半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

拾った銀杏で茶碗蒸し♪

2021年09月29日 | 素敵な家族・子供との時間

イチョウが実を落とす季節です。雌のイチョウは実を落としているのですが、臭いですよね~

ただ、あれを見ると親父を思い出します。

親父は東京のどこかの公園から銀杏を拾ってきて、家で煎って食べていましたが、あれも臭かったな~

そんな銀杏を息子が公園から拾ってきました。「茶碗蒸しを作る」とのこと。

それで、スーパーで鶏肉、椎茸、かまぼこなど具材を買ってきていたのですが、騒ぎだしました。

なんじゃ?と思ったら、「その日に実を崩すのは大変で、普通は2~3日、水につけて実を腐らせて種を取り出す」らしいのです。

スイッチが入っていたのにいざ作ろうと思ったら作れないのがもどかしいらしいので、「その日に作る方法」を調べてあげたら、やっと落ち着きました

しかし、結局、2~3日水に浸けるというやり方になり、手袋など貸してあげながら実を落としました。確かに腐らした実は臭い

ただ、昔感じた臭さより臭くなかったのはやり方が違ったからかな?昔は地面に埋めて腐らす方法だった気がするので、水だと臭いがでなかったのかもね。

そんな感じで出てきた種はとても白くてきれいでした

そして、ついにその日がやってきました

仕事から帰ると、炒りたての銀杏。そしてちゃんと殻が割ってありました。

食べたら、あらま、美味しい

炒りたての銀杏って、色もきれいだし無茶苦茶美味しいんですね~

そして出てきた茶碗蒸し。

和風出汁の元を使いつつ、ちゃんと昆布でも出汁を取ったのとあわせ、そこに椎茸や鶏肉の旨味がしみ出しているから、まあそれはそれはお店と同じように美味しい茶碗蒸しでした

たまに子どもって思い立って、予想つかないことをやりますよね~。

しかし、そうやって色々試すことはとても良いことですし、こちらも楽しくなります。美味かった

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殺処分からセラピードッグへ

2021年09月29日 | 自分の時間

NHKの「逆転人生」、結構観ているのですが、先日の放送分「ブルースシンガーの挑戦 犬との絆で笑顔を広げる」観ました。

https://www.nhk.jp/p/gyakuten-j/ts/JYL878GRKG/episode/te/BVMXVP2WJP/

いや~、良かった。実に良かった

何が良いって、この大木トオルさんの活動って、今の子ども達が将来大人に向けてどう生きるかを考えるにあたって、1つのロールモデルとなると思ったのです。

何のことかって?書いちゃいますね。

大木トオルさんというのはブルールシンガーでアメリカでも成功した人です。1度か2度、私も名前を聞いたことがあるぐらいでしたが、今回のを観て「お~」と思えたストーリーがありました。

 

それは、幼少時代は吃音で人前でしゃべれず、いじめれ、引きこもりでした。

そこでお爺ちゃんが連れてきたワンちゃん。とっても心を癒やされ「救われた」そうです。

「人間は僕の言うことを聞いてくれない。でも、その犬は最後まで待って聞いてくれて、その後、なめたりして褒めてくれた」みたいな事を言っていました。これが生きていくためのいわゆる「バックグラウンド=原体験」になったのです。

 

そのお爺ちゃんが「歌を歌っている時はどもらないな」と言ってくれたことで、「自分はそうなんだ」という自覚が生まれたわけですが、親の事業の失敗で、親戚に預けられることになってワンちゃんとも別れてしまった大木さん。

そこで唯一の救いがラジオからのブルースだったそうです。

で、ブルースバンドを組んで結構売れたようですが、チャレンジしようと渡米したら、その辺の町の酒場のお兄ちゃんの方がよっぽど上手かったそうです。

そしてレストランでは白人に「テリヤキの臭いがする。黄色いやつはとっとと帰れ」という扱いを受けて帰国しようと思った時、ステイ先の黒人のママから「それをブルースで歌えば良いのよ」と言われた。

それで自分の幼少の頃から今に至るまで「悔しさ、心の痛み、やるせなさなどは人よりも経験しているんだ」と一念発起して再度歌い始めたら、爆発的にアメリカで売れて大成功。

 

ここまででも十分サクセスストーリーなのですが、アメリカでセラピードッグに出会うわけです。

セラピードッグ、つまり、ガン患者や歩けない老人、障害者など、ワンちゃんを連れて行くとみんな笑顔になり活力が生まれる。その現場を見て、「昔の記憶」とリンクして「日本でもやろう」となったわけです。

 

日本で歌いながらハスキー犬を沢山飼ってセラピードッグ育成を始めた大木さん。

そんなある日、子ども達が捨て犬を屋外で育てている姿を見つけました。飼い主捜しを手伝ったところ、子犬はもらい手が見つかったのですが、みすぼらしく虐待も受けた大人の犬が保健所につれていかれてしまった。。。

保健所に行って、いてもたってもいられなくて引き取ったワンちゃん、その名をチロル、というのですが、なんと、その子は例えばガンになったセラピードッグに寄り添ったり、ガンの部分をなめたりと、寄り添おうとする気持ちが凄かったんです。

で、「もしや、酷い境遇にあった犬ほど、寄り添う気持ちが強いのでは?」と思った大木さん。

保護犬をセラピー犬にしよう、という試みを始めました。

 

・・・という流れがあって、自分の過去の吃音に寄り添ってくれたワンちゃんの記憶、それが原体験となり、保護犬をセラピードッグにする、という流れを作り始めたわけです。

人間の都合で捨てられ、殺される運命の保護犬、殺処分犬。全ては救えないわけですが、その中から、1部、引き取ってハンディキャップを負った人間を救う仕事をするセラピードッグに育てあげる。

なんて凄い仕事だろうなんて凄い循環だろう

そして、ワンちゃんってなんて凄い存在だろう

人間って世の中で一番勝手な生き物で、ワンちゃんを思うと、人間よりよっぽど生き物として価値があると思ってしまいます。

とはいえ、私達は人間として生まれいきている以上、人間を中心とした社会で生きていくわけで、そこにどうワンちゃんと共生するかですが、その見事なロールモデルの1つを作ったと思うのです。

大木さんの生き方、一気に好きになりました

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秋の間引きで食い物確保

2021年09月28日 | 農的体験・生活

秋の種まきが終わると、ホっと一息

これで収穫までそんなにやること無いな、と思っていたら、間引きがありました

普通、家庭菜園では葉物は筋蒔きといって、1列にパラパラと蒔いていきます。

で、野菜には適切な株間、つまり間を空けないと光合成の際に葉っぱが重なって生育しにくく、ひょろひょろになってちゃんと生育しないのです。

 

ちなみにホウレン草と春菊を毎年蒔いているのですが、春菊は出荷もするので、2袋分蒔きます。広さでいえば8畳分ぐらいでしょうか。なので、その間引きだけで1時間以上かかり、その間、ずっとしゃがんでいるので腰も痛くなるのです

これで収穫カゴ7割ぐらい?

ベビーリーフとして食べられるのですが、一般家庭のボールでこれで山盛り5杯ぐらいはあります。

ただ、今年はカボチャが早く上がりスペースがあったので、ホウレン草をいつもの倍蒔いてみました。つまり、春菊と同じぐらい蒔いたのです。つまり、その分、間引き量も多いこと

混み合ったところをチョキチョキハサミで切ってベビーリーフとして収穫するわけで、ホウレン草もやったら、まあ、間引き収穫で2時間以上かかり、まあ、腰が痛い。。。

結局、ボールで山盛り7杯分ぐらいはベビーリーフが取れたので、夕食は1食で1人ボール1杯分食いました(食い過ぎ?)

 

あとは、小さい頃に1度間引きした人参を見てみたら、あれまあ、こんなに混雑していたんだ、ということで、人参の間引きもしました

この時期は、スティックで食べるより葉っぱを食べるのがメインですね。天ぷらにすると最高ですよ

ちなみに今の時期、農家のみなさんは一斉に農薬を葉っぱに撒いてキアゲハなどのチョウチョの卵や幼虫をやっつけているので、葉っぱを天ぷらにして食べられるのは無農薬の特権ですよね~。

あとお世話になったシソが穂ジソになってきたので、全部は食えませんが、ちょこっととって、塩漬けして食べようと思います

その他、秋ニラもかなり大きくなってきたので収穫。ゴーヤも夏の残りがボチボチ実っており、また3ヶ月たってもちょこちょこですが実をつけてくれるど根性キュウリを収穫。

とりあえず秋冬野菜が大きくなる前の食物確保です

今年は葉物の種を4回に分けて蒔いたので、この後も続々と間引き菜が食えます。野菜が無いな~と言っていましたが、何だかんだ言って食い物はあるものです。ありがたや~

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食と命の教室:秋の仕事、油

2021年09月25日 | 農的体験・生活

今年の食と命の教室も残りわずか。髙柳さんは稲刈りが昨日終わる予定だったが、来客やら色々あって、まだ2枚残っています。

ただ、終わりが見えてきたので「気が抜けちゃうよな」という感じで、「俺の小麦粉で焼いたパンだ」ということで、髙柳さんの自家製パンを食べながらののんびりスタート。

それでもしゃべり出したらノリノリになっていくのだから、さすがです

 

さて、「1日1回は土に触ろう」という方針なので、三浦大根の間引きをしました。

9月上旬に種を蒔いた三浦大根。種は昔は3~4粒蒔いていたそうですが、最近は2粒蒔きだそうです。

「みなさん、大根といえば青首と思っていますが、あれはここ30~40年のもので、私の子どもの頃は無かったんです。大根といえば三浦大根みたいなもの。ちょっとぶつけるとピっとヒビが入りやすいのですが、それが当たり前で普通に売られていたんです。それが見た目が悪いだとか、大きさが不揃いとかで今は青首になってしまいました。青首も美味しいけど、流通の都合で割れないよう硬くした大根。三浦の方が味がしみて断然美味しいんだよ」と髙柳さんも熱弁。

そんな三浦大根を1本に間引きします。

間引きというのは、多めに蒔いていた種が無事に発芽した後、1本残して他の苗は抜いてしまうこと。

間引きが初めての人は「なんだか可哀想ですね。売られているのはこうやって他を犠牲にして出来ているのですね」とのコメント。お~、なるほど、初めての人は、そういった風に思うんだな~と、こちらも勉強になりました。

どんな生物も生きていく上で過剰になると、生かすもの、生かさぬものに分けられる事態になります。

昔は子どもが生まれすぎた時、食わせていけないということで人間の間引きというのもあったわけですから、そういった事を知っている人はもはや数少ないわけですよね。大根にこういった思いを持つわけだから、今の人間は優しいですし、逆にいえば、そういったことも農業の現場はきちんと伝えていく必要もあるんだな~と。

 1仕事終えた後はお昼ご飯

髙柳さんは先月から「今度、お餅を食おう」と言っていて、新米によるお餅のお昼ご飯が登場

「お汁粉、お雑煮とあったら甘い方を先に食べるのだけど、みなさんは違うの?先に甘いのを食べて、それから甘く無いのを食べた方がさっぱりするでしょ」というのが髙柳家流。他にも農家出身の家はそういった順番が多いようですが、一般家庭は甘い物はスイーツ感覚なので、「最後に甘い物」という順番が多いのも、文化というか時代の違いでしょうか?

お昼ご飯後は、今年は田んぼやお米に関心がある方が多かったので、お米が刈り取り後どんな機械でどんな工程で袋詰めされるかお話してもらいました。

乾燥機、籾擦り機、石取り機、粒選別という行程を経て、後は玄米ならそのまま、白米なら精米です。

カメムシなどが食った後は黒くなるので、そういったものを弾く色彩選別器もありますが、「今年は必要無いな』ということで使っていないそうです。無農薬なのに選別機を使っていないとは、驚きです。

 さて、今日の本番、ヒマワリの唐箕がけやゴマの脱穀です。

 今年度の教室では6月の菜種の刈り取りも出来たし、先月はヒマワリの収穫も出来たし、過去1番、油作りの工程に関われた年度でした

 収穫が終えたヒマワリの種。水分量15%以下まで乾燥させます。

ヒマワリは9月頭ぐらいに登熟するのですが、秋に雨が降るとなかなか乾燥せず、そのうち立ち腐れしてしまうのでやっかいなのです。

私も過去2回やったことがありますが、1回目は秋の雨で腐ってしまい「もういいや」とあきらめました。それから数年して、髙柳さんの思いに「やっぱりやらなきゃな」と思い立ち、昨年再チャレンジをしたら、昨年は干ばつの夏だったので種は良く出来て乾燥したのです。ところが、乾燥中にネズミに食べられてしまった

ということで、「やっぱりもういいや」と思っていたのですが、今年の教室で、また髙柳さんの熱い話に感化され「もう1回、今度はネズミ対策もわかったのでやり直そう」と頑張ったのです。

なかなか調子良く、髙柳さんも「お~、なかなかの出来だな」と褒めらる生育だったのですが、8月下旬、「もう少し実が入ってから収穫しよう」と欲を出してしまった結果、長雨に突入。。。

立ち枯れから立ち腐れになり、1回目と同じように腐れ、カビが出てしまったのです

油を自給しようとしてもなかなか難しいのが、まず菜種だと収穫時期が梅雨に当たり、ヒマワリやゴマだと秋の長雨が最近は多いため、品質が悪くなりやすいのです。

そういうことで、できばえが悪い種になってしまいましたが、髙柳さんが「まあ、気持ちはわかるよ」という事で、丁寧に唐箕がけしてくれました

人間、うちひしがれるという程で無いにしろ、気落ちしている時に勇気づけられると感動しますね~。髙柳さん、有り難うございます

ということで、結果としては、900gほど種が出来ました。このぐらいあれば搾油率が2割とすれば180gほど、小瓶1つぐらいは分け前があるかも

また、ゴマもカリカリに乾燥していたので、脱穀作業。といっても「ゴマは逆さにするとサーっと種が落ちるんだよ。観ていて」という事で、髙柳さんが逆さにすると、滝のようにゴマが流れ落ちました。面白いですね~。

ゴマが大変なのはここから。大きめの目のふるいでゴミを取り除き、これでまた1乾燥させます。

こうなると、ゴマが良く見えます。ちなみにこれは金ゴマです。これをあとは唐箕にかけたり網の目が小さいふるいに何度もかけて、ひたすらゴマだけにしていくのですが、まあ、大変です。

昔はこうやってゴマを作っていたわけですから、売っているゴマが国産と海外産の値段が圧倒的に違い、外国産が99.9%というのも頷けます。それだけ逆に言えば、国産は貴重ですし、守っていく必要がありますよね。

 最後にお米の昔話。

「うちのばあさん、明治生まれの人が髙柳家に来て、一番気にしていたことが何かというと、『家族が生きて行ける分のお米が出来るかどうかが一番気にすることだった』と言っていたんだよな。」

これは私も聞いたことがあるのですが、戦後しばらくは大工さんは米2升が1日の働き分だったそうです。つまり、お金よりお米の価値がまだまだあった時代。

「冠婚葬祭もお米を持っていくと喜ばれたんだぞ」

また、ぶつぶつ交換という感じで、その集落でほとんどの事が完結出来ていたそうです。

「例えば油屋、糀屋、粉屋などが必ず集落にあって、菜種を油屋に100kg持っていくと、搾油率25%だとすると25kgの油が絞れるわけだが、20kgが油で返ってくる。で、油屋は残りの5kgの油を売って手間賃としていたわけ。糀屋も10kgのお米を持っていくと20kgの糀が出来るが10kgが返ってきて、残りの10kgを糀として売る。まだまだリヤカーや人力で動ける範囲のところまでしか仕事が出来なかったから、集落で大概の事は完結していたんだ」

 髙柳さん曰わく「食っていける食べ物が確保される=生活の安心」だった時代からすれば「今の人は強欲だよ。世界中から食糧をかきあつめて半分は捨ててるんだものな。それで太ってダイエットとか。単に食い過ぎなんだよ。食べ物を作ってくれた自然に対する感謝も無い。最近の日本は強欲人ばかりだな。そういう人はどうぞ好きなだけ食って病気になって下さい」と。相変わらず辛辣ですがまあその通りですよね

 そんな話と共に、お土産に今朝、パンの材料となった小麦粉をみんなに配ってくれました



 一通り終了し、お片付けをした帰路、先月と違い、帰りの車はライトを付けなくてはならないほど暗くなりました。日が落ちるのも早く、夕方は肌寒く秋深し。今年も暮れていくな~

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3日間の稲刈り終了!

2021年09月20日 | 農的体験・生活

3日間連チャン稲刈りの最終日

今回は中1息子も暇つぶしに久々に顔を出してくれて、私も農家の根本さんもハッピー

農家の根本さんは、うちの息子が未就園児の頃から知っているので、「大きくなったな~」と無理矢理ハグをしようとします。息子も嫌がっている感じでもあるのですが、まあ、その愛情表現が嬉しいみたいで良い関係です


 今日も沢山の参加者がいましたが、やっぱりカエルはスーパーヒーロー

稲を刈るとカエルは隣のまだ残されている稲に隠れていくので、包囲網が狭まるようになっていき、最後の稲を刈ると、隠れ家を失ったカエル達がクモの子を散らしたようにワーっと出てくるです

そうするともう子どもは大はしゃぎで、1人20匹ぐらい一斉に捕まえる名ハンターと化します


 オダがけの前で家族で記念撮影をしてあげたり、お米の質問に答えたり、今日は午前はゆったりとこちらも参加者のサポートが出来ました

午後は夕方までひたすら後片付け。これで稲刈り終了

自分、お疲れさん!数ヶ月ぶりに家ビール飲んだが美味かった

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稲刈り3連発!

2021年09月19日 | 農的体験・生活

台風一過の久々の秋晴れの下、今年の稲刈り
 実は昨日の雨の中も強者の2組が参加して稲刈りをしたのですが、さすが今日はコンディションが良いのとベテラン組が多いので、刈るスピードが速いあっという間に1畝、2畝と稲が無くなっていきました。


 稲刈りをイベントとして楽しむ家族もいれば、稲の中を迷路を作るように刈る子どもがいたり、秘密基地を作ろうと画策する子どもがいたり、悪天候の中でお米が収穫出来る事を感謝する家族もいたり、稲はそっちのけでカエルを20匹捕まえる子ども達もいたり。

 いずれにしろ、コロナ禍でなかなか外出出来るところもないのでしょう、そして5月に自分で田植えをした田んぼの稲刈りですから、みんな楽しそうでした

 

ちなみに、刈った稲は天日干しするのですが、当初はこんな感じでオダがけをしてやっていました。

ところが、4年ぐらい前からこういったように棒を刺してそこに差し込んでいく形にしたら、もうオダがけは誰もやらず、棒が大人気

自分たちが刈ったのが積み上がっていくのが良いのでしょうね~


 今年は悪天候続きで1週間延期でこの3連休の実施としましたが、晴れ間が続いたので当たりでした

明日も頑張ろう

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秋仕事、ニラたっぷり、ど根性キュウリ

2021年09月15日 | 農的体験・生活

秋です。そして秋仕事がそろそろ終了です

秋仕事というのは、つまり冬野菜の種蒔きです。

まず、この辺りでは9月6日以降ということで、ホウレン草や大根の種まきをします。

今年はカボチャの上がりが早かったので、既にホウレン草などは3回に分けて蒔きました

ということで、残りはお彼岸頃までに植え付けている球根類、つまり、ニンニクやラッキョウです

 

両方とも10年ぐらい種取りをしているのですが、ニンニクはホームセンターで買った品種は細かく分かれてしまうので、ホワイト六片に変えて4年ぐらい種を取り続けてきました。

このことで、昨年はようやくL玉が沢山出来ました

来年は更に沢山大玉が取れるでしょうね~

こんな感じで、大体、ニンニクは250~300ぐらい、ラッキョウは200植えるんですよ~。

そして、球根類といえば、ニラが絶好調期に入りました

多少、病気や虫食いがありますが、この悪天候で無農薬だから仕方ない。まあ、食べるには問題ありませんし、ニラ三昧の始まりです

そして、これがなんとキュウリ

えっ、普通のキュウリと思うなかれ。

7月に収穫のピークを迎えて干上がったあと、8月になってもヨボヨボになりながらたまに実をつけ、9月に入ってもまだ1週間に1本ぐらいまともな実を実らす、ど根性キュウリなのです

キュウリなんてたいてい1ヶ月でワ~っと実をつけて終わりなのですが、放っておいたらまだ実をつけるんですよ。凄いですよね~。

そんなこんなで秋仕事はほぼ終えました。さあ、あとは明日からの稲刈りイベントです

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稲刈り、種蒔き、秋仕事

2021年09月15日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。

 夏の後半から続いた悪天候ですが、ここ最近はぼちぼちという感じですね。

時折晴れ間がありますが、基本的には曇天続きです。今一番大変なのは稲刈り。稲が雨で濡れるとコンバインが詰まって壊れてしまうのですが、曇天であれば稲刈りは出来ます。またちょっとしたぐらいの雨ならば2~3時間ぐらい風が吹けば乾くので、何とか稲刈りが出来ています。


 そして私は稲作農家の根本さんとやっている「田んぼと畑の耕育教室」があるのですが、悪天候が続いていたため先週実施の予定が今週末に延期になってしまいました

参加者の中では「生協で予定していた稲刈りが延期になったので」ということで、申し込んできた方もいました。ここ数年の天候を考えると、稲刈り自体をイベントに計画するのが難しくなってきたな~と実感しています

 また、畑でいうと今は冬野菜の種蒔き時期です。いつもこの時期に私は春菊と日本ホウレン草を蒔いていますが、春菊は2回、ホウレン草は3回分けて蒔きました。日はどんどん短くなっている今の時期、1日の種まきのずれが1週間の収穫に繋がると言われています。そのためわざとずらし蒔きをすることで、収穫の時期をずらせるのです。


 一方で大根や小松菜はこれから蒔きます。この辺りでは「大根とかは9/6以降に蒔け」と言われるのですが、アブラナ科は人間も美味しいと思うように虫が沢山つきやすいのです。なので、あまり早く蒔くと虫がついてやられてしまう可能性が高く、かつ、他の科に比べて生育がとても早いので、私は9月半ば以降に蒔くことにしています。といってもせいぜい10月頭ぐらいまでに蒔き終わらないとものにならないので、家庭菜園する人はそろそろアブラナ科は蒔いてしまいましょう

 また、ニンニク、ラッキョウの植え時でもあります。この2つは「お彼岸前後に植えろ」と言われています。私は10年ぐらい自家採取しています。ラッキョウはぷりぷりの大きな粒揃いになりましたし、ニンニクもかなり大きいのが出来るようになりました。ポイントは「大きな種を使うこと」です。ジャガイモもそうなのですが、元となる種の生命力が大きい=実が大きいものを使うことで、初期生育が良くなるのです。秋に根張りをさせて春前から一気に根と葉を広げて成長して行けるよう、元肥も大事です。

 そういえば春にニラの種を買われた人は、そろそろ秋ニラの収穫時期ですね。ニラも今の時期か春に分球させて植え替えると来年はまた沢山収穫出来ますよ

 そして夏野菜はそろそろ終わり。収穫出来るものがほとんど無くなってきていますが、私の畑ではゴーヤとキュウリが何とかちょこちょこ実をつけています。シソも芽が出てきましたのでもうしばらくすると穂シソが食べられますし、インゲンももう少しで出てくるはず。それまでは人参やジャガイモ、カボチャなどが食卓の中心です。この野菜ボックスも夏野菜と秋冬野菜を混ぜながらなんとか7品揃えていますが、10月中旬ぐらいには冬野菜も増えてきてボリュームもアップしてきますので、それまで今しばらくお待ち下さい

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虹の戦士

2021年09月09日 | 素敵な本

もう10年ぐらい必ず夏に読んでいる「虹の戦士」。もはや座右の書、という感じです。
 いつもは夏休み旅行で読んでいますが、昨年に続き今年ももう旅行という感じじゃなく、夏も終わってしまったので、コーヒー飲みながらの読書。
 昔からインディアンに語り継がれてきた、シンプルでパワフルで生きる指針になる物語です。
 今回気づいたのは、前書きで、「インディアン達は、星の位置から、1960年代後半から2020年頃まで、劇的に地球が病み、動物たちが姿を消し、人間が健康を失って愚かな振る舞いをする時代に入ると言われている」と書いてあること。2020年頃までって、まさに今じゃん
 そしてその後、伝説や古い教えや神話などを守り続けて来たもの達の時代が到来する、その者達が地球上の生命の鍵を握っている、そういう人達を虹の戦士、という。
 そして少年が大きく成長していく物語。毎年読んでいますが、今年も心に刺さりました

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待ちに待った晴れの日!

2021年09月08日 | 農的体験・生活

昨日は久々の

いや~、待ちにまったという感じです

というわけで、先週に続き、冬野菜に向けて畑に元肥をふって耕しておりました。たった3時間ですが暑さは無いので頑張っちゃいまして、もう筋肉がこわばっています

また、第一弾の収穫は終えていたのですが、まだ実がきちんと入っていなかった残りのヒマワリを収穫しました

これは種をしぼって油にするやつです。

といっても、先に収穫したのは乾燥中にカビが生えてしまったのです

ものになるかわかりませんが、出来たら1瓶分ぐらいの油になったらいいな~と思っております。

そして、久々に見つけたのがハサミムシ

いや~、今の時期はコオロギやバッタ、カマキリとかが多いのですが、ハサミムシなんて久々にみた

立派なハサミですよね~。

そして、以下は今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です。「悪天候続き」の結果、現場は大変よ、というお話です。

 夏も終わり涼しい日が増えてきました。今年は悪天候の夏でしたが、その流れ9月になっても続いて、大変農業にとっては困った状態になっています。

 まず、夏野菜というのは日照が大事なので、日照不足だと実がならないわけです。しかも8月下旬は冬に向けて一気に虫が出てきて子孫を残すべく、草や野菜を食べる時期です。無農薬で野菜を作っている現場としては、一日でも虫の発生が遅いことを願うばかりなのですが、悪天候となると光合成が少ないわけで、野菜の収量が落ちるだけでなく皮も薄くなります。皮が薄くなるということは野菜の臭いも漏れやすく、虫も寄って来やすいのです。ということで、天候が悪いと例年より虫食いが早く進んでしまう、ということがあります。

 そして冬野菜というのは大体10月半ば頃から始まります。つまり夏野菜が終わる9月中旬から秋冬野菜が始まる間を「端境期(はざかいき)」と呼び、野菜の種類が極端に少なくなる時期になります。ちょうどこの辺りでは9月6日ぐらいから大根などの種を蒔き始めます。あまり早いと虫がまだ沢山いて芽が出たらすぐ虫食いにされてしまうので、今頃から2~3日おきに種を蒔いていきます。今は日がどんどん短く気温も下がっていく時期なので、1日の種まきの遅れが1週間の収穫遅れになる、と言われています。逆に計画的に出荷をする有機農業の現場では、計画的に2~3日の間を空けながら種を蒔くんですね。

 しかし、今年は秋になっても雨続きです。昨日も「大根の種を蒔いたけど土がべちゃべちゃで大変だったよ」という声を聞きました。無理して蒔いても作業性が悪く、また晴れて土が固まると発芽が出来なかったり、なかなか種蒔きもやりにくいのです。しかし、種を蒔かなければ収穫は出来ないので、みなさん、勝手が悪い中で頑張っています。

  さらに大変なのが田んぼです。利根川沿いの大規模工事をされた田んぼであれば水はすぐ引くのですが、山間の田んぼはこの雨ではなかなか水が引きません。そうするとコンバインという機械が入れないので稲刈りが出来ないのです。また、小雨でも降ると稲が濡れ、すると機械が詰まっちゃうので風が2~3時間吹いて稲が乾いた時を見計らって、「それ今だ!」なんて感じで稲刈りをします。なかには無理して機械が田んぼにはまっちゃった人、機械が壊れちゃう人もいます。全くもってやっかいな雨です。「9月は昔は晴れるのが当たり前で、秋雨なんて10月からだったのにな」という農家さんの嘆きも聞きました。

 過去2年は9月は結構晴れていたのですが、3,4年前は大変な雨だったのを思うと、まあ9月はもう秋晴れが珍しい時期になってしまったのかもしれませんね。つまり、野菜作りがどんどん難しい時代になっている、ということ。自然相手の生業が難しい時代に入っています。

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