半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

大晦日の作品

2009年12月31日 | 素敵な家族・子供との時間
 さあ、今年もいよいよ、今日で終わりです

 といっても、インフルエンザなどもあり、なんだか、どたばたして、年末、っていう気がしないんですよね~

 年をおうごとに、こういった傾向は強まるんでしょうね~

 さて、最後の日ぐらい、1年を締めくくるべく、残ったタスク?を終わらせました

 まず、2ヶ月ぐらい前に買い込んだ「木材」で作る予定だった、「おままごと用台所」。これは、近くの保育園にあったのをモデルに、うちの妻が「子供向けにあったら嬉しい」という要望があり、作ろうとしていたもの。ホームセンターで材料を買い込んで来たものの、なかなかやらずに、、、年末になってしまった、というわけ

 大掃除と同じで、年末までにやるタスクリストに入っており、子供が寝ている間に、トンカン、ギコギコ、久々に、というか、ある意味、初めての日曜大工をしました

 それがこれ


 横幅が、180㎝あり、ここに、おもちゃのおままごとセットを載っけて遊んでもらうんです

 ちなみに、左の穴は、シンクなんですが、底は、設計ミスで材料が足りず、持ち越し。。。

 まあ、作ってみた感想ですが、もっと足を太くしたり、側面をつくって、天板を支えないと、とても、子供が乗っかるには耐えない、弱弱しいものになってしまうな~、というところ。次回、こういったものを作る際は、もっと頑丈なものを作れるように頑張ります

 さて、その次は、夕食後の「そば打ち」。昨年、鴨川自然王国で学び、昨年末の年越しそばも、手打ちでしたが、まあ、短くぼそぼそしたそばで終わってしまいました

 今年も、また、同様に作ってみました

 やっぱり、うまく、ひし形、そして丸く伸ばせないんですよね~。まあ、年に1回じゃあ、上手くならないんでしょうけど


 そして、去年も思ったんですが、普通の包丁じゃ、なかなか上手く切れない。そして、何より、細く切れない。。。つまり、ぶっというどんのような太さになっちゃうんですよね~


 まあ、何とか茹でて、水でしめて、最初は、鍋の汁と一緒にかけそば風にして食べ、残りは、普通に盛りそばにして食べました。


 そば粉400gに小麦粉100グラムの、いわゆる「2:8そば」、となりますが、粉だけで500gだと、茹で上がる量も、ちょっと多いですな。。。きちんとそば粉をふってそばを打つと、茹で汁もそばがきがたくさん出来るんですが、とても、そばがきまで食欲は湧かず。。。まあ、美味しいとは言えないものですが、イベントとしては、一応、2年連続、手打ちが出来ました

 そんなこんなで、遣り残しも基本的にはなく、1年を終えることが出来ました。そしてそして、夜は、紅白が終わる頃には眠気の限界で、年明けを迎える前に、私は眠りについちゃいました 

 2009年さようなら、そして2010年、こんにちは。

 2009年は、色々あった年でした2010年からは、生活の基盤を固める、固まって行く年になると思います。
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今年の畑の総括

2009年12月30日 | 農的体験・生活
 先週末から、長男が新型インフルエンザにかかり、次男(9ヶ月)も風邪が続いており、てんやわんやの日が続いていました

 うちの子供は保育園には行っていないし、集団と交じる事はないので、まあ、かからんだろう、と高をくくっていたんですが、、、

 公民館や図書館、あるいは、病院でうつったのかもしれませんね。一応、お医者さんに頂いたタミフルを飲んで、今は落ち着きました

 ただ、タミフルは、実は、副作用で体温を下げる効果があるもので、インフルエンザそのものに効くか疑問だとか、、、幼児には異常行動が起きる確率が高いのだけれど、それはあまり起きないというデータを出したお医者さんが、厚生労働省などから研究資金をもらっていた、とか、、、色々、ブラックな話もあるようですね。。。まあ、本当かどうかは知りませんが。


 さて、そんな話はさておき、今年もいよいよもう少しで終わりです

 家庭菜園を半年やってきたわけですが、我が家の畑について、総括しておきましょう

★★★一番、出来て嬉しかった野菜は?★★★

 一番嬉しかったのは、ニンジン、ですね~

 なんででしょうかね?他の野菜って、結構成長過程が見えるんですよね。でも、ニンジンは、どのぐらいの大きさになっているか見えないんですよ


 同じ「根もの」でも、大根は、上の方が地上部から見えるので、予想が付くんですけど、ニンジンは、ほとんどわからないんです。もちろん、肩の部分が、少し見えているので、大体わかるんですが、そこは、日焼けのせいか、黒ずんでいるので、土から抜くと、きれいなオレンジ色が出てくるし、また、予想よりビックなニンジンが出てきたりするので、「お~」って、抜いてみた時にわかることが多くて、刺激的なんですよね~

 実際、味も私としては最高に美味くて、また、葉っぱも天ぷらにしたら「こんなに美味いの」っていうぐらい美味かったので、ニンジンは、本当に良かった、と思う一品でした

 
★★★一番、家族に喜ばれた野菜は?★★★


 色々ありますが、やっぱり「トマト」かな~

 うちの子供が好きなんで、たっくさん植えわけですが、豊作だったし、夏場の水をあげないで育てた完熟トマトは、やっぱり売っているトマトとは、段違いで甘みと酸味とコクがあって美味しかったです 初めてだったのですが、大玉もたっくさん美味しいものが出来たし、ミニトマトは、フルーツトマト並に甘かったし、一番、重宝したんではないでしょうか?

 まあ、夏野菜は、見た目も良く、果菜類は、やっぱり、好かれますよね。たっくさん採れてよかったです



★★★一番、難しかった野菜は?★★★

 これは「白菜」ですね。まあ、実際に「出来なかった野菜」は、全く育たなかった「ホウレン草」なんですけど。。。ただ、やっぱり、ヨトウムシにバリバリ食われて、結局、第一回目の種まきをしたものは全滅し、2度目、3度目と蒔き直しをしながら、同時に、目に見えない土の中をほじくり返して見つけ出したヨトウムシ君に、完敗したのが、白菜、でしたね。

 結局、この時期に、こんなレベルですから、結球は無理。。。まあ、このまま、お味噌汁の具にでもします


 来年は、キャベツも含め、寒冷紗などをかけてやってみます

★★★一番、子供にとって育てて良かった野菜は?★★★

 野菜、というか穀物ですが、「お米」だったと思います。

 実際、一番育てて「嬉しくて」「美味しくて」「子供のためになった」というトリプル受賞は、「お米」かもしれません。



 発砲スチロールの箱に植えただけのミニ田んぼですが、良く育ち、良く実ってくれました

 稲の成長するスピード、稲が「分蘖(ぶんけつ)する」っていうのは、こういうことか!、と知れましたし、朝露を小さなビー球のように載せている稲穂のきれいな緑色に感動したり、何より、子供が「お米、大きくなってきたよ!」と、お米が稲から出来るということを学べたのも、このミニ田んぼのおかげでした

 今も、うちの息子は、田んぼのひこばえをみて「お米、また出来たよ」と言ってきたり、正月の飾り物についいる稲穂を、今でも勝手にむしってきて「お米、むいて~(脱穀して、ということです)」と言ってきます

 そして、1合ぐらいしか取れなかったお米ですが、今まで食べたご飯の中で、一番美味かったです 本当に美味しかった 来年の米作りはどうなることやら

 改めて、今年作って美味しく頂いたものをまとめてみると、、、
トマト、ナス、ピーマン、シシトウ、唐辛子、キュウリ、ゴーヤ、落花生、大豆、小松菜、ホウレン草、春菊、ゴボウ、オクラ、シソ、ニンジン、大根、白菜、キャベツ、ワケギ、ミニ田んぼお米、、、と、たっくさんやりましたね~

 そして、これからは、ブロッコリー、ホーム玉ねぎが食べれそうですし、来年春以降には、イチゴ、玉ねぎ、スナップエンドウ、そら豆、ニンニク、らっきょ、が上手くいったら収穫できます

 一度、やってしまえば、土を整え、種を蒔き、水をやるぐらいで、何とか育つのが野菜、っていうもんですよね。そして、一度やってしまえば、後は、ずっと続くのも、野菜作りだと思います。

 これから、どんどん、野菜つくりをする人が増えてくるんでしょうね。それが、市民農園なのか、ベランダ菜園なのか、家庭菜園なのかは、人によると思いますが。いずれにしろ、大地に根ざした生活をするのが、当たり前になってくる時代は、もう少しなんでしょうね。

 あと、20年もすれば、今の子供が大人になっている時代。日本の人口も減り、経済的な競争力も衰え、土地も家も余り、老人も増え、ますます、お金ではない家族中心、地域中心、生活の充実度を求めるヨーロッパ的な考えが広がってくるんでしょう。その時、やっぱり、大切なのは、土と触れるこどだと思うな~。

 私も、ぼちぼち、続けていきたいと思いま~す。

畑さん、土さん、太陽さん、今年1年、有難う。また、来年も宜しくね。

 




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クリスマスプレゼント

2009年12月26日 | 素敵な家族・子供との時間
 昨日は、クリスマスでした

 我が家では、珍しくローストビーフなんか出ちゃったりして、豪華な夕食でした ケーキは、妻がスポンジを買ってあるはず、、、だったのが忘れていたので、皆で作るイベントになるはずだだったのが、美味しいケーキ屋さんを10月に見つけていたので、急遽買出しに!何とか1個残っていたケーキで、みんな、ご満悦

 そして、夜に、そ~っと置いておいたクリスマスプレゼントを、今朝、子供が見つけました
 
 「あれ、あれ、何かあるよ?」と、大きな袋を見つけた子供が、指を刺して知らせてくれました。

 うちの子供の所望していたおもちゃは2種類あって、実は、昨日、1つはトイザラスで買ったのですが、もう1つは、20日(日)に注文しておいたのが、昨夜届いたのでした ネットでは、この時期は、6日間~10日間かかる、と書いてあったのですが、昨日届いたので、ぎりぎり間に合ったのでした

 うちの母が買ってくれたプレゼントもあわせ、たくさんのおもちゃに囲まれ、、今、うちの子供は、おもちゃで色々遊んでいます

 そんなおもちゃの中で、1つ、不思議なものがあります。それが、ヤマトの宅急便車のおもちゃ、です。


 実は、これ、24日の夕方に、会社にヤマトさんが売りにきたのでした。中身は、「お菓子セット」。1つ1,000円なのですが、子供を持っている人たちは、みんな一目で「欲しい!」となり、みんな買っていました もちろん、私も一目で「こりゃ、子供が喜ぶな!」と思い、即決しました。
 
 ヤマトも、面白い事業をやっていますね~。まあ、有名な会社の車は、トミカなど、ミニカーで子供は欲しがるぐらいですから、こういったおもちゃ兼お菓子、も「商品」になるわけですよね あとは、こういったものを、全国のヤマト配達員に販売しようと企画したヤマトの柔軟性、というか、企画力、実行力が素晴らしいんでしょうね 決して押し売りじゃなく、商品力でぜ~んぶ売れていましたからね。

 ちなみに、中身はこんな感じ↓



 うちの次男の名前も「やまと」なんで、「やまとのプレゼントはヤマト」と、しゃれになりました

 まあ、無事にクリスマスが迎えられて、良かったです

 メリークリスマス
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森の中

2009年12月24日 | 素敵な空間・イベント
 世の中はクリスマスイブ。しかし、誕生日と同じで、子供がいると、別に親がわくわくする、というよりは、子供を喜ばせるイベント、という感じになりますね~

 まあ、我が家には、サンタさんが明日の夜に来ることになっています。普通は、24日の夜なんでしょうが、我が家では、子供のプレゼントを買いそびれました。。。 20日、最悪23日に買えばいいや、と思っていたら、どっこい、世の中はそうは行かなく、もうどこも商戦は終わっていて、在庫切れ、だそうです来年からは、12月半ばまでが勝負で、余裕をもって12月頭に買うようにします

 さて、この前の日曜日、実家の前にある森林公園、という、杉・桧が中心の森の公園を散歩してきました。

 私は、実家に泊まると、朝、誰よりも早く起きてしまうので、よく、この公園を散歩します。

 久々に行ってみると、落ち葉がぎっしり敷き詰められていました。


 地面は「ふかふかの絨毯」という表現がまさにぴったりくる感じで、ふかふかしていましたよ やっぱり、「ふかふかの絨毯のような土」っていうのは、単に、堆肥を入れた土、という意味じゃなくて、落ち葉などが積もっているところを言うんでしょうね。

 自然農法の畑は、土が表面に出ておらず、落ち葉や野菜の残渣などが積もっていて、そこがふかふかしていて生き物の巣窟になっており、ほじくり返すと土の層が出てくる、と聞きます。自然も同じで、土の層がむき出し、なんていうことは、ほとんど無いですものね。そして、この層が、森林独特の「土の匂い」を醸し出しているんでしょうね。

 歩いていると、ふと、葉っぱを掻き分けてみたくなりました。こういった落ち葉が積もっているところで、葉っぱをどけてみると、、、


 葉っぱの下には、白い放線菌(カビ)がびっちり生えていました


 つまり、一番上の層が枯れ葉があるわけですが、下にいくほどだんだん腐って土になっていく過程が見えるんですね。葉っぱが湿って黒くなっていく層、その下には、白い放線菌が生えて、分解され、そしてその下に土が見えてくる、という流れ。

 単なる公園の森ですが、それでも、自然に近い状態なんですね。そして、どこの葉っぱのしたも、ぜ~んぶ、こういった白いカビが生えているんです

 落ち葉の「ぷ~ん」とした土の匂いのような、でも良く嗅ぐと、キノコのような匂いは、この白い菌の匂いだったんですね~

 こうやって、落ち葉が少しずつ土に還って行くんですね~。自然は素晴らしい仕組みが出来上がっているんですね~。素敵

 ちなみに、人によって落ち葉が掃かれてきれいになっているところは、こうなっておらず、日の光が当たるせいか、雑草が生えて緑色が映えていました。でも、自然の森の中は、落ち葉が積もっているから、雑草はほとんど生えていないんしょうね。

 散歩を続けると、陽が当たっている所は落ち葉がふかふかですが、当たっていないところは、霜柱で落ち葉も持ち上げられていました。


 意識して、霜柱を「ザクザク」とつぶして歩くのは、久しぶり子供の頃は良くやったな~ 

 そして、道に出ると、変な木の実が落ちていました。なんじゃこりゃ?松ぼっくりの一種?


 上を見上げると、どんぐりのような葉が付いている木に、この実がいっぱい付いていました。


 何の木なんでしょうね?

 
 そんなこんなで、久々に気持の良い早朝散歩となりました
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冬支度

2009年12月23日 | 農的体験・生活
 冬至も過ぎましたが、みなさんは、かぼちゃは食べましたか?我が家では、かぼちゃとゆず湯に浸かり、ほっこりしましたよ

 何かと忙しい日々ですが、冬将軍がいよいよ到来 って感じですね~。

 霜が降りて、朝は地面にへばりついている野菜達も、葉っぱの朝露が凍ってきました

 小松菜は、以下の通り、粉を吹くように氷の結晶が


 大根も、へなっています


 玉ねぎも、霜柱でもちあげられそうです


 特に、10月下旬に植えた、そら豆とスナップエンドウは、霜でへなへなになっていて、そら豆は、毎朝、ぐた~っとするようになってきました

 
 このままでは、霜にやられる?と思い、敷きわらマルチをしました。


 これでも、防寒になると思いますが、もし、やばそうであれば、棒をまわりにたてて、サランラップで巻いて更に防寒してみようと思います(NHKの「野菜の時間」で説明していたやり方です)

 そして、軒先にずっと干しっぱなしだった唐辛子と大豆第二段を脱穀し、保存。これで、夏にかけて育っていた野菜の収穫は全て終わり あとは、大根やカブなどは随時漬物にするとして、いよいよ、冬に突入です


 そして、お昼には、友人一家が来てくれたので、わいわいがやがや、楽しい時間を過ごしました。

 さらに、夜は、久々(2回目)の明光義塾でのアルバイト。3コマぶっ通しでやったので、さすがに疲れましたが、頑張っている子供達に教える仕事は、面白いですね

 そして、いつもは22時前には寝ているのですが、夜遅くなって帰宅する途中、夜空を見上げると、数日前は三日月だったお月様が、下の部分だけ光っている不思議な形でいました。


 写真だとわかりにくいですが、お椀のような形で、大きくて、オレンジ色の光を放つ、不思議なお月様でした。また、オリオン座も大きく輝いており、久々に「そういえば、冬はオリオンの季節だな~」ということを思い出しました。

 夜は出歩かないのが田舎の特徴なので、久々に夜空を見上げて、何か冬の寒さだけでなく楽しみを見つけた気分になりました。そんな1日でした
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みみず物語

2009年12月18日 | 素敵な本
 素敵な本に出会いました その名も「みみず物語」



 福岡さんの「わら一本の革命」などは、ちょっと難しいところもあるのですが、この「みみず物語」は、非常に作者の小泉さんのお人柄、「循環農場への道のり」が、細かく書いてあり、かつ、心が躍るエピソードがたくさんつまっていて、興奮しました 個人的には「久々にはまった」本です。

 この小泉さんの本を読んで、「よし、一度会いに行くぞ」と決めました。

 小泉さん、という方は、成田空港建設反対運動をしていた農家さんに養子として入った方。その後、有機農業をはじめ、「ワンパック」という生産者グループを立ち上げ、30年間、試行錯誤をしながらやってきた方です。そして、10年ほど前に、ビニールマルチや牛糞堆肥などの肥料を使わない、その土地で取れたものを畑に返すだけ、ビニール資材などは一切使わない、「循環農場」を始めた、という方です。

 私は、有機野菜、無農薬野菜、というのも、完全には信じられていないんです。現場の農家さんのご苦労がわかるので、そんなこと言えない頭でっかちの身分なのですが、やはり、抗生物質や遺伝子組み換えの飼料を食べた家畜が出し糞を畑に入れている有機農業って、大丈夫なの?と純粋に疑問を持っています。

 不耕起栽培の岩澤先生や、以前読んだ本や、(→参照)でも「牛糞堆肥は危ない」というのは知識で知っていましたし、実際、近所のおじさんが、「畑に見たことも無い雑草が生えているけど、あれは、牛のエサに海外の雑草の種が入っていたのが、牛糞堆肥として畑にまかれたものが発芽したんだよね」という話を聞いたりしているからです。

 埼玉県の小川町の金子さんのように、稲ワラ中心で育てた牛の自家製牛糞を使っていたり、ちゃんとしたエサを食べた鶏の糞などなら、安全な気もしますが、単に一般的な家畜の糞を使った有機栽培野菜は、直感的に?と思ってしまうんですよね~。

 「そんなの考えすぎでしょ?」と思うのが普通かもしれないけど、戦前までは、抗生物質やポストハーベスとや遺伝子組み換えのエサなんかなかったし、戦後の60数年間が「異常」なわけで、そういった「情報」や「知識」、もっといえば、生きるものとしての「直感」が働かない今の社会のほうが恐ろしい、と私は思うんですよね。まあ、実践は私も出来ていないんですけど。。。

 「大手メーカーや小売から与えられたものを選択するしかできない消費者」ほど怖いものは無いと思うんです。「わかっているけど、仕方無いじゃん」という事になってしまうんですが、「食は命」で、これ以上大切なものが、そうあるんかいな?と率直に思ってしまうわけです。

 この小泉さんは、いわゆる有機農業、をずっとやってきた方ですが、鶏糞も油粕も魚粉も、ポリマルチもビニールハウスも止めて、米ぬかと林の落ち葉、畑からでた野菜の残渣や雑草などだけで全て露地栽培で180種の野菜を作るようになったんです。最初60ぐらいの宅配会員さんが、今では、180組ぐらいいるそうです。

 その生活スタイル、思想、やられてきたことが、まさに私が尊敬することばかりなのです。

 昔は、近所の林に生えているハツタケというキノコを皆が採っていたそうですが、今や、近所のおじいさん達も取らなくなってしまった。そんな中で、小泉さんは、そういったキノコや山菜を収穫し、落ち葉を集め、自然の中で生かされている事を満喫している姿がたっぷり書かれています。

 また、挿入されているエピソードも、感動的、というか、衝撃的、というか。。。

 例えば、化学物質過敏症のAさんのお話。化学物質に異常に反応する体になってしまい、無添加の食材でも原材料にか株物質が入っているものは受け入れない、無農薬野菜でも体が受け付けない、洋服も靴もだめ、車も電車もだめで外出もままならず、ボールペンももてない、症状がでると1週間ぐらい目まい、吐き気、がたがた震えて話もできなくなる、という恐ろしい状態になる方

 そんな方が色々な無農薬野菜を探し求めて小泉さんの野菜に出会ったのですが「やっぱり、食べれなかった。でも、普通に部屋の中においておくことはできた。自分が触れるということは凄いこと。子供達には料理をしてあげることができる」という手紙をもらったそうです。

 小泉さんは、そこで野山に入り、天然のきのこや野生の山百合の根や山芋を採って送ってあげたそうです。

 すると、「本当に美味しくいただけました。山芋は雨の匂いがしました」という返信があったそうです。なんと、その山芋は、掘り終える頃に、にわか雨が降って、山芋に少し雨がかかったそうで、それをAさんは感じとれたそうなんです 信じられますか? 

 その他、牛糞堆肥を以前摘んでおいたところで育った野菜には「このキャベツだけ、何かいつもと違います。触れなかったです。。。肥料が多いような気がします」など、普通じゃない感覚が働いているんですね。

 Aさんは最終的には「先祖がえり」という病名をもらったそうです。でも、添加物や化学物質に触れても自覚はできない私達が健康で、化学物質を異常に知覚しつぃまうAさんが不健康、なんでしょうかね?そんな事を、小泉さんが問いかけていました。
 ちなみに、気功の先生がみたら、Aさんの体は物凄く丈夫で頑丈になっている、と診断されたそうです。


 あと、「なつこ」という鶏の話も、物凄く面白かったです

 鶏を飼いたくて、まずは、試し、ということで「廃鶏」をもらってきた小泉さん。その廃鶏が、見事に卵を産むお話は感動的でもありました。

 普通、鶏、というのは2年間で廃鶏にします。エサなどの飼料代と比較して卵を産む量が減って採算があわないので、つぶしてしまうんですね。
 
 ちなみに、鶏は濃厚飼料を与えられて、1年間で280個の卵を産まされるそうです。すると疲れてしまって産卵率が落ちるので、1年経った頃、「強制換羽」といって、2週間ぐらい絶食させて、40~50日卵を産まさせずに休ませます。すると、休養期間となって、羽も生え変わり、体がリフレッシュして、改めて卵を産めるようになる、というのが一般的だそうです。(鶏から見ればいい迷惑でしょうが。。。)

 小泉さんも、もらってきた老鶏に強制換羽をしたことで(養鶏場で既に1回やられているので、生涯2回目、の強制換羽、ですね。。。)、60羽の鶏が、1日平均10個の卵を産むようになったそうです。

 そんな鶏の中で、弱い鶏は、他の鶏達にストレス発散のために「尻つつき」をされて、殺されてしまうそうです。たとえ平飼いでも、エサを与える時間が変ったり、エサが大幅に変ったりすると、鶏達はストレスが大きくなるそうです。

 そんな中で、もともと片目がつぶれている鶏がいました。その鶏は、エサもろくに食べれず弱っていて、小泉さんは、外に放してやったそうです。

 すると、どうでしょう、最初は、与えられたエサしか食べたことが無いその鶏が、とまどいながら、稲ワラの下にいるミミズを1匹食べて、「これだ!」と思ったのか、「自分で始めてエサを獲る」という事を経験したことから、次々とミミズやバッタ、コオロギを捕獲し始め、とさかは赤身を帯び、ピンと経つようになり、1年たった後には、他の鶏の産卵率が1割のところ、この鶏は5割の産卵率を誇るようになったそうです

 平飼いであっても、与えられたエサを食べるだけの鶏と、自分の力で野原の虫を獲って食べる鶏では、全く生き物としての生命力が違う、ということですよね 
 
 私達が普通食べている卵を産む鶏を工業的なものから自然なものへ並べてみると、、、
①抗生物質たっぷりのエサを使ったウインドレス鶏舎の鶏
②抗生物質たっぷりのエサを使った開放鶏舎の鶏
③抗生物質は使わないにしろ、遺伝子組み換えやポストハーベスとの飼料がエサの鶏
④エサにこだわった開放鶏舎の鶏
⑤エサにこだわった平飼いの鶏
⑥自分でエサを捕獲している放し飼いの鶏

 昨年、行った鴨川の笹谷窯というところでは、鶏が20羽(?)ぐらい放し飼いされていて、奥様が「知らず知らずヒヨコが生まれていて、いつのまにか、こんなに増えちゃったのよね」と言っていました。ああいったのが理想なんでしょうね

 私達が選択できるとしたら、やっぱり④が一番多いですよね。

 ちなみに、卵を産むことだけの一生の養鶏は、2年でつぶされてしまいますが、そんな鶏は、本当は、5年、10年生きるそうです。食品業界の一般常識と自然界の一般常識は、やっぱり違いますよね~

 まあ、そんなこんなで、長くなってしまいましたが、この本は、小泉さんが、野菜の定期購入をしている会員さん向けに送っているレターをまとめたものです。長年、農業をやってこられた小泉さんの自然に対する思い、生活の中でのみずみずしい体験や気づきが盛りだくさんで、自然農法にあこがれる方、田舎にあこがれる方、都会で疲れてしまっている方、食品に関心がある方など、「読み物」としても大変面白い本です。

 私は、近場なので、お会いしに行ってくるぞ~
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プロの土作り、微生物や小生物の力

2009年12月17日 | 素敵な本
 寒くなってきて、作付けが無くなりました。最近は、畑にしょっちゅう行くことも無くなり、もっぱら図書館で借りる本も、野菜の育て方、というよりは、土つくりの本、あるいは、自然農法をやっている方の本を読むようになりました

 その中で、「プロ」の農家がやっている土作りの本を読んで「やっぱり凄いな~」という事を学んでいます。

 その中で、農文協が出している
・「有機物を使いこなす」
・「身近な素材でつくる ボカシ肥・発酵肥料 とことん活用読本」

の2つが、もし、自分がプロになるなら熟読するだろうな~、という本でした。

 前者は、20年ぐらい前のかなり古い本なのですが、「有機栽培」が増えてきた頃、「堆肥作りには、葉っぱや家畜の糞をただ入れればよい」という安易な考えに疑問を呈し、きちんとした論理と考えられた土つくりをやろうよ、と色々な事例を集めた本です。後者の本は、前者をより発展させたような本で、中身は多少重なるところがありますが、前者よりかなりわかりやすく素人でも読めるようまとめてあります。

 
 良く出ている家庭菜園の土つくりの本でも「堆肥を作るには、落ち葉を集めて米ぬかや鶏糞をまいて、発酵させて土に投下する」というのが一般的なものです。私も含め、ちょっと畑をやっている人は、大体この程度の知識じゃないでしょうか?

 ところがどっこい、本当に自身で苦労をしてきたプロの方々は違うんですね~例えば、ニンジン酵素。ニンジンと大豆クズとご飯と、、、を混ぜて、2ヶ月発酵させて、それを土にすきこむ、とか。「天恵緑汁」といって、韓国の自然農法から生まれた肥料は、春のヨモギやタラの芽のようなエネルギーあふれる野草を太陽が昇る前に摘み、黒砂糖と一緒に漬け込んだもの。これを土に与えると、微生物や小動物が増えて、土がふかふかになる、というもの。

 その他、竹林にいって、放線菌、いわゆる土着菌やカビを採種して培養したり、稲の切り株にご飯をかぶせて菌を採取したり、餅に生やしたカビを採取したり、、、と色々な菌を培養して、ボカシ肥や堆肥作りに使う、というもの。

 堆肥を入れれば、良い、というわけでなく、あくまで、基本的概念にあるのは、「微生物や小動物を増やす」という考え。

 地球の表層10㎝がいわゆる表土に、菌や昆虫などの微生物・小生物の90%がいて、彼らがきちんといる土は「生きている土」で、ふかふかしていて、肥料を与えなくても作物はきちんと育つ、ということなんです。1坪でいえば、表層10㎝に10キログラムの微生物・小生物がいる、ってことなんですね~

 そう考えると、私が行ったことのある畑で、そんなに微生物や小動物がいる畑ってほとんど無いんじゃないかな~、と思います。

 私は、自然農法の畑に行ったことが無いんですが、奈良の川口さんの畑にいったことがある人いわく、「地上は枯れ草や野菜の残渣などが敷き詰められている感じで、土が表面から見えないんですよ。そういったものの中に野菜が生えている感じ」と言っていました。

 他のある本を読んでも、例えば、豊かな森や草原では、土が表面に出ていることは無く、落ち葉などがじゅうたんのように敷き詰められている、って書いてありました。そういうところには、確かに、微生物や小生物が1坪で10キ㎏はいるかもしれない。なるほど、そう考えると、土がむき出しの畑っていうものがそもそも、自然からみれば、不自然なんでしょうね

 プロの農家は、連作、といって、同じ畑で毎年同じ品種をつくらなければいけないんです。例えば、さつまいもなんかは、毎年同じ畑なんで、毎年、殺菌剤や消毒剤を畑にぶちこむんですね。そうしないと、センチュウなどの害虫や、病気が発生して上手に作物が出来ないんです。
 家庭菜園などでは、輪作、といって同じ場所では2年~4年は同じ作物を作らないようにしよう、と、場所を毎年変えて作物を植えるのが基本なんですけど、プロはそうはいかなんですよね。

 でも、この本に出てきている方々は、例えば、特別な菌を培養して畑に蒔くことと、同じ大根でも数種類の品種を交互に植えることで、20年間、同じ場所で大根を連作しても、一度も障害が出たことが無い、っていう人もいるんです。びっくり
 
 じゃあ、植物と土って一体、どういった関係になっているのか?というと、例えば野菜が土に根を下ろすと、根の周りに「根圏菌」というのが集まってくるそうです。根は、一方的に土から栄養素を吸収しているわけでなく、根は土に分泌物を出したり、根が成長して土の中へ伸びて行く途中で少し切れてしまったりするんです。そういったものを求めて、微生物が集まってくるんですね。

 すると「根菌層」というのが出来上がって、根の周り数センチは、「非根菌層」と比べて微生物が多い状態になるわけです。


 一方、微生物はどんどん活発に動いて、土の中の有機物(有機肥料はもちろん、ちぎれた根っこなど)を食べて分解して無機物に変えてくれる。すると、その無機物(窒素、リン、カリ、など)を植物は根っこから吸収していくわけです。

 つまり、根っこと微生物は、それぞれ互いに共存しあって、それぞれを助け合って生き、成長しているんですね~ ああ、自然って何と素晴らしいんでしょう

 だから、昔の人は、例えば、豆に灰をまぶしてから蒔いたそうですが、それは理にかなっているそうです。根っこが出始めた最初の土が栄養に富んでいて、微生物が多い状態だと、少しずつ根が伸びてくるにしたがって、根菌層、も少しずつ増えていくので、畑の土が悪くても、根が伸びるにしたがって、根の周りの土も微生物が増えていくそうなんです。

 つまり、根が伸びると畑が耕される、というのは、単に根が物理的に土の中に進入して行くっていうだけでなく、根の成長と共に、微生物がいっぱい集まった「根菌層」が広がって行く、ということなんです。よく、「団粒構造の土が良い」と言われていますが、それは、微生物やみみずなどの小生物が土に分泌物を出して団粒構造化してくれるわけですが、根の成長と共に、「根菌層」が広がって、結果的に団粒化していくんですね

 ちょっとマニアックな話になってしまいましたが、ついて来れていますか?

 畑や土に関心が無いと、あんまり面白く無いか。。。 でも、家庭菜園や、土いじりが好きな人は、「へ~!」って思ってくれたのではないでしょうか?

 私は、「へ~」って思いました

 素人としては、葉っぱなどを中心にとりあえず堆肥を作って、畑に入れたら、なんだか有機っぽいことをやっているな~、と自己満足ができるので、それはそれでいいと思っています。

 ただ、畑が耕される仕組みとしては、微生物や小動物が畑を耕してくれるわけで、また、栽培物の根っこが根菌層を作っていくから耕されているわけで、そういった事を知ってやるのと、知らずに堆肥をぶち込めば畑はよくなる、と単純に思っているだけよりは、よっぽどやりがいもあります。何より自然の力、微生物や小生物の営みに目を向ける事ができるし、様々な生物がバランスを取りながら共存共栄している自然の素晴らしさを感じながら土いじりが出来て、より、土や畑が好きになるんじゃないかな、と思います。

 ということで、ちょっと小難しい話でしたが、私は「へ~!すごい!」と思ったので、皆さんに共有しました
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へばりつく野菜たち

2009年12月16日 | 農的体験・生活
 霜が降りるようになって、ずいぶん寒い季節になりました まあ、師走の12月だから当たり前か。。。子供の頃は雪が降ったけど、まあ、最近じゃ、雪が降らなくなっちゃったしね~、と思っていたら、今日の夜から明日の明け方にかけて、関東地方は少し雪が降るんだって いよいよ、冬真っ盛りですな~。

 さて、良く、霜にあたると野菜は甘くなる、っていう話を聞きます。ホウレン草なんかは、霜にあたるとその寒さに耐えるべく、葉っぱにエネルギーを貯め込んで、その分甘くなるので、霜にあててから出荷すると甘くて美味しいホウレン草になる、というのを聞きますね。うちの畑では、ホウレン草は結局出来ませんでしたが。。。

 しかし 他の野菜たちは、寒い中、頑張って生きていますよ

 例えば、そら豆君。朝方、寒い日は、こんなにしおれちゃっています。


 お~、よほど寒いのね~

 しかし、陽がだんだんあたると、また葉をピ~ンと貼ってきて普通の状態に戻ります。夕方遅くになっても、以下のように、なっています。


 全然違うでしょ?ちなみに、そら豆やエンドウなどは、あまり株を大きくすると霜で越冬できない為、種を蒔くタイミングが重要、ということなのですが、確かに、あんまり大きいと、霜でやられちゃうんでしょうね。うちのそら豆は、結構大きい株になっちゃったけど、まあ、今のところ、大丈夫そう。ただ、ちょっと寒そうなので、防寒してあげた方がいいかな~

 夏に蒔いた時なし大根は、1本だけ畑に残っているんだけど、こちらも同じく、朝は、畑にへばりつくように葉っぱを下に垂れています。


 でも、陽を浴びると、だんだんピ~ンと葉を貼ってきて、夕方でも、こんな感じです。



 冬の寒さが来ると、日射量も少なく、温度も低いので、野菜はなかなか生育しません。それこそ、夏の頃の成長スピードの半分ぐらいもいかないんでは?

 例えば、寒さが来る前に、結球させなくちゃいけないのがキャベツと白菜。我が家では、キャベツはきちんと結球したけど、小ぶりなままで、もう少し早く植えれば良かったな~、というのが反省点。白菜は、ヨトウムシにやられたので、再播種したのがようやく大きくなってきたけど、結球するのは無理のよう、、、。

 でも、その寒さのおかげで、野菜が甘くなるんですよね~

 家庭菜園を始めて半年ですが、冬の畑も含め、何事も体験してみないとね 夜と朝の寒さに地面にへばりつきながら頑張っている野菜くん達のことを思いながら、食べる時は美味しくいただきましょう
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大豆の脱穀

2009年12月15日 | 農的体験・生活
 日曜日のことですが、11月下旬に収穫した大豆を軒先に干していたのですが、乾いてサヤから大豆が弾けて下に落ちてきたので、脱穀をしました


 本によると、大豆を棒でパンパン叩いて、脱穀をする、と書いてあったので、子供と一緒に、棒でたたくと、ボロボロ大豆が出てきました


 でも、やっぱり、サヤに残っている大豆もあり、妻も「こうして、1つ1つ取ったほうがいいんじゃない?」と、冷静な突っ込みもあったので、結局、1つ1つサヤを手でむく感じで大豆を取り出しました。

 で、畑にある大豆の半分ぐらいを収穫し、脱穀したのですが、半分ぐらいが、いわゆる「くず大豆」という奴で、虫食いだったり、黒ずんだりしているんですよね~


 1つ1つ、くず大豆を除くと、結局、小瓶に1杯分の量になってしまいました

 慣行農法で大豆を作っている農家さんは、化学肥料をすきこみ、農薬をバンバンかけるんですが、まあ、そうしないと、大豆は美味しいから虫に食べられてしまうんですよね~。しかも、反あたりの収量は米より少ないし、どうしても、収入を考えると、そんなに作らず、結局、安い外国産が主になってしまうんです。やっぱり、自分で作ってみないとわからないものです。

 私の当初の思い「米と味噌があれば生きていける」という原点から言うと、自家製大豆で自家製味噌を作る、、、というのは、ちょっとこの大豆の量では無理。。。 せいぜい、来年の種まき用と節分の豆まき用で終わりかな~。

 畑にある残りの大豆も、いい塩梅で枯れてきたので、収穫し、また軒先に干しました。

 今回脱穀したものと、今干しているものと合わせ、来年こそは、自家製味噌がとれるぐらいの大豆を作るぞ~(←作付けする畑をどうするかは、、、まあ、そのうち考えます
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大学時代の友達の来訪♪

2009年12月13日 | 素敵な人・友人との時間
 今日は、久々のお客様の来訪

 大学時代の友人が、たまたま近くでマラソンに出る、ということで、その帰りに、奥さんと来てくれました

 大学の同期で、一流企業に勤め、バリバリと働いてきた彼ですが、仕事がきつい時には、田舎で農家暮らしにもあこがれていたことがあるそう。
 
 私の事を、「農家」になった、と思っている友人も多く、彼も、ど田舎の古民家のような所に住んでいると思っていたらしく、来てもらって、ちょっと拍子抜けした様子。

 私も、そういった所に住みたいんですが、残念ながら、田舎だけど、住宅街の一角の家を借りているんですよね~ なので、家の前の家庭菜園も、彼のお父さんが家でやっている家庭菜園と同じ感じらしい。

 で、彼は、その田舎に、ちょくちょく帰って、夏は山登りなどもしているそう。大学時代とは大違いの健康的な生活をしていました。

 田舎暮らしにあこがれながらも、やっぱり、今後の家族を養うことを考えると、今の収入を維持しながら、田舎生活は厳しい、という計算がたつので、少しはあこがれがあっても、すぐにどうこう、といった話ではないとのこと。

 久々にそういった話を聞いて、自分が、「まあ、何とかなるでしょ!」といった適当な感覚で、引越しをしてきて、給料も、前職の半分にもいかないところに勤めながら、そこそこ幸せを感じれていることに、改めて気づきました

 将来のことを考えると、お金は必要なんですけどね~。でも、今、子供との時間、家族との時間を過ごすことの方が大切だし、週休2日で、代休もきちんと取れるなんて、前職からみたら、夢のようだし、子供が大きくなるころには、今のような環境で積んだ経験が、新たな道が切り拓かれていくことに繋がると思っているんですよね

 そういえば、面接に申し込んだけど、こらから行くことになった会社が決まったので、面接に行かずお断りをした会社から、また電話がありました。私の履歴書や職務経歴書に書いてあった内容が、社長の琴線に触れて、改めて連絡を下さった、ということ。

 よく考えると、今回、初めての転職活動をしてみたけど、面接を申し込んで、返信の遅れはあれ、無反応だったところは全く無かったんですよね 最初は少し不安もあったけど、なるようになる、と思ってご縁があるところに、と思いながら動いたけど、結果的には、今までの経歴がこういった地域では、関心は持って頂ける経歴だった、ということはわかりました。有り難いことです。まあ、何よりもご縁を大切にしたいと思っていますので、一番最初にご連絡を頂戴した今の会社で、頑張っていきたいと思いま~す

 話がそれましたが、わずかな時間でしが、元気な友人の姿、そして、初めて彼を選んでくれた奥さんが見れて、面白い時間を過ごせた日になりました

 さてさて、今度は、どなたが来てくれるでしょうかね~?
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