半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

人は繋がるもんだね~

2009年06月30日 | 素敵な人・友人との時間
 6月最終日、広島から、ピースボート仲間のSが泊まりに来ました~♪

 ピースボートの仲間の結婚式に出るため、東京まで来て、友達の所を泊まり渡って、最終日に、東京の友達の家から、2時間以上かけて、わざわざ我が家まで来て頂きました。有り難い話です(感謝、感謝)。

 せっかくきてくれた、ということで、我が家も行ったことが無い、佐原の小江戸を再現したような昔ながらの長屋みたいな建物が並ぶ川沿いの、和風な建物のフランス料理店でランチしました♪

 Sは、相変わらず、元気はつらつ、サクサクしていて、うちの子供も可愛がってくれましたよん♪私が、午後、ハローワークに行っている間、妻と一緒に、幼稚園周りもしていたそうです。あ~、また、うちの子の新たな母が増えていくな~。

 そして、地元で、ちょっといい感じの喫茶店の「ゆうゆう」に連れて行きました。

 ゆうゆうは、メニューが、「卵かけご飯・カレー・ピザ」の3種しかなく、それ以外は、ドリンクしかない、喫茶店で、有機野菜や豆腐や、ちょっとした小物も販売しているお店です。

 テラスからは、田んぼが広がっているのを眺めることができ、そこで働いているおばちゃんも、そこに集うお客さんも、自然に会話が弾んでしまう、ゆったりした、いい感じのカフェです。


 今回で我が家は、2回目ですが、また、そこのおばちゃんや、地元に移り住んできて数十年、っていうおばちゃんと、ぺちゃくちゃ会話をしながら、楽しい時をすごしました。

 で、そのカフェは、地元の名だたるところと、大体関係があって、不耕起の岩澤先生の本とか、寺田本家(地元で300年以上続く自然派志向の酒蔵)の本とかが置いているんです。すると、Sが「あっ、この寺田本家知っている!」って言うんです。

 Sは、色々な活動をしていて、その中で、池袋のある居酒屋で、この寺田本家のお酒を飲んだことがあるそうで、そこの居酒屋主催の寺田本家視察ツアーにも参加しようとしたことがあるんだって。

 で、そんな話をしていたら、カフェのおばちゃんが、

 「さっき、寺田本家の方が入り口まで来たけど、お店が一杯だから、また後で来る、って言って、帰っちゃったのよ」なんてことを言ってくれたもんだから、「寺田本家、行きたいね~」

なんて、話が出てきて、そんな私達を見ていたカフェのおばちゃんが、

 「寺田本家さんに電話してあげようか?」っていって、「今から行くから」なんていう、電話を寺田本家さんにしてくれてしまいました!


 私が、この地に移り住んできたのは、実家に近い、ということもありますが、それ以外は、岩澤先生と、この寺田本家さんが、近くにあるから、というのが理由でした。

 ただ、きっかけが無かったので、Sが広島からわざわざ来てくれたおかげで、また、先週、ゆうゆうのおばちゃんのおかげで、寺田本家さんに繋がることができたので、びっくり&嬉しい!って感じです。


 寺田さんのところに伺うと、寺田さんご夫婦が待っていてくれました!

 寺田さんご夫婦も、小さなお子様がいて、また、Sが寺田さんのことを知っていたり、私が3月にお蔵フェスタという大イベントで、寺田さんのところに来ていた、とか、5月に引っ越して来た、なんていうお話をして、お話が盛り上がる!

 その後、お仕事の後なのに、有り難いことに、蔵のご案内をしてくださいました!








 井戸水、お米を炊く大釜(ほんと、でかい!)、その蒸気が出る煙突、種母を寝かしているお部屋の中、など。

  
 Sも広島から、こんな田舎まで来てもらったわけだけど、良い思い出が出来ただろうし、うちの妻も「引っ越してきて、初めて本当に良かった、楽しかった、と思った」なんて、いう発言もあったぐらいで、本当に良かったです♪


 見学後、事務所で、寺田さんの所の酒粕などで作った天然酵母パンや、お酒も買いました♪

 あと、「種まき大作戦」が、今度の週末にあるそうで、その案内も頂戴しました。うちの赤ん坊が風邪を引いているので、体調が良かったら、参加したいと思います。岡野さんも出展されるようだし、うちの奥さんにも、地元を好きになってもらいたいですからね。もちろん、突然、お邪魔したのにもかかわらず、丁寧にご対応頂いた、寺田本家さんとも、仲良く慣れればよいですしね。


 その後、更に、東京から、Yちゃんが、滞在時間、わずか2時間ですが、片道2時間以上かけて、我が家に来てくれました。本当に、有り難いことです。



 なんだかんだいって、小さな田舎の町では、ご縁が広がって行くものです。あとは、それが、どういったきっかけ、どういったご縁で繋がるかっていうことですよね~。目的的にならず、コツコツ、その日、そのときのご縁を楽しく味わいながら、また、ご縁を広げていければと思います。ご近所の、岩澤先生とも、そのうち、ご縁が繋がりますように。

 S、Yちゃん、遠くまで来てくれて、ほんと、有難う。うちの妻も、大変喜んでいたし、俺も嬉しかったよん。やっぱり、田舎まで来てくれると、本当に嬉しいものです。また、遊びにきてね~!

 このブログを見ている人で、時間がある人、私がきちんとした仕事に就かないうちに(笑)いつでもウエルカムなんで、遊びに来てくださいね~!ペーパードライバー暦12年の私が、、車でお迎えにいきま~す!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

でーもんさん的生活

2009年06月29日 | 素敵な人・友人との時間
 1週間、東京にいったり、お手伝いにいったり、で、久々にでーもんさんのお手伝いに夕方から行きました。
 
 朝、電話がかかってきたんで、うちの妻も「でーもんさんじゃない?」って、察っしがつくようになりました(笑)

 お互い午前は、用事があったので、16時からお邪魔しました。自転車で、でーもんさんの家に近づくと、道の角で座って、私が来るのを待っていてくれた様子(笑)なんか、可笑しくなっちゃいました(笑)

 
 でーもんさんは、19時には寝る生活をしているので、あと、3時間で寝るわけです。そんな時間にお邪魔して、まずは、玄関先で、お茶と揚げ餅を頂きながら、ちょっとしたお話タイム。

 すると、この前、じゃがいも堀を一緒にやったおじいちゃん(でーもんさんより1つ歳が上だった方)が、杖を使い、片足を引きずりながらやってきました。で、そのおじいちゃんが、犬ちゃんを、散歩に連れていくんですよね~!

 でーもんさんも、そんなに足が良くは無いわけですが、同世代の足が悪いおじいちゃんが、日課で、こんな感じで犬ちゃんを散歩に連れていってくれるわけです。田舎の人って、たくましいし、また、なんだか、ほのぼのしちゃいますよね。繋がりも都会暮らしのおじいちゃん、おばあちゃんに比べれば、やっぱり太いんでしょうね~。

 その後、梅干をたんと頂きました。でーもんさんの梅干は、塩分が少ないせいか、あるいは、熟した梅を使っているせいか、本当に、美味しいんです。
 
 今日のお手伝いは、でーもんさんの家の庭にある畑の雑草取り。生姜が、植えてあって、なんともいい香り。その横で、でーもんさんは、トマトに、竹で作った骨組みで、プチハウスを作っていました。
 

 これなんですよね~。私もホームセンターで、ハウスセットみたいなのを買うんじゃなくて、篠竹とか使って、骨組みなんて、無料で作れちゃうわけだから、自分で作る方が良い、という発想を持っていたんですが、でーもさんは、ご自身で、竹を使って、プチハウスや、トンネルを作っていました。本当に、見た目、とか気にしなければ、手作りで何でも出来ちゃうんですよね~。いや、でーもんさん、素敵です!

 雑草を抜いた後、いつものハウスに行き、ナス、ピーマン、キュウリの収穫。隣の畑のおじいちゃんから、カブも3つ頂戴し、今日も、たくさん、頂いてしまいました。毎回、いつもすみません、有難うございました~。また、お手伝いいたします!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡野さんは、やっぱり素敵♪

2009年06月29日 | 素敵な人・友人との時間
 日曜日は、岡野さんのところにお手伝いに行きましたよ。

 過去の岡野さんのお話は以下参照。
→http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/d/20090406
→http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/d/20090510

 3回目となると、私も気楽なもので、ワクワクしながら行って来ました。今回は、レイキ(?)という「西洋ネギ」の植え替えです。

 この西洋ネギは、単位は忘れましたが、1000円以上で売れるんだって。レストランとか、マダムが買うようで、世田谷などの高級スーパーでは、数本で600円、とかで売っているらしい。お金持ちはいるもんですな~。

 珍しい野菜で、相場が高いこの西洋ネギは、良い現金収入作物とのこと。お米中心と思っていましたが、岡野さん、本当に色々な作物を作っていらっしゃる。夫婦お二人で、本当に、色々チャレンジされていて、尊敬します。

 植え替えは、ハウスの横で育てた苗のうち、太いものを選別して、また別の耕した畑に植え替える作業。農家さんのところに行って思うことは、やっぱり「機械」があると無いとでは、全く違うよな~、ということ。

 今回は、小さなトラクター(?)で、軽く掘り返して、その後を、鍬で溝を作っていったけど、ネギ専用のトラクターもあるんだって!知っている人は知っていると思いますが、ネギは、植えた後、ワラなどで茎の部分を隠して日よけして、成長してきたら、土寄せして、といった作業を繰り返して「白い部分」を増やしていく作業が必要。なので、最初は、結構深めに溝を掘って植えるわけ。この最初の溝を、機械でやれたら、そりゃ楽だわな~。

 今回は、雨が途中から降ってきてしまったため、残念ですが、2列半しかできませんでした(涙)

 お昼を、子供達と一緒に食べて、午後は、納屋や出荷場所のお掃除をしました。


 新たな発見は、まず、植木屋さんの畑を見たこと!

 植木屋さんって、植木の苗木を、野菜の作物と同じように、畑で育てているんですね~。畑に1m感覚で、高さ1mぐらいの可愛い庭木が植えてあって、なんともかわいらしい畑がありました。で、大きくなったのを出荷する、というわけ。珍しいものを見ました。

 あとは、、お掃除をしながら、やっぱり「スペース」って重要だな~、ということもなんとなくわかりました。よく、体験談や、本などで、農業をしようとした際、土地は結構みつかるけど、出荷などに適した家は、なかなか見つからない、ということを聞きますが、昔から農家をやっているところは、納屋などはいくつもあるし、屋根付きスペースが結構あるわけです。お掃除して、「ここに宅急便の出荷荷物を置こう」なんていう岡野さんの話を聞きながら、なるほど~、と思っていました。

 また、鶏は、前回そんなにきちんと見ませんでしたが、20羽以上いました!コケコケいっていて、卵もたくさん取れるそうで、個別に注文も入るそうです。


 最後に、岡野さんは、ぼちぼちやっている私の事を真剣に考えてくれていて、

「お金はあるんか?土地はどうするの?」

と親切に聞いて下さるんです。

 農的生活を始めたい、と思いつつ、生計を立てるための農業をするかは、まだなんとも言えない状態なんですが、本当に、ありがたいことです。

 西洋ネギを植える際も、お隣の畑をやっている方に、軽くご紹介いただいたり、「大栄(町の名前)の農家の若者が集まる会議に、呼ぼうと思ったんだよね」と、こちらが恐縮してしまうぐらい、有り難いお言葉をかけていただける。

 更に、「有機農業研究会」に、私が、お話を聞きに行ったことがあることを告げると、岡野さんから、そのときの「司会の佐久間さんとかは、この辺の人だよ」とか、「山木くんが話をしたんだ」とか、なんと、繋がっていることがわかりました。やっぱり、ご縁って繋がるんですね~。勝手に道がどんどん繋がって、広がって行く感覚を、久しぶりに感じました。

そして、あんまり働いていないのですが、どっさり、食べ物を頂戴しました。



・ 岡野さんが作っている、不耕起&無農薬米
・ 岡野さんが作っている、極上米粉シフォンケーキ(むちゃくちゃ美味い!)ネットで注文する価値有り!

 →岡野さんのHPはこれ⇒ http://shizen-mura.jp/

・ シフォンケーキに、ということで家の裏で取れたブルーベリーを使ったジャム(もちろん、自家製)
・ 本日、生みたて卵

あと、今夜は、我が家がカレー、という事を伝えると、奥様が

・ 岡野さんが土地を貸している養豚業の方から頂いた、というロース肉
・ カレー粉(Palシステム)

も下いました。有難や~、有難や~。

 卵なんか、こんな感じで、黄身が普通に手で持てますからね~。



 また、お声をかけて頂いたら、今回の分も含めて、きちんと働いて恩返ししま~す。有難うございました!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シカさん家、再び!

2009年06月27日 | 素敵な人・友人との時間
 我が家は、ADSLLが来ず、光しか使えないということがわかり、かつ、KDDIの光ONEも来ておらず、結局、フレッツ光を使うことになりました。しかし、その工事も7月中旬ということで、まだまだ、ネット環境がそろわない日々が続きます。。。ということで、週1回ぐらい、溜め込んだものをアップするブログになりそうです。。。

 さて、土曜日は、シカさんの家に行ってきました。今回は、皆で農作業、というのではなく、念願の「個人的にお話を伺うため」です。

 シカさんの家は、

→http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/d/20090613
→http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/d/20090419

にあるとおり、夫婦二人で会社勤めをしながら、380坪ぐらいの古民家付き住宅を購入し、土日は農的生活を楽しんでいらっしゃる。

 鶏を飼い、野菜も作り、パンやお菓子も作り、仲間が集い、古い農器具を再生して使ったり、自家採取の野菜や卵で月1回、北千住の喫茶店にどら焼きを焼きに行ったり、、、と、「働きながら、こんな生活ができるんだ!」という生活を実現していらっしゃるお家。

 今までは、畑仲間(鴨川自然王国で知り合った仲間達)に混ぜてもらって、農作業をお手伝いしていたので、あんまりお話をお伺いすることができなかったんですが、今回は、「どうしてそんな生活を志し、実現していったのか」といったことをお聞きするために、お伺いしました♪

 
 シカさんご夫婦は、経歴も面白く(?)、シカさんがシカさんと呼ばれている(?)のは、もともと、大学などでシカの研究をされていたから。シカの糞を集めて観察したり、今まで何百頭というシカを解体して、生態を研究してこられた方。奥さんも、猿の研究をされていた、ということで、夫婦そろって、動物の生態研究に従事されていたそう。

 また、奥さんは、お父さんの仕事の都合で、全国の国立公園があるところに住んだり、大学では、1年休んでザイールとか、アフリカの国立公園に近くに住んだり、と、結構ワイルドな、普通ではない、羨ましい経験をお持ち。
 
 そんなお二人は、結婚式で、比内鳥(比内地鶏の元となる希少な鶏)のツガイをプレゼントされたそう(笑)

 それをその頃の家の半坪ちょっとのところで飼い始めたのが、最初の鶏を飼い始めたきっかけ。

 また、その頃の家は、2坪ぐらいしか、土があるスペースが無くて、そこに頑張って1苗とか2苗ずつ、何種類もの野菜を植えて育てたりしていた頃だそうで、ただ、やっぱり満たされないところもあって、欲求を満たすために色々模索していた頃、鴨川自然王国と出会った。そして、そこに来ている仲間達と会うことにはまり、通いつめ、今の所に引っ越してきてからは、皆が畑仲間として、色々手伝ってくれるようになったんだって。


 で、もともと、シカさんは、「CITY BOY」で、都心で暮らしていたため、死体とか糞とかからは、隔離されていた生活を送ってこられていた。それが、だんだん、、そういったものが、汚い、とか、隠すべきもの、という雰囲気があるけど、シカの研究(糞や解体などからの生態調査)などを通じて見て見ると、動物界では、一つの循環となっているし、死も生も変わらない、おんなじものだ、と気づき始めたそう。そういった、死や糞といったものと隔離されない生活の実現の具現化したものが、今の鶏を飼って秋には絞めたり、野菜などを自分で作る生活なんだそうです。


 また、そんなシカさんが出会った本が、鳥山敏子さんの「いのちに触れる」の本。

 そのうち、紹介しますが、私が、以前シカさんの家に行って「鶏を解体したい!」と思って、図書館で検索して見つけたのが、この鳥山さんの「いのちに触れる」を調査・研究・実験した「鶏を殺す授業(村井 敦志さん)」という本。

 鶏の解体方法も細かく載っていますが、むしろ、その内容が大変すばらしく、本当にはまってしまい、それをお伝えしたら、なんと、シカさんも、その本がお勧め、ということを教えてくれました!かつ、今回、お話を聞くと、そもそも、シカさんにとっては、鳥山さんの「いのちに触れる」が、当時(高校生?)、衝撃的で、人生を変える図書の1つになったそう。

 そんなこんなで、シカさんが、鳥山さんの「いのちに触れる」と、ちょっと前に映画になった「命の授業900日 豚のPちゃんと32人の小学生」の本を貸してくれました! 読もう読もうと思いながら、なかなか時間が取れなかったんですが、きっかけを頂けました!やった!

 人が人生のターニングポイントとなった経験、背景、本などを知るって、私は昔から大好きなんですよね~。大学時代も先輩のそういった話を聞くのが好きでしたが、こういった農的生活みたいのに関心を持った昨年秋からも、そういった話をひたすら聞いて歩きまわったもんです。これは、私のずっと変わらない志向性ですな~。


 さてさて、お話をシカさんのお話に戻します。直接、生でお話を聞いたり、その家や畑を見ていると、シカさんのライフスタイルのすばらしさがわかるんですが、文章だとなかなか伝えにくいですが、頑張ります。


 シカさんは、小さいながらも、2坪ぐらいで野菜を作ったり、鶏を飼うことで、「欲求」がむくむくと大きくなり、農文協の本で鴨川自然王国を知り、鴨川自然王国に出かけることでかけがえの無い仲間が出来、そこで色々な人のお話を聞き、体験を続けながら、3年ぐらいかけて古民家付き土地を見つけ、古民家を数年かけて(今も現在進行中)で改築し(本当に素敵な古民家ですよ!)、鶏小屋を作り、鶏を何羽も飼い、秋には絞めて「命を頂く」事を経験でき、更に、自分の庭で取れた野菜・果実・小麦・卵を使って北千住のカフェでどら焼きを焼きに行ったり、、、と、本当に、どんどん、どんどん、確実に自分のライフスタイルを確立し、広げていっているんですよね。しかも、お二人ともきちんと働きながら(奥さんは、新宿まで片道2時間、毎日通っているんですよ!)

 時代は、変わってきていると、ホント、思います。

「定年帰農」という言葉が生まれてから、60過ぎてから農的生活に入る先輩方が増えましたが、私の母の友人の3分の1ぐらいは、ちょっとした畑をやっているんじゃないかな~。

 そして、今の30代~40代は、もちろん、家を買ってローンを組んできちんと働きながらも、家族を大事にし、自分の生活を大事にし、自分の好きなことをやろうと、家庭菜園やベランダ菜園を始めている人が多くなってきています。つくばの友人は、30坪ぐらい、家庭菜園やっているそう(すげぇ~)。

 20代は、「種まき大作戦」みたいなイベントや情報が増えてきて(ちなみに、私の家の近くの下総神崎は、よく会場になっています)、30代の私の世代より、もっと、スローな生活実感を感じられるフィールドへ、フットワーク軽くタッチしている気がするし。

 日本の人口の大きな山である、団塊世代と、団塊Jrが、何かしら農的生活にタッチし、それ以降の若者も、今まで以上に、カジュアルに農に触れ始めている時代が来ていますよね。一方、人口は減り、家や畑は余りまくっていくわけで、将来、食糧危機が来る、という話もあるけど、私は、楽観的です。

 「農業」というように、「農」を「業」として、生計を立てる収入源として位置づける「生産者」として携わる人は減っていくでしょうが、「生産者であり、消費者でもあるプチファーマー」は、むしろ増えて行くと思うんですよね。

 「消費者側」だけであり続けて、少しも「生産」をしない事自体、「なんか、おかしい」と、思っている人は、どんどん増えていっている気がします。

 まあ、そのうち、都会に住んでいる人の中でも「カリスマベランダー」とか出てきて、ゴーヤやキュウリの「緑のカーテン」なんかは、夏の風物詩になってくるんでしょうしね。エコビレッジ、っていう名称のベランダ菜園が出来る事を売りにしているマンションも出始めているぐらいですから。

 話はそれましたが、シカさんと奥さんと、じっくりお話が出来て、大変刺激になりました。また本を借りちゃったし(笑)じっくり読ませていただきます。有難うございました~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワクワクする仕事をしたいね

2009年06月26日 | 素敵な人・友人との時間
 引っ越してから、1ヶ月ぶりですが、月1回の診察&薬をもらいに、東京に行ってきました

 田舎に引っ越すと、「上京」になるわけで、「久々に上京」したわけです。
(ちなみに、東京は、暑いね 田舎に比べると、やっぱり、コンクリートやビルばっかりだから、ヒートアイランド現象ってのがあるんでしょう、暑かった

 で、2時間近くかけて行くわけですから、当然、せっかくだから、、、ということで、東京で働いている友人や、何かしらのイベントに顔を突っ込みたくなるわけです。

 ということで、前職の同僚2人と会ってきました。(夕方から、有機農業研究会のイベントに参加しようと思いましたが、友人とお話過ぎて、ちょっと精神を使いすぎて、気持悪くなったので、今回は参加しませんでした)


 で、東京で働いている元同僚の仕事の話を聞いたりしながら、「仕事」について、思ったことを今回はつらつらと書きます。


 私も、一応12年間、バリバリと働いたわけですが、病気になったおかげで、会社を辞める決断と、周囲の理解を得ることが出来ました。

 一方、普通の人は、会社勤めでサラリーマンをきちんと行っているわけで、私みたいに、ホームセンターでカードを作ろうとしたら、職業欄ってのがあって、「無職」と書いたら、なんだか、ずっと審査がおりない、、、な~んて、事は無いわけです。社会的に経済基盤がしっかりしているわけですから。


 でも、疲れてしまっている人が多いわけです。


 私も、仕事をする能力がそんなに無かったんですが、「役職」とか「役割」から来る「責任感」で仕事をしていました。最初は燃えていましたが、結局、力不足でした。

 私が病気になる前のバイブルは「7つの習慣」という本で、人生における自分の役割=責任、をしっかりと見つめて生きていこう、という、社会通念的には、まじめな方の人間だったわけです。

 でも、昨年、病気になっちゃったし、会社をやめる事になりました。

 で、大学時代の友達と久々に会うと、み~んな、不況の影響を受けて、なんだか、ワクワク・ドキドキできる仕事をしておらず、転職を考えたり、「買った家」のローンや「老後のお金」の為に、経済面を充実させる事を考えている感じです。

 
 今、燃える仕事が出来ている人って、素敵だと思う。


 お金の為、でなければ、やっぱり、「その会社の事が好き」「仕事の内容が好き」「職場の仲間が好き」「仕事の理念が好き」といった、「没頭・熱中」できる仕事をしたいわけですよね。本当は。

 「お金」をいったん離れて考える事が出来たら、素直に、率直に自分の仕事を見つめることが出来るし、それで「好き」であれば、それは、このご時世では、幸せなことだと思う。でも、「今までの延長」でやっている仕事であれば、思い切って、次のステージに飛び込むのも手、なんだと思う。

 今まで、ずっと、頑張ってきて、それで「やっぱり、この仕事をずっとは続けないな」という結論が出せる人は、今までがんばったからこそ、次の未来へ目を向ける事ができる素地が整ったわけで。
 
 私も、ずっと、仕事に「夢中」になってきました。でも、5~6年ぐらいやって、「結局、俺はビジネスには向いていないな~」と思って思って、ずっと思いながら、仕事を続けてきたからこそ、今は、「ビジネス」の世界を飛び出すことになんら未練も無いし、今まで働いてきた会社、仕事、時間について、「本当に良かった」と思っています。やりきっていなかったら、中途半端にまだ続けていただろうからね。

 
 じゃあ、「今の仕事は?」というと、「きちんと生活すること」みたいな感じなんですよね。「仕事=きちんとした会社で、安定収入を得ること」みたいな概念が無くなっちゃったんで

 そういう人と、いっぱい、出会えて、見てきて、魅力的に生きているな~と思ってきたし

 「半農半X」って、そういう生き方をあらわす言葉として、よくぞ、発案された、と塩見さんを尊敬している今日この頃です

 これからの時代、自分の地域で、自分の好きなことをやりながら、生きていけるお金も得ていく、っていう生活をするのが、一つの流れになってくるんでしょうね。

 一流企業で日本経済の為に働き、高収入を得る人達と、地元の地域や仲間と収入は少ないけどそれ相応に仕事をしながら日常を生きる人達と。

 まっ、会社も終身雇用してくれない時代で、給料もあがっていなかい時代で、60歳とかで定年って概念も、もはや無くなってしまった時代だから、1度は会社を辞めて、半年とか、1年、休むのもアリかな、と思いますよ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近はこんな感じです

2009年06月24日 | 素敵な家族・子供との時間
 最近の生活についてです。

 この前、月曜日が「千葉県民の日」でした。で、この「県民の日」に、我が家は、初の「成田ゆめ牧場(車で15分の近さ)」に行って来ました。

 同じ千葉県にある「マザー牧場」には、もう、何度も行っていましたが、こちらはお初。あひるのレースや、牛さんがたくさんいましたが、小さな子供には、ちょうど良い感じの広さ、小動物の種類がそろっていましたよ。特に、うちの子供は、機関車トーマスが大好きなので、トロッコ機関車や、トラクターは大喜びでした あと、ハヤシライス(?)がむちゃくちゃ美味しかったです

 もちろん、アイスクリームもね



 家庭菜園については、トマトは、最初の実が取れた後は、大きくはなっているけど、青いまま。梅雨明けまで、お預けって感じです。

 その代わり、収穫期?に入ったらしいのが、ピーマン。鈴なり状態になりつつあり、3日に1回ぐらいは、数個、収穫できるようになってきましたよ



 で、1ヶ月ぐらい、遅れて植えた落花生は、以下のように、土を盛り上げて、芽が出てきました。本葉4枚ぐらいで、植え替えできるんですが、場所が無い。。。う~ん、どうしよう。




 子供との手作り食べ物については、ヨモギ餅を作るようになってから、上新粉を使って、お団子を作ることが定番となりました

 よく「お団子作ろうよ~」って子供から声がかかってくることも多く、楽しい感じです 最近は、串に通してみたら、なんか、本当の団子みたいになって、楽しかったですよ



 てな感じで、日常が過ぎていきますが、最近は、梅雨で蒸し暑く、嫌になっちゃいますね~。

 ネットも光に変えなくてはいけないらしく、月々5,000円となると、結構の出費。。。う~ん、大変だな~。


 という、最近のお話でした。


 今週末は、金は、病院のため、久しぶりに上京して、土日は、佐倉のシカさんのところにお話を聞いてくるのと、笹川の農家さんのお手伝いにいってきま~す。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頂いて、いただきます

2009年06月22日 | 農的体験・生活
 こっちに引越しをしてきて、お手伝いをしていると、なんだか、頂き物が多くて、買い物しないでも、結構生きていける感じです。


 今、家にある頂き物をあげてみると、、、

●勤めていた会社のイベントをお手伝いした時に頂いた【にんじん、玉ねぎ、トマト、豚肉】

●愛知県の岡崎市で頂いた【干ししいたけ】(さやエンドウ、夏みかんなどはもう食べてしまいました)

●千葉県四街道市の実家が米農家さんの友人から引越し祝いで頂いた【お米】

●奈良県の吉野の柿農家さんの友人から頂いた【ジャム、南高梅】

●大門さんから頂戴した【じゃがいも、きゅうり】

●神崎自給教室でゲットした【梅、バジル、たけのこ】

 と、結構あるもんですね。


 今、仕込んであるのが【味噌、梅酒、梅干、梅ジュース】でしょ。

 育てているのが、

 庭では、【トマト、ししとう、ナス、ゴーヤ】、プランターで作っているのが、【唐辛子、ピーマン、きゅうり、ミズナ】

 玄関にごちゃごちゃした植え込みがあるんですが、隣のおじさんが「これ、ブルーベリーだよ」と見つけて(教えて?)くれた、【ブルーベリー】

 とりあえず苗を作っているのが、【落花生、オクラ、赤ちりめんシソ】

 あと、この前買って来たハーブ系は、【バジル、パセリ、レモンパーム、ローズマリー(妻のチョイスですな)】ってな感じ。


 なんだかんだいって、貰い物で、結構生きていけるな~


 この前、浜松の方でお坊さんをやっている友人の所に泊まりに行った際に、普通にご近所さんから、無農薬のお野菜やお米などを頂いている、って話を聞いたけど、田舎に来ると、やっぱり、色々貰えるな~

 まあ、きちんとアルバイトとして働いて、1日5,000円とか、「現金」をもらうやり方もあるようだけど、今は、「現物支給で働きます!」というと、いくらでも人手を欲しがっている農家さんはあるわけで、まだ引っ越してきたばかりの私としては、人間関係を築くためにも、「現物支給」で十分な感じ

 そして、仲良くなっていきながら、来年は、1反ぐらい、自分で米を作れる田んぼを借りるのと、、、、あとは、やっぱり、大豆と小麦だな。。。米、大豆があれば、主食の飯と味噌、醤油が作れるし、小麦があれば、パンとか色々作れるからね

 妻の話で、多用する、ニンジン、玉ねぎ、ジャガイモ、ってな感じなんだろうけど、この辺りは、まあ、もらえるっちゃもらえるしね~。


 今週は、東庄町というところの岡野さんのところにお手伝いに行ってきま~す(報酬は、無農薬のお米、というお話、、、やった!)

 
 最後に、私が大学の時に短期留学したニュージーランドで知り合った友人が、今、柿農家に嫁いでいまして、そこから、柿チップ(柿のドライフルーツみたいなもの、むちゃくちゃ美味い!)と南高梅とブルーベリージャムを送ってもらいましたので、そのご紹介。

 まず、南高梅。減農薬でがんばっているらしい。


 これは、現在、梅ジュースにしています
 ↓


 あと、この前、頂いたのが「コンフュチュール」セット。コンフュチュールって、な~に?っていう感じですが、「ジャム」のことでした。 

 数年前、ブルーベリーを作るって、言っていたけど、こんな素敵な瓶入りの「コンフュチュール(ジャムのことです)」セットにするなんて、凄いね~ 原材料も、ブルーベリーとお砂糖と、レモンしか使っていないので、本当に、ブルベリーの粒が、どっさり入っていて、変に寒天とかで固めているジャムとは大違い 美味しかった



 奈良県の吉野の「堀内農園」というところが、このジャム作っています。もちろん、柿農家ですから、柿はもう、超絶品ですよ

 そのうち、有名になってくると思うので、ぜひ、名前を覚えておきましょう

 remember 堀内農園
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神崎自給教室パート3!

2009年06月20日 | 農的体験・生活
 毎月第3土曜日は、神崎自給教室です。

といっても、こっちに引っ越してきているので、地元民(?)として、参加。マイカーの18段変則のチャリで、集合場所へ

 今までは、私を含めて4人でしたが、今回から新たに2名が参加して、合計6名の参加者に。で、参加者の1人が、ご家族(女の子3人+奥様)を連れて参加したので、賑やかになりました


 まずは、午前中は、梅の収穫へ。

 梅林へ行く途中、子供達が、カエルを捕まえて喜んでいたり、桑の実を採って食べていたら、ヘビが現れた

 でも、主催者の方は、普通に捕まえて、「触ってごらん」って、皆に触らせてくれました。



 ヘビの名前は聞いたんですが、昔は毒蛇と思われていたので、噛まれたら、明日生きているかわからない、という意味で「明日知れず」みたいな名前だったけど、忘れちゃいました

 そんなこんなで、梅林に到着~
 ↓


 まずは、落ちている梅を拾いまくる。腐っていたり、虫食いのものは、端っこにポイポイ投げて、一通り収穫。

 落ちているものだけでも、以下の4倍ぐらいになりました。
 ↓


 その後、梅の木の下に、青いビニールシートを敷いて、みんなで、竹の棒で、バシバシ、梅の木をたたき、実を落とす作業。初めてやったけど、葉の裏側に隠れていたりすると、青梅が葉っぱの色と同化してなかなか見つけにくいんですね ただ、そのうちみんな目が慣れてきたので、バシバシ落としあいになりました。でも、一番見つけられたのはお子様。目がいいんでしょうね。「あっ、あそこにもあるよ」って、教えてくれました。梅を落とすなんていう体験を子供と出来ると楽しいよね~

 この日はで、暑かったので、木、金と作業をしていた私は、半分、ガス欠に。。。お昼ご飯を食べて、出門さんの梅干と漬物の差し入れで力を蓄え、午後は、まずハウスへ。

 ハウスは、これまた、木、金にも来ていたところですが、トマトの芽摘みと、きゅうり、バジル、あと青いトマトの収穫をしました。バジルなんて、もう、たんまり山盛りに~。



 その後、山の上の畑へ行き、これまた、木、金にやったジャガイモ堀を行う。もう、ジャガイモ堀は3日目だったので、東京から月1回来ていて、ワクワクしてやっていた時と違い「もう、私はやったので、皆さん、どうぞ、どうぞ」って感じでした。毎日やると、農作業も、慣れが来てしまうものよね。

 でも、東京から初参加の女の方は、嬉々としてジャガイモを掘っていました。木陰では、野草茶を作れるよ、ってことで、スギナ、桑の葉、どくだみなどを喜んで摘んでいました。う~ん、なんだか3ヶ月前の自分を見ているようだな~

 ってな感じで、収穫を終えて、みんなで山分けをして、終了。自転車で、大量の収穫物をもって、帰宅しました。
 

 ↑
 梅は、重いので、これだけ分けてもらいました。3㎏ぐらいかな。
 

 とはいえ、家には、1年前の梅酒があり、そして、月曜日に奈良の友人から南高梅をたんまり頂いていたので、梅ジュースを作っており、母ちゃんが、梅干を作り始めたばかりで、さて、この梅どうしようか・・・

 で、考えた結果、梅ジャムと梅干を作ることにしました

 奥さんが不在なので、疲れた体に鞭をうって、まずは、ホームセンターに梅干用の壺と、明日から雨、ということだったので、トマトのために、マルチを買出し。

 トマトは、ずっと、露地栽培で、なんにもしていなかったんだけど、さすがに、梅雨の雨にうたれて泥はねも凄かったし、出門さんからは『トマトはそのままだと梅雨の泥はねで病気になるよ』と忠告されていたし、「菜園王」という雑誌を読んでも、『梅雨までは誰でも順調に行くが、梅雨が勝負時。ビニールトンネルがあればよいし、最低マルチは必須』と書いてあったので、今さらですが、マルチを買いました。で、 暗くなる中、19時過ぎまで、マルチを張りました。ほんと、疲れた。。。

 さて、その後は、収穫物の調理。

 まず、梅林に行く途中に生えていた、むちゃくちゃ細いタケノコ(直径5~6㎝、高さ30㎝ぐらい)を「ちょっとだけど、食べれるよ」ということで、収穫したのを、誰ももらっていかなかったので、私がもらってきました。8割ぐらいは食べれないところだったけど、以下の写真の通り、食べれるように下ごしらえ。



 その後、夜ご飯作り。

 バジルはやっぱりトマトでしょ とういことで、家にあった完熟トマトと、豚細切れと、これまた、今日もらったキャベツを、にんにくバジルオイルで炒め、最後にバジルをたんまり入れて、主菜の出来上がり

 青いトマトは「軽く塩で揉んで、すだち酢やポン酢で食べると美味しい』ということだったので、スライスして、塩もみし、ポン酢をかけて頂きました。

 昼の出門さんの差し入れの漬物の余りも貰ってきたので、それをご飯に乗せて、いただきま~す
 ↓



 トマトとバジルを炒めたのは、むちゃくちゃ美味かった

 青トマトとポン酢は、トマトの甘みや青臭さがほとんど無く、しゃきしゃきしたサラダのような感覚で頂けました


 夜、一息ついて、21時を過ぎていましたが、気合を入れて、今度は、梅の仕込み。梅干のヘタをとり、洗い、水に漬け、ジャムをことこと作りました。なんだか、甘酸っぱい匂いがするものの、レシピなしでやったので、なんだか水分が多い感じだったので、翌日も、コトコト煮込みました。

 ひとなめしてみると、甘酸っぱくておいちぃ~ ええんちゃう、これ

 写真の右の鍋の中が梅ジャムで~す
 ↓


 そして、梅干は、壺に塩と一緒に梅をいれ、梅干を漬けました。。。と思ったら、重石が無かった 仕方無いので、釜に水を入れ、取り急ぎ、重石に。今度、重石を買ってこないとね。。。収穫物が多く、段取りもつけないと、なかなかすんなりいかないものだね。

 更に、外で陰干ししていたジャガイモも、朝の雨でぬれていたし。。。緊急避難して、新聞紙をかけておきました。

 
 俺、がんばった、お疲れ様、、、って言いたい1日でした。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おじいちゃんに弟子入り?

2009年06月19日 | 農的体験・生活
 新居は、ADSLが結局、繋がらない、ということがわかり、光に変えなければいけないらしいです。。。また、しばらく大変だ~。しばらく、週1ぐらいで投稿します。

 さてさて、木、金は、崎自給教室でお知り合いになった、80歳過ぎのおじいちゃん、大門さん(でーもんさん)のところにお手伝いをしてきました


 大門さんは、80過ぎのおじいちゃんなんですが、朝が早い 

「お引越しのご挨拶&お手伝いします」という連絡を入れたところ、朝、7時前に電話がかかってきたりする 5:57AMに留守電入っていたことも 

 朝、4~5時には起きて、夜19時には寝る生活をしているんだって。農家さんは、やっぱり早いね~

 木曜日は、朝7時ぐらいに「今日は雨が降るかもしれないから、7時半ぐらいに、早く来れないか~」っていう電話が朝かかってきて、8時集合予定だったのを、前倒しで急いで行ったら、「お~、来た、来た。まあ、あがってください」と、なぜかお茶のみタイム 身の上話をし、世間話をしながらお茶を飲んで、それから、自転車でゆっくり畑へレッツゴー

 大門さんは、普通の人が早歩きするぐらいのスピードで、バランスを崩さずにゆっくり自転車をこげる方。その後ろを、ゆっく~りついていく。

 最初は、ハウス内のトマトの芽かき。そこで、「持っていってください」と、キュウリをしこたま頂く その後、小山の上のジャガイモ畑へ。

 目測で200坪ぐらいのジャガイモ畑が2枚もある



 もう、だいぶ掘ってあるけど、それでも、まだまだ大量に残っている。

 で、大門さんのお知り合いらしいおじさんと3人で、ひたすらジャガイモを掘る。おじいちゃんから「出門の右腕ができたな~(笑)」と、私は、出門さんの弟子のような存在になってしまいました

 この日は、キュウリ一袋と、キュウリの苗3つと、「知り合いからもらったけど、持って行って」と渡された「ふじ」という木の盆栽、あと、じゃがいもがどっさり
 ↓

 

 で、「明日は何時にすっか?」と、当然のようにお誘い頂き、金曜日も、ビニールハウスの野菜に水をやった後、じゃがいも畑へ。

 この日は、別の3人ぐらいのおじいちゃんと一緒に6人で掘る。
こんな感じ。
 ↓

 おじいちゃん達は、みんな、70歳とか、80歳だけど、元気元気 

 お日様の下で、みんな、趣味的に畑をいじったり、収穫したりしながら「この畑、肥やしがいっぺー入っているな~」とか、町の役人の話とかしている。

 大門さんより1歳上のおじいちゃんが「大門は、足が悪くて階段は這ってのぼるのに、畑に自転車で来ちゃうんだもんね。元気だよね~」と言っている。そういうあなたも元気そのものですよって、突っ込みを入れたくなってしまいましたが

 田舎のおじいちゃん達って、こんな感じで、ゆっくり暮らしているから健康なんだろうね

 大門さんは、「じゃがいもは、日持ちすっから、たんと持っていって~」とおっしゃって頂くが、しかし、むっちゃくちゃあるな~。

 しかも、凄いのが、これだけ作っても、大門さんは、どこにも販売していないんですよね~

 もう、田んぼも、畑も、息子さんに任せてしまっていて、ご自身の日課として、あるいは、畑をやっていない友達との交流の場として、あるいは、友達へ分ける為に作っていらっしゃる。

 「畑やっていない友達にあげると、喜んでくれるんですよ、ふっふっふ(笑)」

とのこと。

 畑に来ているご友人との会話を聞いていても、畑がコミュニティースペースになっているのがよ~くわかる。なんだか、のんびりしていいい感じ。

 そんな大門さんは、

「元気だけど1人暮らしの老人は大井、3年後に、共同で住めるところを作って、1人暮らしの老人がみんなで住んで、皆で畑を耕し、みんなで暮らしていけるところを作っていこうと考えている」

なんていう、目標、次にやることを語っているのを聞いて、80過ぎても、目線を上に持っていた。凄いな~

 あと、私が流通関係の仕事をしていた、ということを知ると

「うちの野菜とか、友達の野菜なんかを、住宅街で売ったらいいと思う。住宅街に引っ越して来た人たちも、もう、20年たって、老人になっているが、買い物をするところが無いので、困っているはず。それでお金を稼げば?」

なんていう、アドバイスも。いやいや、ほんと、見た目はゆっくり、話し方もゆっくりの、田舎のおじいちゃんなんですが、判断力、見識をしっかりお持ちで、びっくりしました。


 あと、まだ、体が出来ていない自分には、こういった畑仕事は、結構ヘビーだけど、そこは、80過ぎのおじいちゃんと一緒にやっているので、30分ぐらい掘ったら「ちょっとゆっくりしましょう」といって、休憩をとって、のんびり休める。畑も、1時間ぐらいやったら、午前は終了。午後は、お昼寝も挟んで、14時ぐらいから、また、1時間ちょっとやって終わり、っていう感じ。このぐらいのペースなら、私にもいい感じ。

 で、なんとなくお手伝い、って感じで行ったのですが、なんだか「弟子入り」みたいになっちゃっています。通い続ける関係になってしまいました 
 
 まあ、予定が無い時は、極力通って、大門さんと仲良くなって、色々地域のことを教えていってもらいながら、地元に溶け込んでいきたいと思いま~す
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平牧さんの講習会by生活クラブ

2009年06月18日 | 食べもの
 ネットが不具合があって繋がらず、結局、しばらく繋がらないそうです。。。6月中は、実家でしか使えなさそう 不便さを感じてる今日この頃です

 さてさて、ちょっと前のことですが、生活クラブ千葉の成田で、「平田牧場(以下、平牧さん)」の講習会がありました。そこで、ちょっとだけですが、初めてソーセージ作ってみました

 また、久々に、食品添加物の話を聞いたので、少しだけ(?)食べ物に注意喚起がされましたよ。


 生活クラブ生協(以下、生クラ)は、大地を守る会よりはレベルは高く無いですが、一般のCOOP・生協とは一線を画している生協さん。COOP商品は取り扱わず、独自のガイドラインで、安全性を決め、商品を取り扱っています。そもそもは、うちの奥さんのお母さんが使っていて、うちの食品は、ほとんど生クラ一本で買っていました。子育て中は、宅配してくれるのも楽だしね。

 で、引っ越して来た地域は、残念ながら生クラはやっていませんが、実家の成田の方では、やっているので、たくましいうちの奥さんは、成田の班に入れてもらい、成田の活動にも、早速参加申し込みをした、というわけ。

 その第一弾が、平牧さんの講習会。

 平田牧場さんは、結構有名な「三元豚」などを生産している山形の牧場さん。私も、以前の職場で関係があって、同期の結婚式で山形の酒田に行った時、平牧さんの新田社長がスピーチに来ていました。そこでもらったお土産の味噌漬け豚肉が死ぬほどうまかった

 また、その際、平牧さんの精肉工場も、工場の方にご案内して頂き、初めて枝肉(豚を真っ二つにした半分の肉)が工場に吊るされている姿などを見学もしたことがあります。

 そんな感じで、なんとなく、私は平牧さんには親近感を持っていますが、生クラとは、もう、30年とか、何十年もおつきあいがあるそう。

 30年も前は、ソーセージは真っ赤かなものが主流で、 「常温で量り売りしていても腐らない」という時代。そんな時代に、平牧さんは、安全なソーセージを作り始めたが、地元のスーパーでは、ぜんぜん売れなかったそう。ところが、世田谷の生活クラブから、「取り扱ってみたい」という連絡が入り、「とりあえず5t!」もの注文が入ったそう。

 で、一生懸命、平牧さんは作って、出荷したけど、全部腐っちゃったんだって
 当時は、まだまだ、チルド配送がきちんと出来ていない時代で、センターの冷蔵庫にたくさん入れすぎて冷蔵が効かなかったとか、配送時に冷蔵が効かなかったんじゃないか(当時は単なる幌付きのトラックを使っていた)とか、色々原因があげられたそう。

 ただ、いずれにしろ普通なら、大事故のはずが、生活クラブさんは

 「ちゃんと腐る=本当に防腐剤などを使っていないんですね」

という解釈をしてくれて、一緒に、腐らないような仕組みなどを作る関係になったんだって。それ以来、ず~っと、一緒にやっているんだって。凄いね~

 しかも、他の生協は、ロース、とか、ヒレとかの部位の量を指定してくるけど、生活クラブさんは、豚一頭、まるまる注文をしてくれるので、生産者としても有難い存在だそう。

 そんなわけで、平牧さんは、生活クラブさんと、もう何十年もお付き合いをずっとしていて、生活クラブさんが主催する講習会にも、よく来ています。

 実際、うちの奥さんも、東京に居た頃、1度、平牧さんの枝肉を解体して試食する講習会みたいのに参加したこともあるんです。


 前置きが長くなりましたが、今回の講習会は、最初の1時間が、一般のハム・ソーセージ(以下、ハム・ソー)と、平牧さんのハム・ソーがどう違うか、といったお話。後半が、実際に、ソーセージを作って見たり、料理を食べてみたり、という感じのプログラムでした。

 まず、最初の講義ですが、いわゆる、添加物系の話ですね。

「結着剤・発色剤・調味料・酸化防止剤・保存料・着色料」

の6つが、大体のハム・ソーには入っている、というお話。

 まあ、大体の人が、なんとなく知っていることですが、改めて細かく教えていただいたので、記載すると、、、

★精肉に、注射などで水分や添加物を注入して、増量し、
★そうすると、見た目が変になるので結着剤=リン酸塩Na(カルシウム・亜鉛不足を招き、味覚障害の原因になりうる)を入れ、
★色が黒いと鮮度が悪く見えるので発色剤=亜硝酸Na(アミノ酸との反応で発がん性)をいれ、新鮮そのものの赤い肉にし、
★調味料=グルタミン酸ナトリウム(中華料理症候群、本物の出汁などより、グルタミン酸ナトリムの入っているものが好きになってしまう)で味を強化し、
★酸化防止剤=ビタミンC( L-アスコルビン酸)(過剰摂取で下痢、嘔吐、頭痛)や保存料=ソルビン酸K(発がん性)で日持ちを良くし、
★増量や味の強化の為に入れた大豆たん白等の粉類が入っているところと、入っていないところの見た目が違ってしまうので、着色料=赤色104号・カルミン酸(発ガン性、染色体異常)、など、で赤く着色する。


というのが、大手メーカーが作っているハム・ソー、というお話。

 実際、ギフトのハムを常温で押入れに入れて、どれだけ持つか実験をしている人の話も紹介してくれながら、賞味期限を適当につけている話なんかもしてくれる。

 その他、精肉だと原産地表示が必要だが、加工肉だと原産地表示が必要無い、とか、脂身は水分を吸いにくいけど赤身は吸いやすいから、大手ハムのベーコンやハムなどは、普通に作ったハムより赤身部分が多い、とか、「パリっとするソーセージ」は、薬品につけて皮を極限まで薄くしてある、とか、「そりゃそうだなぁ~」という細かい話もお伺いする。


 この類の話は、前職でも聞いていたし、また、『食品の裏側』を書いた安部 司さんの講演を聴いたことがあるので、大体知識があります。

 安部 司さんが講演で言っていた事と同じで、こういった添加物系の話で、私が解釈している「危険性」は、

●国が、今は安全と認めていても、後になって、危険とわかったから使用禁止、と覆すことがある(β-カロチンなどが良い例)

●把握できないほどの添加物の種類、また、薬や環境ホルモンなど多数の要素が絡み合った際に、全ての関係から安全性を証明することは不可能

●今、食べている人に、直接影響が現れなくても、遺伝的には、3世代目(孫の代)に影響が出るものもある



といったところでしょうか。

 まあ、ぶっちゃけ、どう考えても、100%添加物が入っていないものを食べない、というところまで、いかないけど、こういった話は、刺激、となって面白いですよね。関心も高まります。

 そこまで色々本当に入っているの?と思われる人もいると思いますが、まあ、実際、入っちゃっているんですよね~

 私も、前職で、よく、食品メーカーさんの所に行っていましたが、食管の人が『社長、ソルビン酸入れないとだめですよ』って、普通に言っていましたよ。だって、入れないと、消費者がうるさい「賞味期限」が守れないし、それが出来なければ「スーパー」が仕入れてくれないんですから。

 あとは、安全性、とかをどう見るか、でしょうね。私は、安全性というより、

「添加物の味に幼い頃からなれると、その味が好きになってしまう」

という、安部さんのお話が、あんまり、添加物を支持しない理由ですね。

 外食産業も、ファーストフードも、インスタント食品も、スナック菓子も、大体、グルタミン酸、大豆たん白加水物、などを使っているわけで、そういった味が好きになると、普通に出汁をとった日本食などは「味が薄い、うまみが足りない」といった状態になって、ますます、「添加物で味付けされた工業製品」ばかり食べるようになってしまう、という話。

 まあ、こうなったのは、食品メーカーさんが悪いわけじゃなく、消費者が変わるしかないんだけど、まあ、しばらくは無理でしょうね。。。

 で、最終結論は、なんだかんだいって、「自分で作ったものが、安全で、しかも美味しい!」というところに行き着くわけです。


 ということで、お勉強は終わりで、cooking time

以下のとおり、ソーセージ作りを初体験~


 
 ミンチと羊腸は、平牧さんが既に用意してきてくれたので、あとは、押し込んで、結ぶだけ まあ、大した事無い作業だったのですが、やっぱり、体験って、何でも面白いね~

 その後の昼食タイムで食べたソーセージは、絶品あれは、手作りだから、というだけでなく、中身のミンチ肉や香辛料などの配合が良かったからでしょうね。香辛料と脂と肉のバランスが絶妙で、超ジューシーだった


 この後、もうちょっと小じんまりした、「牛乳サロン」という、牛乳を使ったレシピが学べる会に出たり、奥さんは、理事?みたいなものに申し込んだりと、やる気満々でした

 というわけで、生クラさん、東京でもお世話になりましたが、また、こちらでもお世話になりま~す
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ