら2時間ぐらい聴き続けると、さすがに気疲れしました

という時はやっぱり畑ですね

今の畑は雨続きだったせいか、なぜか赤シソが一杯。
普通は芽が出てくるのですが、今まで出ず、葉っぱがどんどん増えていっていました。


そして今頃になってようやく芽が出てきました。
刺身のツマなどで添えられるいわゆる「シソの実」になるやつですね。
さて、これだけの葉っぱどうしよう?

ふりかけみたいにして、ゆかりを作るか?

そんな畑ですが、相変らず空芯菜は絶好調なのですが、同じく夏中お世話になったオクラは終わりですね。
虫食いが進んでいて、株も疲れてきて変形した実が出来てきたりしているので、そろそろ引っこ抜こうと思います。


最近、よく出てくるようになったのがアスパラ。
アスパラって、今の時期が旬なのかな?



そんなこんなの畑ですが、本当は秋冬野菜の種まきをしなくてはいけないのです。
でも、時間が無いので、とりあえずニンニクを植えました
ニンニクはいくらあっても良いのですが、とりあえずホームセンターで買ってきたものだけ植えました。
あとは自家採取したのも植えなくてはいけないのですが、時間切れ。


それよりショックだったのが落花生。
ん?何かおかしい?と思うと、どうやら獣が食ったようなのです


こんな感じで食い荒らされています


カラスとかではなく、どうやら掘り返した後があるのでタヌキの仕業かと思います。

獣にやられるともうどうにもならないのですが、高柳さんに聞いたら「仕方ねぇべ。でも少しだけで大分残っているだろう?」とのこと。

トウモロコシ、スイカは全滅に近いのですが、確かに落花生は全てが掘り返されることはありません。

ただ、落花生は定番作物として育ててきただけに、ついに食われるようになったか、、、と思うと、少し残念です


さてさて、そんな畑を整理して、早く小松菜、ホウレン草、カブ、大根などの種を播かなくては

秋の作業をすっかり計画していかなったので、ちょこちょこ頑張りたいと思います。

でも、シルバーウィークはイベントの連ちゃんだから、無理せずボチボチね
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あわただしい1週間でした

2015年09月11日 | 仕事の中で
あっという間に週末になってしまいました

今週は久々にあわただしく時間が流れた気がします。

週頭の(日)は午前中、農家さんの取材で朝一で車で30分の大栄町に行き、お昼にいったん帰宅。15分の昼食&着替え&シャワーで、再び今度は家族で大栄公民館で開催される「ジュニアコンサート」という子ども達中心のヴァイオリンのコンサートに行ってきました。

1日、2回往復するのは、何となく精神的に応えるものです

そして月曜日は、休みの予定でしたが、色々な調整業務。

実は週末の(土)(日)は「田んぼと畑の耕育教室」の開催日だったのですが、毎月の教室の中でも最も参加者が多い「稲刈り&天日干し」の予定でした。
(日)は100人を超す定員オーバー状態で、(土)も60~70人の予定でして、しかも(土)は根本さんが運動会で不在で私1人で運営する予定でした。

ただ、ずっと気にしていたのはここ1ヶ月の雨天続き。
(月)の時点で週末の天気予報は曇りのち晴れだったのですが、(木)までは雨の予報で、稲刈り教室の前日の(金)に準備が果たして出来るか?ということを農家の根本さんと相談し、厳しそう、、、ということがわかりました。

(水)の夜に最終打ち合わせをすることにし、まずは(月)の時点で参加お申込をして頂いているみなさんに一斉に連絡。

更に、(木)は小学校で初めて開催される「放課後子ども教室」の初回で、そのための研修が火曜日にあったので、スタッフ登録しているお母さん達にも「明日は研修ですよ」という最終確認の連絡。

その他、資料作りであっという間に月曜日は過ぎ去りました

火曜日は、引き続き雨の中、市役所で有志のお母さん達と「放課後子ども教室」のスタッフ研修を受けて来ました。

初めて「救命訓練」なるもので、お人形さんを使って心肺停止状態の子ども達に、「胸骨圧迫」という方法をやり、またデモのAEDの使い方も教わり、実際にやってみました。

これはやってみて「あ~、これは基本的に大人は全員義務づけした方がよいよな~」と思いました。
人の命に関わることですから、献血とかよりも、もっと広く呼びかけたり、健康診断時にみんな一度はやってみる、とかいう仕組みにしたり。
やってみてそう実感できる内容でしたよ。


さて、水曜日はいつものごとく、朝から1日草取り仕事やおかげさま農場仕事や野菜の配達。
帰宅すると、教頭先生から「明日の放課後子ども教室ですが、場合によっては中止にして頂くかも」というご連絡を頂く。

台風、恐るべし

そして夜に根本さんが電話でつながらなかったので、翌朝、根本さんと電話で(土)(日)の相談。

(木)の朝からどしゃ降りで、子どもの遠足も中止になるぐらいで、根本さんも私も「無理ですね。。。」ということで、(土)(日)の稲刈り教室は延期することを決定。

と同時に、6時頃、教頭先生から「本日、休校となりましたので、放課後子ども教室も」という連絡が入り、急いで、まずスタッフに中止の連絡。その後、参加児童の保護者の名簿を見ながら全員に中止の連絡。

そうこうしていると、仕事の時間で、急いでおかげさま農場へ出発。

一通り仕事を終わらせて帰宅した後、すぐさま今度は「田んぼと畑の耕育教室」の参加者に「(土)(日)は誠に申し訳ございませんが。。。」という連絡を送り、ようやく一息つける状態に。


大きなイベントが2つあり、その開催に向けて色々準備してきたこと、雨を考えながら中止の検討を続け、実際に中止の連絡をし、その連絡に対する暖かい返信に有り難いと思いつつ感謝の返信。

日常業務+そういったことをやり、今日は朝から雨の中、片道1時間の旭市に行き、戻ってきて畑をやり、おかげさま農場で色々やり、根本さんのところに行き、日がとっぷり暮れてから帰宅。

久々に「あ~、もう金曜日か。いつの間にか週末になっていたな」と思った1週間でした
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息抜きに、料理とお絵かき

2015年09月07日 | 自分の時間
今日は朝から1日PC仕事。

ずっと座っていると体も固まってくるし、目も疲れてくるものです。

ということで、昨日、おかげさま農場の石上さんからもらった「新ごぼう」をお料理することに


まず、新鮮な細いごぼうは、そのままザクザク切って醤油漬けにすると最高というのを教えて頂いてもらったこともあり、やったことがあります。

確かに香りがすがすがしく、コリコリした食感も最高で、酒の肴やご飯のお供に最高なんです

ただ、ちょっとしょっぱかったので、今回はみりん、酒、醤油で一煮立ちだけさせました。

そしたら、最高香りもよく、食感もコリコリ、美味しさ抜群で 超美味い石上さん、最高のが出来ましたっす



お次は定番の「きんぴら」です。

いつもはささがけにするのですが、今回はちゃんと短冊形に切って作りました。

ニンジンは「みみずの会」のもの、ごぼうは「おかげさま農場」の石上さんのもの、ゴマはおかげさま農場の高柳さんのもの、ごま油は市販のものですが圧搾絞りのもので、最高の食材で最高の味

まっ、私はきんぴらが大好きで、今まで作ってまずかったのは一度も無かったのですけどね



そして、美味しい昼ごはんを食べた後、またPC仕事。

そしてまた疲れた頃、子どもも帰ってきたのでリビングに行くと、奥様が絵の具でプレパークの看板を作っていました。
絵の具が余っていたのでもったいないな、と思い、何かお絵かきをすることに

すると、前回はおにいちゃんのお人形さんを描いたせいか、下の子が自分のお気に入りの人形を2つ持ってきました。


ということで、この2つをまずは鉛筆で描いて。。。


そんでもって、絵の具で塗ると、こんな感じ
あらま、相変らずお上手なこと
そして、水彩画って、ほんと楽しいよな~


それでも絵の具が余ったので、色遊び的なことを。

最初は天気にあわせて雨を描き始めたのだけど、なんかテンションが落ちちゃうので、自然に太陽のようなものが出てきて、そうしたら、自然にしたの方から緑が生えてきました

思うがままに筆を走らせるのも楽しいものですな~。


食欲の秋、芸術の秋、ですね



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