半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

世の団結の台になる人・分裂の役をもつ人

2020年09月30日 | 自分の時間

タイトルが「世の団結の台になる人・分裂の役をもつ人」と凄いですが、本に書いてあって「なるほどな~」と思ったのです。

自然療法で有名な東城百合子先生の月刊誌「あなたと健康」を読み始めて何年になるかな、まあ、タイトルに「健康」とありますが、どちらかというと「人生を学ぶため」に読んでいまして、「致知」という本がありますが、偉人から生き方を学ぶ、そういいった部類に入る本です。

そして、東城百合子先生の師匠の1人である「常岡一郎」先生の話が、毎号、冒頭に載っています。

自然酒で有名な酒蔵の「寺田本家」の先代当主が、蔵がつぶれそうになった時に相談した相手でもあり、戦後、身寄りの無い子供や老人を100人引き受け、自分のためにお金は一切使わず、人のために生きることを貫き、多くの人の命を救って来た事で、最後は参議院(自分で選挙運動はしていません)に押し上げられた人ですね。

その常岡先生の言葉に毎号、勉強させて頂いていますが、今月号の常岡先生にお話に載っていた言葉です。

 

人間教育が乏しくなって、まともな大人が少なくなり、子供に大きな影響が出ているのが今の時代であり、私も反省しながら勉強していますが、「世の団結の台になる人・分裂の役をもつ人」のどちらに自分がなりたいか?自分の子供に育って欲しいか?と思ったら、やっぱり前者ですよね。

常岡先生の言葉はこうです。

「人にものを相談する。そこにわかりの早い人がある。そんな人はあまり自己の都合に囚われない人である。相手の話す事に溶け込んでいく。こんな人が多くの人の心を結びつける人である。『世の団結の台になる人』である」

そうですよね。

人の話をきちんと聞ける人は、人に好かれますし、人と人をつなげられるし、人を和ます人ですよね。

 

一方で、我執が強い人は、自分の意見を言いたがりますよね。

話を聞きながら相手の心も聴く、というより、話を聴きながら自分の言いたいことが沸いてきてしまう。

「相手を自分の言うことの方に引き込む。説き伏せる。自分に囚われて、自分を放さない人」は「これが世の中を難しくし、『分裂の役を持つ人』である」と。

 

自分なりに学んで来た事、あるいは経験してきたことで、「人に伝えたい」と思う事は良くあると思います。

その事によって「あ~、なるほど」と人が納得する。

宗教のリーダー然り、著名な人など、誰かの発言や本などが強烈で、その内容に「なるほど~」と影響を受けると、その人は学んだ知識からある一方に思考が偏ってしまい、それとは違う意見を持つ人をつい批判したくなる。

そういった影響力のある人は、話が強烈であればあるほど、影響力があればあるほど、人と人を分裂させる役を持つ人でもある、とも言えますよね。

 

ちょっと小難しい話ですが、話が上手な人ほど、堂々と話すけど、自我を「放さない人」と常岡先生は言います。

そして、「議会でも良く人の話を聞く。反対の人の意見も良く聞く。そんな人は話上手ではないが、人に尊敬される。そしてよくまとめる人である」と。

 

本当の凄い人、というのは、言葉の内容より、話の上手さより、やっぱり「何をしてきたか」といった行動であり、たたずまいや風格といった「品格」が凄いんでしょうね。

話が上手というより、言っている内容に重みがある。しかも言動一致している。

そして、人の話に上乗せしてくるのでなく、こちらの話もきちんと聴いて認めてくれる。

しかし、やはりその人の話には重みがあり、自我からではなく相手の立場に立って話してくれるから、またそういった事が出来る事自体、器が大きいから、その人の下で多くの人が和を為す。

そういった人が「世の団結の台になる人」なんでしょうね~。

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マムシの焼酎漬け登場!「食と命の教室」

2020年09月26日 | 農的体験・生活

先月は猛暑で死ぬほど暑かった「食と命の教室」ですが、今月はすっかり涼しくなりました

参加者からも「1ヶ月経つとこんなに違うんですね~」と、この時期の1ヶ月の季節の流れの速さに驚いていました。

 

さて、この時期は稲刈りもほぼ終わり、冬野菜の種まきも終わるので、ほっと一息つける時期です。

また、いつもは栗拾いをするのですが、昨年、高柳さんの栗の木の主幹が台風15号でぽっきり折れてしまったので、収量がほとんど無く、残念ながらみなさんで食べられませんでした

天災ですから仕方ないですよね。

 

昨年の振替えの方も久々に参加して、大人数での教室。

朝のお話もそこそこに、「玉ねぎの種を蒔こう」との事になりました。

玉ねぎはもう1週間ぐらい早い時期、高柳さんの話でいうと「彼岸前まで」に蒔くと適期だそうです。

直播きの方法もありますが、苗を作れば今の時期ですね。

ただ、植える時期は路地とハウスでは違っています。

路地だと植えるのが早いと大きくなりすぎてとう立ちが進んでしまいますし、植えるのが遅いと冬の霜でやられてしまうので、なかなか難しいのです。

一方、出荷作物としてやっている農家さんはビニールトンネルをかけて保温をするので、その辺りのコントロールはしやすいです。

この辺りでは11月末ぐらいまで苗を植えています。

 

まあ、そんな玉ねぎの種を蒔くということですが、ハウスに向かう途中、高柳さんがゴマを見せてくれました

通常、路地で蒔いているのですが、ここ2~3年、雨が多く湿害でやられて上手く育ちませんでした。

ゴマは雨が降らないパサパサの畑でむしろ育つものですからね。

今年もみんなで蒔いたのがやられてしまったので、「むかついて、ハウスに蒔き直したんだよ」とのこと

ハウスでゴマをやっている人なんて初めて見ましたが、高柳さんも「ハウスでやる人なんかいないよ。とにかくむかついたから」と言っていました

しかしゴマというのは、外見で明らかに外国人ですよね~。

日本にはいない姿形をしていますね。

これがまだ未成熟ですがゴマの実です。

パカリンと割った中の白いのがゴマで、これが完熟して乾燥すると色がついて普通のゴマになります。

 

さて、ハウスに行って玉ねぎの種まき。

2月にやったミニトマトの種まきと同様、鹿沼土とピートモスを混ぜて苗床にし、そこに1粒ずつ蒔いていきます。

うんこ座り、、、失礼、ヤンキー座りの格好で種まきを30分もしていると、みなさん、なかなか大変で、特に若い子にむしろ耐えられない子がいます。

「昔はトイレは和式だったからな~」「若い子はテーブルとイスだから、正座もなかなかしないからね」なんて事を話しながら、私からは「外国人は足膝が硬いので、ヤンキー座りは出来ないんですよ。草取りとかもはいつくばってやる子が多いです」と話たり。

ヤンキー座りの格好で作業をし続けられるのは、昔の足膝が柔らかかった世代で、今の子はなかなか出来なくなってしまいましたね~。

という感じで、玉ねぎの種まきという一見すると楽な作業も、30分以上やるとみなさんにはきついようで、切りの良いところで終了し、お昼へ

 

今月は高柳さんが「餅を食おう」とのことで、あんこ餅、きなこ餅、雑煮が出ました。

そこで「餅は甘いものから食うんだよ」というのが高柳さんの主張。

一方、私を含めた参加者は「甘いのは最後じゃないですか?」と。

つまり、高柳さんの主張では、「昔の日本人は、まずは甘いものを食べて、その口直しでしょっぱいのを後で食べていた」と言うのです。

我々は「甘いのはデザートのような感覚だから、最初に食べるとその後に普通の味のものは食べにくい」という主張。

なかなか折り合わないところに、ある参加者が「本で読んだのですが、江戸時代ぐらいは日本人はみりん、砂糖といったものは料理に使う物で、デザートという概念は明治以降に入ってきたものだったらしいですよ」と。

議論をしていて、結局、昔の人は甘い物はごちそうで、甘い餅も主食として食べていたんだろう、と。

一方、近代人は、デザートという感覚があるので「甘い物は別腹」という感覚になっているんだろ、ということになりました。

なかなかどうして、こんなジェネレーションギャップもあるんですね~。

 

さてさて、お昼後、みんながのんびり過ごしている時に、私はふと、朝、高柳さんの母屋にお邪魔した時、マムシがいたのを思い出しました。

親戚が昨日捕まえてきたのをくれたそうです。

「これは面白いな~」と思っていたので、みなさんに「マムシみたいですか?」と聞くと「何、何」とみんな興味津々

高柳さんに「マムシ見学させて下さい」と言うと、なんと、朝は生きているマムシだけだったのが、昔漬けたものも一緒に出てきました

こちらが小さいまだ生きているマムシ。1週間ほど糞尿を出させた後に焼酎を入れます。

こちらが平成18年産、14年前に漬けたものです。

一気に焼酎を入れるとびっくりして棒のように立ったまま死んで、見た目が悪いそうで、少しずつ焼酎を入れるそうです。

そうすると、とぐろを巻いて酔っ払ってしまうので、その後、焼酎を沢山入れるそうです。

こちらはひっくり返って腹が上になっているので、いわゆる「銭形模様」というマムシの特徴は見えないですね。

「マムシの焼酎漬けは、ブロックとか足に落としたり、手を戸に挟んだりして青く打ち身になるでしょ?ああいったところに塗っては乾き塗っては乾きをやると、ぶわーと青いのが散っていくのが1時間毎にわかるんだよ。1日やっていればほと治るぞ。市販の薬よりよっぽど効くぞ」とのこと。

すごいですね~。

さて、途中、早退する方がいたので、私はその方を駅まで送って、その間は、みなさんはおかげさま農場の人参と私が買ってきた北海道人参のジュース飲み比べをしていました。

どちらも美味しかったようですが、おかげさまの方が美味しい、という方が多かったようです

その後、午後の活動で、油採り用のヒマワリの種の選別です。

種が入って収穫したヒマワリを乾燥させ、ぱりぱりになったものから種をそぎ落とします。

それをまずは篩いにかけて大きなゴミと選別します。

その後は唐箕で風選。

初めての人は楽しんでやっていますが、風車の原理で、ぐるぐる羽を回して風で軽いものは吹き飛ばし、風に負けない重さがある、つまり実が入っているのは下に落ちる、という原理で選別します。

唐の箕ですから、唐の時代に中国地域から入ってきたのかもしれませんね。

今は電動のものもありますが、何百年経っても原理は同じですから、発明した人はすごいですよね~。

ちなみに、私のヒマワリの種は、収穫前にハトに半分近く食べられ、収穫後、乾燥させていたのですが、なんとネズミか何かに全部食べられてしまっていました

とほほ

やっぱりヒマワリ、上手く出来ないな~

まあ、そんなこんなで、選別を終え、あとはゴーヤを収穫したり、虫食いナスやお煎餅を頂いた後、みんなで楽しく語り合い、ふと気づけばもう真っ暗。

「ちょっと前までは7時近くまで明るかったのに、もう6時過ぎで暗いんですね~」と、季節の進む早さにみなさん驚いていました。

2月から始まり、猛暑を乗り越えて秋を迎えたこの教室も、今年もあと数回。

楽しくまじめにみなさんと学びを深めていきたいと思います

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小さい内に原体験を♪

2020年09月20日 | 農的体験・生活

9月は収穫の秋

そして、ついに「田んぼと畑の耕育教室」の稲刈りがやって参りました

今年はコロナで5月が外出が厳しかったので、教室の田植えは6月中旬にしました。

そのため、稲刈り時期も例年に比べて1週間遅く開催。

ただ、長梅雨のせいかこの時期で稲は立った状態で実が入らず、収量は1割あるかないか

昔の手植えの時代は6月中旬でもぎりぎり間に合っていたのですが、今年は天候不順もあり、遅植えのところは駄目だったようです。

それでもやはり稲刈りはやっぱり楽しいもので、赤ちゃん連れのお母さん、来月出産予定の身重のお母さんなども含め、日曜日は特に23家族も集まって、わいわいがやがや、楽しく稲刈りが出来ました

以前は、きちんと天日干しをするためにオダを作っていたのです。こんなやつですね。

ところが、一昨年ぐらいから、この竹を1本刺したところに交互に挟み込んでいくパターンも導入したら、自分が刈った量が把握出来る、ということで、こちらの方が俄然人気になったので、今年はこちらを完全に主流にしました

また、土曜日は人数が少なく、日曜日が混むのも特に今年になった拍車がかかりました。

もともと東京は土曜日に学校があるのですが、今年はコロナのせいもあり、土曜日学校があるのが増えたようで、日曜日は大量のお申込みがあって、でも天気予報が雨だったので「どうなることやら。。。」と心配していました。

しかし、良い方向に天気予報は外れ、ほぼ雨なしで、みんなで楽しく稲刈りが出来ました

特にもう3~5年、通ってくれているベテラン勢は何も言わずにさくさくと家族で力を合わせて稲刈りをしていました

私自身は毎回イベントの準備が仕事なので、稲刈り中は、みなさんのケアをしたり、結ぶ紐の準備をしたりと、いう感じで稲刈り自体をやる余裕はありません。

また、稲刈り自体は10年前からやっているので、もはや普通の仕事と同じで喜びは無いのですが、みんなが本当に楽しそうに稲刈りをしたりバッタをとっているのを見ていると「やっぱり自然はいいな~、収穫はいいな~」と初心に帰らせてもらえるのが楽しいのです

そして、小さいお子さんが思った以上に鎌が上手に使えて、それにびっくりしながら喜んでいるお母さん、お父さんの姿もほほえましい

そんな中、私に「最近、お子さん来ないですね?」と聞かれるので「いや~、もう来ないですよ」と大きくなったら子供がついてくるのは当たり前じゃなくなることを伝えると「中学生ぐらいになったら、何を教えたら良いのでしょうかね~?」なんて質問をされました。

私が答えたのは「大きくなったら、もはや親が教える、というのは無理ですよ。だから、今のうちに沢山、原体験をさせて上げてくださいね」と。

当たり前の事なのですが、子育ても体験してみないとわからないことだらけです。

我が家は、幼稚園の頃から子供が田んぼに通っていたので、小学校高学年ぐらいになるともうついてきません。

それは当たり前といえば当たり前なのです。

この教室に来ているご家族は、「小さい内に自然体験、農的体験をさせたい」という親御さんがいるご家族なのですが、それはとても素晴らしい事だと思っています。

だって、思春期に入ったら、もう部活やゲームですよ

逆に言えば、親の言うことを良く聞いて、親が行きたいところに連れ回せる思春期の子がいたら、むしろ自我が発達していない、ということになってしまいます。

まだ、親と自分の境界線が明確になっていない、自分の行動をある程度、親に依存している小さい内こそ、自然体験、芸術体験、集団遊び体験などなど、いろいろな体験をさせて上げて欲しいな~、と、我が子の発達を振り返っても、そう思います

別に農家になるならない、という話では無いのですが、例えば、私の知り合いの若手農家のほとんどが、なんで就農したかというと、社会人になっていろいろ先を考えた時に、「ふと小さい頃の農にまつわる原体験を思い出した」、というのが多いのです。

つまり、大人になって何か道に悩んだとき、小さい頃の原体験が、次の道を選ぶきっかけにもなる、という事です。

思春期になると、もはや親の意見はなかなか通りません。

100の言葉より1つの体いっぱいを使った原体験こそが、子供が成長する元肥ですよ

 

※補足※

元肥とは、野菜などを育てる際に、最初に畑に染み渡らせておく、生育の元となる肥料のことです。

植物が種から芽を出し、最初は双葉(種に元々入っている葉っぱ)を開きますが、これは親からもらった生命力です。

その双葉でちょびっと光合成をした後、本葉、つまり自分で根っこを出しそこから吸った栄養で出すのが本葉です。

そして本葉で光合成をしながら根っこから肥料分をすって次々と本葉を出して生育していくのが植物。

その独り立ちをしていく時に、根の周りにある肥料分が元肥ですね。

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雨天が続く稲刈り時期

2020年09月14日 | 農的体験・生活

 先週までは暑かったですね~。スコールのように晴れているのに急に雨が降って、またピタっと止む。

 人参など畑にとっては良いのですが、稲刈りにとってはやっかいなのです

 稲刈りはコンバインという機械で行うのですが、稲が濡れると詰まってしまうのです。

 乾いていると機械はスムースに動くのですが、濡れていると摩擦が出てしまって負荷が出て、チェーンを回すモーターが焼けちゃったり。

 稲刈りの途中で急に雨が降られると、いったん中止しなくてはいけません。

 しかし、ある程度の量が無いとお米の乾燥機が使えず、かといって中途半端の量を入れたまま放置しておくと萌えてしますのです。

 なので一定量を確保するために、まだ稲が乾いていない段階でも無理して刈ってしまう人もいて、知り合いの農家さんが「俺の親戚はそれで無理して買って機械を壊しちゃったよ」と言っていました

 第一次産業は何でもそうですが、特に稲刈りは天候次第なのです。

 今週末は「「田んぼと畑の耕育教室」で稲刈り教室を開催します。

 さてさて、この曇天・雨天続きですが、台風は来なそう。なんとか無事実施出来る事を願っております

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食卓に6瓜!

2020年09月10日 | 農的体験・生活

今年は生落花生を作らず、その空いたところで数年ぶりに小玉スイカを作っていました。

そして、暑い夏、と予想したので、初めてきちんとキュウリをたくさん作りました。

見事に「暑い夏」は当たったので、この夏はキュウリとスイカを食べ放題でした

 

そうしたことで、例年、ゴーヤと瓜の2種類で食卓が埋め尽くされているのですが、今年は瓜類だらけになっていました

で、昨日の夜ご飯で気づいたのです

キュウリ(胡瓜)、はぐら瓜の漬け物、カボチャ(南瓜)の煮付け、ゴーヤ(苦瓜)チャンプルー、冬瓜の味噌汁、スイカ(西瓜)と,

なんと6種類も瓜が食卓に載っていたのです

こんなこともあるもですね~

それに気づいて子供に話したら、「お~、すごい」となって、宿題の自学で「瓜類の名前と由来」を書いていました

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夏野菜が未だに絶好調!

2020年09月08日 | 農的体験・生活

いや~、まだまだ暑い日々が続きます

台風の影響なのかもしれませんが、むちゃくちゃ暑い中で、ザーっと雨がスコールのように降る。

世界的な気象データの中では、日本は亜熱帯地域にもうなってしまっていて、よく農家さんと「バナナでも作るか」と笑いながら話していますが、ほんと、まるでジャングルのような天気です。

晴れているのにザーっと突然降ってすぐに止み、というのが1日何回か繰り返されると、「ここは日本か?」と思ってしまいます

さて、畑は今は時期は夏野菜の後片付けと秋冬野菜の種まきの時期です。本来は。

ただ、まだ、夏野菜が絶好調なんですよ、

 

まず、先週、第一収穫ピークだった小玉スイカは、第二収穫ピークでどっさり

また、キュウリが終わりに近づき、一緒にそろそろ弱ってきたゴーヤですが、なんとゴーヤは復活してまた鈴なりになり始めてしまいました

さらに、長梅雨で消えてしまったはずの白はぐら瓜が復活して実をつけはじめました

5月上旬に植えたのが今頃実り始めています。なんともおかしな感じです

キュウリ、ゴーヤ、白はぐらウリ、ついでに入れ食い状態のオクラにミニトマトで5kg箱まんぱん。

カボチャも第二収穫ピーク。

ということで、収穫だけで1時間以上かかり、まあ、暑い中、大変でした

家へ帰って冷やしたスイカは真っ赤

8月上旬の最初の収穫の際は、カラスか何かに食われてしまって、早めに収穫していたせいもあるのですが、熟れ時がわからず、収穫したものの4玉中3玉がまだ完熟していませんでした

で、なるべく完熟を、と思って、「食べたいな~」と思ってから更に何日か我慢して叩いて「まだかな~」というのを繰り返している内に、最近、叩いて大体のところはわかるようになってきました

スイカはあと3玉で、そこの区画は残して他は全部、今日片付けました。

そしたら、こんなに小さいのにきちんと縞模様があるスイカが出てきました。可愛い~

もしかして、こんなに小さくても赤いのかな~、と思ったのですが、やっぱり未熟でした

まあ、キュウリと思えば、ほのかに甘い、という感じで、水分補給ということで食べて成仏させてあげました。

そんな感じで、夏野菜収穫ピークですが、実は今は秋冬野菜の種まき時期。

今日はちょっと種をまいたのですが、こんな暑くて種は発芽するのかな?とちょっと心配しているところです

 

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夏終わり近し

2020年09月01日 | 農的体験・生活

先週ぐらいから、ちょっと猛暑が過ぎ去ったかな、と思いつつ、日差しが強い日が少なくなっただけで、何気に気温は32℃とか暑さは変わらないんですよね

湿気があって蒸し暑いですよね~。

そういえば、ヒマワリを収穫しました

種を絞って油をとるためなのですが、高柳さんからはガクなどが「まだ青いから、80%だな」と、もうちょっと待った方が良いと言われました。

ところが、聞いた時点で既に1割ぐらい種を鳥に食われていたのです。

で、もう1週間待ったのですが、なんとハトが花に止まって種を食べているところを畑で発見してしまったのです

スズメではちょっと種が大きいし、カラスが食っているのかと思ったのですが、まさかハトとはね~

ということで、中には半分が食われてしまったのもあったので、全部収穫しました。

数年ぶりに育てたものの、まあこれでは小瓶1本分の油もとれないかもしれませんね~

さて、季節は秋。

暑いとはいえ、そろそろ冬野菜の種まき時期なので、いろいろ畑を整理しないといけない時期なのですが、暑さで後手後手とまわっています。

チョウチョがやたら飛んでいたので、たまには野菜ではなく虫でも観察しようと、しばし休憩。

なんでしょうね、これ。

珍しいチョウチョで、ネットで見てみたらベニシジミというらしい。なかなか見ません。

ゴーヤの花の蜜を吸っています。

と思ったら、別のゴーヤの花にはモンシロチョウ。

いつもは仕事に集中していますが、ぼけーっと畑を眺めていると、シジミチョウやクロアゲハみたいなのが決行飛来しているんですよね~。

と思ったら、このモンシロチョウのゴーヤの支柱に黄色いクモが。

今日は朝に小雨が降ったので蜘蛛の巣がくっきり。

支柱でクモは獲物がかかってくるのを待っています。

その蜘蛛の巣の20㎝上を先ほどのモンシロチョウがヒラヒラ飛んでいき、また別の花へ。

ぼけ~と見ている時間で、実はドラマティックな事、つまり、20㎝ぎりぎりで命が助かるか助からないかの世界があるんだな~と。

そういえば、最近はカマキリの幼虫(羽が生えていないやつ)にやたら出会います。

オクラやキュウリの葉っぱのあたりに良くぶら下がっています。

ただ、成虫より幼虫に出会う方が多いのです。

もう9月ですよ。

大概、8月下旬には夏野菜も弱ってきて、同時に秋冬に向けて虫がたくさんでてきて、葉っぱはばりばり食べられ、虫がわー~っと出てくる時期なのです。

なのに、こんな時期でカマキリの幼虫の方が多いなんて、変な感じです。

 

まあ、いずれにしろ、早く大きくなって子孫を残せるよう、ジっと我慢してチョウチョなどがやってくるのを逆さにぶら下がりながら待っている姿もすごいな~と。

チョウチョも蜜を吸って体をつくり、子孫を残すよう卵を産んで死んで行きます。

同様にクモやカマキリも子孫を残すために頑張っています。

でも、彼らは目の前に餌が飛び込んで来るまでジッと待っているわけです。

捕食者という強い立場でいますが、相手が来るまでひたすら動かずに待つ。

 

そういえば、カエルもそうですよね~。

ハウスの草取りとかしていると、隅にヒキガエルが出てきてビックリすることがあります。

あいつらものそのそ動いているのですが、虫がピョンピョン跳んでいても、じっと近くに来るのをまっています。そして、のっそり近づいたり、じっと待っていて、射程距離に入るとパクっとします。

 

こんな感じで、ライオンや猫、あるいはカラスなどの鳥とは違い、カマキリ、クモ、蛙などはひたすら待っているタイプなんですよね~。

これも不思議です。

 

まあ、そんなことはさておき、今年は長雨で何もかもが遅い感じです。

虫もそうですが、スイカがようやく収穫ピークがきました

中を切ったらぴったり最高

むちゃくちゃ甘かったです

これから2週間ぐらい収穫が続くので、9月半ばまではスイカ三昧を楽しめます

カボチャも本来なら終わりの時期なのに、今頃になって、ようやく収穫ピークが来ています。

虫もそうですが、野菜もすべて後ろにずれ込んでいる感じです。

 

9月10日頃は例年は冬野菜の種まき時期なのですが、さてさて、今年の冬はこのまま暑いのでしょうかね~?

 

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