半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

1月も終わります

2013年01月31日 | 自分の時間
さて、もう少しで2013年1月も終わります。

昨年の手帳を見ると、ご縁を頂いた成田市農政課さんのお声がけで「永嶋敏行さんの講演会のパネルディスカッション」に出たがの、1月でした。

それから1年、根本さんと「田んぼと畑の自給教室」を開始し、7月で知人のお手伝いしている会社を辞め完全にフリーとなり、9月には「みみずの会の野菜ボックス」の配達を引き継ぎ色々積み上げてきました。

特に、11月の月初では見えていなかった仕事が11月末には予想以上に広がった経験がありました。
一方で、冷静になるとやはり積み上げきれていないことが多々ありました。

そして、2013年を迎え、色々活動をしてきましたが、「時間に追われる」ことで、新しい発想や、プランを「耕す」(私の中では「練る」と同義語)時間が十分とれていなかったという反省もあります。

今日で1月も終わり。

手帳の1月のメモ欄には「道は作ってきた。後はきちんと前へ進むだけ。未来は進めば掴める」と書いてあるのですが、今日はいろいろあって、ちょっと複雑な気持ちです。

それでも明日からは2月。

稼ぎが足りないという根本的な問題はあるにしろ、冬の時期だからこそすべきことをおろそかにしている気がします。

2月はもちろん目先の仕事をきちんとやり遂げたいと思いますが、あえて一歩踏みとどまって、自分や自分のフィールド、人間関係やご縁、家族の絆や生き方、方針、言葉などを耕したり、道具を準備することにも「意識」と「時間」を向けたいと思います。

企業の役員時代に勉強させて頂いた「無理な時にただ走っていても先は見えている」というのが、自然界や今の生活にも当てはまります。

「畑の準備をしていないのに、種を蒔いても後々苦労するだけ」

「適切な時期に、土壌にあった種を蒔かないと、適切には育たない」

大事なのは、大地を耕し、適期に種を蒔くこと。

今はまだ2月の寒い冬です。

この時期に頑張るよりも、いろいろなメンテナンス、春以降の1年に向けた準備を整えたいと思います。

2013年1月、今月もありがとう
そして、2月は、じっくり蓄えよう

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自然薯の味噌漬け

2013年01月30日 | 食べもの
先日掘った「天然の自然薯」(詳細は→コチラ)。
とっくに食べ終わっているのですが、まだかろうじて残っているのが「味噌漬け」です。
最初はシャクシャクした歯ごたえなのですが、その後、噛んでいるうちに口の中でとろけてトロトロネバネバシテ美味しいのです


でも、実はその「自然薯」よりも美味しいのが、周りの「味噌」。
「自然薯のエキス」が溶け出していて、味噌がトロトロしていて、絶妙な味なのです

残りわずかな「自然薯」と「自然薯エキス入り味噌」。
じっくり食べたいと思います


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大塚 貢氏の講演、給食で死ぬのDVD

2013年01月28日 | 自分の時間
日曜日ですが、おかげさま農場の高柳さんから教えてもらった講演会にいってきました。

有機ネットちばが主催で、午前中は有機農業農家が集まっての種子交換会などがあったようです。

さて、この講演会は長野県の「大塚貢さん」という方が、中学校の校長の時、また教育長(教育委員会のトップ)になったときに、「学校給食」を変えることで、非行や犯罪が無くなり、スクールウォーズのように荒れていた学校が、優秀校になった「奇跡のストーリー」を大塚さんご自身からお聞きできた、素晴らしい講演会でした。


大塚さんがやってきたことのストーリーを以下、まず書きますね。

大塚さんが校長として赴任した在校生徒1100人強の中学校はとても荒れていた。
・教室にはたばこの吸殻が散乱し
・廊下をバイクが走行
・毎日といっていいほど誰かが外に引きずり出され、暴行され、かつあげされており
・万引き、暴行事件が毎日といっていいほどおきていた
・不登校は60人を超え
・先生も5人が登校拒否、その穴埋めをするために他の先生は休み無く働き疲弊しきっていた
・だから、先生達も何かあると「あの生徒だから、、あの家庭だから、、、」と言うぐらいしかなかった

そこで大塚さんは、まず全ての授業を見て周った。すると素晴らしい授業をする先生もいたが、10分も生徒が持たない酷い授業もあった。

授業がつまらなければ、生徒が集中できないのは当たり前。授業の準備をする余裕も無いのはわかっていたが、あえて先生方に授業の改善をするようにお願いした。

この改革で授業は大変良くなり、結果、生徒の行動も改善したがそれでも問題は山積みだった。

どうしたら良くなるか?考えていたある日、地域で行われる球技退会で、子供達の昼食はコンビに弁当や菓子パンだった。コンビにで張りこむと、親と一緒に車で乗りつけ弁当を買う生徒の姿があった。

「お母ちゃん、球技大会のときでさえ弁当を作ってくれないのか。かわいそうに...」

そして彼らが食べているもの、飲んでいるものを調べると、合成着色料で色をつけた果汁がほとんど無いオレンジジュースと菓子パン、あるいはカップラーメンが多く、それがほぼ毎日だということがわかった。

また朝ご飯を食べてこない子も多くいた。
夜の20時過ぎにポテトチップスを食べたとして、翌日の給食まで16時間以上何も食べていなければ、頭に必要な酸素やエネルギーがいかなくなり、イライラするのも当然。

そして夕食は焼肉、カレーライスなど肉が中心で、魚や野菜などの摂取がほとんどなかった。非行の子の家庭の多くがそういった食生活だった。

肉の脂肪は血液のヘモグロビンと結びついて、血液がドロドロになる。本来、血をきれいにして脳にきれいな酸素を送らないといけなく、そのためにはカルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄など野菜に含まれる微量元素が必要なのに圧倒的に不足していた。

そのため、前頭葉や側東葉に必要な酸素が送られておらず、人間として当たり前のことを判断できなくなっている、つまり、自分が悪い事をしているという自覚ができない状態になっている、と判断した。

化学調味料や強い味、肉の味に慣れてしまっていて、しかしそれは楽であるため、家庭にいくら言っても変わらなかった。

家庭が変わらないなら、肉は家庭に任せる!
給食もほぼ毎日肉が入っており、腐らない添加物だらけのおかず、スパゲッティや揚げドーナツやパンばかり。
であれば学校給食をご飯中心で野菜や魚中心に変える!ときめた。

しかし、PTAや先生方から大反対があった。経費節減で安い海外産の農薬漬けの輸入野菜や国内でも安い産地のもの、あるいは加工品をたくさんとっており、それが「嗜好」にあっておいしかったのに、魚なんてなんで取る必要あるの?魚くさい!など大反対が起きた。


実際、大塚さんが講演中に見せてくれたのが「色が変わらず腐らない4年前の生ハム」「餡子はドロドロになってしまっているが、未だに腐らず餅も柔らかいままの数年前の大福」「2年間車の中に入れっぱなしでも腐らないハンバーグ」などでした。


これだけ反対があってはだめか、、、とあきらめかけた時、素晴らしい栄養士の先生がいて、30歳で動脈硬化で亡くなられた方の心臓の標本を病院から借りてきて持ってきてくれた。

その心臓の周りは脂肪が石灰化して縦に白い筋が入っており、動脈の中も真っ白になっていた。

そして、学校の先生方にそれを見せた後

「早く死にたければ今の食事を続ければいい。自業自得だ。しかし子供の命は誰が守るんだ?親は好きなものを自分で食べ、子供にも自分の好きなものを食べさせる。責任を取らない。じゃあ誰が子供の命の責任を取るんだ?あんたがた教師は給料をもらっているんだから、給料分ぐらい責任をとれ!」

と言った。

これには先生方も心が動いたそうで、学校給食の改革が始まった。

すると最初は生臭いといっていた魚料理も次第に美味しいといいはじめ、1年経つとたばこが1本も無くなった。子供が自分たちの事を考えられるようになってきた。

2年経つと非行や犯罪がぴたりと無くなり、子供達が図書館で本を読むようになった。


5年経つと地域で非行や万引きが0になり、警察から「0だなんて異常ですよ」といわれるほどになった。

その他、東京から顔に酷いアトピーが出ている子が転入してきたら、4~5ヶ月で治ってしまった。ところが、大阪へ転勤になってそこの給食を食べていたら、またアトピーが再発した。そのため、今ではお父さんが単身赴任で残り、お母さんが子供を連れてもどってきたら、また4~5ヶ月でアトピーがきれいに治ってしまった。


それほど「食時」は子供達の脳や体に大きな影響を与えている、ということを実感し、その後教育長となった後も、様々な嫌がらせ、反対にあいながら給食の改革をした結果、学力も全国平均より高い優秀校になった。


以上が、大塚さんのやってきたことです。

ちなみに、給食から肉料理を廃し、魚料理を入れたのですが、それは基本は青魚です。
「DHA」や「EPA」など脳に良い成分が入っている青魚を選び、頭ごと食べれる甘露煮などをメニューに必ず入れています。頭にはマグネシウムや鉄分やカルシウムなどが多く含まれているということ。また咀嚼(そしゃく)力も無くなっていることもあったからだそうです。


ここまで大塚さんのストーリーをまとめましたが、とにかく大塚さんが1番訴えたいのは「食べるものは、これだけ子供達にとって大きな影響を与える」という事実、です。


実際、「一般的な家庭の普通の食卓」は、スーパーで売っている加工品、お肉、ジュースなどが当たり前。魚や野菜が中心という食卓は珍しい時代になってしまっています。

大塚さんが資料として使っていたのですが、厚生労働省の「高校生の40%以上が生活習慣病(成人病)予備軍」という事態になっています。

高校生の40%以上が高血圧、高血糖、高中性脂肪などのいずれか最低でも1つの基準値を超えていて、成人病の予備軍である、という事実。

生活習慣病といっているからわかりにくいですが、「成人病」という名であったように、「大人」がなる病気だったものが、40%以上の高校生がなりかけているのです。

大塚さんの資料で、長野県の調査では中学生の37%が成人病予備軍だったそうです。

しかし、県知事を始め、多くの方々「とんでもない状態だ!」「おかしい!」「大変だ!」と思わず、学校は「今までの給食」を続け、家庭は「今までの食卓」を続けているるのです。

今の状態に「危機感」を持たない人が多い世の中であるという現状。

昨年の新聞で厚生労働省が「ガン撲滅月間」として「日本人の3人に1人がガンになり、そのうち2人に1人がガンで死んでいる」ということを発表したそうです。

かつて長寿の県といわれてきた沖縄では、肉食文化に変わったせいで、20~50代の肥満率は今は全国№1だそうで、平均寿命は27か28番目まで落ちたそうです。

「原因」が食事にあるというのは明確であるのにも関わらず、改善しようとしない行政や家庭が多いことに、大塚さんは嘆いていました。


いずれにしろ大塚さんは
・清涼飲料水
・菓子パン
・カップラーメン、コンビに弁当
・肉
に偏った食生活を改め「ご飯」「魚」「野菜」を中心とした食を勧めています。

また、塾に行くのもピアノやそろばんなどいいが、学習塾は勧めていません。
学力は学校でつけるもの、と言います。

学習塾があるために夜に子供達が学校の復習ができない。自分たちの好きなことも出来ない、と言います。

それより、肉や添加物だらけの加工品中心の食生活を変えることで、脳へきれいな酸素がおくられ集中力や考える力が養われ、結果、学力があがることを説いています。
実際に数字でそれが出ているし、それをやってきた事実があるので、大塚さんのお話には説得力があります。


また、大塚さんの凄いところは、単に給食を変えたこと、だけではないのです。
聞いていると「あ~、この人の熱意と行動をみたら、生徒は『本気』を感じて心動かされるな。」と思えることをやってきたのです。

例えば、
・給食で使っているお米の全ての産地に出向いてお米を買ってきて、放置してコクゾウムシが出てこない米(何かしらの農薬で防除されているお米)は使用を中止し、自分で農家と提携して専用の有機栽培のお米を作ってもらったり、JAと提携して地元の食材を仕入れられるようにしたり

・毎日バイクが盗まれ、暴走族が走って眠れないという苦情に対し、夜中1時に暴走族が通る道で張りこみをして、護身用のバットを持ちながら盗まれたバイクを探したり

・花を植える活動をして、反発する生徒が踏み潰しても、夜中にそっと車のライトで照らしながら30~40の花を植え替え、、、それをずっと続けて花を咲かせたら、生徒の心が変わってきた、という活動をしたり

・不良が集まる学校を、新聞の作文コンクールや合唱コンクールで全国トップクラスの成績を出すまでにしたり

・「目的が無い全国様々な凶悪犯罪」の現地に足を運び、裁判を傍聴にいったり、刑事のような捜査をして、殺人をおかした彼らが「カップラーメンしか食べていない」「コンビにしか食べていない」など食事が偏っていたということをつきとめてきたり、その学校には花が1つも咲いておらず枯れたプランターが放置されていて命を感じられない学校であったことをつきとめてきたり

などなど、「そこまでやるのか」というほど行動しているのです。

とにかく「凄いな、、、」とただただ頭が下がりました。

そして、ほとんどの親が「この人のいる学校に子供を通わせたい」と思えるほど、子供の側に立ち、働いてきたことがわかる方でした。


最後に、最近出た共著の「給食で死ぬ」という本を買いました。
付録のDVDを見たのですが、このDVDに出てくる方のお話もとても興味深く聞けました。

長々と書きましたが、「体に悪いけど美味しいもの=嗜好品=牛乳、肉、お菓子など」から抜け出すのはそう簡単ではありません。

大塚さんも「今の家庭は肉中毒だ」と言っていました。

私も、今のような農家さんと接点を持てる生活をして、いつの間にか「肉より野菜が一番美味しい」といった生活になったので、ふと気づくと肉中毒から抜け出せているんだな~、と自覚しました。

コンビにで毎日スイーツを買っていたこともありますが、それもいつの間にか抜け出せました。

でも、そういった誘惑を断ち、中毒から抜け出すのはなかなか難しいのが今の世の中です。

もっといえば、私の世代が「食宅にジュースやお菓子」を当たり前に置いている家庭が多く、そうなったのは私達の世代の親=団塊の世代から始まったわけです。

団塊の世代がそういった「嗜好品」を食卓にならべ、私達世代がそれを引き継いだことで、今の子供達に一番の影響が出る。

経済格差問題や年金問題、原発問題などとみんな同じですね。

今の子供達にまともなものを引き継がないと、孫世代も同じようになります。

「社会意識」なのか、はたまた「病気に対する危機感」なのか、何がこの流れをストップさせるものなのかは人によって違うでしょうが、食は命につながること、今の社会問題の解決方法の1つの切り口であることは間違い無いと思います。

色々ありますが、自分の襟をただし、また将来の方向性を考えるとても刺激を受けた講演になりました。

ありがとうございました!
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安倍さんの所信表明演説

2013年01月28日 | 自分の時間
さきほど、たまたま安倍総理の所信表明演説を聞きました。

とても熱意溢れる演説で、十分想いが伝わってくるものでした。
一方で、将来の日本をどうするかというビジョンは描かれておらず、あくまで今までの時代認識の延長で日本の再生を考えていることもわかりました。

もちろん、ベターな総理だと思いますのでがんばって欲しいです。

その上で、安倍さんのバトンを受け取る総理は、是非、少子高齢化の人口減が前提でも幸福感があふれ世界からも認知される「国のあるべき姿」、それが体現されている「日本の社会像」、そしてそれを作り担っていく「子供たちへの教育」について具体的なメッセージを語れる方が現れてきてくれることを願います。

どんなに頑張っても「前提」は崩せないのですから、今までの時代認識と違った視点でないと、新しい時代は作れない、、、そう思います。

だからこそ、安倍さんの「次」の方に期待します。



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「食と命の教室」の出張ミニ講座 高柳さんのお話し会

2013年01月27日 | 素敵な空間・イベント
2月23日(土)からスタートする「食と命の教室(詳細は→コチラ♪」の出張ミニ講座として、「高柳さんのお話し会」を2月15日(金)10~12時でやることにしました

「食と命の教室」は、農業暦40年、有機農業暦25年のおかげさま農場代表の高柳さんを教室長として、1年を通して農村に出入りし畑を耕し、仲間と語り合い、みんなで楽しく過ごしていく教室なのですが、お子さんがいて難しいとか、畑には関心が無く話だけ聞いてみたい、という人もいると思い、この「高柳さんのお話し会」を企画しました

参加費200円(お茶・菓子付き♪)で成田の中央公民館でやります。
みんなのお父さん「高柳さん」とざっくばらんに質問したり、お話を聞いたり楽しい時間を過ごしましょうね
ご関心があるお友達がいたら、ぜひみなさん、お誘い下さい

詳しくは、みんなの農村ネットワークのホームページをご覧くださいね
→コチラから!
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ごぼう掘り!

2013年01月26日 | 農的体験・生活
先日、ゴボウを掘ってきたのですが、先日掘った「自然薯掘り」(詳細は→コチラ)を彷彿させるほど、でっかいのがとれました

みてください、この深さ
ってわかるかな?1m以上あります。


家に帰って改めて見ると、惚れ惚れする大きさ


その翌日、マクロビ教室で色々な野菜を持っていったのですが、他の野菜はほとんど売れなかったのですが、ゴボウだけは全て完売

見た目のインパクト、なかなか見たことが無いものっていうのは、男性でなくても買って見たくなるものなんですね


ちなみにこのゴボウ、種の袋をみたら「サラダゴボウ」と書いてありました
「大きくならずアクもなく、収穫しやすい」と書いてあったのですが、、、。
場合によっては大きくなってしまうものなのですね~

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田んぼと畑の自給教室~手作り味噌教室♪

2013年01月20日 | 農的体験・生活
今年最初の「田んぼと畑の自給教室」は、「味噌作り教室」でした

この時期は田畑作業はないため、今回は午後から。
そのため、午前中は予行練習も兼ねて1度味噌を作ってみました

こちらが、今週完成した根本さんの「麹室(こうじむろ)」。本格的です


完成した麹はこんな感じです。



さて、この麹と大豆と塩の3つで味噌はできます。

大豆は1晩水に冷やしておきます(水に浸けて大豆に水分を吸わせること)

これをグツグツ煮ます。大豆は煮ると結構アクがでるので、取り除きます。
また、途中、「びっくり水」を入れると良いそうです。


親指と小指でつぶせるぐらいまで柔らかくなったら、麹菌が動ける40℃以下まで冷まします。



この冷やした大豆と麹と塩と合わせます。


「根本流」は、左側から右側へ、次は右側から左側へ、麹と大豆の山を動かしていくように混ぜ合わせます。



混ぜ終わるとこんな感じ


これを今回は「足踏み」してつぶすことになっています。
ただ、試しにビニール袋に入れて畳の上で踏んでみたところ、細かくはつぶれないこと、またビニールが固い麹で破れやすいこともわかりました。

そこで、足踏みは樽の中でやり、また仕上げをしたい人はミンチを使えるということにしました



一通り味噌作りを試してみてお昼タイム。
根本さんが玄米もちをご馳走してくれました
練炭で焼いて食べるという、なんとも良い雰囲気


醤油をつけたら「激うま」超、美味しい


私の持ってきた玄米おにぎりも焼いちゃいました
(あとで、子供たちに食べられちゃいましたが



さて定刻になり、味噌作りのスタートです
まずは、大豆を冷ますところからスタート
大豆の煮汁も試飲してもらったら「甘くて美味しい」という反応。そうなんです、大豆の煮汁はイソフラボンたっぷりで甘くて美味しいんですよ~

また、煮豆も試食してもらうと、こちらも「美味しい~
ほんと、大豆って煮ただけでも十分美味しいんですよね~


さてさて、大豆が冷えたので、麹と塩とあわせてみんなで混ぜ混ぜします。参加者みんなで、右へ左へ移動させながら混ぜ合わせます。


混ぜ合わったら、あとは、つぶすだけ

そして、今回の目玉の「足踏み」です
この足踏み、思いのほか盛り上がりました

足踏みをした奥様達の反応は「気持ち良い~
ぷにぷにしているのが良いのでしょうかね?


子供たちもたくさん入り、なんだか、五右衛門風呂に入っているよう




ある程度、足踏みで潰した後は、大豆の粒や麹の形がある程度残ってしまっても「手作り風」で良い方は、このまま樽詰めしてもらい、市販のもののように細かやなものにしたい方は、ミンチを通してもらいました。

最後に、潰したもので味噌玉を作って空気を抜き、


樽に押し込んで行きます。


綺麗に味噌を詰めて、こんなになりました。さすが主婦の技、お見事



これで仕込みは完成です

多少、表面に白い酵母膜ができますが、これはこれで気にならなければ食べてしまって大丈夫です。秋にはとっても美味しい「手作り味噌」が出来上がっていますよ~


さて、一通り味噌作りが終わった後、根本さんがおやつに、特別に「無農薬天日干し玄米もち」を杵と臼で作ってくれました

こちらはお子様が、恒例の「子供用」の杵と臼でペッタンペッタン。かわいいですね


また、今回はのし餅、お米、大豆などを陳列して販売してみたところ、ちょこちょこ売れたようです。やっぱりきちんと販売するべき、ですね。


今回は13~16時ぐらいの3時間だけでしたが、それでも濃密な時間を過ごすことができました。
年間会員の方にとってはこれが最終回。ほぼ1年に渡って通い続けてくださって、本当に有難うございました

一方で、今回も新規の参加者がいらっしゃいました。

みなさんにはご都合がつけば、ぜひ次年度もよろしければご参加いただければと思います


味噌作りはとても人気であり、かつ、あまり人数が多いとやりきれないため、今回は人数を制限して開催しました。

2月も「特別追加日程を用意しており、2月11日(月・祝日)と2月16日(土)に開催します。

まだお席に余裕があるので、「味噌作りをやってみたい」「市販の味噌より、圧倒的に美味しい本当の味噌を作ってみたい」という人は、ぜひご参加ください

詳細はみん村のホームページからどうぞ→コチラ


そして、これから次年度の設計を煮詰める必要があります。

・持ち出しが多く、実質赤字なので、このままの会費では運営が継続できない
・既存の参加者から「あまり人が増えて欲しくない」といった声があった
・とはいえ、参加者を増やさないと根本さんのファンが増やせない

などの状態から、お休みの際の振り替え制度や野菜のお値引き特典をつける代わりに会費を上げること、参加出来るコースを「お米作りコース」や「大豆・味噌作りコース」など別途増やすことなど考えています。

今月中に制度設計をし終えて、次年度に向けて準備をしたいと思います。

冬は「増ゆ」の時期。

春に芽吹き、花を咲かすためにエネルギーがどんどん溜まっていく時期です。

この1年間、みなさまから頂いた笑顔と応援を糧に、根本さんと力をあわせて、また素晴らしい実りがあるプログラムを作っていきたいと思います。

これからも、どうぞよろしくお願いします
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寺田本家のお酒で前祝い?「育児の魔法in成田」、

2013年01月19日 | 素敵な空間・イベント
昨日、今年最初の「育自の魔法」が開催されました

今年は、うちの妻がファシリテーター(講師のような存在で場を運営する人)をやることになり、初回は、先生のひとみさんが同席してやってくれました

ひとみさんは、「NPO法人育自の魔法」を設立したばかり。10年以上活動をしてきて全国に広め、この度、願掛けしていた「NPO法人化」が達成したので、今週から「禁酒解禁」となっていたわけです。

そして、成田開催のために我が家に前泊した際、ひとみさんがご所望いただいたのが「寺田本家」のお酒。

スタンダードの「五人娘」と私一押しの「香取90」の2升を飲み比べしました


「香取」は、大吟醸などとは真逆で玄米に近い削っていないお米で作っているので、一般の人には「糠臭い」という感想を持つ人が多いです。

でも、私にとっては「美味い」「体にも良い」「安い」の3拍子揃っていて、日本酒の中のNo.1なのです

ひとみさんには、スタンダードの「五人娘を」と思ったのですが、私の話を聞いて「香取も飲んでみたい」ということになったので、1升瓶をそれぞれ買ったわけです。


すると、なんとひとみさんも「香取の方が美味しい」という反応

翌日は、藤野でまた飲み会があるということで、そこに「香取」を持って行かれるほどでした

これでまた寺田さんのマニアックなファンが増えた
やっぱり「香取」が一番美味しいですよね~

この日、私は子供と一緒に寝たのですが、うちの妻とひとみさんは、0時近くまで飲み語っていたとか

その翌日の「育児の魔法」は、私は参加しなかったのですが、終わったあとのランチに顔を出しました。

妻は緊張で台本を見っぱなしだったとか
でも、過去の参加者の皆さんのサポートがあったりで、雰囲気は上々でした。
さてさて、「育児の魔法in成田」、どのように広がっていくのか
温かく見守っていきましょう
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おかげさま農場 高柳さんとのコラボ

2013年01月18日 | 仕事の中で
農業歴40年、有機農業歴25年の「おかげさま農場」代表の高柳さん。

前職からのおつきあいで、昨年は1年間、都合をみつけてはいろいろなお話を聞きに通っていましたが、今年は色々コラボができています


まず1つが、「食と命の教室」

畑をかり、1年間の作付計画を作って、毎月みんなで有機農業を「実践」していくパートと、昔の農村の暮らし方や生き方、あるいは大地に根ざした生活、有機農業から学んできたことなどを語り合う「座学」のパートの2本立ての、とても奥行深い教室になる予定です

2月23日が初回で、今はその準備の真っ只中にいます。

詳しくは→コチラ


ただ、この「食と命の教室」は、小さな子供連れのママさんが参加するには値段や作業内容からちょっとハードルが高そう。

そのために、2つ目のコラボとして、別途「高柳さんのミニ講演会」を2月15日(金)10~12時で成田市中央公民館で開催することになりました

参加人数は10人ぐらいだったら、車座でざっくばらんに意見交換しても良いと思っています

高柳さんも「お話してみたいモード」になっていて、その架け橋を作っていくことにワクワクしています

成田近辺の方で2月15日(金)の午前中空いている方は、ぜひご参加を
また詳しいことをまとめてアップします


そして3つ目が、高柳さんの発案で始まった「おかげさま通信」という新聞作り。

高柳さんと、その娘さん(新規就農者のこと)と一緒に、取引先やお客様、またおかげさま農場のメンバー内にも発信していくコミュニケーションツールです

この創刊号を昨日完成させました

今の取引先だけでなく、過去の取引先や直売所にも置いて行く予定です。
毎月発刊していく予定です。

若い農家さんではなく、60を超えた有機農業農家さんの団体が、きちんとコミュニケーションツールとしての新聞を定期発刊していくことは、とても画期的

精神的なつながりだけでなく、お取引にもつながればいいな~と期待しています

色々コラボが発生しています。

今年は根本さんと高柳さんの「成田の2大巨頭」と一緒に、成田の魅力、農村の魅力、そして農家さんの生き方の魅力をどんどん発信していきたいと思います

<お・ま・け>
高柳さんのところででた「しんこ餅」。しんことは「上新粉」の「新粉」のことで、もち米ではなく、うるち米(普通のお米)でお餅を棒状に作り、それを輪切りして食べるそうです。高柳家では年末に仕込むとか。とっても美味しい

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ガストでのひとコマ

2013年01月17日 | 自分の時間
 ガストで昨日仕事していたのですが、となりの60~70のおばちゃん達4人が、嫁や息子の愚痴をずっと言っていました。

「息子が建てた家に住んでいるのに、生活費入れないのよ。食費をちょびっとだけ。そのくせ面倒も見てくれないしね。一緒に住むもんじゃないわよ」

「そうよね

「ところで、このパフェ、ミニなのかしら?大きいわね~

などペチャクチャ。


 私も東京にいたときは親と同居なんてまっぴらごめんでしたが、今は、親が近くにいて本当に感謝していますよ

 団地なんてまっぴらだと思っていましたが、私の子供時代のことを知っているご近所さんがいて、親と親の友達がまだコミュニティーを築いている。

 だから私の子供も、近所のおばちゃん達がみんな名前を覚えてくれて、面倒みてくれる。

 親とは近くに住むものだ、とひしひしと思います

 愚痴の相手である息子や嫁が育つ環境を作ったのは、おばちゃん達自身の世代なんですよね。
会社や経済成長にすべてを注いできて、今になって残ったのはお金と時間であり、親子が支え合う関係は無くなってしまったおばちゃん達の世代。
そういった時代を生きてきたからこそ、振り返り、次の孫の世代には子供と孫がどういった関係になって欲しいのか、また余りあるお金と時間をどう使おうか、考え合い話あう教室や先生はいないものなのかな?

 ガストで3時間以上しゃべり倒しているそのエネルギー、何かに使わないともったいない

 おばちゃん達のような団塊世代と団塊ジュニアは、日本の人口のボリュームゾーンです
。今までの時代を作ってきた2世代であり、これからも日本を左右する力を良きにしろ悪きにしろ持っています。

 この2世代が力を合わせて、今の子供たちが大人になった時に「日本に生まれてよかった」と思える時代を作ろうじゃないですか。そんな教室、作りたいな~と思った時間でした。

 ちなみに、ガストは普段行かないのですが、昨日の朝、営業時間前にも関わらず、子供のトイレにかけこませて頂いたお礼の気持ちで、超久々にドリンクバーしに行きました。

 ありがとう、ガストさん
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