今日は「食と命の教室」の5月。
昨日に続いて暑かった~
ちょうど子供の運動会とぶつかり、しかしこの日が参加人数が最大だったので、仕方なく諦めました
子どもからも「なんで来ないの~」と叱られましたが
帰宅して話を聞いたところによると、運動会も「やばい」暑さだったらしくて、救護室に運ばれる子供もいたとか。
お昼は校長先生のはからいなのか、教育委員会からのお達しなのかはわかりませんが、お昼ご飯の時間にクーラーが入った教室が解放されたそうです。
しかし、外にテントを出している家が多いせいか、「ほとんど我が家の貸し切りだった」と言っていました
さて、教室の話に戻して、今年は年間会員さん6人でこじんまりしたアットホームな感じなのですが、今日は久々にご参加の夫婦や、今年の年間会員さんの旦那さんや、おかげさま農場のお取引先など、単発の方が集まり、久々に10名の参加者。
いつもはこのぐらいなのですが、久々に10名を見ると、沢山きたな~と思えてしまいますね
ということで、初顔合わせの方も多いので、簡単に自己紹介した後、キュウリの収獲前の「ブルームレス」のお話。
ブルームというのはブドウの表面についている白い粉のことなのですが、昔のキュウリには全てついていました。
で、戦後、野菜が専門化され、ハウスで連作をすると障害が出てきたのですが、そこで「接ぎ木」という技術が生まれました。
台木としてカボチャの苗を使い、芽が出て本葉が出たらそこをチョキンと切ってしまい、一方で育てたキュウリの茎も切ってしまい、それを接ぎ木してしまうのです。
そうすると、根っこはカボチャのキュウリが出来上がるわけです。
これをしている中で、カボチャの性質が乗り移ったキュウリが出てきました。
それがブルームという粉がついておらず、皮が厚くて割れにくく棚持ちもする今のキュウリです。
「ブルームがついている昔のキュウリは、農薬と勘違いされたり、棚持ちがそれほどしないから、みんなブルームレス、つまりブルームが無いキュウリになっちゃったな。でもうちはブルーム有りのキュウリだよ」
と高柳さんが言っています。
また、ブルーム有り、無しではなく、昔の品種のキュウリを私は食べたことがありますが、まるで食感が違います。
今のキュウリは皮が固く、歯で噛む時に弾力があるというか、手で折るとボキっとなりますが、昔のキュウリはポキポキボリボリした食感でまるで違うんですよ~。
さて、そんな話が終わった後、早速外に出てキュウリの採り方の説明を受けます。
みんな汗を流しながら頑張って収獲。中には顔を真っ赤にしている参加者もいたので「大丈夫ですか~、無理しないでね」と声をかけながら運営。
10人でたくさんとったものを高柳さんが、サイズや曲がり具合で選別して、中にはサイズが小さかったら曲がっているのはあるので、弾かれます。
はじかれたキュウリがいっぱい
でも、実は、これはみんなで山分けのお土産になったので有難いのです
キュウリの収獲が終わった後は、先週田植えが終わった田んぼの見学です。
やっぱり田んぼは見ているだけで気持ちよいですよね~
高柳さんは無農薬で田んぼをやるために、特別な紙マルチを張りながら田植えをします。
これが水の中で2カ月ぐらいで溶けてなくなるのです。
その間に稲は育つから、草が出てこないんですよ~。
ちなみに専用の田植え機は340万
紙マルチも1本170mぐらいで6000円とコストもかかります
合鴨農法を以前はしていたのですが、それもコストがかかるし外敵に食べられたりと、なかなか上手くいかず、そんな時に原発で避難してきた福島の有機農家さんが教えてくれたのがこの紙マルチなんです。
田植えをしたばかりだから今回は草取りはしません。
横の田んぼの水に足を入れたら気持ち良かった
そしたらみんな真似して「気持ちよい~」と無邪気な感じでした
さて、お昼はいつも通りお母さんの手作りの盛沢山ご飯
これを目当てに来る方も実は多いのです
特に、今回、ヨモギや良くわからない葉っぱなど野草の天ぷらが出て、美味しかった~
午後は油を搾るためのゴマとヒマワリを蒔きました。
これで今日の畑仕事は終了。
その後、「今日のお話」は「高柳家の伝統療法」。
私が事前に「赤本」と「あなたと健康」の話をしていたので、その流れで高柳さんから、昔からの自分の体は自分で養生するというお話をしてもらいました。
高柳家では、例えばちょっと熱が出てもそれは「体の免疫がバイ菌と闘っているから良い事。梅肉エキスをなめて布団をかぶって寝ていればよい。大丈夫、お父さんがついているから大丈夫だ」といって子どもを育ててきたそうです。
「最近の人は自分の体を自分で診ることをせず、養生するという事を知らないよな。すぐに医者任せにしてしまう。でも本来、自分の体を養生するという事は大切だと思うんだよ。野菜も同じだよね。すぐに農薬かけて何とかしようじゃなくて、様子を見ていると自分の力で病気を無くしちゃう、そんな力が植物にもあるんだよ。まあ本当にまずいな、という時には薬も必要だけど、その見極めだよね」
膿にはドジョウの開きをペタっと貼るとすぐに治るそうです。
胃腸にはゲンノショウコを煎じたもの。
青タンなどの打ち身にはマムシの焼酎漬け。
色々あるのですが、今回、初めてマムシの焼酎漬けが部屋の隅に置いてあるのを発見
生きたマムシを捕まえてきて、一升瓶に入れ、1カ月ぐらいかけて便などを出させ、最後に生きたまま焼酎漬けにするのです。
それを小瓶に分けたものなので、マムシは入っていませんが、匂いはさほどなく、飲んだら精力つきそうだな~、という感じでした
ちょうど参加者の1人が腕に青アザがあったので、塗っていました。
これで治るといいですね~。
そんなこんなで今日はとても暑かったですが、美味しいお昼ご飯と午後は気持ちの良い風が吹き、無事楽しく1日を過ごすことができました
来月は6月30日(日)です。
https://www.minson.jp/shyokutoinochi/
昨日に続いて暑かった~
ちょうど子供の運動会とぶつかり、しかしこの日が参加人数が最大だったので、仕方なく諦めました
子どもからも「なんで来ないの~」と叱られましたが
帰宅して話を聞いたところによると、運動会も「やばい」暑さだったらしくて、救護室に運ばれる子供もいたとか。
お昼は校長先生のはからいなのか、教育委員会からのお達しなのかはわかりませんが、お昼ご飯の時間にクーラーが入った教室が解放されたそうです。
しかし、外にテントを出している家が多いせいか、「ほとんど我が家の貸し切りだった」と言っていました
さて、教室の話に戻して、今年は年間会員さん6人でこじんまりしたアットホームな感じなのですが、今日は久々にご参加の夫婦や、今年の年間会員さんの旦那さんや、おかげさま農場のお取引先など、単発の方が集まり、久々に10名の参加者。
いつもはこのぐらいなのですが、久々に10名を見ると、沢山きたな~と思えてしまいますね
ということで、初顔合わせの方も多いので、簡単に自己紹介した後、キュウリの収獲前の「ブルームレス」のお話。
ブルームというのはブドウの表面についている白い粉のことなのですが、昔のキュウリには全てついていました。
で、戦後、野菜が専門化され、ハウスで連作をすると障害が出てきたのですが、そこで「接ぎ木」という技術が生まれました。
台木としてカボチャの苗を使い、芽が出て本葉が出たらそこをチョキンと切ってしまい、一方で育てたキュウリの茎も切ってしまい、それを接ぎ木してしまうのです。
そうすると、根っこはカボチャのキュウリが出来上がるわけです。
これをしている中で、カボチャの性質が乗り移ったキュウリが出てきました。
それがブルームという粉がついておらず、皮が厚くて割れにくく棚持ちもする今のキュウリです。
「ブルームがついている昔のキュウリは、農薬と勘違いされたり、棚持ちがそれほどしないから、みんなブルームレス、つまりブルームが無いキュウリになっちゃったな。でもうちはブルーム有りのキュウリだよ」
と高柳さんが言っています。
また、ブルーム有り、無しではなく、昔の品種のキュウリを私は食べたことがありますが、まるで食感が違います。
今のキュウリは皮が固く、歯で噛む時に弾力があるというか、手で折るとボキっとなりますが、昔のキュウリはポキポキボリボリした食感でまるで違うんですよ~。
さて、そんな話が終わった後、早速外に出てキュウリの採り方の説明を受けます。
みんな汗を流しながら頑張って収獲。中には顔を真っ赤にしている参加者もいたので「大丈夫ですか~、無理しないでね」と声をかけながら運営。
10人でたくさんとったものを高柳さんが、サイズや曲がり具合で選別して、中にはサイズが小さかったら曲がっているのはあるので、弾かれます。
はじかれたキュウリがいっぱい
でも、実は、これはみんなで山分けのお土産になったので有難いのです
キュウリの収獲が終わった後は、先週田植えが終わった田んぼの見学です。
やっぱり田んぼは見ているだけで気持ちよいですよね~
高柳さんは無農薬で田んぼをやるために、特別な紙マルチを張りながら田植えをします。
これが水の中で2カ月ぐらいで溶けてなくなるのです。
その間に稲は育つから、草が出てこないんですよ~。
ちなみに専用の田植え機は340万
紙マルチも1本170mぐらいで6000円とコストもかかります
合鴨農法を以前はしていたのですが、それもコストがかかるし外敵に食べられたりと、なかなか上手くいかず、そんな時に原発で避難してきた福島の有機農家さんが教えてくれたのがこの紙マルチなんです。
田植えをしたばかりだから今回は草取りはしません。
横の田んぼの水に足を入れたら気持ち良かった
そしたらみんな真似して「気持ちよい~」と無邪気な感じでした
さて、お昼はいつも通りお母さんの手作りの盛沢山ご飯
これを目当てに来る方も実は多いのです
特に、今回、ヨモギや良くわからない葉っぱなど野草の天ぷらが出て、美味しかった~
午後は油を搾るためのゴマとヒマワリを蒔きました。
これで今日の畑仕事は終了。
その後、「今日のお話」は「高柳家の伝統療法」。
私が事前に「赤本」と「あなたと健康」の話をしていたので、その流れで高柳さんから、昔からの自分の体は自分で養生するというお話をしてもらいました。
高柳家では、例えばちょっと熱が出てもそれは「体の免疫がバイ菌と闘っているから良い事。梅肉エキスをなめて布団をかぶって寝ていればよい。大丈夫、お父さんがついているから大丈夫だ」といって子どもを育ててきたそうです。
「最近の人は自分の体を自分で診ることをせず、養生するという事を知らないよな。すぐに医者任せにしてしまう。でも本来、自分の体を養生するという事は大切だと思うんだよ。野菜も同じだよね。すぐに農薬かけて何とかしようじゃなくて、様子を見ていると自分の力で病気を無くしちゃう、そんな力が植物にもあるんだよ。まあ本当にまずいな、という時には薬も必要だけど、その見極めだよね」
膿にはドジョウの開きをペタっと貼るとすぐに治るそうです。
胃腸にはゲンノショウコを煎じたもの。
青タンなどの打ち身にはマムシの焼酎漬け。
色々あるのですが、今回、初めてマムシの焼酎漬けが部屋の隅に置いてあるのを発見
生きたマムシを捕まえてきて、一升瓶に入れ、1カ月ぐらいかけて便などを出させ、最後に生きたまま焼酎漬けにするのです。
それを小瓶に分けたものなので、マムシは入っていませんが、匂いはさほどなく、飲んだら精力つきそうだな~、という感じでした
ちょうど参加者の1人が腕に青アザがあったので、塗っていました。
これで治るといいですね~。
そんなこんなで今日はとても暑かったですが、美味しいお昼ご飯と午後は気持ちの良い風が吹き、無事楽しく1日を過ごすことができました
来月は6月30日(日)です。
https://www.minson.jp/shyokutoinochi/