半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

本:まり子の「ねむの木」45年

2017年10月31日 | 素敵な本
たまたま図書館に行ったら、宮城まり子さんの本がありました。
「ねむの木学園」の代表の宮城まり子さんの本です。


宮城まり子さんは戦後の有名な歌手だったそうですが、私が生まれる前には引退していました。

そして、障害のある子たちのために「ねむの木学園」を作ったのです。

私が宮城まり子さんの事を知ったのは、東京の会社員時代でもう十数年前のことです。

毎日、日経新聞を読んでいたのですが、そこに「私の履歴書」というのがあって、著名人などが自分の履歴書と題して、人生を振り返るのです。

そこに宮城まり子さんが執筆した文章に衝撃を受けたのです。

確か、森ビルの森社長と知り合いになって、六本木ヒルズで展覧会がある、ということも載っていて、その展覧会に行きました。

私には障害のある子ども達に触れる体験は無かったですし、今もよくわかりませんが、そこでとても印象的で可愛らしいポストカードとコップを買いました。

また、「私の履歴書」の最終回で、確か「私が社会のためになにか役に立てることがあるのであれば、かみさま、なんでもします」という内容で、号泣しました。

新聞の切り抜きも保管しているのですが、ネット検索したら出て来たので、以下、載せてみます。

『一ヶ月間「私の履歴書」を書いたから、どこかに就職できるのかなといって笑われました。「私の履歴書」は、功成り名を遂げた方が書くのだと。「学校を出て、履歴書を書いて、面接をしてお勤めでしょ。私、そんなつもりで書いたのよ」と言いました。

この社会という会社に入社できたら、一生懸命努力しますので、どうぞ採用してください。
私、この履歴書の中で、父も母も弟も愛する人も亡くして独りぽっちになってしまいましたから、さびしくて夜寝られない日もあります。けれども、やり通さなければならないと思います。さあ、四月から私は新入社員。一生懸命努力します。
読んでくださってありがとうございました。』


既に確固たる業績と言うか、素晴らしいことを成し遂げ、継続されてきている宮城さんが、こんなことを書いていたのです。
人はここまで謙虚になれるのか、人はここまでピュアになれるのか、と感動し、自分を省みたことを、思い出しました。

宮城まり子さんの本を買って、日々、号泣していました。

でも、そんな宮城さんのことも、ねむの木学園の事も日々の忘れていました。

そんな時、ひょこっと久々に宮城さんのこの本を見つけたのです。

どのページも涙が流れてきて、「図書館では読めないな」と思い、借りて帰りましたが、結局購入しました


世の中には「段違い」という言葉あります。

「器が違う」とか「格が違う」ということもあります。

これは「相手にならないほど相手のレベルが高い」という状態で、例えば、私にとっては東城百合子さんとか、辰巳芳子さんとか、もう亡くなられた方で言えば常岡一郎さんとか、安岡正篤さんとかならイメージが出来ます。

「あぁ、こりゃかなわん」という感じですね。人間としての目標という感じです。


ところが、宮城まり子さんは「段違い」とか「格が違う」といった言葉が私には当てはまらないのです。

「次元が違う」という言葉も、同じ基準に置いてレベルが違う、といったニュアンスが生まれてしまうと思うのです。

そうではなくて、もう全くの別世界、全くの違うところで生きてこられて、そこは私にとっては未知の世界で想像もし難い世界で、急激に変わる社会の中で、ねむの木を創り、運営し、多くの子ども達のお母さんになってずっとずっと生きてこられた。

ただただ、「こんな人が世の中にはいるのか」とただ涙を流すしかない、といった存在です。


日常のこまごまとしたことに不満とか開き直りとか色々ありますが、たまに「まあ、戦争が起きるよりは、死ぬよりはましじゃないか」とせいせいするというか、吹っ切れることがありますよね。

そういったのとはちょっと違うんでしょうが、涙を流し、別の世界できれいな光に包まれている宮城まり子さんの光のおこぼれを少し頂いて、涙を流して自己中でちっぽけな自分を洗い流すためにというのでしょうか、それを目的としているわけじゃないけど、読めばそうなるのが宮城さんの本です。

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冬に向かっての畑

2017年10月30日 | 農的体験・生活
10月の記録的な長雨で、畑仕事が遅々として進みません。というか、畑に入っての仕事がろくに出来ませんでした

私は家庭菜園ですからまだ良い方で、農家さんはみんな「仕事が出来ないよ、ほんとうに今年の天気はしょうがないよ」とみんな嘆いています。

そんな中、ようやく雨も落ち着き、畑仕事をがっつりできました

まず、枯れあがった夏の作物からの種取りです。

これはオクラの種です。
自家採取しても発芽率が悪くいつも上手くいきませんでした。
ということで、今年もあまり期待はしていませんが、種取りです。


一方、こちらは一応固定種である落花生、「おおまさり」です。
ここ数年、人気急上昇中の「ゆで落花生用」のでっかい落花生です。
左側がマルチで栽培したもので、右側がマルチ無しで育てたものです。
マルチがあると夏場に乾燥が防げるので実も大きくなるのです。
同じ種で育てても、生育環境でここまで大きな差が出るんですよね~。


そして、毎年作っているサツマイモですが、今年は「紅はるか」一本にしました。

これも2通り、マルチ有りと無しの2パターンで育てています。
落花生と同じで、マルチが無いと乾燥して根つきが悪く、初期の生育が遅れるのですが、何となくですがマルチ無しの方が美味しい気がします。

こちらがマルチ無しですが、今年は夏場の天候が良かったので見事な芋です


こちらがマルチ有りで、若干大きめかもしれませんが、マルチ無しに比べて若干収量が多いかな、程度で、結局あんまり差はない感じですね。


紅はるかは1ヶ月は熟成させないと美味しくない、ということで、収穫してから1ヶ月経ったものが市場に出回るのが通常です。
ということで、私もしばし熟成させます

そして、冬の野菜として、大根、春菊、ホウレン草などを作っていますが

春菊


春菊間引き洗い


煎りゴマ


白和え
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ピヨピヨ、ピヨちゃん♪

2017年10月27日 | 農的体験・生活
ただいま、毎日、我が家ではヒヨコちゃん達がピヨピヨ鳴いています

たまたま、お友達家族が「孵卵器」というのがペットショップでレンタルされているということで、卵から孵したというその家のヒヨコを見てしまったのです。
その可愛いこと~

以前、鶏を絞めたことがあるのですが、その逆でもある卵から孵して飼うというのは、なかなかできない体験です。

我が家は団地だから大きくなったら飼えないので、どうしようか悩んでいましたが、一応、「引き取り手がなかったらうちで引き取るよ」と言ってくれる方も何人か出てきたので、チャレンジしてみることにしました

これが、その孵卵器。
周りからは「まるで、近未来の宇宙船だね~」というコメントが


私も今回初めて知ったのですが、鶏はちょうど温め初めてから約21日で孵るというのが決まっているそうなんです。
へ~って感じですよね。
その他、ウズラやキジなど、鳥によって卵が孵る日数が決まっていて、人間も10月10日と言いますが、命って、不思議ですよね~。

そして、この器械は、1時間ごとに1回、卵を自動的にグルグル回転させる機能がついているんです。

親鳥も定期的に卵をひっくり返しているのかな?

そんな卵ちゃん達ですが、ちょうど21日目のお昼頃、1つ目がピキっとひびが入ってきました
おっ、始まったかということで、子供たちと注目。


なんでも、ヒヨコちゃんは1つ穴を空けたら、ぐるりと同心円状に穴を約12時間空けて割って出てくるとのこと。

ところが5時間後ぐらいには、もう穴が結構空いて、くちばしがヒョコヒョコ出てくるんです


そしてちょうど夕食時でしたが、「やばい、生まれるぞ」ということで、みんなで生まれてくるところを見学。
無事、生まれてきました


翌日、もう1つも孵化し、無事生まれてきました。
体の毛も乾いて、狭苦しい感じだったので、子どもが準備してくれた巣箱に急いで加工を加えて37℃近くになるよう保温機能を付けてから移しました。


その後、無事にすくすく育っています

卵を産む頃まではさすがに飼えないし、中雛になってしまうと可愛らしさも失せてしまい、場所も足りなくなってくるので、短い期間になるでしょうが、それまで子供たちと楽しみながら育てたいと思います。

卵から孵ってから1週間。もう羽の先が生え変わってきました。成長が早いですね。
今の所、毎日、子ども達も世話をしてくれたり話しかけたりしてくれて、良い親っぷりを発揮しています
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食と命の教室:小糸在来の枝豆収穫などなど

2017年10月21日 | 農的体験・生活
長雨続きの10月ですね。

今月の「食と命の教室」も雨でした

この前、農家さんと「10月にこの長雨は凄いですよね~」と話したら「30年前もこんな雨があったな。それ以来だな」と言っていました。
一昨年、昨年は9月の長雨で大変でしたが、10月の長雨というのはそれほどめったにないことなんですね


さて、10月は色々な行事もあり、今回はとても少ない人数で、コタツに入りながらのんびり過ごしました。

遅刻の方も多く、コタツに入りながら全員揃うまでのんびり、色々な話を午前はしました。
学生の子は、卒論で「有機肥料と無機肥料の差」ということをテーマにし、肥料の比率を6~7種類変えて、作物も4種類育てたらしいので、50に近いプランターを使ったそうです。

面白いですね~。

全員揃ったところで、高柳さんが出してくれたのが「うみ柿」です。

とろ~りととろけるようになるまで熟して食べる柿のことで、スプーンでスイーツのように食べる柿で、とっても美味


さて、そうこうしていたら、もう11時半になってしまったので、外で収穫です。

今の時期は冬の大豆を早どりする枝豆の適期。
高柳さんは、小糸在来種という昔ながらの小粒で美味しい大豆を作っています。
小雨の中、道路際の枝豆をみんなで地際で切って収獲です。


みんなで1輪車山盛り収獲したので、採り過ぎかな


採りたてをすぐに洗って茹でました。採ってから20分経っていない枝豆ですから鮮度抜群
美味しさ、甘み、コクなど、最高でしたよ


こちらはナタ豆。エンドウ豆のバケモノみたいな感じで、本当にナタぐらいの大きさがあるんですね~。
これは遊びで欲しい人が収獲していました。


枝豆と一緒にいつものお母さんの美味しいお昼


午後はみんなで「手間暇展」という日本全国の職人の素敵な映像を観ようと思っていたら、イチジクを収穫してみんなに食べさせてあげようと収穫をしていた高柳さんが、なんとハチに刺されてしまったのです

クマンバチがブスっと靴下の上から刺したそうで、そのまま身動きが取れなかったクマンバチを手でとったら、針がそのまま刺さったままクマンバチが抜けたそうです。

実際に見せてもらいましたが、痛そう~

赤本を見て、里芋の葉っぱをぐちゅぐちゅにして湿布にしていましたが、少しずつ腫れが広がっていました。
「痛ぇな。ジンジンするよ」と言いながら、教室につきあってくれる高柳さんに、みんな「早く休んで下さい」と言ったりしていましたが、結局、17:30頃まで、教育のこと、生物学上の化学物質のことなど、多岐にわたって色々なお話をしました。

とにかくハチが大変だった今回の教室。
ただただ早く治ることを願うばかりです。

そして次回は今年度最終回にて、一番人気の「稲ワラ納豆作り」です

11月は予定がつかず、12月2日(土)に開催することになりました。

詳しくは「みんなの農村ネットワーク」のホームページからどうぞ
https://www.minson.jp/shyokutoinochi/
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田んぼと畑の耕育教室 10月は収穫祭り♪

2017年10月15日 | 農的体験・生活
今月の「田んぼと畑の耕育教室」は収獲の秋

1年を通してもっともお土産が多くお得な月なんですね~
そして、9月に収穫した超希少な「天日干ご飯」を釜炊きでお腹いっぱい食べれるんです

ただ、天気は小雨で、気温もグッと下がってしまいました

しかし、(土)(日)ともにキャンセルがほとんどなく、たっくさんのご家族が小雨降りしきる寒い中で、収穫体験や美味しいご飯をたっぷり食べにきてくれました


ということで、雨に負けずにテンションを上げて、まずは「丹波黒大豆の枝豆の収獲です
夏の大豆と違って、12月に大豆になるものを早採りする今の大豆は、じっくり育っているので味が違います。
さらに、大豆の王様の「丹波黒大豆」の枝豆は高級食材で、市場にもほとんど流通していません。
味も風味も香りも別格なんですね~


しかも今年は大豊作
5月は雨不足で発芽せず、3度蒔きしたのが何とか間に合い、かつ、大きいものだと1本でこんなに大きく育ちました


枝豆は大粒で、たまりませんよ~


次はドロドロの田んぼのようになった畑でサツマイモの収獲です。
今年は「シルクスイーツ」という、最近、人気が一気に上がって来た美味しいサツマイモです
とろけるような舌触りで、紅はるかを超える勢いで人気が伸びているんですよ~。
サツマイモの収獲


雨の中、がんばって枝豆やサツマイモを収穫したわけですが、ちびっこは里芋の葉っぱを「トトロの葉っぱだよ」といってあげると、もう可愛くてたまりませんね~


さらに、雨の中、頑張ってきてくれたので、今年は豊作の根本さんの家の柿もぎ体験もしてもらいました


収獲が終わったあと、サツマイモを山分け。
なんと、1人あたりコンテナ1杯、つまり20㎏ほどの大量のお土産です


高級食材の丹波黒大豆の枝豆と人気急上昇中のシルクスイーツと柿をたっぷり収穫し、あとは美味しいお昼ご飯


枝豆入りの天日干鎌炊きご飯、根本さんの畑でとった里芋の煮っ転がし、同じく根本さんの畑でとった冬瓜のそぼろ煮、そして大根と柿のなますなど、旬の味覚をたっぷりと満喫しました

でも、寒いので、一番おいしかったのは味噌汁かな


食後にはお汁粉まで出てきて、心も体もぽっかぽか

多少寒くても、収穫は楽しいし、それがたっぷりあれば、もうそれだけで楽しいですよね~。

お土産いっぱい、お腹いっぱいで、小雨も吹き飛ぶ楽しい2日間でしたよ
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1年を通して同じ場所に通い続け、移ろう田畑や自然を体験すること

2017年10月13日 | 素敵な空間・イベント
 明日は、「田んぼと畑の耕育教室」です。

あいにくの雨ですが、小雨なので、超希少な丹波黒大豆の枝豆、最近人気が急上昇中のサツマイモ「スティックスイート」、そして根本さんちの「柿」を収穫し、お昼は「天日干し釜炊きご飯」を食べる、「収穫の秋、食欲の秋」を満喫する回です

この教室に3年ぐらい参加し続けて下さっているご家族から嬉しい知らせが届きました

以前もブログに書きましたが、なんでも、お子様が小学校で「一番好きなところ」ということで、この「田んぼと畑の耕育教室」を書いてくれたそうなのです。なんと有難いことでしょう

で、その写真の掲載をOK頂いたので、ちょっと紹介します






この写真を見て感動したので、明日、あさっての教室で配布するお手紙に載せた私の文章もついでに紹介します。


『大人にとっては、何年も通うと「やっていることが同じ」ということで、飽きてしまう方もいると思います。しかし、子ども達にとっては「今年もまた田んぼの季節だね」といって田植えを待ち望んでくれる。これこそ「都市部では体験できない原体験」をお子様連れのご家族に提供したいと思って始めたこの教室の願いが届いた♪、と感慨深くなりました。

 具体的に何かを身に着ける習い事をする場ではなく、ただただ田畑や自然や風景を体いっぱいに受け止めて、1年を通じて作物や風景や匂いや田畑の土の感触や温度や虫やカエルたちがどんどん変わっていく、そのことを感じてもらいさえすれば、その子にとってどういう原体験になるかは大人の私達にはわかりませんが、必ず大人になった時に「あの頃にいったあの田んぼ、畑、カエル、匂い」が、長い人生の中で、何かしら影響を与えると思うんですね。

 そういえば、私の知り合いの新規就農者の女の子2人も、「小さい頃に通った田んぼや畑」の記憶が残っていて、農家になったそうです。この教室は6年やっていますから、かなりの子ども達が通ってくれました。その中からもしかしたら将来、農家さんになる子が出てくるかも!?というのはさておき、自然を大切にするとか、食べ物は買うものではなく誰かが関わって作られている作物なんだ、とか世の中を見る目が少し違ってくればいいですよね。

 あと10年もすれば、ここに通っていた子供たちはお年頃になっているでしょう。そんな時に、どんな状況かわかりませんが、広がる田畑が今日もあそこにはあるんだ、とか、自然に親しむ余裕とか、お天道様が今日も照らしてくれることが有難いな~と思える心とか、何かしらこの教室に通ったことが意味あるものになってくれたらいいな~と思います。』

こんなことを書きましたが、ご家族によって、また子どもによって受け止め方は違いますので、全員が全員そうではないでしょうが、田畑に幼少期に触れ合ったことがあることが、何かしら、心の中に種が蒔かれることに繋がっていればいいな~と思います

 明日、あさっても小雨の中の開催。小雨の中、レインコートを着て、好きなだけ芋堀をしたり、天日干の釜炊きご飯を好きなだけ食べる、なんても普通じゃ考えられない教室ですよね

 それも一興。風邪などひかず、良い体験、思い出になればいいな~と思います
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日本記者クラブの党首討論会

2017年10月08日 | 自分の時間
NHKが昼間っからライブで中継をした「党首討論会」を観ました。

観た人、結構いるのかな?

ネットでも上がっていたので、テレビで放映されていなかったところも見てみました。

時間がある人は見てみましょう。


さて、今回のは、日本記者クラブが主催した党首討論会です。

今回の選挙は良く分からない解散と言われていて、私も良くわかっていませんが、とにかく「希望の党」が出てきて戦局は混乱しているそうです。

民進党は立憲民主党となっていますが、枝野さんは真面目な政治家っぽい感じで、いかにも政治家っぽい前原さんとは袂を分けたようですし。

社民党、共産党は私がこんなことを書くと支持者に怒られてしまうかもしれませんが、まあいつも通りです。

日本のこころもいつも通りで、「自民党に合流した方が良いのでは?」という記者の質問に「意地です」と党首が言っていたのは、見ているこちらが苦笑いしてしまいました。でも、主張は一番すっきりしていますからね。

公明党もいつも通りですね。

日本維新の会は希望の党と棲み分けすると言っています。

ということで、結局は「希望の党」か「自民党」か、ということになるわけです。


ところが「希望の党」は何が何だかわからないんですよね。

なんで、小池さんが都知事で支持率が高いのか?

今までの都知事は中に引っ込んでいて、まあメディア露出が少なく、「わかりにくい」都知事だったわけです。

ところが、豊洲市場問題でメディアが取り上げることが多くなり、露出が多くなり、「わかりやすく語る姿」に共感を覚えた小池さんの人気が上がりました。

でも実態としては、築地から豊洲に移動させる既定路線は変わらないわけで、政策として何かを掲げたかというと、結局よくわからない。
豊洲問題も実は情報を公開する前と、状態はあんまり変わっていないんです。

でも、人気があるから「良い都知事なんだろう」となっちゃっているわけです。

メディア露出に比例して人気が上がる、というのはAKB48の選挙でもそうらしいのですが、まあ世の常でしょう。


で、今回の党首会談も、恐らく多くの方が「希望の党」の小池さんの発言に注目が集まったわけです。
私も「希望の党」って、結局、寄せ集めなわけだけど人気がありそう、どんなもんかな~と思って注目して見てみたんです。

ところが、何を言っているかわからないんですね~。


小池批判をしているメディアが良く使う言葉は「横文字ではぐらかす」という事です。

「へ~、そうなんだ」と思って聞いてみましたら、確かに「横文字のオンパレード」なんですね。

なるほど、と思いました。

わかりやすく語ることはわかりやすく語る。

しかし、話している内容は相手の質問をはぐらかす、あるいはずらす、あるいは真正面から答えないといけないものは横文字で対応する。

何も考えていないで聞いていると「すらすらと自信満々にしゃべっている」ように聞こえるんですが、中身が無いんですよね。


今回の党首討論の2部で、メディアの代表者ということで、朝日、毎日の記者はまあ感情的なというか、個人攻撃をするような大人らしからぬ質問を安部さんにしていましたが、私が個人的に好きな橋本五郎さんはまともな質問をしていましたね。

橋本五郎さんは読売新聞の編集員で、昔、日テレの朝のニュース番組で出ていて個人的に好きになりました。
読売が私は好きかというとそうでは無いのですが、橋本五郎さんは好きです。

で、朝日、毎日、読売(橋本五郎さん)の3記者が質問をしていたのですが、まともな質問であり人情味あふれる質問をしていたのは橋本さんだけでした。


それでいくつかある橋本さんの質問の1つとして、小池さんに「希望の党が総理大臣候補の名前を出さないのは、政権選択を国民に問う選挙で、おかしいですよね?これじゃ選べないですよね?本当にこのまま出さないつもりなのですか?」と橋本さんが質問していましたが、「それはまだ決めていない、政権を取れたら、そこから調整して選んでいきたい」と答えていました。

この時点で、「私は選挙に勝つことだけ考えているのであって、政権をとれたらそこからどういったふうにするか考えます」と言っているのと同じですよね?

「小池さんは今までは原発反対というのは無かったと思いますが、今回は路線が変わって廃炉と言っていますが、じゃあ核燃料サイクルも止めるんですか?」という他の記者の質問でも、いろいろ言っていますが、結局言っているのは「これから考えます」しか言っていないんですよね~。

その段階で、小池さんはやっぱりダメなんだな、とわかりました。

小池さんも政治家ですから、大衆心理をどう動かすかを考えているわけで、気持ちよいフレーズで沢山メディアの注目を集めて露出を増やして、とにかく「自民党の対抗軸」として「希望の党」を出しましたが、政策について突っ込まれると、「安部さんに大体のところは追随する」と答えているんです。

第一党になれなくても、多少の席をとれたら自民党と共闘体制をとってもいい、ということも言っているんです。

話の8割は何を言っているかというと何も言っていないのですが、きちんと突っ込まれて答えなくてはならないところを聞くと、半分ははぐらかしているのですが、半分は自民党と変わらないんです。

あとはほとんどが、「何も考えていません」と言っているんですね。

「しっかりやります」とか「ベーシックインカムがどうだ」とか言っていますが、それを実現するための政策立案が出来ていない。
そりゃそうですよね、都知事の仕事をしながら、希望の党を立ち上げ、党首になり、候補者を集め、党を整えることで精一杯で、とにかく「選挙に勝つ」ことしか頭にないのです。

もちろん、年齢的なこともあり総理大臣にはなれない、ということを踏まえて、残りの政治人生で国政にどう関わるのかを考え、都知事人気を使って「希望の党」を立ち上げ、「党首」というウルトラカードを切ったのですが、本当に勝っちゃうんでしょうかね?


というのが感想でした。


私は自民党支持者じゃないんですが、今回の政局や党首討論を聞いていると、まともな話が出来ない小池さん。
この党首討論を聞いて、ある程度、論理的に、あるいは理性的に判断したら、「希望の党」は無いんじゃないかな~と思ってしまいます。

しかし、かつて、民主党が「反自民」で政権をとったように、人気に乗っちゃって勝っちゃうんでしょうか?


ちなみに、自民党の理屈は、他のメディアで見た限り、こうだそうです。

一番やばいのは北朝鮮問題。

11月にトランプ大統領がアジアに来る。中国、ロシアなどとも話をする。
現在、石油の制限などもしているわけで、いわば、かつて日本がABCD包囲網で石油が枯渇することがわかり、戦争を始めざるをえなかった状態に、これから北朝鮮も陥る。

その反応によっては、トランプは年明けに北朝鮮への攻撃もありうる。

中国、ロシアなどの反応次第ですが、それによって、日本は「後方支援」という体裁でアメリカと一緒に「北朝鮮との戦争」を始める準備を整える必要があるかもしれない。

トランプ大統領が北朝鮮を壊滅させるという戦争と言う手段をとるには、北朝鮮が核ミサイル開発を止めないのであれば、核ミサイルを開発し発射出来る体制が整う前でないといけない、という論理になっているそうなのです。

その最終調整がこの11月だと国際政治では言われているそうです。

その前に、場合によってはアメリカと緊密な連携を取れる政権状態にしておかなければいけない。

真偽のほどはわかりませんが、こういった背景があるかもしれないそうです。


さてさて、よくわからないまでも、前回の選挙に比べれば、政局は混とんとしてきています。

それは北朝鮮の問題もあったのですが、一番混乱をしている理由は小池さんの登場によってもたらされています。


自民党が勝つのか?はたまた希望の党が勝つのか?

どうなるんでしょうか?
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ゴボウ、好き好き♪

2017年10月05日 | 食べもの
おかげさま農場の石上さんからゴボウをたんまり頂いてきて、ゴボウを日々食べています

で、食べきれないので、天日干して「ゴボウ茶」も作っています。

最初はざる一杯に敷き詰められたゴボウですが、3~4日もすると、1/3~1/4ぐらいに縮んでこんなになっちゃうんです。
凄いですね~。


これを瓶とかに保存しておいて、飲みたい時にお湯を注ぐと、これがまあ美味しいんです

ゴボウは食物繊維の宝庫で、腸内細菌も増やすと言われています。
小食で若返りをうたっている南雲先生という方もゴボウ茶を勧めていますね。

まあ、そんな健康効果もあるのでしょうが、美味しいんですよ、ほんと

ゴボウは水溶性の食物繊維も含まれているせいか、お湯を注ぐとかぐわしい香りだけでなくトロリとした感じなるです。

しかも3~4回は十分出せるので、ゴボウをたっぷり満喫できます


そして、定番はきんぴらごぼうです。

油で炒めて、出汁汁で煮詰めて、って感じで、作り方はまあ適当なのですが、これが美味い
この前、「やっぱ、美味いよな~」とパクパク食べていたんですが、「もしかして、一番好きなおかずって、きんぴらごぼうなんじゃないか?」と気づいてしまったのです

思い起こせば、少年時代はマンゴーが世界一美味しいと思っていました。
親父が国会議員の贈答用のマンゴーを何でか知りませんがもらってきて、それを食べた時の衝撃は、まるでガッツ石松が少年時代にお金持ちの友達にバナナを食べさせてもらって「こんな美味いものが世の中にあるのか」と衝撃を受け、「バナナが毎日食べれるようにチャンピオンになりたい」と心に誓ったのも、同じような衝撃だったのでしょう

その後は、当然ですが肉。

そして20代になると神田や神保町、そして日本橋の千疋屋のカレーなど、「カレーが世界で一番美味い」と思っていました。
そば屋のカツカレーでモ十分上手く、肉プラスカレーの最高コンビは、20代男子にはぴったりだったのです。

ところが生物学的にはピークを過ぎた20代後半に、「サバの方が肉より美味いんじゃない?」となり、サバ愛好家になりました

30代もそんな感じでしたが、40歳前後は特にサバも「普通に美味い」と思っていましたが、むしろ、美味い野菜を食った方がいい感じな気がすることもありました。

そして、ふと、この数年間、ゴボウを頂いて作る自家製の「きんぴらごぼう」は、必ず美味い、ということが、この前のきんぴらを食っている時にふと気づいたのです。

ということで、世界中でごぼうを食べるのは日本人ぐらいと言われているそうですが、ゴボウがあって良かった

自家製のきんぴら、最高です
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