8月下旬になると続々と稲刈りが始まります![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
今年はコロナの影響で外食や給食のお米需要がなくなったため、米余りで、6月時点から「今年の秋はすでに相場安になるそうだよ」と米農家の根本さんが言っていました。
さらに長梅雨がどこまで生育に影響するかわかりませんが、普通は不作なら価格は上がるのですが、今年は不作だろうが何だろうが相場は安い、と言われています。
元々お米農家で儲けている人はほとんどいませんが、去年の台風を乗り越えて今年もお米を作っている農家さんの事を思うと、是非、日本国民はご飯を食べて欲しいな~と思います。
私の父は昭和6年生まれの岩手の6男坊だったので、白米をお腹いっぱい食べることを幸せと感じていて、うどんやそばなどは1食と数えない人でした。
パンが食卓に上った事もあまり記憶がありません。
母も昭和11年生まれなので「ご飯じゃないと腹持ちがしない」という考え方で、私もそう育ったのです。
なので朝ご飯がシリアルだけとか、食パンにジャム、ヨーグルト、バナナ、牛乳だけ、なんて日は「ご飯を食べている気」にはならないのです。おやつを食べている感覚![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
もちろん、奥様は楽だろうし子供達はご飯に納豆よりはよっぽど喜びから、そんなこと口には出しませんが![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
まあそんな日も週に1~2回だけなので良いのですが、世の平均家庭は朝ご飯がパンの方が多いようで、これも「戦後のパン食教育の結果」だから仕方ありません。
みなさん、知らないと思いますが、1960年頃にパン食を広げる運動が行われて、キャラバンが組まれて全国の農村まで「パンを食べてよう
」と車が走り、新聞では慶応大学の先生が「ご飯を食べると頭が悪くなる。パンを食べなさい」という学説が堂々と載ったんですよ。
そして、学校給食はコッペパン&脱脂粉乳で、パン食教育をしたんです。
それから50年、その結果が見事に出て、10年ぐらい前から「ご飯よりパンを食べる国民」になってしまったのです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
健康を考えると、そもそも小麦は乾燥した大地で育つもので体を冷やす方向の穀物。
一方で、水が豊富で暑い日差しで育つ稲は体を温め丈夫にする穀物です。
昔の日本人は、お米が穫れないで仕方なく小麦、そばを作って食いつないできたわけですが、そういった地域の人は「お米をお腹いっぱい食べるのが夢」でした。
そしてお米は粒食なので腹持ちが良く、なにより玄米や胚芽がついていることで、完全食として命がぎゅっとつまっています。
それに合うのはお漬け物やお味噌汁や和食です。
しかし、パンは粉食ですぐに消化がされるため、血糖値も急にあがり、体に負担がかかります。
かつ、パンに合うのは味噌汁ではなくコーヒーや牛乳など。
日本人の胃腸に牛乳、コーヒーは基本的には合わないですし、また、パンの原料の海外産の普通の小麦の農薬残留率は100%です。
品種改良もされて、アレルギーの原因ともされています。
国産では農薬が使われてこなかったそうなのですが、近年、コシのある強力粉をつかったパンが売れているため、北海道産小麦は春小麦が増えてきて、そのため農薬を使うことも多くなり、農薬残留も増えてきたと聞きます。
まあそんな理屈はさておき、小児科医の真弓先生も言っていますが、コーヒーや牛乳より味噌汁やお茶、パンよりご飯を食べよう、カタカナ食より日本食を食べよう、と言っています。
お肉を食べたら野菜はその3倍。
加工食品より生き物を食べる。
そしてどんな食べ物にも感謝し、良くかんで腹八分目。
それが子供が大人になってもガンや成人病にならないコツだと思います。
子育てははいろいろ大変ですが、子供が大人になったとき、体を壊したり病気にさせたくないですよね?
今や2人に1人がガンになる時代です。
「台所は家庭の薬局」という言葉があります。
世のお母さん方には、和食中心の食生活、食べ物を栄養素ではなく命や感謝を学びながら頂く物、という食生活習慣を子供達につけるような食卓にして欲しいな~と思います![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_zzz.gif)