半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

映画:世界が食べられなくなる日

2014年02月28日 | 素敵な空間・イベント
私は時々東京などに行くのは、ほとんどが「そっち系」の映画上映会や講演を聞くためです。

環境問題だったり、食べ物の話だったり、人生をどう生きるか、という感じですかね。

今回は生活クラブさんが主催で、お近くの佐倉で映画の上映会がありました。

「世界が食べられなくなる日」という映画です。



以前、世界のある環境団体から「世界で最悪の会社」として表彰されたモンサント社。

ご存知の通り除草剤の「ラウンドアップ」と「遺伝子組み換え種子」をもとに世界を制覇しようとしている会社です。

私も「悪魔の会社」と呼ばれているのがうなずけますし、ずばり「世界でもっとも悪い会社」」だと思います。


そんな遺伝子組み換え作物を2年間、ラットに与え続けた実験結果をもとに、映画は進んでいきます。


遺伝子組み換え作物の問題は議論する余地も無いのですが、「目に見えてもっとも大きな問題」は、地域で自給できていた農民の生活をズタズタにし、自殺に追い込んでいるという事実です。


本来、人間は地域で全てが循環していました。

そこにお金の魔力で、遺伝子組み換えの種を使うことが良いということを政府とタッグを組んで説得し(国によっては強制移住させ)、一度使えばその遺伝子組み換え種以外は使えない状態に陥れ、しかもその種は自家採取が出来ないので、永遠に種をモンサントから買わなければいけないという状況にしました。

そして、モンサントの遺伝子組み換え作物とモンサントの除草剤ラウンドアップをセットにして販売してお金を吸い上げる仕組みを政府と一緒に作ります。

農民は、言われたとおりにやってみたものの、宣伝文句のような量も質も取れず、またスーパー害虫や雑草に悩まされ、経済的貧困にも追い込まれていきます。
また、単一作物を栽培し続け、生態系もおかしくし、土地がやせていき、作物がとれなくなったら、まるでイナゴのようにその土地は捨てて次の地域に行きます。

残ったのは、かつて何百年も作物が持続して作れていた土地ではなく、荒廃した大地であり、もう食べ物を作る畑や生活基盤がなくなってしまった「作られた難民」だけです。

世の中の大豆、小麦、とうもろこし、綿は大体こうやって土着の農民を大地からひっぺりがえし、切り捨てて作られています。


特にインドの綿花農家さんの1500人の集団自殺、累計で10万人を自殺に追いやるなど、本当に悲惨な状態が今も続いています。

詳しくは「インド モンサント 自殺」とかで検索すれば出てきます。


こういった「目に見える問題」はあちこちで知られています。

しかし「目に見えない問題」がありました。


それが「遺伝子組み換えはそもそも、生物にとってどういった影響を与えるのか?」といった問題です。

遺伝子組み換えは、ベクターというエイズウイルスや色々なウイルスを運び屋として使い、遺伝子の中に付加したい機能をもった遺伝子を組み込む技術です。


植物に動物の遺伝子を入れるなんては当たり前におきていますし、企業独自のシークレット情報なので、どういったものか詳細はわかりません。


この遺伝子組み換えをされた食べ物は安全だ、とモンサントは言ってきました。

しかし、今回の映画では、「モンサントは3ヶ月しか実験をしていない。今回ラットで2年の実験をしてみた。その結果。。。」ということを明らかにしています。


ラットにたくさんの腫瘍が出来、ガンに侵され、明らかに遺伝子組み換えの問題が目に見えたわけですが、これが事実であれば、どうしてアメリカは動かないのか?と不思議でなりません。


今回のヨーロッパでの反遺伝子組み換え運動も、ほぼマイナーな活動なのでしょう。


参加者同士でのフィードバック会もあったのですが、ペットが変な腫瘍が出来て死んだ、という人が結構多いのです。

「ペットフードに色々入っていたのかも」という話が出ていました。

ペットフードは人間のものより材料はこだわっていないでしょうから、遺伝子組み換えも入っているのでしょうね。。。



遺伝子組み換えの問題は原発と同じで3つある、とこの映画では言われています。

1つは、既に世界中に拡散していること

2つは、一度広がったら拡散はもう人間には止められないこと

3つめは、体内に蓄積されやすいこと


映画自体の構成は、あっちにいったりこっちにいったり、とちょっと見にくいのですが、ラットの生体実験の結果は見るべきものだと思います。

色々なところで開催しています。


公式サイトは→こちらから


ちなみに、TPP問題で恐ろしいのがSDI条項というものです。

民間の企業の活動を、国が障壁を作って妨害したら、民間企業が国を訴えることが出来る、というわけがわからない条項です。


日本は国民が「遺伝子組み換えは危ない」という認識をまだもっています。

だから、各企業は「遺伝子組み換えではない」という表記をしています。

しかし、かつて、アメリカから「非関税障壁だ」という圧力を受け、製造年月日表示を無くし賞味期限(消費期限)表示に変えたときのように、TPPで恐らく「遺伝子組み換えは安全であり、それをあえて表示するのはおかしい」という論理で、「遺伝子組み換えである・なし」の表記はなくなるといわれています。

既に、イオンのトップバリューなどは遺伝子組み換えについて「選別無し」という商品を販売していますが、今後はそれさえもわからなくなるという流れです。

といっても、添加物などはほとんどが遺伝子組み換え作物を原材料に作られていると言われています。

スーパーの過半数は遺伝子組み換え作物を原料にした添加物が名前を変えて入れられています。

生活クラブの「炭酸水」には「遺伝子組み換え作物を使っていません」と表記されています。

逆に言えば、通常の炭酸水には遺伝子組み換え作物を原料とした添加物が入っているということです。


考えるにつけ、国が遺伝子組み換えについて対策は考えませんし、最後の砦は、個人的にはセブン&Iグループなどの大手流通が「遺伝子組み換えは使わない」と言う表明をするしかないと思っています。

大手流通を動かすのは消費者だと思います。

多分、この道しかないのだろうな~、と思った1日でした。
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出来上がった「最高のたくあん!」

2014年02月26日 | 食べもの
毎年、冬の大根は作りすぎるのですが、今年播いた「宮重大根」という愛知県あたりが原産の大根は、やたら細いのが多くできて、「どうしようかな~」と思っていたのですが、漬物用にも向いているらしいので、「天日干したくあん」を作ることにしました

その様子は→こちらから

そして、ふと気づくと1ヶ月が経っていたので、どれどれ、と様子を見てみました。

すると、、、見事な漬けあがり

塩の塩梅も最高
しかも、干しすぎたのでどうかな~と思っていたのですが、逆に秋田の「いぶりがっこ」のように、スモーキーな感じで香り高く、そして歯ごたえも抜群で、超最高に美味しいのです


「人生で食べたたくあんで、一番美味しい」のが出来てしまいました

まあ、大体こういったのは適当に作るので、同じように作れないのが私のパターンなのですが、それにしてもこんなに美味しいたくあんが出来るんだな~、とびっくりしました


世の中に売っている漬物は、ほとんどが原材料が海外産で、それを色々な添加物を入れて味をつけたり保存性を高めたりして、漬物の意味が全く無いのが多いのですが、塩漬けは作れるにしてもたくあんは作ったことがありませんでした。

しかし

干すのが大変なだけで、そこさえクリアーできれば、冬~春にかけては毎日美味しいたくあんが作れるんですね


我が家では

1月:味噌
4月:イチゴジャム、ヨモギ団子
6月:梅干、梅酒、梅ジュース

を作るのは定番だったのですが、ここに「たくあん」も入れることにしようっと


ここで一句

『団地でも みんな出来るよ 季節食』
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Birthday!

2014年02月25日 | 素敵な家族・子供との時間
火曜日は、わが母の78歳の誕生日でした

78歳って、本当に凄い歳だな~と思います


齢を積んできたからこそ、顔に出るものがあります。

自分がバリバリ働いていた頃は、親の誕生日は、形上は祝っても、すぐ過ぎ去る1イベントに過ぎませんでした。


しかし、子供が生まれ、おばあちゃんと孫の関係を見るにつけ、これほど最高の組み合わせは無いと思います。


誰もが子供として生まれ、誰もが年老いて老人になる。


子供はおばあちゃんが大好きです。

おばあちゃんは孫が大好きです。


核家族というのは、戦後に出来てきた家族形態ですが、体験すればするほど、人間っていうのは色々な世代が繋がって生きるものなんだな~っと思います。


いくら親が色々なことを考えても、子ども達にとっておじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮らすことは、かけがえの無いことです。
そして、おじいちゃん、おばあちゃんにとっても、孫と暮らすことはかけがえの無いことです。

その真ん中に挟まれて自分が居る。

そういった「当たり前のこと」を感じられる誕生会でした


私にとっても既に誕生日は別にどうでもいいことで、親が子供が祝ってくれることで楽しんでくれたらそれでいい、というイベントです。
私でさえもはやそんな感じですから、わが母にとってはさらに自分のことはどうでもいいと言います。

良く言うのが「誕生日が来ると、別に自分が何歳になったというのはどうでもよく、あ~、この歳になっても孫の成長を見れている、ということが有り難いと思える日」と言います。


そういう話も、年寄りだからこそ言えることで、なるほどな~と思います


孫がおばあちゃんに手紙を書き、みんなでケーキを作り、楽しく美味しく食べる。

そんな「時間」を一緒に過ごせること、それが最高の誕生日なんですね。


100歳まで生きるか、どうなるかわかりませんが、出来るだけ健康に天命を全うしてもらいたいです。


子ども達が作ったケーキ。フルーツ盛り盛りです




おめでとう
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今年度最後の田んぼと畑の耕育教室

2014年02月23日 | 素敵な空間・イベント
土曜日の「食と命の教室」に続き、日曜日は今年最後の「田んぼと畑の耕育教室」でした。

始まりと終わりが一緒の日、とても大切な日と思い、風邪を引かぬよう体調管理にとにかく気をつけてきた結果、無事に行うことができました

最終回は午前の部、午後の部の両方とも満員御礼

しかも根本さんが午前の部から参加してもらえました

まず、朝あら根本さんが籾殻を炭にする道具を使って、焼き芋を作ってくれました

味噌つくりが始まる前からスタート前からみんな、こっちに夢中です


味噌作りはとても人気で、最終日はほとんどが初めて見る顔。
新しい方ばかりで、特に午前の部は子ども達に味噌作りをやらせ、それをカメラやビデオで撮る親御さんもいて、時代を感じさせる雰囲気になりました

そして、み~んな楽しそうにやってくれます

こちらは塩と糀を混ぜて塩を切る作業。
糀と塩をなじませ、糀を細かくし、また塩分濃度を均一にするのが目的です。


こちらはゆでたての熱い大豆を人肌まで冷ます作業です。
40℃を超えると麹菌は死んでしまうと言われています。
なので大豆を冷ます必要があります。


この2つを混ぜ合わせ、ポイントはしっとりして塩が完全になじむぐらいまで混ぜること。
つやも出てくるし、混ぜていると重みも変わって来ます。
このことを説明すると、みんな「本当だ~最初の時と見た目も重さも違いますね~」とびっくりしていました

とにかく「混ざったかな?」と思ったら、その倍ぐらい混ぜると、ムラが出ずに塩が良く混ざります。



そして、お待ちかねの足踏みです
ミンチも良いのですが、1度は踏んでみないとね



こんな感じで、最終回のこの日は、午前、午後とも満席御礼で16組の家族に仕込み味噌を提供できました。

同じ場所、同じ材料で同じ時間に一緒に仕込んだ味噌。
それが各家庭で寝かすと、香りも色も味もみんな違うものが出来上がるのだから、味噌って本当に面白いですよね~

そして、今年の「田んぼと畑の耕育教室」、そして味噌作りは終了です


また来年も多くの家族が笑顔一杯の教室にしたいと思います。

みなさん、1年間お疲れ様でした

そして有難うございました


次年度は、5月からの田植えでスタートです

日程は3月末ぐらいに決められると思います。

詳細は→こちらをチェックしてくださいね。

青空と大地に包まれ、季節を通して、いつもの場所、いつもの農家さんと一緒に心と体をめいっぱい開放して楽しむ時間。
いきつけの場所、いきつけの田畑、ちょっとした第二の故郷、そんな場所があることは、子ども達にとって、大人が考える以上の大きな大きな育ちの場になります。

次年度も、たくさんの子供、そしてその親御さんにとっても、楽しく田畑と交じり合いながら、自然いっぱい、自由に遊べる時間、空間、お友達が集う場所を提供し、みなさんと楽しく学びたいと思いま~す

次年度も、どうぞ宜しくお願い致します
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食と命の教室 2年目スタート!

2014年02月22日 | 素敵な空間・イベント
このところあわただしくなかなか書けていませんでしたが、2月22日(土)は、「食と命の教室」の2年目の栄えある初日でした

「食と命の教室」は、成田市の有機農業農家の中心的存在の1人である「おかげさま農場」の代表を務める高柳さんと昨年から始めた教室です

色々な食にまつわる問題、農業からほんの数十年前の日本人の当たり前だった暮らしのことなどをお話頂いたり、語り合ったり。
また「実践無しの知識は身につかない」ため、有機農業も実践しながら大地から学ぶこともしていく教室です。

詳しくは→こちらから


初回は、まずは自己紹介。
今年度は高柳さんが伝えたいという思いが強いまだ結婚していない若い女性も含め、合計10名を超す満席御礼でした。

昨年、この教室をスタートさせる時に、参加して欲しい対象者、教室名など色々考えたのですが、今年は正に「食と命の教室」を求めているという方々たくさん参加してくれました。

しかも、女性の方が圧倒的に多い
男性は会社勤めがあるので当たり前といえば当たり前ですが、食べ物と体の関係、命の関係など、そして農村に足を踏み入れているのも男性よりも女性が多いのが実情ですものね。

さて、自己紹介の後は、高柳さんから最初のお話。


初回を始めるにあたって、まずこの50年~60年で日本の食が大きく変わってしまったことをざっくりと大枠を知って欲しいというお話がありました。

1つが戦後のお話。戦後は日本にパンなどなかった。しかしアメリカが敗戦国の日本に余った小麦を食べさせるためにパン食を導入しようとしたが、人間は慣れていないものは食べれない、だから農林水産省にお金を出させて大型バスで全国に無料でパンを食べさせるキャンペーンをやった。

そして子ども達に学校給食でパンを食べさせた。現在はご飯食というのが給食にもあるが、当時は給食はそんなのは無く、完全にパンだけだった。人間の食性からいって、10代のうちに味覚は決まるから、この政策は見事にうまくいった。
テレビではトーストにハムと言う食卓が文化的だという大宣伝を行い、マスコミを使った馬鹿な大学教授を使って「米とパンの成分比較」をやって「米を食うと馬鹿になる」という記事を本気で載せていた。

アメリカは50年経つと政治の資料を公開しなくてはいけない法律があって、当時のことが公開されているのですが「世界でもこれほどうまくいった国は無かった」と言われている。


(ちなみに、これは私の補足ですが、井上ひさしさんの本によると、当時、輸入されていた小麦に、普通に「for animal」と書いてあったそうで、動物のエサ用の小麦が日本に与えられていたそうです)


もう1つの流れが1960年の池田隼人首相。
「貧乏人は麦を食え」という言葉を発した首相だが、農業国家から工業国家になると宣言した。
工業化には人が必要で、1960~1970年代は中学校を卒業した人が「金の卵」と言われ、京阪地域集まっていった。
当然食べ物が必要で、市場法で市場が各地に出来、都会に集まる人間を食わすための仕組みが出来た。
20年ぐらいで2,000~3,000万人の人が集まった。そこで問題が起きたのが「食べ物の生鮮食品が足りない」ということ。
そこえ加工品が入ってくる・仕事終わって帰ってきてから調理も面倒とのことえ、食品添加物が入ってくる。
化学合成添加物で380種類以上あるといわれていて、20年前で日本で60万トン、だいたい1人5kgぐらい食べていることになる。
これえおかしくならないわけがない、というお話。

そんな流れで、慣行農法が出てきて化学合成農薬、化学合成肥料が中心の農業が始まった。



こんな感じで、ざっくりと50~60年で日本人の食が大きく変わった、ということをお話頂き、一同「知らなかった」とか「なるほど」と頭を刺激された後、外に出て「里山」散策へ。

「里山」を散策しながら、そもそも日本では人はどういったところでどういった暮らしをしていたかを教えてもらいました。

日本人が稲作をやり始めて、住み着くようになったのが山すそのところ。
山があって雨を溜め、地下水や湧き水が山すそに流れ、そこに田んぼが出来る。
こういったところに人は住み着いていったとのこと。

高柳さんの集落は1,000年ほど前には人が住み着いていたところだそうです。

逆に言えば、多少高い台地にある住宅地は、最近のもの、すくなくとも50~60年で出来た集落だということも。

「昔は、こういったところの田んぼは水の手が取りやすい田んぼに良い場所だったんだけど、今では水が引きにくくて機械(コンバインなど)が入れないので、やる人が少なくなってしまったんだよ」と教えてくれました。



さて、その後、10分ほど歩いて、山の上の畑へ。

こういったところは、明治以降に切り開かれた畑。
明治以降、政府が開拓・入植を推奨して各地に出来た畑の1つです。

かつてはブナ・ナラなどの林があったところで、山すその田んぼや土質とは明らかに違っていました。

ちょうど高柳さんが三浦大根を育て、その残りがまだあったので、みんなで三浦大根を抜くことに。
三浦大根は青首に比べて割れやすく、そして大きいので抜きにくいのですが、みなさん、コツを教えてもらって頑張って抜いていました


みなさん、重いのに嬉しそう



さてさて、そんな感じで午前中は終わり、お昼は、豪華なお母さんとあゆみさん(高柳さんの娘さん)の手料理


その辺のオーガニックレストランの何倍も美味しいです


酵素玄米のおにぎりは、あいかわらずモチモチで玄米とはとても思えないほどの柔らかさと美味しさ


これは、合鴨農法の合鴨ちゃんの肝の煮付け。
野生の鴨を昔お父さんが狩ってきて、食べたが獣臭かった、という参加者の方も「これは美味しいですね」と絶賛
高柳さんいわく、鴨も獣臭いものと美味しいものと色々あるそうです。


昼食後、直売所に買い物に行く人もいれば、雑談をする人もいたりとゆっくり過ごした後、午後は夏野菜のトマトの種播きです。
「こんな時期にもうトマトの種を播くなんて知らなかった」という人も多く、少しびっくりされていました。

さて、まずは種播き培養土を詰めた種播きトレーに水をかけ湿らせます。
そして、1つ1つ指先でチョコンと凹みを作っていきます。
培養土は水分や空気も含みやすいので指先で押すとプニプニしています。


この窪みに、ゴマ粒ぐらいの小さなトマトの種を1つ1つ播いていきます。
慣れていないと、2粒になっちゃうので注意が必要です。


今年初参加の人は全員初体験なので、一生懸命やり方を観察していました


いざ、実践




さて、種を播き終わったら、種の発芽を邪魔しない軽い培養土をかぶせます。
凹みが埋まるように満遍なくかけるのがコツです。


こういった木の棒で均してもよいです。


培養土を満遍なくかぶせたら、ハウスの一角に育苗トレイを逆さにし台を作り、上から水をザ~っとかけます。


そしてそこに先ほどのトレイを置いていきます。


そこに乾燥防止の新聞紙をかぶせます。


この新聞紙の上から新聞紙が湿るぐらいに軽く水をかけた後は、トンネルを作っていきます。
トンネル用のひごをアーチをかけるように地面に挿していき、かまぼこ状に骨組みを作ります。


この上から寒冷紗などを被せます。


端に重りをして完成です。



大体10日で発芽するそうです。
そして大きくなった苗は、希望者は持ち帰ることが出来ます。嬉しい

その後、ハウスの草をみなで刈り、午後のお話パート。


皆さんのご質問や今後やりたいこと、ご意見、感想に対して、高柳さんも様々なお話をし、皆さん大変刺激を受けていました。

みなさん「良くこんなにたくさんのことをご存知ですね」「農家さんでここまで喋れる方に会った事がありません」「本当に刺激になりました」とおっしゃり、今回だけとりあえず参加、という方も、全員が「次回も参加したい」ということに。

昨年、この教室をスタートした第1回目は、何度も高柳さんのお話を聞いていた私が、興奮してその日は寝付けませんでした。
多分、今回初めて参加した人は、去年の私と同じ状況なんだろうな~と思います。

雑談やお話会とは違い、数多くの人が参加し、色々な意見が出る中、豊富な知識、そして長年の生活に基づいたお話は説得力があり、みんな今まで知らなかったことが次々と出てきて、少し混乱するほどです。

それほど「戦前までの脈々と受け継がれてきた日本人の食べ物、生活」と「戦後の70年で劇的に替わった日本人の食べ物、生活」が違うのです。

国の指導に基づいた「近代的」な農薬や化学肥料を使わないことで、「馬鹿者」扱いをされながら「俺らが間違っているのか?いやそうじゃないはずだ」と何十年も自問自答してきた有機農業農家の高柳さん達。

考えに考え続け、勉強を続け、海外数十カ国に何度も足を運び、「世界の考えと俺の考えは同じじゃないか。日本がおかしいんだ」ということに気づき、「本当のことは何か」「自分が正しいと思う道を生きる」と決めて生きてこられた高柳さん。

そして、今なお、世の中の問題を憂いながら、自分は野菜、小麦、油、米など食べ物のほとんどを自給し、いざというときのために薪をため山の清水をひき、納豆を作り、漬物を作り、糀を作り、甘酒を作り、神仏を敬い、何百年も前の祖先から続いている縦の線の途中に自分が居るということを認識し、地域の自然や人間など横の線に生かされているという認識をして、自分を見つめている高柳さん。

かつての見識ある日本人はこうだったんだろうな~、長老など村の尊敬を集める人はこうだったんだろうな~、と思えるのが高柳さんです。


そんな高柳さんと1年ふれあいながら、様々な意見交換をし、田畑や加工食品作りを実践し、参加者とも刺激をしあうこの教室は、これからますます多くの人が集う場所になるんだろうな、と確信しました。


現時点でほぼ満席ですが、4月にも「広報なりた」にも載せてもらうことになり、恐らくまだ参加者は増えると思います。

関心がある方、是非、一度お越し下さい


人は根ざすものがないと、ふらふらしてしまいます。
「根ざす」ということを知ることで、多分、しっかりと生きていけます。

食や農に関心が無くとも「人として立派に生きている人」に出会うというだけでも価値があると思いますよ。

高柳さんと共に、色々学んでいきましょう
ご関心がある方は→こちらから

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太陽さんありがとう

2014年02月19日 | 自分の時間
朝日はまぶしく、今日1日が始まる、という気持ちにさせてくれます。

また、今日は車の中で夕日を見ていたのですが、朝日に比べるとなんだか優しく、ほんわりと包んでくれるような感じがしました。
まるで1日の疲れを含めて包んでくれているよう。


朝日はまぶしく、夕日は優しい

太陽さん、今日も1日ありがとう
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日本人の平均的生活スタイル

2014年02月16日 | 自分の時間
今日は今年3回目の味噌作りでしたが、その生き帰りの車の運転中、ずっとデヴィッド・スズキさんの講演内容を真似してしゃべっていました。

とってもわかりやすく、自分にデヴィッドさんが乗り移ったかのように、講演内容をトレースして口で喋っていました。時には英語を交えて

そして、レースすればするほど、そりゃそうだよな~と思う気持ちが沸いてきます。

特に、概念として知っていた「エコロジカルフットプリント」のお話が、ストーンと落ちました。

エコロジカルフットプリントは、ネットで調べれば出てきます。

簡単に言うと、今の生活水準を保つためにどれだけ地球が必要なのか、ということを指標化したものです。
食べ物を作る土地、それは野菜に限らず家畜を放牧したりそのエサを作ったり、そのエサを作るための肥料なども含みますし、紙や木材、吐いている二酸化炭素を吸収する森林の量、輸入している食品などを作っている面積なども全て含まれます。

日本人の平均的な生活スタイルを世界各国の人がやったとすると、地球は2個あっても足りないといいます。
つまり、日本人も含め、全世界の人が今の日本人の平均的な生活水準の半分ぐらいに水準を落とさないと、破綻する、ということです。

これがアメリカ人になると、地球は5個あっても足りない計算となります。

凄いことです。。。


日本で言えば、安いからと言って食料を海外から輸入します。
その安さ、というのはほとんどが各国の「補助金」のせいで安くなっているのですが、とにかく安いということで、灌漑用水を使った広大な面積で作られた小麦、トウモロコシ、大豆などをエサとして輸入したり、加工品の材料として輸入しています。

木も同じで、海外のものの方が安い、という理由で海外の森林をばっさばっさと伐採したものを輸入しています。

そのための輸送に使うエネルギーも膨大になります。


日本だけでなく、ヨーロッパで取れたりんごをアフリカに送って、それを加工して、またヨーロッパに輸入する、なんてことが、普通に行われているのが現代社会です。

そういった今の生活をしていれば、破綻する、ということです。
普通に考えれば、そりゃそうだ、と思いますよね。


そして、ふと思ったのが、食べ物のことなどやエコ生活とかフェアトレードとか環境を何とかしなくてはと色々考えている人に、こういったことを問いかけられたら、みなさんは、どう答えるんだろう?

「もし、みなさんが日本人の平均的生活水準を自分は保っていると思っていて、世界の他の人も自分レベルの生活はしても良い、と思っているのであれば、地球は2個あっても足りない、つまり破綻しても良いと考えている、ということになります」

こういったことを、当たり前のこととしてデヴィッドさんは娘のセヴァンに話して育ててきたんでしょうね。
だから、ああいった娘が育ったんでしょうね。


デヴィッドさんは、子供の時に親にこういわれて育ったそうです。
「一生懸命働いて、稼いだお金は本当に必要なものに使いなさい」

そして、デヴィッドさんは大人になって「果たして、今の世界にどれだけ必要なものがあるのかい?本当に不必要なもの、使い捨てのもの、そんなものばかりでしょ?」と言うようになっています。


全てはローカルから、と思っていますが、エコロジカルフットプリントという大きな概念を考えれば、「生活水準を落とす」という言い方が正しいのかわかりませんが「生活スタイルを見直す」必要性は、どう考えても沸いてきます。

仙人のような生活をする必要は無く(少しあこがれますが)、地域にあるものを食べる、地域に根ざしたものをなるべく使う、そういった生活スタイルに戻れば、エコロジカルフットプリントは下がります。

その方が豊かだし、未来の子ども達に年金のように負の遺産をまわさないし、良いですものね。


「今のままだと地球が足りなくなるんだよ?無理なものは無理なんだ。だから、君達やその孫達が、みんな生きていけるように、どういった生活スタイルが今よりも楽しく、地球や未来にとって喜ばれるか、考えようよ」

なんてことを、子ども達も含めて、考え、生活を見直していく必要があるのだな、と思いました。

お菓子やゲームや話題のものを取り寄せるのもいいけど、本当に必要なものが何か、一緒に考えてみようよ、と。


そんなことを言える大人になっていきたいと思ったのでした
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美味しいどぶろく♪

2014年02月14日 | 食べもの
秘密基地作りをさせて頂く場所の、現オーナーからどぶろくを頂きました

私が以前作ったものとちがい、米粒などの形も残っておらず、酒粕は見事に溶けている感じで、濁りも見事


ワインボトルの蓋に穴を開け、ガスが抜けれるようにしつつ、更にこれにキッチンペーパーを何重かかぶせて輪ゴムで止める、という感じです。


最初は苦味を感じたのですが、あれよあれよと飲んでいるうちに美味しくなり、頂いた朝から昼までの間にほとんど飲んでしまいました

もともと体をゆっくり休めようとしていたのでいいのですが、今日は1日、朝から酔っ払い、昼寝をし、ぐーたらでした

まあ、たまにはこういった日もあっていいもんですね
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デヴィッド・スズキの「きみは地球だ!」 スロースモールスクール

2014年02月13日 | 素敵な空間・イベント

木曜日、久々に池袋に行って来ました

「スロー・スモール・スクール 開講記念特別講義」に参加するためです。

なまけものクラブの辻信一さんの紹介する「懐かしい未来」のヘレナさん、「スモール・スクール」のサティシュ・クマールさんなど、世界的な活動家・思想家の影響を私はかなり受けてきました。

また、昨年から「セカンドスクール(第二の学校)」を作りたいな~、とずっと考えてきました。

現代の社会の問題はいろいろあるけど、その社会を作ってきたのは大人。
そんな大人は、子供に勉強をしろという前に、まず大人から勉強しなおさなくちゃいけない。
そして、社会の問題の縮図となっている学校の教育システムに縛られている子ども達にも、寺子屋のような「第二の居場所」となる「セカンド・スクール」を作る必要があるな~と。

子供にとって、第二の居場所を。
子供にとやかく言う前に、大人が学び直し、立派な大人になるための場を。

そんな「セカンド・スクール」を作りたいと考えてきました。

そんな時に、サティシュ・クマールさんの講演を聞き、大きな影響を受け、「スモール・スクール」のコンセプトを聞いて「すばらしいな、そんな感じのスクールを作ろう」と思ってきました。


そして今年、「スロー・スモール・スクール」を辻さん達が始める、という話を聞き、今回の「開講記念特別講義」を楽しみにしていたのです


「スモール・スクール」の具体的なカリキュラムみたいなものを参考にしたかったのですが、どうやらそれはこれからで、今回は「デヴィッド・スズキ」さんの講演が主のよう。

ちなみに、デヴィッドさんの娘さんで、1992年、リオデジャネイロで開催された環境サミットに際し、子どもの環境団体の代表として参加して一躍有名になった「セヴァン・カリス・スズキ」さんも一緒に来日して、「Love is the Movement!」という活動で日本を回ります。

ちなみに、それが子供ながらにして伝説のスピーチとなった映像です。


こんな娘さんが育つ偉大なる父。

そんな「デヴィッド・スズキ」さんのお話は、とってもシンプルで、わかりやすく、パワフル(誰もの心にとっどくメッセージ)」でした。


ということで、得意技の講義録を作りました。
以下、ご覧あれ

そして、頭だけでなく、実際に行動しましょう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ある国際的な会議で、各国が、12%の自然を守っていこう、という話が出ました。しかし、実際に守れそうなのはたった数カ国と言われています。

逆に言えば、88%の自然を人間がどうしようとしてもよい、ということです。

地球には3000万種の生き物がいるのに、たった1種の人間が、88%を好き勝手に使ってよい、ということでさえ凄いことなのに、それさえ出来ないのです。


私はこういった講演会を良くしているので、こんな質問をもらったことがあります。

「どうして自然を守る必要があるのですか?公園があるから自然なんてそれでいいじゃないですか」


みなさんはどう思いますか?

これに答えるために、みなさんは、空想の中で、いまから40億年前にタイムスリップしましょう。


さあ、40億年前につきました。

ここにいると5分で私達は死んでしまいます。
生き物は1つも居ません。

どうしてか?

それは酸素がないからです。

酸素は私達が生きていくために不可欠です。

酸素にはとても強い力があるんですね。

この酸素は生物が作ってきてくれたものです。永遠に生物が作ってくれるものです。

ここでの学びは『生命が酸素を作ってくれている』ということです。


さて、私達は科学者ですから、この時代に酸素がないというぐらいわかっていますから、酸素ボンベを持ってきました(笑)
酸素ボンベを持って、この40億年前の地球を歩いてみましょう。

少し歩くと喉が渇いてきました。しかし、この世界には水が無いのです。
あったとしても、岩山を洗い流す過程で鉄や色々な化学物質が入っている水しかなく、人が飲めるものはありません。


現在の私が住むバンクーバーには3つの水源があります。

そこには雨が降り、森を通り、土を通り、バクテリアが水をきれいにして飲める水にしてくれます。
40億年前とは違い、水を飲めるようにしてくれる生命がたくさんあるからです。

ここでの学びは『生命は水をきれいにしてくれている』ということです。
『生命は水の循環の中にある』のです。


さて、私達は40億年前の地球に水がないということぐらいわかっていましたから、水も持ってきました。

それでは歩いて色々探検してみましょう。

しばらく何時間も歩いているとお腹がすいてきました。

でも周りを見渡しても何もありません。40億年前の地球には植物も動物も生命は何も無いのです。

そうです、私達の体を作っているものは、かつては生きていたもの、植物や動物だったものなのです。

『自分の命を作っているものは、何かしらの生命』なのです。


さて、生命が居ないこともわかっていましたので、私達は種を持ってきました。

さあ、種をまこう、、、と考えても、そうです。播く場所が無いのです。
この時代には「土」が無いのです。
粘土、砂、砂利、岩はあっても、土が無いのです。


そうです。
『土は生命が創りだしている』のです。

動物、植物などの生命は、食べ物だけではなく、それを作ってくれる「土」も作っているのです。


さて、そういったこともわかってたので、食べ物を持ってきました。
さあ、これを焼いたり煮て食べよう、と考えます。

ところが、40億年前の地球には、燃やせるものが無いのです。
木、草、石油、コケ類など、燃えるものは全て生命だったものです。

『命が生まれる前は、燃えるものが無かった』のです。


さて、そういったこともわかってきたので、燃えるものも持ってきました。
さあ、火をつけよう!と思ったら・・・火がつきません。
そうです、酸素が無いからです(笑)


『生命は空気、水、食べ物、土、エネルギーを創り提供してくれている』のです。


自然は必要かって? もちろん、私達にとって、生命にとって必要なのです


anthropologyという地質学的な区分から言うと、人間中心の時代というは、歴史の中では急に起こったとされているんです。
人間が自然との関係を突然変えてしまったのです。

かつて、地球には1億以上の種は存在しなかったんです。ところが人間はひとつの種で70億にもなった。
そして90億までは増えると多くの学者が言っています。

この90億の1人1人が、空気、水、食べ物、酸素、家を必要としています。

そして膨大なエコロジカルフットプリントが使われています。
(※エコロジカルフットプリント:人が生きていくために自然にどれだけ依存しているかを現した指標。世界中の人が日本人のような生活をしたら地球は2個以上、アメリカ人のような生活をしたら5個以上必要、という計算になります)

私達の今の生活をキープするには、強大なテクノロジーが必要です。
車、電車、飛行機、全て地球から掘り起こされた資源を使っています。

そして、その93%が地球にゴミとして捨てられています。

19世紀以降、経済やお金が中心となり、私達は生きていくために必要なものを買うことをひたすら追い求める消費者になってしまっています。

私の母は私が小さい頃、いつも言っていました。
「大きくなったら一生懸命働いて、稼いだお金は、生きていくために必要なもののために使いなさい」と。

今の世の中に溢れるものは、どれだけ本当に必要なものなのでしょうか?

私は一番嫌いな言葉が「disposal(使い捨て)」という言葉です。

そういった言葉が聞こえると、子ども達の耳をふさいで「聞いちゃいけない!」と言いたくなります。


私はいつも持ち歩いているんですよ(と、言いながら1つ1つポケットから出して説明)
・箸
・ハンカチ
・袋
・万年筆

割り箸なんか見ると本当に嫌になってしまう。

万年筆はインクを変えるだけで、ずっと使えるんです。捨てる必要が全く無い。

そんなに難しいことじゃないし、とても価値があるし、気持ちがよいことなんです。

 

しかし、今の人類はいろいろな必要の無いものを作り、使い捨てをし、多くの生き物に多大な影響を与えてしまっているんです。

 

そんな人類も、生物学的に、DNAを見ればわかることですが、15~20万年前のアフリカに行き着きます。

みんなアフリカで生まれた人類に行き着くんです。

そして10万年もの間、95%が狩猟・採集をしていたんです。

ということは、移動するのが当たり前だったわけです。どこかの土地に住むのではなく、食べ物があるところに移動しながら10万年もの間、生きてきた。

生き方そのものが自然界に依存し、自分達は自然の一部であることを身をもって知っていたんです。

自分達は自然のおかげで生きることが出来ているということを。

 

1万年前、大きな変化が起きました。それが農耕です。

そしてこの1万年、人間のほとんどが農家でした。

1900年の時点で、人間の人口は16億人でした。

100万人以上住む大都市は世界で14都市で、ロンドンが既に650万人、東京は7位で150万人でした。

それ以外の人達はどこにいたか?それは田舎であり、地方のコミュニティーにほとんどが住んでいたんです。

そのほとんどの人は農家でした。農家だから、天気、気象など自然に敏感でした。

例えば、北国の農家であれば、冬に畑に積もる雪が夏の土に湿り気を与える、ということを知っていました。

虫達がいかに大切で、受粉などに役に立つか知っていました。

ある種の植物が窒素を地中に固定するということも知っていました。

農をしていた人間は、自分達が地球や自然のおかげで生きてこれている、そして自分達もその一部だということをわかっていました。

 

しかし、この100年で突然大変化が起きたのです。

1900年からの100年で、世界の人口は60億になり、人口が100万以上の都市は世界で400となりました。

東京の人口は世界1位となり、カナダの国の人口と同じになったのです。

トップ10位の都市の人口は1,100万以上なのです。

 

農民は大都市民になりました。

大都市では、もっとも優先順位が高いのは「仕事を得ること」になりました。

だから、経済がもっとも優先順位が高くなったのです。

欲しいものを買うためにお金を得ること、この仕組みを考えるのが経済なのです。

危機的なことは、自分達の健康や食べ物、生存が自然のおかげということを忘れてしまって、経済のおかげだと思ってしまっているということです。

 

森林伐採の例を言いましょう。

木を切ってお金を得ている人達は、それで生計を立てているのだから、森林伐採を止めようといっても、「うるさい」というのもわかります。

でも、私が知っている限り、環境活動家で森林伐採を永久に止めろ、という活動家は1人もいません。

みんな「あなたが木を切って生計を立てているように、あなたの子供も、孫も、ずっと同じように木を切り続けられるようにするべきです」と言っているんです。

しかし、彼らはこう言います「そんなことは無理だ。子供の代の時には木はもう無い」と。

 

私達は、自然界の中に生きているという理解が必要です。これは物理学的にも科学的にもみんな知っているんです。

人間が今のような状態なのは、頭脳のおかげで、その頭脳で人間だけが生態系に制限を受けていないような気持ちになってしまっています。

しかし、地球を取り巻く薄い空気の層の中に生きているということは、事実ですし、人類も条件付けられています。

私達は生まれた瞬間から死ぬまで、空気が必要なんです。これは誰もが知っている生物学の法則なのです。

だから、生きていくためにも、健康を保っていくためにも「きれいな空気」、これこそがもっとも優先順位が高いんです。

そして水も同じです。毒も化学物質も入っていないが必要です。

食べ物もです。私達は死んだ植物や動物を食べて、それを体の一部にしているのです。

そして、動くためにはエネルギーが必要です。

何世代にもわたって、空気、水、食べ物を創る土、エネルギー、そして生物の多様性、この5個が物理学的にも化学的にも生物学的にも絶対に必要なのです。

なのに何を大事にしているのか?

世界中の国々では土地や国の境界線を争って戦争をしています。

自然にとって国境など関係ないのに。

192カ国が集まりコペンハーゲンで開催された世界気候会議では、どの国がどれだけ削減するか、排出権をどうするか、といったことを延々と議論をしていた。空気に国境はないというのに!

チェルノブイリが爆発したとき、スイスで放射能が確認されました。

福島が爆発したときも同様です。

空気はとてもシンプルに世界中を循環しているのです。

 

人は色々な概念を生み出してきました。

経済、資本、起業、市場など。

これらは自然と全く関係が無い、全部人間の頭の中のことなんです。

昔は、どこの人もドラゴンや魔物を信じて恐れて生贄を出したり、祈祷をしたりしていました。

科学的にはこれらは人間が生み出した概念ということです。

でも、経済やお金も同じ人間が生み出した概念でしょ?

そういった経済やお金のことを恐れている私達は、昔のドラゴンなどを恐れていた人達を笑うことができますか?

経済がだめであれば、何でも生贄に差し出してしまう。

しかし、経済は元々は私達の暮らしを良くするためにあるものに過ぎないんですよ。

 

仕事は経済のためのもの、経済を成長し続けさせるために全てを差し出してしまう。

立場が逆転してしまっているんです。

 

自然を自分達のスケジュールにあわせようとするのではなく、私達が自然にあわしましょう。

 

今、大きな変化の時が来ています。

そして、こういった変化は世界の国々のトップや政治がリードすることはありません。

こういった変化はローカルコミュニティーで生まれるんです。

本当の人生、意味のある生き方を求める人達が、この変化を創っていくんです。

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以下は質疑応答の中のお話です。

Q:「もうだめじゃないか」と思っていることに対して。

 

カナダに最大の紅鮭の遡上する川がありました。

そこには3.000万~3,500万匹もの紅鮭が遡上するのです。

ところが環境が悪化し、4年前には100万匹に減ってしまったのです。

私は、これでもう絶滅するな、と落胆していました。

ところが国や地域の人がどうして紅鮭が減ってしまったか原因を探り、行動をした結果、なんと翌年にはこの100年間で一番の遡上があったのです!

たった1年で改善したのです。

こうなったのがどうしてなのか、誰もがわからないのです。しかし、実際に紅鮭が一番たくさん増えたのです。

自然は時には驚きを与えてくれます。

私達がちょっと貪欲さを抑えて一歩下がれば、自然界は私達が思う以上の恵みを与えてくれるかもしれませんし、与えてくれないかもしれません。

ただ、私達を驚かすほどの懐の深さがあるんだと思います。

子どもや孫達のために、最善を尽くしましょう。

ネルソン・マンデラは27年間、獄中に入れられていました。

その間、彼も絶望しかけたこともあるかもしれません。しかし、その後、大統領になったのです。

彼も獄中に居るときに、まさか大統領になるとは思っていなかったでしょう。

 

絶望するには、私達は何も知らなさ過ぎるのです。

 

Q:「デヴィッドさんが思う未来」について。

Biomimicry(バイオミミクリ:自然の英知を模すことにより、人類が抱えている問題を解決していくこと)という考えがあります。

私の未来のビジョンは、自分が空からその未来を見たとき、車も、ビルも、全てのものが、木の全ての葉っぱが太陽の方を向いているように、全てがソーラーパネルのようになっているものです。そしてみんなが家族で暮らしている。

これは1例で、政治家はビジョンを伝えません。ビジョンを持つことはとても大切ですね。

 

Q:「先住民族にとても大きな存在だと思っている」という意見について。

その通りだと思います。

私の幼少の頃は、おじいちゃん、おばあちゃんがいなかったのです。

私の父と母の代からカナダに移り住んだのです。だから、新しい国のカナダにも、古い国の日本にも、ルーツが無いのです。根っこがないのです。

500年前から植民地となってきたところは、根っこの無い人達が支配する国になったのです。

アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、アフリカ。全て植民地となった国です。つまり、根っこの無い人達が支配する国なのです。

だから、大地は彼らにとっては「利用価値があるだけの場所」なんです。

その場所と元々いた先住民族に対して、森は伐採し商売をするためにあり、大地は金儲けの資源に過ぎないのです。

先住民族は本来人間の持っていた自然とのつながりを体現してきた人です。

そういった人達が、先頭に立つ時代です。

今、カナダにパイプラインを作るということで、古代から続く森林が伐採されようとしていて大問題になっています。

そしてその反対の先頭に立っている人達は、まさに先住民族の人達です。

政府はお金で彼らを買収しようとしますが、誰もお金などいらないといいます。

 

お金より大切なものがあるのです。それは我々の生き方であり、自然との繋がりなのです。

 

 

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カラフルかまくら

2014年02月12日 | 素敵な家族・子供との時間
寒い日が続いていますね~。

成田ニュータウンでは、未だに雪がたくさん残っています

雪かきしている道路は大丈夫だけど芝生の上や校庭、歩道などは雪だらけ。

奥さんは、昨日、家から幼稚園までの自転車の通り道を確保すべく、1km(?)ぐらい、雪かきしたそうです。凄い


一方で、旧下総町の利根川方面や旧大栄町あたりに行って見たら、雪が全く残っていなくてびっくり
畑も街路樹も雪が全く残っていないんです

同じ成田市でもここまで違うんですね~。

色々回っている業者さんも「ニュータウンが一番雪がすごいよ」と言っていました


さて、そんな中で、ついに3段重ねの雪だるまが崩壊。
建物の南側に作ったので、日差しで溶けてしまったのね


一方、建物の北側に作ったかまくらは相変らず頑丈で、子供が2人が乗っても崩れません

そんなかまくらを子ども達がアートをして、カラフルな感じに

「絵の具で色を塗ったら、きれいなんじゃない?」と子ども達に言ったのですが、もも先生という工作教室で、ちょうど雪の塊に色を塗ってきたみたいで、それをかまくらにくっつけたそうです。

かまくらがお顔になっていて、穴がお顔の口になっています。


緑とピンクの塊が目で、真ん中下の小さな緑がお鼻。
おでこにくっついる4色カラーは何だろう?


で、口の中の天井には更に色がついた雪の塊がくっついていて、黄色のは電灯だとか



週末、また雪とのことで大人は大変だけど、子供にとってはたまらない日が続いていますね
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